JPH0842882A - 建物用通風口 - Google Patents

建物用通風口

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JPH0842882A
JPH0842882A JP6193852A JP19385294A JPH0842882A JP H0842882 A JPH0842882 A JP H0842882A JP 6193852 A JP6193852 A JP 6193852A JP 19385294 A JP19385294 A JP 19385294A JP H0842882 A JPH0842882 A JP H0842882A
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JP
Japan
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outer cylinder
ventilation
cylinder
air volume
casing
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JP6193852A
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Toshiyuki Murakami
利行 村上
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Eakonsutaa Kk
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物の室内外で大きな気圧差が生じた場合で
も、常に適当な一定風量を流入できるようにし、合わせ
て通気孔から外部の騒音が室内に入るのを防止する。 【構成】定風量装置2と消音装置3とからなり、上記定
風量装置は、前後を中心軸10に枢着すると共に周側の軸
方向に所要数の通風孔5を設けた外筒4と、上記外筒の
各通風孔に夫々対応する通風孔13を周側に設け、後側に
受圧板14を設ける共に外筒4内をスライドするように上
記中心軸に軸着した内筒12と、上記外筒後端部と受圧板
14間の中心軸に嵌装した調整スプリング20とからなり、
上記消音装置3は、筒状ケーシング21の入口部22を上記
外筒の前部外周に嵌装し、ケーシングの入口部22と出口
部23間には内側に凹所26を形成して消音材27を設け、外
筒4と消音材27間には各通風孔5、13から出た空気がケ
ーシング出口23から流出する通風路30を形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルディング、その他
一般住宅用建物の通気孔に取付ける通風口に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の通気孔には一般に通気用ダ
ンパーが取り付けてあり、換気扇の使用等により室内外
に気圧差が生じた場合は、ダンパーが開き外気が室内に
流入するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の通気用
ダンパーは、換気扇の使用時、或は暴風時など、室の内
外で大きな気圧差が生じた場合は、強風がその儘室内に
流入しており、また通風口としては、風量調整と消音の
両機能を具えたものは存しなかった。そこで本発明で
は、室内外で大きな気圧差が生じた場合でも、常に適当
な一定風量を流入できるようにし、合わせて外部の騒音
が通気孔から室内に入るのを防止できるようにしたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するため、通風口は定風量装置と消音装置とからな
り、上記定風量装置は、前後両側面側を中心軸に枢着す
ると共に周側の軸方向には等間隔に所要数の通風孔を設
けた外筒と、上記外筒の各通風孔に夫々対応する通風孔
を周側に設け、後側に受圧板を設ける共に外筒内をスラ
イドし得るように両側面側で上記中心軸に軸着した内筒
と、上記外筒後端部と内筒の受圧板間の中心軸外側に嵌
装し、無風圧状態で外筒と内筒の各通風孔を一致させる
ようにした調整スプリングからなり、上記消音装置は、
筒状ケーシングの入口部を上記外筒の前部外周に嵌装
し、ケーシング出口部には上記中心軸の後端部を支持し
てあると共に、ケーシングの入口部と出口部間には内側
に凹所を設けて消音材を装着し、外筒と消音材間には各
通風孔から出た空気がケーシング出口から流出する通風
路を形成してある。
【0005】
【作用】本発明に係る通風口は、上記構成の如き定風量
装置を備えているので、建物の通気孔に取付けておく
と、入口側から内筒内に流入する空気は、各通風孔を通
ってケーシング内に入り、通風路に沿って出口から室内
に流れ込む。その際、調整用スプリングは風圧板の荷重
に伴って、軸方向にたわみを生じるので、室内外の圧力
差が変化しても自動調整により、常に一定風量を室内に
流入できる。而して、ケーシング内に入る空気は、小さ
く区画された各通風孔で小単位の風量に分かれるので、
ケーシング内で生じる渦は小さいから、消音し難い低周
波の発生騒音が著しく減少する。また、上記構成の如き
消音装置を合わせ具えているので、各通風孔から出た空
気は消音材で騒音が減衰されて通風路を通り出口から室
内に流入する。また、摘みで内筒の回転角度を調節でき
るようにすると通風孔の通風面積を調節できるので、定
風量の値を変えることができる。更に、調整スプリング
をして円錐状に形成したものを使用すると、受圧板の荷
重に対し二次曲線的たわみを生ずるので、より正確な風
量調整が可能である。なお、外筒の後側を円錐状に形成
してあると、空気抵抗が少なく通風路に沿って流出し易
い。
【0006】
【実施例】図面に従って、本発明の実施例を説明する。
1は本発明に係る通風口全体を示すものであり、定風量
装置2の部分と消音装置3の部分からなっている。4は
定風量装置における円形の外筒であって、その中央部周
側には軸方向に細長い通風孔5を一定間隔毎に所要数設
