JP2010017629A - ペースト塗布装置及びペースト塗布方法 - Google Patents

ペースト塗布装置及びペースト塗布方法 Download PDF

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Abstract

【課題】機器追加及び価格上昇を抑えつつ、段取り替え時間の短縮により生産性を向上させることができるペースト塗布装置を提供する。
【解決手段】ペースト塗布装置1において、塗布対象物Kにペーストを吐出して塗布する塗布動作及び塗布性能を維持するための維持動作をそれぞれ行う複数の塗布ヘッド3A、3Bと、複数の塗布ヘッド3A、3B中の塗布実行対象の塗布ヘッド3Aに対して塗布動作を実行させる手段と、塗布実行対象の塗布ヘッド3Aに対して維持動作を実行させる手段と、塗布実行対象の塗布ヘッド3Aに対して維持動作を実行させる場合、複数の塗布ヘッド3A、3B中の塗布実行非対象の塗布ヘッド3Bに対しても維持動作を実行させる手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、塗布対象物にペーストを塗布するペースト塗布装置及びペースト塗布方法に関する。
ペースト塗布装置は、液晶表示パネルなどの様々な装置を製造するために用いられている。このペースト塗布装置は、塗布対象物に対してペーストを吐出して塗布する塗布ヘッドを備えており、その塗布ヘッドを移動させながら塗布対象物にペーストを塗布し、塗布対象物上に所定のペーストパターンを形成する(例えば、特許文献1参照)。特に、液晶表示パネルの製造では、2枚の基板を貼り合わせるため、ペースト塗布装置は、塗布対象物である基板に対して液晶表示パネルの表示領域を囲むように、シール剤などのシール性及び接着性を有するペーストを塗布する。
近年、液晶表示パネルのパネルサイズは、携帯電話などのモバイル用途の小型パネルからテレビなどの大型パネルまで多種多様となってきている。また、パネル価格も低価格となり、パネルの生産性向上の要求も厳しくなってきている。通常、必要なパネルを必要量生産するためには、1枚の基板から複数のパネルを取る多面取りが行われている。この場合には、パネルの面取り数に合わせた数の塗布ヘッドを装置に取り付け、描画条件出しを行って描画を行い、パネルサイズ及び面取り数を変更する際には、段取り替えとして塗布ヘッドの取り付けあるいは取り外しにより塗布ヘッド数を増減させ、再度、描画条件出しを行うことになる。通常、この段取り替えにより生産は中断される。
特開平9−323056号公報
しかしながら、従来のペースト塗布装置では、パネルサイズ及び面取り数を変更する際、塗布ヘッドの取り付けあるいは取り外しを行い、さらに、描画条件出しを行う必要があるため、段取り替え時間は数十分から数時間となり、生産性が低下してしまう。
ここで、段取り替え時間の短縮としては、描画条件出しの際の塗布量調整を行う場合、塗布されたペーストの塗布量を測定する測定器を増やして複数の塗布ヘッドにより描画したそれぞれのペーストパターンを同時に測定したり、繋ぎ検査を行う場合、画像処理装置を増やしたりすることが行われているが、各機器の取り付けスペースの確保が難しいうえに装置価格も上昇してしまう。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、機器追加及び価格上昇を抑えつつ、段取り替え時間の短縮により生産性を向上させることができるペースト塗布装置及びペースト塗布方法を提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、ペースト塗布装置において、塗布対象物にペーストを吐出して塗布する塗布動作及び塗布性能を維持するための維持動作をそれぞれ行う複数の塗布ヘッドと、複数の塗布ヘッド中の塗布実行対象の塗布ヘッドに対して塗布動作を実行させる手段と、塗布実行対象の塗布ヘッドに対して維持動作を実行させる手段と、塗布実行対象の塗布ヘッドに対して維持動作を実行させる場合、複数の塗布ヘッド中の塗布実行非対象の塗布ヘッドに対しても維持動作を実行させる手段とを備えることである。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、ペースト塗布方法において、塗布対象物にペーストを吐出して塗布する塗布動作及び塗布性能を維持するための維持動作をそれぞれ行う複数の塗布ヘッド中の塗布実行対象の塗布ヘッドに対して塗布動作を実行させる工程と、塗布実行対象の塗布ヘッドに対して維持動作を実行させる工程と、塗布実行対象の塗布ヘッドに対して維持動作を実行させる場合、複数の塗布ヘッド中の塗布実行非対象の塗布ヘッドに対しても維持動作を実行させる工程とを有することである。
