JP2009541561A - (パー)フルオロエラストマー組成物 - Google Patents

(パー)フルオロエラストマー組成物 Download PDF

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Abstract

(パー)フルオロエラストマーとして100phr;充填剤として、DIN ISO 787−9標準により測定して7より高いpH、好ましくは8より高いpH値を有するシリカ0.5〜50phr;架橋剤として、一般式(I)(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6は、それぞれ同一または異なってHまたはC1〜C5アルキルであり;Zは、酸素原子を任意に含んでいてもよく、好ましくは少なくとも部分的にフッ素化されている、C1〜C18の直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキレンまたはシクロアルキレン基、あるいは(パー)フルオロポリオキシアルキレン基から選沢される)を有するビス−オレフィン0.5〜10phrを含む、過酸化物法により硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
Figure 2009541561

【選択図】なし

Description

本発明は、例えば300〜350℃の高温での圧縮永久歪みにより示される、耐熱性およびシーリング特性の改良された組み合わせを有する(パー)フルオロエラストマー組成物に関する。
さらに具体的には、本発明は、高温、好ましくは320〜350℃での長時間(例えば70時間)のエージングの後でも、破断応力、破断点伸び、硬度および重量のような、機械的特性の限定された変動により示される、改良された耐熱性を維持する(パー)フルオロエラストマー組成物に関する。
(パー)フルオロエラストマーの硬化が、イオンおよび/または過酸化物のルートにより行われることは公知である。
イオン硬化では、好適な硬化剤、例えばテトラアルキルアンモニウム塩、ホスホニウム塩またはアミノホスホニウム塩のような促進剤と組み合わさった、例えばビスフェノールAFのようなポリヒドロキシ化された化合物が、(パー)フルオロエラストマーに加えられる。
過酸化物による硬化では、ポリマーが過酸化物の存在下でラジカルを形成し得る硬化部位を含まなければならない。
この理由のため、例えばUSP 4,035,565、USP 4,745,165およびEP 199,138に記載されているように、ヨウ素および/または臭素を含む硬化部位を含むコモノマーが重合の間に鎖中に導入される。
あるいは、ヨウ素化および/または臭素化された末端基を生じさせる示された系と同時に、ヨウ素および/または臭素を含む連鎖移動剤を用いることができる。例えば、USP 4,243,770およびUSP 5,173,553参照。
過酸化物法による硬化は、公知技術により、加熱によりラジカルを生じ得る過酸化物、例えばジ−terブチル−パーオキサイドおよび2,5−ジメチル−2,5−ジ(terブチルパーオキシ)−ヘキサンなどのようなジアルキルパーオキサイドを添加することにより行われる。
次いで、硬化配合物にその他の化合物、例えば硬化助剤が加えられる。それらの中で最も一般に用いられるものは、トリアリル−シアヌレートであり、好ましくはトリアリル−イソシアヌレート(TAIC)など;ポリマ−に対して1〜15重量%の量の、例えばMg、Caなどのような2価の金属オキサイドまたはハイドロキサイドから選沢される金属化合物;金属充填剤、顔料、抗酸化剤、安定化剤などのようなその他の通常の添加剤である。
イオン硬化した(パー)フルオロエラストマーは、高温にさらされたとき、過酸化物法により硬化した(パー)フルオロエラストマーよりも安定である(高温でのより高い耐熱性)。実際にイオン硬化で製造された製品は、良好な最終特性、特に250℃より高い温度でも耐熱性を維持している。
過酸化物法により硬化した(パー)フルオロエラストマーは、より高い温度では該エラストマーが機械的特性の明白なロスを示すため、230℃までのより低い温度で用いられる。
架橋剤が、ヨウ素および/または臭素を含み、一般式:
I 1I 2C=C(RI 3)−Z−C(RI 4)=CRI 5I 6(IB)
を有するビス−オレフィンである、(パー)フルオロエラストマーの過酸化物架橋システムは、USP 5,902,857およびUSP 5,948,868からも公知である。
上記の式中、基Rはそれぞれ同一または異なって、Hまたはアルキルであり;Zは、酸素原子を任意に含んでいてもよく、好ましくは少なくとも部分的にフッ素化されている、直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキレンまたはシクロアルキレンであるか、あるいは(パー)フルオロポリオキシアルキレン基である。
これら2つの特許に記載の架橋システムは、通常の架橋剤が用いられるシステムと比較して、硬化した製品の高温での耐熱性の改善を可能ならしめる。しかしながら、約300℃の温度では、硬化した製品の機械的特性が相当に低下する。
例えば、知られているように(パー)フルオロエラストマーの最も重要な特性の1つである破断応力は、300℃での熱処理前に測定された値に対して、85%の特性低下を被る。さらに、350℃までの温度で用いられ得る(パー)フルオロエラストマーは、良好な圧縮永久歪みを有さなければならないことがよく知られている。上記2つの米国特許では、200℃での圧縮永久歪み特性のみが報告されている。