けてある。6は外筒の後側であって円錐状に形成し、そ
の端部に軸受7を設けてあり、8は外筒4の前側、即ち
空気の流入する側に設けた支持杆であって、その中心部
に軸受9を設けてあり、両軸受7、9により外筒4を中
心軸10に枢着してある。11は外筒の後部周囲に設けた数
個の通気用小孔を示す。12は内筒であって、その後部周
側には上記外筒の各通風孔5に対応する同形の通風孔13
を夫々等間隔に対設し、後側に受圧板14を設けると共に
該受圧板14中心部に設けた軸受15と、内筒前端部の支持
杆16に設けた軸受17により中心軸10の角柱部18に軸着し
て外筒4内をスライドし得るようにした。19は中心軸10
の後端部に取付けた調節摘みであって、図3に示すよう
に、該摘み18を回して内筒12の回転角度を変えることに
より通風孔5、13の通風面積を調節して、定風量の値を
変えられるようにしてある。33は内筒の回転角度を示す
目盛板である。20は上記軸受7と受圧板14間の中心軸18
外側に嵌装した円錐状の調整スプリングであって、その
大径端側を受圧板14に当接し、図1に示すように、無風
圧状態で外筒4と内筒12の各通風孔5、13が夫々一致す
るように構成してある。本例では調整スプリング20をし
て、正確な風量調整を可能にするため、円錐状に形成し
たが、必ずしもこの形状に限るものではない。
【0007】21は消音装置3における筒状のケーシング
であって、その入口部22を上記外筒4の前側部外周に嵌
装し、ケーシング出口部23内には支持杆24に設けた軸受
25により上記中心軸10の後部を枢着してある。ケーシン
グの入口部22と出口部23間には内側に凹所26を形成し、
該凹所内面に沿って消音材27を装着してある。而して、
外筒4と消音材27間には、入口28から流入し通風孔5を
通った空気がケーシング出口29から流出する通風路30を
形成してある。図中31は建物の壁面、32は通風口1を取
り付ける通気孔、矢印は空気の流通方向を示す。
【0008】
【発明の効果】本発明においては、上記の如く構成した
ことにより、換気扇の使用時、或は暴風時など、室内外
の気圧差が大になっても、通風口からは常に一定風量を
室内に流入させることができる。即ち、図5に示すよう
に、通風口を取り付けない場合は、室内外の圧力差に伴
って、風量がFで示す二次曲線的に増大するが、本発明
に係る通風口を取り付けた場合は、A、B、Cの各線で
夫々示すように、圧力差が変わってもほぼ一定風量が流
入すると共に、摘みを回し通風孔の通風面積を調節する
ことにより定風量を変えることができる。而して、図6
に示すように通風口から室外の騒音の入るのを減衰でき
る。また、中心軸に内筒の回転角度調節摘みを設けるこ
とにより、定風量の値を上記A、B、Cの各線で示すよ
うに適当に変えることができる。更に調整スプリングを
して、円錐状に形成することにより、最も正確に風量を
調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通風口の断面図である。
【図2】風圧の係っている状態の断面図である。
【図3】内筒の回転角度を変えた状態の断面図である。
【図4】通風口の出口側の側面図である。
【図5】風量調整を示すグラフである。
【図6】騒音減衰量を示すグラフである。
【符号の説明】
1 通風口 2 定風量装置 3 消音装置 4 外筒 5 通風孔 6 後側板 10 中心軸 12 内筒 13 通風孔 14 受圧板 19 調節摘み 20 調整スプリング 21 ケーシング 22 入口部 23 出口部 26 凹所 27 消音材 28 入口 29 出口 30 通風路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定風量装置と消音装置とからなり、上記
    定風量装置は、前後両側面側を中心軸に枢着すると共に
    周側の軸方向には等間隔に所要数の通風孔を設けた外筒
    と、上記外筒の各通風孔に夫々対応する通風孔を周側に
    設け、後側に受圧板を設ける共に外筒内をスライドし得
    るように両側面側で上記中心軸に軸着した内筒と、上記
    外筒後端部と内筒の受圧板間の中心軸外側に嵌装し、無
    風圧状態で外筒と内筒の各通風孔を一致させるようにし
    た調整スプリングからなり、上記消音装置は、筒状ケー
    シングの入口部を上記外筒の前部外周に嵌装し、ケーシ
    ング出口部には上記中心軸の後端部を支持してあると共
    に、ケーシングの入口部と出口部間には内側に凹所を設
    けて消音材を装着し、外筒と消音材間には各通風孔から
    出た空気がケーシング出口から流出する通風路を形成し
    てあることを特徴とする建物用通風口。
  2. 【請求項2】 定風量装置の中心軸の後端部に内筒の角
    度調整用摘みを設けてあることを特徴とする請求項1記
    載の建物用通風口。
  3. 【請求項3】 定風量装置の調整スプリングは、円錐状
    に形成し、その大径端側を受圧板側に当接してあること
    を特徴とする請求項1または2記載の建物用通風口。
  4. 【請求項4】 外筒の後側は円錐状に形成し、その端部
    に設けた軸受で中心軸に枢着すると共に、外筒の後端部
    周囲に通気用の小孔を設けてあることを特徴とする請求
    項1、2または3記載の建物用通風口。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009222270A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Panasonic Corp 換気用ベントキャップ
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CN110065615A (zh) * 2019-06-05 2019-07-30 泰州市沪江特种设备有限公司 船用低噪声抽风单元

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