JP2009224375A - 半導体製造工程用フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】接着性、耐水性、ヒートシール性に優れ、耐ブロッキング性が良好な半導体製造工程用フィルムを提供する。
【解決手段】基材フィルムの一方の面に易接着層が設けられてなる半導体製造工程用フィルムにおいて、基材フィルムの他方の面に(メタ)アクリル酸エステル成分を含有するポリオレフィン樹脂を含むシール層を形成したことを特徴とする半導体製造工程用フィルム。また、易接着層の上面に、さらに粘着性樹脂層を設けてなる前記半導体製造工程用フィルム。
【選択図】なし

Description

本発明は、半導体の生産や搬送の工程中に使用されるフィルムに関する。
シリコンウェハを搬送もしくは加工する際には、ポリエチレンや塩ビのようなオレフィン系の未延伸フィルムやPETのような延伸フィルムからなる熱可塑性樹脂基材上に粘着層をもうけた粘着テープが用いられている(特許文献1、2)。代表的なものとして、回路形成時に使われる保護フィルム、ウェハを薄く研磨する際に使われるバックグラインドテープ、回路形成・研削後、チップ上に切削するダイシングテープ等が挙げられる。
粘着テープの粘着剤としては、アクリル系粘着剤が主に使用されているが、工程中では強固に密着しているにもかかわらず、光照射後急激に粘着性が失われる光硬化型タイプと、加熱により粘着性が失われる熱硬化型タイプのものがある。中でも硬化速度が速く熱等によるダメージが少ないという点で光硬化特にUV硬化タイプの使用が増えてきている。
一方で、携帯電話や携帯音楽端末が普及するにつれ、これまで以上にIC等の小型・薄型化が必要になってきており、基板材料であるシリコンウェハの薄層化が進んできている。中でも研削後の厚みが50μmを下回るようになると、従来のポリオレフィンやゴム基材ベースの粘着テープではフィルムの膜厚精度が悪く、ウェハの研磨精度が悪くなるうえ、腰を持たせるためにはフィルムの膜厚を厚くする必要があり、寸法精度の良い二軸延伸ポリエステルフィルムベースのUV硬化型粘着テープが急増している(特許文献3)。
研削等の加工終了後、工程で使われたテープをウェハからはがす際には、ウェハに貼られたテープの背面に、二軸延伸ポリエステルフィルム等の基材に粘着剤を塗布したテープや、片面にPEやEVAからなるヒートシール性の層を設けたテープを貼り合わせて、これをはがすことによって行われている。
粘着テープを使う場合には、剥離中にはがれないようにするために接触面積を多くとる必要があり、ヒートシール層を持つテープを使用する場合には、はがされる粘着テープ背面にヒートシール層が必要である。しかしながら、最近使用が増えている二軸延伸ポリエステルフィルムを基材とするテープでは、背面にシール層がもうけられておらず、使用することができない。
また、PEやEVAのようなシール層をもうける方法としては、フィルムを貼り合わせる方法や、接着剤層をもうけた後固体樹脂をダイスから押し出してシーラントとして貼り合わせる押し出しラミネートと呼ばれる方法が広く行われている。しかしながら、このような方法で得られるシール層は、20〜50μmの厚みが一般的であって、膜厚精度が悪いため、10μm以下の薄膜層を設けることが困難であった。
特開平11−345790号公報 特開2003−209070号公報 特開2003−151940号公報
本発明者らは、上記のような問題に対して、シール層のヒートシール強度と耐水性に優れ、巻き取り時の耐ブロッキング性が良好な半導体製造工程用フィルムを提供しようとするものである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、易接着層を設けた基材フィルムの他の面に、特定組成のポリオレフィン樹脂を配合したシール層を設けることで、上記課題が解決することを見出し本発明に到達した。
すなわち、本発明の要旨は、
第一に、基材フィルムの一方の面に易接着層が設けられてなる半導体製造工程用フィルムにおいて、この基材フィルムの他方の面に(メタ)アクリル酸エステル成分を含有するポリオレフィン樹脂を含むシール層を形成したことを特徴とする半導体製造工程用フィルムであり、
第二に、易接着層の上面に、さらに粘着性樹脂層を設けてなる前記半導体製造工程用フィルムであり、
