JPH07233986A - 換気フード - Google Patents

換気フード

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Publication number
JPH07233986A
JPH07233986A JP6028179A JP2817994A JPH07233986A JP H07233986 A JPH07233986 A JP H07233986A JP 6028179 A JP6028179 A JP 6028179A JP 2817994 A JP2817994 A JP 2817994A JP H07233986 A JPH07233986 A JP H07233986A
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JP
Japan
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ventilation
hood
baffle plate
constricted portion
main body
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JP6028179A
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English (en)
Inventor
Tetsunori Okada
鉄則 岡田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付場所の制約を殆どうけない雨水の侵入防
止機能を持つ送風性能の良い換気フードを得る。 【構成】 上下の面9,10及び左右の側面11並びに
背面の各面により構成され、排水孔12を有する中空構
造のフード本体3の背面に背後側に突出すダクト接続部
18を備えるとともに、このフード本体3には、ダクト
接続側に幅寸法の縮小によるくびれ部2を両側に設け、
このくびれ部2より先端側4の側面11のすくなくとも
片面に内部空間に通じる換気口6を形成し、この換気口
6が臨む内部空間には、くびれ部2から先端側4へ換気
口6にさしかかる位置にまで換気口6に近接して延び出
す邪魔板21を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は屋外に開口する換気開
口端に装着される換気フードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】屋外に開口する換気開口端(排気開口端
及び給気開口端の双方を指す)には風雨の侵入を防ぐ換
気フードが装着される。従来の換気フードは例えば特開
平2ー247437号公報に示されているような構成の
ものが多い。即ち、換気開口端の上方と側方と前方を球
面状や屋根型のフード構造で覆うようになっている。換
気開口端への装着は接続用の筒部の嵌合や外壁へのねじ
付けにより行なわれている。
【0003】上記したような換気フードは、構成は簡素
で扱い易いものの外風の影響を被りやすく、特に排気に
ついては比較的小さな風速の外風で排気風量が極端に低
下してしまうといった問題点があった。この問題点は例
えば特開平5ー106885号公報に示されている換気
フードにより大幅に改善されている。この換気フード
は、図12及び図13に示すように換気開口端の全周を
被覆するフード本体101を備え、フード本体101の
基部側(取付壁面側)の両側にはくびれ部102を持っ
ていることを特徴としている。フード本体101の先端
側はくびれ部102より30%程度幅広に形成され、そ
の両側面にギャラリ103を付けた換気口104が形成
されているものである。この換気フードは、図13に示
すように基本的には高層住宅のベランダ105下の外壁
106に開口される換気開口端に適用するものとして開
発されており、外風は同図に矢印により示すようにくび
れ部102を流れるので、換気フード周りの外風の流れ
が円滑になり給排気を含む送風性能は良好である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の換
