JP7178628B2 - 感知器 - Google Patents

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Description

本発明は、火災等によって発生する熱を感知する感知器に関する。
従来、火災等によって発生する熱を感知する熱感知器が知られている。この種の熱感知器の一例として、特許文献1には、筐体本体と、筐体本体の外に配置されたサーミスタと、サーミスタの外側を覆うように設けられた保護枠とを備える熱感知器が記載されている。この熱感知器では、筐体本体の外に配置されたサーミスタを用いることで、火災時に熱感知器に向かって流れる気体の熱を検知している。
特開平10-334360号公報
近年、熱感知器を設置する建物内の美観を向上させるために、熱感知器を薄型化することが求められている。しかしながら特許文献1に記載されている熱感知器では、熱感知器の厚みが厚くなるという問題がある。
そこで、本発明は、感知器を薄型化することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る感知器は、底部を有する筒状の筐体と、気体の熱を検知するチップサーミスタを有する熱検知部と、前記筐体内に設けられた基板と、を備える感知器であって、前記筐体は気体の出入口である孔を有し、前記熱検知部は、前記感知器を前記筐体の中心軸方向から見た場合に、前記筐体の中心と異なる周辺領域に配置され、前記チップサーミスタは、前記基板の実装面に対して垂直方向から見た場合に底面を有する矩形形状であり、前記チップサーミスタは、前記底面が前記基板と対面した状態で実装されている。
本発明によれば、感知器を薄型化することができる。
比較例の熱感知器を示す図である。 実施の形態に係る熱感知器の斜視図である。 実施の形態に係る熱感知器を図2とは異なる方向から見た場合の斜視図である。 実施の形態に係る熱感知器の概略構成を示す図である。 実施の形態の熱感知器に向かって流れる垂直気流を示す図である。 実施の形態の熱感知器に向かって流れる水平気流を示す図である。 実施の形態に係る熱感知器を示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。 実施の形態に係る熱感知器の上面図である。 図6の(a)に示す熱感知器の一部を拡大した断面図である。 実施の形態に係る熱感知器において、熱検知部が配置される領域を示す図である。 実施の形態の変形例1に係る熱感知器の上面図である。 実施の形態の変形例2に係る熱感知器を示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。 実施の形態の変形例2係る熱感知器において、熱検知部が配置される領域を示す図である。 実施の形態の変形例3に係る熱感知器を示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。 実施の形態の変形例4に係る熱感知器を示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。 実施の形態の変形例5に係る熱感知器を示す下面図である。 実施の形態の変形例6に係る熱感知器を示す図であり、(a)は正面図、 (b)は下面図である。 実施の形態の変形例7に係る熱感知器を示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。 実施の形態の変形例8に係る熱感知器を示す下面図である。 実施の形態の変形例9に係る熱感知器を示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。
(発明に至る経緯)
まず、本発明に至る経緯について、図1の比較例を参照しながら説明する。図1は、比較例の熱感知器101を示す図である。
比較例の熱感知器101は、底部111を有する筒状の筐体110と、気体の熱を検知する熱検知部130とを備えている。熱検知部130は、例えばリード線付のサーミスタであり、底部111の鉛直下方に配置され、かつ、鉛直下方から見て筐体110の中央に配置されている。また、筐体110には、熱検知部130を覆う保護枠116が設けられている。
図1に示すように、熱感知器101の鉛直下方に炎等の熱源がある場合、熱感知器101に向かって流れる垂直気流(上昇気流)が発生する。この垂直気流は、熱感知器101付近において、熱感知器101の外形形状の影響を受けて流れの方向が変わり、筐体110の中央から外周に向かう流れ成分を含む斜め方向の流れに変化する。そのため、比較例の熱感知器101では、熱検知部130を垂直気流に接触させるために、熱検知部130を鉛直下方に大きく突出させて配置する必要がある。これにより、熱検知部130を覆う保護枠116の突出寸法が大きくなり、熱感知器101の厚みが厚くなるという問題がある。
それに対し本実施の形態の熱感知器では、熱感知器を鉛直下方から見た場合に、熱検知部は、筐体の中央と異なる周辺領域に配置される。この周辺領域では、垂直気流が筐体に接近して流れるため、垂直気流に接触させるために必要な熱検知部の突出寸法を小さくすることができる。これにより、熱感知器を薄型化することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る熱感知器について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置および接続形態などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
