JP2007309557A - 給排気口 - Google Patents

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Abstract

【課題】分解することなくフィルタを簡単に清掃するとともに、清掃忘れによる長期間の放置によってフィルタが目詰まりするのを未然に防止し、また、楽にフィルタの交換を行なう。
【解決手段】空気路を形成する給排気口本体2と、前記空気路を開閉して通流する空気量を調整する、給排気口本体2の嵌合壁6とカバー41のフランジ44とからなる空気量調整部と、前記空気量調整部における空気量の調整を操作するカバー41と、前記空気路内に設置されたフィルタ32と、前記フィルタ32に当接してこれを清掃するブラシ22とを備え、前記カバー41には、ピン受スリーブとフィルタ体31のピン体37とを介してフィルタ体31を連結し、前記カバー41の操作により、前記空気路が開閉するとともに前記フィルタ32がブラシ22に対して相対移動して該フィルタ32の清掃を行なうよう形成した。
【選択図】図6

Description

本発明は、壁を貫通して室内と室外とを連通するダクトに取付けられる給排気口に関するものであり、特に、室外からの虫類や塵挨の侵入を防止する防虫ネット等のフィルタを清掃してその目詰まりを防止する給排気口に関するものである。
近年、建物の高気密化に伴い、室内換気の重要性が高まりつつあり、建物の外壁に換気口を設置することが普及している。例えば、図20に示す家屋の見取図において、外壁には複数の換気口65が取付けられており、各部屋毎に換気が行なわれるようになっている。換気は室内と室外とを連通する空気路を形成するダクトを介して行なわれる。前記換気口65には、室外からの虫類や塵挨の侵入を防止するための防虫ネット等のフィルタが装着されている。前記フィルタはこれに付着した虫類、塵挨によって目詰まりを起こし、換気効率が低下するのを防止するため、定期的或いは不定期にブラシ等を使用して清掃される。
ところが、換気口65は通常建物の外壁の高所に設けられており、フィルタの清掃においては、その都度換気口65を取外し、分解して行なわなければならず、大変面倒な作業となっていた。また、そのために、清掃がおろそかとなり、長期間清掃されないことによってフィルタが目詰まりすることがあった。そこで、例えば、特開平7−174380号公報には、可撓性ケーブル等の回転駆動部材を介してこれに連結されたブラシを操作することによりフィルタを清掃する清掃装置が提案されている。この清掃装置によれば、換気口を取外したり、分解することなく前記回転駆動部材を操作してフィルタを清掃することができ、目詰まりを防いで換気効率の低下を防止することができる。
特開平7−174380号公報
しかし、前記特開平7−174380号公報に掲載の清掃装置は、回転駆動部材を操作することによって換気口を取外すことなく清掃作業を実施できるものの、この種の換気口は年間の清掃回数が少なく、清掃時期が定まっていないことも多いので、清掃を忘れ、長期間放置されることが多かった。そのため、同様に、フィルタが目詰まりして換気効率の低下を招くことがあった。
また、前記特開平7−174380号公報に掲載の清掃装置は、ブラシの回動を操作する回転駆動部材やこれを支持する支持部材等がフィルタの前方に取付けられているので、フィルタを交換するときは、その都度、清掃装置を分解し、前記回転駆動部材や支持部材等を取外さなければならず、作業が大変であった。
そこで、本発明は、分解することなくフィルタを簡単に清掃できるとともに、清掃忘れによる長期間放置によってフィルタが目詰まりするのを未然に防止でき、また、楽にフィルタの交換を行なうことができる給排気口の提供を課題とするものである。
請求項1の給排気口は、壁を貫通して室内と室外とを連通するダクトに取付けられるものであって、空気路を形成する給排気口本体と、前記空気路を開閉して通流する空気量を調整する空気量調整部と、前記空気量調整部における空気量の調整を操作する操作部と、前記空気路内に設置されたフィルタと、前記フィルタに当接して該フィルタを清掃するブラシとを備え、前記操作部には、前記フィルタまたはブラシが連結されており、前記操作部の操作により、前記空気路が開閉するとともに前記フィルタとブラシとが相対移動して該フィルタの清掃が行なわれるよう形成されている。
この請求項1の給排気口は、空気量調整部における空気量の調整を操作する操作部にフィルタまたはブラシが連結されているので、操作部の操作に連動して、フィルタとブラシとを相対移動させることができ、これにより、フィルタの清掃も同時に行なうことができる。給排気口は給気のための換気口及び排気のための排気口に兼用することもできる。更に、排気側の給排気口には強制的に空気の送出を行なうためのファンを取付けることもできる。
空気路を通流する空気量の調整は、蓋部材或いは開閉弁等を介して空気通流面積の一部または全部を遮断または開放することにより段階的或いは無段階に開閉量を調整することができる。なお、空気量の調整には、全閉全開のみの2段階の開閉であってもよい。フィルタまたはブラシは操作部に直接連結することができ、また、リンク、連結部材、ギア等を介して間接的に連結することもできる。そして、前記フィルタまたはブラシは操作部の操作により直接移動するものであってもよいし、連結部材等を介して移動し、或いは電気スイッチ等によって指令信号を送出し、モータ等で電気的に移動するものとしてもよい。フィルタ及びブラシはいずれか一方が移動すれば足りるが、双方が互いに反対方向に移動するものとしてもよい。
