JP6194200B2 - スクリーン印刷装置及び清掃処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スクリーン印刷装置及び清掃処理装置に関する。
従来、スクリーン印刷装置としては、スキージに受容されるペースト状物質の量が、充填室の開口が開放されているときにおいてもスキージから落下することなくスキージに保持される量とするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、充填ヘッドが保持しうるペースト状物質の量が比較的少量に制限されるので、ペースト状物質が落下することがなく、充填品質及び生産性を高めることができるとしている。
特開2010−184430号公報
しかしながら、この特許文献1に記載されたスクリーン印刷装置では、ペースト状物質の量を制限するものとしているが、それでも十分でなく、スキージの端部に余剰したペースト状物質がスキージの上下動などにおいて落下することがあり得た。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、不具合の発生をより低減することができるスクリーン印刷装置及び清掃処理装置を提供することを主目的とする。
本発明のスクリーン印刷機は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
即ち、本発明のスクリーン印刷装置は、
スクリーンマスクを用いてはんだを基板上に印刷処理するスクリーン印刷装置であって、
前記はんだを移動させるスキージと、
前記スキージに付着したはんだを拭取処理によって清掃する清掃手段と、
を備えたものである。
このスクリーン印刷装置では、スキージに付着したはんだを拭取処理によって清掃する。はんだがスクリーンマスクの開口部に落下すると、はんだ過多などによる製品不良を起こしてしまうことがあるが、このスクリーン印刷装置では、スキージを拭取処理により清掃するため、スキージに付着した余剰のはんだを取り除くことができる。したがって、余剰のはんだが落下して生じる不具合の発生をより低減することができる。このとき、前記清掃手段は、前記スキージの端面を拭取処理によって清掃するものとしてもよい。こうすれば、スキージの端面に至るまで拭取処理を行うため、スキージに付着した余剰のはんだをより一層取り除くことができる。
あるいは、本発明のスクリーン印刷装置は、
スクリーンマスクを用いてはんだを基板上に印刷処理するスクリーン印刷装置であって、
前記はんだを移動させ前記印刷処理を実行するスキージと、
前記スクリーンマスクの裏面を拭取により清掃するスクリーン清掃処理と、前記スキージの端面を拭取により清掃する端面清掃処理とを実行する清掃手段と、
を備えたものである。
このスクリーン印刷装置では、スキージの端面を拭取処理によって清掃する。このように、スキージの端面に至るまで拭取処理を行うため、スキージに付着した余剰のはんだをより一層取り除くことができる。したがって、余剰のはんだが落下して生じる不具合の発生をより低減することができる。また、スクリーン清掃処理と端面清掃処理とを共通する清掃手段により1つの構成で行うから、より構成を省略しつつ、不具合の発生をより低減することができる。また、清掃処理を1つの構成により行うため、装置を小型化することができる。このとき、本発明のスクリーン印刷装置は、前記スクリーンマスクと前記スキージとを所定の印刷方向に相対的に移動させ前記印刷処理を実行するスキージ移動手段、を備えるものとしてもよい。なお、以下の構成においては、前記スクリーンマスクの裏面を拭取により清掃するスクリーン清掃処理と、前記スキージの端面を拭取により清掃する端面清掃処理とを実行する清掃手段とをそれぞれ別の清掃手段で行うものとしてもかまわない。
本発明のスクリーン印刷装置において、前記清掃手段は、前記スキージの端面に沿う清掃面が形成された当接部材を備えており、該当接部材の清掃面に前記スキージの端面を直接又は間接的に接触させて前記端面清掃処理を実行するものとしてもよい。こうすれば、端面の清掃をより適切に行うことができ、不具合の発生をより低減しやすい。ここで、「当接部材の清掃面にスキージの端面を間接的に接触させる」とは、例えば、余剰のはんだを拭き取る拭取部材を介して、当接部材の清掃面にスキージの端面を接触させることを含む。このとき、前記清掃手段は、前記スクリーンマスクの裏面に当接する接触部と前記清掃面とが形成された前記当接部材を備えているものとしてもよい。こうすれば、1つの当接部材により、スクリーン清掃処理と端面清掃処理とを実行することができるため、より構成を省略しつつ、不具合の発生をより低減することができる。
本発明のスクリーン印刷装置は、前記スクリーンマスク上の領域外である清掃領域に前記スキージが位置するよう、前記スクリーンマスクと前記スキージとを相対的に移動させる移動手段、を備え、前記清掃手段は、前記清掃領域で前記端面清掃処理を実行するものとしてもよい。こうすれば、スクリーンマスク上の領域外である清掃領域で端面清掃処理を行うことによって、不具合の発生をより低減することができる。このとき、前記移動手段は、前記清掃領域に前記スキージを移動させるものとしてもよい。あるいは、前記移動手段は、前記清掃領域に前記スクリーンマスクを移動させるものとしてもよい。移動手段を備える本発明のスクリーン印刷装置において、前記清掃手段は、前記印刷処理を行う所定の印刷方向側の前記スクリーンマスク上の領域外にある前記清掃領域で前記端面清掃処理を実行するものとしてもよい。こうすれば、印刷処理を行ったあと、その清掃を行うべくスキージがスクリーンマスクの開口部上を移動することなく、端面清掃処理を行えるので、不具合の発生を一層、低減することができる。
