JP2009539324A - ブースト型電荷転送回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】非線形的な電荷転送動作およびFETドレイン電圧Vの変化という2つの誤差要因による影響が大幅に低減されている電荷転送回路を提供する。
【解決手段】入力電荷を保持する入力電荷保持素子51と、出力電荷を保持する出力電荷保持素子53と、入力端子54、出力端子55およびゲート端子57を有する電荷転送素子52であって、入力端子54は、入力電荷保持素子51からの電荷を受け取るように連結されおり、出力端子55は、ゲート端子57に印加される電荷転送制御信号によって制御されて出力電荷保持素子53に電荷を提供するように、連結されている、電荷転送素子52と、入力電荷保持素子51に連結されている入力端子、および、電荷転送素子52のゲート端子57に連結されている出力端子を有し、電荷転送制御信号を提供する増幅器56,58とを備える。
【選択図】図5

Description

関連出願
本願は、2006年5月31日に出願された米国仮特許出願第60/809,485号の利益を主張するものである。前記出願の全教示内容は、参照により本明細書に引用したものとする。
本願は、電荷転送の技術に関する。
電荷領域(charge-domain)信号処理回路では、信号は電荷パケットとして表される。これらの電荷パケットは蓄積され、1つの蓄積位置から別の蓄積位置に転送され、あるいは処理されて特定の信号処理機能を実行する。電荷パケットはアナログ量を表すことができ、単位がクーロンである電荷パケットサイズは、表される信号に比例する。電荷転送のような電荷領域動作は「クロック」電圧によって駆動され、離散時間処理がなされる。このように、電荷領域回路はアナログ離散時間信号処理能力を提供する。
電荷領域回路(charge-domain circuit)は、電荷結合素子(CCD)、金属酸化物半導体(MOS)バケツリレー素子(BBD)、またはバイポーラBBDとして実現される。本発明は、主としてMOS BBDに関し、電荷パケット生成の分野におけるCCDへの適用も可能である。以下に説明する全ての回路は、信号電荷キャリアとして電子を想定し、信号電荷処理にはNチャネル電界効果トランジスタ(NFET)またはNチャネルCCDを使用する点に留意されたい。PFETまたはPチャネルCCDを採用し、かつ逆方向の信号および制御電圧極性を使用することによって、電荷キャリアとしてホールを使用する同一回路にも同様に適用される。
MOS BBDでは、電荷パケットはキャパシタに蓄積される。1つの蓄積キャパシタから次の蓄積キャパシタへの電荷転送は、共通ゲート構成で接続されたFETによってなされる。BBDにおける電荷転送プロセスは図1および図2を参照して説明される。これらの図は多くの実際的な詳細部を省略しているが、従来型BBDにおける電荷転送の基本的機能を示すには十分である。
図1は、BBD型電荷転送のための基本的な回路要素を示す。図1において、Vはキャパシタ1の第1端子に印加される入力電圧である。キャパシタ1の第2端子とFET2のソース端子とは、ノード4で接続される。FET2のゲートは、ここでの説明では一定に保持されると仮定される電圧Vに接続される。FET2のドレインと負荷キャパシタ3の第1端子とはノード5で接続される。負荷キャパシタ3の他方の端子は共通回路(「グラウンド」)に接続される。
図2は、図1の回路における電圧波形を示す。電荷転送サイクルの開始時は、Vは高電圧21にあり、ノード5は比較的高い電圧23に初期設定されており、ノード4はより低い電圧22に初期設定されている。説明を基本的にするために、電圧22はV−Vよりも高い電圧であることが想定されている。但し、VはFET2のしきい値である。これらの条件下では、FET2はしきい値よりも低くバイアスされるため、大きい電流がFET2を流れることはない。
電荷転送は、時間tにおいて、Vをより低い電圧に下げることにより開始される。まず、ノード4の電圧VがVに続いて低い方向に変化する。時間tにおいて、VはV−Vに等しくなり、FET2をオンにする。その結果生じるFET2を通って流れる電流は、Vのさらなる低下遷移を制限する。時間tにおいては、Vはより低い値24に達する。電流は引き続きFET2を通ってキャパシタ1へ流れ込み、ノード4を高い方向に荷電する。VがV−Vに接近するにつれて、FET2を通る電流は減少する。Vは、連続的な減衰率でV−Vである安定状態に向かい、時間tにおいて電圧26に達する。tにおいて、Vが元の電圧に戻る。この上昇遷移はキャパシタ1を介してノード4に連結され、結局はFET2がオフになり、電荷転送が終わる。
上記の事象の間、電流は、キャパシタ3からFET2を通りキャパシタ1に流れ込む。この電流フローの全体が、転送される電荷Qとなる。Qは、V、ノード4およびノード5における電圧変化および個々のキャパシタンスによって表すことができる。FET2の素子の静電容量を無視すれば、キャパシタ3に送られる電荷は、既知の式Q=CVを用いて、キャパシタ3の両端の電圧変化に関して表すことができる。キャパシタ3のキャパシタンスをC、およびノード5における電圧変化をΔVで表すと、以下の式になる。
Figure 2009539324
図示した波形では、ΔV=(電圧25−電圧23)は負でありため、Qは負であり、すなわちこれは電子から成ることに留意されたい。またQは、キャパシタ1を介する電圧変化に関して表すこともできる。同様の表記式を用いると、以下の式になる。
Figure 2009539324
