JP6875943B2 - 煙感知器 - Google Patents

煙感知器 Download PDF

Info

Publication number
JP6875943B2
JP6875943B2 JP2017123162A JP2017123162A JP6875943B2 JP 6875943 B2 JP6875943 B2 JP 6875943B2 JP 2017123162 A JP2017123162 A JP 2017123162A JP 2017123162 A JP2017123162 A JP 2017123162A JP 6875943 B2 JP6875943 B2 JP 6875943B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
smoke
substrate
wall
light receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017123162A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019008522A (ja
Inventor
和幸 小金丸
和幸 小金丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Ltd filed Critical Nohmi Bosai Ltd
Priority to JP2017123162A priority Critical patent/JP6875943B2/ja
Publication of JP2019008522A publication Critical patent/JP2019008522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6875943B2 publication Critical patent/JP6875943B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fire-Detection Mechanisms (AREA)

Description

本発明は煙感知器に関し、特に、発光部等及び受光部が設けられている基板を備えている煙感知器に関する。
従来の煙感知器には、遮光機能を有するラビリンス壁と、ラビリンス壁の上側に設けられている基板と、基板に設けられている煙検出用の光学素子を収容する一対のカバーとを備えているものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、光学素子は、発光素子及び発光素子の光を受光する受光素子を含む。特許文献1の煙感知器の一対のカバー内には、煙が流入する検煙空間が形成されている。
特許第5562097号公報(例えば、図1)
特許文献1に記載の煙感知器の一対のカバーは、光学素子が実装済みの基板を挟み込んでいる。一般的な発光素子であるLEDから出射する光は発光素子の光軸から離れる方向にも進むので、発光素子から出射された光には検煙空間を経由せずに受光素子に入射する光(以下、ノイズ光)も存在している。したがって、当該構成の煙感知器では、本来受光するべき煙粒子による散乱光とは違うノイズ光が受光部で検出されてしまい、煙の検出精度が低下してしまう、という課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ノイズ光を防いで、煙の検出精度を向上させることができる煙感知器を提供することを目的としている。
本発明に係る煙感知器は、開口部及び開口部から流入する煙が流れる煙通路を有する筐体と、発光部及び発光部の光を受光する受光部を有し、筐体に収容されている基板と、発光部が臨む第1の孔部及び受光部が臨む第2の孔部を有し、内側に煙通路の煙が流入する検煙空間が形成され、周囲に基板が設けられ、筐体に収容されている壁部と、を備え、壁部には、検煙空間側から基板側へ突出する遮光部が形成され、基板には、遮光部が挿入されているスリットが形成されている。
本発明に係る煙感知器は、基板に設けられ、受光部を収容するシールドケースを更に備え、シールドケースは、受光部の上部に設けられている天面部と、貫通孔が形成され、受光部と壁部との間に設けられ、上端が天面部に接続されている正面部とを有し、正面部の下端は、基板のうち受光部が設けられている面よりも、下側に延びている。
本発明に係る煙感知器は、遮光部は発光部に併設されている。
本発明に係る煙感知器は、発光部及び受光部は、基板上に載置されている。
本発明に係る煙感知器は、筐体に収容されている光学台カバーと、光学台カバーが設けられている光学台と、光学台に設けられ、光学台カバーに収容されているラビリンス壁とを更に備え、光学台には、光学台カバー内の空間と検煙空間とを連通する貫通孔が形成され、光学台の下側には、光学台カバー及びラビリンス壁が設けられ、光学台の上側には、検煙空間、基板及び壁部が設けられている。
本発明に係る煙感知器によれば、上記構成を備えているので、煙の検出精度を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る煙感知器の外観を示す図である。 図1(b)に示すA−A断面図である。 図2に示すB−B断面図である。 ベース部及び基板を下側から見たときの分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る煙感知器のシールドケース等の説明図である。 本発明の実施の形態に係る煙感知器の変形例である。
実施の形態.
以下、本発明に係る煙感知器の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