本発明によれば、機器追加及び価格上昇を抑えつつ、段取り替え時間の短縮により生産性を向上させることができるペースト塗布装置及びペースト塗布方法を提供することができる。
本発明の実施の一形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係るペースト塗布装置1は、塗布対象物としての基板Kが水平状態(図1中、X軸方向とそれに直交するY軸方向に沿う状態)で載置される基板ステージ2と、その基板ステージ2上の基板Kにシール剤などのシール性及び接着性を有するペーストをそれぞれ塗布する複数の塗布ヘッド3A、3Bと、それらの塗布ヘッド3A、3BをX軸方向(図1中)に移動可能に支持してX軸方向に沿って移動させるX軸移動機構4と、そのX軸移動機構4を介して各塗布ヘッド3A、3Bを支持する支持部材5と、その支持部材5をY軸方向(図1中)に移動可能に支持してY軸方向に沿って移動させる一対のY軸移動機構6A、6Bと、基板ステージ2や一対のY軸移動機構6A、6Bなどを支持する架台7と、各部を制御する制御部8とを備えている。
基板ステージ2は、架台7の上面に固定されて設けられた載置台である。この基板ステージ2には、前後(Y軸方向)に2つの載置面が同じ高さで形成されており、奥側の載置面には、製造用の基板Kが載置され、手前側の載置面には、捨て打ち用の塗布対象物としての捨て打ち基板Kaが載置される。製造用の基板K及び捨て打ち基板Kaとしては、ガラス基板などを用いる。基板ステージ2は、製造用の基板K及び捨て打ち基板Kaを吸着する吸着機構(図示せず)を備えており、その吸着機構により上面の載置面に基板K及び捨て打ち基板Kaを固定して保持する。なお、吸着機構としては、例えば真空吸着機構などを用いる。
各塗布ヘッド3A、3Bは、ペーストを収容するシリンジなどの収容筒3aと、その収容筒3aに連通してペーストを吐出するノズル3bとをそれぞれ有している。これらの塗布ヘッド3A、3Bは、気体供給チューブなどを介して気体供給部(いずれも図示せず)にそれぞれ接続されている。各塗布ヘッド3A、3Bは、それぞれ収容筒3a内に供給される気体により、その収容筒3a内部のペーストをノズル3bから吐出する。
これらの塗布ヘッド3A、3Bは、YZ軸移動機構3cを介してX軸移動機構4にそれぞれ設けられている。このYZ軸移動機構3cは、個々の塗布ヘッド3A、3Bを個別に支持してY軸方向に移動させる移動機構であって、さらに、水平面に直交するZ軸方向(図1中)、すなわち基板ステージ2に対して塗布ヘッド3A、3Bを接離させる接離方向に移動させる移動機構である。なお、YZ軸移動機構3cとしては、例えばボールネジを用いる送りネジ機構などを用いる。
また、YZ軸移動機構3cには、基板ステージ2上の基板Kあるいは捨て打ち基板Kaの表面までの距離を測定するレーザ変位計等の距離測定器3dが設けられている。この距離測定器3dは制御部8に電気的に接続されており、距離測定器3dにより測定された離間距離は、基板Kあるいは捨て打ち基板Kaの表面とノズル3bとのギャップを所定のギャップに保つギャップ制御に用いられる。
X軸移動機構4は支持部材5の前面に設けられている。このX軸移動機構4は、2つの塗布ヘッド3A、3BをX軸方向に移動可能に支持しており、それらの塗布ヘッド3A、3BをX軸方向、すなわち支持部材5に沿って移動させる移動機構である。なお、X軸移動機構4としては、例えば、リニアモータを用いたリニアモータ機構やボールネジを用いた送りネジ機構などを用いる。
支持部材5はX軸移動機構4を介して2つの塗布ヘッド3A、3Bを支持するコラムである。この支持部材5は、その移動方向(Y軸方向)に交差する方向、例えば直交する方向(X軸方向)に延伸させ、例えば直方体形状にそれぞれ形成されている。また、支持部材5は基板ステージ2の載置面に対して平行に設けられている。このような支持部材5は、一対のY軸移動機構6A、6BによりY軸方向に移動し、基板ステージ2の載置面に対向する位置に各塗布ヘッド3A、3Bを位置付ける。