関連の電圧変化は、電荷転送の開始と終了との間で発生するため、図2の波形に関しては以下の式になる。
Figure 2009539324
および
Figure 2009539324
上記の条件に関しては、電圧22は定数である(これは初期条件である)。ノード4が、同じく定数であるその公称漸近線V−Vに完全に安定するとすれば、ΔVは定数になる。この場合、式2は以下のように書き直すことができる。
Figure 2009539324
この式は、完全に線形である電荷転送動作の理想形を表す。ノード4の安定が不完全である実際の場合については、式2は以下のように再度公式化される。
Figure 2009539324
この形式から、電荷転送の非線形または不完全な安定は、いずれも電荷転送の終わりにおけるノード4の電圧である電圧26に起因することが分かる。
基本的に前述の動作と同様の電荷転送動作は、全ての従来のBBDにおいて使用されている。前述の初期条件を確立する手段や実際のクロック波形などの詳細事項は本発明に直接関係ないため、ここでは詳述しない。同一の電荷転送技術が、多くのCCD信号処理回路において電荷パケット入力を提供するためにも使用される。(CCDにおける後続の電荷転送は異なる原理を使用するが、本明細書では説明しない。)
以下の説明では、上記の電荷転送モードを「受動的」電荷転送と称する。この用語は、電荷転送プロセスの間、FET2に印加されるゲート電圧Vは静的であり、転送される電荷に応じて能動的に制御されない、という事実を指している。(実際のBBDでは、Vは静的ではなく一般的にはクロック制御されるが、これは転送される電荷に応答しているわけではない。)この受動的な電荷転送プロセスは、2つの重大な誤差要因の影響を受ける。
第1の誤差要因は、図2におけるtからtまでの期間中にノード4が安定する特質から派生する。この時間中、前述のように、ノード4は高い方向に荷電し、FET2のゲート−ソース電圧を下げる。このゲート−ソース電圧の低下により、FETを流れる電流が減少する。次にこの電流の減少によって、ノード4の荷電速度が低下する。このプロセスは、時間的に極めて非線形的であり、かつ転送される電荷パケットのサイズに応じて非線形的に変化する。その結果、図2(および式6)における残留電圧26はQに応じて非線形的に変化し、全体として非線形的な電荷転送動作がもたらされる。さらに、実際の回路では、ノード4の整定時間は高速回路動作にとって受け入れられないほど長い。このように、受動的な電荷転送は遅くかつ非線形でもあり、多くの用途において、これらの制限事項は速度および精度を受け入れられないほどに低下させる。
第2の誤差要因は、FETドレイン電圧Vの変化ΔVに起因して生じる。前述のように、この変化はQに比例する。FETはフィードバック効果を示し、この効果により、ドレイン電圧の変化が事実上しきい値電圧Vの変化をもたらす。したがって、Vが安定状態として向かう「最終」電圧V−Vは、実際には定数ではなく(上記の理想化された説明におけるような定数ではなく)、転送される電荷の関数である。この影響は、Qの大きさに対して電圧26が依存することに相当する。│Q│が大きいほど、電圧26のマイナス方向への変化は大きくなる。この影響により、最終的に100%未満の電荷転送利得になる。Qは、典型的には、小さい非線形成分も含み、上述の非線形問題を深刻化させる。
本発明の実施形態は、上記の2つの誤差要因による影響が大幅に低減される電荷転送回路を提供する。従来のBBDに使用される受動的な電荷転送に対して、本発明の電荷転送方法は、「ブースト型」と呼ばれる。ブースト型電荷転送回路の性能は受動的回路の性能よりも大幅に改善され、高速、高精度の用途に適している。
上記の内容は、添付図面に示すような本発明の実施形態例に関する以下のより具体的な説明から明らかとなるであろう。同様の参照符号は異なる図面であっても同じ部分を指す。図面は必ずしも縮尺通りではなく、本発明の実施形態の図解説明に重点を置いている。
電荷転送回路を示す簡略図である。 図1に関連する電圧波形を示す図である。 本発明の構成によるブースト型電荷転送回路を示す図である。 図3の回路の電圧波形を示す図である。 CMOS増幅器を組み込んでいるブースト型電荷転送回路を示す図である。 ミラーキャパシタンスを減少する増幅器を使用する別のブースト型電荷転送回路を示す図である。 共通ゲート増幅器としてNFETを使用するブースト型電荷転送回路を示す図である。 回路応答を抑制するための抵抗素子を使用するブースト型電荷転送回路を示す図である。 電流フローの始めと終わりにより大きい制御を提供するブースト型電荷転送回路を示す図である。 電力消費を制御するFETを使用するブースト型電荷転送回路を示す図である。 電圧−電荷サンプルホールド機能を提供するブースト型電荷転送回路を示す図である。 静的入力電圧の場合の、図11の回路に関連する電圧波形を示す図である。 時間変化する入力電圧の場合の、図12の回路に関連する電圧波形を示す図である。 入力電荷をCCDに提供するブースト型電荷転送回路の回路図である。 入力電荷をCCDに提供するブースト型電荷転送回路のデバイス断面構造図である。
本発明の好ましい実施形態を以下に説明する。
本発明は、上記の2つの誤差要因による影響が大幅に低減される電荷転送回路を提供する。従来のBBDに使用される受動的な電荷転送に対して、本発明の電荷転送方法は、「ブースト型」と称される。ブースト型電荷転送回路のパフォーマンスは受動的回路のパフォーマンスも大幅に改善され、高速、高精度の用途に適している。このブースト型電荷転送技術は、その動作の基本的特徴を示す図3および4を参照することによって理解できる。