USP 6,191,208は、TFEおよびパーフルオロビニルエーテル単位およびニトリル基を含む硬化部位モノマーを有するパーフルオロエラストマー;上記の硬化部位のための硬化システム、ならびに充填剤としての無水シリカを含む、架橋し得るパーフルオロエラストマー組成物を記載している。
この特許において、無水シリカは、一般に7より低いpH、好ましくは4〜5のpHを有する酸シリカであると記載されている。この特許の組成物は、高温での加熱によりHFを発生する傾向が減少することを示している。実施例は、200℃、336時間で測定された圧縮永久歪み値を報告している。しかしながら、この特許は、パーフルオロエラストマー組成物の300〜350℃の高温での機械的特性および圧縮永久歪みの維持に関しては、いかなる教示も与えていない。
欧州特許出願EP 1,632,526は:
− ポリマーの0.6〜1.8重量%の量の、上記一般式(IB)を有するビス−オレフィン;
− ポリマーの0.2〜1.3重量%の量の過酸化物
を含むパーフルオロエラストマーのための過酸化物硬化システムを記載している。
その他の成分、特に次に挙げられるものが過酸化物硬化システムに加えられる:
金属化合物;顔料;抗酸化剤;安定化剤;補強充填剤。これらの中では、カーボンブラック、硫酸バリウム、シリケート、結晶質(パー)フルオロポリマーが挙げられる。
実施例は、この特許出願に記載の架橋システムにより、316℃の温度で良好な圧縮永久歪み値と組み合わさった良好な耐熱性が得られることを示している。
320〜350℃の高温での長時間(例えば70時間)のエージングの後でも、破断応力、破断点伸び、硬度および重量のような機械的特性の変動により指摘されるような改善された耐熱性を示す実施例は、報告されていない。
300℃〜350℃までの高温、好ましくは320〜350℃での、長時間(例えば70時間)のエージング後でも、破断応力、破断点伸び、硬度および重量のような機械的特性の小さい変動により指摘されるような耐熱性と、上記の高温での改善された圧縮永久歪みとの、改善された組み合わせを有する、硬化製品を入手できる必要性が感じられていた。
驚くべきことに意外にも、本出願人は、以下に記載のような特定の(パー)フルオロエラストマー組成物を用いることにより、上記の技術的課題を解決できることを見出した。
本発明の課題は、(パー)フルオロエラストマー100phrあたり次のものを含む過酸化物法により硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物である:
− 充填剤として、0.5〜50phr、好ましくは1〜35phr、より好ましくは3〜25phrの、DIN ISO 787−9標準により決定される7より高いpH、好ましくは8より高いpH値を有するシリカ;
− 架橋剤として、0.5〜10phr、好ましくは0.6〜5phr、より好ましくは0.6〜1.8phr、さらに好ましくは0.9〜1.5phrの、一般式:
Figure 2009541561
(式中、
1、R2、R3、R4、R5、R6は、それぞれ同一または異なって、HまたはC1〜C5アルキルであり;
Zは、酸素原子を任意に含んでいてもよく、好ましくは少なくとも部分的にフッ素化された、C1〜C18の直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキレンまたはシクロアルキレン基、あるいは(パー)フルオロポリオキシアルキレン基から選沢される)
を有するビス−オレフィン。
シリカ(二酸化珪素)としては、7より高いpH、好ましくは8より高いpH値を有するかぎり、どんなシリカでも用いられ得る。
本発明による組成物中で用いられ得るシリカの例は、市場で入手可能な次のものである:Sipernat(商標)D10、Ultrasil(商標)360、Carplex(商標)1120である。
シリカ Carplex(商標)1120は、シリカの量が90重量%の、pH11を有する結晶質シリカである。
シリカ Sipernat(商標)D10は、約98%のシリカ滴定量であり、pH10を有する。
シリカ Ultrasil(商標)360は、約98%のシリカ滴定量であり、pH9を有する。
シリカは、好ましくは1〜35phr、より好ましくは3〜25phrの範囲内である。
ビス−オレフィン架橋剤は、好ましくは0.6〜5、より好ましくは0.6〜1.8phrの範囲である。
ビス−オレフィンの式(I)において、Zは、好ましくはC4〜C12、より好ましくはC4〜C8パーフルオロアルキレン基であり;Zが(パー)フルオロポリオキシアルキレン基であるとき、それは次の:
−CF2CF2O−、−CF2CF(CF3)O−、−CFX1O−(ここで、X1=F、CF3)、−CF2CF2CF2O−、−CF2−CH2CH2O−、−C36O−
から選択される単位を含むことができ、
他方、R1、R2、R3、R4、R5、R6は、好ましくは水素である。
好ましくは、Zは、式:
−(Q)p−CF2O−(CF2CF2O)m(CF2O)n−CF2−(Q)p− (II)
(式中、
QはC1〜C10アルキレンまたはオキシアルキレン基であり;pは0または1であり;mおよびnはm/n比が0.2〜5であるような数であり、上記の(パー)フルオロポリオキシアルキレン基の数平均分子量は300〜10000、好ましくは700〜2000の範囲である)
を有する。
ビス−オレフィン中の−Q−は、好ましくは、−CH2OCH2−;−CH2O(CH2CH2O)sCH2−(ここで、s=1〜3)から選択される。
