JPH08219537A - 排気口のシャッター装置 - Google Patents
排気口のシャッター装置Info
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- JPH08219537A JPH08219537A JP2265695A JP2265695A JPH08219537A JP H08219537 A JPH08219537 A JP H08219537A JP 2265695 A JP2265695 A JP 2265695A JP 2265695 A JP2265695 A JP 2265695A JP H08219537 A JPH08219537 A JP H08219537A
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- Japan
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- movable blade
- exhaust port
- movable vane
- outside
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 逆流防止、雨水侵入防止、防虫・防鳥の機能
を合わせ持ち、圧力損失が小さく簡易な構成の排気口の
シャッター装置を提供することにある。 【構成】 排気口3を外部から被う筒部6内に開閉用の
可動羽根8を配置し、その横方向の回転軸9を可動羽根
の中心より上方にずらせて可動羽根8が自重で垂下して
筒部6内を閉じるように設定し、更に、可動羽根8の回
動を規制するストッパー11,12を、排気流の背圧に
対しては可動羽根の傾動を許すが、外部からの風圧等に
対しては回動を阻止するように設ける。
を合わせ持ち、圧力損失が小さく簡易な構成の排気口の
シャッター装置を提供することにある。 【構成】 排気口3を外部から被う筒部6内に開閉用の
可動羽根8を配置し、その横方向の回転軸9を可動羽根
の中心より上方にずらせて可動羽根8が自重で垂下して
筒部6内を閉じるように設定し、更に、可動羽根8の回
動を規制するストッパー11,12を、排気流の背圧に
対しては可動羽根の傾動を許すが、外部からの風圧等に
対しては回動を阻止するように設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気口のシャッター装
置に関するものである。
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビル建築物等における排気口に
おいては、その排気の逆流防止と雨水の侵入防止を図る
ことが望まれると共に、昆虫や鳥類の侵入を防止するこ
とも望まれる。
おいては、その排気の逆流防止と雨水の侵入防止を図る
ことが望まれると共に、昆虫や鳥類の侵入を防止するこ
とも望まれる。
【0003】従来、排気口には雨水侵入防止用のフード
装置が取り付けられるが、外壁に取り付ける小型の排気
口のフード装置は、これまで外観だけを重視したものが
多く、排気口に求められる排気逆流防止機能や昆虫・鳥
類の侵入防止機能については、別途チャッキダンパーを
設置したり、金網を設けるなどにより対応している。
装置が取り付けられるが、外壁に取り付ける小型の排気
口のフード装置は、これまで外観だけを重視したものが
多く、排気口に求められる排気逆流防止機能や昆虫・鳥
類の侵入防止機能については、別途チャッキダンパーを
設置したり、金網を設けるなどにより対応している。
【0004】図3は、その一般的な施工例を示したであ
り、建物の外壁1を貫くダクト2の排気口3にフード装
置24を設け、このフード装置24と一体又は別個の形
で排気口3を被って金網25又はガラリを設ける一方、
更に排気逆流防止のためのチャッキダンパー26を別個
に排気口3内に設置している。
り、建物の外壁1を貫くダクト2の排気口3にフード装
置24を設け、このフード装置24と一体又は別個の形
で排気口3を被って金網25又はガラリを設ける一方、
更に排気逆流防止のためのチャッキダンパー26を別個
に排気口3内に設置している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
逆流防止、雨水侵入防止、防虫・防鳥といった諸機能を
