JP2009230510A - 火災警報器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、筐体内部に熱感知部を収納することで、小型化及び薄型化を実現した火災警報器を提案することを目的とする。
【解決手段】筐体1内部に、回路基板2に接続されたサーミスタ3を設置する。このサーミスタ3の先端に対して、筐体1の外周から流れる熱気流が流れつくように、サーミスタ3の設置位置と同じ高さとなる第1開口部14が設けられる。又、障害物となる発音体4は、回路基板2により分離される別の空間に設置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、環境の変化を表す環境値が許容範囲を超えたときに火災を検知する火災警報器に関するもので、特に、流体の温度を測定することで火災を検知する熱感知式の火災警報器に関するものである。
一般に、火災を報知する火災警報器として、室内の温度を検出する熱感知器を備えた熱感知式の火災警報器や、煙検知器を備えた煙検知式の火災警報器や、両方式を備えた火災警報器などが提供されている。そして、熱感知式の火災警報器が、熱感知器により検出された温度が高温となったときに、火災が発生したものと判断して、警報の発報を行う一方で、煙検知式の火災警報器が、煙検知器が測定した煙量が多くなったときに、火災が発生したものと判断して、警報の発報を行う。
これらの火災警報器において、熱感知器を備えた熱感知式の火災警報器は、加熱された垂直気流となる熱気流の温度を測定し、その測定温度によって火災の発生を判定する。そのため、従来の熱感知式の火災警報器は、特許文献1の火災感知器に代表されるように、本体を構成する筐体からサーミスタなどの熱感知素子を突出させて、熱感知素子が熱気流に接触可能な配置とされる。
この特許文献1に代表される、従来の熱感知式の火災警報器における構成の概略について、図13を参照して以下に簡単に説明する。この図13は、火災警報器における熱感知素子の設置位置を示すための概略図である。図13の火災警報器は、警報を発報する発音体101などを内蔵する筐体100より、熱感知素子であるサーミスタ102を突出させるとともに、筐体100に接続される保護カバー103によってサーミスタ102が覆われる。
このように構成される火災警報器において、保護カバー103には、その側面に開口部104が設けられるとともに、筐体100との接続部分と逆側の端面に開口部105が設けられる。これにより、図13に示す火災警報器を天井に設置した場合は、上昇する熱気流が開口部105より保護カバー103に流入することで、サーミスタ102による温度計測がなされる。一方で、図13に示す火災警報器を壁に設置した場合は、上昇する熱気流が開口部104より保護カバー103に流入することで、サーミスタ102による温度計測がなされる。
しかしながら、サーミスタ102を筐体100から突出させた構造により、火災警報器の取付面に対して浮いた位置にサーミスタ102が配置されるため、取付面に平行な熱気流が流れる場合、筐体100により熱気流が跳ね上げられることで渦流が発生する。この渦流が影響して、熱気流が保護カバー103を沿った流れとなるため、保護カバー103内のサーミスタ102に到達しにくくなる。これにより、サーミスタ102による温度測定に遅延が生じ、結果、火災警報器の感度低下を招いてしまう。
このような課題を解消する火災警報器として、本出願人は、特許文献2に示すような構成の火災感知器を提案している。この特許文献2に示す火災感知器においても、図13に示す火災警報器と同様、保護カバーで覆われたサーミスタを筐体より突起させた構造とするが、その筐体の側面には通気孔が設けられた構造としている。
これにより、取付面と平行に流れる熱気流が筐体側面の通気口を流れることで、図13の構成において筐体との衝突により生じる熱気流の跳ね上がりを抑制し、筐体側面近傍での渦流の発生が低減される。その結果、筐体より突出させた保護カバー内への熱気流の流入を促すこととなり、サーミスタによる温度測定の遅延を抑制し、火災警報器の感度を良好なものとしている。
特開平09−044769号公報 特開2002−352344号公報
近年、火災警報器を設置した室内の美観を向上するために、火災警報器の更なる小型化や薄型化が求められている。しかしながら、特許文献1や特許文献2の火災感知器などのように、保護カバーで覆われた熱感知を行うサーミスタを筐体から突出させた図13に示すような構造となるため、その小型化及び薄型化には限界がある。即ち、特許文献2の火災感知器においては、小型化及び薄型化を目的とした構成としているが、サーミスタを突出させるために、このサーミスタを保護するために覆う保護カバーにより形成される空間として、サーミスタを突出させた高さ分の空間が必要となってしまう。
このような問題を鑑みて、本発明は、筐体内部に熱感知部を収納することで、小型化及び薄型化を実現した火災警報器を提案することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の火災警報器は、熱量を検出する熱感知部と、該熱感知部により検出された熱量に基づいて火災の有無を判定する制御部と、該制御部による火災発生の判定に基づいて警報を発報する発音体と、を備える火災警報器において、前記熱感知部、前記制御部、及び前記発音体を内蔵する筐体と、前記筐体の側面に設けられるとともに、取付面に平行に流れる前記筐体外部からの熱気流を前記筐体内の前記熱感知部に誘導する第1開口部と、を備え、前記筐体内部において前記第1開口部の少なくとも一部より流入する前記熱気流に直接曝される位置に、前記熱感知部が設置されることを特徴とする。