ビス−オレフィンは、好ましくは、式:CH2=CH−(CF2t0−CH=CH2(ここで、t0は6〜10の整数である)を有する。
Zがアルキレンまたはシクロアルキレン基である式(I)のビス−オレフィンは、例えばI.L.Knunyantsらによる“Izv.Akad.Nauk.SSSR”,Ser.Khim.,1964(2),384-6に記載された方法に従って製造することができ、他方(パー)フルオロポリオキシアルキレンのシーケンスを含むビス−オレフィン類は、USP 3,810,874に記載されている。
本発明による架橋システムで過酸化物法により硬化し得る(パー)フルオロエラストマーは、過酸化物の架橋部位を含むエラストマーである。好ましくは、これらの部位は、ヨウ素および/または臭素、好ましくはヨウ素原子により表される。例えば、EP 769,521に記載のパーフルオロエラストマーを参照されたい。
ヨウ素および/または臭素原子は、主鎖に沿っておよび/または主鎖の末端として存在し得る。ヨウ素/臭素の量は、一般に、ポリマーの総重量に対して0.001〜5重量%、好ましくは0.01〜2.5重量%である。
鎖に沿ってヨウ素原子を導入するためには、フルオロエラストマーのモノマーの重合は、ヨウ素(硬化部位のモノマー)を含む好適なフッ素化コモノマーと共に行われる。例えばUSP 4,745,165、USP 4,831,085、USP 4,214,060、EP 683,149を参照されたい。
硬化部位は、例えば次の化合物から選沢され得る:
(a)式:
I−Rf−O−CF=CF2 (III)
(式中、Rfは、塩素および/またはエーテル酸素原子を任意に含んでいてもよい、C1〜C12(パー)フルオロアルキレン;例えばICF2−O−CF=CF2、ICF2CF2−O−CF=CF2、ICF2CF2CF−O−CF=CF2、CF3CFICF2−O−CF=CF2などである)
のヨード(パー)フルオロアルキル−パーフルオロビニルエーテル;
(b)式:
I−R’f−CF=CF2 (IV)
(式中、R’fは、塩素原子を任意に含んでいてもよい、C1〜C12(パー)フルオロアルキレン;例えばヨードトリフルオロエチレン、1−ヨード−2,2−ジフルオロエチレン、ヨード−3,3,4,4−テトラフルオロブテン−1、4−ヨード−パーフルオロブテン−1などである)
のヨード−(パー)フルオロオレフィン;
(c)式:
CHRO=CH−ZO−CH2CHRO−I (V)
(式中、ROは、Hまたは−CH3であり;ZOは、1以上の酸素原子を任意に含んでいてもよい直鎖状もしくは分枝鎖状の(パー)フルオロアルキレン基、または上記で定義されたような(パー)フルオロポリオキシアルキレン基である)
のヨード−(パー)フルオロオレフィン。
その他の硬化部位のためのヨウ素化コモノマーは、ヨードフルオロアルキルビニルエーテルである(USP 4,745,165およびUSP 4,564,662参照)。
あるいは、ヨウ素化コモノマーに加えて、フルオロエラストマーは、USP 4,501,869に記載のように、フルオロエラストマーの重合中に、反応媒体に投入される適当なヨウ素化連鎖移動剤から誘導される、末端部分のヨウ素原子を含み得る。
上記の連鎖移動剤は、式:RA f(I)x(ここで、RA fは塩素原子を任意に含んでいてもよいC1〜C12(パー)フルオロアルキル基であり、xは1または2である)を有する。 上記の連鎖移動剤は、例えばCF22、I(CF26I、I(CF24I、CF2ClI、CF3CFICF2Iなどから選択され得る。上記のように、ヨウ素化連鎖移動剤の添加により鎖末端基として導入されるヨウ素については、例えばUSP 4,243,770およびUSP 4,943,622を参照されたい。
特許出願EP 407,937に従って、連鎖移動剤としてヨウ化アルカリ金属またはヨウ化アルカリ土類金属を用いることもできる。
ヨウ素を含む連鎖移動剤と組み合わせて、酢酸エチル、マロン酸ジエチルなどのような先行技術のその他の公知の連鎖移動剤を用いることもできる。
(パー)フルオロエラストマー末端部分におけるヨウ素の量は、一般に、フルオロエラストマーの重量に対して0.001〜3重量%、好ましくは0.01〜1重量%である。USP 4,035,565およびUSP 4,694,045参照。
さらに、過酸化物法により硬化し得る(パー)フルオロエラストマーは、その代わりに、またはヨウ素と組み合わせて、鎖中および末端部分に臭素も含み得る。鎖中の臭素は、公知技術に従って、硬化部位のコモノマーを用いることにより導入され得る。例えば、USP 4,035,565、USP 4,745,165、EP 199,138参照。また、末端臭素は、USP 4,501,869に記載のように導入され得る。
本発明の(パー)フルオロエラストマーは、エチレンタイプの1つの不飽和を有する、少なくとも1つの過フッ素化されたオレフィンとのTFEポリマーである。
特にコモノマーは、次のものから選沢される:
−(パー)フルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)CF2=CFOR2f(ここで、R2fはC1〜C6(パー)フルオロアルキル、例えばトリフルオロメチル、ブロモトリフルオロメチル、ペンタフルオロプロピルである);
−(パー)フルオロ−オキシアルキルビニルエーテル CF2=CFOXo(ここで、Xoは1以上のエーテル基を含むC1〜C12パーフルオロオキシアルキル、例えばパーフルオロ−2−プロポキシ−プロピルである);