図3の各要素は、図1の同様に特定された要素と同一であるが、増幅器36およびその基準電圧Vが追加され、電圧Vが省かれている点が異なる。図3のキャパシタ31は図1のキャパシタ1に対応し、ノード34はノード4に対応し、以下同様に対応している。増幅器36の追加は本発明固有の特徴であり、この増幅器は中程度の(適度な)電圧利得(典型的には、10−100)および超高速特性を有する。
この回路の動作波形は、図2で採用したのと同一表記法を用いて(例えば、ノード34の電圧をV34と称するなど)図4に示す。図4における初期条件は、図2の初期条件と同様である。入力電圧Vは、高い値41で始まる。ドレインノード35は、高電圧43に初期設定される。ソースノード34は、より低い電圧42(Vよりも高い)に初期設定される。V34>Vであることから、増幅器36はその出力ノード37を低電圧48に駆動する。ノード37はまたFET32のゲートにも接続されているため、V37の低電圧値により、FET32がまずオフになり、FETに電流が流れないことを保証する。
電荷転送は、時間tにおいて、Vをより低い電圧に下げることによって開始される。まず、V34がVに続いて低い方向に変化する。時間tにおいて、V34はVよりも低くなり、この結果、増幅器36はその出力ノード37を高電圧に駆動する。この高電圧はFET32をオンにし、これによって生じるFET32を通って流れる電流はノード34の低下遷移を制限する。次に増幅器36は、FET32を介するフィードバックによってV34をVよりも僅かに低く保持するように動作する。この均衡状態は、Vが低い値44に達する時間tまで続く。次に、FET32を通って流れる電流は、tまでノード34を高い方向に荷電し、その際にV34がVに接近する。増幅器36は、その入力駆動電圧(V34−V)がゼロに接近するにつれてその出力電圧37をより低い値49に駆動し、FET32を通る電流は急速に減少する。最後に、時間tにおいて、Vは元の値に戻され、この上昇遷移はキャパシタ31を介してノード34につなげられ、増幅器36は再びその出力ノード37を低電圧に駆動し、FET2がオフになって電荷転送が終わる。
前述の受動的な電荷転送の場合と同様に、FET32を通って流れる電流はキャパシタ33で積分され、この結果、ノード35において電圧波形V35が生じる。この積分された電流が、転送電荷Qを構成する。キャパシタ33の電荷と電圧の関係は、式7のようになる。
Figure 2009539324
但し、ΔV35=(電圧45−電圧43)である。
同様に、以下の式が成立する。
Figure 2009539324
また式6と同様に、以下の式が成立する。
Figure 2009539324
34が安定する漸近線は、増幅器36の基準電圧Vである。図4では、電荷転送の終わり(時間t)におけるV34の値は電圧46である。受動的な電荷転送の場合と同様に、電圧46とVとの差は転送される電荷の誤差を表す。ブースト型と受動的な電荷転送との主要な相違は、V34がVに接近する精度および速度の改善にある。
受動的およびブースト型電荷転送回路の両方において、FETのソース電圧(図1および3のノード4および34)は、t後にFETによって高い方向に荷電される。この荷電の結果、前述のように、ゲート−ソース電圧VGSおよびFET電流Iが低下する。図1の受動的回路では、ゲート電圧Vは一定であるため、VGSの変化率は単にVの変化率の負数である。
Figure 2009539324
図3のブースト型電荷転送回路においても、同じ式を適用できる(V34およびC31のそれぞれに)。しかし、FET32のゲートは定電圧に保持されず、ノード34の電圧の利得A(典型的には、前述のように10〜100)で応答する増幅器36の出力によって駆動される。したがって、FET32のゲート−ソース電圧は以下のようになる。
Figure 2009539324
は一定であることから、図3のブースト型電荷転送回路のVGSの変化率は以下のようになる。
Figure 2009539324
式12を式10と比較すると、VGSが安定する速度は受動的な場合に比べて増幅器36の利得分だけ増えることが分かる。任意の所定の精度レベルに安定するまでに要するt後の時間は、同様に短縮される。最終電圧46の非線形性も同様に、図2における最終電圧26に比べてほぼ同一割合で低減される。
これまでの説明では、基本的な説明において明確を期すために、いくつかの重要な回路詳細を省略した。これらの詳細については以下の段落で述べる。
前述のように、図3における増幅器36のようなブースト型電荷転送回路における増幅器の利得は、線形性および速度を大幅に改善できるように十分に高い必要がある。10〜100の範囲の電圧利得は、大幅な改善をもたらす。著しく低い利得は線形性の改善を低減し、より高い利得は後に詳述する動的な問題を引き起こす。また、電荷転送整定時間も、後述するように増幅器の速度に関連する。したがって、増幅器の設計は、中程度の利得および超高速という2つの要件によって制約される。これらの制約を満たすいくつかの実際的な回路について以下に述べる。