このような火災警報器において、前記熱感知器を前記筐体の外部に突出させることなく、前記筐体内部に設置することで、前記筐体の薄型化が実現できるため、火災警報器の小型化及び薄型化を図ることができる。又、前記熱感知器が前記熱気流に直接曝される位置に設置される構成とすることで、前記熱感知器による測定感度の低下を防ぐことができる。
そして、装置本体の取付面の反対側となる前記筐体の端面に設けられるとともに、取付面に垂直に流れる前記筐体外部からの熱気流を前記筐体内の前記熱感知部に誘導する第2開口部を備えるものとすることで、前記取付面に対して垂直な方向に流れる前記熱気流についても、前記第2開口部から前記筐体内部に流入させて、前記熱感知部を前記熱気流に曝すことができる。
このような火災警報器において、前記熱感知部を複数備え、前記熱感知部が前記筐体の側面の近傍位置に、前記筐体に対して周設されるものとしてもよい。このとき、前記熱感知器のそれぞれが前記第1開口部からの前記熱気流の流れを障害なく直接受ける角度を組み合わせたときに360度となるように、複数の前記熱感知器の前記筐体の周方向の設置位置を決定することが望ましい。
上述の各火災警報器において、前記筐体内部の空間を前記筐体の高さ方向に沿って上下の二つの第1及び第2空間に分離する分離板を備え、前記第1空間に前記発音体が設けられる一方で、前記第2空間に前記熱感知部が設けられるとともに、前記取付面と平行な面方向において、前記熱感知部の設置位置を前記発音体の設置位置と重ならない位置とするものとしてもよい。
このとき、前記分離板が、前記熱感知部が接続される回路基板により形成されるものとしてもよい。又、前記分離板の外周縁と前記筐体の側面との間に間隙が設けられ、当該間隙によって、前記第2空間が開放されて、前記発音体の発報動作時における前記第2空間の空気抵抗を低減させる構成としてもよい。更に、前記分離板の外周縁と前記筐体の側面とが接続されるとともに、前記筐体の側面に前記第2空間を開放するための開口部が設けられ、前記発音体の発報動作時における前記第2空間の空気抵抗を低減させる構成としてもよい。
上述の各火災警報器において、前記筐体内に設けられるとともに前記第1開口部から流入される熱気流を前記熱感知部まで誘導する誘導壁を、更に備えるものとしてもよい。
上述の各火災警報器において、前記熱感知部が、感知した熱量を電気信号に変換する複数の熱感知素子であり、該複数の熱感知素子が、前記制御部に対して電気的に直列に接続されるものとしてもよい。
又、上述の各煙検知器において、前記熱感知部が、感知した熱量を電気信号に変換する複数の熱感知素子であり、該複数の熱感知素子が、前記制御部に対して電気的に並列に接続されるものとしてもよい。このとき、前記複数の熱感知素子のうちの少なくとも1つの熱感知素子による熱量測定の動作タイミングを、当該熱感知素子以外の熱感知素子による熱量測定の動作タイミングと異なるタイミングとするものとしてもよい。
本発明によると、熱感知器を従来のように筐体の外部に突出させることなく、筐体内部に設置するため、筐体を薄型化することができ、その結果、火災警報器の小型化及び薄型化が実現できる。又、筐体内部に設けた熱感知器が熱気流に直接曝される位置に設置される構成とすることで、熱感知器の熱気流の温度測定時における応答速度の低下を抑制し、結果、熱感知器による測定感度の低下を防ぐことができる。
<第1の実施形態>
本発明における第1の実施形態の火災警報器について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の火災警報器の構成を示す概略断面図であり、図2は、図1に示す火災警報器における、天板側からみた概略平面図である。又、図3は、図2に示す火災警報器の概略平面図におけるX−X位置での矢印方向から見た概略断面図である。
図1に示すように、本実施形態の火災警報器は、天井面又は壁面などの取付面に取り付けられるとともに装置全体を覆う筐体1と、筐体1内部に設けられた回路基板2と、回路基板2と電気的に接続された熱感知部であるサーミスタ3と、警報の発報を行う発音体4と、電力供給を行う電池5とを備える。取付面に対して垂直な方向に対して、筐体1の内部の空間は、回路基板2によって2分割され、回路基板2に対して取付面側の第1空間10aにサーミスタ3が設置され、回路基板2に対して取付面の反対側の第2空間10bに発音体4が設置される。
筐体1は、取付面に設置される基台11と、基台11の外周縁より取付面から離れる方向に突出させたリング状の側壁12と、側壁12における基台11に覆われる端部と逆側の端部を覆う略円盤状の天板13とを有する。そして、側壁12は、第1空間10aを覆う領域に第1開口部14を有することで、筐体1の外周側の周辺環境(外環境)に対して、第1空間10aを開放する。
又、取付面と平行な面となる天板13は、その中心位置に第1空間10aを天板13に対して取付面の反対側の外環境に開放する第2開口部15が設けられるとともに、発音体4の設置位置に相対する領域に複数の音孔16が設けられる。第2開口部15は、取付面に向かって垂直に延びた流路を備え、回路基板2の中心に設けられた穴を貫通することで、第1空間10aを外環境に開放する。そして、この第2開口部15による流路を構成する側壁が第2空間10bを貫通して回路基板2に接続した状態となるため、第2開口部15によって第2空間10bが外環境や第1空間10aに対して開放されることは防がれる。一方、音孔16によって、第2空間10bが外環境に開放される。