図1は、実施の形態に係る煙感知器100の外観を示す図である。図1(a)は煙感知器100の外観を示す側面図であり、図1(b)は煙感知器100の外観を示す下面図である。図2は、図1(b)に示すA−A断面図である。図3は、図2に示すB−B断面図である。図4は、ベース部3及び基板6を下側から見たときの分解斜視図である。
煙感知器100は、例えば家屋の室内等の監視空間に設置される。図1に示すように、煙感知器100は例えば天井200に取り付けられる。また、図1及び図2に示すように、煙感知器100は、有底筒状の第1のカバー11及び第1のカバー11の蓋となる第2のカバー12とを含む筐体10を備えている。また、図2に示すように、煙感知器100は、筐体10に収容され、筐体10内の空間を上下に区画するベース部3と、ベース部3に設けられている蓋部4と、蓋部4に設けられている光学台カバー5と、光学台カバー5内に収容され、遮光機能を有するラビリンス壁Lbとを備えている。更に、図2及び図3に示すように、煙感知器100は、ベース部3と蓋部4との間に設けられている基板6と、基板6に設けられている各種回路の動作電力を供給する電池7と、音声等を出力するスピーカ8とを備えている。基板6には、発光部6Aと、発光部6Aの光を受光する受光部6Bとを含む(図5参照)。
図1(a)及び図2に示すように、筐体10の第1のカバー11には、周方向に延びる開口部1が形成されている。開口部1は上下に2列形成されている。開口部1は筐体10内の煙通路SPに連通している。また、第1のカバー11は、スピーカ穴11A1が形成されている平板状の下面部11Aと、円筒状の側面部11Bと、下面部11Aと側面部11Bとを接続する環状の角部11Cとを備えている。下面部11Aはベース部3に対向している。筐体10の第2のカバー12は、第1のカバー11の上部に設けられている。
図2〜図4に示すように、ベース部3は、内側に煙通路SPの煙が流入する検煙空間33が形成されている壁部3Aと、壁部3Aの上端が接続している上面部3Bとを備えている。また、ベース部3は、電池7が収容されている凹状の電池収容部3Cと、スピーカ8が収容されている凹状のスピーカ収容部3Dとを備えている。壁部3Aは、周囲に基板6が設けられている。壁部3Aは、壁部a、壁部b、壁部c及び壁部dを備えている。壁部aは、壁部cの一端部及び壁部dの一端部に接続されている。壁部bは、壁部cの他端部及び壁部dの他端部に接続されている。壁部cには発光部6Aが臨む第1の孔部31が形成され、壁部dには受光部6Bが臨む第2の孔部32が形成されている。また、壁部3Aには発光部6Aの直進光が受光部6Bに入射することを防止する1対の突出部34が設けられている。
図3に示すように、ベース部3は、電池7が配置されている側と基板6が設けられている側とを区画する区画壁3E1を備えている。また、図3及び図4に示すように、ベース部3は、壁部3Aに接続されている区画壁3E2を備えている。区画壁3E2の下端の直下には基板6が設けられている。区画壁3E2は発光部6Aの光を遮る機能を有している。ここで、区画壁3E2と基板6とは別体である。したがって、区画壁3E2の下端と基板6の上面(実装面6a)との間には隙間が形成されてしまう。発光部6Aの光が当該隙間から漏れないように、煙感知器100は遮光機能を有する遮光部30を備えている。遮光部30は上下方向に延びる板状部材である。つまり、遮光部30はスリット6Eの下側にまで伸びている。このため、区画壁3E2の下端と基板6の上面(実装面6a)との間の隙間から発光部6Aを見ようとしても、遮光部30によって発光部6Aが隠れる。このように、遮光部30は発光部6Aの光を遮り、発光部6Aの光が区画壁3E2の下端と基板6の上面(実装面6a)との間の隙間から漏れることを抑制している。
遮光部30には例えば平板状部材を採用することができる。遮光部30は検煙空間33側から基板6側へ突出するように形成されている。遮光部30は発光部6Aに併設されている。つまり、遮光部30から発光部6Aまでの距離の方が遮光部30から受光部6Bまでの距離よりも短い。また、遮光部30は壁部3Aに接続されており、発光部6Aの光が遮光部30と壁部3Aとの境目から漏れないようになっている。なお、遮光部30は壁部bと壁部cとの接続部分に接続されている。遮光部30は発光部6Aの例えば光軸に平行に延びている。
図2に示すように、蓋部4は、光学台カバー5が設けられている光学台4Aと、光学台4Aに形成されている貫通孔4Bとを備えている。光学台4Aの下側には、光学台カバー5及びラビリンス壁Lbが設けられている。また、光学台4Aの上側には、検煙空間33、基板6及び壁部3Aが設けられている。貫通孔4Bは、光学台カバー5内の空間と検煙空間33とを連通している。また、図3に示すように、蓋部4は、壁部3A等を収容する壁部収容部4Cを備えている。壁部収容部4Cは壁部3A等の周囲に設けられている。
光学台カバー5は、椀状部材である。光学台カバー5の側面部は、円筒状である。光学台カバー5には、煙が通過する孔が複数形成されている。光学台カバー5は、ラビリンス壁Lbを収容している。
基板6は水平方向に平行に設けられている。また、図4に示すように、基板6は、発光部6A及び受光部6Bが配置される光学系配置部6Cを備えている。光学系配置部6Cは、壁部3Aの周面形状に合わせて形成された凹状の切欠部である。光学系配置部6Cは壁部3Aの周囲に設けられている。具体的には、光学系配置部6Cは、壁部bの外周面、壁部cの外周面及び壁部dの外周面に設けられている。光学系配置部6Cは、発光部6Aが配置される発光部配置部6D1と、受光部6Bが配置される受光部配置部6D2とを含む。また、基板6は、遮光部30が挿入されるスリット6Eが形成されている。スリット6Eは遮光部30の水平断面形状に合わせた形状を有している。