気フードにおいては、外風に対する送風性能の改善は達
成されているものの、雨水の侵入についての問題点を含
んでいる。この問題点は、この換気フードが、基本的に
図13に示すように雨滴の直接当たりにくい高層住宅の
ベランダ105下等を取り付け場所としており、元来雨
水に対する対策をそれ程強く要請されていないことから
くるものである。
【0005】この換気フードにおいて、外風がそれ程強
くない場合にはフード本体101の上面に落ちた雨滴は
漸次先端側へ流下し、前面の湾曲部分の下端から落下
し、換気口104からフード本体101内に侵入するこ
とはない。また、上面や換気口104の直上部分から側
面を伝い流下する雨滴もギャラリ103により換気口1
04から離され滴下されるので換気口104からフード
本体101内へ侵入することはない。ところが、外風が
比較的強く雨滴に作用している場合には、外風に乗った
形態で雨滴が換気口104から内部に侵入する。内部に
入り込んだ雨滴は下面の排水孔から排水されるようにな
ってはいるものの、風雨が強い時には、接続用の筒部1
07から換気ダクト108を経て室内にまで雨水が到達
してしまい室内を濡らしてしまうことがあった。
【0006】即ち、従来の換気フードは、そのままでは
雨水の直接当たらないような場所にしか適用できないと
いった取付場所についての制約があり、雨水の当たる場
所では、面倒でも換気ダクト108を2.5m以上長く
とるか、換気ダクト108を屋外側へ下傾して設けるか
するなどの防雨対策を講じなければ適用することができ
ないといった課題を含んでいる。
【0007】この発明は上記した従来の課題を解決する
ためになされたもので、その第1の目的は取付場所の制
約を殆どうけない雨水の侵入防止機能を持つ送風性能の
良い換気フードを提供することである。また、第2の目
的は換気方向についての選択性をもち取付場所に対する
対応性のある雨水の侵入防止機能を持つ送風性能の良い
換気フードを提供することである。さらに、第3の目的
は二つの換気口の換気風量を調整できる雨水の侵入防止
機能を持つ送風性能の良い換気フードを提供することで
ある。さらにまた、第4の目的は雨水の侵入防止機能に
融通性のある送風性能の良い換気フードを提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1に係る換気フードは、上下の面及び左右の側
面並びに背面の各面により構成され、排水構造を有する
中空構造のフード本体の背面に背後側に突出すダクト接
続部を備えるとともに、このフード本体には、ダクト接
続側に幅寸法の縮小によるくびれ部を両側に設け、この
くびれ部より先端側の側面のすくなくとも片面に内部空
間に通じる換気口を形成し、この換気口が臨む内部空間
には、くびれ部から先端側へ換気口にさしかかる位置に
まで換気口に近接して延び出す邪魔板を設けたものであ
る。
【0009】前記課題を解決するために請求項2に係る
換気フードは、上下の面及び左右の側面並びに背面の各
面により構成され、排水構造を有する中空構造のフード
本体の背面に背後側に突出すダクト接続部を備えるとと
もに、このフード本体には、ダクト接続側に幅寸法の縮
小によるくびれ部を両側に設け、このくびれ部より先端
側の両側面に内部空間に通じる換気口を開閉可能に構成
し、これらの換気口が臨む内部空間には、くびれ部から
先端側へ換気口にさしかかる位置にまで換気口に近接し
て延び出す邪魔板を設けたものである。
【0010】前記課題を解決するために請求項3に係る
換気フードは、上下の面及び左右の側面並びに背面の各
面により構成され、排水構造を有する中空構造のフード
本体の背面に背後側に突出すダクト接続部を備えるとと
もに、このフード本体には、ダクト接続側に幅寸法の縮
小によるくびれ部を両側に設け、このくびれ部より先端
側の両側面に内部空間に通じる換気口を形成し、これら
の換気口が臨む内部空間には、くびれ部から先端側へ換
気口にさしかかる位置にまで換気口に近接して延び出す
邪魔板を交換可能に設けたものである。
