JP4830869B2 - 屋外フード - Google Patents

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Description

本発明は、建物の換気を行うために換気風路に取り付けられる換気用屋外フードに関する。
近年、住宅はエネルギー効率また快適性のため、気密化住宅が一般化されてきている。これにより換気の重要性が高まり、各部屋へ換気扇の設置がなされており、屋外にはその換気口に屋外フード設置されている。設置場所によっては、屋外フードの開口部から小さな虫が侵入するため、このような場所では防虫網付きの屋外フードの設置がされていた。しかしながら、このような防虫網付きの屋外フードの場合、長期にわたって換気扇等を運転すると防虫網に埃や虫が長期間にわたって堆積され、防虫網が目詰まりし、換気効率が低下するという課題があった。また、屋外フードの設置場所は高所であり、簡単に手の届く場所に設置されてないため屋外フードの設置後は防虫網が目詰まりしても人手によって掃除できないという課題があった。このような課題の解決のため、特許文献1に示すように、フィルタの前面に羽根板が設けられ、前記羽根板の各羽根にはブラシが設けられ、風力によってブラシを回転させ、ブラシによりフィルタに付着した埃や虫を払い落とす方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、このような換気口カバー材はブラシがフィルタに接触して埃を落とす構造であるため、実際には、この接触による摩擦が大きく、ブラシを回転させるためにはこの摩擦力より大きい風力が必要である。この風力を換気扇の動力でする場合には、風力を発生させる換気扇のパワーを大きくしなければならなく、このブラシを回転させるため、換気扇の動力が使われてしまうので、換気扇の効率はブラシを回転させるパワーの分だけ換気扇の消費電力が余分に発生するため、換気効率および、エネルギー効率を低下するという課題があった。また、この風力を室外で発生する外風で行おうとする場合には、風の強い地域または場所でしか実現できないという課題があった。
以下、その構成について図16を参照にしながら説明する。
図に示すように建物の外周に設けた換気口に開口101を設けた蓋板102と、この蓋板102に固定しかつ開口101を覆ったフィルタ103と、このフィルタ103に隣接して羽根板104を設け、羽根板104には回転自在となる羽根105が軸支され、各羽根105にはブラシ106が設けられてなり、風圧により羽根105が回転することに伴いブラシ106がフィルタ103上を摺動する構造の換気口カバー材があった。
実開昭63−111507号公報(図1)
このような実用新案にある換気口カバーすなわち屋外フードは、換気扇の風圧によって羽根105を回転させ、羽根105に設けられたブラシ106をフィルタ103の表面上と摺動することによって、フィルタ103上に堆積された埃などを落とす構造となっている。
しかしながら、埃を掃き落とすためのブラシ106がフィルタ103上を摺動する構造であるため、ブラシ106とフィルタ103とで摩擦力が生じるため羽根105を回転させるにはこの摩擦力よりも大きい風圧の換気扇が必要である。またこの換気扇の風力エネルギーを使って羽根105を回転する構造であるため、その羽根105を回転させる動力分だけ換気扇の排気に使われるエネルギーが使用されるため、換気扇の消費電力が増加しまた、排気効率も低下する。その結果使用者(住居者)に電力の負担がかかってしまうという課題がある。一方、羽根105を室外で発生する外風で回転させようとしても、ブラシ106とフィルタ103とで摩擦力があるため、相当強い外風が必要となり、風が発生しないような場所に設置された場合にはその効果を発揮できないという課題があった。
本発明は上記課題を解決するもので、換気扇の風圧または外風を用いなくとも、使用者がフィルタのメンテナンスをすることなく、フィルタに付着した埃を除去できる屋外フードを提供することを目的とする。
