JP2010021523A - 積層電子部品およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セラミック素体の表面に、直接めっきにより外部端子電極を形成する場合において、めっき膜を効率よく成長させることが可能で、生産性の高い積層セラミック電子部品、および、その製造方法を提供する。
【解決手段】積層されたセラミック層50と、内部導体41(42)を備えたセラミック素体10の側面21(22)において、該側面に露出した内部導体の露出部41c(42c)が、セラミック層の積層方向に沿って存在する接続部41dにより互いに接続されており、内部導体の露出部および線上の接続部を被覆するようにして、外部端子電極が、側面上に直接めっきにより形成された下地めっき膜を含む構成とする。
接続部は、内部導体が露出した側面をブラシなどにより研磨し、内部導体の露出部を延ばすことにより形成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、積層電子部品およびその製造方法に関し、詳しくは、内部導体と接続する外部端子電極が、セラミック素体の表面に、直接にめっきにより形成された積層電子部品およびその製造方法に関する。
近年、携帯電話、ノートパソコン、デジタルカメラ、デジタルオーディオ機器等の小型携帯電子機器の市場が拡大している。これらの携帯電子機器では、小型化が進んでいる一方で、高性能化も同時に進んでいる。これらの携帯電子機器には多数の積層セラミック電子部品が搭載されているが、これらの積層セラミック電子部品についても、小型化、高性能化が要求されており、例えば、積層セラミックコンデンサにおいては、小型・大容量化が要求されている。
積層セラミックコンデンサを小型・大容量化する手段としては、セラミック層を薄層化することが有効であり、最近では、セラミック層の厚みが3μm以下のコンデンサが実用化されている。そして、現在、さらなる薄層化が指向されているが、セラミック層を薄層化すればするほど、内部電極間の短絡が生じやすくなるため、品質確保が難しくなるという課題がある。
別の手段としては、内部電極の有効面積を広くすることが有効である。しかし、積層セラミックコンデンサを量産する際には、セラミックグリーンシートの積層ずれ、カットずれを考慮して、内部電極とセラミック素体側面とのサイドマージンや、内部電極とセラミック素体端面とのエンドマージンをある程度確保する必要がある。したがって、内部電極の有効面積を広げようとすると、所定のマージンを確保するために、セラミック層の面積を広くする必要がある。しかし、定められた製品の寸法規格内でセラミック層の面積を広げることには限界があり、また、外部端子電極の厚みがセラミック層の面積を広げることの妨げとなる。
従来、積層セラミックコンデンサの外部端子電極は、セラミック素体端部に導電性ペーストを塗布し、焼き付けることにより形成されてきた。導電性ペーストの塗布方法としては、ペースト槽にセラミック素体端部を浸漬して引き上げる方法が主流であるが、この方法では、導電性ペーストの粘性が影響して、セラミック素体端面中央部に導電性ペーストが厚く付着しやすい。このため、外部端子電極が部分的に厚くなり(具体的には30μmを超える)、その分だけセラミック層の面積を小さくせざるを得なかった。
これを受けて、外部端子電極を直接めっきにより形成する方法が提案されている。
この方法によれば、セラミック素体端面における内部電極の露出部を核としてめっき膜が析出し、めっき膜が成長することにより、隣り合う内部電極の露出部どうしが接続される。この方法によれば、従来の導電性ペーストによる方法に比べて、薄くフラットな電極膜を形成することが可能になる(特許文献1参照)。
国際公開第2007/049456号パンフレット
しかし、セラミック素体の外表面上に、直接にめっきにより外部端子電極を形成するようにした場合、以下に説明するような問題点がある。
直接めっきにより外部端子電極を形成する場合におけるめっき成長の段階は、それぞれの内部電極の露出部を核として、主に広がり方向にめっき膜が成長する1次成長と、1次成長しためっき膜どうしが広がり方向においてつながり、連続しためっき膜を核として主に厚み方向にめっき膜が成長する2次成長の、2つの段階に分けることができる。しかし、1次成長段階においては、核となる内部電極の露出部がそれぞれ独立して隔離されているため、個々のめっき膜が広がり方向に成長してつながるまでに時間がかかるという問題がある。このため、所定の厚みのめっき膜を形成するために要する時間が長くなり、生産性が低いという問題点がある。
本発明は、上記課題を解決するものであり、セラミック素体の表面に、直接めっきにより外部端子電極を形成する場合において、めっき膜を効率よく成長させることが可能で、生産性の高い積層セラミック電子部品、および、その製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の積層電子部品は、
複数のセラミック層が積層されてなり、互いに対向する第1の主面および第2の主面と、前記第1の主面および前記第2の主面を接続する複数の側面と、を有するセラミック素体と、
前記セラミック素体内部に形成され、かつ、少なくとも1つの前記側面に露出部を有する複数の内部導体と、
少なくとも1つの前記側面上に形成され、かつ、前記内部導体の前記露出部を被覆する外部端子電極と、
を備え、
前記側面上において、各前記内部導体の前記露出部は、それぞれ、前記セラミック層の積層方向に沿って隣り合うように配列されており、