回路基板2は、上述したように、その中心位置に穴が設けられ、天板13から取付面に向かって垂直に延びた第2開口部15が貫通する構成とされるとともに、その外周縁が側壁12に向かって延びた形状を備える。そして、回路基板2の外周縁と側壁12の内周面との間に隙間が設けられることで、第1空間10bが第2空間10bに対して開放されることで、第1開口部14を通じて、第2空間10aが筐体1の外周側の外環境に対して開放されることとなる。これにより、発音体4が発報動作を行ったときに、後気室となる第2空間10bでの空気抵抗を低減することができ、その音量の低下を防ぐことができる。
又、電池5が、筐体1の周方向において、発音体4と異なる位置に設置されるとともに、その高さが筐体1内部の高さに近い高さとなる。そのため、回路基板2は、電池5を第1空間10aと第2空間10bにわたって設置できるような構成部分を備える。この構成部分では、電池5との間に隙間ができないように電池5を保持することで、電池5の設置位置周辺で、第1空間10aと第2空間10bとが互いに開放されないようにする。
本実施形態では、図2において破線で示すように、第2開口部15を挟む位置に、発音体4と電池5とが設置されるものとすることで、発音体4と電池5とが、取付面に平行な面方向に対して、重ならない位置に設置される。尚、取付面に平行な面方向に対して、第2開口部15が設置されない位置で且つ発音体4と電池5とが互いに重ならない位置であれば、図1及び図2に例示した位置に限られず、他の設置位置としてもよい。このように、発音体4及び電池5の設置位置を決定することで、筐体1の取付面に対して垂直となる方向の高さを最低限とすることができ、筐体1の薄型化を可能とし、火災警報器の小型化及び薄型化を実現できる。
サーミスタ3は、回路基板2における第2開口部15の外側の領域で端子が半田付けなどにより電気的に接続されるとともに、回路基板2から取付面に向かって延びた後に第2開口部15に向かって屈曲させたL字形状となる。このように構成するとき、取付面に対して垂直な方向における第1開口部14の中心位置に、サーミスタ3の屈曲部分が設けられるとともに、第2開口部15の中心位置にサーミスタ3の先端を位置させる。
これにより、温度測定を行うセンサ部分となるサーミスタ3の先端が、第1開口部14及び第2開口部15のそれぞれから流入される熱気流に対して、直接曝される位置に配置される。尚、第2開口部15の流路を構成する側壁は、取付面に対して垂直な方向に対して回路基板2より突出させた端部が、第1開口部14の天板13側における開口位置の高さよりも天板13側に位置するように構成される。即ち、第2開口部15の流路を構成する側壁は、第1開口部14よりサーミスタ3へ流れる熱気流の障害とならない位置まで形成される。
第2空間10bに設置される発音体4は、天板13の中心に対して偏心された位置に設置されることで、サーミスタ3の先端から離れた位置に設置されるため、その発報動作時の振動が与える第1空間10a内におけるサーミスタ3の周辺への影響を抑制する。又、回路基板2の外周縁と側壁12との隙間について、発音体4から側壁12までの距離Lが、発報される発報音のF1〜F2となる周波数帯域に対して、(n+1/2)×C/F2<L<(n+1/2)×C/F1(nが0以上の整数であり、Cが音速である)となる位置に構成されるものとしてもよい。
これにより、発音体4の前面及び裏面それぞれからの発報音が、側壁12の第1開口部14の周辺において、互いに増幅する作用が働き、その音量を大きくすることができる。尚、この作用を利用して、その発報する方向に対して、回路基板2の外周縁と側壁12との隙間が設けられるように、取付面に平行な面方向に対して、発音体4の位置や回路基板2の形状を設定することができる。
このように構成される火災警報器は、熱気流が上昇気流となるため、その取付面を天井面としたとき、図1における紙面の上側に向かう矢印に示すように、床面側から天井面に向かって流れる。この矢印の方向に流れる熱気流は、第2開口部15から火災警報器の筐体1内に流入するため、第2開口部15によって構成される流路を通じて、第1空間10a内に供給される。よって、第2開口部15の中心位置に配置されるサーミスタ3の先端部分が、第2開口部15を通じて流れる熱気流に曝されることとなり、この熱気流の温度測定がなされて、火災の発生の有無が検知される。
又、火災警報器の取付面を壁面としたとき、図2及び図3における紙面の上側に向かう矢印に示すように、床面側から天井面に向かって取付面である壁面に沿って流れる。このとき、図2に示すように、電池5の設置位置を、サーミスタ3の設置位置の床面側又は天井面側以外の位置とすることで、図3に示すように、第1空間10a内では、第1開口部14とサーミスタ3との間に障害物のない状態とすることができる。
よって、図2の矢印の方向から流れる熱気流が、第1開口部14より第1空間10a内に流入した熱気流は、電池5などの構造物により阻まれることなく、サーミスタ3まで到達することができる。尚、図2では、電池5の長手方向が、床面及び天井面と垂直となるように設置されることで、熱気流の流れに対して障害となる領域を狭めることができるとともに、第1空間10a内で電池5側に流れようとする熱気流をサーミスタ3側を流れるように規制することができる。
尚、本実施形態において、図1に示すように、第1空間10aが取付面側(筐体1の基台11側)に構成されるものとしたが、図4に示すように、第2空間10bが取付面側(筐体1の基台11側)に構成されるものとしてもよい。このとき、基台11の取付面と対向する端面には、筐体1より取付面側に突出した支持部材17が周設される。この支持部材17が取付面に接続されて火災警報器が設置されることで、基台11が取付面から離れた位置に配置される。又、側壁12は、天板13側に第1開口部14が設けられる。