本発明の屋外フードは上記目的を達成するために、壁内に設けられ室内と室外を連通させるダクト内に挿入される筒部と、外壁に取り付けられ略中央に開口部を有した本体と、この本体を覆うようにして設けられ下方に開口を有したフードと、筒部内にフィルタおよびシャッターが設けられ、シャッターはフィルタに対して換気方向の風の風下側に位置され、また、シャッターは軸を中心に回動自在となる構造としてなり、シャッターのフィルタ側の面には、フィルタを打突する打突部材を設け、部屋のドアの開閉によって生じる筒部内の圧力変動差によってシャッターがほぼ閉状態となったとき、打突部材がフィルタを打突することによって、フィルタに衝撃を与え、フィルタの面に付着した埃を落とすことのできる屋外フードとしたものである。
この手段により、ドアの開閉などで生じる圧力変動によって、シャッターに設けられた打突部材がフィルタに衝撃を与えるので、フィルタに付着した埃が自動的に落とされ、フィルタが目詰まりしない状態に自動的に保てることができるため、フィルタの定期的な掃除をするために人がメンテナンスをする手間がなくなり、フィルタのメンテフリーが実現できる屋外フードが提供できる。
また、他の手段は、打突部材を、フィルタとの接触が点接触または部分接触となる形状としたものである。
この手段により、ドアの開閉などで生じる圧力変動によって、シャッターに設けられた打突部材がフィルタの一部分に集中的して衝撃を与えるので、フィルタに付着した埃が自動的に落とされ、フィルタが目詰まりしない状態に自動的に保てることができるため、フィルタの定期的な掃除をするために人がメンテナンスをする手間がなくなり、フィルタのメンテフリーが実現できる。
また、他の手段は、打突部材を、フィルタとの接触がほぼ線接触となる形状としたものである。
この手段により、ドアの開閉などで生じる圧力変動によって、シャッターに設けられた打突部材がフィルタの中心線付近に衝撃を与えるので、フィルタに付着した埃が自動的に落とされ、フィルタが目詰まりしない状態に自動的に保てることができるため、フィルタの定期的な掃除をするために人がメンテナンスをする手間がなくなり、フィルタのメンテフリーが実現できる。
また、他の手段は、フィルタの目の構造は打突部材と接触するフィルタ面の被打突部を起点にして外周方向に向かう1本または複数の伝播線と、伝播線に交わるように設けられた1本または複数の交線によってなる構造で、フィルタの被打突部からの衝撃を外周方向に伝播できる目としているものである。
この手段により、打突部材がフィルタの被打突部に与えた衝撃が伝播線に沿ってフィルタの外周に効果的に伝播することにより、フィルタの全面部が衝撃によって震わされる状態になるので、フィルタの全面の埃を落とすことができる。
また、他の手段は、交線を、伝播線により構成したものである。
この手段により、打突部材がフィルタの被打突部に与えた衝撃が伝播線に沿ってフィルタの外周および外周方向の伝播線間の伝播線にも効果的に伝播することにより、容易にフィルタの全面部が衝撃によって震わされる状態になるので、フィルタの全面の埃を落とすことができる。
また、他の手段は、被打突部を起点として外周方向に向かう複数の伝播線どうしが交わるようにして形成したものである。
この手段により、打突部材がフィルタの被打突部に与えた衝撃が伝播線に沿ってフィルタの外周に効果的に伝播することにより、容易にフィルタの全面部が衝撃によって震わされる状態になるので、フィルタの全面の埃を落とすことができる。
また、他の手段は、シャッターの面に左右方向に伸びた引掛部を設け、打突部材には引掛部に沿って左右方向に摺動可能な受け部を有して、打突部材がシャッターの面上で、引掛部に沿って動くことができる構成としたものである。
この手段により、打突部材が左右方向にランダムに動くことにより、フィルタ面の広い範囲の埃を落とすことができる。
また、他の手段は、打突部材の左右に傾斜または曲面の受風面を有していて、フィルタが目詰まりした際に起こる筒部内の風速の不均一から、左右の受風面に加わる風圧の差によって打突部材がフィルタの目詰まりしている方向に自動的に動く構成としたものである。
この手段により、網の目詰まりが不均一となったとき、フィルタが中心に対して目詰まりが多い方の風速が小さくなる非対称の風速分布により、左右の受風面に加わる風圧の差によって打突部材が目詰まりの多い方に自動的に移動するので、フィルタの目詰まりの多い部分を集中的に埃を落とすことができるため、ドアの開閉回数が少ない場合でも効率的にフィルタの目詰まりを除去できる屋外フードが提供できる。
