JP2009510532A - プロモーションメディアアイテムの選択とプロモーションプログラムユニットの生成のためのシステムおよび方法 - Google Patents

Abstract

【課題】プロモーションメディアアイテムの選択および／またはプロモーションもしくは広告ユニットの生成のためのシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】ある実施形態では、プロモーションメディアアイテムのセット（１６２）をメディアアイテムの入力セットに対応して動的に特定する。他の実施形態では、ユーザもしくはユーザグループ（１１０）の好みに関するデータを受信することによりプロモーションプログラムユニット（１７２）を生成する（１７０）。プロモーションプログラムユニットは、ひとつ以上のメディアアイテム（１４５）とひとつ以上のプロモーションメディアアイテム（１２４）によって構成される一体型ユニットである。
【選択図】図１

Description

本発明は、プロモーションメディアアイテムの選択とプロモーションプログラムユニットの生成のためのシステムおよび方法に関する。

＜優先権の主張＞
本出願は、２００５年９月３０日に出願された米国仮特許出願第６０／７２２，７５０号「メディアアイテムの入力セットに対応するメディアアイテムのセットをメディアアイテム間のメトリクスを使用して動的に特定するためのシステムおよび方法」に基づくパリ条約による優先権を主張する。また、本出願は、２００５年１０月２６日に出願された米国仮特許出願第６０／７３０，５９９号「個別にカスタマイズされたプロモーションメディアセットを組み込んだ個別にカスタマイズされたメディアセットを提供するためのシステムおよび方法」に基づくパリ条約による優先権を主張する。

以下において、本発明の具体的な好適実施形態の十分な理解のために、プログラミング、ソフトウエアモジュール、ユーザ選択、ネットワークトランザクション、データベースクエリ、データベース構造などについて具体的かつ詳細に説明する。しかしながら、実施形態はひとつ以上の要素なしに実施することや、他の方法、構成要素、材料などとともに実施することが可能であることを当業者であれば理解するであろう。

発明を解決するための手段

いくつかのケースでは、好適実施形態の特徴が曖昧になることを避けるために、周知の構造、周知の材料、または周知のオペレーションについては詳細に図示や説明がなされていない。さらに、説明されている特徴や構造や特性は、他のさまざまな実施形態において任意の適切な方法で組み合わせることができる。いくつかの実施形態においては、ここで説明されている方法やシステムを、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）、ラップトップコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント（ＰＤＡ）、およびあらゆる種類の他の卓上電子機器や携帯用電子機器において一般的に使用されているマイクロプロセッサのようなひとつ以上のデジタルプロセッサを使用して実行することができる。

ここで、プロモーションメディアアイテム(promotional media items)の選択および／または広告ユニット(advertising units)の生成のためのシステムおよび方法に関する実施形態を説明する。いくつかの実施形態は、ひとつ以上のメディアアイテムとひとつ以上のプロモーションメディアアイテムから成るプログラムユニットを構築するためのシステムを提供する。メディアアイテムは、特定のユーザもしくはユーザグループの好みに対応するように選択することができる。また、プロモーションメディアアイテムも、プロモーションメディアアイテムをランダム（無作為）に選択した場合よりもさらに大きな興味をユーザに与えるように、プログラムユニットの中のメディアアイテムとユーザ／ユーザグループの好みに対応するように選択することができる。また、メディアアイテムおよびプロモーションメディアアイテムは、法定された作品内容についての制約または契約上の作品内容についての制約（compositional constraints）だけでなく、数、ライセンス料、プログラムユニットによって得られる収入などの付加的制約を満たすように選択することができる。いくつかの実施形態は、同様にユーザの好みに対応したプログラムユニットを構築するためのシステムおよび方法を提供し、それらのプログラムユニットのうちのいくつかは、当該メディアアイテムのライセンス料を補うだけの広告収入を得ることが可能である。

いくつかの実施形態は、メディアレコメンダサブシステム(media recommender subsystem)およびプロモーションメディアレコメンダサブシステム(promotional media recommender subsystem)を提供する。メディアレコメンダサブシステムはひとつ以上のユーザの好みに対応したメディアアイテムを生成し、プロモーションメディアレコメンダサブシステムはひとつ以上のユーザの好みに対応したプロモーションメディアアイテムを生成することができる。また、これらのレコメンダを使用して、特定の制約を満たすメディアアイテムのセットとプロモーションメディアアイテムのセットを生成するための手段も提供される。その後、これらの選択したアイテムを組み合わせてプロモーションプログラムユニット(promotional program unit)のような単一のプログラムユニットとすることができる。

ここで使用されているように、「メディアデータアイテム(“media data item”)」という語は、あらゆるメディアアイテムもしくはメディアアイテムを表示するものを含むものとする。「メディアアイテム」は、デジタルメディアフォーマットで表示することが可能なあらゆる種類のメディアファイル、例えば、歌、映画、写真、電子ブック（イーブック）、新聞、テレビ／ラジオ番組、ゲームなどを含むものとする。したがって、「メディアデータアイテム」という語は、例えば再生可能なメディアアイテムファイル（例えば、ＭＰ３ファイル）のほかに、再生可能なメディアファイルを特定するメタデータ（例えば、ＭＰ３ファイルを特定するメタデータ）も含むことを意図している。したがって、「メディアアイテム」を使用したプロセス、ステップまたはシステムを提供する全ての実施形態において、そのプロセス、ステップまたはシステムは、メディアアイテムの代わりにメタデータなどのメディアアイテムを表示するものを使用することができ、その逆もまた同様であることは明らかである。

同様に、「プロモーションメディアデータアイテム」という語は、あらゆるプロモーションメディアアイテムもしくはプロモーションメディアアイテムを表示するものを含むものとする。プロモーションメディアアイテムとは、プロモーションメディアアイテム自身以外の何かをプロモーション、宣伝、広告、促進などするメディアアイテムである。プロモーションメディアアイテムは、例えば、商業広告、公共広告、社説、政治宣伝などの異なる種類のものとすることが可能である。この場合もまた、「プロモーションメディアアイテム」を使用したプロセス、ステップまたはシステムを提供する全ての実施形態において、そのプロセス、ステップまたはシステムは、プロモーションメディアアイテムの代わりにメタデータなどのプロモーションメディアアイテムを表示するものを使用することができ、その逆もまた同様である。