図5は、必要な性能を提供する基本的なCMOS増幅器を組み込んだブースト型電荷転送回路を示す。要素V、キャパシタ51および53および電荷転送FET52は、図3と同様に配置される。図3における符号36に相当する増幅器は、図5では共通ソース接続NFET56、および電流源として正電源VDDおよびバイアス電圧Vに接続されているPFET58として実現されている。この回路の動作は、図3および4に関連して述べたのと同様である。図3における増幅器基準電圧Vの図5における相当部分はノード54における電圧であり、この電圧では、NFET56のドレイン電流がPFET58のドレイン電流と均衡する。また、このノード54の電圧は、NFET56のしきい値よりも僅かに高い。この種類の回路は、要求される範囲内の電圧利得を有することができる。回路速度は、FET56および58およびその動作電流を増加や減少することによって選択できる。より大きいFETおよびより多い電流はより高速をもたらすが、特定の半導体製造プロセスの特性である限度を有する。
図5の回路は、いくつかの用途には適切ではあるが、重大な性能限界を有する。電荷転送回路は全て、転送される電荷パケットに対して熱雑音を追加する。追加されるこの雑音は「kTC」雑音と呼ばれることが多い。この理由は、この雑音が、単純な事例においては以下の式に従うからである。
Figure 2009539324
但し、Qは追加雑音(単位はクーロン)であり、T=絶対温度であり、k=ボルツマン定数であり、Cは電荷転送に関連するキャパシタである。式13は、例えば図1に示す受動的な電荷転送回路にも適用でき、ここで適切なCは、キャパシタ1のキャパシタンスに、先に無視したノード4における寄生キャパシタンスを加えたものである。(場合によっては、図1の回路により追加される雑音は、式13が示す量よりも僅かに少ないこともある。)
図5の回路において、雑音発生の一因になる合計キャパシタンスは、3つの重要な項、すなわちキャパシタ51の明示的な値、増幅器FET56のゲート入力キャパシタンスおよび増幅器の利得で乗算されるノード57からノード54までのキャパシタンスを含む。この最後の、増幅器利得により乗算されるキャパシタンス項は、(歴史的理由で)「ミラー」キャパシタンスと称されることもある。図5において、ノード57からノード54までのキャパシタンス項は、FET56のドレイン−ゲートキャパシタンスにFET52のゲート−ソースキャパシタンスを加えたものから成る。FET52および56のデバイス寄生キャパシタンスがキャパシタ51の値よりも小さい場合であっても、ミラーキャパシタンスが増幅器利得によって乗算されるという事実は、これをこの回路における重大な雑音問題にする可能性がある。
図6は、ミラーキャパシタンスを低減することによって図5の回路を改善しているブースト型電荷転送回路を示す。図6の回路における増幅器は、図5におけるFET56および58と同一機能を果たすFET66および68から成る。図6では、PFET電流源により電流供給されるソースフォロワPFET69が追加されている。このソースフォロワPFET49がノード64とノード70の間に電圧バッファを提供するため、ミラーキャパシタンスに対するFET66のドレイン−ゲートキャパシタンスの寄与は大幅に排除される。したがって、図6においてミラーキャパシタンスに大きく寄与するものは、FET62のゲート−ソースキャパシタンスのみである。その結果に、kTC雑音の発生は、図5の回路に比べて相応に低減する。
図7は、ミラーキャパシタンスが低減された別のブースト型電荷転送回路を示す。この回路は図5の回路と同様であるが、FET76のドレインと増幅器出力ノード77との間にNFET79が追加される点が異なる。FET79は共通ゲート増幅器として作用し、そのゲートは定電圧VB2でバイアスされる。FET76および79による共通ソース+共通ゲート複合体は、周知の「カスコード」構成である。この用途における効果は、主として、FET76のゲートからドレインまでの利得を減少すると同時に、ノード74からノード77までの利得を維持または増加することにある。FET76のドレイン−ゲートキャパシタンスは低減されないが、このキャパシタンスに乗算する利得は低減され、これによりkTC雑音発生への寄与を低減する。
ブースト型電荷転送回路における1つの重要な問題は、先に提示したが詳しく述べなかった。すなわち、これまでに説明した回路の動的挙動は、所望の線形電荷転送を妨害する可能性がある一種の不安定性を呈することがある。この問題は特に、他方では非線形性を低減するために望ましい比較的高い増幅器利得の場合において生じる。
この動的な問題は、図4におけるtとtとの間の、電荷転送の初期部分の間に生じる。この間において、図3に示すノード34から増幅器36を通りノード37に至り、FET32を通ってノード34に戻る閉ループは2極(2次)利得特性を呈する。一方の極は増幅器のgおよびノード37のキャパシタンスに起因し、他方の極はFET32のgおよびキャパシタ1に起因する。2次ループ利得が、この基本的回路接続形態に固有のものであることは明らかである。FET32を通る電流は、tよりも前のゼロから始まり、ピークまで上昇し、次いでt−tの期間中に極めて低い値にまで減衰することから、この回路は、安定状態を確立できるDC「静止点」を持たない。FET電流がtに接近する十分に低いレベルまで低減すると、FET32のゲート−ソースキャパシタンスを通る電流はドレイン−ソース電流に置き換わり、第2の極は排除される。その結果、回路の最終的整定は無条件に安定する。しかし、電荷転送の中間における2次応答は、ノード37および34において「オーバーシュート」をもたらし、Qの非線形外乱を引き起こす可能性がある。
図8は、この問題に対する解決策を示す。この回路は、図3に示す基本的ブースト型電荷転送回路と同様であり、同様に特定される構成要素を有するが、抵抗88および89が追加されている点が異なる。適切な抵抗値にされると、これらの抵抗の合計は、ゼロになって上記の第2の極を部分的に打ち消し(削除し)、これにより、十分に減衰された全体応答がもたらされる。結合される抵抗が必要以上に大きくなると、電荷転送動作の速度を低下させ、ブースト型回路の利点が低減する。実際の回路パラメータにおいては、抵抗値を適切に選択できる広い範囲が存在する。必要な効果を達成するためには、抵抗88もしくは89またはこれらの組合せの何れかを使用することができる。