【0011】前記課題を解決するために請求項4に係る
換気フードは、請求項1又は請求項2又は請求項3にか
かる手段における邪魔板を、その幅が換気口の上下幅と
同等以上のものとし、かつ邪魔板の上下にはフード本体
の内面に対して隙間を設けたものである。
【0012】前記課題を解決するために請求項5に係る
換気フードは、請求項1又は請求項2又は請求項4にか
かる手段における邪魔板を、フード本体の先端側への突
き出し量の調整を可能に設けたものである。
【0013】
【作用】請求項1にかかる前記手段においては、フード
本体のくびれ部により外風が上下方向に流れうるので、
フード本体周りの外風の流れが円滑になり送風性能が向
上するとともに、外風の作用で側面の換気口から雨滴が
内部に侵入しても、換気口とダクト接続部とを結ぶ線上
には邪魔板が換気口に近接して介在し、風雨の侵入を妨
害するので、換気口から入り込む雨滴及び外風がそのま
まダクト接続部にまで到達することはなく、雨滴につい
ては邪魔板から滴下し排水構造によりフード本体の外へ
排水されることになる。
【0014】請求項2にかかる前記手段においては、フ
ード本体のくびれ部により外風が上下方向に流れうるの
で、フード本体周りの外風の流れが円滑になり送風性能
が向上するとともに、外風の作用で両側面の換気口から
雨滴が内部に侵入しても、各換気口とダクト接続部とを
結ぶ線上には邪魔板が換気口に近接して介在し、風雨の
侵入を妨害するので、換気口から入り込む雨滴及び外風
がそのままダクト接続部にまで到達することはなく、雨
滴については邪魔板から滴下し排水構造によりフード本
体の外へ排水されることになる。また、都合により換気
口の一方を閉止し換気の方向を一方向にすることもでき
る。
【0015】請求項3にかかる前記手段においては、フ
ード本体のくびれ部により外風が上下方向に流れうるの
で、フード本体周りの外風の流れが円滑になり送風性能
が向上するとともに、外風の作用で両側面の換気口から
雨滴が内部に侵入しても、各換気口とダクト接続部とを
結ぶ線上には邪魔板が換気口に近接して介在し、風雨の
侵入を妨害するので、換気口から入り込む雨滴及び外風
がそのままダクト接続部にまで到達することはなく、雨
滴については邪魔板から滴下し排水構造によりフード本
体の外へ排水されることになる。また、左右の換気口に
対する邪魔板を異なる寸法のものに交換することもで
き、これにより左右の換気口の換気風量を邪魔板によっ
て調整することもできるようになる。
【0016】請求項4にかかる前記手段においては、請
求項1又は請求項2又は請求項3に関する作用ととも
に、換気口の幅の全体を邪魔板でカバーでき、邪魔板に
より当該部の風路が狭まり換気の流速を速くすることが
できる。
【0017】請求項5にかかる前記手段においては、請
求項1又は請求項2又は請求項4に関する作用ととも
に、邪魔板の風雨の侵入を阻止する範囲をその突き出し
量の調整により調整することができるようになる。
【0018】
【実施例】
実施例1.この換気フードは、基本的には図1から図3
に示すように換気(外気を取り入れる給気による換気と
室内の空気の排気による換気の双方を指すものである)
に関する屋外に開口する換気開口端の全周を被覆し、基
部側1(取付壁面側)の両側にはくびれ部2を持つフー
ド本体3を中核として構成されている。フード本体3の
先端側4はくびれ部を有する基部側1の幅より30%か
ら50%程度幅広に形成され、その両側面にギャラリ5
を付けた換気口6が形成されている。換気開口端は、家
屋の外壁7の壁面に開口していて、通常は塩化ビニル製
等の換気ダクト8の開口端として構成されることが多
い。
【0019】フード本体3は上面9と下面10及び左右
の側面11並びに背面の各面により構成された中空構造
で、その下面10には排水構造としての排水孔12が複
数個開けられている。フード本体3の上面9は先端側4
に向かう下り勾配が付けられ、半円の円弧状の前面13
を形成して下面10に連続している。下面10は概ね水
平か若干の前下がりの勾配が付けられている。左右の側
面11は、垂直面として構成され、くびれ部2には円弧
又は直角の段差14により連続している。従って、フー