また、本明細書および図面において、x軸、y軸およびz軸は、三次元直交座標系の三軸を示している。本実施の形態では、z軸方向を鉛直方向とし、z軸に垂直な方向(xy平面に平行な方向)を水平方向としている。なお、z軸の負方向を鉛直下方としている。
(実施の形態)
[1-1.熱感知器の構成]
実施の形態に係る熱感知器の構成について、図2~図9を参照しながら説明する。本実施の形態に係る熱感知器は、建物の火災等を検知し、火災が発生したことを外部に報知する火災報知器である。
図2は、実施の形態に係る熱感知器1の斜視図である。図3は、熱感知器1を図2とは異なる方向から見た場合の斜視図である。図4は、熱感知器1の概略構成を示す図である。なお、図3では、筐体10からカバー18(図8参照)を取り除いた場合の図を示している。
図2および図3に示すように、熱感知器1は、熱感知器1の外郭を構成する筒状の筐体10と、筐体10内に設けられた部品実装基板40とを備えている。図4に示すように、部品実装基板40は、気体の熱を検知する熱検知部30と、熱検知部30にて得られた結果に基づいて、火災有無を判定する制御部50とを備えている。
熱検知部30は、筐体10の内部に設けられている。熱検知部30は、チップサーミスタ等の熱検知素子を有している。例えば、熱検知素子がチップサーミスタである場合、熱検知素子がリード線付のサーミスタである場合に比べて、熱検知部30の高さを低くすることができる。なお、熱検知素子は、チップサーミスタに限られない。
この熱検知素子は、部品実装基板40に形成された配線を介して制御部50に接続される。なお、図4では、一例として1つの熱検知部30が図示されているが、実際は、複数の熱検知部30が制御部50に接続される。熱検知部30の構成については後で詳しく説明する。
制御部50は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)などのICチップによって構成されている。制御部50は、例えば、複数の熱検知素子から出力された電圧の平均値が、予め決められた閾値よりも高いか否かによって火災有無を判定する。なお、制御部50は、複数の熱検知素子から出力された電圧の最大値または最小値と予め決められた閾値とを比較して火災有無を判定してもよい。
また、制御部50は、火災有無の判定結果を報知するための報知回路を備えている(図示省略)。報知回路は、例えば外部の管理装置であるサーバに回線接続される。制御部50は、この報知回路を介して火災有無をサーバに通知する。報知回路には、火災が発生したことを周りに知らせるためのスピーカまたはLED(Light Emitting Diode)などが接続されていてもよい。
上記構成を有する熱感知器1は、例えば、ビル、工場、住宅等の建物の天井または壁に配設される。以下、熱感知器1が建物の天井に配設されている場合を例に挙げて説明する。
図5Aは、熱感知器1に向かって流れる垂直気流を示す図である。図5Bは、熱感知器1に向かって流れる水平気流を示す図である。
図5Aに示すように、熱感知器1の鉛直下方に熱源がある場合は、熱源によって発生した垂直気流が熱感知器1に向かって流れる。また、図5Bに示すように、熱感知器1の鉛直下方とは異なる位置に熱源がある場合は、天井に沿って流れる水平気流が熱感知器1に向かって流れる。
本実施の形態に係る熱感知器1は、従来よりも薄型化された構造を有し、かつ、垂直気流および水平気流の少なくとも一方によって流れる気体の熱を感知することができる構造を有している。以下、熱感知器1の構造について詳しく説明する。
図6は、熱感知器1を示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。図7は、熱感知器1の上面図である。図8は、図6の(a)に示す熱感知器1の一部を拡大した断面図である。図9は、熱感知器1において、熱検知部30が配置される領域を示す図である。なお、図7では、筐体10からカバー18を取り除いた場合の図を示している。また、図8では、切断面のみを図示しており、奥行き方向に存在する構成については図示していない。
図6~図8に示すように、熱感知器1は、筐体10と部品実装基板40とを備えている。なお、図6の(b)では、第1孔21を通して見える部品実装基板40の外形を含め、部品実装基板40の外形の全てを破線で示している(図9においても同様)。
筐体10は、筐体本体15と、筐体本体15に接続された突出部16とを有している。筐体本体15は、円筒状であり、底部11および側部12を有している。突出部16は円筒状であり、筐体本体15の底部11から外側に向けて突出している。底部11から突出する突出部16の突出寸法は、例えば0mmよりも大きく9mmよりも小さい。突出部16の直径は、筐体本体15の直径の半分以下である。
また、筐体10は、底部11の反対側に位置する開口部13を有している。開口部13は、熱感知器1が建物の天井に設置された場合に、天井に接する部分である。筐体10は、例えば耐熱性樹脂によって形成されている。
筐体10は、一方から流入した気体を他方から流出するための出入口である第1孔21および第2孔22を有している。第2孔22は、後述する内部経路25を介して第1孔21に接続されている。