少なくとも1組の隣り合う前記露出部は、前記側面上において、前記セラミック層の積層方向に沿って存在し、前記内部導体から延出された接続部により互いに接続されており、
前記接続部は、前記セラミック素体の前記側面を部分的に削り取るようにして形成された凹部に入り込んでおり、
前記外部端子電極は、各前記内部導体の前記露出部および前記接続部を被覆するようにして、少なくとも1つの前記側面上に直接めっきにより形成された下地めっき膜を含むことを特徴としている。
本発明の積層電子部品においては、前記側面に露出した前記内部導体の、隣り合う前記露出部の各組において、前記露出部どうしが、前記接続部により接続された構成とすることが望ましい。
また、前記内部導体は、電気的特性の発現に寄与する有効内部導体と、電気的特性の発現に寄与しないダミー内部導体と、を含んでいることが望ましい。
また、前記側面上において、前記有効内部導体の露出部と、前記ダミー内部導体の露出部と、が前記セラミック層の積層方向に沿って交互に配列されていることが望ましい。
また、複数の前記側面は、互いに対向する第1の側面および第2の側面と、互いに対向する第3の側面および第4の側面と、からなり、前記内部導体の前記露出部は、前記第1の側面上および前記第3の側面上に露出するように配列されていることが好ましい。
また、前記内部導体の前記露出部が、前記第1の側面から前記第3の側面にかけて連続するようにして露出している構成とすることも可能である。
また、前記内部導体の前記露出部が、前記第1の側面上、前記第3の側面上、および前記第4の側面上に露出するように配列されている構成とすることも可能である。
また、前記内部導体の前記露出部が、前記第1の側面を経由して前記第3の側面から前記第4の側面にかけて連続するようにして露出している構成とすることも可能である。
また、隣り合う前記内部導体の前記露出部が、前記セラミック層の積層方向に沿って複数列状に配列され、列状に並んだ前記露出部をそれぞれ被覆するようにして、複数の前記外部端子電極が形成されている構成とすることも可能である。
また、本発明の積層電子部品の製造方法は、複数のセラミック層が積層されてなるセラミック素体と、前記セラミック素体内部に形成され、かつ、一部が前記セラミック素体の側面に露出した露出部を有する内部導体と、前記セラミック素体の側面に、前記内部導体と導通し、かつ、前記内部導体の前記露出部を被覆するように形成された外部端子電極とを備えた積層電子部品の製造方法において、
複数の内部導体を備え、その一部がセラミック素体の所定の側面に露出するとともに、前記内部導体の露出部が、それぞれ、前記セラミック層の積層方向に沿って隣り合うように配列された構造を有するセラミック素体を形成する工程と、
前記内部導体が露出した側面を研磨することにより、前記内部導体の露出部を延出させて、前記側面に、少なくとも1組の隣り合う前記露出部を接続する接続部を形成する工程と、
前記セラミック素体に前記外部端子電極を形成する工程において、前記セラミック素体の前記側面に、前記内部導体の前記露出部および前記接続部を被覆するように、下地めっき膜を直接めっきにより形成する工程と
を備えていることを特徴としている。
本発明の積層電子部品は、内部導体の前記露出部を、セラミック素体の側面上において、それぞれ、セラミック層の積層方向に沿って隣り合うように配列するとともに、少なくとも1組の隣り合う露出部を、内部導体から延出された接続部により互いに接続させるようにしているので、直接めっきにより外部端子電極を形成する場合に、内部導体の露出部と上記接続部とがめっき膜成長の核となり、めっき膜成長の促進に寄与する核の面積を広くすることが可能になる。このため、広がり方向へのめっき膜の成長が促進され、短時間で十分な厚みを有する下地めっき膜を形成することが可能になる。したがって、直接めっきにより形成された下地めっき膜を含む外部端子電極を効率よく形成することが可能で、生産性に優れた積層電子部品を提供することが可能になる。
また、側面に露出した内部導体の、隣り合う露出部の各組において、露出部どうしが、接続部により接続された構成とすることにより、めっき成長の核となる部分を増やして、さらに効率よく外部端子電極を形成することが可能で、生産性に優れた積層電子部品を提供することが可能になる。
また、内部導体が、電気的特性の発現に寄与する有効内部導体と、電気的特性の発現に寄与しないダミー内部導体とを備えた構成とすることにより、製造工程において、セラミック層や内部導体の積みずれが生じにくく、特性の良好な積層電子部品を提供することができる。
側面上において、有効内部導体の露出部と、ダミー内部導体の露出部と、がセラミック層の積層方向に沿って交互に配列された構成とすることにより、めっき成長の核となる露出部の間隔を小さくして、めっき膜成長をさらに促進することが可能になるとともに、製造工程における、セラミック層や内部導体の積みずれをより生じにくくして、特性のさらに良好な積層電子部品を提供することが可能になる。
また、複数の側面が、互いに対向する第1の側面および第2の側面と、互いに対向する第3の側面および第4の側面からなる構成とし、かつ、内部導体の露出部が、第1の側面上および第3の側面上に露出するように配列された構成とした場合、例えば、一般的なチップ型積層セラミックコンデンサのように、両端部に、一方側の内部導体と他方側の内部導体に導通する外部端子電極を備えた積層電子部品を得ることができる。
