JPH084071A - 排水管用の通気弁 - Google Patents
排水管用の通気弁Info
- Publication number
- JPH084071A JPH084071A JP16458394A JP16458394A JPH084071A JP H084071 A JPH084071 A JP H084071A JP 16458394 A JP16458394 A JP 16458394A JP 16458394 A JP16458394 A JP 16458394A JP H084071 A JPH084071 A JP H084071A
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- JP
- Japan
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- funnel
- pipe
- valve seat
- drain pipe
- valve
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 臭気の逆流防止機能を有する排水管用の通気
弁を提供すること。 【構成】 通気管12の上端部に閉塞された室になって
いる筒状キャップ16を取り付け、一方の端部を該筒状
キャップ16の外部に開放させ、もう一方の端部を当該
筒状キャップ16の内部に開口させた吸気ダクト17を
設ける。吸気ダクト17には上方に向って開口する漏斗
状バルブシート18と、該漏斗状バルブシート18の上
面に載置したボールバルブ19を設ける。通気管12を
排水管の上端部に接続して屋内に設置して排水管の臭気
が逆流するのを防止する。
弁を提供すること。 【構成】 通気管12の上端部に閉塞された室になって
いる筒状キャップ16を取り付け、一方の端部を該筒状
キャップ16の外部に開放させ、もう一方の端部を当該
筒状キャップ16の内部に開口させた吸気ダクト17を
設ける。吸気ダクト17には上方に向って開口する漏斗
状バルブシート18と、該漏斗状バルブシート18の上
面に載置したボールバルブ19を設ける。通気管12を
排水管の上端部に接続して屋内に設置して排水管の臭気
が逆流するのを防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排水管用の通気弁に係
り、詳しくは排水管の上端部に接続する通気管を屋内に
設置することができる屋内通気方式に適した通気弁に関
するものである。
り、詳しくは排水管の上端部に接続する通気管を屋内に
設置することができる屋内通気方式に適した通気弁に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の排水管用通気弁としては、例えば
図3Aに示すように建物1の屋上面に鳩小屋と称される
突出部2を設け、この突出部2内において排水用通気管
3を開口させたもの、あるいは、図3Bに示すように建
物1の外部に突出させた排水用通気管3の上端にベンチ
レータ4を取り付けるようにした屋外通気方式のものが
ある。
図3Aに示すように建物1の屋上面に鳩小屋と称される
突出部2を設け、この突出部2内において排水用通気管
3を開口させたもの、あるいは、図3Bに示すように建
物1の外部に突出させた排水用通気管3の上端にベンチ
レータ4を取り付けるようにした屋外通気方式のものが
ある。
【0003】しかしながら、従来技術においては、建物
1の外面に排水用の通気管3を突出するために、貫通部
分の防水処理が面倒でコストが高くなるなどの問題点が
ある。又、従来の通気弁を建物の天井面と屋根の間など
の隙間に設置した場合は、逆流する臭気が天井裏などを
通って室内に流れ込むという問題がある。
1の外面に排水用の通気管3を突出するために、貫通部
分の防水処理が面倒でコストが高くなるなどの問題点が
ある。又、従来の通気弁を建物の天井面と屋根の間など
の隙間に設置した場合は、逆流する臭気が天井裏などを
通って室内に流れ込むという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、臭気の逆流
防止機能を有する排水管用の通気弁を提供することを課
題としている。
防止機能を有する排水管用の通気弁を提供することを課
題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、通気管の上端部に取り付けられ閉塞された
室になっている筒状キャップと、一方の端部を該筒状キ
ャップの外部に開放させもう一方の端部を当該筒状キャ
ップの内部に開口させた吸気ダクトと、該吸気ダクトが
上記筒状キャップ内で開口している先端部に設けかつ上
方に向って開口する漏斗状バルブシートと、該漏斗状バ
ルブシートの上面に載置したボールバルブを備え、該ボ
ールバルブを自重で上記漏斗状バルブシート上に着座保
持させると共に、上記通気管を排水管の上端部に接続し
て屋内に設置することを特徴とするものである。
に本発明は、通気管の上端部に取り付けられ閉塞された
室になっている筒状キャップと、一方の端部を該筒状キ
ャップの外部に開放させもう一方の端部を当該筒状キャ
ップの内部に開口させた吸気ダクトと、該吸気ダクトが
上記筒状キャップ内で開口している先端部に設けかつ上
方に向って開口する漏斗状バルブシートと、該漏斗状バ
ルブシートの上面に載置したボールバルブを備え、該ボ
ールバルブを自重で上記漏斗状バルブシート上に着座保
持させると共に、上記通気管を排水管の上端部に接続し
て屋内に設置することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】常時は、ボールバルブ19が漏斗状バルブシー
ト18の上面に自重で着座保持されていて筒状キャップ
16の外部に臭気が流出することはない。排水作用に伴
って通気管12の内部に負圧が発生すると、筒状キャッ
プ16の内外に圧力差が生じボールバルブ19に作用す
るリフト力が該バルブの自重による着座力よりも大きく
なるために、漏斗状バルブシート18からボールバルブ
19が浮上して吸気ダクト17が開かれる。このため吸
気ダクト17を通って筒状キャップ16の内部に空気が