メディアアイテムの「再生(“play”)」とは、ユーザが当該メディアアイテムの表現内容を認識することができるように、そのメディアアイテムに対するデジタルデータを何らかの形でユーザに向けて表示することである。「再生リスト(“playlist”)」とは、ユーザによって合成された形でグループ分けされたメディアアイテムのリストである。「メディアアイテムレコメンダ」とは、他のメディアアイテムの入力リストに対応するメディアアイテムのリストを生成するためのシステムまたは方法である。「プロモーションメディアアイテムレコメンダ」とは、他のメディアアイテムの入力リストに対応するプロモーションメディアアイテムのリストを生成するためのシステムまたは方法である。ここで説明されている実施形態に関連して使用することが可能なレコメンダシステムの例は、２００６年８月１７日に米国特許公開公報ＵＳ２００６／０１８４５５８として公開された米国特許出願第１１／３４６，８１８号「メディアアイテムの入力セットおよび知識ベースメトリクスに対応する新たなメディアアイテムのセットを特定するためのレコメンダシステム」に開示されている。

ここで使用されているように、「プログラムユニット」とは、ひとつ以上のメディアアイテムとひとつ以上のプロモーションメディアアイテムから成る一体型アイテムのことである。「ウェブキャスト」とは、コンピュータサーバシステムからインターネットを通してデジタルメディアプレーヤを内蔵した複数のユーザコンピュータにデジタルメディアアイテムを送信し、ユーザにそのデジタルメディアプレーヤを介して当該メディアアイテムの表現内容を認識可能にすることを意味している。「ポッドキャスト(“podcast”)」とは、コンピュータサーバシステムからインターネットを通して複数のユーザコンピュータにデジタルメディアアイテムを送信し、それらのユーザコンピュータは当該デジタルメディアアイテムを携帯用デジタルメディアプレーヤに伝送するための手段を内蔵しており、それによりユーザにその携帯用デジタルメディアプレーヤを介して当該メディアアイテムの表現内容を認識可能にすることを意味している。

プログラムユニットは、そこに一体化されている特定の複数の種類のメディアアイテム（例えば録音）に対して、他人に伝送される可能性がある個々の構成要素であるメディアアイテムに分解されることがないように著作権法のもとで保護されている構成物(composition)であってもよい。さらに、多種のメディアアイテムおよびデジタルコード化フォーマットに対して、いったんそれらのメディアアイテムとプロモーションメディアアイテムがデジタルデータの単一ファイルにコード化されると、専門技能がないユーザが一体化したプログラムユニットを分解して個々の構成要素であるアイテムに戻すことを技術的に実行不可能にするコード化フォーマットを使用することができる。したがって、それらのメディアアイテムの権利者は、個々のメディアアイテムが不法に伝送されることによってロイヤリティ（印税）を失うことから保護される。

ここで使用されているように、「メディアセット(“mediaset”)」とは、例えば広告主がグループ化した複数のメディアアイテムのリストである。したがって、プロモーションメディアセットとは、グループ化された複数のプロモーションメディアアイテムのリストである。

ここで使用されているように、メディアアイテムｉとプロモーションメディアアイテムｊとの間、もしくはメディアアイテムｉとメディアアイテムｊとの間における与えられた知識ベースＫに関する「メトリック(“metric”)」Ｍは、Ｋに関してのｉとｊとの間の関連の強さを表す。メトリックは距離として表すことができ、距離の値が小さいほど、強い関連値を示す。もしくは、その代わりに類似性(similarity)として表すこともでき、類似値が大きいほど、強い関連値を示す。

与えられた知識ベースＫに関するメトリックＭのマトリクス表示（行列表示）は、二次元マトリクスとして定義することができ、エレメントＭ（ｉ，ｊ）は、メディアアイテムｉとプロモーションメディアアイテムｊとの間、もしくはメディアアイテムｉとメディアアイテムｊとの間のメトリックの値である。

与えられた知識ベースＫのグラフ表示は、ノードがメディアアイテムおよび／またはプロモーションメディアアイテムを表し、エッジがふたつのメディアアイテムの間もしくはメディアアイテムとプロモーションメディアアイテムとの間をつないでいる（リンクしている）グラフである。メディアアイテムｉとメディアアイテムｊのペアは、ラベル付きの有向エッジ(labeled directed edges)によってつながれていてもよく、その場合、ラベルはヘッドメディアアイテムｉとテールメディアアイテムｊを有するエッジに対する類似性メトリックもしくは距離メトリックＭ（ｉ，ｊ）の値を表している。その代わりに、メディアアイテムとプロモーションメディアアイテムがラベル付きの無向エッジ(labeled undirected edges)によってつながれていてもよく、その場合、ラベルはヘッドメディアアイテムｉとテールプロモーションメディアアイテムｊを有するエッジに対する類似性メトリックもしくは距離メトリックＭ（ｉ，ｊ）の値を表している。

ひとつの具体的な実施形態を図１に示し、図１を参照して説明する。ユーザ１１０は、メディアアイテムにおける彼もしくは彼女の個人的好みに関する情報をシステム１０２に提供する。これらの好みは、例えば、コンピュータとソフトウエアプログラム、スタンドアロン（独立型）デバイスである携帯用デジタルメディアプレーヤ、もしくはデジタルメディアプレーヤ技術を内蔵した電話のような通信機器を通して、ひとつ以上のメディアアイテム再生リスト１１２の形で提供することができる。また、ユーザの好みに関するデータは、あらゆる種類のデジタルメディアプレーヤにおいてユーザによって直近に再生されたメディアアイテムのリスト１１４として提供することもできる。さらに、ユーザの好みに関するデータは、ユーザにとって興味のあるメディアアイテムの種類および／または特徴を特定する記述的キーワードリスト１１６として提供することもできる。