前記操作部は一般には室内側に面して配置されている。これにより、室内側からの操作が容易となる。また、前記操作部の操作は手動で行なってもよいし、機械的、電気的に自動で行なわれるものとすることもできる。但し、この種の給排気口においては、空気量を調整する操作の頻度はそれ程多くないので、簡易的な構造として手動で操作できるのが望ましい。フィルタは防虫ネット等で形成でき、侵入する虫類、塵挨の種類等に対応して、また、目詰まりの程度等を考慮して、材質、目の粗さ等を適宜選択すればよい。
請求項2の給排気口は、請求項1に記載の操作部が、給排気口本体の前面開口に回動可能に取付けられたカバーで形成されている。即ち、カバーを回動することにより、空気量を調整できるようになっている。また、請求項1に記載の空気量調整部が、給排気口本体とカバーとによって形成されており、前記給排気口本体とカバーとを相対移動させることにより、空気路の開閉量を調整できるようになっている。
請求項3の給排気口は、空気量調整部が、給排気口本体の前面に立設された嵌合壁とカバーの裏面に立設されたフランジとによって形成されており、前記給排気口本体の嵌合壁とカバーのフランジとの間で通気口を形成し、前記給排気口本体とカバーとを相対移動させることにより、前記通気口の面積を変化させて空気量を調整できるようになっている。
請求項4の給排気口は、操作部の操作に連動して、フィルタが移動するよう形成されている。
請求項5の給排気口は、ブラシが、フィルタの裏面に配置されている。ここで、フィルタの裏面とは、給排気口の室内に開口する側を前面として、その前面から給排気口本体の内部を見たとき、前記フィルタの奥側となる面を意味する。フィルタは室外側に虫類、塵挨等の異物が付着し易いので、室外側に臨む裏面にブラシを配置したものである。
請求項6の給排気口は、カバーが、給排気口本体に着脱自在に取付けられ、前記カバーを前記給排気口本体から取外すことにより、フィルタが前面に臨むよう形成されている。
請求項1の発明は、操作部の操作によりフィルタとブラシとが相対移動して該フィルタの清掃が行なわれるよう形成されているので、給排気口を分解することなく簡単かつ迅速に清掃できる。
そして、特に、空気量の調整を行なうための操作部を操作することにより、これと連動してフィルタの清掃も行なわれるので、長期間放置されることによるフィルタの目詰まりを防止することができる。即ち、季節の変わり目や、花粉、黄砂等が飛散するとき、或いは、日常的でも風の強い日などにおいて、空気路の開閉操作を行なうことも多く、同時に、かなりの頻度でフィルタの清掃も行なわれることとなるので、長期間放置による目詰まりを未然に防止することができる。
請求項2の発明は、特に、操作部が給排気口本体の前面開口に回動可能に取付けられたカバーで形成されており、操作部であるカバーが給排気口本体の前面側に取付けられているので、正面側から空気量の調整作業を楽に行なうことができる。また、カバーの周縁を把持することによって、空気量の調整を行ない易く、微調整することもできる。更に、給排気口本体の前面開口をカバーで覆っているので、給排気口本体内を通流する外気を給排気口本体の前面側からではなく、カバーの側方から一旦室内壁に沿って排出させることにより、冬季において室外の冷気が直接室内の居住者に当たって寒さを感じさせるのを防止することができる。加えて、空気量調整部が給排気口本体とカバーとを利用して形成されているので、簡易な構成で空気量を調整できる。
請求項3の発明は、特に、空気量調整部が給排気口本体の嵌合壁とカバーのフランジとによって形成されているので、極く簡易な構成で空気量を調整できる。
請求項4の発明は、操作部の操作に連動してフィルタが移動するようになっているので、例えば、フィルタの移動に伴って該フィルタ自体に衝撃振動が発生するように構成すれば、この衝撃振動によるふるい落とし効果が加わってより効率良く異物を除去することができる。また、フィルタの姿勢、位置が変わることにより、フィルタが同じ姿勢、位置にあることによって異物が特定箇所に集中して付着するのを防止できる。
請求項5の発明は、ブラシがフィルタの裏面に配置されているから、虫類、塵挨等の異物の除去効率を高めることができる。即ち、フィルタは室外側である裏面に異物が付着し易いので、これを重点的に払い落とすことができる。
請求項6の発明は、カバーが給排気口本体に着脱自在に取付けられ、前記カバーを前記給排気口本体から取外すことにより、フィルタが前面に臨むよう形成されているから、カバーのみを外して直ちにフィルタの交換を前面側から行なうことができ、交換作業が楽になる。
以下、本発明の実施形態の給排気口を図に基づいて説明する。なお、本実施形態においては、給排気口は給気のための換気口として使用する場合を説明する。