また、内部導体の前記露出部が、第1の側面から第3の側面にかけて連続するようにして露出した構成、内部導体の前記露出部が、第1の側面上、第3の側面上、および第4の側面上に露出するように配列されている構成とすることも可能であり、さらには、内部導体の前記露出部が、第1の側面を経由して第3の側面から第4の側面にかけて連続するようにして露出している構成とすることも可能である。上述のように構成した場合、複数の面に下地めっき膜を有する外部端子電極を効率よく形成することが可能で、信頼性の高い積層電子部品を提供することができる。
また、隣り合う前記内部導体の前記露出部が、前記セラミック層の積層方向に沿って複数列状に配列され、列状に並んだ前記露出部をそれぞれ被覆するようにして、複数の前記外部端子電極が形成されている構成とした場合にも、外部端子電極をめっきにより効率よく形成することが可能で、生産性に優れた積層電子部品を提供することができる。
また、本発明の積層電子部品の製造方法は、複数の内部導体を備え、その一部がセラミック素体の所定の側面に露出するとともに、内部導体の露出部が、それぞれ、セラミック層の積層方向に沿って隣り合うように配列された構造を有するセラミック素体を形成し、内部導体が露出した側面を研磨することにより、内部導体の露出部を延ばして、側面に、少なくとも1組の隣り合う露出部を接続する接続部を形成するようにしているので、内部導体の露出部どうしがつながるとともに、めっき膜成長の核となる部分の面積が広くなる。このため、広がり方向へのめっき膜の成長が促進され、短時間で十分な厚みの下地めっき膜を形成することが可能になる。その結果、直接めっきにより形成された下地めっき膜を含む外部端子電極を備えた積層電子部品を効率よく製造することが可能になる。
本発明の実施形態1にかかる積層電子部品の外観構成を示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の実施形態1にかかる積層電子部品の内部導体パターンを説明する図である。 本発明の実施形態1にかかる積層電子部品の側面における内部導体の露出態様、該内部導体を接続する接続部などを示す図である。 本発明の実施形態1にかかる積層電子部品の要部構成を拡大して示す図である。 本発明の実施形態2にかかる積層電子部品の要部構成を拡大して示す図である。 本発明の実施形態2にかかる積層電子部品の側面における内部導体の露出態様、該内部導体を接続する接続部などを示す図である。 本発明の実施形態3にかかる積層電子部品の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態4にかかる積層電子部品の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態5にかかるアレイタイプの積層セラミックコンデンサ(コンデンサアレイ)の外観構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態5にかかるアレイタイプの積層セラミックコンデンサの、複数の内部導体の配設パターンを説明する図である。 本発明の実施形態6にかかる、多端子タイプの低ESL型積層セラミックコンデンサを示す図である。 本発明の実施形態7にかかる、多端子タイプの低ESL型積層セラミックコンデンサを示す図である。
以下に本発明の実施の形態を示して、本発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。
[実施形態1]
図1は、本実施形態1に係る積層電子部品を示す斜視図であり、図2は、図1のA−A線断面図である。また、図3は、図1の分解平面図、図4は、外部端子電極が形成される前の積層電子部品(セラミック素体)の第1の側面を示す模式図である。さらに、図5は、図2の部分拡大図であり、第1の外部端子電極の膜構造を示している。
図1および図2に示すように、この積層電子部品は、互いに対向する第1の主面11および第2の主面12と、それらを接続する第1の側面21,第2の側面22,第3の側面31,第4の側面32を有する直方体形状のセラミック素体10を備えており、セラミック素体10は、積層された複数のセラミック層50を備えている。
なお、第1の側面21および第2の側面22は互いに対向し、第3の側面31および第4の側面32は互いに対向している。
また、第1の側面21には第1の外部端子電極1が形成され、第2の側面22には第2の外部端子電極2が形成されている。第1の外部端子電極1および第2の外部端子電極2は、電気的に絶縁されている。
また、第1の主面11および第2の主面12上には、第1の表面導体13および第2の表面導体14が形成されており、第1の表面導体13は第1の外部端子電極1の折返し部分を補助し、第2の表面導体14は第2の外部端子電極2の折返し部分を補助する。第1,第2の表面導体13,14は、第1,第2の側面21,22にも形成され得る。第1,第2の外部端子電極1,2の折返し部分を長くする必要がない場合は、第1,第2の表面導体13,14が形成される必要はない。
セラミック素体10の内部には、第1の有効内部導体41および第2の有効内部導体42が配置されている。第1の有効内部導体41は第1の側面21まで引出され第1の外部端子電極1と電気的に接続されている。第2の有効内部導体42は第2の側面22まで引出され第2の外部端子電極2と電気的に接続されている。
図3に示すように、第1の有効内部導体41は、第1の有効部41aと、第1の有効部41aから第1の側面21まで引出された第1の引出し部41bとを備えている。また、第2の有効内部導体42は、第2の有効部42aと、第2の有効部42aから第2の側面22まで引出された第2の引出し部42bとを備えている。そして、第1の有効部41aと第2の有効部42aとがセラミック層50を挟んで対向する部分において、所定の電気的特性が発現される。