個別の装置で具現することは、そのため設置工事が増え
ると共に、金網の目詰まりにより長期的に設計風量を確
保することが難しい。
逆流防止、雨水侵入防止、防虫・防鳥といった諸機能を
個別の装置で具現することは、そのため設置工事が増え
ると共に、金網の目詰まりにより長期的に設計風量を確
保することが難しい。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、逆流防止、雨水侵入防止、防虫・防鳥の機能を合わ
せ持ち、圧力損失が小さく簡易な構成の排気口のシャッ
ター装置及びそれを用いたフード装置を提供することに
ある。
し、逆流防止、雨水侵入防止、防虫・防鳥の機能を合わ
せ持ち、圧力損失が小さく簡易な構成の排気口のシャッ
ター装置及びそれを用いたフード装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による排気口のシャッター装置は、排気口を
外部から被う筒部と、この筒部内に配置され横方向の回
転軸により回転自在に支承された筒部開閉用の可動羽根
とを設け、前記可動羽根の回転軸を、可動羽根が自重で
垂下して筒部内を閉じるように、可動羽根の横方向の中
心軸線より上方にずらせた位置に設け、更に、外部から
の風圧等による前記可動羽根の回動を規制するストッパ
ーを設けた構成のものである。
め、本発明による排気口のシャッター装置は、排気口を
外部から被う筒部と、この筒部内に配置され横方向の回
転軸により回転自在に支承された筒部開閉用の可動羽根
とを設け、前記可動羽根の回転軸を、可動羽根が自重で
垂下して筒部内を閉じるように、可動羽根の横方向の中
心軸線より上方にずらせた位置に設け、更に、外部から
の風圧等による前記可動羽根の回動を規制するストッパ
ーを設けた構成のものである。
【0008】
【作用】可動羽根の横方向の中心軸線から上側に偏心さ
せて回転軸を設定しているため、可動羽根は面積の大き
い大面部の方が下側になろうとする回動習性を有する。
そして、可動羽根の回動は、ストッパーにより、外部か
らの風圧等に対しては回動を阻止するように規制され
る。
せて回転軸を設定しているため、可動羽根は面積の大き
い大面部の方が下側になろうとする回動習性を有する。
そして、可動羽根の回動は、ストッパーにより、外部か
らの風圧等に対しては回動を阻止するように規制され
る。
【0009】従って、トイレや厨房などからの排気或い
は空調装置からの排気といった空気流のある時だけ可動
羽根が傾動して開き、それ以外の時は可動羽根が自動的
に閉じて逆流防止、雨水侵入防止、防虫・防鳥の機能を
発揮する。
は空調装置からの排気といった空気流のある時だけ可動
羽根が傾動して開き、それ以外の時は可動羽根が自動的
に閉じて逆流防止、雨水侵入防止、防虫・防鳥の機能を
発揮する。
【0010】しかも、可動羽根は、これまで逆流防止の
ためにダクト途中に設けていたチャッキダンパーと同一
の機能を発揮するため、ダクト途中に単独にチャッキダ
ンパーを設ける必要がなく、排気口の施工のコスト低減
と施工の簡略化が可能となる。
ためにダクト途中に設けていたチャッキダンパーと同一
の機能を発揮するため、ダクト途中に単独にチャッキダ
ンパーを設ける必要がなく、排気口の施工のコスト低減
と施工の簡略化が可能となる。
【0011】また、シャッター装置は、それ自体で、雨
水侵入防止や、防虫・防鳥のための手段として働くた
め、従来設置していた金網やガラリが不要になる。そし
て、可動羽根が傾動して筒部を開く場合、その回転軸よ
り下方の面積の大きい大面部だけでなく、回動軸より上
方の面積の小さい小面部も一体的に傾動して開くため、
可動羽根が大面部のみで小面部がない構成の場合に比
べ、通気損失を小さく抑えることができる。よって、金
網やガラリが不要となることにより、排気口の有効開口
面積を大きくとることができ、圧力損失の小さい効率的
な排気口のシャッター装置が得られる。
水侵入防止や、防虫・防鳥のための手段として働くた
め、従来設置していた金網やガラリが不要になる。そし
て、可動羽根が傾動して筒部を開く場合、その回転軸よ
り下方の面積の大きい大面部だけでなく、回動軸より上
方の面積の小さい小面部も一体的に傾動して開くため、
可動羽根が大面部のみで小面部がない構成の場合に比
べ、通気損失を小さく抑えることができる。よって、金