図1及び図2において、建物の室外壁61には雨水等の侵入を防止するためのパイプフード63が取付けられ、室内壁62には本発明の給排気口1が取付ねじを介して取付けられている。また、前記室外壁61と室内壁62との間には前記パイプフード63と前記給排気口1とを連結するダクト64が前記各壁を貫通して取付けられている。前記パイプフード63はルーバー63aが内蔵されている。前記ダクト64はパイプフード63側に向けて僅かに下方に傾斜して取付けられており、内部に侵入した雨水が室外側に排出されるようになっている。前記給排気口1は前面開口2aが室内に露出して室内の見栄えが低下するのを避けるため、前記前面開口2aにカバー41が取付けられている。室外から前記給排気口1に流入した空気は前記カバー41の外周側面に設けられた通気口7から室内壁62の壁面と平行する方向に排出されるようになっている。
前記給排気口1についてまずその構成を説明する。図3及び図4に前記給排気口1の外観を、図5に断面を、図6に分解した各部材を示す。なお、図3は斜め前面側から見た斜視図、図4は斜め裏面側から見た斜視図である。
図3乃至図6において、前記給排気口1は給排気口本体2と、前記給排気口本体2の内部の前面開口2a側即ち室内側から収納されたブラシ体21と、前記ブラシ体21の前方即ち室内側から該ブラシ体21のブラシ22に当接して取付けられたフィルタ体31と、前記フィルタ体31の前方に取付けられ、前記給排気口本体2の前面開口2aの全体を覆うカバー41とで構成されており、各部材は分解できるようになっている。前記給排気口本体2、ブラシ体21のブラシ取付枠23、フィルタ体31のフィルタ保持枠33及びカバー41はそれぞれ合成樹脂の一体成形により形成されている。
まず、前記給排気口本体2は円筒部3の一端側に環状板からなる鍔部4が一体に形成されており、前記鍔部4の中央部に設けられた穴5の内径は前記円筒部3の内径と同一に形成されている。なお、前記円筒部3の外径は室内壁61に設けられた壁穴の内径と略同一に形成されている。前記鍔部4の周縁には後述するカバー41のフランジ44が外側から嵌合する円弧板状の嵌合壁6が前面即ち前記円筒部3と反対側に立設されている。前記嵌合壁6は周方向に等間隔で4個設けられており、円弧長さはいずれも同一で、各嵌合壁6間の4箇所の隙間は室外から給排気口本体2内に流入した空気を室内に送出するための通気口7を形成している。但し、前記嵌合壁6は4個に限られるものではない。前記鍔部4の外周側壁4aには前記カバー41の取着を容易ならしめるため、位置合わせの指標となる目印線4bが付されている。前記目印線4bは刻印、罫書き線によって形成してもよく、突条によって形成してもよい。なお、カバー41を給排気口本体2の所定位置に取付ける際の位置合わせ手段は前記目印線4bに限られるものではない。
前記円筒部3の内壁における前記鍔部4に近い位置には十字形に支持部材8が架設され、その交差位置は円中心と一致している。更に、その交差部には室内側に向けて円柱状の支持軸9が立設されている。前記支持軸9の先端部には互いに反対側に向けて半径方向に突出する略角柱状の係合突部10が軸方向に沿って設けられている。なお、前記支持軸9は円筒部3の円中心に安定して配置されていればよく、前記十字形の支持部材8に立設されたものに限られるものではない。この支持軸9には前記ブラシ体21及びフィルタ体31が取着されるようになっている。
更に、図7及び図8に示すように、前記鍔部4には給排気口本体2を室内壁62に取付けるための取付ねじ51が挿通されるねじ孔11が複数箇所に設けられている。また、前記鍔部4における互いに反対側となる2箇所には周方向に沿って一定長さの円弧状のガイド孔12が設けられており、その一端部には後述するカバー41のガイド突起46の頭部である係止突部46bが挿入される挿入口12aが形成されている。前記ガイド孔12の長さはカバー41のガイド突起46が回動するストロークより少し大きくしてある。
図9及び図10に示すように、前記鍔部4の裏面側即ち室外側には互いに反対側となる2箇所にばね固定具13を介して板ばね14が取付けられている。なお、図9は裏面側から見た部分拡大図、図10は表面側から見た部分拡大図である。前記ばね固定具13は略コ字状の板材で形成され、対向する2つの側部13aの先端には互いに内側に向けて係止爪13bが設けられており、前記側部13aの先端部が鍔部4に設けられた係止孔15に挿入された後、前記係止爪13bが前記係止孔15の開口縁部に係止するようになっている。一方、前記板ばね14は長さ方向の中間の反転部14aで反転、屈曲し、両側部の先端側が外方に半円状に膨出して全体がハット状に形成されている。前記板ばね14は図9(a)に示す状態から鍔部4の裏面に区画壁16aによって形成された格納部16内に格納された後、図9(b)に示すように、その上方から前記ばね固定具13を載置し、その両側部13aを前記係止孔15内に挿入し、係止爪13bを前記係止孔15の開口縁部に係止させることにより格納部16内に固定されることとなる。
前記板ばね14の両側部において半円状に膨出した部分は嵌合凸部14b及びストッパ14cを構成する。前記板ばね14の嵌合凸部14bは先端部分が鍔部4における環状の段部側壁4cの2箇所に設けられた窓孔4dから内部側に臨み、フィルタ体31のフィルタ保持枠33の外周部に形成された後述する嵌合凹部34aと嵌合するようになっている。前記板ばね14の嵌合凸部14bにより、前記フィルタ体31は支持軸9を軸として回動するとき、通気口7の開度が1/4ずつ変化する位置で仮保持される。なお、板ばね14の付勢力に抗してフィルタ体31に回動方向の一定以上の力を加えれば、前記板ばね14は中間の反転部14aを軸に互いに近接する方向に弾性的に後退し、仮保持している前記嵌合凹部34aとの嵌合が解除されて、前記フィルタ体31は回動を許容され、次の位置に向けて回動する。