一対のY軸移動機構6A、6Bは、基板ステージ2を両側から挟むように架台7の上面にそれぞれ設けられている。Y軸移動機構6Aは、支持部材5の端部が固定されて載置される支持台6aやY軸方向に伸びるガイドレール(図示せず)などを備えている。支持台6aはガイドレールに沿ってY軸方向に移動可能に形成されている。同様に、Y軸移動機構6Bも、支持部材5の端部が固定されて載置される支持台6bやY軸方向に伸びるガイドレール(図示せず)などを備えている。支持台6bもガイドレールに沿ってY軸方向に移動可能に形成されている。すなわち、一対のY軸移動機構6A、6Bは、それぞれ協調して支持部材5をY軸方向に移動可能に支持しており、その支持部材5をY軸方向に沿って移動させる移動機構である。なお、一対のY軸移動機構6A、6Bとしては、例えば、リニアモータを用いたリニアモータ機構やボールネジを用いた送りネジ機構などを用いる。
支持台6aには、塗布ヘッド3Aから吐出されたペーストを受け取る受け部材9aと、塗布ヘッド3Aを清掃するための清掃部材10aとが設けられている。これらの受け部材9a及び清掃部材10aは、各塗布ヘッド3A、3Bの移動方向であるX軸方向に並べて設けられている。同様に、支持台6bにも、塗布ヘッド3Bから吐出されたペーストを受け取る受け部材9bと、塗布ヘッド3Bを清掃するための清掃部材10bとが設けられている。これらの受け部材9b及び清掃部材10bも、各塗布ヘッド3A、3Bの移動方向であるX軸方向に並べて設けられている。なお、各受け部材9a、9bとしては、例えば、トレーなどの受皿を用いる。また、各清掃部材10a、10bとしては、例えば、ノズル3bに残留するペーストを吸収して除去する吸収部材やそのペーストを拭き取る拭取り部材など(例えば、スポンジ状あるいは布状の吸収部材や拭取り部材)を用いる。
架台7は、床面上に設置され、基板ステージ2や一対のY軸移動機構6A、6Bなどを床面から所定の高さ位置に支持する架台である。架台7の上面は平面に形成されており、この架台7の上面には、基板ステージ2や一対のY軸移動機構6A、6Bなどが載置されている。
制御部8は、架台7内に設けられており、各部を集中的に制御するマイクロコンピュータと、ペースト塗布に関する塗布情報や各種のプログラムなどを記憶する記憶部と(いずれも図示せず)を備えている。この制御部8には、各種の設定値を設定するためなどに操作者により入力操作される入力部(図示せず)が接続されている。なお、塗布情報は、所定の塗布パターン(ペーストパターン)や描画速度、ペーストの塗布量(吐出量)等に関する情報を含んでいる。
この制御部8は、塗布情報や各種のプログラムに基づいて、各塗布ヘッド3A、3Bの中から塗布実行対象の塗布ヘッドを選択し、X軸移動機構4や一対のY軸移動機構6A、6Bなどを制御し、選択した塗布ヘッド3A、3Bのノズル3bと基板ステージ2上の製造用の基板Kとをその基板Kの表面方向に平行に相対移動させ、製造用の基板K上に所定塗布パターンにペーストを塗布する。このとき、制御部8は、距離測定器3dにより測定された離間距離によるフィードバック制御を行い、基板Kの表面とノズル3bとのギャップを所定のギャップに保つように制御する(ギャップ制御)。また、制御部8は、各塗布ヘッド3A、3Bの各々の収容筒3aに供給する気体の圧力をそれぞれ調整し、ペーストを吐出する際にペーストに加える吐出圧力を制御する(吐出量制御)。
ここで、制御部8は、面取り数に応じて各塗布ヘッド3A、3Bの中から塗布実行対象の塗布ヘッド(塗布に使用する塗布ヘッド)を選択する。例えば、面取り数が1に設定されている場合には、制御部8は各塗布ヘッド3A、3Bから塗布実行対象の塗布ヘッドとして塗布ヘッド3Aを選択し、選択した塗布ヘッド3Aに対して塗布動作を実行させることになる。これにより、図2に示すように、枠形状の1つのペーストパターンP1が製造用の基板K上に塗布される。この塗布動作中、塗布実行非対象(塗布に使用しない塗布ヘッド)の塗布ヘッド3Bは、製造用の基板Kに対向しない待機位置(例えば、塗布ヘッド3Bが受け部材9bあるいは清掃部材10bに対向する位置)で待機する。このような塗布動作が製造用の基板Kの交換毎に行われ、所定の生産枚数分繰り返される。
その後、段取り替えが行われ、パネルサイズ及び面取り数が変更される。面取り数が2に設定された場合には、制御部8は各塗布ヘッド3A、3Bから塗布実行対象の塗布ヘッドとして両方の塗布ヘッド3A、3Bを選択し、選択した各塗布ヘッド3A、3Bに対して塗布動作を実行させることになる。これにより、図3に示すように、枠形状の2つのペーストパターンP2が製造用の基板K上に塗布される。このような塗布動作が製造用の基板Kの交換毎に行われ、所定の生産枚数分繰り返される。なお、製造を行う前には、製造用の基板Kにペーストを描画する際の描画条件出し(描画速度や塗布量などの描画条件出し)は完了している。