第1孔21および第2孔22のそれぞれは、熱感知器1を筐体10の中心軸J1方向から見た場合に、筐体10の中心10aに設けられておらず、中心10aとは異なる周辺領域(図9のハッチングドットで示す領域)10bに設けられている。本実施の形態では、突出部16の直径が筐体本体15の直径の半分以下であるので、周辺領域10bは、外周よりも中心10aの近くに位置している。具体的には、第1孔21および第2孔22は、筐体本体の直径の0.2倍以上0.5倍以下の範囲の領域に設けられている。
図6の(b)に示すように、第1孔21は、突出部16の底面部16aに複数設けられている。第1孔21のそれぞれは、底面部16aの外周に沿って形成され、熱感知器1を中心軸J1方向から見た場合に、円弧状の形状を有している。なお、第1孔21の形状は、円弧状の形状に限られず、多角形、円、楕円、または、三日月状の形状を有していてもよい。また、第1孔21のそれぞれは、熱感知器1を中心軸J1方向から見た場合に、中心軸J1を中心に等角度間隔で回転対称に配置されている。なお、第1孔21のそれぞれは、中心軸J1を中心に等角度間隔で配置されていなくてもよい。図6の(a)に示すように、第1孔21は、第1孔21の孔軸が中心軸J1と平行になるように底面部16aに設けられている。
図3および図6の(a)に示すように、第2孔22は、突出部16の側面部16bに複数設けられている。第2孔22のそれぞれは、第2孔22の孔軸が中心軸J1と垂直になるように側面部16bに設けられている。各第2孔22は、側面部16bの外周に沿って形成されている。周方向に隣り合う第2孔22の間には、複数の支柱23が設けられている。複数の支柱23は、筐体本体15と底面部16aとを接続している。
図8に示すように、筐体10は、第1孔21と第2孔22とを繋ぐ内部経路25を有している。垂直気流によって熱感知器1に向かう気体は、第1孔21から流入し内部経路25を通って第2孔22から流出する。一方、水平気流によって熱感知器1に向かう気体は、第2孔22から流入し内部経路25を通って第1孔21から流出する。または、水平気流によって熱感知器1に向かう気体は、第2孔22から流入し、流入した第2孔22の反対側に位置する他の第2孔22から流出する。前述した熱検知部30は、内部経路25を流れる気体に接する位置に配置されている。この熱検知部30は、部品実装基板40の一部として構成されている。
部品実装基板40は、筐体10の内部に配置され、筐体10の底部11の内底に締結部材等によって固定されている。部品実装基板40は、部品実装基板40の主面が中心軸J1に対して直交するように、すなわち水平方向に沿って配置されている。筐体10の内部には、部品実装基板40を覆うようにカバー18が設けられている。
部品実装基板40は、基板本体41と、基板本体41に実装された制御部50と、基板本体41に実装された複数の熱検知素子32とを含む。
図7に示すように、基板本体41は、板状の中央部41cと、中央部41cの外周から四方に延びる棒状の支持部31とを有している。制御部50は、基板本体41の中央部41cに実装され、複数の熱検知素子32のそれぞれは、各支持部31の端部に実装されている。すなわち、熱感知器1を中心軸J1方向から見た場合、制御部50は、筐体10の中央に配置され、熱検知素子32は、制御部50よりも外周寄りに配置されている。また、熱検知部30は、熱感知器1を中心軸J1方向から見た場合、第1孔21の位置に対応して配置されている。具体的には、熱検知部30は、熱感知器1を中心軸J1方向から見た場合、第1孔21に重なる位置に配置されている。
熱検知部30は、熱検知素子32と、熱検知素子32のそれぞれを支持する支持部31とを有している。なお、支持部31は、基板本体41の一部によって構成されている。熱検知素子32および支持部31は、筐体10の内部に配置されている。具体的には、支持部31の端部は、内部経路25を通過する気体に接するように配置されている(図8参照)。これにより熱検知部30は、内部経路25を通過する気体の熱を検知することができる。
また図9に示すように、熱検知部30は、熱感知器1を中心軸J1方向から見た場合に、筐体10の中心10aと異なる周辺領域10bに配置されている。本実施の形態では、周辺領域10bは、外周よりも中心10aの近くに位置している。
この周辺領域10bでは、垂直気流が筐体10に接近して流れるため、垂直気流に接触させるために必要な熱検知部30の突出寸法を小さくすることができる。すなわち、本実施の形態のように熱検知部30を周辺領域10bに配置することで、例えば熱検知部30を筐体10の中心10aに配置した場合に比べて、中心軸J1方向における熱検知部30の突出寸法を小さくすることができる。これにより、熱感知器1を薄型化することができる。また、部品実装基板40は、部品実装基板40の主面が中心軸J1に対して直交するように配置されているので、熱感知器1を薄型化することができる。
[1-2.効果等]
本実施の形態に係る熱感知器1は、底部11を有する筒状の筐体10と、気体の熱を検知する熱検知部30とを備える。筐体10は、一方から流入した気体を他方から流出する第1孔21および第2孔22を有している。熱検知部30は、熱感知器1を筐体10の中心軸J1方向から見た場合に、筐体10の中心10aと異なる周辺領域10bに配置されている。
このように、熱検知部30を周辺領域10bに配置することで、中心軸J1方向における熱検知部30の突出寸法を小さくすることができる。これにより、熱感知器1を薄型化することができる。