そして、筐体1の基台11側に第2空間10bを構成して発音体4が設置されるため、音孔16は、天板13の代わりに基台11に設けられることとなる。更に、基台11の取付面と対向する端面において、音孔16が設けられる領域(発音体4に相対する領域)の外周側に、複数の支持部材17が間隔をおいて周設される。これにより、取付面と基台11の端面との間の空間が、支持部材17の間隔によって開放された状態となり、音孔16から出力される発報音が、取付面と基台11の端面との間で反射して、支持部材17の間隔域より外部に出力させることができる。
又、サーミスタ3は、回路基板2から天板13に向かって突出させた後に天板13付近で屈曲させた形状となるため、第2開口部15は、図1の構成のように回路基板2に向かう流路を形成する必要がない。又、回路基板2についても、図1の構成のように、第2開口部15による流路を形成する側壁が貫通することがないので、図1の構成における貫通穴が塞がれた構成となる。
<第2の実施形態>
本発明における第2の実施形態の火災警報器について、図面を参照して説明する。図5は、本実施形態の火災警報器の第1空間内の構成を示す概略平面図であり、図6は、図7に示す火災警報器の概略平面図におけるY−Y位置での矢印方向から見た概略断面図である。尚、図5及び図6において、図1及び図2に示す構成と同一の部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図5に示すように、本実施形態の火災警報器は、回路基板2の外周縁が筐体1の外壁12の内周面に接続されて、第1の実施形態(図1参照)と異なり、第1空間10aと第2空間10bとの間で互いに開放された領域のない構成となる。又、サーミスタ3が設置される第1空間10a内において、回路基板2における第2開放口15による側壁が嵌入する穴から側壁12に向かって延びる誘導壁113を備える。
そして、図5及び図6に示すように、サーミスタ3が、基台11の中心に対して、電池5の反対側の側壁12に近い位置に設置される。又、図6に示すように、取付面に平行な方向において、サーミスタ3と電池5との間となる位置に、発音体4が配置されるとともに、天板13には、この発音体4に相対する位置に音孔16が設けられる。そして、側壁12の第2空間10bを構成する領域には、筐体1の外周側の外環境に対して第2空間10bを開放するために、開口部18が設けられる。その他の構成については、第1の実施形態と同様となるため、その詳細な説明については、第1の実施形態を参照とするものとし、本実施形態では省略する。
上述のように、サーミスタ3を電池5から離れた位置に設置することによって、電池5が熱気流に対する障害物となったとき、サーミスタ3への流れに対する影響を抑制することができる。又、サーミスタ3は、側壁12の近傍に設置されることで、設置位置近傍の第1開口部14より流入する熱気流に曝されやすい位置に設置されることとなる。このようなサーミスタ3による熱感知部に対して、第1開口部14から第1空間10aに流入する熱気流を更に誘導するために、複数の誘導壁113が、サーミスタ3を中心として側壁12に向かって広がるように設置されている。
この誘導壁113のうち、図5においてサーミスタ3の右側(サーミスタ3よりも電池5側)に設けられる2つの誘導壁113が、サーミスタ3から電池5の上下に向かって延びた形状となり、この2つの誘導壁113で形成される流路の側壁12側に電池5が位置するように設置される。又、残りの二つの誘導壁113が、図5においてサーミスタ3の左側に設けられて、側壁12に向かって広がる流路が形成される。このように構成することで、4つの誘導壁113によって第1空間10aが4つの領域に分割されることで、サーミスタ3の外周に、側壁12に向かって広がる4流路が形成される。
そして、電池5を挟むように設けられた誘導壁113は、図5のY−Y方向に対して垂直な方向(図5の上下方向)よりもY−Y方向に平行な方向(図5の左右方向)に傾けた状態に設置することで、側壁12の電池5側に設けられた第1開口部14から流れる熱気流が、電池5の外周側からサーミスタ3に向かって誘導されるように、その流れを規制することができる。よって、側壁12の電池5側に設けられた第1開口部14から熱気流が流入した場合であっても、サーミスタ3まで熱気流を誘導することができるため、火災警報器の設置状態に関係なく、サーミスタ3で熱気流の温度測定を行うことができる。
隣接する誘導壁113が、図5のY−Y方向に対して垂直な方向に対して、サーミスタ3から側壁12に向かって広くなるように設置されることで、誘導壁113によってサーミスタ3に対して図5の紙面における上下方向に形成される流路が、第1開口部14に向かって、その面積を十分に広くすることができる。これにより、図5の紙面における上下方向(図5のY−Y方向に対して垂直な方向)に流れる熱気流を、第1開口部14の広い領域から流入させてサーミスタ3に誘導することができる。
尚、誘導壁113の構成については、この図5に示す構成に限られるものではなく、側壁12の第1開口部14より流入する熱気流をサーミスタ3に誘導するものであれば、例えば、1つの誘導壁が設置される構成であってもよいし、複数の誘導壁が設置される構成であってもよい。このとき、筐体1内部において、上述の電池5などのように、熱気流の流れに対して障害物となる構造物が配置されている場合、この障害物となる構造物を挟むようにして二つの誘導壁113を設けることによって、障害物の周りを流れる熱気流を誘導壁113によって形成される流路によって、サーミスタ3に誘導することができる。
