JP3960673B2 - ダクトの外壁開口構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、換気用のダクトを外壁を通して開口設置する際に有利なダクトの外壁貫通構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物では、室内の換気をはかるために換気扇を設けることが行われている。この場合、外壁に室外側と室内側を貫通して貫通孔を形成し、この貫通孔に換気扇と接続された円筒状或いは角筒状のダクトを挿通して室内と室外を連通させるのが一般的である。
【0003】
上記ダクトは長さが変化しても口径が変化するものではなく、所謂ストレート状に形成されている。このため、ダクトに雨水が吹き込んだ場合、この雨水はダクトを通って該ダクトの端部に設けた換気扇に悪影響を及ぼしたり、室内に浸入して所謂漏水状態となるという問題がある。この問題を解決するために、外壁に形成する貫通孔に室外側から室内側にかけて2度〜5度の上り勾配を付与し、この勾配面に沿ってダクトを設置するのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術では、外壁に2度〜5度の勾配を持った貫通孔を形成するが、このような貫通孔を形成することは容易ではない。しかし貫通孔を水平に形成した場合には、ダクト内に吹き込んだ雨水は室外側に排水されることがなく、ダクトに滞留するか漏水する虞があるという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、ダクトに勾配を形成することによって、貫通孔の形成を容易とし且つダクトを通って室内側へ漏水する虞のないダクトの外壁開口構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係るダクトの外壁開口構造は、建物の外壁にダクトを開口する開口構造に於いて、外壁の貫通孔に一方側から他方側にかけて口径が拡大し且つ取り付けるべき外壁の厚さよりも大きい長さを有し更に外周部に於ける大口径部から外壁の厚さと略等しい位置に固定部を設けた筒状体が大口径側を室外側に向けて挿通されると共に筒状体の外周面と外壁の貫通孔との間隙に圧縮したパッキンが装着されて前記固定部により外壁の室内側の面に固定され、該筒状体の室内側に突出して配置された小口径側にダクトが接続され、且つ外壁に前記大口径部に雨水が降りかかることを避ける排気フードが取り付けられていることをとするものである。
【0007】
上記ダクトの外壁開口構造(以下、単に「開口構造」という)では、外壁に形成された貫通孔に一方側から他方側にかけて口径が拡大する筒状体を大口径側を室外側に向けて挿通して外壁に固定し、筒状体の室内側に配置された小口径側にダクトを接続することで、外壁を通してダクトを開口させて設置することが出来る。このとき、筒状体が勾配を有するため、外壁に形成する貫通孔に勾配を付与しなくとも該筒状体に降りかかった雨水は室外側に自然流下し、筒状体に接続したダクトを通って換気扇側に浸入する虞がない。このため、外壁に貫通孔を形成すると共にダクトを開口させて設置する作業を容易に行うことが出来る。また、筒状体が固定部を介して外壁に固定されるため、該筒状体と外壁との間に相対的な移動が発生することがない。また筒状体を室内側に突出させることで、該筒状体に対するダクトの接続作業を極めて容易に実施することが出来る。
【0008】
更に、筒状体の外周面と外壁の貫通孔との間隙に圧縮したパッキンが装着されており、筒状体が固定部を介して外壁に固定されるため、該筒状体と外壁との間に相対的な移動が発生することがなく、パッキンの性能を安定して発揮させることが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、上記開口構造の好ましい実施形態について図を用いて説明する。図1は開口構造を構成する開口部材を説明する図、図2は開口部材の他の例を説明する図、図3は開口構造の例を説明する図である。
【0010】
図により本実施例に係る開口構造について説明する。図に於いて、外壁1の予め設定された位置に貫通孔1aが形成されており、該貫通孔1aに一方側から他方側にかけて口径が拡大する筒状体2が大口径部2aを室外側に小口径部2bを室内側に配置して挿通され、貫通孔1aと筒状体2との間に形成された間隙にパッキン3を装着した状態で固定されている。
【0011】
外壁1に止水性を持って固定された筒状体2は、小口径部2bが外壁1の室内側の面から突出し、この小口径部2bにダクト4が嵌合され、更に、小口径部2bとダクト4との接続部位にはアルミテープ5が巻き付けられて該接続部位の気密性がはかられている。
【0012】
外壁1に形成した貫通孔1aと筒状体2の外周面との間の間隙は、圧縮したパッキン3によって止水性が付与され室内側への漏水を防止している。