− 一般式:
CFX2=CX2OCF2OR”f (I−Ba)
(式中、− R”fは、次の意味を有し、:
− C2〜C6直鎖状または分枝鎖状の(パー)フルオロアルキル、
− C5〜C6環状(パー)フルオロアルキル、
− 1〜3の酸素原子を含むC2〜C6直鎖状または分枝鎖状(パー)フルオロオキシアルキル
− X2=F、H)
を有するMOVEと呼ばれる(パー)フルオロビニルエーテル。
(パー)フルオロエラストマーにおいて、コモノマーが式(I−Ba)の(パー)フルオロビニルエーテルであるとき、それは好ましくは次の:
CF2=CFOCF2OCF2CF3 (MOVE1)、
CF2=CFOCF2OCF2CF2OCF3 (MOVE2)、
CF2=CFOCF2OCF3 (MOVE3)
から選択される。
硬化し得る(パー)フルオロエラストマーのための好ましいモノマー組成物は、モル%で表される次の:
− TFE50〜85%、PAVE15〜50%;
− TFE20〜85%、MOVE15〜85%、任意のPAVE0〜50%
であり、モノマーの合計は100モル%である。
本発明のフッ素化ポリマーは、VDF、任意に水素原子、塩素および/または臭素および/またはヨウ素を含んでいてもよいC3〜C8フルオロオレフィン、C2〜C8非フッ素化オレフィン(OI)、好ましくはエチレンおよび/またはプロピレンから誘導される単位も任意に含んでいてもよい。
後者の例は、:
− テトラフロオロエチレン(TFE)33〜75モル%、好ましくは40〜60モル%;
パーフルオロビニルエーテル(PAVE)15〜45モル%、好ましくは20〜40モル%;
フッ化ビニリデン(VDF)2〜25モル%、好ましくは15〜20モル%;
− TFE32〜60モル%、PAVE20〜40モル%;OI10〜40モル%
であり、組成物のモルの合計は100%である。
好ましいパーフルオロビニルエーテル PAVEとして、(パー)フルオロメチルビニルエーテル、パーフルオロエチルビニルエーテル、パーフルオロプロピルビニルエーテルが挙げられる。
上記の(パー)フルオロエラストマー組成物において、ビニルエーテルPAVEの代わりに、またはそれと組み合わせて、式(I−Ba)の(パー)フルオロビニルエーテルが用いられ得る。ただし、ビニルエーテルの合計%は、PAVEを含む上記の組成物についての上記で示された範囲内である。
(パー)フルオロエラストマーは、USP 5,585,449に記載のように、上記の一般式(I)の少量のビス−オレフィンから誘導されるモノマー単位も鎖中に含むことができ、一般に(パー)フルオロエラストマー中のビス−オレフィンの量は、ポリマーに対して0.01〜5モル%の範囲である。
硬化ブレンドに、その他の成分、例えば次のものが任意に加えられてもよい:
− ポリマーに対して0〜15重量%の量の、Ba、Na、K、Pb、Caのステアリン酸塩、安息香酸塩、炭酸塩、シュウ酸塩または亜リン酸塩のような弱酸塩と任意に組み合わされていてもよい、例えばMg、Zn、CaまたはPbのような2価の金属オキサイドまたはハイドロキサイドから選択される金属化合物;
− 補強充填剤、顔料、抗酸化剤、安定化剤などのような、その他の通常の添加剤。
充填剤としては、カーボンブラック、硫酸バリウム、シリケート、例えばPTFEまたはコモノマーで修飾されたPTFEから選択される半結晶質(パー)フルオロポリマーが挙げられる。硬化し得るパーフルオロエラストマーは、パーフルオロエラストマーおよび硬化剤を含む。
本発明の(パー)フルオロエラストマーは、上記のように、過酸化物法により硬化される。これは、加熱によりラジカルを発生し得る過酸化物の添加による、公知技術により行われる。
最も一般に用いられるものの中には、例えばジ−terブチル−パーオキサイドおよび2,5−ジメチル−2,5−ジ(terブチルパーオキシ)ヘキサンのようなジアルキルパーオキサイド;ジクミルパーオキサイド;ジベンゾイルパーオキサイド;ジ−terブチルパーベンゾエート;ジ[1,3−ジメチル−3−(terブチルパーオキシ)ブチル]−カルボネートがある。その他の過酸化物システムは、例えば特許出願EP 136,596およびEP 410,351に記載されている。一般に、用いられる過酸化物の量は、ポリマーの重量に対して0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜3重量%の範囲である。
本発明の(パー)フルオロエラストマーの製造は、先行技術のよく知られた方法による水性エマルジョン中でのモノマーの共重合により、任意の鉄もしくは銀塩またはその他の酸化され易い金属と共に、ラジカル開始剤(例えば過硫酸、過リン酸、過ホウ酸または過炭酸のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩)の存在下に行われ得る。
例えば(パー)フルオロアルキルカルボン酸塩もしくはスルホン酸塩(例えばパーフルオロオクタン酸アンモニウム)または(パー)フルオロポリオキシアルキレン酸あるいは先行技術で知られているその他のもののような界面活性剤も、反応媒体中に存在する。
重合が終了すると、電解質の添加または冷却による凝固のような通常の方法により、フルオロエラストマーはエマルジョンから単離される。
あるいは、重合反応は、好適なラジカル開始剤が存在する有機溶媒中で、周知技術により塊状または懸濁で行われ得る。重合反応は、一般に25℃〜150℃の範囲の温度で、10MPaまでの圧力下行われる。