また、第1孔21および第2孔22のそれぞれは、熱感知器1を中心軸J1方向から見た場合に、筐体10の中心10aに設けられておらず、周辺領域10bに設けられていてもよい。
このように、熱感知器1を筐体10の中心10aに孔が形成されていない構造とすることで、垂直気流を筐体10の周辺領域10bに導くことができる。これにより、中心軸J1方向における熱検知部30の突出寸法を小さくすることができ、熱感知器1を薄型化することができる。
また、筐体10は、底部11から外側に向けて突出する筒状の突出部16を有し、第1孔21は、突出部16の底面部16aに設けられ、第2孔22は、突出部16の側面部16bに設けられていてもよい。
このように、第1孔21を底面部16aに設け、第2孔22を側面部16bに設けることで、垂直気流および水平気流のどちらにも対応することができる熱感知器1を提供することができる。
また、筐体10は、第1孔21と第2孔22とを繋ぐ内部経路25を有し、熱検知部30は、内部経路25を流れる気体に接する位置に配置されていてもよい。
これによれば、熱検知部30を用いて内部経路25に流れる気体の熱を検知することができる。
また、熱感知器1を中心軸J1方向から見た場合に、熱検知部30は、第1孔21に対応して配置されている。
これによれば、熱検知部30を用いて、第1孔21から流入した気体または第1孔21から流出する気体の熱を検知することができる。
また、熱検知部30は、熱検知素子32と、熱検知素子32を支持する支持部31とを有し、熱検知素子32および支持部31は、筐体10の内部に配置されていてもよい。
これによれば、熱検知部30を用いて、筐体10の内部における熱を検知することができる。
また、熱感知器1は、さらに、熱検知部30にて得られた検知結果に基づいて、火災有無を判定する制御部50を備え、熱感知器1を中心軸J1方向から見た場合に、制御部50は、筐体10の中央に配置され、熱検知素子32は、制御部50よりも外周寄りに配置されていてもよい。
これによれば、熱検知素子32を用いて、筐体10の外周寄りの領域における熱を検知することができる。
また、筐体10の底部11には、部品実装基板40が固定され、部品実装基板40は、基板本体41と、基板本体41に実装された制御部50および熱検知素子32とを含み、支持部31は、基板本体41の一部によって構成されていてもよい。
このように、基板本体41に熱検知素子32を実装することで、熱検知部30の高さを低くすることができる。これにより、熱感知器1を薄型化することができる。
[1-3.実施の形態の変形例1]
次に、実施の形態の変形例1に係る熱感知器1Aについて説明する。変形例1では、部品実装基板40を構成する熱検知部30の支持部31が、第1孔21の形状に沿って形成されている例について説明する。
図10は、変形例1に係る熱感知器1Aの上面図である。なお、図10では、筐体10からカバー18を取り除いた場合の図を示している。
部品実装基板40は、筐体10の内部に配置され、筐体10の底部11の内底に締結部材等によって固定されている。部品実装基板40は、基板本体41と、制御部50と、複数の熱検知素子32とを含む。
基板本体41は、中央部41cと、中央部41cの両側に設けられている一対の支持部31とを有している。制御部50は、基板本体41の中央部41cに実装され、複数の熱検知素子32のそれぞれは、各支持部31の端部に実装されている。
熱検知部30は、熱感知器1Aを中心軸J1方向から見た場合に、第1孔21に対応して配置されている。具体的には、支持部31の端部は、円弧状の形状を有し、円弧状の第1孔21に対応するように配置されている。このように変形例1の熱検知部30では、支持部31の端部を第1孔21に対応して配置することで、上記実施の形態に比べて受熱面積を増やし、内部経路25を流れる気体から熱を受け取りやすい構造となっている。
変形例1の熱感知器1Aでも、熱検知部30は、熱感知器1Aを中心軸J1方向から見た場合に、筐体10の中心10aと異なる周辺領域10bに配置されている。このように熱検知部30を周辺領域10bに配置することで、中心軸J1方向における熱検知部30の突出寸法を小さくすることができる。これにより、熱感知器1Aを薄型化することができる。
[1-4.実施の形態の変形例2]
次に、実施の形態の変形例2に係る熱感知器1Bについて説明する。変形例2では、熱感知器1Bを中心軸J1方向から見た場合に、熱検知部30が筐体10の中心よりも外周の近くに配置されている例について説明する。
図11は、変形例2に係る熱感知器1Bを示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。図12は、変形例2係る熱感知器1Bにおいて、熱検知部30が配置される領域を示す図である。
図11に示すように、熱感知器1Bは、筐体10と部品実装基板40とを備えている。なお、図11の(b)では、第1孔21を通して見える部品実装基板40の外形を含め、部品実装基板40の外形の全てを破線で示している(図12においても同様)。
筐体10は、筐体本体15と、筐体本体15に接続された突出部16とを有している。筐体本体15は、円筒状であり、底部11および側部12を有している。突出部16は円筒状であり、筐体本体15の底部11から外側に向けて突出している。本変形例における突出部16の直径は、筐体本体15の直径の0.5倍より大きく1倍より小さい。