吸入されて負圧を低減させトラップの封水部22が破ら
れるような大きな負圧が発生することがなく室内への臭
気の逆流が防止される。
ト18の上面に自重で着座保持されていて筒状キャップ
16の外部に臭気が流出することはない。排水作用に伴
って通気管12の内部に負圧が発生すると、筒状キャッ
プ16の内外に圧力差が生じボールバルブ19に作用す
るリフト力が該バルブの自重による着座力よりも大きく
なるために、漏斗状バルブシート18からボールバルブ
19が浮上して吸気ダクト17が開かれる。このため吸
気ダクト17を通って筒状キャップ16の内部に空気が
吸入されて負圧を低減させトラップの封水部22が破ら
れるような大きな負圧が発生することがなく室内への臭
気の逆流が防止される。
【0007】
【実施例】図1は、本発明に係る通気弁の取り付け状態
を示す断面図であり、建物10に取り付けた排水管11
の上端に接続した通気管12の上端部を建物10の屋根
13と天井14との間の空間で開口させている。そし
て、この通気管12の上端に通気弁15を取り付けるこ
とにより、排水管11に発生する負圧を軽減させるよう
にしている。
を示す断面図であり、建物10に取り付けた排水管11
の上端に接続した通気管12の上端部を建物10の屋根
13と天井14との間の空間で開口させている。そし
て、この通気管12の上端に通気弁15を取り付けるこ
とにより、排水管11に発生する負圧を軽減させるよう
にしている。
【0008】図2は、通気弁15の構造を示す断面図で
あり、通気管12の上端に取り付けた筒状キャップ16
と、一方の端部を筒状キャップ16の外部に開放させ、
もう一方の端部を該筒状キャップ16の内部に開口させ
た吸気ダクト17を設けている。なお、筒状キャップ1
6は上端部に蓋体16aが設けられていてキャップ内は
閉塞された室となっている。17aは吸気ダクト17が
筒状キャップ16の側壁に開口する開口部である。又、
上方に向って開口する漏斗状バルブシート18を吸気ダ
クト17の内端部に設けると共に、該漏斗状バルブシー
ト18の上面にボールバルブ19を載置することによ
り、常時は当該ボールバルブ19を自重で漏斗状バルブ
シート18上に着座保持させている。20は室内に設置
した便器、21は便器20と排水管11を接続する接続
排水管で、途中に封水部22を設けている。
あり、通気管12の上端に取り付けた筒状キャップ16
と、一方の端部を筒状キャップ16の外部に開放させ、
もう一方の端部を該筒状キャップ16の内部に開口させ
た吸気ダクト17を設けている。なお、筒状キャップ1
6は上端部に蓋体16aが設けられていてキャップ内は
閉塞された室となっている。17aは吸気ダクト17が
筒状キャップ16の側壁に開口する開口部である。又、
上方に向って開口する漏斗状バルブシート18を吸気ダ
クト17の内端部に設けると共に、該漏斗状バルブシー
ト18の上面にボールバルブ19を載置することによ
り、常時は当該ボールバルブ19を自重で漏斗状バルブ
シート18上に着座保持させている。20は室内に設置
した便器、21は便器20と排水管11を接続する接続
排水管で、途中に封水部22を設けている。
【0009】実施例では、漏斗状バルブシート18の上
端と筒状キャップ16の上壁の間の寸法をボールバルブ
19の直径より小さくしてボールバルブ19の飛び出し
を防止している。又、筒状キャップ16は、吸気ダクト
17及び漏斗状バルブシート18と共に硬質プラスチッ
クなどの成形品で構成する。さらに、ボールバルブ19
はゴムあるいはプラスチックなどの成形品で構成してい
る。
端と筒状キャップ16の上壁の間の寸法をボールバルブ
19の直径より小さくしてボールバルブ19の飛び出し
を防止している。又、筒状キャップ16は、吸気ダクト
17及び漏斗状バルブシート18と共に硬質プラスチッ
クなどの成形品で構成する。さらに、ボールバルブ19
はゴムあるいはプラスチックなどの成形品で構成してい
る。
【0010】上記のように構成された通気弁において、
常時は、図2に実線で示したようにボールバルブ19が
漏斗状バルブシート18の上面に自重で着座保持されて
吸気ダクト17を閉じている。従って、通気管12の上
端は閉じられており、キャップの外部に臭気が流失(逆
流)することはない。ところが、排水作用に伴って通気
管12の内部に負圧が発生すると、筒状キャップ16の
内外に圧力差が生じる。又、筒状キャップ16の外部の
圧力は吸気ダクト17及び漏斗状バルブシート18を介
してボールバルブ19にリフト力として作用している。
常時は、図2に実線で示したようにボールバルブ19が
漏斗状バルブシート18の上面に自重で着座保持されて
吸気ダクト17を閉じている。従って、通気管12の上
端は閉じられており、キャップの外部に臭気が流失(逆
流)することはない。ところが、排水作用に伴って通気
管12の内部に負圧が発生すると、筒状キャップ16の
内外に圧力差が生じる。又、筒状キャップ16の外部の
圧力は吸気ダクト17及び漏斗状バルブシート18を介
してボールバルブ19にリフト力として作用している。
【0011】そして、例えば、排水管11の途中に設け
た封水部22が破られる程度に強い負圧が発生すると、
ボールバルブ19に作用するリフト力が該バルブ19の
自重による着座力よりも大きくなるために、図2に一点
鎖線で示すように漏斗状バルブシート18からボールバ
ルブ19が浮上して吸気ダクト17を開く。すると、吸
気ダクト17を通って筒状キャップ16の内部に空気が
吸入されて負圧を低減させるために封水部22が破られ
るような大きな負圧が発生することがなく、室内への臭
気の逆流が防止される。
た封水部22が破られる程度に強い負圧が発生すると、
ボールバルブ19に作用するリフト力が該バルブ19の
自重による着座力よりも大きくなるために、図2に一点
鎖線で示すように漏斗状バルブシート18からボールバ
ルブ19が浮上して吸気ダクト17を開く。すると、吸
気ダクト17を通って筒状キャップ16の内部に空気が
吸入されて負圧を低減させるために封水部22が破られ
るような大きな負圧が発生することがなく、室内への臭
気の逆流が防止される。
【0012】又、漏斗状バルブシート18とボールバル
ブ19を組み合わせて用いているために、負圧が軽減さ