第三に、ポリオレフィン樹脂を含有する水性エマルジョンを基材フィルムに塗布し、乾燥することによりシール層を形成することを特徴とする前記半導体製造工程用フィルムの製造方法である。
上記本発明の第一の構成によれば、易接着層の上面に粘着性樹脂層を形成することにより、半導体工程用フィルムが得られる。第一の構成においては、粘着性樹脂層を形成せずにフィルムロールとして巻き取って6ヶ月〜1年程度の長期間にわたって保管しても、易接着層とシール層がブロッキングすることなく、フィルムロールを解抒して使用可能であるこという予想外の効果が見出された。
本発明の第二の構成によれば、易接着層の上面にさらに粘着性樹脂層を設けたことにより、研磨等の製造工程においてウェハ等の半導体を良好に固定することができる。そして、特に、粘着性樹脂を光硬化性とすることで、製造や搬送終了後において、光線照射により粘着性樹脂層を硬化させて半導体を容易に取り外すことが可能となる。
本発明の第三の構成によれば、例えば10μm以下といった薄いシール層を基材フィルム上に精度よく形成することが容易となる。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明の半導体製造工程用フィルムは、基材フィルムの一方の面に易接着層が設けられ、他方の面に(メタ)アクリル酸エステル成分を含有するポリオレフィン樹脂を含むシール層を形成してなる。
基材フィルムとしては、各種の樹脂フィルムを用いることができる。樹脂種として、例えば、ナイロン6(以下、Ny6)、ナイロン66、ナイロン46等のポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート(以下、PET)、ポリエチレンナフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリトリメチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート等のポリエステル樹脂、ポリプロピレン(以下、PP)、ポリエチレンなどのポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアリレート樹脂またはそれらの混合樹脂が挙げられる。樹脂フィルムは2層以上の層からなる積層体であってもよい。前記した基材フィルムの中では、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂からなるフィルムが好ましく、なかでも、寸法安定性、低吸湿性、強度バランスの点から二軸延伸ポリエステルフィルムが最も好適に用いられる。樹脂フィルムは、未延伸フィルムでも延伸フィルムでもよく、製法も限定されるものではない。樹脂フィルムの厚さも特に限定されるものではないが、通常は1〜500μmの範囲であればよい。
基材フィルムに設ける易接着層は、基材に応じて公知のものが適宜使用でき、特に限定されないが、特に、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エラストマーから選ばれる少なくとも1種を用いることが好ましく、塗工直後粘着剤と易接着層の密着性の観点から最も好ましいものはアクリル樹脂である。基材フィルム上に易接着層を形成することで、易接着層の上面にさらに粘着性樹脂層を設けることが可能となる。易接着層の厚みは特に限定されないが、0.01〜4μmが好ましく、さらに好ましくは0.1〜3μm、特に好ましくは0.5〜2μmである。
基材フィルム上に易接着層を形成するには、あらかじめ溶媒に溶かした溶液を用意し、混合攪拌してコーティング剤を調整した後、グラビア、キスリバース等の既存のコート方式を用いてフィルム上に塗工・乾燥することにより調整することができる。
基材フィルムとしては特に制限されないが、ポリエステル、アクリル、ポリスチレン、ポリフェニレンスルファイド、ポリイミド、ポリイミドアミド、マレイミド樹脂、ポリオレフィン等の樹脂からなるフィルムが好ましい。中でも耐熱性、膜厚精度、機械特性という点でポリエステルフィルムが好ましい。さらに、粘着剤が光硬化性の場合には、粘着剤中に含まれる光開始剤吸収する波長を通す必要があるのでポリエチレンテレフタレートからなるフィルムが特に好ましい。また、塗剤の濡れ性・基材との接着性の点で表面してあることが望ましい。表面処理としては、コロナ処理、フレーム処理、アルカリエッチング等のみならず、あらかじめコーティング等によりもうけられた易接着層を利用してもよい。