第1孔21および第2孔22のそれぞれは、熱感知器1Bを筐体10の中心軸J1方向から見た場合に、筐体10の中心10aに設けられておらず、中心10aとは異なる周辺領域(図12のハッチングドットで示す領域)10bに設けられている。本変形例では、突出部16の直径が筐体本体15の直径の0.5倍より大きいので、周辺領域10bは、中心10aよりも外周の近くに位置している。具体的には、第1孔21および第2孔22は、筐体本体15の直径の0.5倍より大きく1倍よりも小さい範囲の領域に設けられている。
図12に示すように、熱検知部30は、熱感知器1Bを中心軸J1方向から見た場合に、筐体10の中心10aと異なる周辺領域10bに配置されている。なお本変形例の周辺領域10bは、中心10aよりも外周の近くに位置している。
この周辺領域10bでは、垂直気流が筐体10に接近して流れるため、垂直気流に接触させるために必要な熱検知部30の突出寸法を小さくすることができる。そのため、本変形例のように熱検知部30を周辺領域10bに配置することで、例えば熱検知部30を筐体10の中心10aに配置した場合に比べて、中心軸J1方向における熱検知部30の突出寸法を小さくすることができる。これにより、熱感知器1Bを薄型化することができる。
また変形例2の熱感知器1Bでは、周辺領域10bは、熱感知器1Bを中心軸J1方向から見た場合に、筐体10の中心よりも外周の近くに位置している。
これによれば、垂直気流が筐体10の外周近くにて筐体10に接近して流れる場合に、垂直気流に接触させるために必要な熱検知部30の突出寸法を小さくすることができる。これにより、中心軸J1方向における熱検知部30の突出寸法を小さくすることができ、熱感知器1Bを薄型化することができる。
[1-5.実施の形態の変形例3~変形例9]
次に、実施の形態の変形例3~変形例9について図13~図19を参照しながら説明する。
まず、実施の形態の変形例3に係る熱感知器1Cについて説明する。変形例3では、熱感知器1Cが、2つの熱検知部30および2つの第1孔21を有する例について説明する。
図13は、変形例3に係る熱感知器1Cを示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。また、図13では、第1孔21を通して見える部品実装基板40の外形を含め、部品実装基板40の外形の全てを破線で示している(図14~図17および図19において同様)。
図13の(a)に示すように、熱感知器1Cの筐体10は、筐体本体15と、筐体本体15に接続された突出部16とを有している。筐体10は、第1孔21および第2孔22を有している。第2孔22は、筐体10の内部経路を介して第1孔21に接続されている。
図13の(b)に示すように、第1孔21および第2孔22のそれぞれは、熱感知器1Cを筐体10の中心軸J1方向から見た場合に、筐体10の中心10aに設けられておらず、中心10aとは異なる周辺領域10b(図12参照)に設けられている。
第1孔21は、突出部16の底面部16aに2つ設けられている。第1孔21のそれぞれは、底面部16aの外周付近に形成され、熱感知器1Cを中心軸J1方向から見た場合に、円弧状の形状を有している。なお、第1孔21の形状は、円弧状の形状に限られず、円弧状の形状以外の形状を有していてもよい。例えば、第1孔21の形状は、長方形などの多角形、円、楕円、三日月状の形状、または、これらの形状を組み合わせた形状等を有していてもよい。また、第1孔21のそれぞれは、熱感知器1Cを中心軸J1方向から見た場合に、中心軸J1を中心に180°間隔で回転対称に配置されている。なお、第1孔21のそれぞれは、中心軸J1を中心に上記の角度間隔で配置されていなくてもよいし、回転対称に配置されていなくてもよい。
熱検知部30は、内部経路25を流れる気体に接する位置に配置されている。熱検知部30は、熱感知器1Cを中心軸J1方向から見た場合、第1孔21の位置に対応して配置されている。具体的には、熱検知部30は、熱感知器1Cを中心軸J1方向から見た場合、第1孔21に重なる位置に配置されている。
次に、実施の形態の変形例4に係る熱感知器1Dについて説明する。変形例4では、熱感知器1Dの第1孔21が、楕円状の形状を有する例について説明する。
図14は、変形例4に係る熱感知器1Dを示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。
図14の(a)に示すように、熱感知器1Dの筐体10は、筐体本体15と、筐体本体15に接続された突出部16とを有している。筐体10は、第1孔21および第2孔22を有している。第2孔22は、筐体10の内部経路を介して第1孔21に接続されている。
図14の(b)に示すように、第1孔21および第2孔22のそれぞれは、熱感知器1Dを筐体10の中心軸J1方向から見た場合に、筐体10の中心10aに設けられておらず、中心10aとは異なる周辺領域10b(図12参照)に設けられている。
第1孔21は、突出部16の底面部16aに2つ設けられている。第1孔21のそれぞれは、底面部16aの外周付近に形成され、熱感知器1Dを中心軸J1方向から見た場合に、楕円状の形状を有している。なお、第1孔21の形状は、楕円状の形状に限られず、楕円状の形状以外の形状を有していてもよい。例えば、第1孔21の形状は、長方形などの多角形、円、三日月状の形状、または、これらの形状を組み合わせた形状等を有していてもよい。また、第1孔21のそれぞれは、熱感知器1Dを中心軸J1方向から見た場合に、中心軸J1を中心に180°間隔で回転対称に配置されている。なお、第1孔21のそれぞれは、中心軸J1を中心に上記の角度間隔で配置されていなくてもよいし、回転対称に配置されていなくてもよい。