網やガラリが不要となることにより、排気口の有効開口
面積を大きくとることができ、圧力損失の小さい効率的
な排気口のシャッター装置が得られる。
【0012】なお、「横方向の」中心軸線又は回転軸と
言った場合、厳密に水平であることを要しない。重力で
可動羽根が垂下状態となり得るような角度範囲での傾斜
が許されるものである。
言った場合、厳密に水平であることを要しない。重力で
可動羽根が垂下状態となり得るような角度範囲での傾斜
が許されるものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
する。
【0014】図1において、1はビル建築物等の外壁で
あり、この外壁1に設けた開口1aに、トイレ等から延
出された直径100〜200mm程度の円形断面の排気
ダクト2の排出端が挿入されて、外壁1の外面に開放さ
れており、この外壁1を貫く排気ダクト2の開放口部分
をもって排気口3が形成されている。
あり、この外壁1に設けた開口1aに、トイレ等から延
出された直径100〜200mm程度の円形断面の排気
ダクト2の排出端が挿入されて、外壁1の外面に開放さ
れており、この外壁1を貫く排気ダクト2の開放口部分
をもって排気口3が形成されている。
【0015】5は上記の排気口3を外部から同軸的に被
うフード装置であり、その基部に取付部として設けられ
た外向フランジ部5aにて外壁1の表面にネジ4で取り
付けられている。
うフード装置であり、その基部に取付部として設けられ
た外向フランジ部5aにて外壁1の表面にネジ4で取り
付けられている。
【0016】このフード装置5は、上記外向フランジ部
5aを端面に有する筒部6と、その筒部6の上側部分か
ら排気口3の軸方向外側に延在させ且つ徐々に下側を被
い込むように彎曲させたフード本体7とを有する。この
筒部6は、排気口3を外部から同軸的に被うことができ
る大きさと姿態で設けられる。この実施例では、筒部6
は円形断面のダクト2に合わせた円筒形となっている
が、長方形断面とすることもできる。また、筒部6の断
面積は外壁開口1aより大きくしているが、ダクト2の
開口をカバーする大きさにすれば足りる。
5aを端面に有する筒部6と、その筒部6の上側部分か
ら排気口3の軸方向外側に延在させ且つ徐々に下側を被
い込むように彎曲させたフード本体7とを有する。この
筒部6は、排気口3を外部から同軸的に被うことができ
る大きさと姿態で設けられる。この実施例では、筒部6
は円形断面のダクト2に合わせた円筒形となっている
が、長方形断面とすることもできる。また、筒部6の断
面積は外壁開口1aより大きくしているが、ダクト2の
開口をカバーする大きさにすれば足りる。
【0017】更に、このフード装置5の筒部6内には、
その外側端部側に筒部開閉用の可動羽根8が配置され、
横方向に延在する回転軸9により回転自在に筒部6に支
承されている。この可動羽根8は筒部6と共働してシャ
ッター装置10を構成している。
その外側端部側に筒部開閉用の可動羽根8が配置され、
横方向に延在する回転軸9により回転自在に筒部6に支
承されている。この可動羽根8は筒部6と共働してシャ
ッター装置10を構成している。
【0018】この可動羽根8の横方向の回転軸9は、可
動羽根8の横方向の中心軸線(図2の中心軸線A)より
上方にずれた位置(図2の回動軸線B)に設けられ、こ
れにより面積の大きい大面部8aと面積の小さい小面部
8bとに分かれている。このため、可動羽根8は、その
大面部8a側が常に下側になろうとする回動習性を持
ち、通気等の外力を考えないときには図1に実線で示す
垂直状態にて静止するようになっている。
動羽根8の横方向の中心軸線(図2の中心軸線A)より
上方にずれた位置(図2の回動軸線B)に設けられ、こ
れにより面積の大きい大面部8aと面積の小さい小面部
8bとに分かれている。このため、可動羽根8は、その
大面部8a側が常に下側になろうとする回動習性を持
ち、通気等の外力を考えないときには図1に実線で示す
垂直状態にて静止するようになっている。
【0019】11,12はこの可動羽根8の回動を規制
するストッパーであり、図1に気流方向Cにて示す排気
流の背圧に対しては、可動羽根8の大面部8aが図1に
鎖線で示す如く外側に回動して通気開口を形成するが、
逆に外部からの風圧等に対しては、大面部8aの方が小