広告主１２０は、プロモーションメディアアイテムを、例えばデジタルデータファイル１２４の形でシステム１０２に提供することができる。また、広告主は、メタデータ１２２をプロモーションメディアアイテム１２４とともにプログラムメディアアイテム選択プロセス１４０に供給し、個々のプロモーションメディアアイテムとメディアアイテムとを関連付けることができる。メタデータ１２２の例として、プロモーションメディアアイテムに関する記述的キーワード、プロモーションメディアアイテムのための特定のターゲット層、プロモーションメディアアイテムに組み込まれたメディアアイテムの識別子、および／または広告主がプロモーションメディアアイテムを関連付けたいと希望するメディアアイテムの明示的リストなどを挙げることができる。プロモーションメディアアイテムレコメンダは、これらのメタデータうちのひとつ以上を使用し、供給されたメディアアイテムに対応するプロモーションメディアアイテムを提供することができる。

また、ひとつ以上のプログラムユニット制約１３０も、メディアデータアイテムおよび／またはプロモーションメディアアイテムのプールを制限するために使用することができる。このプールから当該プログラムユニット用に複数のアイテムが選択される。このような制約のひとつは、特定のアーティストに関連するメディアデータアイテムの数を制限することができる。他の制約は、メディアデータアイテムに関連するライセンス料を制限することができる。さらに他の制約は、プログラムユニット用に選択されるメディアデータアイテムとプロモーションメディアデータアイテムが、プロモーションメディアデータアイテムに関連する広告収入がメディアデータアイテムに関連するライセンス料に少なくとも等しくなるように選択されることを保証するように設定されていてもよい。

以下でさらに詳しく説明されているプログラムメディア選択プロセス１４０は、図２に示すように、推奨メディアアイテム２３０のリストおよび推奨プロモーションメディアアイテム２３２のリストを最終的に生成する。推奨メディアアイテム２３０および推奨プロモーションメディアアイテム２３２はプログラムユニット制約１３０を満たすように選択することができ、ユーザによって供給される好みに関するデータ１１２、１１４および／または１１６にも対応している。

メディアアイテムファイル選択プロセス１５０は、推奨メディアアイテム２３０のリストを使用して、メディアアイテムデジタルデータファイル１４５のコレクションの中から推奨メディアアイテム用のデジタルデータファイル１５２を選択する。メディアアイテムデジタルデータファイル１４５のコレクションは、コンテンツプロバイダ１８０によって提供される。同様に、プロモーションメディアアイテム選択プロセス１６０は、推奨プロモーションメディアアイテム２３２のリストを使用して、プロモーションメディアアイテムデジタルデータファイル１２４のコレクションの中から推奨プロモーションメディアアイテム用のデジタルデータファイル１６２を選択する。

推奨メディアアイテム２３０用のデジタルデータファイル１５２および推奨プロモーションメディアアイテム２３２用のデジタルデータファイル１６２は、その後、プログラム構築プロセス１７０によって組み合わされ、プログラムユニット１７２を表す単一のデジタルデータファイルとなる。メディアアイテム２３０とプロモーションメディアアイテム２３２は、異なるメディアコード化フォーマットと異なるマルチメディアコンテナファイルフォーマットを有する異なるメディアタイプを混合したものであってもよい。異なるメディアコード化フォーマットとしては、例えば、エムピースリー（ＭＰ３）、エーエーシー(ＡＡＣ)、オッグボルビス（Ｖｏｒｂｉｓ）、リアルオーディオ（ＲｅａｌＡｕｄｉｏ）、ウィンドウズメディアオーディオ（ＷＭＡ）、セオラ（Ｔｈｅｏｒａ）、リアルビデオ（ＲｅａｌＶｉｄｅｏ）、ウィンドウズメディアビデオ（ＷＭＶ）、エムペグ（ＭＰＥＧ）などが挙げられる。また、異なるマルチメディアコンテナファイルフォーマットとしては、例えば、エーブイアイ（ＡＶＩ）、クイックタイム（ＱｕｉｃｋＴｉｍｅ）、オッグ（Ｏｇｇ）、リアルメディア（ＲｅａｌＭｅｄｉａ）、エーエスエフ（ＡＳＦ）などが挙げられる。（←このくらい大胆に変えてもいいですよ。）単一のマルチメディアコンテナファイルフォーマットにパッケージすることが可能なメディアアイテム２３０とプロモーションメディアアイテム２３２との組み合わせに関連する実施形態では、プログラム構築プロセス１７０は、メディアアイテムとプロモーションメディアアイテムとを組み合わせたものを以上のようなマルチメディアコンテナファイルフォーマットでプログラムユニットファイル１７２にパックする（格納する）。

単一のメディアコード化フォーマットにコード化することが可能なメディアアイテム２３０とプロモーションメディアアイテム２３２との組み合わせに関連する他の実施形態では、プログラム構築プロセス１７０は、まず、メディアアイテムとプロモーションメディアアイテムのそれぞれを適切なデコーダを使用して解読（デコード）し、次に、その解読したアイテムを単一のファイルに統合して、それらのアイテムの間に所望のフィラーメディアアイテム(filler media items)を挿入する。その結果生じるアイテムは、その後、適切な単一のメディアコード化フォーマットを使用してプログラムユニットファイル１７２にコード化することができる。

プログラムユニット構築プロセス１７０の他の特徴は、プログラムユニット１７２においてプロモーションメディアアイテムとメディアアイテムとを配列する方法にある。あるひとつの実施形態では、プロモーションメディアアイテムをメディアアイテムのグループの間にインタリーブ（交互配置）する。それらのグループのサイズは、プログラムオペレータによって特定することができる。他の実施形態では、一連のメディアアイテムの中の「オートＤＪ（ａｕｔｏ−ＤＪ）」プログラム（いくつかの全体的なコンポジショナルなオブジェクティブをなし遂げることができるプログラム）によって定められた適切なポイントにプロモーションメディアアイテムを挿入する。さらに、他の実施形態では、プロモーションメディアアイテムをメディアアイテムの全セットの前、後、もしくは前後両方にグループ化することができる。