れるとボールバルブ19が自重で確実に漏斗状バルブシ
ート18に着座復帰し、臭気の逆流防止作用が行われ
る。
ブ19を組み合わせて用いているために、負圧が軽減さ
れるとボールバルブ19が自重で確実に漏斗状バルブシ
ート18に着座復帰し、臭気の逆流防止作用が行われ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明は、通気管の上端部からの臭気の
逆流を予防しつつ、排水管に設けた封水部が破られるよ
うな大きな負圧が発生することを防止して室内への臭気
の逆流を防止する。このため従来のように通気管を建物
の外部に突出させる必要がなく、従って、建物の外観を
損うこともなく、しかも建築コストを改善できるもので
ある。
逆流を予防しつつ、排水管に設けた封水部が破られるよ
うな大きな負圧が発生することを防止して室内への臭気
の逆流を防止する。このため従来のように通気管を建物
の外部に突出させる必要がなく、従って、建物の外観を
損うこともなく、しかも建築コストを改善できるもので
ある。
【図1】排水管用通気弁の取付状態を示す断面図。
【図2】排水管用通気弁の構造を示す断面図。
【図3】従来例を示す断面図。
10 建物 11 排水管 12 通気管 13 屋根 14 天井 15 通気弁 16 筒状キャップ 16a 蓋体 17 吸気ダクト 17a 吸気ダクトの開口部 18 漏斗状バルシート 19 ボールバルブ 20 便器 21 接続排水管 22 封水部
Claims (1)
- 【請求項1】 通気管の上端部に取り付けられ閉塞され
た室になっている筒状キャップと、一方の端部を該筒状
キャップの外部に開放させもう一方の端部を当該筒状キ
ャップの内部に開口させた吸気ダクトと、該吸気ダクト
が上記筒状キャップ内で開口している先端部に設けかつ
上方に向って開口する漏斗状バルブシートと、該漏斗状
バルブシートの上面に載置したボールバルブを備え、該
ボールバルブを自重で上記漏斗状バルブシート上に着座
保持させると共に、上記通気管を排水管の上端部に接続
して屋内に設置することを特徴とする排水管用の通気
弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16458394A JP2729353B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 排水管用の通気弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16458394A JP2729353B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 排水管用の通気弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH084071A true JPH084071A (ja) | 1996-01-09 |
JP2729353B2 JP2729353B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=15795935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16458394A Expired - Lifetime JP2729353B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 排水管用の通気弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2729353B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001006065A1 (fr) * | 1999-07-14 | 2001-01-25 | Yoshiya Kozono | Dispositif de ventilation |
JP2002309639A (ja) * | 2001-04-17 | 2002-10-23 | Maezawa Kasei Ind Co Ltd | 吸気弁の取付方法、吸気弁装置および管継手 |
JP2019044521A (ja) * | 2017-09-05 | 2019-03-22 | 株式会社ブリヂストン | 排水構造 |
JP2020051198A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | 積水ハウス株式会社 | カウンタ収納及びトイレ室 |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP16458394A patent/JP2729353B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001006065A1 (fr) * | 1999-07-14 | 2001-01-25 | Yoshiya Kozono | Dispositif de ventilation |
AU756967B2 (en) * | 1999-07-14 | 2003-01-30 | Yoshiya Kozono | Ventilation apparatus |
JP2002309639A (ja) * | 2001-04-17 | 2002-10-23 | Maezawa Kasei Ind Co Ltd | 吸気弁の取付方法、吸気弁装置および管継手 |
JP2019044521A (ja) * | 2017-09-05 | 2019-03-22 | 株式会社ブリヂストン | 排水構造 |
JP2020051198A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | 積水ハウス株式会社 | カウンタ収納及びトイレ室 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2729353B2 (ja) | 1998-03-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971028 |