面部8bより面積が大きいため、可動羽根8は図1で時
計回りの力を受け、可動羽根8の大面部8aが図1の実
線の如くストッパー11で係止され、回動が阻止される
ようになっている。即ち、筒部6の軸方向に見て、大面
部8aに対するストッパー11は可動羽根8の内側に配
置され、小面部8bに対するストッパー12は可動羽根
8の外側に配置されている。
するストッパーであり、図1に気流方向Cにて示す排気
流の背圧に対しては、可動羽根8の大面部8aが図1に
鎖線で示す如く外側に回動して通気開口を形成するが、
逆に外部からの風圧等に対しては、大面部8aの方が小
面部8bより面積が大きいため、可動羽根8は図1で時
計回りの力を受け、可動羽根8の大面部8aが図1の実
線の如くストッパー11で係止され、回動が阻止される
ようになっている。即ち、筒部6の軸方向に見て、大面
部8aに対するストッパー11は可動羽根8の内側に配
置され、小面部8bに対するストッパー12は可動羽根
8の外側に配置されている。
【0020】上記シャッター装置10の可動羽根8のシ
ャッター機能を有効に発揮させるため、この実施例にお
いては、可動羽根8が自重で静止する垂直状態が筒部6
内で起こるように工夫されている。即ち、可動羽根8に
ついては、その肉厚分を考慮して大面部8aと小面部8
bとを排気口の軸方向に前後にずらせた段違いに配置
し、その際大面部8aを筒部軸方向外側にして配置し、
かつ両者を回転軸9の部分で結合させた段違い形に可動
羽根8を構成している。このため、この可動羽根8にお
いては、可動羽根8が自重で垂直状態に静止するように
大面部の内側にストッパー11を配置し又は小面部8b
の外側にストッパー12を配置したとき、ストッパー1
1,12は筒部6内に位置することとなるため、ストッ
パー12が筒部6外のフード本体7の領域に位置してし
まう場合のような隙間が発生せず、より効果的に封止作
用を営ませることができる。なお、実施例では大面部8
aと小面部8bの双方にストッパー11,12を設けた
が、いずれか一方を省略することができる。また、筒部
6の内部断面形状とこれに対する可動羽根8の形状は、
円形や長方形とすることもできる。
ャッター機能を有効に発揮させるため、この実施例にお
いては、可動羽根8が自重で静止する垂直状態が筒部6
内で起こるように工夫されている。即ち、可動羽根8に
ついては、その肉厚分を考慮して大面部8aと小面部8
bとを排気口の軸方向に前後にずらせた段違いに配置
し、その際大面部8aを筒部軸方向外側にして配置し、
かつ両者を回転軸9の部分で結合させた段違い形に可動
羽根8を構成している。このため、この可動羽根8にお
いては、可動羽根8が自重で垂直状態に静止するように
大面部の内側にストッパー11を配置し又は小面部8b
の外側にストッパー12を配置したとき、ストッパー1
1,12は筒部6内に位置することとなるため、ストッ
パー12が筒部6外のフード本体7の領域に位置してし
まう場合のような隙間が発生せず、より効果的に封止作
用を営ませることができる。なお、実施例では大面部8
aと小面部8bの双方にストッパー11,12を設けた
が、いずれか一方を省略することができる。また、筒部
6の内部断面形状とこれに対する可動羽根8の形状は、
円形や長方形とすることもできる。
【0021】上記のように、可動羽根8の横方向の中心
軸線Aから上側に偏心させて回転軸9を設定しているた
め、可動羽根8は面積の大きい大面部8aの方が下側に
なろうとする回動習性を有する。そして、可動羽根8の
回動は、ストッパー11,12により、排気流の背圧に
対しては可動羽根の傾動を許すが、外部からの風圧等に
対しては回動を阻止するように規制される。従って、ト
イレや厨房などからの排気或いは空調装置からの排気と
いった空気流のある時だけ可動羽根8が傾動して開き、
それ以外の時は可動羽根8が自動的に閉じて逆流防止、
雨水侵入防止、防虫・防鳥の機能を発揮する。要する
に、次のような利点が得られる。
軸線Aから上側に偏心させて回転軸9を設定しているた
め、可動羽根8は面積の大きい大面部8aの方が下側に
なろうとする回動習性を有する。そして、可動羽根8の
回動は、ストッパー11,12により、排気流の背圧に
対しては可動羽根の傾動を許すが、外部からの風圧等に
対しては回動を阻止するように規制される。従って、ト
イレや厨房などからの排気或いは空調装置からの排気と
