JP3030324B1 - ダンパ― - Google Patents
ダンパ―Info
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- JP3030324B1 JP3030324B1 JP11082353A JP8235399A JP3030324B1 JP 3030324 B1 JP3030324 B1 JP 3030324B1 JP 11082353 A JP11082353 A JP 11082353A JP 8235399 A JP8235399 A JP 8235399A JP 3030324 B1 JP3030324 B1 JP 3030324B1
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Abstract
の機能を備えたダンパーを提供する。 【解決手段】 主羽根回転軸4を中心に回動可能な主羽
根3と、補助羽根回転軸6を中心に回動可能な補助羽根
5を備える。順風時には、風量の増大にともない主羽根
3がダクト20の内部空間を閉塞する方向に回動して風
量を所定範囲内に調整する。逆風時には、風圧を受けた
主羽根3と補助羽根5との協働により前記内部空間を閉
塞して逆流を防止する。小風量時には、主羽根3による
風の抵抗が小さくなる位置へと主羽根3が回動するよう
に、主羽根回動軸4は主羽根3の重心に対してわずかに
ずらされているとともに、前記位置で主羽根3の回動が
停止するように、小風量時ストッパー10が設けられて
いる。主羽根3には、ダクト20内の風の流れにより近
傍に風だまりを生成させるための受風部7が設けられ、
風だまりが生成された側の空間と逆側の空間との気圧差
が主羽根3の回動を助成する。
Description
れダクト内の風量を制御するダンパーに関するものであ
る。
パーについて説明する。図22は従来の逆流防止ダンパ
ーを示す斜視図、図23は図22の逆流防止ダンパーの
構造を模式的に示した断面図、図24は従来の風量調整
ダンパーを示す斜視図、図25は図24の風量調整ダン
パーの構造を模式的に示した断面図である。
を制御するダンパーとして、ダクト内の風の流れが順
方向の時にはダクト内の風量を所定範囲内に調整する風
量調整機能を備えた風量調整ダンパーや、ダクト内の
風の流れが逆方向の時にはダクト内の風量をほぼゼロに
する逆流防止機能を備えた逆流防止ダンパーがある。こ
のような風量調整ダンパーや逆流防止ダンパーは、例え
ば、ダクトを用いて室内外の空気の換気を行う換気構造
等に用いられる。
ー100は、円筒状の枠部材100aと、この枠部材1
00aの内側に設けられ、この枠部材100aの空洞部
を塞ぐ半円状の上羽根100b、及び下羽根100c
と、この下羽根100cに設けられた錘100dと、上
羽根100bと下羽根100cが逆方向に倒れないよう
にするためのストッパー100eなどにより構成されて
いる。
は、それぞれ直径部100f,100fを支点として回
動自在となっており、常時においては、上羽根100b
は自重によって中心方向に略90度倒れ、また、下羽根
100cは錘100dが垂れ下がることによって中心方
向に略90度倒れるようになっている。そして、図23
中の右側から空気が流れ込む場合には、この開いた上下
の隙間から空気が流れるようになっているが、図23中
の左側から空気が流れ込む場合には、この空気の圧力に
より前記上羽根100bと前記下羽根100cが前記ス
トッパー100eの位置まで動くことにより、ダクト1
10内の風の流れがせき止められるようになっている。
20は、可撓性を有し断面が弧状となっている4枚の風
量調整羽根120a…と、ストッパー120b…と、が
らり120cなどにより構成されている。
印の方向に空気が流入すると、ダクト140と風量調整
羽根120a…との間の隙間120dから空気が流れる
が、このとき、風量調整羽根120a…は空気の圧力に
よって隙間120d,120dを塞ぐように撓むように
なっている。そして、風の流量が多くなると、風量調整
羽根120a…に働く圧力も増加して隙間120d,1
20dが更に小さくなることにより、ダクト110を流
れる風量が調整されるようになっている。
方向の風量を調整(過剰風量を防止)する従来の換気構
造(給気ダクトや排気ダクトなど)は、例えば、上記の
逆流防止ダンパー100と風量調整ダンパー120とを
ダクトに直列で設けたものであった。
従来の換気構造では、逆流防止ダンパー100と風量調
整ダンパー120とをともに設ける必要があるため、コ
ストがかかるとともに、設置スペースを確保する必要が
あるため、設置可能な条件に制限があった。また、逆流
防止ダンパー100と風量調整ダンパー120をともに
設けるため、これら2つのダンパーの圧力損失を合計し
た圧力損失が生じるため、ダクト内の流量が減り、換気
効率が悪くなってしまうといった問題があった。具体的
には、逆流防止ダンパー100は風量が増えるに従って
羽根が押し上げられるので、通過面積が大きくなり、風
速が落ちて圧力損失が小さくなる。つまり、風量が小さ