このような段取り替えを含む製造工程中、制御部8は、所望のタイミングで、塗布実行対象の塗布ヘッドに対して(面取り数が1である場合、塗布ヘッド3Aに対して、また、面取り数が2である場合、各塗布ヘッド3A、3Bに対して)、塗布性能を維持するための維持動作を実行させる。このとき、制御部8は、各塗布ヘッド3A、3B中の塗布実行非対象の塗布ヘッドに対しても(面取り数が1である場合、塗布ヘッド3Bに対しても)、維持動作を実行させる。したがって、各塗布ヘッド3A、3Bは、製造用の基板Kにペーストを吐出して塗布する塗布動作を面取り数に応じてそれぞれ行う一方、面取り数に関係なく、すなわち塗布実行対象の塗布ヘッドであるか否かに関係なく維持動作をそれぞれ同時に行うことになる。これにより、全ての塗布ヘッド3A、3Bの塗布性能を常に良好に維持することができる。
維持動作は、図4に示すように、捨て打ち基板Kaに向けてペーストを吐出して塗布する捨て打ち動作、図5に示すように、受け部材9a、9bに向けてペーストを吐出する捨て吐出動作、図6に示すように、ノズル3bを清掃部材10a、10bに接触させる清掃動作、及び、ペーストをヘッド内部に引き込むサックバック動作(吸引動作)などがある。なお、サックバック動作は塗布動作中にも行われ、さらに、捨て打ち動作及び捨て吐出動作後にも行われる。また、捨て打ち基板Ka上に塗布されたペーストは、検査用のカメラ(例えばCCD)などにより撮影され、その画像から吐出量が求められて規定量であるか否かなどが判定される。検査用のカメラは、捨て打ち基板Ka上のペーストを撮像可能に、例えばYZ軸移動機構3cに固定されて設けられる。
通常、ペーストの粘度特性は時間経過とともに変化してしまう。このため、ノズル3bからペーストを吐出させ、搬送されてくる製造用の基板Kに順次塗布操作を行うとき、前回の塗布から長時間が経過した場合などには、ペーストが固化し、ノズル3bに詰まって吐出されなかったり、反対に、ペーストが軟化し、吐出量が規定量以上になったりしてしまうことがある。これらの不具合の発生を避けるため、維持動作を行う必要がある。したがって、維持動作として捨て打ち動作を行うことによって、ペーストの検査を行うことができ、さらに、ペースト固化やペースト軟化による塗布性能の低下を防止することができる。加えて、維持動作として捨て吐出動作を行うことによって、強固化状態のペーストを吐出して取り除くことが可能になり、ペースト固化による塗布性能の低下を防止することができる。また、維持動作として清掃動作を行うことによって、ノズル3bがクリーニングされ、ノズル3bに付着したペーストに起因する塗布性能の低下を防止することができ、維持動作としてサックバック動作を行うことによってペースト垂れに加え、ノズル3bの汚れを防止することができる。
ここで、本実施例において、塗布動作とは、製造用の基板K上に矩形状のパターンで塗布される本シールパターンやその周辺に必要に応じて塗布されるダミーシールパターン等の塗布を行う動作であり、維持動作とは、塗布動作の前後あるいは合間に行う上述の捨て打ち動作、捨て吐出動作、清掃動作及びサックバック動作等である。
次に、前述のペースト塗布装置1が行う製造動作について説明する。なお、ペースト塗布装置1の制御部8が各種のプログラムに基づいて製造処理を実行する。
まず、生産開始前には、オペレータなどの設定者により描画速度や塗布量(吐出量)などの各種の設定値がペースト塗布装置1に入力される。これらの設定値は制御部8の記憶部に格納される。なお、各種の設定値はあらかじめ記憶部に格納されていてもよく、この場合には、それらの設定値が記憶部から呼び出されて用いられる。制御部8は、各種の設定値に基づいて各部を制御し、基板ステージ2上の基板Kの表面に所定のパターンにペーストを描画する。設定者は、基板K上に塗布されたペーストパターンを確認(検査)し、再度、各種の設定値を調整する。このような調整動作が何度か繰り返されて描画条件出し(塗布情報の設定)が行われる。
描画条件出しが完了し、生産が開始すると、図7に示すように、制御部8は、製造用の基板Kの交換が完了したか否かを判断し(ステップS1)、次いで、所定時間が経過したか否かを判断し(ステップS2)、さらに、製造用の基板Kが所定枚数塗布されたか否かを判断し(ステップS3)、ステップS1に処理を戻す。ここで、例えば、製造用の基板Kの交換完了は操作者による交換完了ボタン(入力部)の押下の有無や基板Kの載置完了を検出するセンサのオンオフ等に基づいて判断される。
