JP2009222270A - 換気用ベントキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】換気用ベントキャップの設置壁の近傍に軒天井や仕切壁等がある場合、排気風によってその壁が汚れるのを防止することを目的とする。
【解決手段】建物の外壁1内に設けられたダクト4内に嵌挿される本体筒部5と、本体筒部5の室外側端部6に支持部材7を介して室外3に設けられる遮蔽部8とを備え、本体筒部5の室外側開口部9から室外側に突出させたひさし10が設けられ、ひさし10は室外側開口部9の周縁11において、排気風を抑制する位置を選択自在として設けられることにより、近傍に軒天井、仕切壁などがある場合、現場で自由にひさし10をその方向に選択して設けることができることとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅等の室内空気を室外に換気するときに、建物の外壁部分に設置される換気用ベントキャップに関する。
従来、この種の換気用ベントキャップとして、室外側に風雨の吹き込みを防止する遮蔽板を設けた換気用ベントキャップが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その換気用ベントキャップについて図13を参照しながら説明する。
図に示すように、建物の壁101に設けられた通風口に装着され、室内102と室外103を連通する開口を有するダクト接続部104と、このダクト接続部104の室外103側に取り付けられる取付部105に前記ダクト接続部104の開口に連通する開口を有し、この取付部105の開口の周辺に複数の支脚106を設けた本体107と、この本体107の支脚106に取り付けられた風雨侵入防止の防風板108とで構成され、壁101に取り付けられたとき、前記本体107の上方部となる箇所に整流手段109を設けている換気用ベントキャップ110の構成となっている。
特開平11−132513号公報(008段落、図8)
このような従来の換気用ベントキャップ110において、特許文献1に記載された換気用ベントキャップ110では、換気をすると、取付部105の開口から排出される排気流は開口の正面にある防風板108に当り、防風板108と本体107の間から上下左右に排出される。本体107の上部へ流れる排気流は上方に整流手段109が設けられているため、排気流は整流手段109の先端で絞られるとともに整流手段109の上面付近の空間部111が負圧になって、排気流はこの空間部111に巻き込まれて上方への吹出しが弱くなって流れ、軒天井112に届かず、軒天井112を汚すのをいくらかは低減できる。しかし、防風板108の上方部において、軒天井112に対し垂直に向かう風が発生しているため、換気用ベントキャップ110が軒天井112の近くに設置されたときは、防風板108に当たり軒天井112に垂直に向かう排気流によって軒天井112が汚れてしまう。
また、整流手段109が防風板108の外周より内側に位置しているため、空間部111に風が巻き込まれる現象が発生し、排気流は壁101に向かっても流れ、換気用ベントキャップ110の上方の壁面101aが汚れてしまうという課題があった。
そして、換気用ベントキャップ110がマンション等のベランダ側に設置される場合には、その設置位置は軒天井112近傍に設置されることや、隣との仕切壁(図示せず)の近傍に設置されることがある。この場合には、換気用ベントキャップ110から排出される空気が軒天井112や、仕切壁に垂直に向かう風であるため、室内換気をする際に、換気用ベントキャップ110から排出される排気流が汚れていると、軒天井112等の壁が汚れてしまうという事態が起こっていた。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、換気用ベントキャップの設置壁の近傍に軒天井や仕切壁等がある場合、換気用ベントキャップから排出される空気によってその壁が汚れるのを防止することができる換気用ベントキャップを提供することを目的とする。