また、図4に示すように、第1の側面21上において、各第1の有効内部導体41の露出部41cは、セラミック層50の積層方向に沿って隣り合うように配置されている。そして、第1の側面21には、セラミック層50の積層方向に沿って、互いに隣り合う第1の有効内部導体41の露出部41cどうしを接続する線状の微小な接続部41dが存在している。特に図示しないが、第2の側面上においても、互いに隣り合う第2の有効内部導体の露出部どうしを接続する線状の接続部が存在している。
図5に示すように、第1の外部端子電極1は、下地めっき膜1aと上層めっき膜5とを有している。下地めっき膜1aは、各第1の有効内部導体41の露出部41cおよび接続部(図5には示さず)を被覆するように、第1の側面21上に直接めっきにより形成されている。
また、上層めっき膜5は、下地めっき膜1aを被覆するようにして形成された第1上層めっき膜5aと、第1上層めっき膜5aを被覆するようにして形成された第2上層めっき膜5bとを有している。図示しないが、第2の外部端子電極2も同じ膜構造を有する。
このように、接続部により内部導体の露出部どうしが接続されることにより、めっき膜成長の核となる露出部がつながるとともに、露出部の面積が広くなる。このため、広がり方向へのめっき膜の成長速度が促進され、短時間で十分な厚みの下地めっき膜を形成することが可能になる。特に、電解めっきにより下地めっき膜を形成する場合、スチールボールなどの導電性メディアとの接触面積が増大することになるため、めっき膜成長が促進されやすくなる。
なお、隣り合う内部導体の露出部の組のうち、半数以上の組が接続部により接続されていることが好ましく、各組が接続部により接続されていることがさらに好ましい。これにより、さらに多くの露出部をつなぐことが可能になるとともに、めっき膜成長の核となる部分の面積をさらに広くすることができる。なお、接続部は、必ずしもセラミック層50の積層方向に沿って真っ直ぐ延びている必要はなく、積層方向に対して斜めに延びていてもよい。
また、接続部は、内部導体から延出されたものであり、その厚み(第1の側面21および第2の側面22を結ぶ方向の寸法)は薄く、例えば、0.1〜1.0μm程度である。さらに、接続部は、セラミック素体の前記側面を部分的に削り取るようにして形成された凹部に入り込んでいる。このため、接続部が外部端子電極の薄膜化を阻害することはない。
また、接続部を構成する金属とセラミック素体を構成するセラミックとは化学的に結合せず、物理的に接触している。例えば、焼成反応により金属とセラミックとが接合する場合、焼成収縮割合の違いにより、金属およびセラミックに引っ張り応力や圧縮応力が加わったりしてクラック等の原因となることがあるが、本発明ではそのおそれがない。
また、セラミック層の厚みをt1、内部導体の厚みをt2、とした場合、t1/t2≦4であることが好ましい。t1/t2>4である場合、側面における内部導体の露出部の占める割合が小さくなり、接続部により露出部どうしを接続しにくくなることがある。
以下、各構成の詳細について説明する。
<セラミック層>
セラミック層としては、例えば、BaTiO3、CaTiO3、SrTiO3、CaZrO3などの主成分からなる誘電体セラミックを用いることができる。また、これらの主成分にMn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物などの副成分を添加したものを用いてもよい。そのほか、PZT系セラミックなどの圧電体セラミック、スピネル系セラミックなどの半導体セラミックなどを用いることもできる。誘電体セラミックを用いた場合はコンデンサとして機能し、圧電体セラミックを用いた場合は圧電部品として機能し、半導体セラミックを用いた場合はサーミスタとして機能する。
セラミック層の厚みは、0.1〜10μmであることが好ましい。焼成によりセラミック層が形成される場合には、上記厚みは焼成後の厚みを指す。
<内部導体>
内部導体の構成材料としては、例えば、Ni、Cu、Ag、Pd、Au、またはそれらの合金などを用いることができる。
内部導体の厚みは0.1〜2.0μmであることが好ましい。焼成により内部導体が形成される場合には、上記厚みは焼成後の厚みを指す。
<接続部>
接続部は、内部導体と実質的に同一の組成からなり得る。
また、接続部は、その幅が、内部導体の厚みすなわち露出部の厚みと同等程度あれば足りるが、場合によっては、露出部の厚みより大きくてもよく、また、小さくてもよい。また、接続部の幅は、通常、露出部の幅よりも小さい。また、接続部の幅は、0.5〜5μmであることが好ましい。
<外部端子電極>
下地めっき膜および上層めっき膜は、例えば、Cu、Ni、Sn、Pb、Au、Ag、Pd、BiおよびZnからなる群から選ばれる1種の金属または当該金属を含む合金のめっきからなることが好ましい。
例えば、内部導体としてNiを用いた場合、下地めっき膜としては、Niと接合性のよいCuを用いることが好ましい。また、上層めっき膜第2層としては、はんだ濡れ性のよいSnやAuを用いることが好ましく、第1層としては、はんだバリア性能を有するNiを用いることが好ましい。
また、上層めっき膜は必要に応じて形成されるものであり、外部端子電極は下地めっき膜1層から構成されていてもよい。
各めっき膜1層あたりの厚みは、1〜15μmであることが好ましい。