本発明のスクリーン印刷装置において、前記スキージは、前記スクリーンマスクに対して所定の印刷方向に相対移動して前記印刷処理を行い、前記清掃手段は、前記スキージの端面に接触する拭取部材を前記スキージに対して前記印刷方向に相対移動させて前記端面清掃処理を実行するものとしてもよい。こうすれば、印刷用のはんだが存在する印刷方向側に、スキージの端部に残余したはんだが移動するから、余剰したはんだの落下による不具合の発生を防止しやすい。なお、前記スキージは、前記スクリーンマスクに対して所定の印刷方向に相対移動して前記印刷処理を行い、前記清掃手段は、長尺の前記拭取部材を繰り出す操出部と前記繰り出された拭取部材を繰り込む繰込部とを備えており、前記拭取部材を前記スキージの端面に接触した状態で前記印刷方向に繰り出して前記端面清掃処理を実行するものとしてもよい。
本発明のスクリーン印刷装置において、前記スキージは、前記スクリーンマスクに対して所定の第1印刷方向に相対移動して前記印刷処理を実行する第1スキージと、前記第1印刷方向とは逆の第2印刷方向に前記スクリーンマスクに対して相対移動して前記印刷処理を実行する第2スキージとを備えており、前記清掃手段は、長尺の前記拭取部材を繰り出す操出部と前記繰り出された拭取部材を繰り込む繰込部とを備えており、前記第1スキージの端面清掃処理では、前記拭取部材を前記第1スキージの端面に接触した状態で前記第1印刷方向に繰り出して前記第1スキージの前記端面清掃処理を実行する一方、前記第2スキージの端面清掃処理では、前記拭取部材を前記第1印刷方向に所定長さ繰り出したのち前記拭取部材を前記第2スキージの端面に接触した状態で前記第2印刷方向に戻しながら前記第2スキージの前記端面清掃処理を実行するものとしてもよい。こうすれば、第1及び第2スキージのいずれについても印刷方向に向かって拭取部材を移動させるから、いずれのスキージにおいても、印刷用のはんだが存在する印刷方向側に、スキージの端部に残余したはんだが移動するから、余剰したはんだの落下による不具合の発生を防止しやすい。また、第1及び第2スキージに対して清掃手段をそれぞれ設ける必要がなく、より構成を省略しつつ、不具合の発生をより低減することができる。
本発明の清掃処理装置は、スクリーンマスクを用いてスキージによりはんだを基板上に印刷処理するスクリーン印刷装置を清掃する清掃処理装置であって、前記スキージに付着したはんだを拭取処理によって清掃する清掃手段、を備えたものとしてもよい。この清掃処理装置では、スキージに付着したはんだを拭取処理を行うため、スキージに付着した余剰のはんだを取り除くことができる。したがって、余剰のはんだが落下して生じる不具合の発生をより低減することができる。このとき、前記清掃手段は、前記スキージの端面を拭取処理によって清掃するものとしてもよい。こうすれば、スキージの端面に至るまで拭取処理を行うため、スキージに付着した余剰のはんだをより一層取り除くことができる。なお、この清掃処理装置において、上述したスクリーン印刷装置の種々の態様を採用してもよいし、また、上述したスクリーン印刷装置の各機能を実現するような構成を追加してもよい。
あるいは、本発明の清掃処理装置は、スクリーンマスクを用いてスキージによりはんだを基板上に印刷処理するスクリーン印刷装置を清掃する清掃処理装置であって、前記スクリーンマスクの裏面を拭取により清掃するスクリーン清掃処理と、前記スキージの端面を拭取により清掃する端面清掃処理とを実行する清掃手段、を備えたものとしてもよい。この清掃処理装置では、スキージの端面に至るまで拭取処理を行うため、スキージに付着した余剰のはんだをより一層取り除くことができる。また、スクリーン清掃処理と端面清掃処理とを共通する清掃手段により1つの構成で行うから、より構成を省略しつつ、不具合の発生をより低減することができる。また、清掃処理を1つの構成により行うため、装置を小型化することができる。
スクリーン印刷装置20の構成の概略の一例を示す構成図。 スキージユニット30及び清掃ユニット40の構成図。 清掃ユニット40の構成の概略の一例を示す説明図。 清掃処理ルーチンの一例を示すフローチャート。 スクリーンマスク清掃処理の説明図。 第1スキージ33の端面清掃処理の説明図。 第2スキージ34の端面清掃処理の説明図。 別のスクリーン印刷装置120の構成の概略の一例を示す構成図。
次に、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態であるスクリーン印刷装置20の構成の概略の一例を示す構成図である。図2は、スキージユニット30及び清掃ユニット40の構成の概略の一例を示す構成図である。図3は、清掃ユニット40の構成の概略の一例を示す説明図であり、図3(a)は拭取部材43を順方向に繰り出す説明図であり、図3(b)は拭取部材43を逆方向に繰り戻す説明図である。スクリーン印刷装置20は、図1、2に示すように、実装装置により部品を実装する工程の前工程として、第1スキージ33及び第2スキージ34(以下スキージとも称する)を用いてスクリーンマスクS上のはんだをローリングさせながらスクリーンマスクSに形成されたパターン孔に押し込むことによりそのパターン孔を介して下方の基板Pにはんだを塗布(印刷)する装置である。このスクリーン印刷装置20は、はんだが印刷された基板P上に部品を実装する1以上の実装装置と、スクリーン印刷装置20及び実装装置と通信し部品の管理などを行う管理サーバとを備える実装処理システムに用いられる。