プログラムメディア選択プロセス１４０のひとつの具体例を図２のフローチャートに示す。描かれている選択プロセスは、メディアアイテムレコメンダ２０４とプロモーションメディアアイテムレコメンダ２０６を利用する。メディアレコメンダ２０４を用いたシステムは、コンテンツプロバイダ１８０から提供されるメディアアイテムデジタルデータファイル１４５のコレクションから、ユーザの好みに関するデータ２０２（図１における１１２、１１４および／または１１６）に対応する推奨メディアアイテム２３０のセットを生成する。いくつかの実施形態は、選択プロセス２０８に提供される制約２２０、２２２、２２４および２２６のうちのひとつ以上を受け入れるメディアアイテムレコメンダを取り入れ、残りの選択プロセスにおいて最も役立つものになるように推奨メディアアイテムのセットをさらに制約することが可能である。他の実施形態は、制約２２０、２２２、２２４および２２６から推定される希望数のメディアアイテムを可能な範囲内で供給するメディアアイテムレコメンダを取り入れることが可能である。

同様に、プロモーションメディアアイテムレコメンダシステム２０６は、ユーザの好みに関するデータ２０２および／またはメディアアイテムレコメンダ２０４によって生成されたメディアアイテムのリストに対応する推奨プロモーションメディアアイテム２３２のセットを生成する。

各実施形態は、制約２２０、２２２、２２４および２２６などのひとつ以上の制約を満たす推奨メディアアイテム２３０のセットおよび推奨プロモーションメディアアイテム２３２のセットを生成するための異なる方法を取り入れることが可能である。ある実施形態は、以下のように単純な「欲張り(“greedy”)」アルゴリズムを実施する。まず、メディアアイテムレコメンダ２０４を使用し、ユーザの好みに関するデータ２０２に対応するメディアアイテムの仮セットを生成する。その後、プロモーションメディアアイテムレコメンダ２０６を使用し、ユーザの好みに関するデータ２０２とメディアアイテムの仮セットに対応するプロモーションメディアアイテムの仮セットを生成する。メディアアイテムの仮セットおよびプロモーションメディアアイテムの仮セットは、アイテム制約２２０、２２２、２２４および２２６とともににアイテム選択プロセス２０８に供給される。これらの制約を使用し、制約を満たすメディアアイテムとプロモーションメディアアイテムの最終リストを選択することができる。

ステップ（判断）２１０によって例示されているように、制約が満たされない場合は、プロセスはレコメンダ２０４とレコメンダ２０６からの追加の推奨によって推奨メディアアイテムおよび推奨プロモーションメディアアイテムの仮セットを拡張する。推奨メディアアイテムおよび推奨プロモーションメディアアイテムのリストを拡張し、制約を満たすサブセットを選択し、制約が満たされているかどうかを判断するというこのプロセスは、推奨メディアアイテム２３０の最終セットおよび推奨プロモーションメディアアイテム２３２の最終セットが生成されるまで繰り返される。代わりに、このプロセスが無限に繰り返されるのを避けるために、任意の終了基準が満たされるまで（例えば、所定の実施回数に到達するまで）、これらのステップを繰り返してもよい。

アイテム選択プロセス２０８は、アイテムの特性に課される一連の制約に従って、アイテムの入力セットからアイテムの最適なサブセットを選択するための全てのプロセスを具体化するものであると理解すべきである。最終のプログラムユニットにおいてアイテムに課される可能性があるこのような制約のクラスは、リソース制約２２２および２２４から構成されている。これらの制約は、以下のように整数プログラミング問題として一般的に定式化することができる。ライセンス料ｃ１，ｃ２，．．．，ｃｋを発生させるメディアアイテムセットｍ１，ｍ２，．．．，ｍｋとその再生回数ｔ１，ｔ２，．．．，ｔｋ、および収入ｒ１，ｒ２，．．．，ｒｌを生成するプロモーションメディアアイテムセットｐ１，ｐ２，．．．，ｐｌとその再生回数ｓ１，ｓ２，．．．，ｓｌが与えられ、その不等式を満たすメディアアイテムのサブセットＭとプロモーションメディアアイテムのサブセットＰを選択する。

これらの不等式は、プログラムユニットが、Ｔタイムユニットの最小限の総再生時間を有する最小限のＫ’メディアアイテムとＳタイムユニットの総再生時間を有する最大限のＬ’プロモーションメディアアイテムを含み、Ｃを生成するための純費用を有することを示している。同様に、これらの一般的な制約のうちのひとつ以上の具体例を示す本発明における異なる実施形態が考えられる。

例えば、いくつかの実施形態は、組み込まれたメディアアイテムを使用することによって生じるライセンス料が組み込まれたプロモーションメディアアイテムを使用することによって生じる広告収入によって完全に補助されるプログラムユニットを生成することができる。このような実施形態は、Ｃ＝０の設定に相当するものを実行することができる。他の実施形態は、ユーザがプロモーションメディアアイテムを有していないプログラムユニットに対して割増金を支払うことになるアプリケーションにとって有益であり、Ｌ’＝Ｓ＝０の設定に相当するものを実行することができる。このような実施形態は、特定の限度額を有していてもよい。コストがユーザにとって重要ではないこの実施形態の変形例は、Ｃ＝∞の設定に相当するものを実行することができる。他の実施形態は、広告収入がメディアアイテムのライセンス料を可能な範囲で最大限に埋め合わせるように、プログラムユニットにおけるプロモーションメディアアイテムの数に制限を持たないものであり、Ｌ’＝Ｓ＝∞の設定に相当するものを実行することができる。さらに他の実施形態は、メディアアイテムから生じるプログラムユニットのコストをプロモーションメディアアイテムから得られる広告収入によって完全に補助させることを目的として構成することができる。このような実施形態は、Ｍ’＝Ｔ＝０およびＣ＝０の設定に相当するものを実行することができる。

プログラムユニットに組み込まれたメディアアイテムおよびプロモーションメディアアイテムの数、再生回数、ライセンス料、および得られる収入に課される他の制約を取り入れた実施形態も同様に想到し得ることは、当業者にとって明らかであろう。