次に、上記積層電子部品の製造方法の一例について説明する。
(1)セラミックグリーンシート、内部導体用の導電性ペーストを準備する。
セラミックグリーンシートや導電性ペーストにはバインダ、溶剤などが含まれるが、これらとしては、公知の有機バインダや有機溶剤を用いることができる。
(2)セラミックグリーンシート上に、例えば、スクリーン印刷などにより所定のパターンで導電性ペーストを印刷し、内部導体パターンを形成する。
(3)内部導体パターンが印刷されたセラミックグリーンシートを所定枚数積層し、その上下に内部導体パターンが印刷されていない外層用セラミックグリーンシートを所定枚数積層し、生のマザー積層体を作製する。マザー積層体は、必要に応じて、静水圧プレスなどの手段により積層方向に圧着される。なお、セラミックグリーンシートの具体的な積層順序などに特別の制約はない。
(4)生のマザー積層体を所定のサイズにカットし、生チップを切り出す。
(5)それから、生チップを焼成する。焼成温度は、セラミックグリーンシートや内部導体用の導電ペーストの材料にもよるが、900〜1300℃であることが好ましい。
(6)焼成後のチップ(セラミック素体)の内部導体が露出した側面を、例えば、ブラシによる研磨などの方法により研磨処理する。なお、ブラシは、鋼線からなるワイヤブラシなどを用いることができる。これにより、セラミック素体の側面の内部導体の露出部がたたかれて延ばされ、内部導体の露出部どうしを接続する接続部が形成される。
(7)それから、必要に応じて、バレル研磨などの方法により、チップの稜部や角部に丸みを付ける。
(8)次に、めっき処理を施し、内部導体の露出部上に下地めっき膜を形成する。めっき処理を行うにあたっては、電解めっき、無電解めっきのどちらを採用してもよいが、無電解めっきはめっき析出速度を向上させるために、触媒などによる前処理が必要となり、工程が複雑化するというデメリットがある。したがって、通常は、電解めっきを採用することが好ましい。めっき工法としては、バレルめっきを用いることが好ましい。
なお、第1,第2の表面導体13,14(図2参照)を形成する場合は、あらかじめ最外層のセラミックグリーンシート上に表面導体パターンを印刷して、セラミック素体と同時焼成してもよく、また、焼成後のセラミック素体の主面上に表面導体を印刷してから焼き付けてもよい。
(9)それから、必要に応じて、下地めっき膜上に1層以上の上層めっき膜を形成する。
これにより、図1〜4に示すような構造を有する積層電子部品を得ることができる。
[実施形態2]
図6は本発明の実施形態2にかかる積層電子部品を示す図である。この実施形態2の積層電子部品は、セラミック素体10が、第1の側面21に露出部を有する第1のダミー内部導体D1と、第2の側面22に露出部を有する第2のダミー内部導体D2とをさらに備えていることを除いて、上記実施形態1の積層電子部品と実質的に同様に構成されている。図6において、図2、図4と同一符号を付した部分は同一部分または相当する部分を示している。
第1、第2のダミー内部導体D1,D2は、いずれも電気的特性の発現に寄与しない電極である。
第1のダミー内部導体D1は、第2の有効内部導体42と同一平面上に形成されている。第2のダミー内部導体D2は、第1の有効内部導体41と同一平面上に形成されている。
また、図7に示すように、第1の側面21上において、第1の有効内部導体41(図6)の露出部41cと、第1のダミー内部導体D1の露出部D1aとはセラミック層50の積層方向に沿って交互に配列されている。少なくとも1組の、互いに隣り合う第1の有効内部導体41の露出部41cと第1のダミー内部導体D1の露出部D1aとにおいて、セラミック層50の積層方向に沿って露出部41cどうしを接続する接続部41dが存在している。特に図示しないが、第2の側面22上においても、同様の構成を備えている。
ダミー内部導体を設けることにより、側面上における内部導体の露出部どうしの間隔を短くすることができるため、接続部が形成されやすくなる。
また、ダミー内部導体は、有効内部導体と同じ厚みを有していることが好ましい。有効内部導体およびダミー内部導体の厚みと、セラミック層の厚みの関係は、セラミック層の厚みをt1、有効内部導体およびダミー内部導体の厚みをt2、とした場合、t1/t2≦4であることが好ましい。t1/t2>4である場合、側面における内部導体の露出部の占める割合が小さくなり、接続部により露出部どうしを接続しにくくなることがある。
[実施形態3]
図8は本発明の実施形態3にかかる積層電子部品を示す図である。この実施形態3の積層電子部品においては、第1、第2のダミー内部導体D1,D2が、第1、第2の有効内部導体が存在しない外層部にも配置されている。外層部では、第1、第2のダミー内部導体D1,D2は、同一平面上に配置されている。図8において、図2と同一符号を付した部分は同一部分または相当する部分を示している。
この実施形態3の構成の場合にも、ダミー内部導体を設けることにより、側面上における内部導体の露出部どうしの間隔を短くすることができるため、接続部が形成されやすくなる。
[実施形態4]
図9は本発明の実施形態4にかかる積層電子部品を示す図である。この実施形態4の積層電子部品においては、第1の有効内部導体41がT字形状を有しており、第1の有効内部導体41の露出部41cが第1の側面21上、第3の側面31上、および第4の側面32上に露出するように配列されている。また、第1の有効内部導体41の露出部41cは、第1の側面21を経由して第3の側面31から第4の側面32にかけて連続するように露出している。
