JPH10306931A - 換気用通風装置 - Google Patents

換気用通風装置

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Publication number
JPH10306931A
JPH10306931A JP9116876A JP11687697A JPH10306931A JP H10306931 A JPH10306931 A JP H10306931A JP 9116876 A JP9116876 A JP 9116876A JP 11687697 A JP11687697 A JP 11687697A JP H10306931 A JPH10306931 A JP H10306931A
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JP
Japan
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ventilation
opening
main body
cylinder main
wind pressure
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Application number
JP9116876A
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English (en)
Inventor
Tetsunori Okada
鉄則 岡田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁面からの出張が少なく、風雨の浸入を防止
して室内空気を排出する換気用通風装置を得ることを目
的とする。 【解決手段】 壁に装着される通風筒本体の室内側にガ
ラリ部材を、室外側に筒本体側板を取り付けた換気用通
風装置において、前記筒本体側板の上部に設けられ、室
内空気を前記通風筒本体内に排出する接続開口部と、前
記ガラリ部材の下部に設けられ、室内空気を室外へ排出
するガラリ開口部と、前記通風筒本体側の接続開口部を
覆うように設けられ、当該接続開口部の上部に設けられ
た軸により回動自在に片持ち支持されて前記室内空気の
排気量を調整する風圧シャッターと、を備え、前記接続
開口部の中心が前記ガラリ開口部内に入らないにすると
共に、前記風圧シャッターの全開時のその先端が前記ガ
ラリ開口部のほぼ頂部近傍に止るように、前記ガラリ部
材と前記筒本体側板との間隔を設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外壁等に取り付
けられ、室内の空気を排気する換気用通風装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、例えば、実開平6
−4528号公報に示された図5のような換気用通風装
置がある。なお、この図は排気ガラリ装置の断面図であ
り、この図の1は躯体外壁、2はこの外壁1に設けられ
た排気口、3はこの排気口2に装着され、後述するガラ
リ部材5に取り付けられて排気口を有する筒状支持部
材、5はこの支持部材3の外側の給気開口部を覆うよう
に構成されたガラリ部材で、このガラリ部材5は、その
ガラリ部材を通過する空気の流れ方向を規制するガラリ
ルーバ開口部4と、このガラリルーバ4から浸入した雨
水を下部に流すガラリ排水部6とを有する。また、8は
筒状支持部材3の室内側の排気口3aに取り付けられ、
雨水の浸入を防止する遮水部材、9は外壁1に装着され
たタイル部材である。
【0003】このような構成において、躯体外壁1の開
口部に対する通風開口面積を出来るだけ確保してスムー
スに室内空気を排気する為に、ガラリ部材5の外径を躯
体開口穴より大きくすると共に、ガラリルーバ開口部4
と筒状支持部材3の排気口の中心をほぼ一致させた構成
にしていた。このため、雨水が外気の流れによりガラリ
部材5や支持部材3を介して室内に浸入していた。従っ
て、従来の排気ガラリ装置は雨水の浸入を防止するた
め、躯体開口部に装着される排気ガラリ部材5を外装タ
イル部材より大きく出っ張らせたり、或は、支持部材3
の室内側開口部3aの下部に雨水が浸入しないように遮
水部材8をわざわざ設け、しかも、この設遮水部材の遮
蔽面積を室内側開口部に対して大きくせざるを得ないた
め、風路の圧力損失が大きいものとなっていた。また、
特に、外気風速が上がり、風圧が強くなると、雨水が遮