スクリーン印刷装置20は、装置全体の制御を司る印刷機コントローラ22と、基板Pの移動及び固定を行う基板処理ユニット23と、スクリーンマスクSを固定するマスク処理ユニット26と、スキージをスクリーンマスクS上で移動することによりはんだを印刷するスキージユニット30と、スクリーンマスクS及びスキージの清掃を行う清掃ユニット40とを備えている。また、スクリーン印刷装置20は、スクリーンマスクS上へはんだを補給する図示しないはんだ補給装置と、表示画面が表示され作業者による各種入力操作が可能な操作パネルと、LANに接続された機器と通信を行う図示しない通信部と、を備えている。
印刷機コントローラ22は、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種処理プログラムなどを記憶したフラッシュメモリと、一時的にデータを記憶するRAMと、HDDなど大容量を有し各種のデータを書き換え可能に記憶する記憶部と、を備えている。この印刷機コントローラ22は、基板処理ユニット23、マスク処理ユニット26、スキージユニット30、操作パネル、はんだ補給装置などがバス39によって電気的に接続されている。この印刷機コントローラ22は、基板処理ユニット23やマスク処理ユニット26、スキージユニット30、はんだ補給装置を制御する信号を出力したり、操作パネルに表示データを出力したり、通信部を介して管理サーバなどの外部機器へ情報を送信したりする。また、この印刷機コントローラ22は、操作パネルに入力されたデータなどを入力したり、通信部を介して管理サーバなどの外部機器から情報を受信したりする。記憶部には、印刷処理する基板の情報や、基板へ印刷処理を行う印刷処理プログラム、清掃ユニット40の制御プログラムなどが記憶されている。
基板処理ユニット23は、スクリーン印刷装置20の下段に配設されており、基板を搬入し、搬入した基板を位置決めして支持し、所定の配線パターンが形成されたスクリーンマスクSに接触,離間させる装置である。この基板処理ユニット23は、はんだを印刷する所定の印刷位置まで基板Pを搬送する基板搬送部24と、搬送された基板を印刷位置で固定する基板保持部25と、を備えている。この基板搬送部24は、例えば、ベルトコンベアにより基板を搬送する装置として構成されており、1対のサイドフレームの各々に設けられたガイド部材と、1対のサイドフレームの各々に設けられたコンベヤベルトと、コンベヤベルトを周回駆動させるベルト周回装置とを備えている。基板保持部25は、印刷位置に配設されており、例えば、基板を下方から支持する支持装置と、基板の縁部をクランプするクランプ装置とを備えている。この基板処理ユニット23は、図示しない撮像部や、昇降部を備えており、撮像部で撮像した画像データに基づいて基板Pの位置ずれを検出し、昇降部によりこの位置ずれを修正しつつ基板を基板保持部25ごと昇降させ、基板P上にスクリーンマスクSを位置決めする。
マスク処理ユニット26は、基板処理ユニット23の上部に配設されており、装置の前後方向(図1のY方向)にスクリーンマスクSを移動させるマスク移動部27と、枠体28にはめ込まれた状態のスクリーンマスクSを位置決めして水平な姿勢で支持固定するマスク固定部29(図2参照)とを備えている。なお、X方向は水平面内で直交する2軸のうち装置の左右方向をいい、Y方向は水平面内で直交する2軸のうち装置の前後方向をいい、Z方向は垂直方向をいう(図1参照)。マスク移動部27は、枠体28を把持して装置の前後方向にスクリーンマスクSを移動させる移動機構である。このマスク移動部27は、例えば、装置の前後方向に形成されたガイド部とガイド部に沿って移動し枠体28を把持する把持部とを備えている。マスク移動部27は、スクリーンマスクSを固定するマスク固定部29の固定状態を解除したあと、スクリーンマスクS上の領域であるマスク領域11を外れた清掃領域12(後述図6,7参照)に第1スキージ33又は第2スキージ34が位置するよう、スクリーンマスクSを移動させる。なお、マスク移動部27は、印刷ヘッド31に上下動可能な把持部を設け、印刷ヘッド31の前後動に伴い、把持部により枠体28を把持してスクリーンマスクSを移動させるものとしてもよい。スクリーンマスクSは、所望の配線パターンが形成された、例えば金属の薄板であり、枠体28(図2参照)に所定のテンションで固定されている。
スキージユニット30は、基板処理ユニット23の上方に移動可能に配設されており、印刷ヘッド31と、印刷ヘッド31をY方向に移動可能なヘッド移動部32と、はんだを移動させ印刷処理を実行する第1スキージ33及び第2スキージ34とを備えている。印刷ヘッド31は、図2に示すように、Z方向に伸縮するピストンロッド35、36を備えており、このピストンロッド35、36に固定された第1スキージ33及び第2スキージ34をZ方向(垂直方向)に移動させる。ヘッド移動部32は、駆動源としての図示しない移動用モータを備えており、案内部材であるガイドレールにスライダが案内されて、移動用モータの駆動によりY方向に印刷ヘッド31を移動させる。第1スキージ33及び第2スキージ34は、上下動可能に印刷ヘッド31に配設されており、所定方向(図1のX方向)に長い板状の部材であり、基板Pよりも長い長さに形成されている。この第1スキージ33及び第2スキージ34は、はんだロールとの接触面が向かい合うように配置され、長手方向(X方向)に直交する方向(Y方向)に往復動することにより、往復印刷が可能なダブルスキージとして構成されている。ここでは、第1スキージ33は、スクリーンマスクSと接触した状態で第1印刷方向(装置後方)に移動して印刷処理を行い、第2スキージ34は、スクリーンマスクSと接触した状態で第2印刷方向(装置前方)に移動して印刷処理を行う。