本発明のフルオロエラストマーの製造は、参考としてここに組み込まれるUSP 4,789,717およびUSP 4,864,006に記載のように、パーフルオロポリオキシアルキレンのエマルジョン、分散液またはマイクロエマルジョンの存在下に、水性エマルジョン中で行うのが好ましい。
本発明の(パー)フルオロエラストマーは、0〜70重量%、好ましくは0〜50重量%、さらに好ましくは2〜30重量%((パー)フルオロエラストマー+半結晶質(パー)フルオロポリマーの合計乾燥重量に対する重量%)の量の半結晶質(パー)フルオロポリマーと任意に混合され得る。
半結晶質(パー)フルオロポリマーとは、ガラス転移温度Tgの他に、少なくとも一つの結晶溶融温度を示す(パー)フルオロポリマーを意味する。
半結晶質(パー)フルオロポリマーは、テトラフルオロエチレン(TFE)ホモポリマー、または少なくとも1つのエチレンタイプの不飽和を含む、0.01〜10モル%、好ましくは0.05〜7モル%の量の1つ以上のモノマーとのTFEコポリマーにより構成される。
エチレン不飽和を有する上記のコモノマーは、水素化されたタイプおよびフッ素化されたタイプの両方である。
水素化されたコモノマーとしては、エチレン、プロピレン、アクリルモノマー、例えばメチルメタクリレート、(メタ)アクリル酸、ブチルアクリレート、ヒドロキシエチルヘキシルアクリレート、スチレンモノマーが挙げられる。
フッ素化されたコモノマーとしては、次のものが挙げられる:
− ヘキサフルオロプロペン(HFP)、ヘキサフルオロイソブテンのような、C3〜C8パーフルオロオレフィン;
− フッ化ビニル(VF)、フッ化ビニリデン(VDF)、トリフルオロエチレンのようなC2〜C8水素化フルオロオレフィン、パーフルオロアルキルエチレン CH2=CH−Rf(ここで、RfはC1〜C6パーフルオロアルキルである);
− クロロトリフルオロエチレン(CTFE)のような、C2〜C8クロロ−および/またはブロモ−および/またはヨード−フルオロオレフィン;
− (パー)フルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)CF2=CFORf(ここで、RfはC1〜C6(パー)フルオロアルキルである)、例えばCF3、C25、C37
− (パー)フルオロ−オキシアルキルビニルエーテル CF2=CFOX(ここで、Xは、C1〜C12アルキル、またはC1〜C12オキシアルキル、または1以上のエーテル基を有するC1〜C12(パー)フルオロ−オキシアルキルである);
− (パー)フルオロジオキソール、好ましくはパーフルオロジオキソール。
PAVE、特にパーフルオロメチル−、パーフルオロエチル−、パーフルオロプロピルビニルエーテルおよび(パー)フルオロジオキソール、好ましくはパーフルオロジオキソールが好ましいコモノマーである。
半結晶質(パー)フルオロポリマーは、臭素化および/またはヨウ素化コモノマーから誘導される、臭素および/またはヨウ素原子を鎖中に含む半結晶質(パー)フルオロポリマーのシェルにより、半結晶質(パー)フルオロポリマーのコア+シェルの基本モノマー単位の合計モルに対して0.1〜10モル%の量で任意に覆われていてもよく、コアおよびシェル中の半結晶質(パー)フルオロポリマーは異なる組成物であってもよい(EP 1,031,606参照)。
上記の半結晶質(パー)フルオロポリマーの製造は、USP 4,789,717およびUSP 4,864,006に記載の方法に従って、水性エマルジョン中で、パーフルオロポリオキシアルキレンのエマルジョン、分散液またはマイクロエマルジョンの存在下にモノマーを重合させることにより行われる。好ましくは、この合成は、パーフルオロポリオキシアルキレンのマイクロエマルジョンの存在下に行われる。
本発明の(パー)フルオロエラストマーが半結晶質(パー)フルオロポリマーを含むとき、混合は、(パー)フルオロエラストマーのラテックスと半結晶質(パー)フルオロポリマーのラテックスとを、所望の比率で混合することにより行われ、次いで得られる混合物を、USP 6,395,834およびUSP 6,310,142に記載のようにして共に凝固させる。
あるいは、半結晶質(パー)フルオロポリマーを重合させ、次いで(パー)フルオロエラストマーを(パー)フルオロポリマー粒子上で重合させることもできる。このようにしてコア−シェル構造が得られる。
本出願人は、意外にも驚くべきことに、本発明の(パー)フルオロエラストマーにおいて、充填剤として上記で定義されたようなシリカを用いることにより、300℃より高い温度において改善された耐熱性および改善された圧縮永久歪みが得られることを見出した。
さらに、耐熱性に関して、意外にも驚くべきことに、高温(320℃)で、70時間熱処理した後の硬化製品の、例えば破断応力、破断点伸び、硬度および重量損失により示される機械的特性の変動%が、本発明の(パー)フルオロエラストマー組成物では、公知の組成物と比較して、極めて低いものとなることが見出された。
本発明のさらなる課題は、本発明の硬化し得る組成物から得られる、硬化した(パー)フルオロエラストマー組成物でもある。
本発明のさらなる課題は、本発明の硬化し得る組成物から得られる、硬化製品である。
本発明のさらなる課題は、耐熱性およびシーリング特性(圧縮永久歪み)の改善された組合せを有し、300〜350℃の温度で用いることができる製品を得るための、本発明による硬化し得る組成物の使用である。
以下の実施例は、本発明を説明するためのものであり、本発明を限定する目的のものではない。
二酸化珪素のpHの測定