いくつかの実施形態においてプログラムユニットに課される可能性がある他の種類の制約は、メディアアイテムのセットに課される作品内容についての制約２２６である。ひとつの例として、メディアアイテム（録音）を含むアプリケーションにおいて、これらの作品内容についての制約は、デジタルミレニアム著作権法（ＤＭＣＡ）としても知られている１７Ｕ．Ｓ．Ｃ．§１１４の法定ライセンス規定に含まれる「録音コンテンツ選択」規定に従って、同一の著者によるメディアアイテム、または同じメディアアイテムのコレクションからのメディアアイテムの数を制限することができる。これらの規定のもとで、任意の３時間という時間内に以下に挙げるもの以上のものは伝送されない。
１．特定のアルバムから３回の録音、もしくは同じアルバムから連続して２回の録音
２．特定のアーティストによる、もしくはアルバムのセットやアルバム集から４回の録音
３．特定のアーティストによる、もしくはアルバムのセットやアルバム集から連続して３回の録音
プログラムメディアアイテム選択プロセス１４０の動作の一例において、アーティストやアルバムのリスト、および／または各アーティストによる録音もしくは各アルバムからの録音の許可回数などの制約をプログラムユニットにおいて使用することができる。このような場合、選択プロセス１４０は、リストに記載されたアーティストおよびアルバムそれぞれによる選択回数が指定回数を超えないことを確実にするように機能してもよい。

顧客に一連のプログラムユニットを供給する実施形態は、一連のプログラムユニットが、任意の３時間という時間内にデジタルミレニアム著作権法（ＤＭＣＡ）のコンテンツ選択基準に違反しないということだけは保障しなければならない。したがって、このような実施形態は、前のプログラムユニットを終了させるメディアアイテムと並置された場合にＤＭＣＡ規制に違反する可能性のあるメディアアイテムを有するプログラムユニットを開始させないように構築プロセス１７０を制約することができる。もちろん、セットの中からアイテムの最適なサブセットを特定するためにアイテムの特性に課される他の制約が考慮され、その多くは当業者にとっては明らかであろう。例えば、アイテムの特性に課される一連の制約に従ってアイテムの入力セットの中からアイテムの最適なサブセットを選択するための「グリーディ（欲張り）」法や他のヒューリスティクス（経験則）は当業者にはよく理解されているものである。

同様に、上記のシステムおよび方法はプロモーションメディア推奨システムにおいて具体化されるものとして説明されているが、本発明のシステムは、第二のタイプのアイテムと関連付けることが可能なアイテムを推奨するための任意のシステムにおいて、ユーザにとって有意義な形で使用し得ることを当業者であれば理解するであろう。

ここで開示する他の実施形態は、個別の方法でユーザにアイテムを推奨するためのシステムおよび方法に関するものである。このような実施形態のいくつかは、メディアアイテムの入力セットと関連付けることが可能なプロモーションメディアアイテムを含むレコメンダシステムに関するものである。

例えば、いくつかの実施形態は、メディアアイテムの入力セットに対応するプロモーションメディアアイテムのセットを特定するためのシステムを提供する。そのシステムは、例えばプロモーションメディアアイテムのセット、メディアセットのコレクション、およびプロモーションメディアアイテムとメディアセットとの間の特定の関連付けを含むことが可能な知識ベースを使用することができる。このような実施形態において、セットの中の各プロモーションメディアアイテムは、メディアセットのコレクションの中のひとつのメディアセットと関連付けられていてもよい。他のシステムは、メディアアイテムのセット、プロモーションメディアセットのコレクション、およびメディアアイテムとプロモーションメディアセットとの間の特定の関連付けを含む知識ベースを使用することができる。例えば、プロモーションメディアセットがどのようにメディアアイテムと関連付けられているか、もしくはメディアセットがどのようにメディアアイテムと関連付けられているかを分析することによって、メディアアイテムとプロモーションメディアアイテムとの間のさまざまなメトリクスを検討することができる。このようなメトリクスは、システムがメディアアイテムの入力セットを補完するプロモーションメディアアイテムを特定することを可能にするマトリクスに記憶することができる。いくつかの実施形態では、メトリクスは、プロモーションメディアアイテムがメディアアイテムと関連付けられているかどうかを特定するだけでなく、どの程度関連付けられているかも特定することができる。プロモーションメディアアイテムとメディアセットとの間、もしくはメディアアイテムとプロモーションメディアセットとの間の関連性は、明示的に特定されてもよく、暗黙的に特定されてもよい。

システムの知識ベースのメトリクスは、メディアアイテムの入力セットとプロモーションメディアアイテムの推奨セットとを相互に関連付けるために使用することができる。いくつかの実施形態において、プロモーションメディアアイテムとメディアアイテムとを関連付けるために、広告主から供給される好みに関するデータからメディアアイテムとプロモーションメディアアイテムとの間の異なるメトリクスを構築することが可能である。それらのメトリクスは、以下に挙げるメトリクスを含むが、これに限定されるものではない。
１．プロモーションメディアアイテムと、プロモーションメディアアイテムに組み込まれたメディアアイテムおよび組み込まれたメディアアイテムの特性（アーティスト、俳優など）を共有する他のメディアアイテムとを関連付けるメトリクス
２．プロモーションメディアアイテムと、広告主が明示的に指定するメディアアイテムとを関連付けるメトリクス
３．プロモーションメディアアイテムと、特定の視聴者／ユーザ、広告主によって指定される視聴者／ユーザ、および／または特定の特徴を有する視聴者／ユーザによって好まれていることが分かっているメディアアイテムとを関連付けるメトリクス
４．特定のキーワードによって特１定されるプロモーションメディアアイテムと、それと同一のキーワードによって特定されるメディアアイテムとを関連付けるメトリクス
このようなメトリクスは、メディアアイテムとプロモーションメディアアイテムとを直接関連付ける明示型で表示することが可能である。あるいは、このようなメトリクスは暗黙型で表示することもできる。この暗黙型は、プロモーションメディアアイテムを一連の中間メディアアイテムを経てメディアアイテムと関連付けることができ、プロモーションメディアアイテムとメディアアイテムに関するメトリック値が中間メディアアイテムの一連のペアに関するメトリックの定義関数となるように、プロモーションメディアアイテムとメディアアイテムとを関連付ける。