いときほど圧損係数が大きく、大風量時ほど圧損係数が
小さくなり、これは、風量調整とは逆の働きをすること
になる。(その分を風量調整ダンパー120が補うが、
逆流防止ダンパー100が風量調整ダンパー120の風
量調整機能の邪魔をすることになる。)
0は、構成が複雑であるため、製作コストがかかるとい
った問題があった。
で逆流防止と風量調整の2つの機能を備えたダンパーを
提供することにある。また、本発明の目的は、簡易な構
造で低コストな風量調整機能を備えたダンパーを提供す
ることにある。
請求項1記載の発明は、ダクト(20)に取付けられダ
クト内の風量を制御するダンパー(1)であって、ダク
トに連接されることで該ダクトの一部を構成する枠部材
(2)と、前記ダクトの長手方向に直交する主羽根回転
軸(4)を中心に回動可能な主羽根(3)と、前記主羽
根回転軸とほぼ一致する補助羽根回転軸(6)を中心に
回動可能な補助羽根(5)とを備え、順風時には、風量
の増大にともない揚力を受けた前記主羽根が前記ダクト
の内部空間を閉塞する方向に回動することで風量を所定
範囲内に調整し、逆風時には、風圧を受けた前記主羽根
と前記補助羽根との協働により前記内部空間を閉塞して
風量をほぼゼロにし、逆流を防止することを特徴として
いる。
接されてダクトの一部を構成する枠部材と、主羽根回転
軸を中心に回動可能な主羽根と、補助羽根回転軸を中心
に回動可能な補助羽根とを備え、順風時には主羽根がダ
クトの内部空間を閉塞する方向に回動することで風量を
所定範囲内に調整し、逆風時には主羽根と補助羽根との
協働によりダクトの内部空間を閉塞して風量をほぼゼロ
にして逆流を防止するので、簡易な構造で風量調整と逆
流防止との両方の機能を備えることができ、コストがか
からない。また、順風時には風量を所定範囲内に調整す
る風量調整機能と、逆風時には風量をほぼゼロにする逆
流防止機能とをともに1つのダンパーに備えたので、こ
のダンパーをダクト内で風の逆流を防止しつつ順方向の
風量を調整する給気ダクトや排気ダクトなどの換気構造
に適用すると、1つのダンパーで風量調整と逆流防止と
の両方の機能を満たすことができる。また、1つのダン
パーで足りるので小さい設置スペースで良く、設置可能
な条件の自由度が増す。さらに、1つのダンパーで良い
ため、圧力損失を小さく抑えることができ、順風が小風
量の時にも風がダクト内を抵抗なく流れることができる
ので、換気構造の良好な換気効率が得られる。
の他、楕円筒形状、四角筒形状のもの等であっても良
い。従って、枠部材、主羽根、補助羽根の形状はそれぞ
れ、ダクトの形状に合わせて適宜変更して設計すること
とする。主羽根回動軸の位置としては、ダクトの中心を
通過する位置であることが挙げられるが、ダクトの中心
からオフセットされた位置であっても良い。また、主羽
根回動軸の位置に対応して、補助羽根の位置は変動す
る。
交する平面によるダクトの内空断面に対応した寸法形状
(具体的には、ダクトが円筒形状の場合には、ダクトの
内径に対応した外径を有する円板状のものなど)である
ことが挙げられる。主羽根は、主羽根回動軸を中心にダ
クト内で回動可能で、しかも、主羽根回転軸とダクトの
軸心方向とを含む平面より上側のダクトの内部空間を閉
塞可能で、かつ、前記平面より下側の前記内部空間をほ
ぼ閉塞可能なものであれば、その他でも良い。換言すれ
ば、主羽根の回転面方向の径が、ダクトの軸心方向に直
交する平面によるダクトの内空断面の径を越えても良い
(具体的には、ダクトが円筒形状の場合には、短軸が円
筒形状の内径に対応し、長軸が円筒形状の内径を越える
楕円形でもよい等)。このように、主羽根の寸法を大き
く設定した場合、請求項4記載のように主羽根ストッパ
ーを備える必然性はなくなる。
直交する平面によるダクトの内空断面のうち補助羽根回
動軸より下側部分に対応した寸法形状(具体的には、ダ
クトが円筒形状の場合には、ダクトの内径に対応した外
径を有する円板を2分割した形状のものなど)であるこ
とが挙げられる。補助羽根は、補助羽根回動軸を中心に
ダクト内で回動可能で、しかも、前記平面より下側の前
記内部空間を閉塞可能なものであれば、その他でも良
い。換言すれば、補助羽根の回転面方向の径が、補助羽
根回動軸からダクトの内面に至る距離を超えても良い
(具体的には、ダクトが円筒形状の場合には、短軸が円
筒形状の内径に対応し、長軸が円筒形状の内径を越える
楕円形を2分割した形状でもよい等)。このように、補
助羽根の寸法を大きく設定した場合、請求項5記載のよ
うに補助羽根ストッパーを備える必然性はなくなる。ま
た、このように、補助羽根の寸法を大きく設定した場合
には、補助羽根を略J字形状に形成し、略J字形状の曲
面部でダクトの内周に当接するようにしても良い。
ンパーであって、順風の風量が小さい時には、前記主羽
根(3)による風の抵抗が小さくなる位置へと前記主羽
根が回動するように、前記主羽根回動軸(4)は前記主
羽根の重心に対してわずかにずらされているとともに、
前記位置で前記主羽根の回動が停止するように、小風量
時ストッパー(10)が設けられていることを特徴とし