ド本体3の基部側1はくびれ部2により先端側4より小
径の角筒状のダクト構造となっている。フード本体3の
背面は、別体構成で基部側1の開口端を閉止する閉止板
15によって構成されている。閉止板15は壁面に当接
させる平板部の周囲に立上り16を反壁面側につけた構
成で、立上り16で形成される角筒部に基部側1の開放
端側が内嵌合され、ねじによって基部側1と固定関係に
おかれる。なお、立上り16の端縁には、図3に示すよ
うに拡開方向への曲げ形成によるガイド部17が設けら
れ、基部側1のはめ込みを容易なものにしている。
【0020】上記閉止板15にはその背面の中央にダク
ト接続部18が設けられている。ダクト接続部18は換
気ダクト8に内嵌合させうる円筒体として構成され、一
方は閉止板15に換気開口19として開口し、他方は換
気ダクト8との接続により換気ダクト8内において連通
する。このダクト接続部18の外周には間隔をおいてバ
ネ材によりなる数個の保持部材20が取付けられてい
る。各保持部材20は自由端が閉止板15側に向くよう
斜めに取り付けられ、ダクト接続部18の換気ダクト8
への押し込みとともに拡開方向のバネ力を換気ダクト8
の内周面に作用してフード本体3全体を保持する。フー
ド本体3の先端側4、即ち幅広の部分の両側面11の対
向位置に開口された換気口6は、換気について実質的な
屋外開口端となるもので、この実施例では両側面11に
形成されているが、少なくとも片側面11に形成すれば
換気機能は保持できるものである。
【0021】フード本体3の内部空間には、一端がくび
れ部2の内面にスポット溶接等で接合固着され、他端が
前方へ各換気口6にさしかかる位置にまで同換気口6に
近接して延び出す邪魔板21が左右に一枚ずつ設けられ
ている。邪魔板21の先端位置は、換気口6の先端側端
縁22と閉止板15に開口している換気開口19の中間
点とを結ぶ線上より先端側にあり、この実施例では図3
に示すように、換気口6の先端側端縁22と閉止板15
に開口している換気開口19の当該換気口6とは反対側
の口縁23とを結ぶ線24上付近にある。各邪魔板21
の幅は換気口6の上下方向の幅と同等もしくは若干幅広
に形成され、換気口6にさしかかる部分は換気口6の内
側における近接位置で換気口6に平行に対向し、換気口
6の当該部の投影面積を内包する投影平面をもってい
る。各邪魔板21の上下端とフード本体3の上下面の内
面との間には通風を許容する隙間25があり、邪魔板2
1の先端とフード本体3の前面13の内面との間にも十
分な隙間がある。
【0022】上記の構成の換気フードは、換気ダクト8
の換気開口端からダクト接続部18を差し込むことによ
り換気開口端の臨む外壁7の壁面に装着され、換気開口
端の全周を被覆することになり、外風26に対しては次
のように機能する。即ち、図1において前方から吹き付
けてくる外風26は、フード本体3にあたり壁面側へ向
かうことになるが、くびれ部2があるため外風26はく
びれ部2を上下方向に吹き抜けることができる。換気フ
ードの上方には多くの場合庇やベランダ等があるのでく
びれ部2を通過する外風26の方向は下から上になるこ
とが多い。このくびれ部2を外風26が吹き抜け得るこ
とにより、換気フード周りの外風26の流れが円滑にな
り給排気を含む送風性能が良好なものになる。
【0023】また、雨に対しては次のように機能する。
即ち、殆ど無風の状態では上面9に落ちた雨滴27は上
面9の勾配により前面13に向かい、前面13に沿って
流下してその下端で水切りされそのまま下方へ滴下する
(図2参照)。換気口6の上部の側面11を流下する雨
水はギャラリ5により換気口6から離されギャラリ5端
縁で水切りされそのまま下方へ滴下する。従って、この
状態ではフード本体3内への雨水の侵入は殆ど無い。
【0024】比較的強い外風26があり、雨滴27が外
風26の作用で前方から吹き付けられてくる場合には、
換気口6が側面11に開口していることにより換気口6
への雨水の侵入は有っても僅かである。雨滴27が換気
口6に対向する側方から吹き付けられてくるような場合
は、雨水はギャラリ5を経て換気口6から内部にまで侵