図3および4に関する説明においては、ノード34における初期電圧は、FET32が確実にオフになるように選択された。したがって、t後にVが変化し始めるまで、電流はFETを通って流れない。同様に、電流フローはVがその初期値に戻った時点で終わっている。ブースト型電荷転送のいくつかの用途では、電流フローの開始と終了とを他の手段によって制御することが望ましい。このような手段の1つを、図9に示す。この回路は、図3に示す基本的回路と同様であり、同様に特定される構成要素を有するが、論理電圧信号VOFFによって制御されるNFET98が追加されている点が異なる。VOFFが「高」のとき、FET98はオンになり、ノード97をゼロボルト近くまで駆動する。したがって、ノード94は、FET92をオンにすることなく(FET92のVGSはあまり高くないことから)ゼロまで下がる(またはゼロを僅かに下回る場合もある)任意の初期電圧をとることができる。VOFFが「低」に設定されると、FET98はオフになる。この状態においては、本回路は図3と同じ挙動を示す。すなわち、増幅器96は、ノード94の電圧がVを下回るとノード97を高い方向に駆動し、FET92をオンにして電流が流れるようにすることができる。VOFFが「低」になり、V94<Vであれば、増幅器96は直ちにノード97を高い方向に駆動し始め、電流フローを開始させる。同様に、VOFFを「高」に設定すると、V94の状態に関係なく電荷転送は停止する。以下、この特性の用途について説明する。
図5、6および7における詳細な増幅器回路を考えると、図9に示すように接続されるFETを、それぞれ特定の事例において使用することにより、より抽象的な図9の回路に関して説明した結果を達成できることが分かる。
多く用途では、全体の回路電力消費を最低限に抑えることが望ましい。ブースト型電荷転送回路の場合、電荷転送は、典型的には、動作サイクル全体の一部、多くの場合50%またはそれ以下の間にのみ発生する。例えば、図4では、電流はtとtとの間だけ流れる。動作サイクルの残りの間、増幅器(または、先に説明したFET98のようなスイッチFET)は共通ゲート電荷転送FETをオフ状態に保持する。この状態においては、増幅器は入力信号(例えば、ノード94における)に応答する必要がない。したがって、増幅器の一部である1つまたは複数の電流源は無効であってもよく、電力消費をなくすることができる。VOFFなどの信号を用いる電流フロー制御が使用される場合、この信号を利用して電力消費を制御することもできる。
このような回路の一例を、図10に示す。この回路は図5の回路と同様であるが、NFET109およびPFET110が追加されており、これらFETは共に論理電圧信号VOFFにより制御される。VOFFが「高」のとき、FET109はノード107を低電圧に保ち、FET102を通る電流フローを無効にする。同時に、FET110はオフになり、したがって電流は電流源FET108を通って流れず、この結果増幅器による電力消費はなくなる。VOFFが「低」に設定されると、FET110はオンになり、電流はFET108を通って流れることができるようになり、FET109はオフになり、ノード107は上昇してFET102をオンにできるようになり、ノード104からノード105への信号電荷の流れが可能になる。
図6および7の回路を上記の変更と同様な方法で変更して、制御電圧VOFFがアクティブである時間中に、電荷転送を無効にし、増幅器による電力消費をなくすことができる。
前述の全ての電荷転送回路において、入力信号Vは抽象的な電圧源として表されている。また、電荷転送FETソースの電圧、例えば図1のノード4の電圧も、「電圧22に初期設定される」として記述されている。図3の回路に関しても、同様の抽象的初期設定が想定されている。これまでに説明した電荷転送回路の原理を理解するためには、この抽象表現で足りる。しかし、ブースト型電荷転送回路の実際の用途では、これらの抽象化は現実的な回路によって置換されなければならない。図11は用途の一例を示し、この図では抽象的な電圧制御が抽象性の僅かに少ないスイッチに置き換えられている。実際の回路では、これらのスイッチはそれぞれ、NFET、PFETまたは「トランスミッションゲート」として知られるNFET−PFETの組合せとして実装される。ここでの説明では、これらのスイッチを制御するための回路詳細の考察を省略する。
図11は、図3の回路に類似するブースト型電荷転送回路を示しており、3つの構成要素、すなわちスイッチ119、120および121が追加されている。さらに、図3においてVにより駆動されるノードは、図11ではノード118と表記される。この回路は電圧−電荷サンプルホールド機能を提供し、キャパシタ113に送られる出力電荷パケットQは3つの入力電圧V、VおよびVの線形関数である。この回路の1つの動作モードについて、図12を参照して説明する。この動作は、図4にその波形を示している、図3の回路の動作と同様である。