清掃ユニット40は、基板処理ユニット23の下方に移動可能に配設されており、スクリーンマスクSの裏面を拭取により清掃するスクリーン清掃処理と、スキージの端面を拭取により清掃する端面清掃処理との2つの清掃処理を実行可能なユニットとして構成されている。清掃ユニット40は、図3に示すように、例えば、拭取シートなどの拭取部材43が巻き付けられた第1ローラ41と、第1ローラ41から繰り出された拭取部材43を巻き取る第2ローラ42と、第1ローラ41と第2ローラ42との間に配設され拭取部材43の下面を支持する当接部材50とを備えている。また、清掃ユニット40は、拭取部材43を巻き戻すよう第1ローラ41を逆回転する第1モータ44と、拭取部材43を繰り出すよう第2ローラ42を正回転する第2モータ45と、当接部材50を上下動させる昇降装置46とを備えている。清掃ユニット40は、第1ローラ41、第2ローラ42、第1モータ44、第2モータ45、昇降装置46及び当接部材50を各々配設した清掃ヘッド48と、この清掃ヘッド48をY方向に移動させる清掃移動部47とを備えている。
第1ローラ41は、清掃ヘッド48において装置の前側に軸支されており、第2ローラ42は、装置の後側に軸支されている。当接部材50には、スクリーンマスクSの裏面に面で当接する接触部51と、第1スキージ33の先端面である端面33aが拭取部材43を介して接触する第1清掃面52と、第2スキージ34の先端面である端面34aが拭取部材43を介して接触する第2清掃面53と、が形成されている。この当接部材50は、側面視したときにその上部にテーパ面を有する屋根形状に形成され、且つ基板Pよりも長い長さに形成されている。接触部51は、当接部材50の上面であり、XY平面に沿って形成されている(図1参照)。清掃ユニット40では、拭取部材43を介してこの接触部51をスクリーンマスクSの裏面に当接させ、清掃移動部47により清掃ヘッド48を移動させることによりスクリーン清掃処理を行う。第1清掃面52は、端面33aに沿うように形成された面であり、ここでは、端面33aと略平行となる角度で形成されている。第2清掃面53は、端面34aに沿うように形成された面であり、ここでは、端面34aと略平行となる角度で形成されている。なお、第1スキージ33及び第2スキージ34の支持角度が変更されたときには、その角度に応じてスキージの端面に沿う清掃面が形成された当接部材に取り替えるものとしてもよいし、当接部材50の清掃面の角度を変更可能な機構を設けるものとしてもよい。昇降装置46は、当接部材50を任意の高さ(例えば、スクリーンマスクSの下面)まで昇降する機構として構成されている。清掃移動部47は、駆動源としての図示しない移動用モータを備えており、案内部材であるガイドレールにスライダが案内されて、移動用モータの駆動によりY方向に清掃ヘッド48を移動させる。この清掃ユニット40は、第1ローラ41から繰り出された拭取部材43の表面に洗浄液を塗布する図示しない洗浄液供給ヘッドを清掃ヘッド48の上部に備えており、洗浄液が塗布された拭取部材43により各清掃処理を行う。
次に、スクリーン印刷装置20で基板Pに印刷処理を実行したときにスクリーンマスクS及びスキージの清掃を実行する処理について説明する。図4は、印刷機コントローラー22のCPUが実行する清掃処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、記憶部に記憶され、スクリーン印刷装置20が起動されたのちに繰り返し実行される。このルーチンを実行すると、印刷機コントローラー22のCPUは、まず、スクリーンマスクSの清掃処理の実行タイミングであるか否かを判定する(ステップS100)。スクリーン清掃タイミングは、例えば、印刷した基板数をカウントし、前回清掃してからカウントした基板数が所定数(例えば10枚や50枚など)に至ったときなどに設定することができる。あるいは、スクリーン清掃タイミングは、前回清掃してからの経過時間(例えば10分など)に設定してもよい。スクリーンマスクSの清掃タイミングであると判定したときには、CPUは、清掃ユニット40を制御してスクリーン清掃処理を実行する(ステップS110)。