発音体4は、図6に示すように、天板13の中心位置に配置することで、サーミスタ3と電池5との間に設置することで、取付面に平行な面方向において、サーミスタ3及び電池5と重ならない位置に設置することができる。又、回路基板2が側壁12に接続されるため、第2空間10bは、第1空間10aに対して開放されることがない。よって、第1空間10a内でサーミスタ3に流れる熱気流に対して、発音体4の発報時に第2空間10bにおける空気振動が影響を与えることを防ぐことができる。
そして、開口部18が側壁12に設けられて、第2空間10bが外環境に対して開放されるため、発音体4の発報動作時における第2空間10bの空気抵抗を低減することができる。又、発音体4を天板13の中心位置に配置することで、発音体4から開口部18までの距離が、側壁12の周方向の各位置において等しい距離Lとなる。そのため、特定の周波数F(=(n+1/2)×C/L)の発報音が発音体4から出力されるようにすることで、発音体4の前面及び裏面のそれぞれから出力される発報音が互いに強め合うことができ、その音量を大きくすることができる。
尚、発音体4を中心に配置するものとしたが、その設置位置が取付面と平行な面方向において電池5及びサーミスタ3の設置位置と重ならない位置であれば、他の位置に発音体4が設置されるものとしてよい。発音体4を天板13の中心に対して偏心させた位置に設置されるときは、第1の実施形態で説明したように、発音体4からの発報音について、その前面及び裏面から発報される発報音が強め合う周波数を広い周波数帯域で設定することができる。
又、本実施形態において、第2空間10bの体積が十分な大きさとなる場合は、側壁12に開口部18を設けない構成としてもよい。更に、側壁12に開口部18を構成する代わりに、第1の実施形態と同様に、回路基板2の外周縁と側壁12との間に隙間が設けられることで、第2空間10bを外環境に開放するものとしてもよい。逆に、第1の実施形態における構成において、本実施形態の回路基板2のように、その外周縁を側壁12まで接続してもよい。このとき、側壁12に開口部18を設けなくてもよいし、側壁12に開口部18を設けることで、第2空間10bを外環境に開放するものとしてもよい。
更に、本実施形態において、回路基板2を側壁12まで延ばす形状とすることで、第1空間10aと第2空間10bとを分離するものとしたが、この回路基板2と同様の形状となる分離板を筐体1内部に設置することで、第1空間10aと第2空間10bとを分離するものとしてもよい。このとき、分離板に回路基板2が載置されるものとしてもよいし、分離板の一部に回路基板2を嵌合させるものとしてもよい。又、これらの分離板について、分離板と側壁12との接続部分に隙間を設けるようにして、第1の実施形態の構成に適用するものとしてもよい。
<第3の実施形態>
本発明における第3の実施形態の火災警報器について、図面を参照して説明する。図7は、本実施形態の火災警報器の構成を示す天板側からみた概略平面図であり、図8は、図7に示す火災警報器の概略平面図におけるX−X位置での矢印方向から見た概略断面図である。尚、図7及び図8において、図5及び図6に示す構成と同一の部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態の火災警報器は、発音体4を中心として、サーミスタ3a,3bと電池5が天板13の周方向に沿った異なる位置に設置される。よって、天板13には、サーミスタ3a,3bの設置位置に相対した2箇所に第2開口部15が設けられる。即ち、天板13は、その中心となる領域に複数の音孔16が設けられるとともに、この音孔16が設けられた中心領域の周りに、2つの第2開口部15が周設される。その他の構成については、第2の実施形態と同様となるため、その詳細な説明については、第1及び第2の実施形態を参照とするものとし、本実施形態では省略する。
上述の発音体4を中心として周設されるサーミスタ3a,3bは、図8に示すように、その先端が側壁12に近接した位置に設置される。即ち、図8に示すように、天板13に設けられる第2開口部15が、側壁12の設置位置から構成されるため、サーミスタ3a,3bの先端は、側壁12から第2開口部15の中心位置までの距離だけ離れた位置に設置される。
又、回路基板2は、天板13から基台11に向かって突出した第2開口部15の流路を形成する側壁と接続されるとともに、側壁12との間に隙間を備えるように設置される。即ち、サーミスタ3a,3bの設置部分については、第2開口部15の流路を形成する側壁と回路基板2とが接続されることで、側壁12と天板13と回路基板2とによって、第1空間10aと第2空間10bとが分離される。又、このサーミスタ3a,3bの設置部分と離れた位置では、側壁12の内周面と回路基板2の外周縁との隙間によって、第2空間10bが第1空間10aに開放される。
このように構成することで、まず、発音体4の発報動作による第2空間10bの振動が、第1空間10aにおけるサーミスタ3a,3bの周囲の空気を振動させることを防ぐことができる。そして、第1の実施形態の構成と同様、第2空間10bが、側壁12と回路基板2との隙間と、第1開口部14とによって、外環境に開放されることとなるため、発音体4の発報動作時における第2空間10bの空気抵抗を抑制し、その音量の低下を防ぐことができる。