図5は、実施の形態に係る煙感知器100のシールドケース6F等の説明図である。なお、図5の楕円形の点線で囲った部分は正面部6F2の拡大正面図を示している。発光部6Aは例えばLED等から構成することができる。また、受光部6Bは、フォトダイオード等から構成することができる。発光部6A及び受光部6Bは、基板6の実装面6a上に載置されている。つまり、発光部6A及び受光部6Bは、リード部を有さないチップタイプの構成となっている。より詳細には、発光部6AはチップタイプのLEDを含み、受光部6Bはチップタイプのフォトダイオードを含む。これにより、基板6を薄型化することができるようになっている。
煙感知器100は、受光部6Bでノイズを検出してしまうことを防止する機能を有するシールドケース6Fを備えている。シールドケース6Fは基板6上に固定されている。シールドケース6Fは受光部6Bを収容している。また、基板6には受光部6Bで検出した信号を増幅する増幅回路(図示省略)が設けられている。シールドケース6Fは基板6の増幅回路も収容している。
シールドケース6Fは基板6の一部を覆うように設けられている。シールドケース6Fは、例えば一面が開放されている箱形状で構成することができる。シールドケース6Fは、受光部6Bの上部に設けられている天面部6F1と、円形の貫通孔6F3が形成されている正面部6F2とを備えている。天面部6F1は、基板6の実装面6aに向かい合っている。正面部6F2は受光部6Bと壁部dとの間に設けられている。第2の孔部32の中心と貫通孔6F3の中心とは一致している。正面部6F2の上端は天面部6F1に接続されている。また、正面部6F2の下端6F4は、基板6のうち受光部6Bが設けられている面よりも下側に延びている。つまり、正面部6F2の下端6F4は、実装面6aよりも下側に延びている。正面部6F2の下端6F4は、基板6の実装面6aの例えば裏面6bまで延びている。
次に、図1〜図5を参照して、煙感知器100の動作について説明する。火災等が発生すると、煙が筐体10の開口部1を介して煙通路SPに流入する。煙通路SPに流入した煙は、光学台カバー5の孔を介して光学台カバー5内の空間に流入する。光学台カバー5内の空間に流入した煙は、ラビリンス壁Lbを通り抜けた後に、蓋部4の貫通孔4Bに流入する。貫通孔4Bに流入した煙は、検煙空間33に流入する。なお、煙には微細な粒子が混ざっている。この粒子は煙よりも重たいため、上昇しにくい。このため、この粒子は光学台カバー5に留まり、煙が検煙空間33に流入する。これにより、煙感知器100は火災の検出精度が向上している。
発光部6Aは第1の孔部31を介して検煙空間33内へ光を照射している。ここで、発光部6Aから照射された光の大部分は検煙空間33内へ入射する。しかし、発光部6Aから照射された光の一部は、発光部6Aの光軸から離れる方向に進み、検煙空間33内へ入射しない。検煙空間33内へ入射しなかった光は遮光部30によって遮られ、検煙空間33内へ入射しない光が区画壁3E2と基板6との間の隙間から漏れることが抑制されている。検煙空間33に煙が流入すると、発光部6Aから照射された光が散乱する。受光部6Bがこの散乱した光を検出することで、煙感知器100は火災を感知する。
次に、実施の形態の効果について説明する。実施の形態に係る煙感知器100の壁部3Aには、検煙空間33側から基板6側へ突出する遮光部30が形成されている。これにより、発光部6Aから出射された光であって検煙空間33内へ入射しなかった光が、遮光部30によって遮られる。このため、発光部6Aから出射された光であって検煙空間33内へ入射しなかった光が、区画壁3E2と基板6との間の隙間を介して、受光部6Bで検出されてしまうことを抑制することができる。したがって、煙感知器100は煙の検出精度を向上させることができる。
従来の煙感知器では、光学素子等を一対のカバーに予め収容し、カバーより出てくる光学素子のリード線を基板に接続する構成であった。このため、光学素子にはリード線付きのものが必要で機器の薄型化や小型化の障害になっていた。また、作業者は光学素子のリード線を基板上の所定挿入孔を探して挿入しなければならず、従来の煙感知器は組立性が損なわれている。しかし、煙感知器100の基板6が壁部3Aの周囲に設けられており、つまり発光部6A及び受光部6Bは壁部3Aの外側に設けられている。また、基板6の光学系配置部6C及びスリット6Eの切欠の形状が壁部b及び遮光部30の形状と一致している。したがって、煙感知器100は組立性が損なわれることを抑制することができる。
実施の形態に係る煙感知器100の基板6には、遮光部30が挿入されているスリット6Eが形成されている。このため、煙感知器100の製造者はスリット6Eに遮光部30を挿入すれば、基板6をベース部3に取り付けることができる。つまり、基板6にはスリット6Eが形成されているので、煙感知器100の製造者は基板6をベース部3に取り付けるときの基板6の位置決めを行いやすい。このため、煙感知器100は組立性が向上している。