本発明の換気用ベントキャップは、上記目的を達成するために、建物の外壁内に設けられて室内側と室外側を連通するダクト内に嵌挿される本体筒部と、前記本体筒部の室外側端部に支持部材を介して室外に設けられる遮蔽部とを備えた換気用ベントキャップであって、前記本体筒部の室外側開口部から室外側に突出させたひさしが設けられ、前記ひさしは、前記室外側開口部の周縁において、排気風を抑制する位置を選択自在として設けられるものである。
また、他の手段は、ひさしは、室外側開口部の周縁方向に回動自在に設けられるものである。
また、他の手段は、ひさしは、ひさし板が複数枚重ねて設けられ、その重なり量を増減して室外側開口部の周縁方向に伸縮自在としたものである。
また、他の手段は、ひさしは蛇腹によって室外側開口部の周縁方向に伸縮自在に構成されたものである。
また、他の手段は、ひさしの室外側開口部の周縁方向両端部に折曲形成した取っ手を有しているものである。
また、他の手段は、本体筒部の室外開口部の周縁にぎざぎざ状の凹凸溝を設け、ひさしの前記本体筒部側端部に移動しながら前記凹凸溝の凹溝に係合する凸部を設けたものである。
また、他の手段は、ひさしの伸縮する長さに対応する風量の関係を示す風量目盛りを本体筒部の室外側開口部の周縁につけたものである。
また、他の手段は、遮蔽部は外周縁から中心に向かうにしたがって室内側に厚みが増加する突形状部を有しているものである。
本発明によれば、本体筒部の室外側開口部から室外側に突出させたひさしが、室外側開口部の周縁において、排気風を抑制する位置を選択自在として設けられることにより、換気用ベントキャップを設置した外壁の近傍に軒天井、仕切壁などがある場合は、現場で自由にひさしをその方向に選択して取り付け、軒天井、仕切壁等への排気風を抑制し、壁汚れを防止することができるという効果のある換気用ベントキャップを提供することができる。
そして、排気風を抑制する位置を選択自在とする手段として、本体筒部の室外側開口部の周縁方向に回動自在とした構成、または、複数枚のひさし板を重ね、その重なり量を増減して室外側開口部の周縁方向に伸縮自在とした構成、あるいは、蛇腹によって室外側開口部の周縁方向に伸縮自在とした構成を採用することによって、軒天井、仕切壁等への排気風の抑制を容易に達成できることとなる。
また、ひさしの室外開口部周縁方向両端部に折曲形成した取っ手を有していることにより、ひさしを、施工者だけでなく一般ユーザーでも回動して、軒天井、仕切壁等が汚れないようにする位置に簡単に変更できる。
また、本体筒部の室外側開口部の周縁にぎざぎざ状の凹凸溝を設け、ひさしの本体筒部側端部に移動しながら凹凸溝の凹溝に係合する凸部を設けたことにより、ひさしの適切な位置での保持を工具なしでできるので、施工業者だけでなく、一般ユーザーでも簡単に位置変更ができる。
また、ひさしの伸縮する長さに対応する風量の関係を示す風量目盛りを本体筒部の室外側開口部の周縁につけたことにより、風量がどのくらい増減するのかを認識しながら、軒天井、仕切壁等が汚れないようにひさしを伸縮することができる。
また、遮蔽部は外周縁から中心に向かうにしたがって室内側に厚みが増加する突形状部を有していることにより、換気用ベントキャップを設置した外壁も、排気流によって汚れるのを防止できる。
本発明の請求項1記載の換気用ベントキャップは、本体筒部の室外側端部に支持部材を介して室外に設けられる遮蔽部を備えた換気用ベントキャップであって、前記本体筒部の室外側開口部から室外側に突出させたひさしが設けられ、前記ひさしは、前記室外側開口部の周縁において、排気風を抑制する位置を選択自在として設けられるものであり、室内から換気によって排出される排気風は、本体筒部を通り、室外側開口部から排出されると、遮蔽部と本体筒部の室外側開口部との間から室外に排出されるが、近傍に軒天井、仕切壁等がある場合は、そちらに排気風が流れないように、ひさしをその方向に選択して設けることができることとなる。