更に、サーミスタ3a,3bは、図7に示すように、上下方向(図5のX−X方向)において、発音体4及び電池5と重ならない位置に設置するとともに、左右方向について、サーミスタ3aが、電池5に近い位置に配置されるとともに、サーミスタ3bが、電池5より離れた位置に配置される。このようにサーミスタ3a,3bの設置位置を決定することで、サーミスタ3a,3bそれぞれが測定可能な熱気流の流れる方向の範囲を決定する角度θ1,θ2の関係を、図7に示すような関係とすることができる。
この角度θ1,θ2を図7に示す関係とすることで、サーミスタ3a,3bを同一位置に重ね合わせるように組み合わせたときに、測定可能な熱気流の流れる方向の範囲が、サーミスタ3a,3bを中心として360°となる。これにより、取付面の面方向における、火災警報器に対して流れる熱気流の流れに対して、火災警報器を中心としていずれの角度からの流れとなっても、サーミスタ3a,3bの少なくとも一方を直接熱気流に曝すことができる。
即ち、図7に示すように、サーミスタ3aを中心として、電池5の下側からサーミスタ3aを結ぶ位置から、天板13の中心に対して電池5と反対側となる領域に向かって角度θ1(180°<θ1)を構成する位置までの範囲となる方向から流れる熱気流に対して、サーミスタ3aが直接曝される。同様に、サーミスタ3bを中心として、電池5の上側からサーミスタ3bを結ぶ位置から、天板13の中心に対して電池5と反対側となる領域に向かって角度θ2(180°<θ2)を構成する位置までの範囲となる方向から流れる熱気流に対して、サーミスタ3bが直接曝される。
尚、第2の実施形態で説明した誘導壁113が設けられるものとし、この誘導壁113の1つを、図7において電池5の下側からサーミスタ3aに向かうように延ばして設置することで、電池5によって流れが遮られた後に電池5の下側を流れようとする熱気流をサーミスタ3aまで誘導することができる。又、別の誘導壁113を、図7において電池5の上側からサーミスタ3bに向かうように延ばして設置することで、電池5によって流れが遮られた後に電池5の上側を流れようとする熱気流をサーミスタ3bまで誘導することができる。
このように2つのサーミスタ3a,3bが設置される場合、火災を検知する制御部との電気的な接続について、図9を参照して説明する。図9は、サーミスタ3a,3bと制御部と発音体4との電気的な接続を示すブロック図であり、(a)は、サーミスタ3a,3bを直列に接続したときの構成を示し、(b)は、サーミスタ3a,3bを並列に接続したときの構成を示す。又、このサーミスタ3a,3bと電気的に接続する回路部品である図9中の制御部8、抵抗R、及びスイッチSWのそれぞれは、サーミスタ3a,3bと同様、回路基板2上に搭載されることで電気的に接続される。
まず、サーミスタ3a,3bを直列に接続した場合の構成を、図9(a)により簡単に説明する。図9(a)に示すように、サーミスタ3aの一方の端子に電源電位Vccが印加されるとともに、このサーミスタ3aの他方の端子にサーミスタ3bの一方の端子が接続される。更に、サーミスタ3bの他方の端子には、一端が接地された抵抗Rの他端が接続される。そして、サーミスタ3a,3bそれぞれの端子が接続された接続ノードαに現れる電圧信号V1と、サーミスタ3bと抵抗Rとが接続された接続ノードβに現れる電圧信号V2とが、制御部8に入力される。
そして、サーミスタ3aにより測定される熱気流の温度については、サーミスタ3aの抵抗値の変化が、接続ノードαにおける電圧信号V1に変化を与える。一方、サーミスタ3bにより測定される熱気流の温度については、サーミスタ3bの抵抗値の変化が、接続ノードβにおける電圧信号V2に変化を与える。これにより、制御部8は、電圧信号V1における電源電位Vccを基準とした変化によって、サーミスタ3aにより感知された熱気流の温度を計測し、又、電圧信号V2における接地電位を基準とした変化によって、サーミスタ3bにより感知された熱気流の温度を計測する。よって、制御部8は、電圧信号V1,V2のいずれかにより求められる熱気流の温度が閾値を超えたときに、火災が発生したものと判定し、発音体4に対して制御信号を送信し、発音体4に対して警報の発報を開始させる。
しかしながら、直列にサーミスタ3a,3bを接続した場合、電圧信号V1,V2の変化は、サーミスタ3a,3bの両方の影響を受けるため、各サーミスタ3a,3bそれぞれの信号として完全に分離できない。そこで、図9(b)に示すように、一端が接続された抵抗Rの他端と電源電位Vccとの間に、サーミスタ3a,3bが並列に接続され、電源電位Vccとの接続をサーミスタ3a,3bのいずれか一方に選択させる単極双投のスイッチSWを設けた構成とする。
図9(b)に示す構成では、スイッチSWにおいて、その共通の接点に電源電位Vccが印加され、この共通の接点との接続が選択される2接点それぞれに、サーミスタ3a,3bそれぞれの一方の端子が接続される。又、サーミスタ3a,3bそれぞれの他方の端子は共に、一端が接地された抵抗Rの他端に接続されることで、サーミスタ3a,3bが並列に接続される。そして、スイッチSWによる接点の切換が、制御部8によって制御されることで、電源電位Vccに基づくサーミスタ3a,3bそれぞれへの電力供給が切り換えられる。
よって、スイッチSWによりサーミスタ3aの一方の端子に電源電位Vccが接続されるときは、サーミスタ3aの他方の端子と抵抗Rとの接続ノードαに現れる電圧信号V1により、制御部8が熱気流の温度を測定する。一方、スイッチSWによりサーミスタ3bの一方の端子に電源電位Vccが接続されるときは、サーミスタ3bの他方の端子と抵抗Rとの接続ノードβに現れる電圧信号V2により、制御部8が熱気流の温度を測定する。このように、サーミスタ3a,3bそれぞれが並列とされるとともに、異なるタイミングで動作する。