入する。換気口6を吹き抜けた雨水及び外風26は一部
は邪魔板21に当ることになる。邪魔板21に当たった
雨水は邪魔板21を伝って流下し、フード本体3内に滴
下する。邪魔板21に当たらなかった雨水はフード本体
3の内面に当たるかしてフード本体3内の下面10に落
ちる。こうしてフード本体3内に侵入した雨水はフード
本体3の下面10に開けられている複数の排水孔12か
ら適宜フード本体3外へ排水される。フード本体3の下
面10より換気開口19の方が上部にあるので単純にフ
ード本体3内に入った雨水が換気開口19から換気ダク
ト8内へ侵入することはない。実験では時間雨量180
mm、風速約20m/sの条件下でも換気ダクト8内へ
の雨水の侵入は無かった。
【0025】問題となるのは単純なフード本体3内への
雨水の侵入でなく、換気口6から直接に風雨が換気開口
19に吹き込むような状況の場合である。即ち前方斜め
側方寄りから比較的強い外風26とともに雨滴27が吹
き付けてくるような場合である。しかしながらこの雨水
の侵入経路上には邪魔板21が存在し、雨水の進路を妨
害するのでこの換気フードではこうした状況下でも換気
ダクト8への雨水の侵入はない。邪魔板21に進路を妨
害され邪魔板21を伝って滴下した雨水は前述した単純
な侵入の場合と同様に排水孔12から外部へ排水され
る。即ち、邪魔板21は換気口6から直接に換気開口1
9に吹き込む雨水を妨害し、換気ダクト8への雨水の侵
入を防止する機能とともに、外風26に対する障壁機能
と、当該部の風路を絞り流速を増加させる機能を果たす
もので、換気フードの耐外風性能も向上する。従って、
この換気フードは換気ダクト8が長くとれなくても、或
いは換気ダクト8が傾斜していなくても適用でき、風雨
が直接あたる所にもそのまま適用することができる。
【0026】実施例2.図4はこの発明の他の実施例と
しての換気フードを示す横断平面図である。この実施例
の換気フードは実施例1のものの換気口6を開閉できる
ようにしたもので、これ以外の基本的構成は実施例1の
ものと同じである。従って、実施例1のものと同一部分
については同一の符号を付しそれらの説明は省略する。
【0027】この換気フードは、両側の換気口6をギャ
ラリ5に対応する蓋板28の装着で閉止することができ
るように構成されている。蓋板28のねじ付けにより左
右いずれか一方の換気口6を閉止することができる。こ
れにより、換気フードを近接して給気と排気とに供した
ような時に排気が給気されるような不都合を回避するこ
とができる。また、一方の換気口6に至近するような壁
面が存在するような取付場所の場合、至近する側の換気
口6を塞ぐことにより排気により当該壁面を汚損させず
に済む。なお、風雨に対する機能は実施例1のものと同
じであり、その説明は省略する。
【0028】実施例3.図5はこの発明の他の実施例と
しての換気フードを示す横断平面図である。この実施例
の換気フードは上記実施例における邪魔板21に関する
もので、それ以外の基本的構成は実施例1のものと同じ
である。従って、実施例1のものと同一部分については
同一の符号を付しそれらの説明は省略する。
【0029】この換気フードは、邪魔板21をねじ付け
にして交換できるように構成したものである。即ち、邪
魔板21の一端側がくびれ部2の内面にねじ29により
取付けられている。これにより、必要により突き出し量
の大きい邪魔板21aや突き出し量の小さい邪魔板21
bに付け換えることができ適応性が向上する。特に図5
に示すように大きい邪魔板21aとそれより小さい邪魔
板21bの組み合わせにより、左右の換気口6の換気風
量の調整ができ、例えば近接位置に壁30のある換気口
6側の邪魔板21を大きくすることにより当該換気口6
の換気風量を減じその壁面の排気換気による汚損を防止
することもできる。この実施例のものも風雨に対する機
能は実施例1のものと同じであり、その説明は省略す
る。
【0030】実施例4.図6はこの発明の他の実施例と
しての換気フードを示す横断平面図である。この実施例
の換気フードは上述の実施例における邪魔板21に関す
るもので、それ以外の基本的構成は実施例1のものと同