【0013】
外壁1の構造或いは材質は限定するものではない。即ち、外壁1としては、鉄筋コンクリートによって構成されたもの、或いはALCパネルやPCパネルによって構成されたもの等、種々のものに適用することが可能である。
【0014】
貫通孔1aは、筒状体1の大口径部1aの口径よりも充分に大きく、且つパッキン3の圧縮代(圧縮率)に対応し得る口径を持って形成されている。また貫通孔1aは、室内側から室外側にかけて同一口径で水平に形成されている。しかし貫通孔1aの形状を限定するものではなく、該貫通孔1aを室内側から室外側にかけて下り勾配を持って形成しても良い。
【0015】
筒状体2は、例えばステンレス板或いは亜鉛メッキ板や錫メッキ板等の表面処理した薄板を筒状に丸めて一方側の口径と他方側の口径が異なるように成形して構成されている。この筒状体2は、取り付けるべき外壁1の厚さに対応して該厚さよりも充分に大きい長さと、予め設定された勾配角度と、接続すべきダクト4の断面形状及び寸法に応じた断面形状と寸法を持って構成されている。
【0016】
即ち、筒状体2は必ずしも円筒形ではなく、角筒状である場合もある。そして筒状体2が円筒状である場合、該筒状体2は予め設定された角度(約2度〜約5度)を持ったテーパ状に形成されている。また筒状体2が角筒状である場合、角筒を構成する各面は軸心に対し予め設定された角度(約2度〜約5度)の勾配を持って形成されている。前記角度は、筒状体2の内部に降りかかった雨水が室内側に浸入することなく自然に流下し得る程度のものである。
【0017】
本実施例では、筒状体2は断面が円形に形成されると共に約2度の角度を持ったテーパ状(1/50勾配)を持って形成されており、該テーパの小口径部2bは室内側に配置されてダクト4が接続され、大口径部2aは室外側に配置される。従って、外壁1に筒状体2を取り付けたとき、該筒状体2は室内側から室外側に向けて径が拡大するようになり、室内側から室外側に下向き傾斜した勾配面が形成されることになる。
【0018】
上記の如く構成された開口構造では、外壁1の貫通孔1aに固定された筒状体2によって室内側から室外側に向けて下向き傾斜した勾配面が形成されるため、筒状体2の内部に雨水が降りかかったような場合であっても、この雨水は筒状体2の内面に沿って自然流下し、ダクト4を通って端部に設けた換気扇に悪影響を及ぼしたり、室内側に漏水したりすることがない。
【0019】
本実施例では、薄い金属板製の筒状体2に固定部となるフランジ8を一体的に取り付けて構成した開口部材Aを利用したが、図2に示すように、合成樹脂からなり筒状部11と固定部となるフランジ12を一体的に成形した開口部材Bを用いることが可能である。
【0020】
即ち、開口部材は、一方側の端部から他方側の端部にかけて口径が拡大する筒状部と、前記筒状部を外壁に固定する固定部とを有し、前記固定部の前記筒状部に対する位置が筒状部の外周であって該筒状部の小口径側の端部から所定距離離隔した位置に配置されるものである。
【0021】
次に、開口部材Aの構成について説明する。この開口部材Aは、前述した筒状体2と同一の筒状体2と、ステンレス板或いは亜鉛メッキ板や錫メッキ板等の表面処理した薄い金属板によって形成した固定部となるフランジ8とを有して構成されている。
【0022】
フランジ8は板状部8aと溶接片8bとからなり、筒状体2の大口径部2aから所定距離(外壁1の厚さと略等しい距離、必ずしも外壁1の厚さと等しい必要はない)を持った位置に嵌合して溶接片8bを筒状体2に溶接して一体的に構成されている。またフランジ8の所定位置には複数のネジ穴8cが形成されており、該ネジ穴8cを利用して外壁1の室内側の面に固定し得るように構成されている。
【0023】
筒状体2の大口径部2aから所定距離の部位に取り付けた弾性を持ったパッキン3としては、例えば合成樹脂の発泡体に粘着剤を塗布して構成されたものを用いることが可能である。このパッキン3は、開口部材Aを外壁1に形成した貫通孔1aに挿通する際に粘着させても良く、また工場からの出荷段階で粘着させておいても良い。
【0024】
次に、上記の如く構成された開口部材Aを外壁1に形成した貫通孔1aに挿通固定する手順について説明する。
【0025】
外壁1に形成された貫通孔1aに対し、室内側から開口部材Aを構成する筒状体2の大口径部2aを挿通する。この大口径部2aを貫通孔1aに挿通するに際し、パッキン3が圧縮され、該パッキン3の有する弾性によって、貫通孔1aの内面と筒状体2の間に形成された間隙を閉鎖する。これにより、貫通孔1aの止水を実現することが可能である。
【0026】
貫通孔1aに対し筒状体2の大口径部2aを挿通し、開口部材Aのフランジ8を外壁1の室内側の面に当接させ、該フランジ8に形成されたネジ穴8cにネジ9(図3参照)を挿通して外壁1に締結することで、開口部材Aを外壁3に固定することが可能である。
【0027】