水部材等をのり越えて室内へ浸入してしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の換気用通風装置
は以上のように構成されているので、風路の圧力損失が
大きくなり、効率良く、スムースに排気を行うことがで
きないと言う問題点があった。また、壁面から大きく出
っ張ってしまうと言う問題点があった。また、特に、外
気風速が上がり、風圧が強くなると、雨水が室内へ浸入
してしまうと言う問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、壁面からの出張が少なく、風雨
の進入を防止して効率良く、スムースに排気を行う信頼
性の高い換気用通風装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る換気用通
風器装置は、外壁に取り付けられ、室内ダクトからの室
内空気を室外へ導く通風筒本体と、この通風筒本体の室
外側に取り付けられ、前記室内空気を室外へ排気するガ
ラリ開口部を有するガラリ部材と、前記通風筒本体の室
内側に取り付けられ、前記室内空気を前記通風筒本体へ
導く接続開口部を有する筒本体側板と、この通風筒本体
側の接続開口部を覆うように設けられ、当該接続開口部
の上部に設けられた軸により回動自在に片持ち支持され
て当該接続開口部からの室内空気の排気量を調整する風
圧シャッターと、を備え、前記ガラリ開口部を前記ガラ
リ部材の下部に、前記接続開口部を前記筒本体側板の上
部に設けて、前記接続開口部の中心が前記ガラリ開口部
内に入らないにすると共に、前記風圧シャッターの全開
状態におけるその先端が前記ガラリ開口部のほぼ頂部近
傍に止るように、前記ガラリ部材と前記筒本体側板との
間隔を設定したものである。
【0007】また、外壁に取り付けられ、室内ダクトか
らの室内空気を室外へ導く通風筒本体と、この通風筒本
体の室外側に取り付けられ、前記室内空気を室外へ排気
するガラリ開口部を有するガラリ部材と、前記通風筒本
体の室内側に取り付けられ、前記室内空気を前記通風筒
本体へ導く接続開口部を有する筒本体側板と、この通風
筒本体側の接続開口部を覆うように設けられ、当該接続
開口部の上部に設けられた軸により回動自在に片持ち支
持されて当該接続開口部からの室内空気の排気量を調整
する風圧シャッターと、を備え、前記ガラリ開口部を前
記ガラリ部材の下部に、前記接続開口部を前記筒本体側
板の上部に設け、前記接続開口部と前記ガラリ開口部と
が対向しないようにすると共に、前記風圧シャッターの
全開状態におけるその先端が前記ガラリ開口部のほぼ頂
部近傍に止るように、前記ガラリ部材と前記筒本体側板
との間隔を設定したものである。
【0008】また、前記風圧シャッターが、ゴム等の可
撓性材料で形成されたものである。
【0009】また、前記風圧シャッターが金属性材料で
製作されたものにおいて、消音部材が、前記風圧シャッ
ターの当たり面に設けられたものである。
【0010】また、開閉力調整部が、前記風圧シャッタ
ーに装着され、当該風圧シャッターの開閉力を調整する
ものである。
【0011】また、リブが、前記通風筒本体に周回しで
設けられ、当該通風筒本体と外壁との間に挿入されるシ
ール剤の流れを止めるものである。
【0012】また、前記筒本体側板が、前記通風筒本体
の室内側に脱着可能に取り付けられたものにおいて、ダ
クトアタッチメント部が、前記接続開口部と前記室内ダ
クトとの間に設けられ、前記室内ダクトにねじ等で脱着
可能に取り付けられたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下に、この発明の実施の形態1の構成
・動作について図1を用いて説明する。なお、図1は実
施の形態1における換気用通風装置の構成断面図であ
り、この図において、21は躯体外壁、22はこの躯体
外壁21に設けられた貫通穴、23はこの貫通穴に装着
され、室内の空気をその排気口から排気する通風筒本
体、24はこの筒本体23の室外側に後述するフランジ
付筒部25を介して接続され、室内の空気を排気するガ
ラリ開口部24aをその下部の室外側に有し、そのガラ
リ開口部24aの上方には上方からの風雨の進入を防ぐ
ガラリ遮閉板部24bを有するガラリ部材、25はこの
ガラリ部材24の外周に周回しで設けられ、ねじ等で壁
面に固定されるフランジ付筒部、26はこのフランジ付
筒部25に取り付けられ、ガラリ部材の前面を覆う防風