熱検知部30は、内部経路25を流れる気体に接する位置に配置されている。熱検知部30は、熱感知器1Dを中心軸J1方向から見た場合、第1孔21の位置に対応して配置されている。具体的には、熱検知部30は、熱感知器1Dを中心軸J1方向から見た場合、第1孔21に重なる位置に配置されている。
次に、実施の形態の変形例5に係る熱感知器1Eについて説明する。変形例5では、熱感知器1Eが3つの熱検知部30および3つの第1孔21を有する例について説明する。
図15は、変形例5に係る熱感知器1Eを示す下面図である。
熱感知器1Eの筐体10は、筐体本体15と、筐体本体15に接続された突出部16とを有している。筐体10は、第1孔21および第2孔22を有している。第2孔22は、筐体10の内部経路を介して第1孔21に接続されている。
第1孔21および第2孔22のそれぞれは、熱感知器1Eを筐体10の中心軸J1方向から見た場合に、筐体10の中心10aに設けられておらず、中心10aとは異なる周辺領域10b(図12参照)に設けられている。
第1孔21は、突出部16の底面部16aに3つ設けられている。第1孔21のそれぞれは、底面部16aの外周付近に形成され、熱感知器1Eを中心軸J1方向から見た場合に、円弧状の形状を有している。なお、第1孔21の形状は、円弧状の形状に限られず、円弧状の形状以外の形状を有していてもよい。例えば、第1孔21の形状は、長方形などの多角形、円、楕円、三日月状の形状、または、これらの形状を組み合わせた形状等を有していてもよい。また、第1孔21のそれぞれは、熱感知器1Eを中心軸J1方向から見た場合に、中心軸J1を中心に120°間隔で回転対称に配置されている。なお、第1孔21のそれぞれは、中心軸J1を中心に上記の角度間隔で配置されていなくてもよいし、回転対称に配置されていなくてもよい。
熱検知部30は、内部経路25を流れる気体に接する位置に配置されている。熱検知部30は、熱感知器1Eを中心軸J1方向から見た場合、第1孔21の位置に対応して配置されている。具体的には、熱検知部30は、熱感知器1Eを中心軸J1方向から見た場合、第1孔21に重なる位置に配置されている。
次に、実施の形態の変形例6に係る熱感知器1Fについて説明する。変形例6では、熱感知器1Fを中心軸J1方向から見た場合に、第1孔21が異なる角度間隔で配置されている例について説明する。
図16は、変形例6に係る熱感知器1Fを示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。
熱感知器1Fの筐体10は、筐体本体15と、筐体本体15に接続された突出部16とを有している。筐体10は、第1孔21および第2孔22を有している。第2孔22は、筐体10の内部経路を介して第1孔21に接続されている。
第1孔21および第2孔22のそれぞれは、熱感知器1Fを筐体10の中心軸J1方向から見た場合に、筐体10の中心10aに設けられておらず、中心10aとは異なる周辺領域10b(図12参照)に設けられている。
第1孔21は、突出部16の底面部16aに3つ設けられている。第1孔21のそれぞれは、底面部16aの外周付近に形成され、熱感知器1Fを中心軸J1方向から見た場合に、円弧状の形状を有している。なお、第1孔21の形状は、円弧状の形状に限られず、円弧状の形状以外の形状を有していてもよい。例えば、第1孔21の形状は、長方形などの多角形、円、楕円、三日月状の形状を有していてもよい。また、3つの第1孔21のそれぞれは、熱感知器1Fを中心軸J1方向から見た場合に、中心軸J1を中心に90°間隔および180°間隔という異なる角度間隔で配置されている。なお、第1孔21のそれぞれは、中心軸J1を中心に上記の角度間隔で配置されていなくてもよい。
熱検知部30は、内部経路25を流れる気体に接する位置に配置されている。熱検知部30は、熱感知器1Fを中心軸J1方向から見た場合、第1孔21の位置に対応して配置されている。すなわち、3つの熱検知部30のそれぞれも、中心軸J1を中心に90°間隔および180°間隔という異なる角度間隔で配置されている。なお、熱検知部30のそれぞれは、中心軸J1を中心に上記の角度間隔で配置されていなくてもよい。
次に、実施の形態の変形例7に係る熱感知器1Gについて説明する。変形例7では、熱感知器1Gを中心軸J1方向から見た場合に、複数の熱検知部30の位置と複数の第1孔21の位置とが一部一致し、その他の一部が一致していない例について説明する。
図17は、変形例7に係る熱感知器1Gを示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。
図17の(a)に示すように、熱感知器1Gの筐体10は、筐体本体15と、筐体本体15に接続された突出部16とを有している。筐体10は、第1孔21および第2孔22を有している。第2孔22は、筐体10の内部経路を介して第1孔21に接続されている。
図17の(b)に示すように、第1孔21および第2孔22のそれぞれは、熱感知器1Gを筐体10の中心軸J1方向から見た場合に、筐体10の中心10aに設けられておらず、中心10aとは異なる周辺領域10b(図12参照)に設けられている。