ている。
軸が主羽根の重心に対してわずかにずらされていること
により、順風の風量が小さい時には主羽根が主羽根によ
る風の抵抗が小さくなる位置へと重力に従って回動する
ので、ダクト内の風量が小さいときのダンパーによる圧
力損失を低減できる。よって、風量が小さくても抵抗を
受けることなく風がダクト内を流れることができる。従
って、風量が小さい時の換気構造の良好な換気効率が得
られる。
うに、主羽根に受風部が設けられている場合には、初期
状態として主羽根がダクトの長手方向に沿っている状態
(ダクトの長手方向が水平方向の場合は主羽根が水平に
なっている状態)であっても、ダクト内に風が吹くと、
受風部の作用により主羽根がダクトの内部空間を閉塞す
る方向に回動する。従って、この場合、ここでいう「主
羽根による風の抵抗が小さくなる位置」とは、主羽根が
ダクトの長手方向に沿った状態であることが挙げられる
(この状態の時に主羽根による風の抵抗が最も小さくな
るため)。一方、主羽根に受風部が設けられていない場
合には、初期状態として主羽根がダクトの長手方向に沿
っている状態でダクト内に風が吹いても、ダクトの内部
空間を閉塞する方向に所望の回動をしない可能性があ
る。従って、この場合、ここでいう「主羽根による風の
抵抗が小さくなる位置」とは、ダクトの長手方向に沿っ
た状態から主羽根がわずかに前記内部空間を閉塞する方
向に傾斜した状態であることが挙げられる。このよう
に、主羽根を傾斜させておくことで、主羽根に受風部を
設けていなくても、ダクト内に風が吹くと、主羽根が受
ける揚力のアンバランスにより主羽根がダクトの内部空
間を閉塞する方向に回動するようにできる。
載のダンパーであって、前記主羽根(3)には、前記ダ
クト(20)内の風の流れにより前記主羽根(3)の近
傍に風だまりを生成させるための受風部(例えば受風板
7等)が設けられ、前記主羽根に対して前記風だまりが
生成された側の空間と逆側の空間との気圧差が前記主羽
根の回動を助成することを特徴としている。
けられた受風部の作用によりダクト内の風の流れによっ
て主羽根の近傍に風だまりが生じ、主羽根に対して風だ
まりが生成された側の空間と逆側の空間との気圧差によ
り主羽根の回動を助成することができる。
れる風が受風部に衝突して風の「たまり」が生じるよう
に、主羽根に設けられた起伏であれば何でも良い。この
ような受風部は、例えば、主羽根に対して交差する方向
に設けられた板であることが挙げられる。あるいは、受
風部は、主羽根の一部が起伏を有するように形成された
ものであっても良い。このような受風部は、主羽根の回
動を好適に助成できるように、原則として、主羽根の逆
風側の下面か、又は主羽根の順風側の上面に設けられて
いることとする。
3記載のダンパーであって、逆風時に、前記主羽根
(3)と前記補助羽根(5)との協働により前記内部空
間を閉塞した状態で前記主羽根の回動を停止させるため
の主羽根ストッパー(8)を備えたことを特徴としてい
る。
主羽根と補助羽根との協働によりダクトの内部空間を閉
塞した状態で主羽根ストッパーにより主羽根の回動を停
止させることができるので、主羽根と補助羽根との協働
によりダクトの内部空間を閉塞した位置を越えて主羽根
が回動することを防止でき、確実に逆流を防止すること
ができる。
内面に突出して設けられたビスや突出片であることが挙
げられる。
又は4記載のダンパーであって、逆風時に、前記主羽根
(3)と前記補助羽根(5)との協働により前記内部空
間を閉塞した状態で前記補助羽根の回動を停止させるた
めの補助羽根ストッパー(9)を備えたことを特徴とし
ている。
主羽根と補助羽根との協働によりダクトの内部空間を閉
塞した状態で補助羽根ストッパーにより補助羽根の回動
を停止させることができるので、主羽根と補助羽根との
協働によりダクトの内部空間を閉塞した位置を越えて補
助羽根が回動することを防止でき、確実に逆流を防止す
ることができる。
の内面に突出して設けられたビスや突出片であることが
挙げられる。
れダクト内の風量を制御するダンパー(30)であっ
て、ダクトに連接されることで該ダクトの一部を構成す
る枠部材(2)と、前記ダクトの長手方向に直交する主
羽根回転軸(4)を中心に回動可能な主羽根(3)を備
え、ダクト内の風量の増大にともない揚力を受けた前記
主羽根が前記ダクトの内部空間を閉塞する方向に回動す
ることで風量を所定範囲内に調整することを特徴として
いる。
接されてダクトの一部を構成する枠部材と、ダクトの長
手方向に直交する主羽根回転軸を中心に回動可能な主羽
根を備え、風量の増大にともない揚力を受けた主羽根が
主羽根回転軸を中心にダクトの内部空間を閉塞する方向
に回動することで風量を所定範囲内に調整するので、簡
易な構造とすることができ、コストがかからない。
の他、楕円筒形状、四角筒形状のもの等であっても良
い。従って、枠部材、主羽根、補助羽根の形状はそれぞ
れ、ダクトの形状に合わせて適宜変更して設計すること
とする。主羽根回動軸の位置としては、ダクトの中心を
通過する位置であることが挙げられるが、ダクトの中心
