JP2009523877A5 - - Google Patents

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  1. 次の組成(モル%で):
    A) 式:
    CF2=CFOCF2OCF3 (a)
    のモノマー25%〜50%;
    B) 少なくとも1つのエチレンタイプの不飽和を有する1以上の(パー)フッ素化コモノマー75%〜50%(これらのコモノマーは、モノマーの合計モルの50%〜75%の量で、ビニリデンフルオライド(VDF)を含む);
    を有し、モノマーのモル%の合計は100%であり、次の方法:
    [上記のモノマーの重合の最後に、冷凍して凝固させ、続いて解凍することによりポ リマーを単離;次いで、そのポリマーを脱イオン水で2回洗浄し、恒量になるまでス トーブ中で乾燥し;50〜300ミクロンの厚さを有するポリマーフィルムでのFT-IR分光分 析法で、4000 cm-1〜400 cm-1で最初の走査を行なって最初のスペクトルを得、前記
    ィルムをアンモニア飽和蒸気中に12時間置き、次いで最初のIRスペクトルと同じ条件下 で最後のIRスペクトルを記録することにより-COF末端基を測定し最初のスペクトルか ら最のスペクトルを差し引い「差スペクトル」を得、次式:
    Figure 2009523877
    により標準化;次いで、アンモニア蒸気と反応した-COF末端基に関連する光学濃度を 測定し、エム. ピアンカ(M. Pianca)らによる報告 "End groups in fluoropolymers", J. Fluorine Chem. 95 (1999), 71-84 (ここに、参考文献として組み込まれる)の73 頁、表1に報告されている吸光係数を用いてmmol/ポリマーkgに変換;実測値ポリ マーのkg当りの末端基-COFのミリモルとして、残-COF末端基の濃度を表わす
    のスペクトルにおいて、-COF基に関連するバンド(1900〜1830 cm-1)検知され すなわち前記方法の感度限界0.05 mmol/Kgである
    感度限界より低い-COF末端基のバンド、1900〜1830 cm -1 での-COF末端ポリマー基の量を有し
    -49℃より低いガラス転移温度を有する硬化性VDFフルオロエラストマー。
  2. VDFと異なるコモノマーB)が、
    − C2-C8パーフルオロオレフィン;
    − 式CF2=CFORf(ここで、RfはC1-C2パーフルオロアルキルである)のパーフルオロアルキルビニルエーテルから選択される、請求項1に記載の硬化性フルオロエラストマー。
  3. VDFと異なるコモノマーB)が、テトラフルオロエチレン(TFE)および/またはパーフルオロメチルビニルエーテル(MVE)である、請求項2に記載の硬化性フルオロエラストマー。
  4. 一般式:
    Figure 2009523877
    (式中、
    R1、R2、R3、R4、R5、R6は、互いに同一または異なって、HまたはC1-C5アルキルであり;Zは、任意に酸素原子を含んでいてもよく、および/または少なくとも部分的にフッ素化されたC1-C18直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキレンもしくはシクロアルキレン基、または(パー)フルオロポリオキシアルキレン基である)
    のビス-オレフィンに由来する単位を含む、請求項1〜3のいずれか1つに記載の硬化性フルオロエラストマー。
  5. 基本的なパーフルオロエラストマー構造を構成するモノマー単位に対して、ポリマー主鎖中の式(I)のビス-オレフィンに由来する単位の量が、0.01〜1.0モル%であり、モノマーの合計が100%である、請求項4に記載の硬化性フルオロエラストマー。
  6. 式(I)において、ZがC 4-C 12 パーフルオロアルキレン基であり、R1、R2、R3、R4、R5、R6 が水素であり、Zが(パー)フルオロポリオキシアルキレン基であるとき、それが次の:
    -CF2CF2O-、-CF2CF(CF3)O-、-CFX1O-(ここで、X1=F、CF3である)、-CF2CF2CF2O-、-CF2-CH2CH2O-、-C3F6O-
    から選択される単位を含む、請求項4または5に記載の硬化性フルオロエラストマー。
  7. Zが、式:
    -(Q)p-CF2O-(CF2CF2O)m(CF2O)n-CF2-(Q)p- (II)
    (式中、QはC1-C10アルキレンまたはオキシアルキレン基であり、pは0または1であり、mおよびnはm/n比が0.2〜5であるような数である)を有し、上記の(パー)フルオロポリオキシアルキレン基の分子量が、500〜10,000の範囲にある、請求項4〜6のいずれか1つに記載の硬化性フルオロエラストマー。
  8. Qが、-CH2OCH2-、-CH2O(CH2CH2O)sCH2-(ここで、sは1〜3である)から選択される、請求項7に記載の硬化性フルオロエラストマー。
  9. ビス-オレフィンが、式:
    CH2=CH-(CF2)t0-CH=CH2
    (ここで、t0は6〜10の整数である)