また、前記ストッパ14cはカバー41のガイド突起46と当接し、前記ガイド突起46を一定のストローク内で回動するように規制している。なお、一定以上の力を加えてカバー41を回動すれば、前記ガイド突起46はストッパ14cの弾性力に抗してこれを乗り越え、ガイド孔12の挿入口12aまで移動してここから抜取出すことが可能となり、これにより、カバー41を給排気口本体2から取外すことが可能となる。
次に、ブラシ体21はブラシ22がブラシ取付枠23に取付けられて成る。前記ブラシ取付枠23は外周部に円環枠部24が形成され、中央部に前記給排気口本体2の支持軸9が挿通する軸孔部25が形成されており、前記円環枠部24と軸孔部25との間は円中心から放射状に伸びた直状の8本のブラシ取着部26が等角度間隔で架設されている。前記ブラシ取着部26の上面には全長に至ってブラシ22が植設されている。前記ブラシ取着部26におけるブラシ取付面と反対側の裏面には、前記給排気口本体2の十字形の支持部材8に上方から外嵌してこれを挟持する一対の挟持片26aが立設されている。なお、前記ブラシ22は位置によって硬さを異ならせてもよい。また、前記ブラシ取着部26は直状ではなく他の形状、例えば円弧状のものとしてもよい。
次に、フィルタ体31は、図6、図14等に示すように、フィルタ32をフィルタ保持枠33に取着して成る。前記フィルタ32は防虫ネット等からなり、材質、メッシュ等は室内に侵入する異物の性状に対応して適宜選択すればよく、合成樹脂ネットや金属ネット等を使用できる。前記フィルタ保持枠33は外周部に円環枠部34が形成され、中央部に前記給排気口本体2の支持軸9が挿通する軸孔部35が形成され、前記円環枠部34と軸孔部35とは十字形状に配置された連結材36によって連結された形状に形成されている。前記軸孔部35は周縁部の2箇所に前記給排気口本体2の支持軸9の係合突部10が嵌入する嵌合溝35aが設けられている。前記フィルタ32はフィルタ保持枠33に熱溶着、接着剤等によって接合することができる。
前記フィルタ保持枠33は更に円環枠部34の外周端部に前記給排気口本体2の板ばね14の嵌合凸部14bと嵌合する嵌合凹部34aが複数箇所に所定間隔で形成されている。なお、前記嵌合凹部34aはフィルタ体31の回動時に円滑に前記給排気口本体2の板ばね14の嵌合凸部14bと嵌合するよう該嵌合凸部14bと略同形の円弧状の切欠に形成するのが望ましい。更に、前記円環枠部34の180度離間した2箇所には後述するカバー41の裏面に突出するピン受スリーブ45内に嵌入するピン体37がカバー41側に向けて立設されている。前記ピン体37は前記カバー41のピン受スリーブ45内に嵌入した状態でカバー41を回動することにより該カバー41の動作に連動してフィルタ体31を回動せしめるためのものである。したがって、フィルタ体31を回動できればよいから、前記ピン体37は2個に限らず、1個或いは3個以上設けてもよい。また、前記ピン体37はフィルタ体31の円環枠部34以外の位置、例えば、中央寄りの連結材36に立設してもよいが、空気流通上の支障となるおそれもあるので、前記円環枠部34に立設するのが望ましい。
次に、前記カバー41は、図11に示すように、円板状のカバー本体42と、この裏面に立設された軸ピン43、フランジ44等とで形成されている。前記カバー本体42は前記給排気口本体2の鍔部4と略同一の外径を有し、該給排気口本体2の前面開口2aの全体を覆うよう形成されており、室内側である表面は意匠性を備えた平滑面に形成されている。但し、意匠性を備えていれば、平滑面に限られるものではない。なお、前記カバー本体42の外径はその外周縁部を片手で把持してカバー41を回動できる大きさに形成されている。
前記カバー本体42の裏面の軸ピン43は、給排気口本体2の中空円柱状の支持軸9に対応してカバー41の中央に立設されており、前記支持軸9内に着脱自在に嵌入し、これにより、前記カバー41は前記軸ピン43を中心に回動するようになっている。
前記カバー本体42の裏面のフランジ44は該カバー本体42の外周より僅かに内側の位置において該外周に沿って円弧状に設けられており、周方向に等間隔に4個形成されている。前記フランジ44は前記給排気口本体2の鍔部4に等間隔で立設された4個の嵌合壁6の外面に嵌合し、給排気口本体2の支持軸9を中心に前記嵌合壁6の外面に沿って回動するようになっている。前記フランジ44の周方向の長さは前記給排気口本体2の嵌合壁6間の通気口7より僅かに大きく形成されており、全閉状態に設定したときは、前記通気口7全体が閉塞されて空気路は完全に遮断される。また、全開状態に設定したときは、嵌合壁6と全体的に重なり合って、通気口7を全開状態とする。そして、その中間位置に設定したときは、空気路の遮断面積に応じて通気量が調整される。これらの前記カバー41のフランジ44及び給排気口本体2の鍔部4の嵌合壁6は請求項の空気量調整部に相当する。
なお、本実施形態では、全閉、1/4開、1/2開、3/4開、全開の5段階に調整できるようになっているが、これに限られず、無段階に開閉できるようにすることもできる。また、カバー41は意匠性を害しない範囲で表面に小突起を設け、指でカバー41を回動できるようにしてもよい。更に、見栄えの点から空気口7はカバー41の側面に設けているが、意匠性を害しなければ、正面に設けてもよい。