からオフセットされた位置であっても良い。
交する平面によるダクトの内空断面に対応した寸法形状
(具体的には、ダクトが円筒形状の場合には、ダクトの
内径に対応した外径を有する円板状のものなど)である
ことが挙げられる。主羽根は、ダクトの内部空間をほぼ
閉塞可能なものであれば、その他でも良い。換言すれ
ば、主羽根の回転面方向の径が、ダクトの軸心方向に直
交する平面によるダクトの内空断面の径を越えても良い
(具体的には、ダクトが円筒形状の場合には、短軸が円
筒形状の内径に対応し、長軸が円筒形状の内径を越える
楕円形でもよい等)。
ンパーであって、小風量時には、前記主羽根(3)によ
る風の抵抗が最小限となる位置へと前記主羽根が回動す
るように、前記主羽根回動軸(4)は前記主羽根の重心
に対してわずかにずらされているとともに、前記位置で
前記主羽根の回動が停止するように、小風量時ストッパ
ー(10)が設けられていることを特徴としている。
軸は主羽根の重心に対してわずかにずらされていること
により、順風の風量が小さい時には主羽根が主羽根によ
る風の抵抗が小さくなる位置へと重力に従って回動する
ので、ダクト内の風量が小さいときのダンパーによる圧
力損失を低減できる。よって、風量が小さくても抵抗を
受けることなく風がダクト内を流れることができる。従
って、風量が小さいときの換気構造の良好な換気効率が
得られる。
うに、主羽根に受風部が設けられている場合には、初期
状態として主羽根がダクトの長手方向に沿っている状態
(ダクトの長手方向が水平方向の場合は主羽根が水平に
なっている状態)であっても、ダクト内に風が吹くと、
受風部の作用により主羽根がダクトの内部空間を閉塞す
る方向に回動する。従って、この場合、ここでいう「主
羽根による風の抵抗が小さくなる位置」とは、主羽根が
ダクトの長手方向に沿った状態であることが挙げられる
(この状態の時に主羽根による風の抵抗が最も小さくな
るため)。一方、主羽根に受風部が設けられていない場
合には、初期状態として主羽根がダクトの長手方向に沿
っている状態でダクト内に風が吹いても、ダクトの内部
空間を閉塞する方向に所望の回動をしない可能性があ
る。従って、この場合、ここでいう「主羽根による風の
抵抗が小さくなる位置」とは、ダクトの長手方向に沿っ
た状態から主羽根がわずかに前記内部空間を閉塞する方
向に傾斜した状態であることが挙げられる。このよう
に、主羽根を傾斜させておくことで、主羽根に受風部を
設けていなくても、ダクト内に風が吹くと、主羽根が受
ける揚力のアンバランスにより主羽根がダクトの内部空
間を閉塞する方向に回動するようにできる。
載のダンパーであって、前記主羽根(3)には、前記ダ
クト内の風の流れにより前記主羽根の近傍に風だまりを
生じさせるための受風部(例えば受風板7等)が設けら
れ、前記主羽根に対して前記風だまりが生成された側の
空間と逆側の空間との気圧差が前記主羽根の回動を助成
することを特徴としている。
けられた受風部の作用によりダクト内の風の流れによっ
て主羽根の近傍に風だまりが生じ、主羽根に対して風だ
まりが生成された側の空間と逆側の空間との気圧差によ
り主羽根の回動を助成することができる。よって、風量
の増加にともなって、主羽根が円滑に所望の回動動作を
行うことができる。
れる風が受風部に衝突して風の「たまり」が生じるよう
に、主羽根に設けられた起伏であれば何でも良い。この
ような受風部は、例えば、主羽根に対して交差する方向
に設けられた板であることが挙げられる。あるいは、受
風部は、主羽根の一部が起伏を有するように形成された
ものであっても良い。
本発明に係る第一の実施の形態例を図1から図8に基づ
いて説明する。図1は本発明に係る第一の実施の形態例
のダンパーを示す斜視図、図2は小風量時の羽根の状態
を示すモデル図、図3は中風量時の羽根の状態を示すモ
デル図、図4は大風量時の羽根の状態を示すモデル図、
図5は強風量時の羽根の状態を示すモデル図、図6は逆
風時(初期)の羽根の状態を示すモデル図、図7は逆風
時の羽根の状態を示すモデル図、図8は風量と圧力損失
との関係を示す図である。
逆流防止風量調整ダンパー1は、ダクト20に連接され
ることでダクト20の一部を構成する円筒状の枠部材
2、枠部材2の内径に対応する径の円板状の主羽根3
と、主羽根3と同径の半円板状の補助羽根5を備えてい
る。
る回転軸(主羽根回転軸)4を介して枠部材2の内部に
取付けられ、この回転軸4を中心に円滑に回動可能とな
っている。この回転軸4の長手方向は、例えば水平方向
となるように設定されている。枠部材2の上部内面には
ストッパー(主羽根ストッパー)8が設けられ、主羽根
3が枠部材2の内部空間を閉塞した状態で主羽根3の時
計回りの回動を規制するようになっている。
ける左側部分を上動作部3a、同じく右側部分を下動作
部3bとすると、上動作部3aが下動作部3bよりもわ
ずかに重くなるように、回転軸4は主羽根3の重心から
僅かにずらした位置に設定されている。従って、主羽根
3が風の抵抗をほとんど受けない無風時および小風量時
の状態では、上動作部3aが重力に従って下がり、主羽