本発明の半導体製造工程用フィルムにおけるシール層は、(メタ)アクリル酸エステル成分を含有するポリオレフィン樹脂が含まれる。
ポリオレフィン樹脂を構成するオレフィン成分としては、エチレン、プロピレン、イソブチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン等の炭素数2〜6のオレフィン化合物が挙げられ、オレフィン成分をを50質量%以上、好ましくは65質量%以上含有していることが好ましい。
ポリオレフィン樹脂は、(メタ)アクリル酸成分を含有している必要がある。この成分を含有することにより、シール層のヒートシール強度がよりいっそう向上するため、比較的低温でもシール強度が発現するので、シール時の熱ダメージが減り、またウェハの研削等の加工終了後に、工程で使われた本発明のテープをウェハから剥がす際に、シール部ではがれるという問題を防ぐことができる。
(メタ)アクリル酸エステル成分としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチルなどが挙げられ、これらの混合物を用いてもよい。この中で、(メタ)アクリル酸メチル、あるいは(メタ)アクリル酸エチルが特に好ましく、アクリル酸メチル、アクリル酸エチルが最も好ましい。
オレフィン成分と(メタ)アクリル酸成分との質量比は、耐水性とヒートシール性とを両立させる点から、55/45〜99/1であることが好ましく、65/35〜95/5であることがさらに好ましく、75/25〜90/10であることが最も好ましい。
ポリオレフィン樹脂のその他の構成成分として、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸などの酸成分が挙げられる。これらの酸成分は0.01〜30質量%の範囲で含有していることが好ましい。酸成分は、ポリオレフィン樹脂を水性エマルジョンとする際には、アンモニウムや有機アミンと中和させることにより水性分散化を容易にするとともに、硬化剤を併用した場合には架橋被膜を得られ、シール層の耐水性を向上させることができる。
ポリオレフィン樹脂の具体例としては、エチレン−アクリル酸メチル−無水マレイン酸三元共重合体または、エチレン−アクリル酸エチル−無水マレイン酸三元共重合体が最も好ましい。重合体の形態はランダム共重合体、ブロック共重合体、グラフト共重合体等のいずれでもよい。入手が容易という点でランダム共重合体、グラフト共重合体が好ましい。
ポリオレフィン樹脂は、分子量の目安となる190℃、2160g荷重におけるメルトフローレートが、0.01〜500g/10分、好ましくは1〜400g/10分、より好ましくは2〜300g/10分、最も好ましくは2〜250g/10分のものを用いることができる。
シール層には、基材フィルムとの密着性とヒートシール強力を向上させる目的で、ポリエステル樹脂もしくはポリウレタン樹脂が含まれていてもよく、ポリエステル樹脂が好ましい。ポリエステル樹脂もしくはポリウレタン樹脂を配合する場合、その配合比は、基材フィルムとの密着性、ヒートシール性の点で、(ポリオレフィン樹脂)/(ポリエステル樹脂とポリウレタン樹脂の合計量)=90/10〜10/90(質量比)の範囲であることが好ましく、80/20〜20/80がより好ましく、75/25〜25/75がさらに好ましく、70/30〜30/70が特に好ましい。
本発明のフィルムにおけるシール層は、以上のようなポリオレフィン樹脂を水性エマルジョンとし、これを基材フィルムに塗布し、乾燥することで容易に形成することができる。基材フィルム上へのシール層形成と易接着層形成の順序は、どちらが先でもかまわない。
シール層にポリウレタン樹脂やポリエステル樹脂を配合する場合には、これらの樹脂をポリオレフィン樹脂と予め混合しておいてから水性化するか、または、別々に水性化して得られたこれらの樹脂水性エマルジョンを適宜混合して用いればよい。
本発明のフィルムのシール層に用いることのできる市販のポリエステル樹脂エマルジョンとして、ユニチカ社製エリテールKZA0134、KA5034、東洋紡製バイロナールMD1100、MD1200、MD1500などが挙げられ、市販のポリウレタン樹脂エマルションとしては、大日本インキ製造社製ハイドランHW930、AP−20、AP40N、DSM社製ネオレッツR−600、R−650、R−960三井ポリウレタン製W−6010、W−605などが挙げられる。