方法の一例を図５に示す。この方法は、メディアアイテムの入力セット５０１を受け入れる。入力メディアアイテムにある点で最も類似している候補プロモーションメディアアイテムの第一のコレクションが、図３Ａのメトリックマトリクス３００（もしくは図３Ｂの図式３５０）に基づいてプロセス５０２によって生成される。プロセス５０２は、入力セット５０１における各メディアアイテム３０２に対して、例えばメトリックマトリクス３００の列の中で特定のメディアアイテムに対してノンゼロ類似値を有するすべてのプロモーションメディアアイテム３０４をプロモーションメディアアイテムの候補コレクションに加えることもできる。各プロモーションメディアアイテムは、その後、それぞれの対応するメトリック値でラベル付けされてもよい。さらに詳しく説明すると、図３Ａおよび図３Ｂの３０６に示すように、メディアアイテムｍ２はプロモーションメディアアイテムｐ３と類似値．４で関連付けられている。

その後、候補プロモーションメディアアイテムの第一のコレクションから、候補プロモーションメディアアイテムの第二のサブセットがプロセス５０３によって選択される。一例として、プロセス５０３は、第一のコレクションにおけるプロモーションメディアアイテムをそれぞれのメトリック値に従って大きいものから順序付けることができる。その後、先頭からN番目までの固有のプロモーションメディアアイテムがサブセットとして選択される。

最後に、ある特定数のプロモーションメディアアイテムの第三で最終の出力セット５０５がプロモーションメディアアイテムのサブセットから選択される。この最終の出力セットは、追加された所望の外部制約を満たすようにプロセス５０４によって選択することができる。例えばいくつかのアプリケーションにおいて、メディアアイテムの入力セットを供給する人物について年齢や位置などの多くの特徴が知られている場合に、システムを使用してメディアアイテムの入力セットに対応するプロモーションメディアアイテムを提供することができる。

特定のプロモーションメディアアイテムを供給した広告主は、そのプロモーションメディアアイテムが、指定範囲内の年齢であるなどの特定の特徴を持つ人物にのみ提供されるように指定することができる。プロセス５０４に入力されたプロモーションメディアアイテムの第二のコレクションがこのようなプロモーションメディアアイテムを含む場合、プロセス５０４は、その後、このプロモーションメディアアイテムを提供される予定の人物が広告主によって指定された特徴（例えば、ターゲットとしている年齢層の人物である）を有しているか否かによって、このプロモーションメディアアイテムをプロモーションメディアアイテムの最終出力セット５０５に加えるか否かを決定することになる。他の例として、プロセス５０４は、入力メディアセットに関連付けられた人物に対してある指定期間内に（もしくはこれまでに）すでに供給されたプロモーションメディアアイテムをプロモーションメディアアイテムの出力セット５０５に加えないこともできる。プロモーションメディアアイテムをフィルタリングするためのさまざまな他のこのような特徴およびフィルタリングするための方法は、当業者にとっては明らかであろう。

他の実施形態は、図４Ｂのグラフに示すように、システムに知られているメディアアイテムフルセットの単純サブセットとプロモーションメディアアイテムのセットとの間の類似値を含む明示的関連性を提供する。また、メディアアイテム同士の間の類似値を含む一連の関連性も、図４Ａに示すようなマトリクス４００として、もしくはそれと機能的に同等な形で提供することができる。描かれている実施形態において、ここでインデックスｉとして示すメディアアイテム４０２とインデックスｊとして示すプロモーションメディアイテム４０４との間の類似値が明示的に特定されない場合、有向パスをたどることによって暗黙的類似値を得ることができる。このようなパスの一例は、メディアアイテムｍ１からメディアアイテムｍ２を経由してプロモーションメディアアイテムｐ１まで続くメディアパスのエッジ４０７および４０８で表される。ラベル付けされたパス上のエッジを有するメディアアイテム４０２とプロモーションメディアアイテム４０４のペア間の類似値４０６のリストＭ（ｉ，ｉ＋１），Ｍ（ｉ＋１，ｉ＋２），．．．，Ｍ（ｉ＋ｋ，ｊ）は、結果の値がメディアアイテムｉとプロモーションメディアアイテムｊとの間の類似性の定義を満たすような方法で、アプリケーションの必要に応じて組み合わせることができる。例えば、類似値Ｍ（ｉ，ｊ）は以下のように計算することができる。

Ｍ（ｉ，ｊ）＝ｍｉｎ｛Ｍ（ｉ，ｉ＋１），Ｍ（ｉ＋１，ｉ＋２），．．．，Ｍ（ｉ＋ｋ，ｊ）｝
もしくは
Ｍ（ｉ，ｊ）＝Ｍ（ｉ，ｉ＋１）*Ｍ（ｉ＋１，ｉ＋２）*．．．*Ｍ（ｉ＋ｋ，ｊ）
エッジが一連の類似値Ｍ（ｉ，ｉ＋１），Ｍ（ｉ＋１，ｉ＋２），．．．，Ｍ（ｉ＋ｋ，ｊ）でラベル付けされている場合に、メディアアイテムｉとプロモーションメディアアイテムｊとの間のパスの類似値Ｍ（ｉ，ｊ）を計算するための他の方法は、当業者にとっては明らかであろう。

さらに、図４Ｂにおけるグラフに相当する他の実施形態においては、図４Ａに示すメディアアイテムのペアに関する類似性メトリックはマトリクスの形で明示的に示されず、その代わりに図６のプロセス６００のような反復プロセスによって暗黙的に具体化されてもよい。プロセス６００は、メディアアイテムの入力セット６０２と、特定のプロモーションメディアアイテムと関連付けられることが明示的に特定されたひとつ以上のメディアアイテムの第二のターゲットセット６０４とを受け入れる。プロセス６００は、ステップ６０６に示すように、メディアレコメンダを使用して入力メディアアイテム６０２に類似するメディアアイテムの増大リストを繰り返し生成することができる。ここで説明するさまざまな実施形態に関連して使用し得るメディアレコメンダの例は、上記の米国特許出願第１１／３４６，８１８号「メディアアイテムの入力セットおよび知識ベースメトリクスに対応する新たなメディアアイテムのセットを特定するためのレコメンダシステム」に開示されている。