じである。従って、実施例1のものと同一部分について
は同一の符号を付しそれらの説明は省略する。
【0031】この換気フードは、邪魔板21をねじ付け
にするとともに、邪魔板21側の取付部分に横長の長孔
31を形成し、邪魔板21の突き出し量を調整できるよ
うにしたものである。即ち邪魔板21は長孔31の長さ
分の突き出し量の調整がねじ32の操作で可能になる。
従って、風雨に対する邪魔板21の機能の調整ととも
に、実施例3と同様に風量の調整機能を果たすことがで
き、風雨の侵入防止機能を取付場所の実情に即した融通
性の利くものとなしうる。これ以外の機能は実施例1の
ものと同じであり、その説明は省略する。
【0032】なお、上述の各実施例の邪魔板21の取付
位置は、フード本体3の先端側4の内側面や、くびれ部
2の段差14部分でもよく、こうした場合には図7,8
に示すように邪魔板21の形状をアングル状やチャンネ
ル状にすることになる。勿論図9に示すように異なる取
付位置の組み合わせによる邪魔板21とすることもでき
る。
【0033】実施例5.図10と図11はこの発明の他
の実施例としての換気フードを示すものである。この実
施例の換気フードは上述の実施例における邪魔板に関す
るもので、それ以外の基本的構成は実施例1のものと同
じである。従って、実施例1のものと同一部分について
は同一の符号を付しそれらの説明は省略する。
【0034】この換気フードは、実施例1や実施例4の
左右の邪魔板21を単一の部品で構成したものである。
即ち、コ状の邪魔板構造体33がフード本体3に取付け
られている。邪魔板構造体33は、ウェブ部にあたる連
結箇所に開口部34が形成され、フランジ部にあたる自
由端側においてフード本体3に実施例1や実施例3,4
と同じ取付方法で固定されている。この構成によれば取
付状態での自由端がなくなり、邪魔板21による各実施
例のものより構造的安定性が増す。従って、外風26の
作用で振動することもなく、振動音が発生するようなこ
ともない。これ以外の機能は実施例1のものと同じであ
り、その説明は省略する。
【0035】
【発明の効果】以上、実施例による説明からも明らかな
ように請求項1の発明によれば、フード本体周りの外風
の流れが円滑になり送風性能が向上するとともに、外風
の作用で側面の換気口から雨滴が内部に侵入しても、換
気口とダクト接続部とを結ぶ線上には邪魔板が換気口に
近接して介在し、風雨の侵入を妨害するので、換気口か
ら入り込む雨滴及び外風がそのままダクト接続部にまで
到達することはなく、雨滴については邪魔板から滴下し
排水構造によりフード本体の外へ排水されることにな
る。従って、風雨が直接当たるような場所にも、換気ダ
クトを長くしたり傾斜させたりしなくても適用すること
ができ、取付場所についての制約が殆どなくなる。
【0036】請求項2にかかる発明によれば、請求項1
に関する効果とともに、換気口の一方を閉止し換気の方
向を一方向にすることもできるので、近接した給排気方
式の換気ダクトにも対応することができ、また近接する
壁面等を排気で汚損させないようにすることもできる。
【0037】請求項3にかかる発明によれば、請求項1
に関する効果とともに、左右の換気口に対する邪魔板を
異なる寸法のものに交換することができるので、左右の
換気口の換気風量を邪魔板によって調整し、近接する壁
面等を排気で汚損させないようにすることもできる。
【0038】請求項4にかかる発明によれば、請求項1
又は請求項2又は請求項3に関する効果とともに、邪魔
板による雨水の侵入防止機能が向上し、送風性能も向上
する。
【0039】請求項5にかかる発明によれば、請求項1
又は請求項2又は請求項4に関する効果とともに、邪魔
板の風雨の侵入を阻止する範囲をその突き出し量の調整
により実情に即して調整することができ、雨水の侵入防
止機能を取付場所の実情に即した融通性の利くものとな
しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例としての換気フードを示す
斜視図である。
【図2】図1の換気フードを取付状態で示す縦断側面図
である。