ステップS1で、条件出しに用いた基板が基板ステージ2上から搬出され、基板ステージ2に製造用の基板Kが搬入されて、製造用の基板Kの交換が完了したと判断した場合には(ステップS1のYES)、まず、各塗布ヘッド3A、3Bに清掃動作を実行させ(ステップS4)、次いで、各塗布ヘッド3A、3Bに捨て打ち動作を実行させ(ステップS5)、さらに、各塗布ヘッド3A、3B中の塗布実行対象の塗布ヘッドに塗布動作を実行させ(ステップS6)、処理をステップS1に戻す。ここで、清掃動作及び捨て打ち動作は製造用の基板Kが交換される毎に行われるように設定されているが、これに限るものではなく、例えば所定時間毎あるいは所定枚数毎に行われるように設定されてもよい。
また、ステップS2で、所定時間が経過したと判断した場合には(ステップS2のYES)、各塗布ヘッド3A、3Bに捨て打ち動作を実行させ(ステップS7)、処理をステップS1に戻す。ここで、所定時間は例えば30秒であり、この所定時間は、次の基板Kが搬送されてこなかった場合などに捨て打ち動作を行うように設定されている。したがって、所定時間の経過は塗布後の基板Kの取り外し完了から計測される。
また、ステップS3で、製造用の基板Kが所定枚数塗布されたと判断した場合には(ステップS3のYES)、各塗布ヘッド3A、3Bに捨て吐出動作を実行させ(ステップS8)、処理をステップS1に戻す。ここで、所定枚数は例えば30枚である。なお、捨て吐出動作は所定枚数毎に行われるように設定されているが、これに限るものではなく、例えば所定時間(例えば30分)毎に行われるように設定されてもよい。
捨て打ちを行う場合、制御部8は、一対のY軸移動機構6A、6Bにより支持部材5をY軸方向に移動させ、X軸移動機構4により各塗布ヘッド3A、3BをX軸方向にそれぞれ移動させ、基板ステージ2上の捨て打ち基板Kaの各塗布開始位置にそれぞれ塗布実行対象、塗布実行非対象に関係なく各塗布ヘッド3A、3Bを対向させる。その後、制御部8は、塗布情報(吐出圧力、描画速度及びギャップなど)に基づいて、各塗布ヘッド3A、3Bの各々のノズル3bからペーストを吐出させながら、X軸移動機構4により各塗布ヘッド3A、3BをX軸方向に移動させ、基板ステージ2上の捨て打ち基板Kaの表面にペーストを塗布し、直線状あるいは枠形状のペーストパターンを形成する(図4参照)。これにより、捨て打ち基板Ka上にペーストパターンが形成されるので、そのペーストパターンを用いてペーストの検査を行うことが可能になり、さらに、固化状態あるいは軟化状態のペーストが吐出されて取り除かれるので、待機している塗布実行非対象の塗布ヘッドにおいてもペースト固化やペースト軟化による塗布性能の低下を防止することが可能になる。
また、捨て吐出を行う場合には、制御部8は、X軸移動機構4により各塗布ヘッド3A、3BをX軸方向にそれぞれ移動させ、塗布ヘッド3Aを受け部材9aに対向させ、塗布ヘッド3Bを受け部材9bに対向させる。その後、制御部8は、塗布実行対象、塗布実行非対象に関係なく各塗布ヘッド3A、3Bの各々のノズル3bからそれぞれペーストを吐出させる。塗布ヘッド3Aから吐出されたペーストは受け部材9a上に溜まり、塗布ヘッド3Bから吐出されたペーストは受け部材9b上に溜まる(図5参照)。これにより、強固化状態のペーストが吐出されて取り除かれるので、ペースト固化による塗布性能の低下を防止することが可能になる。
また、清掃(ノズルクリーニング)を行う場合には、制御部8は、X軸移動機構4により塗布実行対象、塗布実行非対象に関係なく各塗布ヘッド3A、3BをX軸方向にそれぞれ移動させ、塗布ヘッド3Aを清掃部材10aに対向させ、塗布ヘッド3Bを清掃部材10bに対向させる。その後、制御部8は、各YZ軸移動機構3cにより各塗布ヘッド3A、3BをZ軸方向にそれぞれ移動させ、塗布ヘッド3Aのノズル3bを清掃部材10aに接触させ、塗布ヘッド3Bのノズル3bを清掃部材10bに接触させる(図6参照)。これにより、各ノズル3bの先端に付着して残った余分なペーストが取り除かれ、各ノズル3bがクリーニングされるので、ノズル3bに付着したペーストに起因する塗布性能の低下を防止することが可能になる。