また、請求項2記載の換気用ベントキャップは、ひさしは、室外側開口部の周縁方向に回動自在に設けられるものであり、排気風を抑制する位置を選択して容易に取り付けることができることとなる。
また、請求項3記載の換気用ベントキャップは、ひさしは、ひさし板が複数枚重ねて設けられ、その重なり量を増減して室外側開口部の周縁方向に伸縮自在としたものであり、ひさしによって軒天井、仕切壁等が汚れないようにするときは、ひさしの室外側開口部周縁方向長さを伸ばし、ひさしを必要としない場合は縮めることによって、ひさしの室外側開口部周縁方向長さを自由に設定できることとなる。
また、請求項4記載の換気用ベントキャップは、ひさしは蛇腹によって室外側開口部の周縁方向に伸縮自在に構成されたものであり、ひさしの室外側開口部周縁方向長さを簡単な構成で自由に設定できることとなる。
また、請求項5記載の換気用ベントキャップは、ひさしの室外側開口部の周縁方向両端部に折曲形成した取っ手を有しているものであり、ひさしを、取っ手に指をかけて簡単に移動できる。
また、請求項6記載の換気用ベントキャップは、本体筒部の室外側開口部の周縁にぎざぎざ状の凹凸溝を設け、ひさしの前記本体筒部側端部に移動しながら前記凹凸溝の凹溝に係合する凸部を設けたものであり、ひさしは、ひさしの凸部が本体筒部の凹凸溝の凹溝に移動しながら係合していき、適切な位置で凸部と凹溝の係合によって保持される。
また、請求項7記載の換気用ベントキャップは、ひさしの伸縮する長さに対応する風量の関係を示す風量目盛りを本体筒部の室外側開口部の周縁につけたものであり、ひさしの長さを伸縮して変えたときに、ひさしの伸縮位置における風量目盛位置を読むことで、風量の増減を読み取ることができる。
また、請求項8記載の換気用ベントキャップは、遮蔽部は外周縁から中心に向かうにしたがって室内側に厚みが増加する突形状部を有しているものであり、室内からの空気が汚れを含んだ排気流であっても、その排気流は遮蔽部の外周縁から離れる際には反外壁側に流れ外壁面に当たらないので、排気流によって外壁が汚れるのを防止できることとなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の換気用ベントキャップ14は、図1〜図3に示すように、建物の外壁1内に設けられて室内2側と室外3側を連通するダクト4内に嵌挿される本体筒部5と、本体筒部5の室外側端部6に支持部材7を介して室外3に設けられる遮蔽部8とを備えた構成であって、本体筒部5の室外側開口部9から室外3側に突出させたひさし10が設けられ、ひさし10は、室外側開口部9の周縁11に回動自在に設けられたものである。室外側開口部9の周縁11には溝12を有し、ひさし10には凸形状のレール部13が設けられており、ひさし10のレール部13が室外開口部9の周縁11に有した溝12に回動自在に係合され、ひさし10は室外側開口部9の周縁11上を任意に回動できる構成としている。
上記構成において、室内2から換気によって排出される排気風は、本体筒部5を通り、室外側開口部9から排出されると、遮蔽部8と本体筒部5の室外側開口部9との間から室外3に排出されるが、換気用ベントキャップ14を設置する外壁1の近傍に軒天井15がある場合には、ひさし10を設ける位置を上に選択して、排気風を上方に流れないようにできる。換気用ベントキャップ14の上部がひさし10によって遮られているので、排気風は軒天井15の方向には流れなくなり、排気風が汚れている場合でも、軒天井15が汚れることがない。