更に、前記カバー本体42の裏面には、前記フィルタ本体31のピン体37と対応する位置に該ピン体37が嵌入するピン受スリーブ45が立設されている。また、前記給排気口本体2の鍔部4のガイド孔12の挿入口12aと対応する位置には略L字棒状のガイド突起46が立設されている。前記ガイド突起46は前記給排気口本体2のガイド孔12内を移動する細板状のスライド部46aと、前記スライド部46aの頭部に形成されてカバー本体42の中心側に向けて突出する係止突部46bとで形成されている。前記係止突部46bは前記給排気口本体2のガイド孔12の挿入口12aからガイド孔12内に挿入され、前記ガイド孔12の周縁部に係止してカバー41が給排気口本体2から抜脱するのを防いでいる。
前記カバー41は給排気口本体2の前面開口2aを覆う他、回動することにより、空気量を調整できるとともに、ピン受スリーブ45と給排気口本体2のピン体37とを介して直接的にフィルタ体31を回動する。その結果、フィルタ体31は給排気口本体2に固定されているブラシ体21に対して相対移動し、清掃が行なわれる。したがって、前記カバー41は請求項の操作部に相当するものでもある。
前記カバー41は給排気口本体2に着脱自在に取付けられており、給排気口本体2から取外すには、カバー41のガイド突起46を給排気口本体2のガイド孔12に沿って回動し、挿入口12aに達したら、前記ガイド突起46の係止突部46bと前記給排気口本体2のガイド孔12との係止が解除されるので、そのまま前方に引出せばよい。
次に、上記のように構成された本実施形態の給排気口1の組付手順を図12乃至図17に基づいて説明する。
まず、図12に示すように、給排気口本体2の支持軸9にブラシ体21の円環枠部24の軸孔部25を外嵌し、該ブラシ体21を給排気口本体2の中央部に取付ける。このとき、ブラシ体21の円環枠部24のブラシ取着部26に設けられた一対の挟持片26aが給排気口本体2の十字形の支持部材8を挟持するように取付ける。これにより、ブラシ体21は給排気口本体2に対して回動不能に取着されることとなる。なお、取着後の状態を図13に示す。
次に、図14に示すように、ブラシ体21の前方から給排気口本体2にフィルタ体31を取着する。フィルタ体31を取着するには、前記フィルタ体31の円環枠部34の軸孔部35における一対の嵌合溝35aの位置を給排気口本体2の支持軸9の一対の係合突部10に合致させた状態で、軸孔部35を給排気口本体2の支持軸9に外嵌する。このとき、フィルタ体31はブラシ体21の前面に向けて直進させるだけで簡単に取付けることができる。次いで、フィルタ体31を支持軸9を軸に所定角度回動する。すると、フィルタ体31の円環枠部34の軸孔部35における嵌合溝35aが給排気口本体2の支持軸9の先端部に形成された一対の係合突部10から移動し、前記軸孔部35の周縁部が前記支持軸9の係合突部10の下側に回り込んでこれに係止される。これにより、フィルタ体31は給排気口本体2の支持軸9に回動自在に取付けられるとともに、前記給排気口本体2からの抜脱が防止される。図15にフィルタ体31を取着した状態を示す。
次に、図16に示すように、フィルタ体31の前方から給排気口本体2の前面開口2aにカバー41を取付ける。このとき、カバー41のフランジ44の一方の端部を給排気口本体2の鍔部4の外周側壁4aに付された位置決め用の目印線4bに合致させつつカバー41を給排気口本体2の前面開口2aに接近させれば、自ずと、カバー41中央の軸ピン43は給排気口本体2の中空円柱状の支持軸9内に嵌入するとともに、2箇所のピン受スリーブ45はフィルタ体31のピン体37に外嵌され、また、2箇所のガイド突起46先端の係止突部46bは給排気口本体2の鍔部4のガイド孔12の挿入口12aに嵌入する。図17(a)はカバー41を給排気口本体2に取付けた状態を示す。
次いで、図17(b)に示すように、手でカバー41の外周縁部を把持して僅かに回動すれば、そのガイド突起46はスライド部46aが給排気口本体2の鍔部4のガイド孔12内を移動するとともに、係止突部46bが前記ガイド孔12の周縁部に係止するので、給排気口本体2からのカバー41の抜脱が防止される。次に、カバー41を給排気口本体2における板ばね14のストッパ14cの位置まで回動したら、該ストッパ14cの外方への付勢力に抗して強制的に更に回動する。すると、前記ガイド突起46の係止突部46bは前記板ばね14のストッパ14cを押下げつつこれを乗り越える。これにより、前記カバー41のガイド突起46はカバー41の往復回動に伴って、給排気口本体2の鍔部4のガイド孔12内を前記板ばね14のストッパ14cとガイド孔12の奥側先端との間をストロークとして往復移動する状態となる。以上によって、給排気口1の組付けが完了する。
なお、給排気口本体2の鍔部4の板ばね14の嵌合凸部14bが、図10に示すように、前記鍔部4の段部側壁4cの窓孔4dから内部側に向けて突出しており、この嵌合凸部14bがフィルタ体31の円環枠部34の外周に形成された円弧状の切欠からなる嵌合凹部34aに弾性的に嵌合するので、前記カバー41のガイド突起46のスライド部46aが給排気口本体2の鍔部4のガイド孔12内を移動するときは、給排気口本体2の板ばね14の嵌合凸部14bとフィルタ体31の円環枠具34の嵌合凹部34aとが弾性的に嵌合及び解除を繰返しながら移動することとなる。