また、塗布を行う場合には、制御部8は、各塗布ヘッド3A、3Bの中から塗布実行対象の塗布ヘッドを選択し、一対のY軸移動機構6A、6Bにより支持部材5をY軸方向に移動させ、X軸移動機構4により塗布実行対象の塗布ヘッドをX軸方向に移動させ、基板ステージ2上の製造用の基板Kの塗布開始位置に塗布実行対象の塗布ヘッドを対向させる。その後、制御部8は、描画条件である塗布情報(吐出圧力、描画速度及びギャップなど)に基づいて、塗布実行対象の塗布ヘッドのノズル3bからペーストを吐出させながら、一対のY軸移動機構6A、6Bにより支持部材5をY軸方向に移動させ、X軸移動機構4により塗布実行対象の塗布ヘッドをX軸方向に移動させ、基板ステージ2上の製造用の基板Kの表面にペーストを塗布し、所定枠形状のペーストパターンを形成する。
ここで、面取り数が1である場合には、塗布ヘッド3Aが塗布実行対象の塗布ヘッドとして塗布動作を行う(図2参照)。このとき、塗布実行非対象の塗布ヘッド3Bは、製造用の基板Kに対向しない待機位置(例えば、塗布ヘッド3Bが受け部材9bあるいは清掃部材10bに対向する位置)で待機する(図1参照)。一方、面取り数が2である場合には、各塗布ヘッド3A、3Bが塗布実行対象の塗布ヘッドとして塗布動作を行う(図3参照)。なお、サックバック動作は塗布動作中にも行われ、さらに、捨て打ち動作及び捨て吐出動作後にも行われる。このサックバック動作によりペースト垂れに加え、ノズル3bの汚れを防止することが可能になる。
このような製造工程では、各塗布ヘッド3A、3Bは、前述のように所定のタイミングで、面取り数に関係なく、すなわち塗布実行対象あるいは塗布実行非対象であるかに関係なく維持動作(捨て打ち動作、捨て吐出動作、清掃動作及びサックバック動作など)を行う。したがって、面取り数が1である場合でも、塗布実行対象の塗布ヘッドである塗布ヘッド3Aだけでなく、その塗布ヘッド3Aに加え、塗布実行非対象の塗布ヘッドである塗布ヘッド3Bも維持動作を行う。つまり、各塗布ヘッド3A、3Bは、塗布実行対象であるか否かに関係なく維持動作を同時に行うことになる。
その後、段取り替えの際にパネルサイズが変更され、面取り数が2に設定された場合でも、前回、塗布実行非対象の塗布ヘッドである塗布ヘッド3Bの塗布性能は、塗布実行対象の塗布ヘッド3Aと同じように良好に維持されているので、今回、そのまま塗布ヘッド3Bを塗布実行対象の塗布ヘッドとして用いることが可能である。また、各塗布ヘッド3A、3Bでの描画条件出しは生産開始前に一度行われているので、面取り数が2に変更された場合に描画条件出しを再度行う必要は生じない。したがって、パネルサイズ及び面取り数が変更される場合でも、従来のように、塗布ヘッドの取り付けあるいは取り外しを行う必要がなくなり、さらに、それらの変更の度に描画条件出しを行う必要がなくなるので、段取り替え時間を短縮することが可能になり、生産性を向上させることができる。特に、段取り替え時間の短縮として、描画条件出しの際の塗布量調整を行う場合、塗布されたペーストの塗布量を測定する塗布量測定器を増やして複数のペーストパターンを同時に測定したり、繋ぎ検査を行う場合、画像処理装置を増やしたりすることもなくなるので、各機器の取り付けスペースを確保する必要がなくなり、加えて、装置価格が上昇することも抑えられる。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、各塗布ヘッド3A、3B中の塗布実行対象の塗布ヘッド3Aに対して維持動作を実行させる場合、それらの塗布ヘッド3A、3B中の塗布実行非対象の塗布ヘッド3Bに対しても維持動作を実行させることによって、段取り替えの際にパネルサイズ及び面取り数が変更された場合でも、前回、塗布実行非対象の塗布ヘッド3Bの塗布性能は塗布実行対象の塗布ヘッド3Aと同じように良好に維持されているので、今回、そのまま塗布ヘッド3Bを塗布実行対象の塗布ヘッドとして用いることが可能である。これにより、パネルサイズ及び面取り数が変更される場合でも、従来のように塗布ヘッドの取り付けあるいは取り外しを行う必要がなくなり、さらに、それらの変更の度に描画条件出しを行う必要がなくなるので、段取り替え時間を短縮することが可能になり、生産性を向上させることができる。加えて、段取り替え時間の短縮として、描画条件出しの際の塗布量調整を行う場合、塗布量測定器を増やして複数のペーストパターンを同時に測定したり、繋ぎ検査を行う場合、画像処理装置を増やしたりする必要もなくなるので、各機器の取り付けスペースを確保することなく、装置価格の上昇を抑えることができる。その結果、機器追加及び価格上昇を抑えつつ、段取り替え時間の短縮により生産性を向上させることができる。