第1孔21は、突出部16の底面部16aに2つ設けられている。第1孔21のそれぞれは、底面部16aの外周付近に形成され、熱感知器1Gを中心軸J1方向から見た場合に、円弧状の形状を有している。なお、第1孔21の形状は、円弧状の形状に限られず、円弧状の形状以外の形状を有していてもよい。例えば、第1孔21の形状は、長方形などの多角形、円、楕円、三日月状の形状、または、これらの形状を組み合わせた形状等を有していてもよい。また、第1孔21のそれぞれは、熱感知器1Gを中心軸J1方向から見た場合に、中心軸J1を中心に180°間隔で回転対称に配置されている。なお、第1孔21のそれぞれは、中心軸J1を中心に上記の角度間隔で配置されていなくてもよいし、回転対称に配置されていなくてもよい。
熱検知部30は、筐体10内に4つ設けられている。熱感知器1Gを中心軸J1方向から見た場合、4つの熱検知部30のうち2つの熱検知部30は、第1孔21に対応する位置に設けられ、他の2つの熱検知部30は、第1孔21に対応しない位置に設けられている。具体的には、2つの熱検知部30は、第1孔21に重なる位置に配置され、他の2つの熱検知部30は、第1孔21に重ならない位置に配置されている。他の2つの熱検知部30は、中心軸J1方向から見た場合、底面部16aに覆われている。変形例7の熱感知器1Gのように、中心軸J1方向から見た場合に、第1孔21と熱検知部30とが、必ずしも一致する位置に設けられている必要はなく、一致しない位置に設けられていてもよい。
次に、実施の形態の変形例8に係る熱感知器1Hについて説明する。変形例8では、熱感知器1Hを中心軸J1方向から見た場合に、複数の熱検知部30の位置と複数の第1孔21の位置とが全て一致していない例について説明する。
図18は、変形例8に係る熱感知器1Hを示す下面図である。
熱感知器1Hの筐体10は、筐体本体15と、筐体本体15に接続された突出部16とを有している。筐体10は、第1孔21および第2孔22を有している。第2孔22は、筐体10の内部経路を介して第1孔21に接続されている。
第1孔21および第2孔22のそれぞれは、熱感知器1Hを筐体10の中心軸J1方向から見た場合に、筐体10の中心10aに設けられておらず、中心10aとは異なる周辺領域10b(図12参照)に設けられている。
第1孔21は、突出部16の底面部16aに4つ設けられている。第1孔21のそれぞれは、底面部16aの外周に沿って形成され、熱感知器1Hを中心軸J1方向から見た場合に、円弧状の形状を有している。なお、第1孔21の形状は、円弧状の形状に限られず、円弧状の形状以外の形状を有していてもよい。例えば、第1孔21の形状は、多角形、楕円、三日月状の形状、または、これらの形状を組み合わせた形状等を有していてもよい。また、第1孔21のそれぞれは、熱感知器1Hを中心軸J1方向から見た場合に、中心軸J1を中心に90°間隔で回転対称に配置されている。なお、第1孔21のそれぞれは、中心軸J1を中心に上記の角度間隔で配置されていなくてもよいし、回転対称に配置されていなくてもよい。
熱検知部30は、筐体10内に4つ設けられている。熱感知器1Hを中心軸J1方向から見た場合、4つの熱検知部30のうち全ての熱検知部30は、第1孔21に対応しない位置に設けられている。具体的には、4つの熱検知部30は、第1孔21に重ならない位置に配置されている。4つの熱検知部30は、中心軸J1方向から見た場合、底面部16aに覆われている。
次に、実施の形態の変形例9に係る熱感知器1iについて説明する。変形例9では、熱感知器1iを中心軸J1方向から見た場合に、複数の熱検知部30の位置と複数の第1孔21の位置とが一部一致し、その他の一部が一致していない例について説明する。
図19は、変形例9に係る熱感知器1iを示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。
図19の(a)に示すように、熱感知器1iの筐体10は、筐体本体15と、筐体本体15に接続された突出部16とを有している。筐体10は、第1孔21および第2孔22を有している。第2孔22は、筐体10の内部経路を介して第1孔21に接続されている。
図19の(b)に示すように、第1孔21および第2孔22のそれぞれは、熱感知器1iを筐体10の中心軸J1方向から見た場合に、筐体10の中心10aに設けられておらず、中心10aとは異なる周辺領域10b(図12参照)に設けられている。
第1孔21は、突出部16の底面部16aに2つ設けられている。第1孔21のそれぞれは、底面部16aの外周に沿って形成され、熱感知器1iを中心軸J1方向から見た場合に、円弧状の形状を有している。なお、第1孔21の形状は、円弧状の形状に限られず、円弧状の形状以外の形状を有していてもよい。例えば、第1孔21の形状は、多角形、楕円、三日月状の形状、または、これらの形状を組み合わせた形状等を有していてもよい。また、第1孔21のそれぞれは、熱感知器1iを中心軸J1方向から見た場合に、中心軸J1を中心に回転対称に配置されている。なお、第1孔21のそれぞれは、中心軸J1を中心に回転対称に配置されていなくてもよい。
熱検知部30は、筐体10内に4つ設けられている。熱感知器1iを中心軸J1方向から見た場合、4つの熱検知部30のうち2つの熱検知部30は、第1孔21に対応する位置に設けられ、他の2つの熱検知部30は、第1孔21に対応しない位置に設けられている。具体的には、2つの熱検知部30は、第1孔21に重なる位置に配置され、他の2つの熱検知部30は、第1孔21に重ならない位置に配置されている。他の2つの熱検知部30は、中心軸J1方向から見た場合、底面部16aに覆われている。変形例9の熱感知器1iのように、中心軸J1方向から見た場合に、第1孔21と熱検知部30とが、必ずしも一致する位置に設けられている必要はなく、一致しない位置に設けられていてもよい。
