JPH11182905A - ダクトの外壁開口構造 - Google Patents

ダクトの外壁開口構造

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JPH11182905A
JPH11182905A JP9356851A JP35685197A JPH11182905A JP H11182905 A JPH11182905 A JP H11182905A JP 9356851 A JP9356851 A JP 9356851A JP 35685197 A JP35685197 A JP 35685197A JP H11182905 A JPH11182905 A JP H11182905A
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cylindrical body
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Abstract

(57)【要約】 【課題】建物の換気をはかる際に外壁を通してダクトを
開口させて設置したとき、該ダクトに浸入した雨水が室
内に漏水することを防止する。 【解決手段】外壁1に貫通孔1aを形成する。この貫通
孔1aに、一方側から他方側にかけて口径が拡大する筒
状体2の大口径部2aを室外側に向けて挿通して固定す
る。筒状体2の小口径部2bを室内側に突出させてダク
ト4を接続し、接続部位にアルミテープ5を巻き付けて
気密性を付与する。貫通孔1aと筒状体2の間の間隙を
パッキン3によって遮蔽する。筒状体2の外周所定位置
にフランジ8を溶接した貫通部材A、合成樹脂によって
筒状部11とフランジ12を一体成形した貫通部材Bを用い
ることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、換気用のダクトを
外壁を通して開口設置する際に有利なダクトの外壁貫通
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物では、室内の換気をはかるために換
気扇を設けることが行われている。この場合、外壁に室
外側と室内側を貫通して貫通孔を形成し、この貫通孔に
換気扇と接続された円筒状或いは角筒状のダクトを挿通
して室内と室外を連通させるのが一般的である。
【0003】上記ダクトは長さが変化しても口径が変化
するものではなく、所謂ストレート状に形成されてい
る。このため、ダクトに雨水が吹き込んだ場合、この雨
水はダクトを通って該ダクトの端部に設けた換気扇に悪
影響を及ぼしたり、室内に浸入して所謂漏水状態となる
という問題がある。この問題を解決するために、外壁に
形成する貫通孔に室外側から室内側にかけて2度〜5度
の上り勾配を付与し、この勾配面に沿ってダクトを設置
するのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
外壁に2度〜5度の勾配を持った貫通孔を形成するが、
このような貫通孔を形成することは容易ではない。しか
し貫通孔を水平に形成した場合には、ダクト内に吹き込
んだ雨水は室外側に排水されることがなく、ダクトに滞
留するか漏水する虞があるという問題がある。
【0005】本発明の目的は、ダクトに勾配を形成する
ことによって、貫通孔の形成を容易とし且つダクトを通
って室内側へ漏水する虞のないダクトの外壁開口構造を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るダクトの外壁開口構造は、建物の外壁に
ダクトを開口する開口構造に於いて、外壁の貫通孔に一
方側から他方側にかけて口径が拡大する筒状体が大口径
側を室外側に向けて挿通されると共に外壁に固定され、
更に、前記筒状体の室内側に配置された小口径側にダク
トが接続されていることを特徴とするものである。
【0007】上記ダクトの外壁開口構造(以下、単に
「開口構造」という)では、外壁に形成された貫通孔に
一方側から他方側にかけて口径が拡大する筒状体を大口
径側を室外側に向けて挿通して外壁に固定し、筒状体の