根3が反時計回りに回動しようとするが、主羽根3が水
平になったあたりでこの回動を規制するように、枠部材
2の内面には例えばビス等のストッパー(小風量時スト
ッパー)10が設けられている。ただし、主羽根3が回
動しやすいように、回転軸4は主羽根3の重心の近くで
あることが望ましい。
転軸(補助羽根回転軸)6を介して枠部材2の内部に取
付けられ、この回転軸6を中心に円滑に回動可能となっ
ている。枠部材2の下部内面にはストッパー(補助羽根
ストッパー)9が設けられ、補助羽根5が枠部材2の内
部空間のうち回転軸6より下側部分を閉塞した状態で補
助羽根5の反時計回りの回動を規制するようになってい
る。従って、補助羽根5はストッパー9よりも左側の領
域において円滑に回動可能となっている。この補助羽根
5は、ある一定値以上の風圧を右側から受けるまでは、
回転軸6から下に垂れ下がった状態である。また、左側
から風圧を受けても、ストッパー9により回動を規制さ
れる。
部材2内)の風の流れにより主羽根3の近傍に風だまり
を生じさせるための受風板(受風部)7が設けられてい
る。ここで、上述したように、無風時および小風量時の
状態では上動作部3aが下がるように、主羽根3の上動
作部3aは下動作部3bよりもわずかに重く設定されて
いるが、これは、主羽根3に受風板7が設けられたため
であっても良いし、主羽根3に対する回転軸4の位置を
わずかに主羽根3の中心からずらして設定したためであ
っても良いし、あるいは上動作部3に重り(図示省略)
を設けたためであっても良い。
て、以下に詳細に説明する。なお、以下では、図の右側
からの風を順風、図の左側からの風を逆風と記載する。
また、小風量、中風量、大風量、風量、および風などの
記載は、順風に関するものとする。
作部3aが下動作部3bよりも重いため、ダクト20内
部が無風状態であるか、または、小風量な状態では、ス
トッパー10に当接するまで主羽根3が反時計回りに回
動した状態となり、図2に示されるように主羽根3が水
平となる。また、補助羽根5がストッパーから離れる臨
界風量に達しておらず、補助羽根5は下に垂れた状態の
ままである。これにより、風は主羽根3の上部空間を吹
き抜ける。このとき、図8に示される風量と圧力損失と
の関係からわかるように、ダンパー1の内部ではほとん
ど圧力損失を生じない形態となっており、風はほとんど
抵抗なくダンパー1内部を吹き抜けることができる。
20内部を流れる風量が増加して中風量になり、補助羽
根5がストッパー9から離れる臨界風量に達すると、補
助羽根5がある値以上の風圧を右側から受けることにな
る。すると、図3に示されるように回動軸6を中心に補
助羽根5が時計回りに回動して、補助羽根5と枠部材2
の下部内面との間に隙間が生じる。これにより、風は主
羽根3の上部空間および補助羽根4の下部空間を吹き抜
ける。
20内部を流れる風量がさらに増加して大風量になる
と、補助羽根5がさらに時計方向に回動して補助羽根5
が受風板7に衝突し、主羽根3が僅かに時計回りに回動
して主羽根3の上動作部3aが少し上に上がる。これに
より、枠部材2の内部において主羽根3の上部空間は右
側から左側にかけて狭くなるため、この空間を通過する
風の流速は右側から左側に向かうにつれて次第に大きく
なる。従って、上動作部3aには、下動作部3bに働く
揚力よりも大きな揚力が作用して上動作部3aがさらに
上に上がる(主羽根3がさらに時計回りに回動する)こ
とになる(図4参照)。
20内部を流れる風量がさらに増加して強風量になる
と、さらに主羽根3が時計回りに回動して主羽根3が
ストッパー8にぶつかりそうになり、主羽根3の上下を
通過する風量が著しく少なくなる。すると、上動作部3
a、下動作部3bが受ける揚力が小さくなるとともにこ
れら揚力差も小さくなり、主羽根3が少し反時計回り
に回動して主羽根3の上下を通過する風量がわずかに増
加する。これにより再び上動作部3aが揚力を受けて
主羽根3がわずかに時計回りに回動して主羽根3の上下
を通過する風量が少なくなる。以後、徐々に減衰しなが
らこれら〜の動作が繰り返されて風量が安定する
(図5参照)。このとき、図8に示されるように、大風
量時から強風量時への移行では風量と圧力損失の関係が
連続していないが、この例では常に100m3/h程度
以内に風量を調整することができている。
により、図6に示されるように、上動作部3aの下部空
間に風溜まりが生じ、上動作部3aの下部空間と上部空
間とに気圧差が生じる。これにより、上動作部3aが揚
力を受けて、上動作部3aが上に上がり、最終的には図
7に示されるように、主羽根3がストッパー8に当接す
るまで主羽根3が時計回りに回動し、主羽根3、補助羽
根5により枠部材2が閉塞される。よって、ダクト20
内部に気流がない状態として逆流を防止できる。
整ダンパー1によれば、換気構造に用いた場合、1つの
ダンパーで、風量調整と逆流防止との両方の機能を有す
るので、風量調整ダンパーと逆流防止ダンパーとをとも
に用いる必要がない。また、1つのダンパーで足りるの
で小さい設置スペースで良く、設置可能な条件の自由度