これにより、電圧信号V1を、サーミスタ3aのみに影響された抵抗Rとの分圧信号とするとともに、電圧信号V2を、サーミスタ3bのみに影響された抵抗Rとの分圧信号とすることができる。尚、図9(b)の構成において、スイッチSWの切換タイミングについては、火災の検知の有無によって変更できるものとしてもよい。更に、図9(a)及び図9(b)のいずれの構成においても、その制御部8の火災の有無の判定について、電圧信号V1,V2の一方の値のみで決定するものとしてもよいし、電圧信号V1,V2の平均値により決定するものとしてもよい。
尚、本実施形態において、2つのサーミスタ3a,3bが配置されることにより、取付面の面方向における火災警報器を中心とした全周方向から流れる熱気流に対して、その熱感知部を構成するサーミスタ3a,3bの少なくとも一方が直接曝されるように構成したが、設置するサーミスタの個数を3つ以上としてもよい。例えば、3つのサーミスタを、側壁12の近傍位置に間隔をおい周設するものとしてもよい。このとき、図7に示すように、発音体4を中心位置に配置するとともに、紙面右側に電池5が配置される場合、この電池5の上下位置それぞれに2つのサーミスタを設置し、発音体4を挟んだ電池5と対称となる位置に、残りの1つのサーミスタを設置してもよい。
又、第2及び第3の実施形態において、第1の実施形態の図4で説明したように、第2空間10bが筐体1の基台11側に設けられるものとしてもよい。このとき、図4の構成に対する説明において既に述べたが、音孔16を基台11に設けるとともに、基台11の取付面側の端面には、複数の支持部材17が周設される。更に、側壁12において、第1開口部14が天板13側に設けられる。そして、開口部18が設けられるときは、側壁12の基台11側に設けられる。尚、第2開口部15については、第1空間10aが天板13側に設けられるため、図4の構成に示すように、取付面に向かって突出させる構成としなくてもよい。
更に、第1〜第3の実施形態において、電源供給を行うために電池5を設けた構成としたが、この電源供給を行う電源部として、電池5以外に、商用電源を直流電源に変換して供給する交流用電源を備えるものとしてもよい。このとき、この交流用電源が、回路基板2と異なる回路基板上に設けられた交流−直流変換回路を含む各回路素子で形成され、上述の電池5と同様の設置位置に設置することで、各実施形態における効果を得ることができる。
上述の各実施形態で説明した構成を適用した実施例1について、図面を参照して説明する。図10は、本実施例における火災警報器の構成を示す分解斜視図である。又、図11は、図10に示す火災警報器の天板側からみた平面図であり、図12は、図10に示す火災警報器の断面図である。
本実施例における煙感知式の火災警報器は、取付面に設置される基台11と、この基台11の外周縁に係合して基台11に固定される側壁12と、操作用ボタン6が裏面側から挿入されるボタン設置用穴19と複数の音孔16とが設けられた天板13と、その取付面側の端面により基台11を覆う底板21と、サーミスタ3a,3bを搭載した回路基板2と、天板13の音孔16に対応した位置に設置される発音体4とを備える。そして、その基台11側の開口面を覆うように底板21が設置された側壁12を、その内壁が基台11の外周縁に嵌合するように係止した後、基台11に係止された側壁12の基台11と反対側の開口面を覆うように天板13を接続して、筐体1が構成される。
この筐体1において取付面と反対側に配置されることとなる天板13は、図11に示すように、操作用ボタン6、2つの第2開口部15、及び、複数の音孔16の設置領域それぞれが、天板13の外周に沿って周設される。本実施例では、発音体4及び操作用ボタン6それぞれの中心を結ぶ直線と、2つの第2開口部15の中心を結ぶ直線とが互いに垂直となるように交差し、その交点が天板13の中心に位置するように、それぞれが形成される。
そして、2つのサーミスタ3a,3b及び発音体4のそれぞれが、図11に示す関係となる2つの第2開口部15及び音孔16に対応した位置に設けられることで、側壁12に近接した位置において、側壁12の内周面に沿って周設される。よって、この2つのサーミスタ3a,3b及び発音体4のそれぞれは、取付面に対して平行な面方向で重ならない位置に設置されることとなる。
そして、図10及び図12に示すように、図11の天板13の中心に対応する位置に、電池5を設置することで、取付面に平行な面方向に対して、図11に示すような設置関係となる発音体4とサーミスタ3a,3bと更に重ならない位置に、電池5を配置することができる。このとき、電池5よりも側壁12側にサーミスタ3a,3bが設置されるため、側壁12の第1開口部14より流入してサーミスタ3a,3bに流れる熱気流は、電池5により妨げられることがない。又、発音体4からの筐体1の外周側への発報音についても、その音量を低下させる電池5が障害物とならないので、音量の低下を抑制することができる。
又、図12に示すように、回路基板2と底板21と側壁12とで構成される空間が、上述の第1空間10aに相当し、回路基板2の基台11側の面にサーミスタ3a,3bが設けられることで、この第1空間10aにサーミスタ3a,3bを配置することができる。そして、第1開口部14が側壁12に設けられることによって、サーミスタ3a,3bの配置された空間に、熱気流を筐体1の外周側から流入させることができる。
又、底板21は、その中心位置に、天板13側に対して突出するとともに基台11側に凹部を備えることで電池5を収納可能とした電池収納部22を備える。よって、電池5は、基台11と電池収納部22とで覆われることで保持される。この電池5を収納する電池収納部22は、回路基板2の中央部分に設けられた切欠23に嵌合される。