メディアアイテムの増大リストはステップ６０８においてターゲットメディアアイテム６０４と比較され、リストを拡大するプロセスは、リストが必要数のターゲットメディアアイテムを含んだときに終了することができる。推奨メディアアイテムのリストの中のターゲットメディアアイテムと関連付けられるプロモーションメディアアイテムが６１０において選択される。これらのプロモーションメディアアイテムはその後、プロセス６００によって出力されるプロモーションメディアアイテムのコレクション６１２として使用され、図５に示すプロセスによって使用されるプロモーションメディアアイテムの第一のコレクションとして機能することができる。

上記の説明は、好適な実施形態を含む本発明を完全に開示するものである。さらに詳述することなく、当業者であれば前述の説明を利用して本発明を最大限に活用することが可能であると考えられる。したがって、ここに開示されている実施例や実施形態は単なる一例として解釈されるべきであり、多少なりとも本発明の範囲を限定するものではない。

本発明の基本原理を逸脱しない範囲で上記の実施形態の詳細に対して多くの変更が可能であることは当業者にとっては言うまでもない。したがって、本発明は開示されている特定の実施形態に限定されるべきではなく、改良や他の実施形態が添付の請求の範囲に含まれることが意図されている。例えば、上記のシステムや方法のうちのいくつかはプロモーションメディア推奨システムにおいて具体化されるものとして説明されているが、発明のシステムは、第二のタイプのアイテムと関連付けることが可能なアイテムを推奨するためのシステムにおいてユーザにとって有意義な形で使用し得ることを当業者であれば理解するであろう。

したがって、本発明の範囲は添付の請求の範囲によってのみ決定される。

図面は、本発明の一部の好適実施形態のみを描写するものであり、本発明の範囲を限定するものではないことを理解されたし。好適実施形態を、添付の図面を使用することによりさらに具体的かつ詳細に記述しかつ説明する。
ユーザの好みに関するデータに対応するプログラムユニットを構築するためのプロセスの一例を示すブロック図である。 プログラムユニット用のメディアアイテムおよびプロモーションメディアアイテムを選択するためのプロセスの一例を示すフローチャートである。 メディアアイテムのコレクションとプロモーションメディアアイテムのコレクションとの間の類似値を説明するメトリックのマトリクス表示である。 メディアアイテムのコレクションとプロモーションメディアアイテムのコレクションとの間の関連性を示すための重み付き／無向グラフ表示(undirected graph representation)である。メディアアイテムとプロモーションメディアアイテムとの間の各エッジは、メディアアイテムとプロモーションメディアアイテムとの間の類似値を表す重みでラベル付け(annotated)されている。 メディアアイテムのコレクションとプロモーションメディアアイテムのコレクションとが作成されるメディアアイテム間の類似値を説明するメトリックのマトリクス表示である。 メディアアイテムのコレクションとプロモーションメディアアイテムのコレクションとの間の関連性を示すための重み付き／有向グラフ表示(directed graph representation)である。メディアアイテムのペア間の各有向エッジは、エッジのヘッドにあるメディアアイテムとエッジのテールにあるメディアアイテムとの間の類似値を表す重みでラベル付けされている。メディアアイテムとプロモーションメディアアイテムとの間の各無向エッジは、メディアアイテムとプロモーションメディアアイテムとの間の類似値を表す重みでラベル付けされている。 メディアアイテムの入力セットからプロモーションメディアアイテムの出力セットを生成するための方法の一例を示すフローチャートである。 メディアアイテムの入力セットに対応するプロモーションメディアアイテムのセットを選択するための方法の一例を示すブロック図である。

Claims (29)