ポリオレフィン樹脂を水性エマルジョンとする方法は特に限定されないが、例えば、樹脂、塩基性化合物、水溶性有機溶剤及び水を密閉可能な容器中で加熱、攪拌する方法を採用することができる。条件として温度50〜200℃、時間5〜120分間程度が適当である。
水性化に用いられる塩基性化合物としては、アンモニアまたは各種の有機アミン化合物が好ましい。有機アミン化合物の沸点は乾燥して飛散させる点から250℃以下であることが好ましい。このような有機アミン化合物の具体例としては、トリエチルアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、アミノエタノールアミン、N−メチル−N,N−ジエタノールアミン、イソプロピルアミン、イミノビスプロピルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、3−エトキシプロピルアミン、3−ジエチルアミノプロピルアミン、sec−ブチルアミン、プロピルアミン、メチルアミノプロピルアミン、メチルイミノビスプロピルアミン、3−メトキシプロピルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリンを挙げることができる。
また、ポリオレフィン樹脂の水性化促進の目的で水溶性有機溶剤を添加することが好ましい。添加量は水性分散体100質量部に対して1〜40質量部が適当である。水溶性有機溶剤の具体例としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、n−アミルアルコール、イソアミルアルコール、sec−アミルアルコール、tert−アミルアルコール、1−エチル−1−プロパノール、2−メチル−1−ブタノール、n−ヘキサノール、シクロヘキサノール等のアルコール類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、エチルブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸−n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸−n−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸−sec−ブチル、酢酸−3−メトキシブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、炭酸ジエチル、炭酸ジメチル等のエステル類、エチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテルアセテート、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート等のグリコール誘導体、3−メトキシ−3−メチルブタノール、3−メトキシブタノール、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジアセトンアルコール、アセト酢酸エチルが挙げられる。
なお、水溶性有機溶剤は、常圧または減圧下で水性分散体を攪拌しながら加熱し、有機溶剤を留去することでその一部または全てを系外へ除去(ストリッピング)することができる。
ポリオレフィン樹脂を水性エマルジョンとする際には、乳化剤あるいは保護コロイド作用を有する化合物などの不揮発性水性化助剤を添加しないことが好ましい。乳化剤や保護コロイド作用を有する化合物は一般的に不揮発性であるので、シール層形成後にもシール層に残存し、可塑化させ耐水性を悪化させるためである。本発明でいう不揮発性水性化助剤としては、例えば、後述する乳化剤、保護コロイド作用を有する化合物、変性ワックス類、高酸価の酸変性化合物、水溶性高分子などが挙げられる。乳化剤としては、カチオン性乳化剤、アニオン性乳化剤、ノニオン性乳化剤、あるいは両性乳化剤が挙げられ、一般に乳化重合に用いられるもののほか、界面活性剤類も含まれる。