また、換気用ベントキャップ14を設置する外壁1の近傍に隣との仕切壁16がある場合には、仕切壁16のある方向にひさし10の位置を選択して回動させ、排気風を仕切壁16がある側に流れないようにできる。換気用ベントキャップ14の仕切壁16がある側はひさし10によって遮られているので、排気風は仕切壁16の方向には流れなくなり、汚れた空気が仕切壁16に当たることがないため、仕切壁16が汚れるのを防止できる。
このように、換気用ベントキャップ14を設置する外壁1には、その上方に軒天井15がある、あるいは、側方に仕切壁16がある場合があり、換気用ベントキャップ14の設置場所、たとえば、軒天井15の近傍に設置する、あるいは、仕切壁16の近傍に設置する等、施工者が商品をメーカーに注文した後に設置場所変更することもあるが、本実施の形態1の換気用ベントキャップ14によれば、施工者がひさし10の位置を施工現場で任意に選択できることとなる。また、施工者が商品を発注する際に、設置場所にとらわれず1タイプの商品を注文すれば、どんな位置に換気用ベントキャップを設置しても汚れ防止に対応できる商品となるので、商品の選定や商品の発注業務に苦労をしなくてもすむ。また商品メーカーはひさし10が回動自在となっているので、たとえば、換気用ベントキャップ14のひさし10の位置が上、左、右に固定された換気用ベントキャップ(換気用ベントキャップひさし上配置機種、換気用ベントキャップひさし左配置機種、換気用ベントキャップひさし右配置機種)のように複数の機種の在庫品を持たなくてもすむので、在庫管理好適である。
(実施の形態2)
図4〜図6に示すように、本発明の実施の形態2の換気用ベントキャップ14Aは、上記実施の形態1の換気用ベントキャップ14に対し、複数枚のひさし板10aが重ねて設けられ、その重なり量を増減して本体筒部5の室外側開口部9の周縁11方向に伸縮自在に構成した点に特徴がある。
この構成を詳述すると、室外側開口部9の周縁11には溝12を有し、ひさし板10aには凸形状のレール部13Aが設けられており、レール部13Aが溝12に回動自在に係合され、ひさし板10aは室外側開口部9の周縁11上を任意に回動できる構成としている。さらに、ひさし板10aの表面側には溝17を有している。溝17の形状は室外側開口部9の周縁11に設けられた溝12と同じ形状でもよい。ひさし板10aの溝17に、隣接するひさし板10aに設けたレール部13Aが回動自在に係合した構成としている。
上記構成において、換気用ベントキャップ14Aが設置される場所が軒天井15および仕切壁16の両近傍である場合には、施工者は換気用ベントキャップ14Aから排出される汚れた排気風が軒天井15および仕切壁16側に流れないように、その方向にひさし板10aを移動させるとともに、重なり合った複数枚のひさし板10aのうち、上側のひさし板10aが下側のひさし板10a上をスライドさせるように移動させ、ひさし板10aの重なり量を増減することによって、ひさし10Aを、必要な方向に、必要な長さに伸ばして設けることができる。
また、ひさし10Aを必要としない場合は、複数枚のひさし板10aを最小長に重ねることで、風量の低下を抑えることができる。
また、ひさし10Aは、1枚のひさし板10aの周長さを短くすることで、ひさし10Aを必要としない場合に、ひさし板10aを重ねて、ひさし10Aで覆われる長さを小さくし、換気用ベントキャップ14Aの風量の低下を、さらに小さくすることができる。
(実施の形態3)
図7に示すように、本発明の実施の形態3の換気用ベントキャップ14Bは、ひさし10Bが蛇腹18によって本体筒部5の室外側開口部9の周縁11方向に伸縮自在に構成されたものである。