次に、上記のように構成された本実施形態の給排気口1の動作及びフィルタ32の清掃について説明する。
まず、室内空気の汚れを清浄にするため、給排気口1を全開状態として外気を大量に取り入れ、十分な換気を行ないたい場合は、カバー41のフランジ44を給排気口本体2の鍔部4の嵌合壁6に対して相対的に移動させて通気口7を全開状態とする。これにより、パイプフード63から流入した外気はダクト64を通って給排気口1の給排気口本体2の内部に入り、ブラシ体21及びフィルタ体31の隙間を通流して給排気口本体2とカバー41との間の通気口7から室内に導かれる。一方、室内の汚れた空気は別の位置に設置された別途の給排気口によって室外に排出される。
次に、全開状態から換気量を僅かに絞って通気口7を3/4開の開度とする場合は、カバー41の外周縁部を手で把持して軸ピン43を軸として所定角度回動する。このとき、カバー41の裏面に立設されたピン受スリーブ45がフィルタ体31の円環枠部34に立設されたピン体37に外嵌しており、カバー41とフィルタ体31とは連結状態にあるから、前記カバー41が所定角度回動することにより、これに直接的に連結されたフィルタ体31も回動する。即ち、フィルタ体31はカバー体31の回動と連動して同位相回動する。一方、ブラシ体21は給排気口本体2に固定されているので、カバー41の回動に伴ってフィルタ体31は前記ブラシ体21に対して相対移動することとなる。その結果、フィルタ体31のフィルタ32に付着している虫類、塵挨等の異物はブラシ体21のブラシ22によって払い落とされる。したがって、換気量を調整する操作に伴って、同時にフィルタ32の清掃も行なわれることとなる。払い落とされた異物は下方に落下し、給排気口本体2の円筒部3の底壁に蓄積するので、定期的に給排気口本体2を分解して蓄積した異物を除去する。なお、給排気口本体2の円筒部3の底壁に換気に影響を及ぼさない程度のドレン孔を形成しておけば、給排気口本体2を分解することなくこのドレン孔から異物を外部に除去することも可能となる。
ところで、前述のように、給排気口本体2の鍔部4の板ばね14の嵌合凸部14bは前記鍔部4の段部側壁4cの窓孔4dから内部側に向けて突出し、フィルタ体31の円環枠部34の嵌合凹部34aに弾性的に嵌合している。このため、カバー41つまりはフィルタ体31が回動するときは、フィルタ体31の円環枠部34の外周端部が給排気口本体2の板ばね14の嵌合凸部14bをその付勢力に抗して弾性的に外方に後退させつつ回動して前記嵌合が解除される。そして、所定角度回動したら、前記板ばね14の嵌合凸部14bがフィルタ体31の円環枠部34の外周端部に設けられた次の嵌合凹部34aに再び嵌合し、弾性復帰して、前記フィルタ体31はその位置に仮保持されることとなる。即ち、フィルタ体31は回動していくとき、通気口7の開度が1/4の単位で変化する度に前記嵌合及び解除が繰り返され、前記通気口7の開度が1/4ピッチとなる位置で仮保持されることとなる。
ここで、フィルタ体31の回動を開始するとき、即ち、給排気口本体2の板ばね14の嵌合凸部14bがフィルタ体31の円環枠部34の外周の嵌合凹部34a内に嵌合している状態から、フィルタ体31の円環枠部34の外周端部が前記板ばね14の嵌合凸部14bを弾性的に外方に後退させて板ばね14との嵌合状態を解除し、板ばね14の嵌合凸部14bを乗り越えるときには、板ばね14の弾性力に抗して嵌合状態が解除されるときのはずみ、反動による衝撃が発生し、その衝撃は同時にフィルタ体31の全体に振動となって伝搬する。このため、衝撃振動がフィルタ体31に付加されることとなり、異物の払い落とし効果が促進される。この衝撃振動は、フィルタ体31が1/4開のピッチだけ回動し、円環枠部34の外周端部の隣の嵌合凹部34aに給排気口本体2の板ばね14の嵌合凸部14bが弾性復帰して再度嵌合するときも発生する。即ち、フィルタ体31は回動途中で嵌合及び解除を繰り返す度に全体に衝撃振動を受けることとなり、この衝撃振動も異物の払い落とし効果に寄与する。
次に、更に換気量を絞って通気口7を1/2開或いは1/4開の開度とする場合は、同様にして、カバー41を更に回動して給排気口本体2の鍔部4の嵌合壁6に対するカバー41のフランジ44の位置を相対的に移動させればよい。そして、冬季等における冷気や春季等における花粉、黄砂などが室内に侵入するのを防止するために、給排気口1を全閉状態として換気を行なわない場合は、ガイド突起46が給排気口本体2のガイド孔12の奥側先端に当接するまでカバー41を回動し、通気口7を全閉とする。
次に、本実施形態の給排気口の作用を説明する。
給排気口1は、操作部としてのカバー41を回動操作することにより、通気口7の開度が可変し、給排気口本体2内を通流する空気量が調整される。また、カバー41のピン受スリーブ45及びフィルタ体31のピン体37を介してカバー41とフィルタ体31とが直接的に連結されているので、カバー41を回動操作することにより、同時に、フィルタ体31も同位相回動する。これにより、前記フィルタ体31がブラシ体21に対して相対移動してフィルタ32の清掃が行なわれる。その結果、給排気口1を分解することなく簡単かつ迅速に清掃できる。そして、特に、空気量の調整を行なうためにカバー41を操作することにより、これと連動してフィルタの清掃も行なわれるため、清掃忘れによる長期間放置によってフィルタ32が目詰まりを起こすのが未然に防止される。