シール層の耐水性、耐溶剤性をさらに向上させるために、水性エマルジョンに架橋剤を添加してもよい。添加量は、樹脂成分合計の固形分100質量部に対して架橋剤固形分0.01〜100質量部、好ましくは0.1〜60質量部である。架橋剤の添加量が0.01質量部未満の場合は、塗膜性能の向上の程度が小さく、100質量部を超える場合は、加工性等の性能が低下してしまう。架橋剤としては、自己架橋性を有する架橋剤、カルボキシル基と反応する官能基を分子内に複数個有する化合物等を用いることができ、このうちイソシアネート化合物、メラミン化合物、尿素化合物、エポキシ化合物、カルボジイミド化合物、オキサゾリン基含有化合物、シランカップリング剤等が好ましい。また、これらの架橋剤を組み合わせて使用しても良い。その他架橋剤として有機チタネート化合物、ジルコニウム化合物、亜鉛化合物等金属元素を含むものは、ウェハ加工中の溶出により歩留まりが悪くなることがあり望ましくない。
さらに、水性エマルジョンには、必要に応じてレベリング剤、消泡剤、ワキ防止剤、顔料分散剤、紫外線吸収剤等の各種薬剤や、酸化チタン、カーボンブラック等の顔料あるいは染料を添加することも可能である。
水性エマルジョンの固形分濃度は特に限定されるものではないが、エマルジョンの粘性を適度に保ち、かつ良好な被膜形成能を発現させる点で、1〜60質量%が好ましく、5〜45質量%がより好ましい。
水性エマルジョンを基材フィルムにコートする方式は特に限定されないが、ディッピング、マイヤーバー、グラビア、リップコーター等の公知の方法が挙げられる。
本発明の半導体製造工程用フィルムに形成されるシール層の厚さとしては、特に限定されないが、10μm以下が好ましく、5μm以下がより好ましく、2μm以下が最も好ましい。10μmを超えると水系の場合には乾燥効率が悪く、また、10μmを超えて膜厚を厚くしてもシール強度は頭打ちになるため不経済である。下限としては、0.01μm以上が好ましく、0.05μm以上がより好ましく、0.1μm以上がさらに好ましい。シール層の厚さが0.01μm未満ではヒートシール性が悪化する場合がある。水性エマルジョンを基材フィルムに塗布して乾燥する方法により、上記のような比較的厚みの小さいシール層をきわめて容易に形成することができる。
シール層は、熱溶融したシートを基材フィルムに、直接もしくは接着剤層を介して、貼り合わせたり、シート状のポリオレフィン樹脂を貼り合わせたりすることによって設けることもできるが、厚み精度の点で、水性エマルジョンを用いたコーティング方式が望ましい。また、設ける樹脂被膜の厚さを調節するためには、コーティングに用いる装置やその使用条件を適宜選択することに加えて、目的とする樹脂被膜の厚さに適した濃度として使用すればよい。
本発明の半導体製造工程用フィルムは、易接着層の上面にさらに粘着性樹脂層を設けて半導体製造工程用フィルムとして使用される。粘着性樹脂層面と半導体とが接することとなり、半導体の研磨等の工程において固定するために粘着性が必要である。粘着性樹脂成分としては、汎用の感圧接着剤を構成する化合物より選択することができ、例えばゴム系、アクリル系、シリコーン系、ウレタン系、ポリエステル系、又はポリビニルエーテル系接着剤等を挙げることができる。中でも耐熱性や非汚染性という点でアクリル樹脂が好ましい。
アクリル樹脂を構成するモノマーとしては、分子内に重合性の二重結合を有する低分子化合物を挙げることができ、例えば、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタアクリレート、1,4−ブチレングリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、オリゴエステルアクリレート、ポリエステル型又はポリオール型のウレタンアクリレートオリゴマー、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、エポキシ変性アクリレート等を用いることができる。また、エチレン、プロピレン、ブタジエン、イソプレンもしくはそのオリゴマー、マレイン酸やイタコン酸、ビニルエーテルや酢酸ビニルのような二重結合を有する化合物を加えてもよい。
粘着性樹脂層は、光硬化性を有することが好ましい。光硬化性を具備することにより、半導体の研磨等の工程後、光線を照射することで粘着樹脂を硬化させ、粘着性を失わせることにより、粘着性樹脂層の半導体からの剥離を容易とすることができる。
