JP2017120463A - 火災感知器 - Google Patents
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Description
なお、本明細書、特許請求の範囲において、方向を示す「上」「下」と言うときは、取付面が建築物等の天井面であった場合において、天井面側を「上」、床側を「下」と表記している。
このような形状を前提として、特許文献1に開示の火災感知器は、外周面に例えば環状に表示灯(確認灯)を設けるようにしている。
さらに、確認灯についても、発報状態でないときには目立たず、発報状態となったときには視認性に優れるというものが求められる。
前記本体部は筒状部を有する筐体を備え、前記本体部の下端面が上方に向かって凹陥してなり、前記発光部は凹陥した部位の周縁にリング状に設けられていることを特徴とするものである。
本実施の形態に係る火災感知器1は、図1〜図3に示すように、室内の天井面等の取付面3に取り付けられて火災を感知する火災感知器1であって、火災を検知する検知部(図示なし)を収納する本体部4と、本体部4の外形を形成し、各機器類を収納する筐体5と、筐体5内に設けられ、火災を検知して発報状態となったときに発光する発光部と、筐体5を取付面3に取り付けるためのベース7を有している。なお、本発明の発光部は、後述するように、発光素子11と、ライトガイド13におけるリング状に光る部分によって構成されている。
筐体5内には各種の電気部品が実装される回路基板9と、回路基板9に取り付けられて火災を検知する検知部(図示なし)が設けられ、回路基板9には発報状態となったときに発光する発光素子11が設けられている(図3参照)。
なお、筐体5内において発光素子11が発光するため、筐体5の周面から光が透過するのを防止するため、筐体5を不透光部材で形成するのが好ましい。もっとも、本実施の形態のように、筐体5がベース7で覆われる場合には、ベース7を不透光部材で形成するようにしてもよい。
また、発光素子11を収容する凹陥部13aを有する有底の円筒体からなるライトガイド13が、筐体5の開口部の全面を覆うように設けられている。
火災感知器1を下部側から見ると、本体部4の下端面の周縁部には傾斜面部13bからなるリング状のライトガイド13が配置され、一段凹んだ面部にカバー体15が配置されている。つまり、本体部4は、その下端面が上方に向かって凹陥した形状となっており、この凹陥した部位の周縁にライトガイド13の光る部分(発光部)が配置されている。
回路基板9とライトガイド13を一体化した状態で、発光素子11が発光すると、その光がライトガイド13に導光され、リング状の傾斜面部13bが光る。発光素子11と、ライトガイド13におけるリング状に光る部分が本発明の発光部に相当する。
ベース7は、筐体5を取付面3に取り付けるための部材であり、底部7aと筒状部7bとを有する有底円筒体であり、開口部には外向きのフランジ部7cが形成されている。
筐体5を筒状部7bに収容した状態で、取付面3に設けた穴部にベース7を挿入して、穴縁にフランジを固定することで、筐体5を取付面3に埋め込み状態で設置できる。
また、設置状態において、発光部を構成するライトガイド13の傾斜面部13bは、本体部4における上方に向かって凹陥する部位の周縁にリング状に設けられているので、ほとんど目立たない。特に、凹陥している周縁部は影になる部位でもあることから、より一層目立たない。そのため、確認灯が外部に露出している従来例のように外観を損ねることがない。
このように、本実施の形態の火災感知器1は発報状態の視認性と意匠性の両方の向上を実現している。
実施の形態1の火災感知器1は、開口縁部に外向きフランジを設けた有底枠状のベース7を備え、これによって取付面3に埋め込み型として設置できるものであった。
これに対して、本実施の形態の火災感知器19は、図4〜図6に示すように、筐体5の上端側に円柱状のベース21を有し、ベース21によって取付面3に露出型として設置するものである。
ベース21以外の構成部品は、実施の形態1と同一であり、図4〜図6において、火災感知器19を構成する各部の符号と名称に関し、ベース21以外は実施の形態1と同一にしている。
しかしながら、筐体5の形状が筒形状で下端部が取付面3側に凹陥しており、機能部分が本体部4の凹陥した部位に設けられるので、機能部分が大きく露出する従来形状と比較すると、斬新で意匠性に優れる。
また、発光部は、実施の形態1と同様に筐体5の周縁部から凹陥する部位に設けられ、通常時は暗い部分であるため、実施の形態1と同様に通常時は見えにくく発光した際の視認性に優れるという効果を奏している。
また、ライトガイド13における傾斜面部13bは、リング状になっているが、このリングは途中で途切れることなく連続するものであってもよいが、本発明はリングが途中で切れて不連続な状態になっているものも含む。
さらに、筐体5が円筒形状のものであったが、円筒に限らず角筒状のもの、例えば四角筒等の多角筒状のものであってもよい。また、発光部のリングについても円形に限らず、多角形リングであっても良い。
3 取付面
4 本体部
5 筐体
5a 底部
5b 筒状部
7 ベース(実施の形態1)
7a 底部
7b 筒状部
7c フランジ部
9 回路基板
11 発光素子
13 ライトガイド
13a 凹陥部
13b 傾斜面部
15 カバー体
17 サーミスタ
19 火災感知器(実施の形態2)
21 ベース(実施の形態2)
Claims (4)
- 取付面に取り付けられて火災を感知する火災感知器であって、
火災を検知する検知部を収納する本体部と、該本体部に設けられて発報状態となったときに発光する発光部を有し、
前記本体部は筒状部を有する筐体を備え、前記本体部の下端面が上方に向かって凹陥してなり、前記発光部は凹陥した部位の周縁にリング状に設けられていることを特徴とする火災感知器。 - リング状に設けられた前記発光部は、リングの内側かつ斜め上方に向かって傾斜する傾斜面部を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の火災感知器。
- 前記本体部を取付面に取り付けるベースを有し、該ベースは前記筐体を収容する筒状部と、該筒状部の周縁に外向きのフランジ部を有し、前記取付面に設けた穴部に前記本体部を埋め込み式で取り付けられるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の火災感知器。
- 前記本体部の凹陥した部位から延出して温度を感知するサーミスタが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の火災感知器。
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JP6681130B2 JP6681130B2 (ja) | 2020-04-15 |
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-
2015
- 2015-12-28 JP JP2015255615A patent/JP6681130B2/ja active Active
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