更に、操作部が給排気口本体の前面開口2aに回動可能に取付けられたカバーで形成されており、カバー41を回動することにより、給排気口本体2の嵌合壁6との間で通気口7を開閉できるので、簡易な構成で空気量を調整することができる。また、カバー41が給排気口本体2の前面側に取付けられているので、カバー41の周縁を把持し、前面から楽に空気量の調整作業を行なうことができる。
更には、給排気口本体2の前面開口2aがカバー41によって覆われており、冬季に室外から給排気口1に流入した冷気は該給排気口1の前面の側方に形成された通気口7から一旦側方即ち室内壁62の壁面と平行する方向に排出されてから室内に拡散する。このため、冷気が給排気口1の前面開口2aから直接室内の居住者に当たって寒さを感じさせるのを防止することができる。
加えて、カバー41の操作に連動してフィルタ体31が移動するようになっており、フィルタ体31の回動時に板ばね14の嵌合凸部14bが円環枠部34の嵌合凹部34aと嵌合、解除するときに、フィルタ31に衝撃振動が加わるので、異物の払い落とし効果が高められ、効率良く異物を除去できる。更に、フィルタ体31の位置は回動によって変化するので、異物がフィルタ32の特定箇所に集中して付着するのを防止できる。
そして、ブラシ体21は、フィルタ体31の裏面に配置されているから、異物が付着し易いフィルタ32の裏面即ち室外側の面を前記ブラシ体21によって直接払い落とすことができ、清掃効率が高まる。
加えて、カバー41はガイド突起46の係止突部46bを給排気口本体2のガイド孔12の挿入口12aから抜き出すことにより、簡単に給排気口本体2から取外すことができるから、フィルタ体31の交換を前面側から直接行なうことができ、楽に交換作業を行なえる。
ところで、カバー41は裏面に断熱シート等を取付けてもよい。例えば、図18及び図19に示すように、略円板状の断熱シート52を軸ピン43、ピン受スリーブ45に密接状態で嵌着することにより、着脱自在にカバー41の裏面に取付けてもよい。また、接着剤等を利用して断熱シート52を直接カバー41の裏面に貼着してもよい。前記実施形態においては冬季の室外の冷気が給排気口1の前面開口2aから直接室内の居住者に当たるのを防止すべく、前記給排気口1の前面開口2aにカバー41を取付け、冷気を通気口7から一旦側方に排出させてから室内に拡散するようにしているが、これにより、冷気がカバー41の裏面に当たって該カバー41に結露を生ずるおそれがある。そこで、結露の発生を未然に防止すべくカバー41に断熱シート等を取付けるものである。但し、結露発生のおそれのない場合は、前記断熱シート等を取付ける必要のないことは言うまでもない。
また、図示しないが、フィルタ体31の前方にばね材等を設け、フィルタ体31を前方から弾性的に押圧してフィルタ体31が常に一定の弾性力でブラシ22と当接するようにしてもよい。これにより、異物の払い落とし効果が高まる。
上記実施形態においては、給排気口1は給気用の換気口として用いたものを示しているが、本発明を実施する場合には、排気用の換気口として用いることもできる。排気用の換気口として用いる場合は、フィルタ32は表面即ち室内に臨む面に塵埃等の異物が付着し易いので、給気用の給排気口1とは逆に、ブラシ体21はフィルタ32の前側の表面に当接するように取付ける必要がある。そのためには、例えば、フィルタ体31の十字形の連結材36に、ブラシ体21のブラシ取着部26の裏面に設けた挟持片26aと同様の挟持片を形成し、この挟持片を給排気口本体2の十字形の支持部材8に嵌着して挟持させ、給排気口本体2に固定した後、その前方からブラシ体21のブラシ取付枠23の軸孔部25を給排気口本体2の支持軸9に外嵌して取付ける。また、給気用のものと同様に、フィルタ体31のピン体37を円環枠部34の表面に立設することにより、カバー体41の回動と連動して直接ピン体37を回動し、フィルタ体31を回動して清掃することができる。これにより、室内の汚れた空気が室外に排出されるときに給排気口1のフィルタ32の表面に付着する汚れを払い落とすことができる。
したがって、前記給気用のものと同様に、カバー41の回動によって通気量を調整できるとともにフィルタ32の清掃作業も同時に行なうことができる。なお、このようにブラシ体21及びフィルタ体31を形成することにより、前記ブラシ体21とフィルタ体31との配置を簡単に入れ替えることができ、1つの給排気口1で給気及び排気に兼用することもできる。
更に、上記各実施形態の給排気口1においては、ブラシ体21はフィルタ体31のいずれか片側のみに取付けているが、フィルタ体21の両側に取付けるように構成することも可能である。
そして、上記実施形態の給排気口1においては、フィルタ体31はピン体37をカバー41のピン受スリーブ45に嵌入することによりカバー41に連結した構成としているが、この手段に限られるものではなく、他の連結機構、リンク機構によって直接的に或いは間接的に連結することもできる。また、機械的でなく、モータ等を使用し、操作部としてスイッチをカバー41等に取付け、モータ等の駆動力によって電気的に回動させ、間接的に回動するものとしてもよい。要するところ、カバー41を操作することにより、前記カバー41の動きに連動してフィルタ31が回動するものであればよく、その手段は問わない。