煙を精度良く検出するためには、発光部6Aの高さ位置と受光部6Bの高さ位置とを合わせるとよい。したがって、発光部6Aがチップタイプである場合には、発光部6Aの位置が低くなる分、受光部6Bの位置も低くする必要がある。受光部6Bの位置を低くする場合には、受光部6Bの高さ位置に合わせて、第2の孔部32の高さ位置、及び、貫通孔6F3の高さ位置も低くする必要がある。ここで、シールドケース6Fの正面部6F2の下端6F4が実装面6aよりも上側であると、正面部6F2に貫通孔6F3を形成するときに正面部6F2が変形してしまう可能性がある。また、シールドケース6Fの正面部6F2の下端6F4が実装面6aよりも上側であると、正面部6F2に貫通孔6F3を形成できなくなる可能性がある。正面部6F2が変形したり貫通孔6F3の形状が変形したりすると、受光部6Bの受光特性が変化し、煙感知器100が煙を精度良く検出することができなくなる。実施の形態に係る煙感知器100のシールドケース6Fの正面部6F2の下端6F4は、基板6のうち受光部6Bが設けられている面よりも、下側に延びている。このため、正面部6F2に貫通孔6F3を形成するときに正面部6F2が変形してしまうことを抑制することができる。また、貫通孔6F3の形状をより確実に予め定められた形状、例えば円形にすることができる。したがって、煙感知器100は、煙の検出精度が低下することを抑制することができる。なお、発光部6A及び受光部6Bがチップタイプではなくても、煙感知器100は煙の検出精度が低下することを抑制する効果を得ることができるが、発光部6A及び受光部6Bがチップタイプであれば効果は更に高まる。
シールドケース6Fの正面部6F2の下端6F4は、基板6のうち受光部6Bが設けられている面よりも、下側に延びている、すなわち実装面6aよりも、下側に延びている。このため、遮光部30によって遮きれなかったノイズ光が区画壁3E2と基板6との間の隙間を介して受光部6B側へ進入してきたとしても、受光部6Bでノイズ光が検出されてしまうことを更に抑制することができる。
受光部6Bの周辺には増幅回路等が設けられている。このため、受光部6Bの周辺の配線数は、発光部6Aの周辺の配線数よりも多い。遮光部30を受光部6Bに併設すると、受光部6Bの周辺にスリット6Eを形成する必要がある。したがって、遮光部30を受光部6Bに併設すると、スリットを迂回する分、受光部6Bの周辺の配線長が長くなったり、配線パターンが複雑化したりする。実施の形態に係る煙感知器100の基板6の遮光部30は発光部6Aに併設されている。このため、煙感知器100は、受光部6Bの周辺の配線長が長くなったり、配線パターンが複雑化したりすることを抑制することができる。
実施の形態に係る煙感知器100の発光部6A及び受光部6Bは、基板6上に載置されている。発光部6A及び受光部6Bは、リード部を有していないチップタイプである。発光部6Aがチップタイプである場合には、発光部6Aの位置が低い分、区画壁3E2の下端(図4参照)と基板6の上面との間の隙間から発光部6Aの光が漏れやすい。煙感知器100の遮光部30はスリット6Eに挿入されている。つまり、遮光部30は基板6の上下にわたって設けられている。このため、遮光部30は、発光部6Aの光が区画壁3E2の下端と基板6の上面との間の隙間へ至ることを抑制することができる。また、発光部6A及び受光部6Bはリード部を有していないチップタイプであるので、煙感知器100の基板6は薄型化されている。
従来の煙感知器の中には、ラビリンス壁の空間に検煙空間を形成したものが提案されている(例えば、特開2005−352932号公報)。この従来の煙感知器は光学素子を収容する検煙部カバーを備えている。そして、検煙部カバーは、基板とラビリンス壁との間に介在している。このため、基板とラビリンス壁とは、検煙部カバーの上下方向の幅の分、離れる。したがって、従来の煙感知器は光学素子のそれぞれにリード部を設け、光学素子をラビリンス壁に近づけている。ここで、光学素子を検煙部カバーに収容するためには、光学素子のリード部を曲げる等の製造工程が必要となる。実施の形態に係る煙感知器100の光学台4Aの下側には光学台カバー5及びラビリンス壁Lbが設けられ、光学台4Aの上側には検煙空間33、基板6及び壁部3Aが設けられている。つまり、煙感知器100において、検煙空間33とラビリンス壁Lbの空間とは独立している。更に、煙感知器100の基板6は、内側に検煙空間33が形成されている壁部3Aの周囲に設けられている。このため、煙感知器100の発光部6A及び受光部6Bは、リード部がなくても、検煙空間33に臨むことができる。したがって、煙感知器100は、リード部を曲げる製造工程が不要であるため、組立性が向上している。
図6は、実施の形態に係る煙感知器100の変形例である。遮光部30は複数設けられていてもよい。変形例の煙感知器は、遮光部30に加えて遮光部30Bが設けられている。遮光部30Bは受光部6B側に設けられている。つまり、遮光部30Bから受光部6Bまでの距離の方が、遮光部30Bから発光部6Aまでの距離よりも、短い。遮光部30Bはシールドケース6Fに付設されている。また、図示を省略しているが、基板6には遮光部30Bが挿入されるスリットが形成されている。更に、遮光部30Bは壁部bと壁部dとの接続部分に接続されている。変形例の煙感知器では、発光部6Aから出射された光であって検煙空間33内へ入射しなかった光が受光部6Bで検出されてしまうことをより確実に抑制することができる。
1 開口部、3 ベース部、3A 壁部、3B 上面部、3C 電池収容部、3D スピーカ収容部、3E1 区画壁、3E2 区画壁、4 蓋部、4A 光学台、4B 貫通孔、4C 壁部収容部、5 光学台カバー、6 基板、6A 発光部、6B 受光部、6C 光学系配置部、6D1 発光部配置部、6D2 受光部配置部、6E スリット、6F シールドケース、6F1 天面部、6F2 正面部、6F3 貫通孔、6F4 下端、6a 実装面、6b 裏面、7 電池、8 スピーカ、10 筐体、11 第1のカバー、11A 下面部、11A1 スピーカ穴、11B 側面部、11C 角部、12 第2のカバー、30 遮光部、30B 遮光部、31 第1の孔部、32 第2の孔部、33 検煙空間、34 突出部、100 煙感知器、200 天井、Lb ラビリンス壁、SP 煙通路、a 壁部、b 壁部、c 壁部、d 壁部。