【図3】図1の換気フードを取付状態で示す横断平面図
である。
【図4】この発明の他の実施例の換気フードを取付状態
で示す横断平面図である。
【図5】この発明の他の実施例としての換気フードを取
付状態で示す横断平面図である。
【図6】この発明の他の実施例としての換気フードを取
付状態で示す縦断側面図である。
【図7】この発明の他の実施例としての換気フードを取
付状態で示す横断平面図である。
【図8】図7の換気フードの縦断側面図である。
【図9】この発明の他の実施例としての換気フードを取
付状態で示す横断平面図である。
【図10】この発明の他の実施例としての換気フードを
取付状態で示す横断平面図である。
【図11】図10の邪魔板構造体を単独に示す斜視図で
ある。
【図12】従来の換気フードを示す斜視図である。
【図13】従来の換気フードを取付状態で示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 基部側 2 くびれ部 3 フード本体 4 先端側 6 換気口 8 換気ダクト 9 上面 10 下面 11 側面 12 排水孔 15 閉止板 18 ダクト接続部 19 換気開口 21 邪魔板 25 隙間 28 蓋板 31 長孔 32 ねじ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下の面及び左右の側面並びに背面の各
    面により構成され、下面には排水構造を有する中空構造
    のフード本体と、このフード本体の背面において一端が
    連通し、同背面から背後側に突出したダクト接続部を備
    え、上記フード本体には、そのダクト接続側に幅寸法の
    縮小によるくびれ部を両側に設け、このくびれ部より先
    端側の側面には、そのすくなくとも片方の面に内部空間
    に通じる換気口を形成するとともに、この換気口が臨む
    内部空間には、上記くびれ部から先端側へ上記換気口に
    さしかかる位置にまで同換気口に近接して延び出す邪魔
    板を設けたことを特徴とする換気フード。
  2. 【請求項2】 上下の面及び左右の側面並びに背面の各
    面により構成され、下面には排水構造を有する中空構造
    のフード本体と、このフード本体の背面において一端が
    連通し、同背面から背後側に突出したダクト接続部を備
    え、上記フード本体には、そのダクト接続側に幅寸法の
    縮小によるくびれ部を両側に設け、このくびれ部より先
    端側の両側面には、内部空間に通じる換気口をそれぞれ
    開閉可能に構成するとともに、この換気口が臨む内部空
    間には、上記くびれ部から先端側へ上記換気口にさしか
    かる位置にまで同換気口に近接して延び出す邪魔板を設
    けたことを特徴とする換気フード。
  3. 【請求項3】 上下の面及び左右の側面並びに背面の各
    面により構成され、下面には排水構造を有する中空構造
    のフード本体と、このフード本体の背面において一端が
    連通し、同背面から背後側に突出したダクト接続部を備
    え、上記フード本体には、そのダクト接続側に幅寸法の
    縮小によるくびれ部を両側に設け、このくびれ部より先
    端側の両側面には、内部空間に通じる換気口をそれぞれ
    形成するとともに、この換気口が臨む内部空間には、上
    記くびれ部から先端側へ上記換気口にさしかかる位置に
    まで同換気口に近接して延び出す邪魔板を交換可能に設
    けたことを特徴とする換気フード。
  4. 【請求項4】 邪魔板の幅が換気口の上下幅と同等以上
    あり、この邪魔板の上下にはフード本体の内面に対して
    隙間が設けられている構成の請求項1又は請求項2又は
    請求項3に記載の換気フード。
  5. 【請求項5】 左右の換気口に対する邪魔板を、フード
    本体の先端側への突き出し量の調整を可能に設けた構成
    の請求項1又は請求項2又は請求項4に記載の換気フー
    ド。
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