また、第2の有効内部導体42もT字形状を有しており、第2の有効内部導体42の露出部42cが第2の側面22上、第3の側面31上、および第4の側面32上に露出するように配列されている。また、第2の有効内部導体42の露出部42cは、第2の側面22を経由して第3の側面31から第4の側面32にかけて連続するように露出している。
なお、隣り合う内部導体の露出部どうしを接続する接続部は、第1および第2の側面はもちろん、第3の側面および第4の側面においても存在し得る。
なお、本実施形態の積層電子部品は、有効内部導体が実装基板に対して垂直になる、言い換えれば、第4の側面32が実装面として実装基板に実装することを想定したものである。
[実施形態5]
図10は、本発明の実施形態5にかかるアレイタイプの積層電子部品(コンデンサアレイ)を示す図、図11は内部導体の配設パターンを説明する図である。この実施形態5のアレイタイプの積層電子部品は、互いに対向する第1および第2の主面11,12と、互いに対向する第1および第2の側面21,22と、互いに対向する第3および第4の側面31,32と、を有する直方体形状のコンデンサアレイ本体10Aを備えている。
そして、コンデンサアレイ本体10Aの第1の側面21には複数の第1の外部端子電極101が形成され、第2の側面22には複数の第2の外部端子電極102が形成されている。なお、第1の外部端子電極101と第2の外部端子電極102とは、電気的に絶縁されている。
また、コンデンサアレイ本体10Aの内部には、図11に示すように、セラミック層(誘電体層)50を介して互いに対向するように、複数の第1の有効内部導体141a,141b,141c,141d、および、複数の第2の有効内部導体142a,142b,142c,142dが配置されている。すなわち、第1の有効内部導体141a,141b,141c,141d、および、第2の有効内部導体142a,142b,142c,142dは、同一平面についてみると、コンデンサアレイ本体10Aの長手方向に沿って交互に形成されており、積層方向についてみると、第1の有効内部導体(141a〜141d)と第2の有効内部導体(142a〜142d)がセラミック層50を介して対向するように配設されている。そして、図11に示すように、各第1の有効内部導体141a,141b,141c,141dは第1の側面21まで引出されて、第1の外部端子電極101(図10)と電気的に接続され、各第2の有効内部導体142a,142b,142c,142dは第2の側面22まで引出され第2の外部端子電極102(図10)と電気的に接続されている。
さらに、第1および第2の有効内部導体の、第1および第2の側面に引き出された方とは逆側には、それぞれダミー内部導体D1,D2が配設されている。
この実施形態5のアレイタイプの積層セラミックコンデンサにおいては、各第1の有効内部導体141a〜141dと各第2の有効内部導体142a〜142dとがセラミック層50を挟んで対向することにより形成される4つのコンデンサ部C1,C2,C3,C4が、コンデンサアレイ本体10Aの長手方向に沿って形成されている。
この実施形態5のような多端子型の積層電子部品では、外部端子電極が帯状であり、内部導体の露出部の面積が小さいため、実施形態1のような2端子の積層電子部品に比べて、直接めっきにより下地めっき膜を形成するのに時間がかかるが、このような多端子型の積層電子部品においても本発明を適用して、有効内部導体の露出部を接続する接続部を設けた後、めっき処理を施すことにより、下地めっき膜を含む外部端子電極を効率よく形成することができる。
したがって、本発明は、このような多端子型の積層電子部品において、特に有意義である。
[実施形態6]
図12は本発明の実施形態6にかかる、多端子タイプの、低ESL型積層セラミックコンデンサの内部導体パターンを示す図である。
この実施形態6の積層セラミックコンデンサにおいて、第1の有効内部導体41は複数(この実施形態6では4個)の引出し部241a,241b,241c,241dを有し、第2の有効内部導体42も複数(この実施形態6では4個)の引出し部242a,242b,242c,242d)を有している。
なお、第1の側面21、第2の側面22それぞれにおいて、第1の有効内部導体41の引出し部241a,241b,241c,241dと第2の有効内部導体42の引出し部242a,242b,242c,242dは、図12に示すように、互いに噛み合うような態様、すなわち、平面的にみると、
(a)第1の有効内部導体41の一つの引出し部241bが、第2の有効内部導体42の引出し部242a,242bの間に位置し、
(b)第1の有効内部導体41の他の一つの引出し部241cが、第2の有効内部導体42の引出し部242c,242dの間に位置し、
(c)第2の有効内部導体42の一つの引出し部242aが、第1の有効内部導体41の引出し部241a,241bの間に位置し、
(d)第2の有効内部導体42の他の一つの引出し部242dが、第1の有効内部導体41の引出し部241c,241dの間に位置するような態様で配置されている。
また、第1および第2の有効内部導体が配設された平面には、第1の側面21、第2の側面22側に露出するように、ダミー内部導体D1,D2がそれぞれ配設されている。
この積層セラミックコンデンサにおいても、外部端子電極はコンデンサ本体の側面に露出した、第1および第2の有効内部導体の引出し部(露出部)およびダミー電極の露出部を覆うように形成されることになる。