が増す。さらに、1つのダンパーで良いため、圧力損失
を小さく抑えることができ、順風が小風量の時にも風が
ダクト内を抵抗なく流れることができるので、換気構造
の良好な換気効率が得られる。また、枠部材2、主羽根
3、補助羽根4、受風板7等により構成される簡易な構
造であるので、低コストに得られる。
てわずかにずらされていることにより、順風の風量が小
さい時には主羽根3が主羽根3による風の抵抗が小さく
なる位置へと重力に従って回動するので、ダクト20内
の風量が小さいときのダンパー1による圧力損失を低減
できる。よって、風量が小さくても抵抗を受けることな
く風がダクト20内を流れることができる。従って、風
量が小さい時の換気構造の良好な換気効率が得られる。
作用によりダクト20内の風の流れによって主羽根3の
近傍に風だまりが生じ、主羽根3に対して風だまりが生
成された側の空間と逆側の空間との気圧差により主羽根
3の回動を助成することができる。
の協働により枠部材2の内部空間を閉塞した状態で主羽
根3の回動を停止させるためのストッパー8と、補助羽
根5の回動を停止させるためのストッパー9とを備えた
ので、主羽根と補助羽根によりダクトの内部空間を閉塞
した位置を越えて主羽根3および補助羽根5が回動する
ことを防止でき、確実に逆流を防止することができる。
部材2の形状を円筒状としたが、楕円筒状や四角筒状の
ものでもよく、主羽根3、補助羽根5の形状も、枠部材
2の形状に合わせて適宜変更可能である。また、主羽根
3の形状を円板状としたが、楕円板状でも良い。さら
に、補助羽根5も、楕円板を2分割したような形状であ
っても良い。
の実施の形態例の変形例について説明する。図9は受風
部の変形例を示す図、図10は受風部がない場合の変形
例を示す図、図11は補助羽根の変形例を示す図であ
る。なお、第一の実施の形態例と同様の構成要素には同
一の符号を付し、その説明を省略する。
(C)に示されるように、上述した第一の実施の形態例
における受風板7の取付角度を変更した受風板21や受
風板23であっても良いし、図9の(B)に示されるよ
うに、略く字状の受風板22であっても良い。また、図
9の(D)、(E)、(F)、(G)に示されるよう
に、第一の実施の形態例における受風板7、図9の
(A)、(B)、(C)の受風板7、21、22、23
を主羽根3の回転軸4に対して対称な位置に取り付けた
受風板24、25、26、27であってもよい。
が設けられていない主羽根3であっても良い。ただし、
この場合、無風時又は小風量時にも、主羽根3が若干の
傾きを持つように、ストッパー10の位置を設定してお
くこととする。これにより、順風の風量の増大にともな
い、受風部3がなくても主羽根3が揚力の作用により時
計回りに回動できる。
根は、略J字形状を有しているとともに、回転軸6より
も下側の枠部材2の内部空間よりも大きく設定され、略
J字形状の曲面部で枠部材2の内周に当接可能な補助羽
根15であってもよい。このような補助羽根15を用い
ることにより、ストッパー9が不要になる。これは、上
述した全ての例に適用可能である。
係る第二の実施の形態例を図12から図15に基づいて
説明する。図12は無風時の羽根の状態を示すモデル
図、図13は小風量時の羽根の状態を示すモデル図、図
14は中風量時の羽根の状態を示すモデル図、図15は
大・強風量時の羽根の状態を示すモデル図である。この
第二の実施の形態例のダンパー30は、補助羽根5,回
転軸6,ストッパー9がない点で、第一の実施の形態例
のダンパー1と異なる。従って、第一の実施の形態例の
ダンパー1と同様のその他の構成要素については、同一
の符号を付して説明する。
いて、以下に詳細に説明する。<無風時および微風時>
主羽根3の上動作部3aが下動作部3bよりも重いた
め、ダクト20内部が無風状態であるか、または、微風
量な状態では、ストッパー10に当接するまで主羽根3
が反時計回りに回動した状態となり、図12に示される
ように主羽根3が水平となる。これにより、微風は主羽
根3の上側及び下側空間を吹き抜ける。このとき、ダン
パー30の内部ではほとんど圧力損失を生じない形態と
なっており、風はほとんど抵抗なくダンパー30内部を
吹き抜けることができる。
0内部を流れる風量が増加して微風から小風量になる
と、受風板7と上動作部3aとの間に風だまりが生じ、
上動作部3aの両面で圧力差が生じる。これにより図1
3に示されるように上動作部3aが少し上に上がる(主
羽根3が少し時計回りに回動する)。
2の内部における主羽根3の上部空間は小風量時の時点
で既に右側から左側にかけて狭くなっているため、この
空間を通過する風の流速は右側から左側に向かうにつれ
て次第に大きくなっている。このため、ダクト20内部
を流れる風量がさらに増加して中風量になると、上動作
部3aには、下動作部3bに働く揚力よりも大きな揚力
が作用して上動作部3aがさらに上に上がる(主羽根3
がさらに時計回りに回動する)ことになる(図14参
照)。
クト20内部を流れる風量がさらに増加して大・強風量
になると、さらに主羽根3が時計回りに回動して主羽