室内側に配置された小口径側にダクトを接続すること
で、外壁を通してダクトを開口させて設置することが出
来る。このとき、筒状体が勾配を有するため、外壁に形
成する貫通孔に勾配を付与しなくとも該筒状体に降りか
かった雨水は室外側に自然流下し、筒状体に接続したダ
クトを通って換気扇側に浸入する虞がない。このため、
外壁に貫通孔を形成すると共にダクトを開口させて設置
する作業を容易に行うことが出来る。
【0008】上記開口構造に於いて、筒状体の外周部に
固定部が設けられ、該固定部により筒状体が外壁に固定
されることが好ましく、且つ筒状体が室内側に突出され
ることが好ましい。開口構造を前記の如く構成した場合
には、筒状体が固定部を介して外壁に固定されるため、
該筒状体と外壁との間に相対的な移動が発生することが
なく、パッキンの性能を安定して発揮させることが出来
る。また筒状体を室内側に突出させることで、該筒状体
に対するダクトの接続作業を極めて容易に実施すること
が出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、上記開口構造の好ましい実
施形態について図を用いて説明する。図1は第1実施例
に係る開口構造を説明する断面図、図2は開口部材の構
成を説明する図、図3は開口部材の他の例を説明する
図、図4は他の実施例に係る開口構造を説明する図であ
る。
【0010】図1により第1実施例に係る開口構造につ
いて説明する。図に於いて、外壁1の予め設定された位
置に貫通孔1aが形成されており、該貫通孔1aに一方
側から他方側にかけて口径が拡大する筒状体2が大口径
部2aを室外側に小口径部2bを室内側に配置して挿通
され、貫通孔1aと筒状体2との間に形成された間隙に
パッキン3を装着した状態で固定されている。
【0011】外壁1に止水性を持って固定された筒状体
2は、小口径部2bが外壁1の室内側の面から突出し、
この小口径部2bにダクト4が嵌合され、更に、小口径
部2bとダクト4との接続部位にはアルミテープ5が巻
き付けられて該接続部位の気密性がはかられている。
【0012】外壁1に形成した貫通孔1aと筒状体2の
外周面との間の間隙は、圧縮したパッキン3によって止
水性が付与され室内側への漏水を防止している。また貫
通孔1aの室内側の近傍であって筒状体2との間には、
弾性を持ったOリングからなるバッカー6が設けられる
と共にシーリング7が施され、これらのバッカー6とシ
ーリング7によって筒状体2が外壁1に保持されてい
る。即ち、筒状体2は外壁1に対し機械的に固定される
ものではないものの、適度な弾性を保持して実質的に固
定されている。しかし、筒状体2は外壁1に固定されれ
ば良く、この固定構造を前記実施例に限定するものでは
ないことは当然である。
【0013】外壁1の構造或いは材質は限定するもので
はない。即ち、外壁1としては、鉄筋コンクリートによ
って構成されたもの、或いはALCパネルやPCパネル
によって構成されたもの等、種々のものに適用すること
が可能である。
【0014】貫通孔1aは、筒状体1の大口径部1aの
口径よりも充分に大きく、且つパッキン3の圧縮代(圧
縮率)に対応し得る口径を持って形成されている。また
貫通孔1aは、室内側から室外側にかけて同一口径で水
平に形成されている。しかし貫通孔1aの形状を限定す
るものではなく、該貫通孔1aを室内側から室外側にか
けて下り勾配を持って形成しても良い。
【0015】筒状体2は、例えばステンレス板或いは亜
鉛メッキ板や錫メッキ板等の表面処理した薄板を筒状に
丸めて一方側の口径と他方側の口径が異なるように成形
して構成されている。この筒状体2は、取り付けるべき
外壁1の厚さに対応して該厚さよりも充分に大きい長さ
と、予め設定された勾配角度と、接続すべきダクト4の
断面形状及び寸法に応じた断面形状と寸法を持って構成
されている。
【0016】即ち、筒状体2は必ずしも円筒形ではな
く、角筒状である場合もある。そして筒状体2が円筒状
である場合、該筒状体2は予め設定された角度(約2度
〜約5度)を持ったテーパ状に形成されている。また筒
状体2が角筒状である場合、角筒を構成する各面は軸心