いった空気流のある時だけ可動羽根8が傾動して開き、
それ以外の時は可動羽根8が自動的に閉じて逆流防止、
雨水侵入防止、防虫・防鳥の機能を発揮する。要する
に、次のような利点が得られる。
【0022】(1) 空調/排気停止時に外気が室内に入る
のを防止する。
のを防止する。
【0023】(2) 強風を伴う降雨時に雨水がダクト又は
室内に入るのを防止する。寒冷地にあっては雪の吹き込
みも防止できる。
室内に入るのを防止する。寒冷地にあっては雪の吹き込
みも防止できる。
【0024】(3) フード、ダクト内に虫や鳥が入るのを
防止する。
防止する。
【0025】しかも、上記フード装置5は、これまで逆
流防止のためにダクト途中に設けていたチャッキダンパ
ーと同一の機能を発揮するシャッター装置10を、フー
ド装置5に一体的に設けた構成であるため、ダクト途中
に単独にチャッキダンパーを設ける場合に比べて、排気
口の施工のコスト低減と施工の簡略化が可能となる。ま
た、シャッター装置10は、それ自体で、雨水侵入防止
や、防虫・防鳥のための手段として働くため、従来設置
していた金網やガラリが不要になる。この点からも排気
口の施工のコスト低減と施工の簡略化が可能となる。そ
して、可動羽根8が傾動して筒部を開く場合、その回転
軸9より下方の面積の大きい大面部8aだけでなく、回
動軸9より上方の面積の小さい小面部8bも一体的に傾
動して開くため、可動羽根が大面部8aのみで小面部8
bがない構成の場合に比べ、通気損失を小さく抑えるこ
とができる。よって、金網やガラリが不要となることに
より、排気口の有効開口面積を大きくとることができ、
長期的に設計風量を確保した圧力損失の小さい効率的な
排気口のシャッター装置が得られる。
流防止のためにダクト途中に設けていたチャッキダンパ
ーと同一の機能を発揮するシャッター装置10を、フー
ド装置5に一体的に設けた構成であるため、ダクト途中
に単独にチャッキダンパーを設ける場合に比べて、排気
口の施工のコスト低減と施工の簡略化が可能となる。ま
た、シャッター装置10は、それ自体で、雨水侵入防止
や、防虫・防鳥のための手段として働くため、従来設置
していた金網やガラリが不要になる。この点からも排気
口の施工のコスト低減と施工の簡略化が可能となる。そ
して、可動羽根8が傾動して筒部を開く場合、その回転
軸9より下方の面積の大きい大面部8aだけでなく、回
動軸9より上方の面積の小さい小面部8bも一体的に傾
動して開くため、可動羽根が大面部8aのみで小面部8
bがない構成の場合に比べ、通気損失を小さく抑えるこ
とができる。よって、金網やガラリが不要となることに
より、排気口の有効開口面積を大きくとることができ、
長期的に設計風量を確保した圧力損失の小さい効率的な
排気口のシャッター装置が得られる。
【0026】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、可動羽根
の横方向の中心軸線から上側に偏心させて回転軸を設定
しているため、可動羽根は面積の大きい大面部の方が下
側になろうとする回動習性を有し、そしてストッパーに
より、外部からの風圧等に対しては傾動できないように
回動規制される。
の横方向の中心軸線から上側に偏心させて回転軸を設定
しているため、可動羽根は面積の大きい大面部の方が下
側になろうとする回動習性を有し、そしてストッパーに
より、外部からの風圧等に対しては傾動できないように
回動規制される。
【0027】従って、トイレや厨房などからの排気或い
は空調装置からの排気といった空気流のある時だけ可動
羽根が傾動して開き、それ以外の時は可動羽根が自動的
に閉じるため、逆流防止、雨水侵入防止、防虫・防鳥の
機能を発揮する。
は空調装置からの排気といった空気流のある時だけ可動
羽根が傾動して開き、それ以外の時は可動羽根が自動的
に閉じるため、逆流防止、雨水侵入防止、防虫・防鳥の
機能を発揮する。
【0028】しかも、可動羽根がチャッキダンパーと同
一の機能を発揮するため、ダクト途中に単独にチャッキ
ダンパーを設ける必要がなく、排気口の施工のコスト低
減と施工の簡略化が可能となる。
一の機能を発揮するため、ダクト途中に単独にチャッキ
ダンパーを設ける必要がなく、排気口の施工のコスト低
減と施工の簡略化が可能となる。
【0029】また、可動羽根それ自体が、雨水侵入防止