上記構成において、換気用ベントキャップ14Bの近傍に軒天井や仕切壁があり、ひさし10Bを必要とする場合には、蛇腹18を室外側開口部9の周縁11方向に伸ばし、必要な方向および長さにすることで換気用ベントキャップ14Bから排出される汚れた排気風が軒天井および仕切壁の方向に流れるのを防ぎ、軒天井および仕切壁が汚れるのを防止できる。また、ひさし10Bを必要としない場合には、蛇腹18を縮めることで換気用ベントキャップ14Bの風量の低下を小さくすることができる。
このように、ひさし10Bを必要とする場合と、必要としない場合の両方に対して、蛇腹18のみの簡単な構成の部材で適切に対応できる。
(実施の形態4)
図8に示すように、本発明の実施の形態4の換気用ベントキャップ14Cは、図1〜図3に示す上記実施の形態1の換気用ベントキャップ14に対し、ひさし10Cの回動方向両端部19に折曲形成した取っ手20を設けた点に特徴がある。
上記構成の換気用ベントキャップ14Cは、ひさし10Cを回動させる際には、施工者は取っ手20に指をかけて簡単に回動できる。また、取っ手20によってひさし10Cが少ない力で動かしやすいものとなっているので、一般ユーザーでもひさし10Cを回動して、軒天井、仕切壁等が汚れないようにする位置を選択し簡単に変更できることとなる。
なお、取っ手20は、本実施の形態4では回動するひさしに設けたが、複数枚のひさし板を重ねたひさし、あるいは、蛇腹からなるひさしの室外側開口部周縁方向両端部に設けても、同様の作用効果を奏する。
(実施の形態5)
図9および図10に示すように、本発明の実施の形態5の換気用ベントキャップ14Dは、図1〜図3に示す上記実施の形態1の換気用ベントキャップ14に対し、本体筒部5の室外側開口部9の周縁11にぎざぎざ状の凹凸溝21を設け、ひさし10Dの本体筒部側端部22には、室外側開口部9の周縁11の凹凸溝21の凹溝21aに係合する凸部23を設けた点を特徴としている。
上記構成において、ひさし10Dを任意に回動させる際には、ひさし10Dの凸部23は凹凸溝21に沿って回動移動するが、ひさし10Dが所定の位置にくると、その凸部23がその位置の凹凸溝21の凹溝21aに係合し、係合によってひさし10Dの位置が保持される。換気用ベントキャップ14Dの設置場所の近傍に軒天井、仕切壁がある場合に、ひさし10Dを仕切壁側等に移動させた際、ひさし10Dは係合によって位置が保持されているので、施工後に換気用ベントキャップ14Dに外風が強く当たっても、ひさし10Dが簡単に動いてしまうのを防止できる。
(実施の形態6)
図11に示すように、本発明の実施の形態6の換気用ベントキャップ14Eは、蛇腹18からなるひさし10Bの伸縮する長さに対応する風量の関係を示す風量目盛り24を本体筒部5の室外側開口部9の周縁11につけた構成としている。
上記構成において、ひさし10Bを伸ばした場合、ひさし10Bの端部25が位置する箇所に記された周縁11上の風量目盛り24を読むことで、風量がどのくらい減るのかを認識できるので、ひさし10Bを伸ばすことによって生じた風量減少量から、換気扇側の風量調節装置(図示せず)でどのくらい風量アップするかを決めることができ、換気扇の風量調節装置で所定の風量に調整することができる。
このように、換気用ベントキャップ14Eの設置される外壁の近傍に軒天井、仕切壁等がある場合、施工現場で軒天井、仕切壁等が汚れないようにひさし10Bを伸縮しても、ひさし10Bの伸縮による風量減少量が施工者でも容易に認識できるので、その後、換気扇設置時に換気扇側の風量調節機能で、換気風量設計値どおりの風量となるように現場で調整ができる。
なお、本実施の形態6では、蛇腹18からなるひさし10Bに対して風量目盛り24をつけたが、複数枚のひさし板10aを重ねたひさし10Aに対して風量目盛り24をつけても、同様の作用効果を奏する。
(実施の形態7)
図12に示すように、本発明の実施の形態7の換気用ベントキャップ14Fは、遮蔽部8Aが外周縁26から中心に向かうにしたがって室内2側に厚みが増加する突形状部27を有している点に特徴がある。