板、27はこの防風板26をフランジ付筒部25に取付
けるための取付板であり、28は室内に設けられ、この
換気用通風装置に取り付けられるダクトである。
【0014】また、30は通風筒本体23の室内側にね
じ等で脱着可能に取り付けられ、後述する送風調整部2
9を装着する接続開口部31を有する筒本体側板、29
はこの筒本体側板30の接続開口部31に装着され、室
内空気の排気量を調整する送風調整部であり、この送風
調整部29は、その室外側に鍔部40aを有する送風調
整筒本体40と、この送風調整本体40の鍔部40aに
当接して設けられ、筒本体23の上方、筒本体側板30
の接続開口部31の上方部、または鍔部の上部に支えら
れた、即ち、筒本体23側の接続開口部31の上部に設
けられた軸33により回動自在に片持ち支持され、接続
開口部31からの室内空気の排気量を調整する風圧シャ
ッター32と、この風圧シャッター32に装着され、当
該風圧シャッターの開閉力を調整する開閉力調整部と、
からなる構成である。
【0015】また、この送風調整部29は、単に、筒本
体23側の接続開口部31を覆うように設けられ、当該
接続開口部31の上部に設けられた軸33により回動自
在に片持ち支持されて接続開口部31からの室内空気の
排気量を調整する風圧シャッター32と、この風圧シャ
ッター32に装着され、当該風圧シャッターの開閉力を
調整する開閉力調整部と、からなる構成でも良い。
【0016】なお、前述のシャッター開閉力調整部は、
例えば、風圧シャッターの室外側面と筒本体23の筒内
壁面に当接して軸33に螺着されたくの字形状のバネ3
4で風圧シャッターの開く力を調整しても良いし、或
は、筒本体23の筒内壁面に取り付けられた板バネ等
(図示せず)で風圧シャッターの開く力を調整しても良
いし、或は、風圧シャッター32に重り等35を取り付
けて、風圧シャッターの開く力を調整しても良い。ま
た、開閉力調整部は、風圧シャッター32の自信の軸に
たいする自重がその役割をしているのであるから、特
に、開閉力調整部を風圧シャッター32に装着しなくて
も良いことは、いうまでもない。
【0017】また、36はフランジ付筒部等の所定の位
置に周回しで設けられ、シール剤であるコーキング部材
等37の流れを止めるリブ(凸部)で、38は水切板で
フランジ付筒部の下方部に装着された水切板で、39は
パッキンである。なお、ここで、「フランジ付筒部等に
設けられ」と記載したのは、リブ(凸部)36を筒本体
23に設けても、同じ作用・効果が得られるからであ
る。
【0018】また、このような構成において、ガラリ開
口部24aをガラリ部材24の下部に、接続開口部31
を筒本体側板30の上部に設け、接続開口部の中心がガ
ラリ開口部内に入らないにすると共に、風圧シャッター
32の全開状態におけるその先端がガラリ開口部のほぼ
頂部近傍に止るように、ガラリ部材と前記筒本体側板と
の間隔を設定する。
【0019】また、ここで言う筒とは、図2、3に示す
ように、矩形形状または丸形形状の筒でも良いし、或は
その他の形状の筒でも良い。また、ガラリ部材24と筒
本体23とを接続するとき、フランジ付筒部を介さずに
直接、ガラリ部材24と筒本体23とを接続しても良
い。
【0020】次に、この動作について説明する。室内ダ
クト28から送られてきた室内空気は、送風調整部29
の室内側排気口から風圧シャッター32が取り付けられ
ている室外側排気口に進み、この送風されたダクト空気
の動圧に応じて、シャッター開閉力調整部によって開く
力が調整された風圧シャッターは開くので、この開口部
を空気が通過する。この開口部を通過した空気は、風圧
シャッター32の開口角度面に沿って、送風調整部29
の接続開口部31からガラリ開口部24aへ向かって進
み、そのガラリ開口部24aから室外に吹出される。
【0021】この時、外気風速が上がり、ガラリ開口部
24aへ向かう風が多くなると、この外気の風圧(動
圧)により、風圧シャッターを開くダクト動圧はその分
押され、実質的なダクト動圧は低下するため、風圧シャ
ッターは閉じる方向に動いてバランスする。なお、この
バランス状態で、風圧シャッターが開いている時は、室
内ダクト28から送られてきた室内空気はその開いた口
から室外に吹出されているのであるから、風雨は室内に
浸入しない。また、外気風速が更に上がり、外気の風圧
(動圧)が風圧シャッターを開く動圧以上になれば、風
圧シャッターは開閉力調整部の閉じる力によって閉じら
れてしまうため、やはり風雨は室内に浸入しない。