光硬化性を発現させるためには、粘着性樹脂成分に、分子内に重合性の二重結合を有する低分子化合物及び光反応性を有する開始剤を配合した組成物を挙げることができる。光硬化性成分としては、分子内に重合性の二重結合を有する低分子化合物を挙げることができ、例えば、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタアクリレート、1,4−ブチレングリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、オリゴエステルアクリレート、ポリエステル型又はポリオール型のウレタンアクリレートオリゴマー、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、エポキシ変性アクリレート等を用いることができる。また、上記光重合性の粘着剤には凝集性や柔軟性を付与する目的で飽和のアクリル樹脂やエラストマー、もしくは分子内に重合性の二重結合をもつ高分子体を幹ポリマーとして添加するのが好ましい。
また、感圧接着剤成分のポリマー成分として、その側鎖に重合性の二重結合を持った官能基を結合させたポリマー成分を用いて、光硬化性成分とすることもできる。このような光開始剤としては、ベンゾイン化合物、アセトフェノン化合物、アシルフォスフィンオキサイド化合物、チタノセン化合物、チオキサントン化合物、パーオキサイド化合物等の光開始剤、アミンやキノン等の光増感剤などを挙げることができ、具体的には、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルジフェニルサルファイド、テトラメチルチウラムモノサルファイド、アゾビスイソブチロニトリル、ジベンジル、ジアセチル、β−クロールアンスラキノンなどを例示することができる。
光硬化性は、取扱の簡便さからUV硬化型であることが好ましい。
粘着性樹脂層の厚みは、シリコンウェハに対する接着安定性、およびクッション性の理由で、3〜50μm、より好ましくは5〜40μm、より好ましくは10〜30μmである。
粘着樹脂層の形成は、易接着層上に、水もしくは酢酸エチル、MEKやトルエンのような有機溶剤で希釈された粘着性樹脂溶液を塗布・乾燥することによって得られる。また、溶媒の代わりに分子内に重合性の二重結合を持ったモノマーやオリゴマーで希釈したものを使用してもよい。塗布方法は易接着層の形成と同様に、グラビアコーター、リバースグラビアコーター、ダイコーターやコンマコーターなど、公知の方式を使用することができる。なかでもレベリング特性や厚塗り特性に優れるという点で、ダイコーターやコンマコーターが等が好ましい。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、各種の特性については以下の方法によって測定または評価した。
(1)基材フィルムとシール層の密着性:
シール層を設けたフィルムを室温で1日放置後、シール層表面にセロハンテープ(ニチバン社製LP−24)を貼り付け、テープを一気に剥がした場合のシール層の剥がれの程度を目視で評価した。
○:全く剥がれなし、△:一部、剥がれた、×:全て剥がれた
(2)ヒートシール性評価:
シール層を設けたフィルムを室温で1日放置した。テスター産業製ヒートシールテスターTP−701(シール圧0.3MPa)にて、シール層面と、PET12μmとPE50μmとを貼り合わせたラミネートフィルムのPE面230℃3秒間プレスした。この積層フィルムを15mm幅で切り出し、1日後、引張試験機(島津製作所製 オートグラフAG−100E)を用い、引張速度300mm/分、引張角度180度で剥離強度を測定することでヒートシール強力(N/cm)を評価した。ヒートシール強力は、実用上5N/cm以上が好ましく、より好ましくは10N/cm以上である。
(2)粘着剤と易接着層の密着性:
[粘着剤の調製]
(粘着剤1)
ブチルアクリレート91質量部およびアクリル酸9質量部からなる重量平均分子量600,000の共重合体の35%トルエン溶液100質量部に対し、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化薬社製、カヤラッドDPHA、MAX−3510)70質量部、光開始剤(チバ・スペシャルティケミカルズ社製、イルガキュア184)2質量部、多価イソシアナート化合物37.5質量%トルエン溶液(東洋インキ製造社製、オリバインBHS8515)10質量部を混合し、エネルギー線硬化型の粘着剤配合物を得た。
(粘着剤2)
アクリル酸ブチル80質量部およびアクリル酸20質量部(21.6モル%)からなる共重合体のカルボキシル基に対し、メタクリロイルオキシエチルイソシアネートを0.3当量反応させ、それにより得られた重量平均分子量600,000の共重合体の30質量%トルエン溶液100質量部に対し、多価イソシアネート化合物37.5質量%トルエン溶液(オリバインBHS8515(東洋インキ製造製))1質量部を混合し、粘着剤配合物を得た。