図12には、3つのスイッチ状態と2つの電圧とが時間に対してプロットされている。スイッチ状態S119、S120およびS121はそれぞれ、図11におけるスイッチ119、120および121の状態を表す。スイッチ状態の高値はスイッチがオンであることを示し、低値はオフであることを示す。ノード118および114の電圧は、スイッチ状態の下にプロットされている。時間は、t〜tの6つが特定されている。時間t〜tは図4において特定されている5つの時間に対応し、図3および図11の回路動作の類似性を強調している。当初、スイッチ119および121はオンであり、スイッチ120はオフである。そのため、ノード118は、図12ではその値が123として特定されているVへ接続され、ノード114は、図12ではその値が122として特定されているVへ接続される。したがって、電圧123および122は図4における初期電圧41および42に対応する。
において、スイッチ121はオフになり、(電流がまだFET112を流れていないことから)ノード114を電圧122に維持する。tにおいて、スイッチ119はオフに、スイッチ120はオンになり、ノード118がVへ接続される。ノード118は、スイッチ120のオン抵抗によって決定される時定数でV方向に荷電し、最終的にVに等しい安定電圧124に達する。V118の波形は、図4におけるVの波形に類似する。同様に、図4におけるV34の場合のように、V114はまずV118に従い、次に電流がFET112を流れると停止し、最終的にVに極めて近い電圧126で安定する。tにおいて、3つのスイッチは全てその元の状態に戻って、ノード118をVへ、ノード114をVへ接続し、電荷転送プロセスが終了する。
図3および4に適用された分析にしたがって、キャパシタ113に収集される最終的な出力電荷Qを表すことができる。式8との類似性により、以下の式が得られる。
Figure 2009539324
関連する電圧変化は、電荷転送の開始と終了との間で発生し、これより図12の波形に関しては、以下の式が得られる。
Figure 2009539324
および
Figure 2009539324
但し、式16における近似は電圧126とVとの差を無視することで成立する。
これらの式を結合すると、以下の式が得られる。
Figure 2009539324
この式は、Qが、式16における近似値の範囲内で4つの電圧V1、V、VおよびVに線形的に依存することを示す。この分析では、スイッチ121における寄生キャパシタンスおよび電荷転送と、ノード114における別の寄生キャパシタンスとは無視されている。これらの影響はQの式にオフセットを追加することであるが、その結果は4つの電圧における線形性を保っている。
図12における波形は、暗黙的に、式17における4つの電圧が全て、図示されている時間の間は静的であるという仮定に基づくものである。図13は、V、VおよびVは一定であるがVが時間変化する場合に発生する現象を示している。この状態では、図11の回路は、S121がオフになる瞬間におけるVの値に依存する出力電荷Qを発生することが分かるであろう。したがって、この回路は、電圧−電荷サンプルホールド機能を提供する。
図13におけるt<tでは、スイッチ119および121はオンである。スイッチ121は、先の説明におけるようにノード114を電圧132(Vの値に等しい)に保つ。スイッチ119は、時間変化する電圧源Vにノード118を接続し、これによりノード118の電圧はVを追跡する。(スイッチ119およびキャパシタ111の時定数は十分に小さく、Vの変化レートに比べて無視できると想定されている。)tにおいて、スイッチ121はオフになる。このときノード114はVに接続されていないことから、キャパシタ111を介する結合によってノード118に従う(図12では、ノード118は静的であるため、V114はこの時点で変化していないことに留意されたい)。寄生静電容量を無視すれば、キャパシタ111両端の電圧は一定に留まり、tにおける電圧値に等しい。特に、ノード118をキャパシタ111の正端子であるとすると、以下の式が成り立つ。
Figure 2009539324
但し、V[t]は時間tにおけるVの値である。この式18は、時間tにおいてスイッチ119がオフになり、スイッチ120がオンになるまで成立する。次にノード118は、図12におけるように、電圧V(電圧134)に向けて駆動される。図12におけるように、ノード114はまずノード118に従い、次に電流がFET112を流れると停止し、最終的にVに極めて近い電圧136で安定する。前述と同様に、電荷転送は、これらのスイッチがその元の状態に戻るtで停止する。ノード114はVへ再び接続され、その初期値132に戻る。ノード118はVへ再び接続され、Vのその時点の電流値139で安定する。
電荷転送の終了(t)においてキャパシタ111の両端の電圧は、以下のようになる。
Figure 2009539324
式1に関する説明と同様に、電荷転送の間にキャパシタ111によって送り出される電荷量は、単に、キャパシタの電圧変化のそのキャパシタンスを乗算した値になることが留意される。初期電圧(電荷転送よりも前)は式18によって与えられ、最終電圧は式19によって与えられる。したがって、以下の式が得られる。
Figure 2009539324
式20は式17と全く同じ形を有するが、式17におけるVの静的な(固定)値が、式20ではtにおけるサンプル値に置き換えられている。これは、望ましいサンプルホールド特性である。
、VおよびVが前述の仮定と同様に定数であれば、式20の電圧−電荷転送係数は、次のように書き直すことができることに留意されたい。
Figure 2009539324
が静的であれば、この回路を用いて、Vの値(V、VおよびVの値と共に)によって制御される均一なサイズの電荷パケットシーケンスを発生させることができる。Vが時間変化する場合、結果は、(クロック)信号S121の制御のもとにおけるVのサンプリングである。式21が示すように、最終的な電荷パケットは、サンプリングされた電荷および定数項を含む。この定数項は、V、Vおよび/またはVの値を変えることによって調整可能である。