【0022】以上説明したように、接続開口部31の中
心がガラリ開口部24a内に入らないにし、しかも、風
圧シャッターが回動して全開状態になった時、その先端
が、ガラリ部材の下部に設けられたガラリ開口部のほぼ
頂部近傍に止るようにしているので、外気風速が上が
り、風雨が侵入しようとすると、シャッターが締まり、
また外気風速が下がり、シャッターが開くと、そのシャ
ッター開口角度面に沿って流れるようになるため、風雨
の侵入を確実に防止して、室内空気をスムースに室外へ
排気する信頼性の高い換気用通風装置が得られる。
【0023】また、風圧シャッター32が金属性材料で
製作されたものにおいて、風圧シャッター32の回動当
たり面に、消音部材であるパッキン等を設けると、シャ
ッター開閉動作時の音を小さくすることができるため、
シャッター回動音が静かな換気用通風装置が得られる。
また、シャッターの材質をゴム等の可撓性材料で形成す
ると、シャッター開閉動作時の音を更に静かになると共
に、シャッターの材質を板金にして塗装したものより、
耐食性が上がり、寿命も伸びるため、耐食寿命が向上し
た信頼性の高い換気用通風装置が得られる。
【0024】また、風圧シャッター32に開閉力調整部
を装着すると、室内ダクト28からの風圧に応じて当該
風圧シャッターの開閉力を調整できるようになるので、
室内ダクトの風圧に応じて室内空気の排気量を調整でき
る使い勝手の良い換気用通風装置が得られる。
【0025】また、通風筒本体またはフランジ付筒部に
周回しでリブ(凸部)を設けたので、外壁と通風筒本体
またはフランジ付筒部との間に挿入されるシール剤であ
るコーキング部材等37の流れを止めるため、施工性の
良い換気用通風装置が得られる。
【0026】実施の形態2.この実施の形態2において
は、ガラリ開口部24aをガラリ部材24の下部に、接
続開口部31を筒本体側板30の上部に設け、接続開口
部31とガラリ開口部24aとが対向しないようにする
と共に、風圧シャッターの全開状態におけるその先端が
ガラリ開口部のほぼ頂部近傍に止るように、ガラリ部材
と筒本体側板との間隔を設定した構成にしたもである。
【0027】なお、このように構成、即ち、ダクトが接
続される接続開口部31と外気が進入するガラリ開口部
24aとが対向しない構成にすると、ガラリ部材と筒本
体側板との間隔を小さくしても、風圧シャッター32が
スムースに回動して開閉するので、外気風速が上がり、
風圧が強くなると、風圧シャッター32が締まり、ガラ
リ開口部24a正面からの風雨のダクトへの侵入を防止
すると共に、外気風速が小さくなると、風圧シャッター
32が開き、この開いた風圧シャッター32の開口角度
面に沿って室内空気を室外にスムースに排気するように
なる。
【0028】以上説明したように、接続開口部とガラリ
開口部とが対向しないようにすると共に、風圧シャッタ
ーの全開状態におけるその先端がガラリ開口部のほぼ頂
部近傍に止るように、ガラリ部材と筒本体側板との間隔
を設定したので、ガラリ部材と筒本体側板との間隔を小
さくしても、風圧シャッターがスムースに回動して開閉
し、風圧シャッターが開いた時は、その開口角度面に沿
って室内空気を室外にスムースに排気するようになるた
め、風雨の侵入を確実に防止して、室内空気をスムース
に排気する薄型の換気用通風装置が得られる。
【0029】実施の形態3.この実施の形態3について
図4を用いて説明する。なお、図4は実施の形態3にお
ける換気用通風装置の構成断面図であり、この図におい
て、45は筒本体側板30の接続開口部31に取り付け
られ、有するフランジ部を具備した、46はこのダクト
アタッチメント45にねじ等で取り付けられ、ダクトツ
バ部で、47は45と46の間に設けられた防水パッキ
ンで、48はダクトアタッチメント45とダクトツバ部
46を47を挟んで締結するねじ等である。また、この
図4におけるその他の構成の符号は、実施の形態1で説
明しているので、説明を割愛する。
【0030】次に、動作について説明する。まず、ダク
トアタッチメント45とダクトのツバ部46とを締結し
たねじ等をはずし、室内ダクト28と通風筒本体23の
筒本体側板30とを切り離す。次に、通風筒本体23に
ねじ等で固定された筒本体側板30を、ねじを外して、
通風筒本体23から外す。次に、筒本体側板30の接続
開口部31に装着された送風調整部29を外して、風圧
シャッター32の清掃をする。
【0031】以上説明したように、接続開口部31とダ
クトとの間にダクトアタッチメント45を設け、ダクト