上記構成において、換気をすると、室内2の汚れた排気風は本体筒部5を通り、遮蔽部8Aに到達し、突形状部27の面に沿って外周方向にガイドされ、排気風が遮蔽部8Aの外周縁26から離れる際には、外周縁26の角度成分を維持したまま、外壁面1aから離れる方向に向かって流れる。このため、排気風が汚れを含んでいても、遮蔽部8Aの外周縁26から離れる際には反外壁1側に流れ、排気風が外壁面1aに当たらないので、排気風によって外壁面1aが汚れるのを防止できることとなる。
本発明にかかる換気用ベントキャップは、現場で自由にひさしの位置を選択して移動することにより、軒天井、仕切壁等への排気風を抑制し壁汚れを防止することができるので、建物の外壁に装着される換気用ベントキャップとして有用である。
本発明の実施の形態1の換気用ベントキャップの設置状態を示す断面図 同換気用ベントキャップの構成を示す斜視図 同換気用ベントキャップの設置場所を示す正面図 本発明の実施の形態2の換気用ベントキャップの設置状態を示す断面図 同換気用ベントキャップの構成を示す斜視図 同換気用ベントキャップの設置場所を示す正面図 本発明の実施の形態3の換気用ベントキャップの構成を示す斜視図 本発明の実施の形態4の換気用ベントキャップの構成を示す斜視図 本発明の実施の形態5の換気用ベントキャップの構成を示す斜視図 同換気用ベントキャップのひさしの構成を示す斜視図 本発明の実施の形態6の換気用ベントキャップの構成を示す斜視図 本発明の実施の形態7の換気用ベントキャップの設置状態を示す断面図 従来の換気用ベントキャップの設置状態を示す断面図
符号の説明
1 外壁
2 室内
3 室外
4 ダクト
5 本体筒部
6 室外側端部
7 支持部材
8 遮蔽部
8A 遮蔽部
9 室外側開口部
10 ひさし
10A ひさし
10B ひさし
10C ひさし
10D ひさし
10a ひさし板
11 周縁
14 換気用ベントキャップ
18 蛇腹
19 回動方向両端部
20 取っ手
21 凹凸溝
21a 凹溝
22 本体筒部側端部
23 凸部
24 風量目盛り
26 外周縁
27 突形状部

Claims (8)

  1. 建物の外壁内に設けられて室内側と室外側を連通するダクト内に嵌挿される本体筒部と、前記本体筒部の室外側端部に支持部材を介して室外に設けられる遮蔽部とを備えた換気用ベントキャップであって、前記本体筒部の室外側開口部から室外側に突出させたひさしが設けられ、前記ひさしは、前記室外側開口部の周縁において、排気風を抑制する位置を選択自在として設けられることを特徴とする換気用ベントキャップ。
  2. ひさしは、室外側開口部の周縁方向に回動自在に設けられる請求項1記載の換気用ベントキャップ。
  3. ひさしは、ひさし板が複数枚重ねて設けられ、その重なり量を増減して室外側開口部の周縁方向に伸縮自在とした請求項1記載の換気用ベントキャップ。
  4. ひさしは、蛇腹によって室外側開口部の周縁方向に伸縮自在に構成された請求項1記載の換気用ベントキャップ。
  5. ひさしの室外側開口部の周縁方向両端部に折曲形成した取っ手を有している請求項2〜4のいずれかに記載の換気用ベントキャップ。
  6. 本体筒部の室外側開口部の周縁にぎざぎざ状の凹凸溝を設け、ひさしの前記本体筒部側端部に移動しながら前記凹凸溝の凹溝に係合する凸部を設けた請求項2〜5のいずれかに記載の換気用ベントキャップ。
  7. ひさしの伸縮する長さに対応する風量の関係を示す風量目盛りを本体筒部の室外側開口部の周縁につけた請求項3または4記載の換気用ベントキャップ。
  8. 遮蔽部は外周縁から中心に向かうにしたがって室内側に厚みが増加する突形状部を有している請求項1〜7のいずれかに記載の換気用ベントキャップ。
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