図5は、清掃ユニット40が実行するスクリーンマスク清掃処理の説明図であり図5(a)が清掃開始時、図5(b)が清掃終了時の図である。スクリーンマスク清掃処理では、まず、清掃ヘッド48をスクリーンマスクSの下面の開始端部(例えばスクリーンマスクSの装置前方側)に移動させ、当接部材50を昇降装置46により上昇させ、接触部51をスクリーンマスクSの下面に当接させる(図5(a))。次に、スクリーンマスクSの下面の終了端部側(例えばスクリーンマスクSの装置後方側)に向かって清掃ヘッド48を移動させる。このとき、拭取部材43は、スクリーンマスクSの下面に付着したはんだ60を下面全体に亘って拭き取り、はんだ60をスクリーンマスクSの下面から取り除く。清掃ヘッド48がスクリーンマスクSの下面の終了端部に至ると(図5(b))、CPUは、当接部材50を下降させると共に清掃ヘッド48を初期位置に移動させ、スクリーン清掃処理を終了させる。なお、清掃ヘッド48が終了端部に至ったあと、CPUは、第2モータ45を駆動し、第1ローラ41から拭取部材43を繰り出させると共に、繰り出された拭取部材43を第2ローラ42で巻き取る処理を行う(図5(b)の吹出図参照)。このようにして、スクリーンマスクSを清掃する。
ステップS110のあと、又は、ステップS100でスクリーンマスクSの清掃タイミングでないと判定したときには、CPUは、スキージの清掃タイミングであるか否かを判定する(ステップS120)。スキージの清掃タイミングは、例えば、第1スキージ33又は第2スキージ34で基板P上に印刷した回数をカウントし、前回清掃してから所定数(例えば10回や20回など)に至ったときなどに設定することができる。あるいは、スキージ清掃タイミングは、前回清掃してからの経過時間(例えば5分など)に設定してもよい。スキージ清掃タイミングであると判定したときには、CPUは、スキージ清掃処理(ステップS130〜S210)を実行する。
スキージ清掃処理を実行すると、CPUは、現在終了した印刷処理が第1印刷方向への第1スキージ33による印刷処理であるか否かを判定する(ステップS130)。この判定は、例えば、印刷ヘッド31の停止位置などにより判定することができる。第1印刷方向への印刷処理であると判定されたときには、CPUは、第1スキージ33を清掃するべく、スクリーンマスクSを第1印刷方向とは逆の第2印刷方向へ退避するようマスク移動部27を制御する(ステップS140)。図6は、第1スキージ33の端面清掃処理の説明図であり、図6(a)がスクリーンマスクSの移動図、図6(b)が清掃準備時の説明図、図6(c)が清掃時の説明図である。図6(a)に示すように、印刷終了時には、第1スキージ33は装置後方に位置する。ここでは、スクリーンマスクSを第2印刷方向に移動させることにより、スクリーンマスクS上のマスク領域11を外れた清掃領域12に第1スキージ33が位置するようになる。このため、清掃ヘッド48は、第1スキージ33を前後方向に移動することなく、第1印刷方向側の清掃領域12で第1スキージ33に対向し、清掃処理を行うことができる。また、第1スキージ33は、余剰のはんだが付着した状態でスクリーンマスクSの開口部上で移動することがない。
次に、CPUは、清掃ユニット40の第1清掃面52が第1スキージ33の端面33aの下方に位置するように清掃ヘッド48を移動させ、端面33aと第1清掃面52とを拭取部材43を介して当接させる(ステップS150)。このとき、CPUは、第1スキージ33を下降させるのみでもよいし、当接部材50を上昇させるのみでもよいし、第1スキージ33を下降すると共に、当接部材50を上昇させてもよい。なお、図6、7では、当接部材50を移動しない態様で描いている。次に、CPUは、第1印刷方向に拭取部材43を繰り出しながら第1スキージ33の清掃処理を行い(ステップS160)、このルーチンを終了する。この処理では、第2モータ45を駆動し、第1ローラ41から拭取部材43を繰り出させると共に、繰り出された拭取部材43を第2ローラ42で巻き取る処理を所定長さに亘り行う(図6(c))。繰り出す所定長さは、例えば、第1スキージ33の端部を清掃可能な長さを経験的に求め、この求めた長さに設定してもよい。このとき、拭取部材43は、第1清掃面52に下面から支えられ、端面33aの全面に接触し、付着したはんだ60を拭き取る。はんだ60を付着した拭取部材43は、第2ローラ42に巻き付けられる。
一方、ステップS130で、現在終了した印刷処理が第1印刷方向への第1スキージ33による印刷処理でないとき、即ち、第2印刷方向への第2スキージ34による印刷処理であるときには、CPUは、第2スキージ34を清掃するべく、スクリーンマスクSを第2印刷方向とは逆の第1印刷方向へ退避するようマスク移動部27を制御する(ステップS170)。図7は、第2スキージ34の端面清掃処理の説明図であり、図7(a)がスクリーンマスクSの移動図、図7(b)が拭取部材43の先送り処理の説明図、図7(c)が清掃時の説明図、図7(d)が拭取後の拭取部材43を繰り込む説明図である。図7(a)に示すように、印刷終了時には、第2スキージ34は装置前方に位置する。ここでは、スクリーンマスクSを第1印刷方向に移動させることにより、スクリーンマスクS上のマスク領域11を外れた清掃領域12に第2スキージ34が位置するようになる。このため、清掃ヘッド48は、第2スキージ34を前後方向に移動することなく、第2印刷方向側の清掃領域12で第2スキージ34に対向し、清掃処理を行うことができる。また、第2スキージ34は、余剰のはんだが付着した状態でスクリーンマスクSの開口部上で移動することがない。