    を有する、請求項4〜8のいずれか1つに記載の硬化性フルオロエラストマー。
  10. ビス-オレフィンが、式:
    CH2=CH-(CF2)6-CH=CH2 (b)
    を有する、請求項4〜9のいずれか1つに記載の硬化性フルオロエラストマー。
  11. ヨウ素を、ポリマー全重量に対して0.001重量%〜5重量%の間の量で含む、請求項1〜10のいずれか1つに記載の硬化性フルオロエラストマー。
  12. ヨウ素原子が、鎖中および/または末端に存在する、請求項11に記載の硬化性フルオロエラストマー。
  13. ヨウ素の代わりに、またはヨウ素と共に、臭素が鎖中および末端に存在する、請求項11または12に記載の硬化性フルオロエラストマー。
  14. フルオロエラストマー半晶質(パー)フルオロポリマーの混合物の乾燥総重量に対する重量パーセントで、0重量%〜70重量%の量の半晶質(パー)フルオロポリマーを混合物中に含む、請求項1〜13のいずれか1つに記載の硬化性フルオロエラストマー。
  15. 半晶質(パー)フルオロポリマーが、0.01モル%〜10モル%のテトラフルオロエチレン(TFE)ホモポリマー、または少なくとも一つのエチレンタイプの不飽和を含む1以上のモノマーとのTFEコポリマーから構成され、該コモノマーが水素化されたタイプおよびフッ素化されたタイプのエチレン不飽和を有する、請求項14に記載の硬化性フルオロエラストマー。
  16. 水素化されたコモノマーが、エチレン、プロピレン、アクリルモノマーおよびスチレンモノマーから選択される、請求項14または15に記載の硬化性フルオロエラストマー。
  17. フッ素化されたコモノマーが、次の:
    − C3-C8パーフルオロオレフィン;
    − C2-C8水素化フルオロオレフィン;CH2=CH-Rf パーフルオロアルキルエチレン(ここで、RfはC1-C6パーフルオロ-アルキルである);
    − C2-C8クロロ-および/またはブロモ-および/またはヨード-フルオロオレフィン;
    − CF2=CFORf (パー)フルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)(ここで、RfはC1-C6 (パー)フルオロアルキルである);
    − CF2=CFOX (パー)フルオロ-オキシアルキルビニルエーテル(ここで、XはC1-C12アルキル、またはC1-C12オキシアルキル、または1以上のエーテル基を有するC1-C12(パー)フルオロ-オキシアルキルである);および
    フルオロジオキソー
    ら選択される、請求項14〜16のいずれか1つに記載の硬化性フルオロエラストマー。
  18. コモノマーがPAVEおよびフルオロジオキソールである、請求項14〜17のいずれか1つに記載の硬化性フルオロエラストマー。
  19. モノマーのモルパーセントの合計が100%であり、モルパーセントで表して、以下の組成:
    − 式(a)のモノマー:25〜50%;および
    VDF:50〜75%;
    − 式(a)のモノマー:25〜50%;および
    VDF:50〜75%;および
    式(b)のビス-オレフィン:0.01〜1%;
    − 式(a)のモノマー:25〜50%;および
    VDF:50〜75%;および
    TFE:2〜20%;および
    式(b)のビス-オレフィン:0.01〜1%;
    − 式(a)のモノマー:25〜50%;および
    VDF:50〜75%;および
    MVE(パーフルオロメチルビニルエーテル):2〜20%;および
    式(b)のビス-オレフィン:0.01〜1%;
    − 式(a)のモノマー:25〜50%;および
    VDF:50〜75%;および
    TFE:0〜10%;および
    MVE:0〜10%;および
    式(b)のビス-オレフィン:0.01〜1%
    を有する、請求項1〜18のいずれか1つに記載の硬化性フルオロエラストマー。
  20. モノマーa)の代わりに、次の式:CF2=CFOCF2OCF2CF2OCF3を有するビニルエーテル(a1) MOVE 2が18〜35モル%の量で用いられ、コモノマーB)がモノマーのモル%の合計が100%になるように補完される、-49℃より低いTgを有する、請求項1〜19のいずれか1つに記載の硬化性フルオロエラストマー。
  21. モル%で、
    − 2〜50%のモノマーa);
    − 2〜35%の量の、式:CF2=CFOCF2OCF2CF2OCF3を有するビニルエーテル(a1) MOVE 2;
    コモノマーB)がモノマーのモル%の合計が100%になるように補完される、-49℃より低いTgを有する、請求項1〜19のいずれか1つに記載の硬化性フルオロエラストマー。
  22. 請求項1〜21のいずれか1つの硬化性フルオロエラストマーから得られる硬化したフルオロエラストマー。
  23. 改善された機械的特性および弾性を有し、-49℃より低い温度から250℃までの温度で使用可能な製品を得るための、請求項1〜12のいずれか1つに記載の硬化性フルオロエラストマーの使用。
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