Claims (5)

  1. 開口部及び前記開口部から流入する煙が流れる煙通路を有する筐体と、
    発光部及び前記発光部の光を受光する受光部を有し、前記筐体に収容されている基板と、
    前記発光部が臨む第1の孔部及び前記受光部が臨む第2の孔部を有し、内側に前記煙通路の煙が流入する検煙空間が形成され、周囲に前記基板が設けられ、前記筐体に収容されている壁部と、
    を備え、
    前記壁部には、前記検煙空間側から前記基板側へ突出する遮光部が形成され、
    前記基板には、前記遮光部が挿入されているスリットが形成されている
    ことを特徴とする煙感知器。
  2. 前記基板に設けられ、前記受光部を収容するシールドケースを更に備え、
    前記シールドケースは、前記受光部の上部に設けられている天面部と、貫通孔が形成され、前記受光部と前記壁部との間に設けられ、上端が前記天面部に接続されている正面部とを有し、
    前記正面部の下端は、前記基板のうち前記受光部が設けられている面よりも、下側に延びている
    ことを特徴とする請求項1に記載の煙感知器。
  3. 前記遮光部は前記発光部に併設されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の煙感知器。
  4. 前記発光部及び前記受光部は、前記基板上に載置されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の煙感知器。
  5. 前記筐体に収容されている光学台カバーと、
    前記光学台カバーが設けられている光学台と、
    前記光学台に設けられ、前記光学台カバーに収容されているラビリンス壁とを更に備え、
    前記光学台には、前記光学台カバー内の空間と前記検煙空間とを連通する貫通孔が形成され、
    前記光学台の下側には、前記光学台カバー及び前記ラビリンス壁が設けられ、
    前記光学台の上側には、前記検煙空間、前記基板及び前記壁部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の煙感知器。
JP2017123162A 2017-06-23 2017-06-23 煙感知器 Active JP6875943B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017123162A JP6875943B2 (ja) 2017-06-23 2017-06-23 煙感知器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017123162A JP6875943B2 (ja) 2017-06-23 2017-06-23 煙感知器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019008522A JP2019008522A (ja) 2019-01-17
JP6875943B2 true JP6875943B2 (ja) 2021-05-26