アタッチメント45を介して接続開口部31とダクトと
接続するようにしたので、排気時に、室内の油煙、ゴミ
等が付着する送風調整部29を簡単に清掃できるように
なるため、特に、高層ビル等に設置されても、室内側か
ら簡単に清掃ができる使い勝手の良い換気用通風装置が
得られる。
【0032】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下のような効果を奏する。
【0033】また、接続開口部の中心がガラリ開口部内
に入らないようにすると共に、風圧シャッターが回動し
て全開状態になった時、その先端が、ガラリ部材の下部
に設けられたガラリ開口部のほぼ頂部近傍に止るように
しているので、外気風速が上がり、風雨が侵入しようと
すると、シャッターが締まり、また外気風速が下がり、
シャッターが開くと、そのシャッター開口角度面に沿っ
て流れるようになるため、風雨の侵入を確実に防止し
て、室内空気をスムースに室外へ排気する信頼性の高い
換気用通風装置が得られる。
【0034】また、接続開口部とガラリ開口部とが対向
しないようにすると共に、風圧シャッターの全開状態に
おけるその先端がガラリ開口部のほぼ頂部近傍に止るよ
うに、ガラリ部材と筒本体側板との間隔を設定したの
で、ガラリ部材と筒本体側板との間隔を小さくしても、
風圧シャッターがスムースに回動して開閉し、風圧シャ
ッターが開いた時は、その開口角度面に沿って室内空気
を室外にスムースに排気するようになるため、風雨の侵
入を確実に防止して、室内空気をスムースに排気する薄
型の換気用通風装置が得られる。
【0035】また、風圧シャッターがゴム等の可撓性材
料で形成されたので、シャッター開閉時の動作音が静か
になると共に、シャッターの材質を板金にして塗装した
ものに比べて、耐食性が上がり、寿命も伸びるため、耐
食寿命が向上した信頼性の高い換気用通風装置が得られ
る。
【0036】また、風圧シャッターが金属性材料で製作
されたものにおいて、消音部材が風圧シャッターの回動
当たり面に設けられたので、シャッター開閉動作時の音
が小さくなるため、音が静かな換気用通風装置が得られ
る。
【0037】また、風圧シャッター32に開閉力調整部
を装着したので、室内ダクトからの風圧に応じて当該風
圧シャッターの開閉力を調整できるようになるため、室
内ダクトの風圧に応じて室内空気の排気量を調整できる
使い勝手の良い換気用通風装置が得られる。
【0038】また、リブ(凸部)が通風筒本体に周回し
で設けられたので、この通風筒本体と外壁との間に挿入
されるシール剤の流れを止めるため、施工性の良い換気
用通風装置が得られる。
【0039】また、接続開口部とダクトとの間にダクト
アタッチメントを設け、このダクトアタッチメントを介
して接続開口部31とダクトと接続するようにしたの
で、排気時に、室内の油煙、ゴミ等が付着する送風調整
部を簡単に清掃できるようになるため、特に、高層ビル
等に設置されても、室内側から簡単に清掃ができる使い
勝手の良い換気用通風装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における換気用通風
装置の側断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における丸形形状筒
の換気用通風装置の正面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における矩形形状筒
の換気用通風装置の正面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2における換気用通風
装置の側断面図である。
【図5】 従来の換気用通風装置の側断面図である。
【符号の説明】
21 躯体外壁、 22 貫通穴、 23 通風筒本
体、 24 ガラリ部材、 24aガラリ開口部、 2
5 フランジ付筒部、26 防風板、27 防風取付
板、28 ダクト、29 送風調整部、 30 筒本体
側板、 31 接続開口部、 32 風圧シャッター、
33 風圧軸、 34 バネ、 35 重り、 36
リブ、 37 コーキング材、 38 水切板、 3
9 パッキン、 40 送風調整筒本体、 45 ダク
トアタッチメント、 46 ダクトツバ部、 47 防
水パッキン。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁に取り付けられ、室内ダクトからの