[粘着剤層の密着性]
前記のように調製した粘着剤1または2の酢酸エチル溶液を、易接着層上に乾燥皮膜の厚さが約15μmとなるようにドクターナイフで塗工し110℃、5分間加熱して塗工溶液を乾燥させた。乾燥後の粘着剤層は乾燥状態で粘着性を示した。粘着剤層の表面に、セパレータとして離型処理が施されたポリエチレンテレフタレートフィルムを貼り付けた後、40℃、3日間静置養生を行い、粘着テープを得た。この粘着テープについて、粘着剤層側からセパレータを貼付したまま紫外線を照射した。次いで、セパレータを剥離した後、粘着剤層面にセロハンテープ(ニチバン社製LP−24)を貼り付け、セロハンテープを一気に剥がした場合の剥がれの程度を目視で評価した。
○:全く剥がれなし、×:剥がれた
(3)耐ブロッキング性:
フィルムを、ヒートシール層と易接着層が接するように重ね合わせた後、20g/mの圧力をかけた状態で、40℃、2日放置した。室温で1日冷却後、フィルム同士をはがしたときに、抵抗無くはがれるものを○、抵抗があり、剥離面が白化もしくは皮膜層が欠落しているものを×とした。また、同様の評価を40℃で6ヶ月間放置した後にも行った。
エマルジョンE−1、E−2の製造に用いたポリオレフィン樹脂の組成を表1に示す。
[ポリオレフィン樹脂水性エマルジョンE−1の調製]
ヒーター付きの密閉できる耐圧1リットル容ガラス容器を備えた撹拌機を用いて、60.0gのボンダインHX−8290、60.0gのIPA(和光純薬社製)、3.0gのTEA(和光純薬社製)および177.0gの蒸留水をガラス容器内に仕込み、撹拌翼の回転速度を300rpmとした。そして系内温度を140〜145℃に保ってさらに30分間撹拌した。その後、水浴につけて、回転速度300rpmのまま攪拌しつつ室温(約25℃)まで冷却した後、300メッシュのステンレス製フィルター(線径0.035mm、平織)で加圧濾過(空気圧0.2MPa)し、乳白色の均一なエマルジョンE−1を得た。固形分濃度は20質量%であった。
[ポリオレフィン樹脂水性エマルジョンE−2の調製]
ヒーター付きの密閉できる耐圧1リットル容ガラス容器を備えた撹拌機を用いて、60.0gのボンダインTX−8030、90.0gのIPA、3.0gのTEAおよび147.0gの蒸留水をガラス容器内に仕込み、エマルジョンE−1の調製と同様の操作を行って、乳白色の均一なエマルジョンE−2を得た。固形分濃度は20質量%であった。
その他の樹脂または樹脂エマルジョンとして、以下の市販品を用いた。
[ヒートシール層]
(1)ポリエステル樹脂エマルジョン
・ユニチカ社製KZA−0134(固形分濃度32質量%)
・ユニチカ社製KA−5034(固形分濃度32質量%)
・大日本インキ製造社製ハイドランAP−40N(固形分濃度40質量%)
(2)アクリル樹脂エマルジョン
・ムサシノケミカル社製HM130(固形分濃度50質量%)
(3)水溶性オキサゾリン樹脂
・日本触媒社性WS−500(固形分濃度40質量%)
(4)ポリオレフィン樹脂エマルジョン
・東洋インキ製造社製エチレン−マレイン酸含有水溶液1S−2100(固形分濃度10質量%)
(5)ウレタン樹脂エマルジョン
・DSM社製 ネオレッツR−650(固形分濃度:38質量%)
[易接着層]
(1)ウレタン樹脂
・A液:クラレ社製U1190E(15質量%DMF溶液)
(2)ポリエステル樹脂
・B液:ユニチカ社製UE−3600(15質量%溶液、溶媒:トルエン/MEK=1/1(質量比))
(3)アクリル樹脂
・日本触媒社製ポリメントNK−350(固形分濃度40質量%)
(4)エラストマー
・C液:ダイセル化学社製エポフレンドAT−501(30質量%トルエン溶液)
[実施例1]
[易接着層の形成]
ユニチカ製ポリエステルフィルムエンブレットS−50(厚み50μm)の両面コロナ面の片面に、上記C液(固形分濃度30質量%)を2質量部とNK−350(固形分濃度40質量%)を1質量部に対して、希釈溶媒としてトルエン7質量部およびMEK7質量部を配合した溶液をマイヤーバー#6で塗布し、140℃×15秒間の乾燥を行って、フィルム片面に厚み0.5μmの易接着層を形成した。
[シール層の形成]