従来、面取り数の変更差が大きくなるほど、段取り替え時間は長くなる傾向にあるが(例えば、面取り数の変更差が1より4の方が塗布ヘッドの取り付けあるいは取り外し時間及び描画条件出し時間が長くなるため、段取り替え時間は長くなる)、あらかじめ最大面取り数に合わせた数の塗布ヘッドを取り付けておき、塗布実行対象の塗布ヘッドの数が塗布ヘッドの総数よりも少ないときでも、前述のように塗布実行対象の塗布ヘッドに加え、塗布実行対象以外の塗布ヘッド(塗布実行非対象の塗布ヘッド)も維持動作を行うようにすれば、塗布実行対象以外の塗布ヘッドの塗布性能も塗布実行対象の塗布ヘッドと同等に維持されるので、その後に面取り数が大きく増加した場合でも、塗布実行対象以外の塗布ヘッドをそのまま塗布実行対象の塗布ヘッドして用いることが可能である。これにより、段取り替え時間の短縮を実現することができる。特に、面取り数の変更差が大きくなるほど、従来の段取り替え時間は長くなるため、その段取り替え時間の短縮効果が向上する。これにより、生産性を向上させることが可能となる。
また、各塗布ヘッド3A、3Bを支持する支持部材5と、その支持部材5の両端部を支持して支持部材5を移動させる一対のY軸移動機構6A、6Bと、各塗布ヘッド3A、3Bを支持部材5に沿って移動させるX軸移動機構4と、支持部材5と共に移動可能に支持部材5の両端部にそれぞれ複数の受け部材9a、9bとを設け、塗布実行対象の塗布ヘッド及び塗布実行非対象の塗布ヘッドをそれぞれ各受け部材9a、9bに対向させ、それらの塗布ヘッドに捨て吐出動作を実行させることから、各受け部材9a、9bを塗布ヘッドに対向する位置まで移動させる移動機構を設ける必要はなく、各塗布ヘッド3A、3Bを移動させるX軸移動機構4を共用することが可能になるので、装置の複雑化及び装置価格の上昇を抑えることができる。さらに、支持部材5と共に移動可能に支持部材5の両端部にそれぞれ複数の清掃部材10a、10bを設け、塗布実行対象の塗布ヘッド及び塗布実行非対象の塗布ヘッドをそれぞれ各清掃部材10a、10bに対向させ、それらの塗布ヘッドに清掃動作を実行させることから、各清掃部材10a、10bを塗布ヘッドに対向する位置まで移動させる移動機構を設ける必要はなく、各塗布ヘッド3A、3Bを移動させるX軸移動機構4を共用することが可能になるので、装置の複雑化及び装置価格の上昇をより抑えることができる。
また、待機位置に受け部材9a、9bと清掃部材10a、10bを設けたので、塗布実行対象の塗布ヘッドが塗布中であっても維持動作を行うことが可能である。したがって、塗布実行対象の塗布ヘッドが基板Kに対してペーストを塗布描画している期間内に、塗布実行非対象の塗布ヘッドによって受け部材9a、9bに対する捨て吐出動作を予め設定した時間を経過する毎に実行するようにしてもよい。
(他の実施の形態)
なお、本発明は、前述の実施の形態に限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
例えば、前述の実施の形態においては、2つの塗布ヘッド3A、3Bを支持部材5にそれぞれ設けているが、これに限るものではなく、3つの塗布ヘッドを支持部材5にそれぞれ設けるようにしてもよく、その数は限定されない。
また、前述の実施の形態においては、1つの支持部材5を設けているが、これに限るものではなく、2つの支持部材5を設けるようにしてもよく、その数は限定されない。なお、2つの支持部材5には、例えば、それぞれ複数の塗布ヘッドが設けられてもよい。
さらに、前述の実施の形態においては、ペーストとしてシール性及び接着性を有するシール剤を用いているが、必ずしもシール性及び接着性を有する必要はなく、シール性及び接着性のいずれか一方のみを有するペースト等、他の性状を有するペーストを用いるようにしてもよい。
加えて、前述の実施の形態においては、基板ステージ2を架台7上に固定し、各塗布ヘッド3A、3B及び支持部材5を移動させて、基板Kの表面にペーストを塗布しているが、これに限るものではなく、基板ステージ2をY軸方向やX軸方向、θ方向(X軸及びY軸を含む平面での回転方向)等に移動可能に構成するようにしてもよく、例えば、基板ステージ2を支持部材5の移動方向(Y軸方向)と同じ方向に移動可能に構成してもよい。この場合には、基板Kと各塗布ヘッド3A、3BとをY軸方向に相対移動させるときに、基板ステージ2と支持部材5とを互いに相反する方向に移動させれば、支持部材5のみの移動を行う場合に比べて、基板ステージ2及び支持部材5の移動速度を半分にすることができる。このため、基板ステージ2及び支持部材5の移動に伴う慣性力が小さくなるので、基板ステージ2及び支持部材5の加速あるいは減速に起因して生じる振動を低減させることができる。その結果、Y軸方向に沿うペーストパターンの始端及び終端の形状や塗布方向が転換するペーストパターンのコーナー部の形状を所望の形状で精度良く塗布することが可能となり、品質の良い液晶表示パネルを製造することができる。