更に、カバー41を回動したとき、フィルタ体31も同位相回動するようになっているが、フィルタ体31の回動する位相がカバー41よりも拡大するように構成してもよく、この場合は、僅かなカバー41の回動でフィルタ体31は大きく回動するので、ブラシ体21におけるブラシ22の取付数を減らすことができ、その分通気抵抗も小さくなる。
加えて、空気量調整部の開閉を操作する操作部はカバー41に設けているが、必ずしもこれに設けなくてもよく、給排気口本体2等に設けてもよい。
更に、上記各実施形態では、フィルタ体31側を回動しているが、カバー41とブラシ体21とを連結するなどしてブラシ体21側を回動するようにしてもよく、また、双方を互いに反対方向に回動するものとしてもよい。
また、上記各実施形態では、フィルタ32の清掃にブラシ22を使用しているが、これに限られるものではなく、例えば、ゴム板等からなるスクレーパやスポンジ等を使用し、異物を掻き落としたり、擦り取るようにしてもよい。
そして、フィルタ32は円板状に形成しているが、他の形状であってもよく、例えば、車両のワイパのように扇状に形成し、ブラシ22を扇中心を軸に回動するものとしてもよい。
なお、上記実施形態では、給排気口1は自然換気するものを示しているが、例えば、排気用の給排気口1にファンを取付けて強制的に換気させてもよい。
本発明の実施形態の給排気口を備えた換気装置の分解斜視図である。 図1の換気装置の断面図である。 図1の給排気口の斜視図である。 図1の給排気口を裏側から見た斜視図である。 図3のA−A切断線による断面図である。 図1の給排気口の分解斜視図である。 図1の給排気口のカバーを外した状態を示す正面図である。 図1の給排気口の裏面図である。 図4の給排気口の要部を示し、(a)は板ばねを取付ける前の状態、(b)は板ばねを取付けた後の状態示す。 図6の給排気口本体を示す斜視図である。 図6のカバーを示す斜視図である。 図10の給排気口本体にブラシ体を取付ける前の状態を示す斜視図である。 図6の給排気口本体にブラシ体を取付けた後の状態を示す斜視図である。 図13のブラシ体の前方からフィルタ体を取付ける状態を示す斜視図である。 図13のフィルタ体を取付けた後の状態を示し、図13のB−B切断線で切断した断面図である。 図15のフィルタ体の前方からカバーを取付ける状態を示す斜視図である。 図16の給排気口本体にカバーを取付けた状態を示し、(a)はカバーを給排気口本体に嵌着した状態、(b)は嵌着後カバーを所定角度回動した状態を示す。 図11のカバーに断熱シートを取付ける前の状態を示す斜視図である。 図11のカバーに断熱シートを取付けた後の状態を示す斜視図である。 部屋毎に換気するために複数の換気口が設置された家屋の見取図である。
符号の説明
1 給排気口
2 給排気口本体
6 嵌合壁
7 通気口
12 ガイド孔
12a 挿入口
21 ブラシ体
22 ブラシ
31 フィルタ体
32 フィルタ
41 カバー
42 カバー本体
44 フランジ
45 ピン受スリーブ
46 ガイド突起
46b 係止突部
64 ダクト

Claims (6)

  1. 壁を貫通して室内と室外とを連通するダクトに取付けられる給排気口であって、
    空気路を形成する給排気口本体と、
    前記空気路を開閉して通流する空気量を調整する空気量調整部と、
    前記空気量調整部における空気量の調整を操作する操作部と、
    前記空気路内に設置されたフィルタと、
    前記フィルタに当接して該フィルタを清掃するブラシと
    を備え、
    前記操作部は、前記フィルタまたはブラシが連結されており、
    前記操作部の操作により、前記空気路が開閉するとともに前記フィルタとブラシとが相対移動して該フィルタの清掃が行なわれるよう形成されたことを特徴とする給排気口。
  2. 前記操作部は、給排気口本体の前面開口に回動可能に取付けられたカバーで形成され、 前記空気量調整部は、前記給排気口本体と前記カバーとによって形成されたことを特徴とする請求項1に記載の給排気口。
  3. 前記空気量調整部は、給排気口本体の前面に立設された嵌合壁とカバーの裏面に立設されたフランジとによって形成されたことを特徴とする請求項2に記載の給排気口。
  4. 前記操作部の操作に連動して、フィルタが移動するよう形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の給排気口。
  5. 前記ブラシは、フィルタの裏面に配置されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の給排気口。
  6. 前記カバーは、給排気口本体に着脱自在に取付けられ、前記カバーを前記給排気口本体から取外すことにより、フィルタが前面に臨むよう形成されたことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の給排気口。
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