この実施形態6のような多端子型の積層電子部品でも、本発明を適用して、内部導体の露出部を接続する接続部を設けた後、めっき処理を施すことにより、下地めっき膜を効率よく形成することが可能になり、結果的に、下地めっき膜を含む外部端子電極を備えた積層電子部品を効率よく形成することが可能になる。
[実施形態7]
図13は、上記実施形態6の変形例である多端子タイプの、低ESL型積層セラミックコンデンサの内部導体パターンなどを示す図である。
この低ESL型積層セラミックコンデンサにおいては、第1の側面21に偏って、第1の外部端子電極1および第2の外部端子電極2が形成されている。
なお、この実施形態7の低ESL型積層セラミックコンデンサの構成を示す、図13(平面図)においては、下側に位置している側面を第1の側面21,上側に位置している側面を第2の側面22としている。
第1の有効内部導体41は2つの引出し部(露出部)241a,241bを有し、一方の露出部241aは、第1の側面21から第3の側面31にかけて連続するように露出している。
また、第2の有効内部導体42も2つの露出部242a,242bを有し、一方の露出部242aは、第1の側面21から第4の側面32にかけて連続するように露出している。
この低ESL型積層セラミックコンデンサにおいても、特に図示しないが、外部端子電極1,2はセラミック素体10の側面に露出した、第1の有効内部導体41の露出部241a,241bおよび第2の有効内部導体42の露出部242a,242bを覆うように形成されることになる。
この実施形態7のような多端子型の積層電子部品でも、本発明を適用して、内部導体の露出部を接続する接続部を設けた後、めっき処理を施すことにより、下地めっき膜を効率よく形成することが可能になり、結果的に、下地めっき膜を含む外部端子電極を備えた積層電子部品を効率よく形成することが可能になる。
[実験例]
上記実施形態5のタイプの積層コンデンサアレイ本体(下地めっき膜形成前のセラミック素体)として、下記の条件のセラミック素体を準備した。
(1)寸法
長さ :L=1.0mm
幅 :W=0.5mm
高さ :T=0.5mm
(2)セラミック層
構成材料: BaTiO3系誘電体セラミック
厚み :1.5μm
積層枚数 :150枚
有効層積層枚数:100枚
(3)内部導体(ダミー内部導体含む)
構成材料: Ni
厚み :1.0μm
次に、このセラミック素体の、内部導体の露出面に対して、ブラシ研磨処理を行った。ブラシ研磨処理を行った試料について顕微鏡で観察したところ、内部導体の露出部どうしを接続する接続部が形成されていることが確認された。
そして、上記ブラシ研磨処理を行った試料、および、ブラシ研磨処理を行っていない試料について、Cuめっきを実施することにより下地めっき膜を形成した。めっき条件は下記の通りである。
めっき金属 :Cu
めっき浴成分 :上村工業社製ピロプライトプロセス
pH :8.6
温度 :55℃
めっき工法 :水平回転バレルめっき
バレル周期 :2.6m/min
スチールボール寸法:直径1.3mm
電流密度×時間:0.3A/dm2×150min,300min、および450min
次に、各試料について、めっき時間と下地めっき膜の厚みの関係を調べた。結果を表1に示す。なお、Cuめっき膜の厚みは、蛍光X線分析装置(理学電機工業社製ZSX100e)により測定した。
Figure 2010021523
表1に示すように、ブラシによる研磨処理を行って内部導体の露出部を接続する接続部を形成した場合、ブラシ研磨処理を行わない場合に比べて、同じめっき時間におけるめっき膜の厚みが厚くなることが確認された。すなわち、ブラシ研磨処理を行って接続部を形成するようにした場合、短時間で十分な厚みの下地めっき膜を形成できることが確認された。
なお、上記実施形態の一部および実験例では、積層セラミックコンデンサを例にとって説明したが、本発明は、積層セラミックコンデンサに限られるものではなく、積層チップインダクタ、積層チップサーミスタなど、セラミック素体内に内部導体が配設され、この内部導体と導通するように、セラミック素体の表面に外部端子電極が配設された構造を有する種々の積層電子部品に適用することが可能である。
また、上記実施形態および実験例では、セラミック素体を構成する材料が誘電体セラミックである場合を例にとって説明したが、セラミック素体を構成する材料は、誘電体セラミックに限らず、圧電体セラミック、半導体セラミック、磁性体セラミックなどであってもよい。
本発明は、さらにその他の点においても上記実施形態や実験例に限定されるものではなく、内部導体や外部端子電極の構成材料、内部導体の露出部を接続する接続部の形状や形成方法、外部端子電極の形成方法などに関し、発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
上述のように、本発明によれば、内部導体を備えたセラミック素体の表面に直接めっきにより形成された下地めっき膜を含む外部端子電極を有する積層電子部品を効率よく製造することができる。
したがって、本発明は、セラミック素体内に内部導体が配設され、この内部導体と導通するように、セラミック素体の表面に直接めっきにより外部端子電極が配設された構造を有する種々の積層電子部品に広く適用することができる。
1 第1の外部端子電極
2 第2の外部端子電極
1a 下地めっき膜
5a 上層第1めっき膜
5b 上層第2めっき膜
10 セラミック素体
10A コンデンサアレイ本体
11 第1の主面
12 第2の主面
13 第1の表面導体
14 第2の表面導体
21 第1の側面