に対し予め設定された角度(約2度〜約5度)の勾配を
持って形成されている。前記角度は、筒状体2の内部に
降りかかった雨水が室内側に浸入することなく自然に流
下し得る程度のものである。
【0017】本実施例では、筒状体2は断面が円形に形
成されると共に約2度の角度を持ったテーパ状(1/50勾
配)を持って形成されており、該テーパの小口径部2b
は室内側に配置されてダクト4が接続され、大口径部2
aは室外側に配置される。従って、外壁1に筒状体2を
取り付けたとき、該筒状体2は室内側から室外側に向け
て径が拡大するようになり、室内側から室外側に下向き
傾斜した勾配面が形成されることになる。
【0018】上記の如く構成された開口構造では、外壁
1の貫通孔1aに固定された筒状体2によって室内側か
ら室外側に向けて下向き傾斜した勾配面が形成されるた
め、筒状体2の内部に雨水が降りかかったような場合で
あっても、この雨水は筒状体2の内面に沿って自然流下
し、ダクト4を通って端部に設けた換気扇に悪影響を及
ぼしたり、室内側に漏水したりすることがない。
【0019】前述の実施例では、筒状体2をテーパを持
った円筒状の部材によって構成したが、図2に示すよう
に、薄い金属板製の筒状体2に固定部となるフランジ8
を一体的に取り付けて構成した開口部材Aや、図3に示
すように、合成樹脂からなり筒状部11と固定部となるフ
ランジ12を一体的に成形した開口部材Bを用いることが
可能である。
【0020】即ち、開口部材は、一方側の端部から他方
側の端部にかけて口径が拡大する筒状部と、前記筒状部
を外壁に固定する固定部とを有し、前記固定部の前記筒
状部に対する位置が筒状部の外周であって該筒状部の小
口径側の端部から所定距離離隔した位置に配置されるも
のである。
【0021】次に、開口部材Aの構成について説明す
る。この開口部材Aは、前述した筒状体2と同一の筒状
体2と、ステンレス板或いは亜鉛メッキ板や錫メッキ板
等の表面処理した薄い金属板によって形成した固定部と
なるフランジ8とを有して構成されている。
【0022】フランジ8は板状部8aと溶接片8bとか
らなり、筒状体2の大口径部2aから所定距離(外壁1
の厚さと略等しい距離、必ずしも外壁1の厚さと等しい
必要はない)を持った位置に嵌合して溶接片8bを筒状
体2に溶接して一体的に構成されている。またフランジ
8の所定位置には複数のネジ穴8cが形成されており、
該ネジ穴8cを利用して外壁1の室内側の面に固定し得
るように構成されている。
【0023】筒状他2の大口径部2aから所定距離の部
位に取り付けた弾性を持ったパッキン3としては、例え
ば合成樹脂の発泡体に粘着剤を塗布して構成されたもの
を用いることが可能である。このパッキン3は、開口部
材Aを外壁1に形成した貫通孔1aに挿通する際に粘着
させても良く、また工場からの出荷段階で粘着させてお
いても良い。
【0024】次に、上記の如く構成された開口部材Aを
外壁1に形成した貫通孔1aに挿通固定する手順につい
て説明する。
【0025】外壁1に形成された貫通孔1aに対し、室
内側から開口部材Aを構成する筒状体2の大口径部2a
を挿通する。この大口径部2aを貫通孔1aに挿通する
に際し、パッキン3が圧縮され、該パッキン3の有する
弾性によって、貫通孔1aの内面と筒状体2の間に形成
された間隙を閉鎖する。これにより、貫通孔1aの止水
を実現することが可能である。
【0026】貫通孔1aに対し筒状体2の大口径部2a
を挿通し、開口部材Aのフランジ8を外壁1の室内側の
面に当接させ、該フランジ8に形成されたネジ穴8cに
ネジ9(図4参照)を挿通して外壁1に締結すること
で、開口部材Aを外壁3に固定することが可能である。
【0027】上記の如くして外壁1に形成した貫通孔1
aに開口部材Aを挿通して固定したとき、該開口部材A
を構成する筒状体2の小口径部2bは室内側に突出す
る。そして突出した小口径部2bにダクト4を接続し、
両者の接続部位にアルミテープ5を巻き付けることによ
って気密性を付与することで、開口部材Aを介してダク
ト4を実質的に外壁1を開口して設置することが可能で
ある。