前述の全ての回路において、転送される電荷Qは出力キャパシタによって、例えば図3におけるC33によって収集される。ブースト型電荷転送回路の別の用途では、転送される電荷は、代わりに、電荷結合素子(CCD)の蓄積ウェルに収集される。上述のように、この特性は、一連の固定(調整可能な)電荷パケットを生成するため、または時間変化する電圧信号のサンプルに比例する一連の電荷パケットを生成するためのいずれかに使用可能である。
図14Aは、電荷転送FETおよび出力キャパシタがCCD素子に置き換えられている、図3の回路と同様なブースト型電荷転送回路を示す。V、キャパシタ141、ノード144、基準電圧V、増幅器146および増幅器出力ノード147は全て、図3におけるその同等物に正確に対応している。図14Aにおける新しい構成はCCD148であり、このCCD148は、ノード144に接続された入力端子と3つのゲート142、143および145とから成る。(実際の実現形態では、CCDは、典型的にはゲート145の先に追加のゲートを有するが、この回路の機能を説明する上では3つのゲートで十分である。)
図14Bは、CCD148のデバイス構造を示す断面図である。入力端子は、半導体基板150とは逆の導電タイプを有する拡散端子149から成る。3つのゲート142、143および145は、ゲート誘電層によって基板から分離され、誘電体充填間隙によって互いから分離された、近接電極である。図14Aで用いられるCCDにおける符号は、図14Bに示されている構造と配置が一致する。図示されている構造はシングル−ポリCCDの典型であるが、ダブル−ポリおよび他のCCD構造も周知であり、図14Aの回路にも使用できる。
図14Aにおいて、ノード144はCCD148の入力端子149に接続されている。この端子149は、図3におけるFET32のソースと同様に機能する。CCD148の第1ゲート142は、増幅器出力ノード147に接続されている。このゲート142は、ノード144からCCDへの電流の流れ込みを制御することによって、図3におけるFET32のゲートと同様に機能する。クロック電圧Φが高電圧に駆動されると、ゲート143の下に電位ウェルを生成する。このウェルは、図3におけるキャパシタ33と組み合わせたFET32のドレインに類似する。ゲート142の下側を流れる電流はゲート143の下側のウェルに電荷として収集される。これは、図3においてFET32を通って流れる電流がキャパシタ33上の電荷として収集されるのと同一である。電荷転送の間、クロック電圧Φはゲート145をオフにバイアスし、電流がCCDに沿ってさらに流れることを防止する。これにより、ゲート142の下側を流れる全ての電流は、ゲート143の下側の電位ウェル内に収集される。
ゲート143の下側の電位ウェルの初期状態は、ゼロ電荷である。図14Aの回路の動作およびタイミングは図4の回路と同様であるが、相違点は、前述の転送される電荷を収集する手段にある。電荷転送動作の終了点(図4におけるt)では、転送される電荷Qがゲート143の下側に堆積していて、ゲート142は増幅器146によってオフに駆動される。その後、Qは、本発明の一部ではない周知のCCD駆動方法を用いて、ΦおよびΦの適切なクロッキングにより、CCD148に沿って転送される。
前述の全ての回路は、シングルエンド構成で示され、すなわち、全ての電圧は共通基準(「グラウンド」)を基準とした電圧であり、全ての電荷パケットは正負符号の一方のみを有してもよい。(電子が電荷キャリアである場合は、電荷パケットは常に負であり、代数項における最大パケットはゼロである。)実際の回路用途では様々な回路を採用することにより、第二高調波歪の抑制および他の理由のために、いずれかの符号を有する変数を表す対称手段を提供することが一般的である。前述の電荷転送回路は全て、ペアの電荷パケットを使用するいわゆる「擬似差動」構成において用いることができる。このような構成においては、信号は電荷パケットペアの2つの要素間の差として表され、ペアの各要素はさらに、信号成分に加えてバイアスモードまたは共通モードの電荷を有する。このような回路構成は、図示されている電荷転送回路ペアを使用して実現され、このような回路の1つが電荷パケットペアの各要素に対応する。
本発明をその好ましい実施形態に関して具体的に示し、説明してきたが、当業者には、本発明において、添付の特許請求の範囲に包含される本発明の範囲から逸脱することなく形態および細部に様々な変更が可能であることが理解されるであろう。
31(51,61,71,81,91,101,111,141) 入力電荷保持素子
33(53,63,73,83,93,103,113) 出力電荷保持素子
32(52,62,72,82,92,102,112) 電荷転送素子
36(56,58,66,68,77,78,86,96,106,108,116,146) 増幅器

Claims (26)

  1. 入力電荷を保持する入力電荷保持素子と、
    出力電荷を保持する出力電荷保持素子と、
    入力端子、出力端子およびゲート端子を有する電荷転送素子であって、前記入力端子は、前記入力電荷保持素子からの電荷を受け取るように連結されおり、前記出力端子は、前記ゲート端子に印加される電荷転送制御信号によって制御されて前記出力電荷保持素子に電荷を提供するように、連結されている、電荷転送素子と、