根3がストッパー8にぶつかりそうになり、主羽根3の
上下を通過する風量が著しく少なくなる。すると、上動
作部3a、下動作部3bが受ける揚力が小さくなるとと
もにこれら揚力差も小さくなり、主羽根3が少し反時
計回りに回動して主羽根3の上下を通過する風量がわず
かに増加する。これにより再び上動作部3aが揚力を
受けて主羽根3がわずかに時計回りに回動して主羽根3
の上下を通過する風量が少なくなる。以後、徐々に減衰
しながらこれら〜の動作が繰り返されて風量が安定
し、風量を所定範囲内に調整することができる(図15
参照)。
態例のダンパー30によれば、極めて簡易な構造の風量
調整ダンパーであるので、低コストに実現できる。
二の実施の形態例の変形例について説明する。図16か
ら図19は受風部の変形例を示す図、図20は受風部が
ない場合の変形例を示す図、図21は主羽根の変形例を
示す図である。なお、第二の実施の形態例と同様の構成
要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
うに、上述した第二の実施の形態例における受風板7を
主羽根3の裏面に取り付けた受風板31(図16の
(A))、回転軸4に対して対称な位置に取り付けた受
風板32(図16の(B))、あるいは、この位置の裏
面に取り付けた受風板33(図16の(C))であって
も良い。また、図17、図19に示されるように、これ
ら4つの位置に、受風板7の取付角度を変更して取り付
けた受風板34(図17の(A))、受風板35(図1
7の(B))、受風板36(図17の(C))、受風板
37(図17の(D))、受風板42(図19の
(A))、受風板43(図19の(B))、受風板44
(図19の(C))、受風板45(図19の(D))で
あっても良い。あるいは、図18に示されるように、こ
れら4つの位置に設けられた略く字状の受風板38(図
18の(A))、受風板39(図18の(B))、受風
板40(図18の(C))、受風板41(図18の
(D))であっても良い。
が設けられていない主羽根3であっても良い。ただし、
この場合、無風時又は小風量時にも、主羽根3が若干の
傾きを持つように、ストッパー10の位置を設定してお
くこととする。これにより、順風の風量の増大にともな
い、受風部3がなくても主羽根3が揚力の作用により時
計回りに回動できる。
は、略J字形状を有しているとともに、上動作部13a
が回転軸4よりも上側の枠部材2の内部空間よりも大き
く設定され、略J字形状の曲面部で枠部材の曲面部に当
接可能な主羽根13であってもよい。このような主羽根
13を用いることにより、ストッパー8が不要になる。
これは、上述した第二の実施の形態例、および第二の実
施の形態例の全ての変形例に適用可能である。
れば、ダクトに連接されてダクトの一部を構成する枠部
材と、主羽根回転軸を中心に回動可能な主羽根と、補助
羽根回転軸を中心に回動可能な補助羽根との簡易な構造
で風量調整と逆流防止との両方の機能を備えることがで
き、低コストで実現できる。また、このダンパーをダク
ト内で風の逆流を防止しつつ順方向の風量を調整する給
気ダクトや排気ダクトなどの換気構造に適用すると、1
つのダンパーで足りるので小さい設置スペースで良く、
設置可能な条件の自由度が増す。さらに、1つのダンパ
ーで良いため、圧力損失を小さく抑えることができ、良
好な換気効率が得られる。
ば、主羽根回動軸が主羽根の重心に対してわずかにずら
されていることにより、順風の風量が小さい時には主羽
根が主羽根による風の抵抗が小さくなる位置へと重力に
従って回動するので、ダクト内の風量が小さいときのダ
ンパーによる圧力損失を低減できる。よって、風量が小
さい時の換気構造の良好な換気効率が得られる。
ば、主羽根に設けられた受風部の作用によりダクト内の
風の流れによって主羽根の近傍に風だまりが生じ、主羽
根に対して風だまりが生成された側の空間と逆側の空間
との気圧差により主羽根の回動を助成することができ
る。
ば、主羽根ストッパーにより主羽根の回動を停止させ
て、主羽根と補助羽根との協働によりダクトの内部空間
を閉塞した位置を越えて主羽根が回動することを防止で
き、確実に逆流を防止することができる。
ば、補助羽根ストッパーにより補助羽根の回動を停止さ
せて、主羽根と補助羽根との協働によりダクトの内部空
間を閉塞した位置を越えて補助羽根が回動することを防
止でき、確実に逆流を防止することができる。
ば、ダクトに連接されてダクトの一部を構成する枠部材
と、ダクトの長手方向に直交する主羽根回転軸を中心に
回動可能な主羽根との極めて簡易な構成の風量調整ダン
パーとすることができ、極めて低コストに実現できる。
ば、主羽根回動軸は主羽根の重心に対してわずかにずら
されていることにより、順風の風量が小さい時には主羽
根が主羽根による風の抵抗が小さくなる位置へと重力に
従って回動するので、ダクト内の風量が小さいときのダ
ンパーによる圧力損失を低減できる。よって、風量が小
さい時の換気構造の良好な換気効率が得られる。
ば、主羽根に設けられた受風部の作用によりダクト内の