水性エマルジョンE−1を5質量部、硬化剤として日本触媒製水溶性オキサゾリンWS−500を0.1質量部、イオン交換水10質量部を均一に混合してコート液を調製した。このコート液を前記ポリエステルフィルムの易接着層を設けた面の反対面にマイヤーバー#6を用いて塗布し、140℃×10秒間の乾燥を行って、厚み1.0μmのシール層を形成した。
[実施例2]〜[実施例11]、[比較例1]〜[比較例6]
シール層または易接着層を形成するための塗剤の組成を表1に示したように変更したほかは、実施例1と同様にしてシール層または易接着層の形成を行った。
シール層形成用の塗剤は、表1に記載した成分の混合物をトルエン7質量部およびMEK7質量部で希釈した溶液を用いた。また、易接着層形成用の塗剤に関して、実施例1〜2、6〜11、比較例2、6については、実施例1と同様の塗剤を用いたが、実施例3〜5および比較例5においては、A液1質量部およびB液1質量部をDMF10質量部で希釈したものを用いた。また、比較例1、3、4については、易接着層の形成はおこなわなかった。
表2に、実施例1〜11および比較例1〜6の各層の組成と評価結果をまとめて示す。
各実施例では、シール層は、基材への密着性が良好で、ヒートシール強力も十分に高かった。また、基材反対面における易接着層と粘着剤層との密着性も十分であった。さらに、シール層と易接着剤層とを接するようにして長期間置いた場合でもブロッキング現象がおこらなかった。
一方、比較例1では易接着層を形成しなかったため、粘着剤層の密着性が低かった。
比較例2では、シール層に用いたオレフィン樹脂の組成が(メタ)アクリル酸エステル成分を含んでいないため、ヒートシール強力が低いものとなった。さらに、6ヶ月保存後にシール層と易接着層との間にブロッキングが生じた。
比較例3では、シール層がオレフィン樹脂を含んでいないためヒートシール強力が不足し、また、易接着層を設けなかったため、粘着剤層の密着性が低かった。
比較例4では、シール層に用いるオレフィン樹脂の組成が本発明で規定するものではなかったため、十分なヒートシール強力が得られず、また、易接着層を設けなかったため接着剤層の密着性が低かった。
比較例5では、シール層がオレフィン樹脂を含んでいないためヒートシール強力が不足し、また、易接着層とシール層とが長期保存後にブロッキングしてしまった。
比較例6では、シール層に用いるオレフィン樹脂の組成が本発明で規定するものではなかったため、十分なヒートシール強力が得られず、また、易接着層とシール層とが長期保存後にブロッキングしてしまった。

Claims (8)

  1. 基材フィルムの一方の面に易接着層が設けられてなる半導体製造工程用フィルムにおいて、この基材フィルムの他方の面に(メタ)アクリル酸エステル成分を含有するポリオレフィン樹脂を含むシール層を形成したことを特徴とする半導体製造工程用フィルム。
  2. シール層の厚みが10μm以下である請求項1記載の半導体製造工程用フィルム。
  3. シール層にさらにポリエステル樹脂またはポリウレタン樹脂が含まれていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体製造工程用フィルム。
  4. 易接着層の上面に、さらに粘着性樹脂層を設けてなる請求項1〜3いずれかに記載の半導体製造工程用フィルム。
  5. 粘着性樹脂層が光硬化性を有することを特徴とする請求項4記載の半導体製造工程用フィルム。
  6. 易接着層が、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂およびエラストマーからなる群から選ばれる少なくとも1種の樹脂を含むことを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の半導体製造工程用フィルム。
  7. 基材フィルムが、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂およびアクリル樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種の樹脂のフィルムである請求項1〜6いずれかに記載の半導体製造工程用フィルム。
  8. ポリオレフィン樹脂を含有する水性エマルジョンを基材フィルムに塗布し、乾燥することによりシール層を形成することを特徴とする請求項1〜7いずれかに記載の半導体製造工程用フィルムの製造方法。
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