    室内空気を室外へ導く通風筒本体と、この通風筒本体の
    室外側に取り付けられ、前記室内空気を室外へ排気する
    ガラリ開口部を有するガラリ部材と、前記通風筒本体の
    室内側に取り付けられ、前記室内空気を前記通風筒本体
    へ導く接続開口部を有する筒本体側板と、この通風筒本
    体側の接続開口部を覆うように設けられ、当該接続開口
    部の上部に設けられた軸により回動自在に片持ち支持さ
    れて当該接続開口部からの室内空気の排気量を調整する
    風圧シャッターと、を備え、前記ガラリ開口部を前記ガ
    ラリ部材の下部に、前記接続開口部を前記筒本体側板の
    上部に設けて、前記接続開口部の中心が前記ガラリ開口
    部内に入らないにすると共に、前記風圧シャッターの全
    開状態におけるその先端が前記ガラリ開口部のほぼ頂部
    近傍に止るように、前記ガラリ部材と前記筒本体側板と
    の間隔を設定したことを特徴とする換気用通風装置。
  2. 【請求項2】 外壁に取り付けられ、室内ダクトからの
    室内空気を室外へ導く通風筒本体と、この通風筒本体の
    室外側に取り付けられ、前記室内空気を室外へ排気する
    ガラリ開口部を有するガラリ部材と、前記通風筒本体の
    室内側に取り付けられ、前記室内空気を前記通風筒本体
    へ導く接続開口部を有する筒本体側板と、この通風筒本
    体側の接続開口部を覆うように設けられ、当該接続開口
    部の上部に設けられた軸により回動自在に片持ち支持さ
    れて当該接続開口部からの室内空気の排気量を調整する
    風圧シャッターと、を備え、前記ガラリ開口部を前記ガ
    ラリ部材の下部に、前記接続開口部を前記筒本体側板の
    上部に設け、前記接続開口部と前記ガラリ開口部とが対
    向しないようにすると共に、前記風圧シャッターの全開
    状態におけるその先端が前記ガラリ開口部のほぼ頂部近
    傍に止るように、前記ガラリ部材と前記筒本体側板との
    間隔を設定したことを特徴とする換気用通風装置。
  3. 【請求項3】 前記風圧シャッターが、ゴム等の可撓性
    材料で形成されたことを特徴とする請求項1または請求
    項2のいずれかに記載の換気用通風装置。
  4. 【請求項4】 前記風圧シャッターが金属性材料で製作
    されたものにおいて、消音部材が、前記風圧シャッター
    の回動当たり面に設けられたことを特徴とする請求項1
    または請求項2のいずれかに記載の換気用通風装置。
  5. 【請求項5】 開閉力調整部が、前記風圧シャッターに
    装着され、当該風圧シャッターの開閉力を調整すること
    を特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の換
    気用通風装置。
  6. 【請求項6】 リブが、前記通風筒本体に周回しで設け
    られ、当該通風筒本体と外壁との間に挿入されるシール
    剤の流れを止めることを特徴とする請求項1から5まで
    のいずれかに記載の換気用通風装置。
  7. 【請求項7】 前記筒本体側板が、前記通風筒本体の室
    内側に脱着可能に取り付けられたものにおいて、ダクト
    アタッチメント部が、前記接続開口部と前記室内ダクト
    との間に設けられ、前記室内ダクトにねじ等で脱着可能
    に取り付けられたことを特徴とする請求項1から6まで
    のいずれかに記載の換気用通風装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011226702A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Mitsubishi Electric Corp 自然給気ユニット
JP2011226703A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Mitsubishi Electric Corp 自然給気ユニット
CN111549899A (zh) * 2020-05-14 2020-08-18 浙江奥腾建设工程有限公司 一种房屋通风系统
WO2022091753A1 (ja) * 2020-10-28 2022-05-05 アイリスオーヤマ株式会社 ダクト保持部材

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