風の流れによって主羽根の近傍に風だまりが生じ、主羽
根に対して風だまりが生成された側の空間と逆側の空間
との気圧差により主羽根の回動を助成することができ
る。
示す斜視図である。
示すモデル図である。
示すモデル図である。
示すモデル図である。
示すモデル図である。
状態を示すモデル図である。
すモデル図である。
を示す図である。
である。
形例を示す図である。
す図である。
示すモデル図である。
を示すモデル図である。
を示すモデル図である。
状態を示すモデル図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
形例を示す図である。
図である。
る。
示した断面図である。
る。
示した断面図である。
(受風部) 15 補助羽根 30 風量調整ダンパー(ダンパー) 31,32,33,34,35,36,37,38,3
9,40,41,42,43,44,45 受風板(受
風部) 13 主羽根
Claims (8)
- 【請求項1】ダクトに取付けられダクト内の風量を制御
するダンパーであって、 ダクトに連接されることで該ダクトの一部を構成する枠
部材と、 前記ダクトの長手方向に直交する主羽根回転軸を中心に
回動可能な主羽根と、 前記主羽根回転軸とほぼ一致する補助羽根回転軸を中心
に回動可能な補助羽根とを備え、 順風時には、風量の増大にともない揚力を受けた前記主
羽根が前記ダクトの内部空間を閉塞する方向に回動する
ことで風量を所定範囲内に調整し、 逆風時には、風圧を受けた前記主羽根と前記補助羽根と
の協働により前記内部空間を閉塞して風量をほぼゼロに
し、逆流を防止することを特徴とするダンパー。 - 【請求項2】順風の風量が小さい時には、前記主羽根に
よる風の抵抗が小さくなる位置へと前記主羽根が回動す
るように、前記主羽根回動軸は前記主羽根の重心に対し
てわずかにずらされているとともに、 前記位置で前記主羽根の回動が停止するように、小風量
時ストッパーが設けられていることを特徴とする請求項
1記載のダンパー。 - 【請求項3】前記主羽根には、前記ダクト内の風の流れ
により前記主羽根の近傍に風だまりを生成させるための
受風部が設けられ、 前記主羽根に対して前記風だまりが生成された側の空間
と逆側の空間との気圧差が前記主羽根の回動を助成する
ことを特徴とする請求項1又は2記載のダンパー。 - 【請求項4】逆風時に、前記主羽根と前記補助羽根との
協働により前記内部空間を閉塞した状態で前記主羽根の
回動を停止させるための主羽根ストッパーを備えたこと
を特徴とする請求項1、2又は3記載のダンパー。 - 【請求項5】逆風時に、前記主羽根と前記補助羽根との
協働により前記内部空間を閉塞した状態で前記補助羽根
の回動を停止させるための補助羽根ストッパーを備えた
ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のダンパ
ー。 - 【請求項6】ダクトに取付けられダクト内の風量を制御
するダンパーであって、 ダクトに連接されることで該ダクトの一部を構成する枠
部材と、 前記ダクトの長手方向に直交する主羽根回転軸を中心に
回動可能な主羽根を備え、 ダクト内の風量の増大にともない揚力を受けた前記主羽
根が前記ダクトの内部空間を閉塞する方向に回動するこ
とで風量を所定範囲内に調整することを特徴とするダン
パー。 - 【請求項7】小風量時には、前記主羽根による風の抵抗
が最小限となる位置へと前記主羽根が回動するように、
前記主羽根回動軸は前記主羽根の重心に対してわずかに
ずらされているとともに、 前記位置で前記主羽根の回動が停止するように、小風量
時ストッパーが設けられていることを特徴とする請求項
6記載のダンパー。 - 【請求項8】前記主羽根には、前記ダクト内の風の流れ
により前記主羽根の近傍に風だまりを生じさせるための
受風部が設けられ、 前記主羽根に対して前記風だまりが生成された側の空間
と逆側の空間との気圧差が前記主羽根の回動を助成する
ことを特徴とする請求項6又は7記載のダンパー。
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JP11082353A JP3030324B1 (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | ダンパ― |
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KR20040027099A (ko) * | 2002-09-27 | 2004-04-01 | 니시마쯔 켄세쯔 가부시키가이샤 | 환기 시스템 |
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-
1999
- 1999-03-25 JP JP11082353A patent/JP3030324B1/ja not_active Expired - Lifetime
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