22 第2の側面
31 第3の側面
32 第4の側面
41 第1の有効内部導体
42 第2の有効内部導体
41a 第1の有効部
41b 第1の引出し部
41c 第1の有効内部導体の露出部
41d 接続部
42a 第2の有効部
42b 第2の引出し部
42c 第2の有効内部導体の露出部
50 セラミック層
101 第1の外部端子電極
102 第2の外部端子電極
141a,141b,141c,141d 第1の有効内部導体
142a,142b,142c,142d 第2の有効内部導体
241a,241b,241c,241d 第1の有効内部導体の引出し部
242a,242b,242c,242d 第2の有効内部導体の引出し部
C1,C2,C3,C4, コンデンサ部
1 第1のダミー内部導体
2 第2のダミー内部導体
1a 第1のダミー内部導体の露出部

Claims (10)

  1. 複数のセラミック層が積層されてなり、互いに対向する第1の主面および第2の主面と、前記第1の主面および前記第2の主面を接続する複数の側面と、を有するセラミック素体と、
    前記セラミック素体内部に形成され、かつ、少なくとも1つの前記側面に露出部を有する複数の内部導体と、
    少なくとも1つの前記側面上に形成され、かつ、前記内部導体の前記露出部を被覆する外部端子電極と、
    を備え、
    前記側面上において、各前記内部導体の前記露出部は、それぞれ、前記セラミック層の積層方向に沿って隣り合うように配列されており、
    少なくとも1組の隣り合う前記露出部は、前記側面上において、前記セラミック層の積層方向に沿って存在し、前記内部導体から延出された接続部により互いに接続されており、
    前記接続部は、前記セラミック素体の前記側面を部分的に削り取るようにして形成された凹部に入り込んでおり、
    前記外部端子電極は、各前記内部導体の前記露出部および前記接続部を被覆するようにして、少なくとも1つの前記側面上に直接めっきにより形成された下地めっき膜を含むことを特徴とする、積層電子部品。
  2. 前記側面に露出した前記内部導体の、隣り合う前記露出部の各組において、前記露出部どうしが、前記接続部により接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の積層電子部品。
  3. 前記内部導体は、電気的特性の発現に寄与する有効内部導体と、電気的特性の発現に寄与しないダミー内部導体と、を含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の積層電子部品。
  4. 前記側面上において、前記有効内部導体の露出部と、前記ダミー内部導体の露出部と、が前記セラミック層の積層方向に沿って交互に配列されていることを特徴とする、請求項3に記載の積層電子部品。
  5. 複数の前記側面は、互いに対向する第1の側面および第2の側面と、互いに対向する第3の側面および第4の側面と、からなり、
    前記内部導体の前記露出部は、前記第1の側面上および前記第3の側面上に露出するように配列されていることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載の積層電子部品。
  6. 前記内部導体の前記露出部は、前記第1の側面から前記第3の側面にかけて連続するようにして露出していることを特徴とする、請求項5に記載の積層電子部品。
  7. 前記内部導体の前記露出部は、前記第1の側面上、前記第3の側面上、および前記第4の側面上に露出するように配列されていることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載の積層電子部品。
  8. 前記内部導体の前記露出部は、前記第1の側面を経由して前記第3の側面から前記第4の側面にかけて連続するようにして露出していることを特徴とする、請求項7に記載の積層電子部品。
  9. 隣り合う前記内部導体の前記露出部が、前記セラミック層の積層方向に沿って複数列状に配列され、列状に並んだ前記露出部をそれぞれ被覆するようにして、複数の前記外部端子電極が形成されていることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載の積層電子部品。
  10. 複数のセラミック層が積層されてなるセラミック素体と、前記セラミック素体内部に形成され、かつ、一部が前記セラミック素体の側面に露出した露出部を有する内部導体と、前記セラミック素体の側面に、前記内部導体と導通し、かつ、前記内部導体の前記露出部を被覆するように形成された外部端子電極とを備えた積層電子部品の製造方法において、
    複数の内部導体を備え、その一部がセラミック素体の所定の側面に露出するとともに、前記内部導体の露出部が、それぞれ、前記セラミック層の積層方向に沿って隣り合うように配列された構造を有するセラミック素体を形成する工程と、
    前記内部導体が露出した側面を研磨することにより、前記内部導体の露出部を延ばして、前記側面に、少なくとも1組の隣り合う前記露出部を接続する接続部を形成する工程と、
    前記セラミック素体に前記外部端子電極を形成する工程において、前記セラミック素体の前記側面に、前記内部導体の前記露出部および前記接続部を被覆するように、下地めっき膜を直接めっきにより形成する工程と
    を備えていることを特徴とする、積層電子部品の製造方法。
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