変形例3~9の熱感知器1C~1iに示すように、熱検知部30は、熱感知器1C~1iを中心軸J1方向から見た場合に、筐体10の中心10aと異なる周辺領域10bに配置されている。なお変形例3~9の周辺領域10bは、中心10aよりも外周の近くに位置している。
この周辺領域10bでは、垂直気流が筐体10に接近して流れるため、垂直気流に接触させるために必要な熱検知部30の突出寸法を小さくすることができる。そのため、変形例3~9のように熱検知部30を周辺領域10bに配置することで、例えば熱検知部30を筐体10の中心10aに配置した場合に比べて、中心軸J1方向における熱検知部30の突出寸法を小さくすることができる。これにより、熱感知器1C~1iを薄型化することができる。
(その他の実施の形態)
以上、本発明の熱感知器1~1iについて、上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、熱感知器1~1iは、煙を検知する煙検知部を兼ね備えていてもよい。また、熱感知器1~1iは、天井に限られず、壁に配設されてもよい。熱感知器1~1iは、商用電源によって電力が供給されてもよいし、筐体10の内部に設けられた電池によって電力が供給されてもよい。
例えば、熱感知器1~1iの筐体10の形状は、円筒状に限られず、角筒状であってもよい。また、筐体10に設けられる熱検知部30の数は、複数に限られず、1つであってもよい。
その他、実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態における構成要素および機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G、1H、1i 熱感知器
10 筐体
10a 中心
10b 周辺領域
11 底部
12 側部
13 開口部
16 突出部
16a 底面部
16b 側面部
21 第1孔
22 第2孔
25 内部経路
30 熱検知部
31 支持部
32 熱検知素子
40 部品実装基板
41 基板本体
50 制御部
J1 中心軸

Claims (11)

  1. 底部を有する筒状の筐体と、気体の熱を検知するチップサーミスタを有する熱検知部と、前記筐体内に設けられた基板と、を備える感知器であって、
    前記筐体は気体の出入口である孔を有し、
    前記熱検知部は、前記感知器を前記筐体の中心軸方向から見た場合に、前記筐体の中心と異なる周辺領域に配置され、
    前記チップサーミスタは、前記基板の実装面に対して垂直方向から見た場合に底面を有する矩形形状であり、
    前記チップサーミスタは、前記底面が前記基板と対面した状態で実装されている、
    感知器。
  2. 前記筐体は、気体の出入口である前記孔と異なる他の孔を有する
    請求項1に記載の感知器。
  3. 前記孔および前記他の孔のそれぞれは、前記感知器を前記中心軸方向から見た場合に、前記筐体の中心に設けられておらず、前記周辺領域に設けられている
    請求項2に記載の感知器。
  4. 前記筐体は、前記底部から外側に向けて突出する筒状の突出部を有し、
    前記他の孔は、前記突出部の底面部に設けられ、
    前記孔は、前記突出部の側面部に設けられている
    請求項2または3に記載の感知器。
  5. 前記筐体は、前記孔と前記他の孔とを繋ぐ内部経路を有し、
    前記熱検知部は、前記内部経路を流れる気体に接する位置に配置されている
    請求項2~4のいずれか1項に記載の感知器。
  6. 前記感知器を前記中心軸方向から見た場合に、
    前記熱検知部は、前記他の孔に対応して配置されている
    請求項2~5のいずれか1項に記載の感知器。
  7. 前記熱検知部は、前記チップサーミスタと、前記チップサーミスタを支持する支持部と
    を有し、
    前記チップサーミスタおよび前記支持部は、前記筐体の内部に配置されている
    請求項1~6のいずれか1項に記載の感知器。
  8. さらに、前記熱検知部にて得られた検知結果に基づいて、火災有無を判定する制御部を備え、
    前記感知器を前記中心軸方向から見た場合に、
    前記制御部は、前記筐体の中央に配置され、
    前記チップサーミスタは、前記制御部よりも外周寄りに配置されている
    請求項7に記載の感知器。
  9. 前記筐体の前記底部には、前記基板である部品実装基板が固定され、
    前記部品実装基板は、基板本体と、前記基板本体に実装された前記制御部および前記チップサーミスタとを含み、
    前記支持部は、前記基板本体の一部によって構成されている
    請求項8に記載の感知器。
  10. 前記周辺領域は、前記感知器を前記中心軸方向から見た場合に、
    前記筐体の中心よりも外周の近くに位置している
    請求項1~9のいずれか1項に記載の感知器。
  11. さらに、煙を検知する煙検知部を備える
    請求項1~10のいずれか1項に記載の感知器。
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