や、防虫・防鳥のための手段として働くため、従来設置
していた金網やガラリが不要になるだけでなく、可動羽
根が開く場合、その回転軸より下方の大面部及び上方の
小面部が一体的に傾動して筒部内径を開くため、排気口
の有効開口面積を大きくとることができ、圧力損失の小
さい効率的な排気口のシャッター装置が得られる。
や、防虫・防鳥のための手段として働くため、従来設置
していた金網やガラリが不要になるだけでなく、可動羽
根が開く場合、その回転軸より下方の大面部及び上方の
小面部が一体的に傾動して筒部内径を開くため、排気口
の有効開口面積を大きくとることができ、圧力損失の小
さい効率的な排気口のシャッター装置が得られる。
【図1】本発明装置を建物の排気口に設けた状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】従来の排気口におけるフード装置,金網,チャ
ッキダンパー等の施工例を示した図である。
ッキダンパー等の施工例を示した図である。
1 外壁 1a 開口 2 ダクト 3 排気口 4 ネジ 5 フード装置 5a 外向フランジ部 6 筒部 7 フード本体 8 可動羽根 8a 大面部 8b 小面部 9 回転軸 10 シャッター装置 11,12 ストッパー A 横方向の中心軸線 B 回動軸線 C 気流方向
Claims (1)
- 【請求項1】 排気口を外部から被う筒部と、この筒部
内に配置され横方向の回転軸により回転自在に支承され
た筒部開閉用の可動羽根とを設け、前記可動羽根の回転
軸を、可動羽根が自重で垂下して筒部内を閉じるよう
に、可動羽根の横方向の中心軸線より上方にずらせた位
置に設け、更に、外部からの風圧等による前記可動羽根
の回動を規制するストッパーを設けたことを特徴とする
排気口のシャッター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2265695A JPH08219537A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 排気口のシャッター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2265695A JPH08219537A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 排気口のシャッター装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08219537A true JPH08219537A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12088892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2265695A Pending JPH08219537A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 排気口のシャッター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08219537A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009041847A (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-26 | Panasonic Corp | 空気調和機の排気排塵ダンパー |
JP2012193888A (ja) * | 2011-03-16 | 2012-10-11 | Seiho Products Co Ltd | 逆流防止換気装置と逆流防止換気方法 |
CN105464338A (zh) * | 2016-01-05 | 2016-04-06 | 苏州设计研究院股份有限公司 | 一种具有良好通风性能的隐蔽型地下室风井结构 |
-
1995
- 1995-02-10 JP JP2265695A patent/JPH08219537A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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