DIN ISO 787−9の標準によりpHを測定する。
実施例1
重合
460rpmで作動する攪拌機を備えた22リットルのスチール製オートクレーブ内に、脱気後、脱イオン水14.5リットル、および:
− 平均分子量600g/モルを有し、式:
CF2ClO(CF2−CF(CF3)O)n(CF2O)mCF2COOH
(ここで、n/m=10)
の酸末端基を有するパーフルオロポリオキシアルキレン32ml;
− 30容量%のNH3水溶液32ml;
− 脱イオン水62ml;
− 平均分子量450g/モルを有し、式:
CF3O(CF2−CF(CF3)O)n(CF2O)mCF3
(ここで、n/m=20)を有するGalden(商標)D02 19ml
を混合することにより得られたマイクロエマルジョン145mlを導入した。
オートクレーブを、80℃に加熱し、反応時間中、該温度に維持する。
次いで、1,4−ジヨードパーフルオロブタン(C482)35gをオートクレーブ内に導入した。
次いで、次のモル組成:
− テトラフルオロエチレン(TFE)35%;
− パーフルオロメチルビニルエーテル(MVE)65%
を有するモノマー混合物を、圧力が25相対bar(rel)(2.5MPa)となるように供給した。
次いで、オートクレーブ内に:
− 開始剤としての過硫酸アンモニウム(APS)0.7g;
− 式CH2=CH−(CF26−CH=CH2のビス−オレフィン18g
を導入した。
ビス−オレフィンの添加は、重合初期から始め、モノマー転化率が5%増加するごとに、0.9gずつ20回に分けて行った。
次のモル組成:テトラフルオロエチレン(TFE)60%、パーフルオロメチルビニルエーテル(MVE)40%を有する混合物を供給することにより、25bar rel(2.5MPa)の圧力を重合の間中、一定に維持した。
モノマーの転化率が100%に相当する、160分反応後に、オートクレーブを冷却し、ラテックスを取り出した。
このようにして得られたラテックスは、290gホ゜リマー/kgラテックスに等しい濃度を有し、本発明の実施例および比較実施例の両方で用いられた。ラテックスを硝酸溶液中に滴下することにより凝固させた。得られたポリマーを空気循環オーブン中、90℃で16時間乾燥した。
乾燥したポリマーを次の成分:
− 式CH2=CH−(CF26−CH=CH2を有するビス−オレフィン;
− 2,5−ジメチル−2,5−ジ(terブチルパーオキシ)ヘキサン Luperox(商標)101;
− シリカ;
− 任意のその他の充填剤
と、本発明による実施例および比較実施例について表1および2で示されるそれぞれの量(phr)で混合した。
このようにして得られたブレンドを、10分間、170℃で成形し、次いで表1および2に示される条件下で特徴付けた。
表中、Austin(商標)BlackおよびSevacarb(商標)MT−LSは、カーボンブラックタイプの補強充填剤を示す商品名である。
比較実施例7(表2)中の、Ultrasil(商標)VN2は、上記の方法により測定して、7より低いpHを有する市販のシリカである。
比較実施例8(表2)中の、Ultrasil(商標)VN3は、上記の方法により測定して、7より低いpHを有する市販のシリカである。
表2中の用語「n.d.」は、問題のパラメーターの値を測定し得ないこと:サンプルが測定条件下で劣化することを意味する。
本出願人は、さらに、本発明の上記特徴を有さないシリカが用いられると、300℃より高い温度では用いることができないパーフルオロエラストマーが得られることを見出した(比較実施例7参照)。
サンプルが劣化するため、パーフルオロエラストマーの機械的特性および圧縮永久歪みを、上記の条件下では測定できないことが分かった。
Figure 2009541561
Figure 2009541561

Claims (29)

  1. (パー)フルオロエラストマー100phr当たり、次のものを含む、過酸化物法により硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物:
    − 充填剤として、DIN ISO 787−9標準により測定して、7より高い、好ましくは8より高いpH値を有するシリカ0.5〜50phr;
    − 架橋剤として、一般式:
    Figure 2009541561
    (式中、
    1、R2、R3、R4、R5、R6は、それぞれ同一または異なって、HまたはC1〜C5アルキルであり;
    Zは、任意に酸素原子を含んでいてもよく、好ましくは少なくとも部分的にフッ素化されている、C1〜C18の直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキレンまたはシクロアルキレン基、あるいは(パー)フルオロポリオキシアルキレン基から選沢される)
    を有するビス−オレフィン0.5〜10phr。
  2. シリカが、1〜35phr、好ましくは3〜25phrの範囲内である、請求項1に記載の(パー)フルオロエラストマー組成物。
  3. ビス−オレフィンが、好ましくは0.6〜5phr、より好ましくは0.6〜1.8phr、さらに好ましくは0.9〜1.5phrの範囲である、請求項1または2に記載の(パー)フルオロエラストマー組成物。
  4. 式(I)において、ZがC4〜C12、好ましくはC4〜C8のパーフルオロアルキレン基であり、R1、R2、R3、R4、R5、R6が水素であり;Zが(パー)フルオロポリオキシアルキレン基であるとき;それは次の:−CF2CF2O−、−CF2CF(CF3)O−、−CFX1O−(ここで、X1=F、CF3)、−CF2CF2CF2O−、−CF2−CH2CH2O−、−C36O−から選択される単位を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  5. Zが、式:
    −(Q)p−CF2O−(CF2CF2O)m(CF2O)n−CF2−(Q)p− (II)
    (式中、QはC1〜C10アルキレンまたはオキシアルキレン基であり;pは0または1であり;mおよびnはm/nの比が0.2〜5の間であるような数であり、上記(パー)フルオロポリオキシアルキレン基の分子量が500〜10000、好ましくは700〜2000の範囲内である)
    を有する、請求項4に記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  6. Qが、−CH2OCH2−;−CH2O(CH2CH2O)sCH2−(ここで、s=1〜3)から選択される、請求項5に記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  7. ビス−オレフィンが、式:
    −CH2=CH−(CF2t0−CH=CH2
    (式中、t0は6〜10の整数である)
    を有する、請求項4〜6のいずれかに記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  8. (パー)フルオロエラストマーが過酸化物の架橋部位を含む、請求項1〜7のいずれかに記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  9. 過酸化物の架橋部位が、ヨウ素および/または臭素原子、好ましくはヨウ素である、請求項8に記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  10. ヨウ素および/または臭素の量が、ポリマーの総重量に対して0.001〜5重量%の間、好ましくは0.01〜2.5重量%の間である、請求項8または9に記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  11. (パー)フルオロエラストマーにおいて、ヨウ素および/または臭素原子が、鎖中および/または末端部分に存在する、請求項8〜10のいずれかに記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  12. (パー)フルオロエラストマーが、エチレンタイプの1つの不飽和を有する少なくとも1つの過フッ素化オレフィンとのTFEコポリマーである、請求項1〜11のいずれかに記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  13. (パー)フルオロエラストマーにおいて、コモノマーが、:
    − (パー)フルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)CF2=CFOR2f(ここで、R2fはC1〜C6(パー)フルオロアルキル、好ましくはトリフルオロメチル、ブロモジフルオロメチル、ペンタフルオロプロピルである);
    − (パー)フルオロ−オキシアルキルビニルエーテル CF2=CFOXo(ここで、Xoは1以上のエーテル基を含むC1〜C12パーフルオロオキシアルキルである);
    − 一般式:
    CFX2=CX2OCF2OR”f (I−Ba)
    (式中、
    − R”fは、次の意味:
    − C2〜C6直鎖状または分枝鎖状(パー)フルオロアルキル、
    − C5〜C6環状(パー)フルオロアルキル、
    − 1〜3の酸素原子を含むC2〜C6直鎖状または分枝鎖状(パー)フルオロオキシアルキル
    を有し、
    − X2=F、Hである)
    を有する(パー)フルオロビニルエーテル
    から選択される、請求項12に記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  14. (パー)フルオロエラストマーにおいて、コモノマーが、式(I−Ba)の(パー)フルオロビニルエーテルであるとき、それが次の:
    CF2=CFOCF2OCF2CF3 (MOVE1)、
    CF2=CFOCF2OCF2CF2OCF3 (MOVE2)、
    CF2=CFOCF2OCF3 (MOVE3)
    から選択される、請求項13に記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  15. (パー)フルオロエラストマーが、モル%で表される次の組成:
    − TFE50〜85%、PAVE15〜50%;
    − TFE20〜85%、MOVE15〜85%、任意のPAVE0〜50%。
    を有し、モノマーの合計が100モル%である、請求項12〜14のいずれかに記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  16. フッ素化ポリマーが、VDF、任意に水素原子、塩素および/または臭素および/またはヨウ素を含んでいてもよいC3〜C8フルオロオレフィン、C2〜C8の非フッ素化オレフィン(OI)から誘導される単位を含む、請求項12〜15のいずれかに記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  17. フッ素化ポリマーが、次の組成:
    − テトラフロオロエチレン(TFE)33〜75モル%、好ましくは40〜60モル%;
    パーフルオロビニルエーテル(PAVE)15〜45モル%、好ましくは20〜40モル%;
    フッ化ビニリデン(VDF)2〜25モル%、好ましくは15〜20モル%;
    − TFE32〜60モル%、PAVE20〜40モル%;OI10〜40モル%。
    を有し、組成のモルの合計が100%である、請求項16に記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  18. PAVEの代わりに、またはPAVEと組み合わさって、式(I−Ba)の(パー)フルオロビニルエーテルが用いられ、ビニルエーテルの合計%が上記の範囲内である、請求項17に記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  19. フッ素化ポリマーが、鎖中に式(I)のビス−オレフィンから誘導されるモノマー単位を含む、請求項1〜18のいずれかに記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  20. ビス−オレフィンの量が、ポリマーに対して0.01〜5モル%の範囲である、請求項19に記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  21. − ポリマーに対して0〜15重量%の2価の金属オキサイドまたはハイドロキサイドから選択される、任意に弱酸塩と組み合わさっていてもよい金属化合物;
    − 補強充填剤、顔料、抗酸化剤、安定化剤
    から選択されるその他の成分を任意に含んでいてもよい、請求項1〜20のいずれかに記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  22. 補強充填剤が、カーボンブラック、硫酸バリウム、シリケート、好ましくはPTFEまたはコモノマーで修飾されたPTFEから選択される半結晶質(パー)フルオロポリマーから選沢される、請求項21に記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  23. パーフルオロエラストマーまたはフルオロエラストマーのポリマーが、(パー)フルオロエラストマー+半結晶質(パー)フルオロポリマーの合計乾燥重量に対する重量%として、0〜70重量%、好ましくは0〜50重量%、さらに好ましくは2〜30重量%の量の半結晶質(パー)フルオロポリマーとの混合物されている、請求項1〜22のいずれかに記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  24. 半結晶質(パー)フルオロポリマーが、テトラフルオロエチレン(TFE)ホモポリマー、または少なくとも1つのエチレンタイプの不飽和を含む1以上のモノマー0.01〜10モル%、好ましくは0.05〜7モル%とのTFEコポリマーにより構成され、1つのエチレン不飽和を含む該コモノマーが水素化およびフッ素化されたタイプである、請求項23に記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  25. 水素化コモノマーが、エチレン、プロピレン、アクリルモノマー、スチレンモノマーから選択される、請求項23または24に記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  26. フッ素化コモノマーが次の:
    − C3〜C8パーフルオロオレフィン;
    − C2〜C8水素化フルオロオレフィン;パーフルオロアルキルエチレンCH2=CH−Rf(ここで、RfはC1〜C6パーフルオロアルキルである);
    − C2〜C8クロロ−および/またはブロモ−および/またはヨード−フルオロオレフィン;
    − (パー)フルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)CF2=CFORf(ここで、RfはC1〜C6(パー)フルオロアルキルである);
    − (パー)フルオロ−オキシアルキルビニルエーテル CF2=CFOX(ここで、XはC1〜C12アルキル、またはC1〜C12オキシアルキル、または1以上のエーテル基を有するC1〜C12(パー)フルオロ−オキシアルキルである);
    − (パー)フルオロジオキソール、好ましくはパーフルオロジオキソール
    から選択される、請求項23〜25のいずれかに記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物。
  27. 請求項1〜26のいずれかに記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物から得られる製品。
  28. 300℃〜350℃、好ましくは320℃〜350℃の温度で用いることができ、耐熱性およびシーリング特性の改善された組合せを有する製品を得るための、請求項1〜26のいずれかに記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物の使用。
  29. 請求項1〜26のいずれかに記載の硬化し得る(パー)フルオロエラストマー組成物から得られる、硬化した(パー)フルオロエラストマー組成物。
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