Family

ID=65029479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017123162A Active JP6875943B2 (ja) 2017-06-23 2017-06-23 煙感知器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6875943B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110363954A (zh) * 2019-06-19 2019-10-22 江西冠一通用飞机有限公司 一种通用飞机用告警装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3131886B2 (ja) * 1992-07-17 2001-02-05 能美防災株式会社 光電式煙感知器
JP5721550B2 (ja) * 2011-06-13 2015-05-20 能美防災株式会社 光電式煙感知器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019008522A (ja) 2019-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5951904B2 (ja) 統合型煙セル
JP5853143B2 (ja) 火災感知器
TWI740854B (zh) 警報裝置
JP6899016B2 (ja) 火災警報器
JP2012014330A (ja) 熱煙複合式感知器
US11761890B2 (en) Fire detection device
JP5562097B2 (ja) 光電式煙感知器
JP6875943B2 (ja) 煙感知器
TW201828263A (zh) 警報裝置
TWI788369B (zh) 警報裝置
JP5637718B2 (ja) 光電式煙感知器
JP7157557B2 (ja) 煙感知器
JP2017004284A (ja) 火災感知器
JP7329116B2 (ja) 煙感知器
JP5637717B2 (ja) 光電式煙感知器
JP2020013396A (ja) 火災検出装置
JP5075671B2 (ja) 煙検知器
JP5210757B2 (ja) 煙感知器
JP7432679B2 (ja) 火災検出装置
JP2020035296A (ja) 火災検出装置
JP7260296B2 (ja) 火災検出装置
JP2024027220A (ja) 煙感知器
JP4702328B2 (ja) 煙感知器
JP2020016978A (ja) 火災検出装置
JP2020067828A (ja) 火災検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210423

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6875943

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150