次に、CPUは、第2モータ45を駆動し、第1ローラ41から先に拭取部材43を所定長さ繰り出す(ステップS180)。この先に繰り出す所定長さは、例えば、第2スキージ34の端部を清掃可能な長さを経験的に求め、この求めた長さに設定してもよい。ここで、先に拭取部材43を繰り出しておくのは、第2スキージ34の印刷方向と同じ方向に拭取部材43を戻しながら端面34aを拭き取るためである。第2スキージ34の印刷方向とは反対方向に拭取部材43を移動しながら端面34aを拭き取ると、残余しているはんだが第2スキージ34の後側に回り込んでしまい、のちに落下するなど不具合が生じ得るからである。次に、CPUは、清掃ユニット40の第2清掃面53が第2スキージ34の端面34aの下方に位置するように清掃ヘッド48を移動させ、端面34aと第2清掃面53とを拭取部材43を介して当接させる(ステップS190)。このとき、CPUは、第2スキージ34を下降させるのみでもよいし、当接部材50を上昇させるのみでもよいし、第2スキージ34を下降すると共に、当接部材50を上昇させてもよい。
続いて、CPUは、第2印刷方向に拭取部材43を戻しながら第2スキージ34の清掃処理を行う(ステップS200)。この処理では、第1モータ44を駆動し、先に繰り出された拭取部材43を第1ローラ41で巻き戻す処理を所定長さ行う(図7(c))。この処理では、先に繰り出した長さの拭取部材43を巻き戻すものとしてもよいし、拭き取られたはんだ60が第1ローラ41に接触しない範囲で拭取部材43を巻き戻すものとしてもよい。このとき、拭取部材43は、第2清掃面53に下面から支えられ、端面34aの全面に接触し、付着したはんだ60を拭き取る。そして、CPUは、第2モータ45を駆動し、はんだ60を拭き取った拭取部材43を第2ローラ42に巻き取らせ(ステップS210)、このルーチンを終了する。このように、スキージの端面に至るまで清掃するのである。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の第1スキージ33が本発明の第1スキージ及びスキージに相当し、第2スキージ34が第2スキージ及びスキージに相当し、清掃ユニット40が清掃手段に相当し、当接部材50が当接部材に相当し、マスク移動部27が移動手段に相当する。また、接触部51が接触部に相当し、第1清掃面52及び第2清掃面53が清掃面に相当し、拭取部材43が長尺の拭取部材に相当し、第1ローラ41が操出部に相当し、第2ローラ42が繰込部に相当する。なお、本実施形態では、清掃ユニット40の動作を説明することにより本発明の清掃処理装置の一例も明らかにしている。
以上説明した実施形態のスクリーン印刷装置20によれば、スキージの端面に付着したはんだを拭取処理によって清掃するため、スキージに付着した余剰のはんだを一層取り除くことができる。したがって、余剰のはんだが落下して生じる不具合の発生をより低減することができる。また、スクリーン清掃処理と端面清掃処理とを共通する清掃ユニット40により1つの構成で行うから、より構成を省略しつつ、不具合の発生をより低減することができる。また、スクリーン清掃処理と端面清掃処理とを1つの構成により行うため、装置を小型化することができる。
また、スキージの端面に沿う第1清掃面52及び第2清掃面53が形成された当接部材50を備えているため、スキージの端面の清掃をより適切に行うことができ、不具合の発生をより低減しやすい。また、当接部材50は、スクリーンマスクSの裏面に当接する接触部51と第1清掃面52及び第2清掃面53が形成されているため、1つの部材により、スクリーン清掃処理と端面清掃処理とを実行することができ、より構成を省略しつつ、不具合の発生をより低減することができる。更に、スクリーンマスクSを移動し、スクリーンマスクS上の領域外である清掃領域12で端面清掃処理を行うため、不具合の発生をより低減することができる。更にまた、印刷処理を行う所定の印刷方向側のスクリーンマスクSの領域外にある清掃領域12で端面清掃処理を実行するため、印刷処理を行ったあと、その清掃を行うべくスキージがスクリーンマスクSの開口部上を移動することがなく、不具合の発生を一層、低減することができる。
そしてまた、スキージの端面に接触する拭取部材43をスキージに対して印刷方向に相対移動させて端面清掃処理を実行するため、印刷用のはんだが存在する印刷方向側に、スキージの端部に残余したはんだが移動するから、余剰したはんだの落下による不具合の発生を防止しやすい。そして更にまた、拭取部材43を第1印刷方向に所定長さ繰り出したのち拭取部材43を第2スキージ34の端面34aに接触した状態で第2印刷方向に戻しながら第2スキージ34の端面清掃処理を実行する。このため第1スキージ33及び第2スキージ34のいずれについても印刷方向に向かって拭取部材43を移動させるから、いずれのスキージにおいても、印刷用のはんだが存在する印刷方向側に、スキージの端部に残余したはんだが移動する。したがって、余剰したはんだの落下による不具合の発生を防止しやすい。また、第1スキージ33及び第2スキージ34に対して清掃ユニット40をそれぞれ設ける必要がなく、より構成を省略しつつ、不具合の発生をより低減することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、清掃ユニット40がスクリーン清掃処理と端面清掃処理とを実行するものとしたが、特に限定されず、スクリーン印刷装置20は、はんだを移動させるスキージと、スキージに付着したはんだを拭取処理によって清掃する清掃ユニット(清掃手段)と、を備えたものとしてもよい。このスクリーン印刷装置では、スキージに付着したはんだを拭取処理によって清掃するため、スキージに付着した余剰のはんだを取り除くことができ、余剰のはんだが落下して生じる不具合の発生をより低減することができる。このとき、清掃ユニットは、スキージの端面を拭取処理によって清掃するものとしてもよい。こうすれば、スキージに付着した余剰のはんだをより一層取り除くことができ、余剰のはんだが落下して生じる不具合の発生をより低減することができる。