更に、回路基板2は、サーミスタ3a,3bの先端に対向する位置に切欠20が設けられる。このとき、天板15の第2開口部15及び切欠20それぞれの中心を結んだ直線の延長線上に、サーミスタ3a,3bの先端が配置されるように、第2開口部15及び切欠20の構成が決定される。このような構成とすることで、天板13に対して垂直な方向となる熱気流に対して、サーミスタ3a,3bの先端が直接曝されることとなる。
本発明は、天井面及び壁面のいずれにも取付を行うことができる、熱感知式の火災警報器に適用することができる。特に、その熱検知を行う検知部として、熱気流の測定対象とするサーミスタ又は熱電対などのような検知部を備えた火災警報器に適用することができる。
は、本発明の第1の実施形態の火災警報器の構成を示す概略断面図である。 は、図1の火災警報器におけるサーミスタとスピーカと電池の配置位置を示す天板の上面図である。 は、図2の火災警報器におけるX−X方向の概略断面図である。 は、本発明の第1の実施形態の火災警報器の別の構成例を示す概略断面図である。 は、本発明の第2の実施形態の火災警報器の構成を筐体内部の平面図である。 は、図5の火災警報器におけるY−Y方向の概略断面図である。 は、本発明の第3の実施形態の火災警報器の火災警報器におけるサーミスタとスピーカと電池の配置位置を示す天板の上面図である。 は、図7の火災警報器におけるX−X方向の概略断面図である。 は、本発明の第3の実施形態の火災警報器における火災警報用の回路構成を示す図であり、(a)は、サーミスタを直列に接続したときのブロック図であり、(b)は、サーミスタを並列に接続したときのブロック図である。 は、本発明の実施例1の火災警報器の構成を示す分解斜視図である。 は、図10の火災警報器における天板からの上面図である。 は、図10の火災警報器における概略断面図である。 は、従来の火災警報器の構成を示す概略断面図である。
符号の説明
1 筐体
2 回路基板
3,3a,3b サーミスタ
4 発音体
5 電池
6 操作用ボタン
8 制御部
10a 第1空間
10b 第2空間
11 基台
12 側壁
13 天板
14 第1開口部
15 第2開口部
16 音孔
17 支持部材
18 開口部
19 ボタン設置用穴
20 切欠
21 底板
22 電池収納部
113 誘導壁

Claims (8)

  1. 熱量を検出する熱感知部と、該熱感知部により検出された熱量に基づいて火災の有無を判定する制御部と、該制御部による火災発生の判定に基づいて警報を発報する発音体と、を備える火災警報器において、
    前記熱感知部、前記制御部、及び前記発音体を内蔵する筐体と、
    前記筐体の側面に設けられるとともに、取付面に平行に流れる前記筐体外部からの熱気流を前記筐体内の前記熱感知部に誘導する第1開口部と、
    を備え、
    前記筐体内部において前記第1開口部の少なくとも一部より流入する前記熱気流に直接曝される位置に、前記熱感知部が設置されることを特徴とする火災警報器。
  2. 請求項1において、
    装置本体の取付面の反対側となる前記筐体の端面に設けられるとともに、取付面に垂直に流れる前記筐体外部からの熱気流を前記筐体内の前記熱感知部に誘導する第2開口部を備えることを特徴とする火災警報器。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記熱感知部を複数備え、
    前記熱感知部が前記筐体の側面の近傍位置に、前記筐体に対して周設されることを特徴とする火災警報器。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、
    前記筐体内部の空間を前記筐体の高さ方向に沿って上下の二つの第1及び第2空間に分離する分離板を備え、
    前記第1空間に前記発音体が設けられる一方で、前記第2空間に前記熱感知部が設けられるとともに、
    前記取付面と平行な面方向において、前記熱感知部の設置位置を前記発音体の設置位置と重ならない位置とすることを特徴とする火災警報器。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項において、
    前記筐体内に設けられるとともに前記第1開口部から流入される熱気流を前記熱感知部まで誘導する誘導壁を、更に備えることを特徴とする火災警報器。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項において、
    前記熱感知部が、感知した熱量を電気信号に変換する複数の熱感知素子であり、
    該複数の熱感知素子が、前記制御部に対して電気的に直列に接続されることを特徴とする火災警報器。
  7. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項において、
    前記熱感知部が、感知した熱量を電気信号に変換する複数の熱感知素子であり、
    該複数の熱感知素子が、前記制御部に対して電気的に並列に接続されることを特徴とする火災警報器。
  8. 請求項7において、
    前記複数の熱感知素子のうちの少なくとも1つの熱感知素子による熱量測定の動作タイミングを、当該熱感知素子以外の熱感知素子による熱量測定の動作タイミングと異なるタイミングとすることを特徴とする火災警報器。
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