上記の如くして外壁1に形成した貫通孔1aに開口部材Aを挿通して固定したとき、該開口部材Aを構成する筒状体2の小口径部2bは室内側に突出する。そして突出した小口径部2bにダクト4を接続し、両者の接続部位にアルミテープ5を巻き付けることによって気密性を付与することで、開口部材Aを介してダクト4を実質的に外壁1を開口して設置することが可能である。
【0028】
尚、外壁1の貫通孔1aに開口部材Aを挿通して固定したとき、パッキン3の室外側であって筒状体2の大口径部2aと貫通孔1aとの間に形成された間隙にプライマーを塗布してコーキングすることが好ましい。本発明に於いて、前記コーキングは必須ではない。しかし、パッキン3の室外側にコーキングを形成しておくことで、より高い止水性を保持することが可能である。
【0029】
次に、開口部材Bの構成について説明する。この開口部材Bは、ABS樹脂等の合成樹脂からなる成形品として構成され、前述の筒状体2と同一の機能を持った筒状部11と、固定部となるフランジ12が一体成形されている。
【0030】
筒状部11は内面が小口径部11bから大口径部11aにかけて口径が拡大する約2度〜約5度の角度を持ったテーパ状に形成されている。しかし筒状部11の外面は必ずしもテーパ状である必要はない。また筒状部11とフランジ12の位置関係(フランジ12の大口径部11a側からの距離)は前述の開口部材Aと同一である。
【0031】
筒状部11の小口径部11bの外周にはダクト4を嵌合すると共に嵌合深さを安定させ、更に、嵌合したダクト4との接続部位をアルミテープ5によって気密性を付与する際の作業を容易にし得るように段部11cが形成されている。
【0032】
フランジ12は前述の開口部材Aのフランジ8と同様に、開口部材Bを外壁1の室内側の面に固定する機能を有するものであり、周囲の所定位置に複数のネジ穴12aが形成されている。
【0033】
上記の如く構成された開口部材Bでは、外壁3に形成した貫通孔3aに取り付けたとき、前述の開口部材Aと同様に筒状部11に降りかかった雨水を室外側に自然流下させることが可能である。また金型による成形品であるため、寸法精度を保証することが可能であり、使い勝手が良く作業性を向上させることが可能である。
【0034】
次に、図3により、開口構造の例について説明する。特に、ダクト4としては換気構造や使用場所に対応して種々のものが用いられるものであり、一義的に設定されるものではない。
【0035】
同図(a)は室内側に換気扇20を設けたものであり、外壁1には開口部材Bが取り付けられている。即ち、外壁1に形成された貫通孔1aに開口部材Bの筒状部11が挿通され、該外壁1の室内側の面にフランジ12が当接してネジ9によって固定されている。これにより、筒状部11の小口径部11bが外壁1の室内側に突出している。
【0036】
換気扇20は外壁1の室内側に設けた内壁21に取り付けられ、該換気扇20のダクト4が突出した筒状部11の小口径部11bに嵌合している。このダクト4は合成樹脂等からなる剛性を持った筒状体によって構成されている。ダクト4と筒状部11との接続部位にはアルミテープ5が巻き付けられ、該アルミテープ5によって気密性が付与されている。
【0037】
また外壁1には排気フード22が取り付けられており、開口部材Bの筒状部11の大口径部11aに直接雨水が降りかかることを避けるように構成されている。排気フード22の外壁1に対する取付構造は特に限定するものではなく、本実施例では、排気フード22の筒状部が開口部材Bの筒状部11の大口径部11aに納まるように取り付けている。尚、23は筒状部11の大口径部11aに差し込んだルーバーである。
【0038】
上記の如く構成された開口構造では、外壁1に降りかかった雨水は排気フード22によって遮蔽される。しかし台風のように雨が排気フード22の下から降りかかって筒状部11の内部に浸入した場合、該筒状部11の内部が室内側から室外側に向けた勾配を有するため、雨水は筒状体11の内面に沿って自然流下し、ダクト4を通って室内に漏水する虞がない。
【0039】
また外壁1に沿って流れた雨水が該外壁1に形成した貫通孔1aに浸入した場合であっても、貫通孔1aと筒状部11の間に形成された間隙がパッキン3によって閉鎖され、雨水が室内側に浸入することはない。
【0040】
同図(b)は室内側にキッチンフード24を設けたものであり、外壁1に対する開口部材Bの取り付けは前述と同様である。キッチンフード24から延長したダクト4が開口部材Bを構成する筒状部11の小口径部11bに嵌合し、両者の接続部位はアルミテープ5によって気密性が付与されている。
【0041】
同図(c)は室内側には例えばトイレやユニットバス等に設けた天井換気扇から延長されたフレキシブルダクト25が設けられており、外壁1に対する開口部材Bの取り付けは前述と同様である。図示しない天井換気扇から延長したフレキシブルダクト25が開口部材Bを構成する筒状部11の小口径部11bに嵌合し、両者の接続部位はアルミテープ5によって気密性が付与されている。