また、上述した実施形態では、清掃ユニット40がスクリーン清掃部と端面清掃部とを兼ねるものとしたが、特にこれに限定されず、図8に示すように、スクリーン清掃処理を行う清掃ユニット140と端面清掃処理を実行する清掃ユニット40とを備えるスクリーン印刷装置120としてもよい。即ち、清掃ユニットを複数備えるものとしてもよい。図8は、別のスクリーン印刷装置120の構成の概略の一例を示す構成図である。清掃ユニット140は、清掃ユニット40と同様に第1ローラ141や第2ローラ142を備える。こうしても、スキージに付着した余剰のはんだをより一層取り除くことができ、余剰のはんだが落下して生じる不具合の発生をより低減することができる。また、ユニットが複数あるから、スキージ端面の清掃とスクリーンマスクの清掃とを同時並行的に実施することができ、より効率を高めることができる。なお、このとき、清掃ユニット40では、スクリーンマスクSの裏面を清掃する接触部51を省略することができ、清掃ユニット140では、第1清掃面52や第2清掃面53を省略することができる。
上述した実施形態では、清掃ユニット40は、第1スキージ33及び第2スキージ34の清掃を行うものとしたが、例えば、図8に示したスクリーン印刷装置120において、第1スキージ33を清掃する清掃ユニット40と、第2スキージ34を清掃する清掃ユニット140とを備えるものとしてもよい。このように、清掃ユニットを複数備えるものとしても、スキージに付着した余剰のはんだをより一層取り除くことができ、余剰のはんだが落下して生じる不具合の発生をより低減することができる。また、第2スキージ34の清掃処理を、第1ローラ41を逆転させ拭取部材43を戻しながら行う必要がない。更に、第1スキージ33を清掃する清掃ユニットには、第2清掃面53を省略して第1清掃面52のみを形成してもよいし、第2スキージ34を清掃する清掃ユニットには、第1清掃面52を省略して第2清掃面53のみを形成してもよい。
上述した実施形態では、清掃ユニット40は、接触部51、第1清掃面52及び第2清掃面53が形成された当接部材50を備えるものとしたが、特にこれに限定されず、例えば、接触部51、第1清掃面52、第2清掃面53がそれぞれ別部材に形成されている当接部材を備えるものとしてもよい。こうすれば、部材数は多くなるものの、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。また、当接部材50を省略してもよい。こうしても、拭取部材43によりスキージの清掃を行うことはできる。更に、接触部51、第1清掃面52及び第2清掃面53のうちいずれか1以上を省略するものとしてもよい。
上述した実施形態では、スクリーンマスクSを移動することにより、スキージと清掃ユニット40とを対向させて清掃処理を行うものとしたが、特にこれに限定されず、スクリーンマスクSを固定したまま、スクリーンマスクS上の領域を外れた清掃領域にスキージ及び清掃ヘッド48を移動し、この清掃領域でスキージの清掃処理を行うものとしてもよい。こうしても、スキージに付着した余剰のはんだをより一層取り除くことができ、余剰のはんだが落下して生じる不具合の発生をより低減することができる。
上述した実施形態では、用いたスキージの印刷終了側でスキージの清掃処理を行うものとし、清掃前のスキージがスクリーンマスクSの開口部上を移動しないものとしたが、特にこれに限定されず、清掃前のスキージがスクリーンマスクS上を移動してもよい。なお、清掃前のスキージがスクリーンマスクSの開口部上を移動しない方が好ましい。
上述した実施形態では、拭取部材43を巻き戻しながら第2スキージ34を清掃するものとしたが、例えば、特にこれに限定されず、第1スキージ33の清掃と同じ方向に拭取部材43を操り出しながら第2スキージ34の清掃を行ってもよい。こうしても、第2スキージ34の端面34aが清掃できるから、スキージに付着した余剰のはんだを取り除くことができる。
上述した実施形態では、端面33a,34aに略平行に形成された第1清掃面52や第2清掃面53を備える当接部材50として説明したが、例えば、端面33a,34aに沿うものとすれば、平行でなくてもよい。また、端面33a,34aに沿わない第1清掃面52や第2清掃面53とすることもできる。例えば、ゴムなどの弾性部材を使用し、スキージ端面に対して弾性変形することにより、当接部材50の第1清掃面や第2清掃面が端面33a,34aに沿うものとしてもよい。
上述した実施形態では、清掃ユニット40は、第1ローラ41と長尺の拭取部材43と第2ローラ42を備えるものとしたが、スキージの清掃を行うものとすれば、特にこれに限定されない。例えば、第1ローラ41や第2ローラ42を省略し、長尺ではない固定された拭取部材を用いて、拭取処理によりスキージの清掃処理を行ってもよい。また、当接部材50の第1清掃面52や第2清掃面53の表面を拭取部とし、第1スキージ33や第2スキージ34を直接この拭取部に接触させて拭取処理を行うものとしてもよい。