【0028】尚、外壁1の貫通孔1aに開口部材Aを挿
通して固定したとき、パッキン3の室外側であって筒状
体2の大口径部2aと貫通孔1aとの間に形成された間
隙にプライマーを塗布してコーキングすることが好まし
い。本発明に於いて、前記コーキングは必須ではない。
しかし、パッキン3の室外側にコーキングを形成してお
くことで、より高い止水性を保持することが可能であ
る。
【0029】次に、開口部材Bの構成について説明す
る。この開口部材Bは、ABS樹脂等の合成樹脂からな
る成形品として構成され、前述の筒状体2と同一の機能
を持った筒状部11と、固定部となるフランジ12が一体成
形されている。
【0030】筒状部11は内面が小口径部11bから大口径
部11aにかけて口径が拡大する約2度〜約5度の角度を
持ったテーパ状に形成されている。しかし筒状部11の外
面は必ずしもテーパ状である必要はない。また筒状部11
とフランジ12の位置関係(フランジ12の大口径部11a側
からの距離)は前述の開口部材Aと同一である。
【0031】筒状部11の小口径部11bの外周にはダクト
4を嵌合すると共に嵌合深さを安定させ、更に、嵌合し
たダクト4との接続部位をアルミテープ7によって気密
性を付与する際の作業を容易にし得るように段部11cが
形成されている。
【0032】フランジ12は前述の開口部材Aのフランジ
8と同様に、開口部材Bを外壁1の室内側の面に固定す
る機能を有するものであり、周囲の所定位置に複数のネ
ジ穴12aが形成されている。
【0033】上記の如く構成された開口部材Bでは、外
壁3に形成した貫通孔3aに取り付けたとき、前述の開
口部材Aと同様に筒状部11に降りかかった雨水を室外側
に自然流下させることが可能である。また金型による成
形品であるため、寸法精度を保証することが可能であ
り、使い勝手が良く作業性を向上させることが可能であ
る。
【0034】次に、図4により、開口構造の他の例につ
いて説明する。特に、ダクト4としては換気構造や使用
場所に対応して種々のものが用いられるものであり、一
義的に設定されるものではない。
【0035】同図(a)は室内側に換気扇20を設けたも
のであり、外壁1には開口部材Bが取り付けられてい
る。即ち、外壁1に形成された貫通孔1aに開口部材B
の筒状部11が挿通され、該外壁1の室内側の面にフラン
ジ12が当接してネジ6によって固定されている。これに
より、筒状部11の小口径部11bが外壁1の室内側に突出
している。
【0036】換気扇20は外壁1の室内側に設けた内壁21
に取り付けられ、該換気扇20のダクト4が突出した筒状
部11の小口径部11bに嵌合している。このダクト4は合
成樹脂等からなる剛性を持った筒状体によって構成され
ている。ダクト4と筒状部11との接続部位にはアルミテ
ープ5が巻き付けられ、該アルミテープ5によって気密
性が付与されている。
【0037】また外壁1には排気フード22が取り付けら
れており、開口部材Bの筒状部11の大口径部11aに直接
雨水が降りかかることを避けるように構成されている。
排気フード22の外壁1に対する取付構造は特に限定する
ものではなく、本実施例では、排気フード22の筒状部が
開口部材Bの筒状部11の大口径部11aに納まるように取
り付けている。尚、23は筒状部11の大口径部11aに差し
込んだルーバーである。
【0038】上記の如く構成された開口構造では、外壁
1に降りかかった雨水は排気フード22によって遮蔽され
る。しかし台風のように雨が排気フード22の下から降り
かかって筒状部11の内部に浸入した場合、該筒状部11の
内部が室内側から室外側に向けた勾配を有するため、雨
水は筒状体11の内面に沿って自然流下し、ダクト4を通
って室内に漏水する虞がない。
【0039】また外壁1に沿って流れた雨水が該外壁1
に形成した貫通孔1aに浸入した場合であっても、貫通
孔1aと筒状部11の間に形成された間隙がパッキン3に
よって閉鎖され、雨水が室内側に浸入することはない。
【0040】同図(b)は室内側にキッチンフード24を
設けたものであり、外壁1に対する開口部材Bの取り付