【0042】
同図(d)は台所給気口としての機能を有するものであり、内壁21には開閉可能に構成された給気口26が設けられており、外壁1に対する開口部材Bの取り付けは前述と同様である。この場合、外壁1に於ける貫通孔1aは、例えば上階のベランダの天井面の近傍、或いは軒天の近傍に形成される。即ち、ルーバー23には直接雨水が降りかからないように構成されている。
【0043】
上記図3(b)〜(d)のように構成した開口構造では、何れも開口部材Bの筒状部11に浸入した雨水は該筒状部11の内面に沿って流下し、室内側に漏水することがない。また外壁1に形成した貫通孔1aの径は開口部材Bの筒状部1の外径よりも大きいが、両者の間に形成された間隙はパッキン3によって閉鎖され、雨水が浸入することがなく、安定した止水性を保持することが可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明に係るダクトの外壁開口構造では、外壁に形成された貫通孔に挿通固定された筒状体が室内側から室外側にかけて下り勾配を持っているため、該筒状体の内部に雨水が降りかかったような場合であっても、この雨水は筒状体の勾配によって自然流下し、筒状体に接続されたダクトを通って室内側に漏水する虞がない。
【0045】
筒状体に固定部を設けることにより、筒状体を安定して外壁に固定することが出来、設置位置精度を向上させると共に施工品質の向上をはかることが出来る。また固定部をフランジとした場合には、止水性能を向上させることが出来る。
【0046】
筒状体が室内側に突出するため、この突出した部分にダクトを接続することが出来る。このため、ダクトの接続作業が容易となり、且つ適切に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 開口構造を構成する開口部材を説明する図である。
【図2】 開口部材の他の例を説明する図である。
【図3】 開口構造の例を説明する図である。
【符号の説明】
A、B 開口部材
1 外壁
1a 貫通孔
2 筒状体
2a、11a 大口径部
2b、11b 小口径部
3 パッキン
4 ダクト
5 アルミテープ
8、12 フランジ
8a 板状部
8b 溶接片
8c、12a ネジ穴
9 ネジ
11 筒状部
11c 段部
20 換気扇
21 内壁
22 排気フード
23 ルーバー
24 キッチンフード
25 フレキシブルダクト
26 給気口
Claims (1)
- 建物の外壁にダクトを開口する開口構造に於いて、外壁の貫通孔に一方側から他方側にかけて口径が拡大し且つ取り付けるべき外壁の厚さよりも大きい長さを有し更に外周部に於ける大口径部から外壁の厚さと略等しい位置に固定部を設けた筒状体が大口径側を室外側に向けて挿通されると共に筒状体の外周面と外壁の貫通孔との間隙に圧縮したパッキンが装着されて前記固定部により外壁の室内側の面に固定され、該筒状体の室内側に突出して配置された小口径側にダクトが接続され、且つ外壁に前記大口径部に雨水が降りかかることを避ける排気フードが取り付けられていることを特徴とするダクトの外壁開口構造。
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JP35685197A JP3960673B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | ダクトの外壁開口構造 |
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JP35685197A JP3960673B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | ダクトの外壁開口構造 |
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JPH11182905A JPH11182905A (ja) | 1999-07-06 |
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JP35685197A Expired - Lifetime JP3960673B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | ダクトの外壁開口構造 |
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- 1997-12-25 JP JP35685197A patent/JP3960673B2/ja not_active Expired - Lifetime
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