1. プロモーションプログラムユニットを生成するための方法であって、
   ユーザの好みに関するデータを受信するステップと、
   前記ユーザの好みに関するデータに対応するプロモーションメディアデータアイテムのリストを生成するステップと、
   前記ユーザの好みに関するデータに対応するメディアデータアイテムのリストを生成するステップと、
   前記プロモーションメディアデータアイテムのリストの中の少なくともひとつのプロモーションメディアデータアイテムを選択するステップと、
   前記メディアデータアイテムのリストの中の少なくともひとつのメディアデータアイテムを選択するステップと、
   前記少なくともひとつのプロモーションメディアデータアイテムと前記少なくともひとつのメディアデータアイテムとを組み合わせてプロモーションプログラムユニットとするステップと、を含むことを特徴とする方法。
2. 前記ユーザの好みに関するデータは、前記ユーザによって選択されるメディアアイテムのリストを含む請求項１に記載の方法。
3. 前記ユーザの好みに関するデータは、前記ユーザによって提供されるキーワードのリストを含む請求項１に記載の方法。
4. 少なくともひとつの制約を適用して前記メディアデータアイテムのリストを絞り込むステップをさらに含む請求項１に記載の方法。
5. 前記少なくともひとつの制約は、特定のアーティストに関連する前記メディアデータアイテムの数を制限するものを含む請求項４に記載の方法。
6. 少なくともひとつの制約を適用して前記プロモーションメディアデータアイテムのリストを絞り込むステップをさらに含む請求項４に記載の方法。
7. 前記少なくともひとつの制約は、前記メディアデータアイテムに関連するライセンス料を制限するものを含む請求項６に記載の方法。
8. 前記少なくともひとつの制約は、前記プロモーションプログラムユニット用に選択された前記メディアデータアイテムと前記プロモーションメディアデータアイテムが、前記プロモーションメディアデータアイテムに関連する広告収入が前記メディアデータアイテムに関連するライセンス料に少なくとも等しくなるように選択されることを保障するように構成されている請求項４に記載の方法。
9. 前記メディアデータアイテムは、再生可能なメディアファイルを含む請求項１に記載の方法。
10. 前記プロモーションメディアデータアイテムは、商業広告を含む請求項１に記載の方法。
11. 前記メディアデータアイテムは、再生可能なメディアファイルを特定するメタデータを含む請求項１に記載の方法。
12. 前記プロモーションプログラムユニットは、単一のマルチメディアファイルを含む請求項１に記載の方法。
13. プロモーションプログラムユニットを生成するための方法であって、
    ユーザの好みに関するデータを受信するステップと、
    広告主からプロモーションメタデータを受信するステップと、
    前記ユーザの好みに関するデータおよび前記プロモーションメタデータに対応して、少なくともひとつのプロモーションメディアデータアイテムと少なくともひとつのメディアデータアイテムとを関連付けるステップと、
    前記少なくともひとつのプロモーションメディアデータアイテムと前記少なくともひとつのメディアデータアイテムとを組み合わせて単一のマルチメディアファイルから成るプロモーションプログラムユニットとするステップと、を含むことを特徴とする方法。
14. ひとつ以上のメディアデータアイテムに関連して使用するためのプロモーションメディアデータアイテムのセットを特定するための方法であって、
    メディアデータアイテムの入力セットを受信するステップと、
    前記入力セットにおける前記メディアデータアイテムとプロモーションメディアデータアイテムのセットとを比較するステップと、
    前記メディアデータアイテムの比較に基づいてプロモーションメディアデータアイテムのサブセットを選択するステップと、を含むことを特徴とする方法。
15. 前記比較ステップは、前記入力セットにおける前記メディアデータアイテムと前記プロモーションメディアデータアイテムのセットとを関連付けるメトリックを使用する請求項１４に記載の方法。
16. 前記比較ステップは、前記入力セットにおける各メディアデータアイテムと前記セットにおける各プロモーションメディアデータアイテムとを関連付ける数値類似値を有するメトリックマトリクスを使用する請求項１５に記載の方法。
17. 前記メトリックは、プロモーションメディアデータアイテムと当該プロモーションメディアデータアイテムに組み込まれているメディアデータアイテムとを関連付け、さらに、前記プロモーションメディアデータアイテムと前記組み込まれたメディアデータアイテムと少なくともひとつの特徴を共有する他のメディアデータアイテムとを関連付ける請求項１５に記載の方法。
18. 前記特徴は、前記組み込まれたメディアデータアイテムのうちの少なくともひとつに関連付けられるアーティストを含む請求項１７に記載の方法。
19. 広告主から視聴者の好みの指標を受信するステップをさらに含み、前記メトリックは、プロモーションメディアデータアイテムと前記広告主が選択した前記視聴者の好みの指標によって好まれていることが特定されるメディアデータアイテムとを関連付ける請求項１５に記載の方法。
20. 前記プロモーションメディアデータアイテムのセットにおける前記プロモーションメディアデータアイテムのうちの少なくともひとつは、前記少なくともひとつのプロモーションメディアデータアイテムと関連付けられる少なくともひとつのキーワードを有しており、
    前記メトリックは、前記少なくともひとつのプロモーションメディアデータアイテムとマッチング関連キーワードを有するメディアデータアイテムとを関連付ける請求項１５に記載の方法。
21. 前記プロモーションメディアデータアイテムのサブセットからプロモーションメディアデータアイテムの第二のサブセットを選択するステップをさらに含む請求項１４に記載の方法。
22. 前記プロモーションメディアアイテムの第二のサブセットを選択するステップは、
    前記メディアデータアイテムの入力セットの供給者であるユーザに関するひとつ以上のユーザ特徴を受信するステップと、
    前記第二のサブセットを選択するために、前記ひとつ以上のユーザ特徴を使用して前記プロモーションメディアデータアイテムのサブセットをフィルタリングするステップと、を含む請求項２１に記載の方法。
23. 前記ひとつ以上のユーザ特徴は、ユーザの年齢、ユーザの性別およびユーザの位置のうちの少なくともひとつを含む請求項２２に記載の方法。
24. 前記比較ステップは、第一のメディアデータアイテムと、プロモーションメディアデータアイテムとの間に明示的類似値を有する第二のメディアデータアイテムとの間の類似値を使用して、前記第一のメディアデータアイテムと前記プロモーションメディアデータアイテムとの間の暗黙的類似値を生成するステップを含む請求項１４に記載の方法。
25. 前記比較ステップは、
    メディアデータアイテムのターゲットセットを受信するステップと、
    前記メディアデータアイテムのターゲットセットをメディアレコメンダに供給することによりメディアデータアイテムの推奨セットを生成するステップと、を含み、
    前記ターゲットセットは、少なくともひとつのターゲットプロモーションメディアデータアイテムと関連付けられることが明示的に特定される少なくともひとつのメディアデータアイテムを含む請求項１４に記載の方法。
26. 前記メディアデータアイテムは、再生可能なメディアファイルを含む請求項１４に記載の方法。
27. 前記プロモーションメディアデータアイテムは、商業広告を含む請求項１４に記載の方法。
28. 前記メディアデータアイテムは、再生可能なメディアファイルを特定するメタデータを含む請求項１４に記載の方法。
29. ひとつ以上のメディアデータアイテムに関連して使用するためのプロモーションメディアデータアイテムのセットを特定するための方法であって、
    ユーザからメディアデータアイテムの入力セットを受信するステップと、
    広告主から視聴者の好みの指標を受信するステップと
    前記入力セットにおける前記メディアデータアイテムとプロモーションメディアデータアイテムのセットとを、前記入力セットにおける前記メディアデータアイテムと前記プロモーションメディアデータアイテムのセットとを関連付けるメトリックを使用して知識ベースにおいて比較するステップと、
    候補プロモーションメディアデータアイテムのセットを生成するステップと、
    プロモーションメディアデータアイテムのサブセットを生成するステップと、を含み、
    前記候補プロモーションメディアデータアイテムは前記プロモーションメディアデータアイテムのセットから前記メトリックを使用して選択され、さらに、前記プロモーションメディアデータアイテムのサブセットは前記候補プロモーションメディアデータアイテムのセットから前記視聴者の好みの指標を使用して選択されることを特徴とする方法。

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