最後に、前述の実施の形態においては、各種の数値を挙げているが、それらの数値は例示であり、限定されるものではない。
本発明の実施の形態に係るペースト塗布装置の概略構成を示す斜視図である。 図1に示すペースト塗布装置が行う面取り数が1である場合の塗布を説明するための模式図である。 図1に示すペースト塗布装置が行う面取り数が2である場合の塗布を説明するための模式図である。 図1に示すペースト塗布装置が備える塗布ヘッドが行う捨て打ち動作を説明するための模式図である。 図1に示すペースト塗布装置が備える塗布ヘッドが行う捨て吐出動作を説明するための模式図である。 図1に示すペースト塗布装置が備える塗布ヘッドが行う清掃動作を説明するための模式図である。 図1に示すペースト塗布装置が行う製造処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 ペースト塗布装置
3A、3B 塗布ヘッド
9a、9b 受け部材
10a、10b 清掃部材
K 塗布対象物(基板)
Ka 捨て打ち用の塗布対象物(捨て打ち基板)

Claims (10)

  1. 塗布対象物にペーストを吐出して塗布する塗布動作及び塗布性能を維持するための維持動作をそれぞれ行う複数の塗布ヘッドと、
    前記複数の塗布ヘッド中の塗布実行対象の塗布ヘッドに対して前記塗布動作を実行させる手段と、
    前記塗布実行対象の塗布ヘッドに対して前記維持動作を実行させる手段と、
    前記塗布実行対象の塗布ヘッドに対して前記維持動作を実行させる場合、前記複数の塗布ヘッド中の塗布実行非対象の塗布ヘッドに対しても前記維持動作を実行させる手段と、
    を備えることを特徴とするペースト塗布装置。
  2. 前記複数の塗布ヘッドは、前記維持動作として、捨て打ち用の塗布対象物に前記ペーストを吐出して塗布する捨て打ち動作をそれぞれ行うヘッドであることを特徴とする請求項1記載のペースト塗布装置。
  3. 前記複数の塗布ヘッドは、前記維持動作として、前記ペーストを受け取る受け部材に向けて前記ペーストを吐出する捨て吐出動作をそれぞれ行うヘッドであることを特徴とする請求項1記載のペースト塗布装置。
  4. 前記複数の塗布ヘッドは、前記維持動作として、清掃用の清掃部材に接触する清掃動作をそれぞれ行うヘッドであることを特徴とする請求項1記載のペースト塗布装置。
  5. 前記複数の塗布ヘッドは、前記維持動作として、前記ペーストをヘッド内部に引き込むサックバック動作をそれぞれ行うヘッドであることを特徴とする請求項1記載のペースト塗布装置。
  6. 塗布対象物にペーストを吐出して塗布する塗布動作及び塗布性能を維持するための維持動作をそれぞれ行う複数の塗布ヘッド中の塗布実行対象の塗布ヘッドに対して前記塗布動作を実行させる工程と、
    前記塗布実行対象の塗布ヘッドに対して前記維持動作を実行させる工程と、
    前記塗布実行対象の塗布ヘッドに対して前記維持動作を実行させる場合、前記複数の塗布ヘッド中の塗布実行非対象の塗布ヘッドに対しても前記維持動作を実行させる工程と、
    を有することを特徴とするペースト塗布方法。
  7. 前記塗布実行対象の塗布ヘッド及び前記塗布実行非対象の塗布ヘッドに対し、前記維持動作として、捨て打ち用の塗布対象物に前記ペーストを吐出して塗布する捨て打ち動作を実行させることを特徴とする請求項6記載のペースト塗布方法。
  8. 前記塗布実行対象の塗布ヘッド及び前記塗布実行非対象の塗布ヘッドに対し、前記維持動作として、前記ペーストを受け取る受け部材に向けて前記ペーストを吐出する捨て吐出動作を実行させることを特徴とする請求項6記載のペースト塗布方法。
  9. 前記塗布実行対象の塗布ヘッド及び前記塗布実行非対象の塗布ヘッドに対し、前記維持動作として、清掃用の清掃部材に接触する清掃動作を実行させることを特徴とする請求項6記載のペースト塗布方法。
  10. 前記塗布実行対象の塗布ヘッド及び前記塗布実行非対象の塗布ヘッドに対し、前記維持動作として、前記ペーストをヘッド内部に引き込むサックバック動作を実行させることを特徴とする請求項6記載のペースト塗布方法。
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