    前記入力電荷保持素子に連結されている入力端子、および、前記電荷転送素子の前記ゲート端子に連結されている出力端子を有し、前記電荷転送制御信号を提供する増幅器とを備えた、電荷転送装置。
  2. 請求項1において、前記増幅器は少なくとも10倍の利得を有する、電荷転送装置。
  3. 請求項1において、前記増幅器はNFETおよびPFETを備え、これらFETは、ソースが共通ノードに接続されている共通ソースの構成を有し、前記共通ノードは前記増幅器の前記出力端子を提供する、電荷転送装置。
  4. 請求項3において、前記PFETのドレイン端子は供給電圧に接続され、前記NFETのドレイン端子はグラウンド電圧に接続され、前記PFETのゲート端子はバイアス電圧に接続され、前記NFETのゲート端子は前記電荷転送素子の入力端子に接続されている、電荷転送装置。
  5. 請求項3において、前記NFETと前記PFETの共通のソース端子が前記電荷転送素子のゲート端子に接続されている、電荷転送装置。
  6. 請求項3において、さらに、
    前記NFETと前記電荷転送素子の前記入力端子との間に連結されたソースフォロワPFETを備えた、電荷転送装置。
  7. 請求項3において、さらに、
    前記電荷転送素子の前記入力端子と前記NFETとの間に連結された第2のNFETを備えた、電荷転送装置。
  8. 請求項1において、さらに、
    前記入力電荷保持素子と入力電圧源との間に連結された第1の抵抗素子と、
    前記入力電荷保持素子と前記電荷転送素子との間に連結された第2の抵抗素子とを備えた、電荷転送装置。
  9. 請求項1において、さらに、
    前記増幅器の前記出力端子と基準電圧の間に連結された、前記電荷転送素子のオンおよびオフの時間を制御する電流制御FETを備えた、電荷転送装置。
  10. 請求項9において、さらに、
    前記PFETと前記電圧源の間に連結された電力制御FETを備えた、電荷転送装置。
  11. 請求項1において、さらに、
    第1の入力電圧源と前記入力電荷保持素子の間に直列に連結された第1の入力電荷制御スイッチと、
    前記電荷転送素子の前記入力端子と第2の電圧源の間に直列に連結された第2の入力電荷制御スイッチとを備えた、電荷転送装置。
  12. 請求項1において、前記電荷転送素子が、基板内に形成された拡散領域を備え、この基板上には第1の制御電極が形成されて、この第1の制御電極が前記電荷転送素子の入力端子を提供する、電荷転送装置。
  13. 請求項12において、さらに、前記基板上に形成された第2の制御電極を備え、この第2の制御電極が前記出力電荷保持素子の端子を提供する、電荷転送装置。
  14. 請求項1において、さらに、
    前記増幅器の出力端子に連結された電流源を備えた、電荷転送装置。
  15. 請求項14において、さらに、
    前記電荷転送素子の前記入力端子と前記ゲート端子の間で電圧を分離するように構成された電圧バッファを備えた、電荷転送装置。
  16. 請求項1において、さらに、
    前記入力電荷保持素子の第1の端子に連結された抵抗素子を備えた、電荷転送装置。
  17. 請求項16において、前記抵抗素子が、前記入力電荷保持素子と前記出力電荷保持素子の間の電荷転送中における非線形信号歪を低減するように構成されている、電荷転送装置。
  18. 請求項17において、前記抵抗素子は前記入力電荷保持素子と前記電荷転送素子の入力端子の間に直列に連結されている、電荷転送装置。
  19. 請求項17において、前記抵抗素子は入力電圧と前記入力電荷保持素子の間に連結されている、電荷転送装置。
  20. 請求項17において、さらに、
    前記入力電荷保持素子の第2の端子に連結された追加の抵抗素子を備えた、電荷転送装置。
  21. 請求項1において、さらに、
    電力スイッチ制御信号に応答して、前記電荷転送素子および前記電流源の一方または両方を通る電流を無効にするスイッチを備えた、電荷転送装置。
  22. 請求項21において、前記スイッチは、スイッチ制御信号に応答して、前記電荷転送素子を通る電流を無効にする、電荷転送装置。
  23. 請求項22において、前記増幅器は前記増幅器の出力端子に連結された電流源を備え、前記スイッチは、スイッチ制御信号に応答して、前記電流源を通る電流を無効にする、電荷転送装置。
  24. 入力電荷を保持する入力電荷保持素子と、
    電荷結合素子であって、
    入力端子、出力端子およびゲート端子を有する第1構成要素であって、前記入力端子は、前記入力電荷保持素子からの電荷を受け取るように連結されており、前記出力端子は、前記ゲート端子に印加される電荷転送制御信号によって制御されて電荷を提供するように、連結されている、第1構成要素、および
    出力電荷を保持する第2構成要素であって、前記第1構成要素から電荷を受け取るように連結されている第2構成要素を有する、電荷結合素子と、
    前記入力電荷保持素子に連結されている入力端子、および、前記電荷転送素子の前記ゲート端子に連結されている出力端子を有し、前記電荷転送制御信号を提供する増幅器とを備えた、電荷転送装置。
  25. 請求項24において、さらに、
    前記出力端子に連結された電流源を備えた、電荷転送装置。
  26. 請求項24において、さらに、
    前記入力電荷保持素子に連結され、前記入力電荷保持素子と前記電荷結合素子の第2構成要素の間の電荷転送中における非線形信号歪を低減するように構成された抵抗素子を備えた、電荷転送装置。
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