上述した実施形態では、印刷ヘッド31は、第1スキージ33及び第2スキージ34を備えるダブルスキージとして説明したが、特にこれに限定されず、第1スキージ33のみを備えるシングルスキージとしてもよい。こうしても、清掃ユニット40により、スキージに付着した余剰のはんだをより取り除くことができる。このとき、例えば、第2スキージ34の清掃に必要な構成(第2清掃面53や第1モータ44など)を省略することができる。
上述した実施形態では、清掃ユニット40を備えたスクリーン印刷装置20として説明したが、特にこれに限定されず、例えば、清掃ユニット40(清掃処理装置)としてもよい。この清掃処理装置とした場合に、上記説明した様々な態様を採用することができる。
11 マスク領域、12 清掃領域、20,120 スクリーン印刷装置、22 印刷機コントローラー、23 基板処理ユニット、24 基板搬送部、25 基板保持部、26 マスク処理ユニット、27 マスク移動部、28 枠体、29 マスク固定部、30 スキージユニット、31 印刷ヘッド、32 ヘッド移動部、33 第1スキージ、33a,34a 端面、34 第2スキージ、35,36 ピストンロッド、39 バス、40、140 清掃ユニット、41,141 第1ローラ、42,142 第2ローラ、43 拭取部材、44 第1モータ、45 第2モータ、46 昇降装置、47 清掃移動部、48 清掃ヘッド、50 当接部材、51 接触部、52 第1清掃面、53 第2清掃面、60 はんだ、P 基板、S スクリーンマスク。

Claims (8)

  1. スクリーンマスクを用いてはんだを基板上に印刷処理するスクリーン印刷装置であって、
    前記はんだを移動させ前記印刷処理を実行するスキージと、
    前記スクリーンマスクの裏面を拭取により清掃するスクリーン清掃処理と、前記スキージの端面を拭取により清掃する端面清掃処理とを実行する清掃手段と、を備え
    前記清掃手段は、前記スキージの端面に沿う清掃面と、前記スクリーンマスクの裏面に当接する接触部とが形成された当接部材を備えており、該当接部材の清掃面に前記スキージの端面を直接又は間接的に接触させて前記端面清掃処理を実行する、
    スクリーン印刷装置。
  2. 前記スキージは、前記スクリーンマスクに対して所定の印刷方向に相対移動して前記印刷処理を行い、
    前記清掃手段は、前記スキージの端面に接触する拭取部材を前記スキージに対して前記印刷方向に相対移動させて前記端面清掃処理を実行する、請求項1に記載のスクリーン印刷装置。
  3. スクリーンマスクを用いてはんだを基板上に印刷処理するスクリーン印刷装置であって、
    前記はんだを移動させ前記印刷処理を実行するスキージと、
    前記スクリーンマスクの裏面を拭取により清掃するスクリーン清掃処理と、前記スキージの端面を拭取により清掃する端面清掃処理とを実行する清掃手段と、をえ、
    前記スキージは、前記スクリーンマスクに対して所定の第1印刷方向に相対移動して前記印刷処理を実行する第1スキージと、前記第1印刷方向とは逆の第2印刷方向に前記スクリーンマスクに対して相対移動して前記印刷処理を実行する第2スキージとを備えており、
    前記清掃手段は、前記第1及び第2スキージの端面に接触する長尺の拭取部材を繰り出す操出部と前記繰り出された拭取部材を繰り込む繰込部とを備えており、前記第1スキージの端面清掃処理では、前記拭取部材を前記第1スキージの端面に接触した状態で前記第1印刷方向に繰り出して前記第1スキージの前記端面清掃処理を実行する一方、前記第2スキージの端面清掃処理では、前記拭取部材を前記第1印刷方向に所定長さ繰り出したのち前記拭取部材を前記第2スキージの端面に接触した状態で前記第2印刷方向に戻しながら前記第2スキージの前記端面清掃処理を実行する、
    スクリーン印刷装置。
  4. 前記清掃手段は、前記スキージの端面に沿う清掃面が形成された当接部材を備えており、該当接部材の清掃面に前記スキージの端面を前記拭取部材を介して間接的に接触させて前記端面清掃処理を実行する、請求項に記載のスクリーン印刷装置。
  5. 前記清掃手段は、前記スクリーンマスクの裏面に当接する接触部と前記清掃面とが形成された前記当接部材を備えている、請求項に記載のスクリーン印刷装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載のスクリーン印刷装置であって、
    前記スクリーンマスク上の領域外である清掃領域に前記スキージが位置するよう、前記スクリーンマスクと前記スキージとを相対的に移動させる移動手段、を備え、
    前記清掃手段は、前記清掃領域で前記端面清掃処理を実行する、スクリーン印刷装置。
  7. 前記清掃手段は、前記印刷処理を行う所定の印刷方向側の前記スクリーンマスク上の領域外にある前記清掃領域で前記端面清掃処理を実行する、請求項に記載のスクリーン印刷装置。
  8. スクリーンマスクを用いてスキージによりはんだを基板上に印刷処理するスクリーン印刷装置を清掃する清掃処理装置であって、
    前記スクリーンマスクの裏面を拭取により清掃するスクリーン清掃処理と、前記スキージの端面を拭取により清掃する端面清掃処理とを実行する清掃手段、を備え
    前記清掃手段は、前記スキージの端面に沿う清掃面と、前記スクリーンマスクの裏面に当接する接触部とが形成された当接部材を備えており、該当接部材の清掃面に前記スキージの端面を直接又は間接的に接触させて前記端面清掃処理を実行する、
    清掃処理装置。
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