けは前述と同様である。キッチンフード24から延長した
ダクト4が開口部材Bを構成する筒状部11の小口径部11
bに嵌合し、両者の接続部位はアルミテープ5によって
気密性が付与されている。
【0041】同図(c)は室内側には例えばトイレやユ
ニットバス等に設けた天井換気扇から延長されたフレキ
シブルダクト25が設けられており、外壁1に対する開口
部材Bの取り付けは前述と同様である。図示しない天井
換気扇から延長したフレキシブルダクト25が開口部材B
を構成する筒状部11の小口径部11bに嵌合し、両者の接
続部位はアルミテープ5によって気密性が付与されてい
る。
【0042】同図(d)は台所給気口としての機能を有
するものであり、内壁21には開閉可能に構成された給気
口26が設けられており、外壁1に対する開口部材Bの取
り付けは前述と同様である。この場合、外壁1に於ける
貫通孔1aは、例えば上階のベランダの天井面の近傍、
或いは軒天の近傍に形成される。即ち、ルーバー23には
直接雨水が降りかからないように構成されている。
【0043】上記図4(b)〜(d)のように構成した
開口構造では、何れも開口部材Bの筒状部11に浸入した
雨水は該筒状部11の内面に沿って流下し、室内側に漏水
することがない。また外壁1に形成した貫通孔1aの径
は開口部材Bの筒状部1の外径よりも大きいが、両者の
間に形成された間隙はパッキン3によって閉鎖され、雨
水が浸入することがなく、安定した止水性を保持するこ
とが可能である。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
ダクトの外壁開口構造では、外壁に形成された貫通孔に
挿通固定された筒状体が室内側から室外側にかけて下り
勾配を持っているため、該筒状体の内部に雨水が降りか
かったような場合であっても、この雨水は筒状体の勾配
によって自然流下し、筒状体に接続されたダクトを通っ
て室内側に漏水する虞がない。
【0045】筒状体に固定部を設けることにより、筒状
体を安定して外壁に固定することが出来、設置位置精度
を向上させると共に施工品質の向上をはかることが出来
る。また固定部をフランジとした場合には、止水性能を
向上させることが出来る。
【0046】筒状体が室内側に突出するため、この突出
した部分にダクトを接続することが出来る。このため、
ダクトの接続作業が容易となり、且つ適切に行うことが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る開口構造を説明する断面図で
ある。
【図2】開口部材の構成を説明する図である。
【図3】開口部材の他の例を説明する図である。
【図4】他の実施例に係る開口構造を説明する図であ
る。
【符号の説明】
A、B 開口部材 1 外壁 1a 貫通孔 2 筒状体 2a、11a 大口径部 2b、11b 小口径部 3 パッキン 4 ダクト 5 アルミテープ 6 バッカー 7 シーリング 8、12 フランジ 8a 板状部 8b 溶接片 8c、12a ネジ穴 9 ネジ 11 筒状部 11c 段部 20 換気扇 21 内壁 22 排気フード 23 ルーバー 24 キッチンフード 25 フレキシブルダクト 26 給気口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外壁にダクトを開口する開口構造
    に於いて、外壁の貫通孔に一方側から他方側にかけて口
    径が拡大する筒状体が大口径側を室外側に向けて挿通さ
    れると共に外壁に固定され、更に、前記筒状体の室内側
    に配置された小口径側にダクトが接続されていることを
    特徴とするダクトの外壁開口構造。
  2. 【請求項2】 筒状体の外周部に固定部が設けられ、該
    固定部により筒状体が外壁に固定されることを特徴とす
    る請求項1に記載したダクトの外壁開口構造。
  3. 【請求項3】 筒状体が室内側に突出されることを特徴
    とする請求項1又は2に記載したダクトの外壁開口構
    造。
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