また、他の手段は、壁内に設けられ室内と室外を連通させるダクト内に挿入される筒部と、外壁に取り付けられ略中央に開口部を有した本体と、この本体を覆うようにして設けられ下方に開口を有したフードと、筒部内にフィルタおよびシャッターが設けられ、シャッターはフィルタに対して換気方向の風の風下側に位置され、また、シャッターは軸を中心に回動自在となる構造としてなり、シャッターのフィルタ側の面に、針状の突起がフィルタの各々の目に対応する位置に配置され、部屋のドアの開閉によって生じる筒部内の圧力変動差によってシャッターがほぼ閉状態となったとき、針状の突起がフィルタの各々の目に差し込まれ、フィルタに付着した埃を押し出すことにより、自動的にフィルタの埃除去ができる屋外フードとしたものである。
この手段により、針状の突起がフィルタの各々の目に差し込まれフィルタに付着した埃を押し出すことができる。
また、他の手段は、軸が筒部に設けられた筒部と平行となる長手の軸穴に往復方向および回動自在となるように軸支され、部屋のドアの開閉によって生じる筒部内の圧力変動差が生じたときはシャッターがフィルタ方向にスライドし、シャッターに設けられた針状の突起がフィルタにさらに奥まで突き刺されるシャッターを有した屋外フードとする。
この手段により、部屋のドアの開閉によって、シャッターがフィルタ側にスライドして針状の突起を奥まで突き刺すことができるため、フィルタに付着した埃をより多く落とすことができる。
また、他の手段は、筒部が本体固定用筒部と室外側接続筒部とで構成され、室内側接続筒部の内部にはシャッターおよびフィルタが配置され、室内側接続筒部とシャッターとフィルタとで形成される部分をフィルタユニット部とし、また、本体固定用筒部とフィルタユニットとは脱着できる構造であり、かつ、フィルタユニット部は本体固定用筒部との接続が、フィルタユニット部のフィルタ側筒端部またはシャッター側筒端部のどちらでも可能とした構造としたものであり、フィルタユニット部の方向を変えるだけで排気、給気のどちらの場合でも使用可能とした構造とする。
この手段により、フィルタユニット部の方向を変えるだけで排気、給気のどちらの場合でも使用可能な屋外フードが提供できる。
本発明の屋外フードによれば、ドアの開閉などで生じる圧力変動によって、シャッターに設けられた打突部材がフィルタに衝撃を与えるので、フィルタに付着した埃が自動的に落とされ、フィルタが目詰まりしない状態に自動的に保てることができるため、フィルタの定期的な掃除をするために人がメンテナンスをする手間がなくなり、フィルタのメンテフリーが実現できる屋外フードを提供できる。
また、打突部材を、フィルタとの接触が点接触または部分接触としたことにより、強い衝撃をフィルタに与え、フィルタに付着した埃を強力に落とすことができる屋外フードを提供できる。
また、打突部材を、フィルタとの接触がほぼ線接触としたことにより、フィルタの全面に衝撃を与え、フィルタ全面に付着した埃を効率よく落とすことができる屋外フードを提供できる。
また、打突部材がフィルタの被打突部に与えた衝撃が伝播線に沿ってフィルタの外周に効果的に伝播することにより、フィルタの全面部が衝撃によって震わされる状態になるので、フィルタの全面の埃を落とすことができる屋外フードを供給できる。
また、他の手段は、交線を、伝播線により構成したことにより、フィルタの目を構成する全てを容易に震わせ、フィルタ全面に付着した埃を効率よく落とすことができる屋外フードを提供できる。
また、他の手段は、被打突部を起点として外周方向に向かう複数の伝播線どうしが交わるようにして形成したことにより、フィルタの目を構成する全てを容易に効率よく震わせ、フィルタ全面に付着した埃を効率よく落とすことができる屋外フードを提供できる。
また、打突部材が左右方向にランダムに動くことにより、フィルタ面の広い範囲の埃を落とすことができる屋外フードを供給できる。
また、網の目詰まりが不均一となったとき、フィルタが中心に対して目詰まりが多い方の風速が小さくなる非対称の風速分布により、左右の受風面に加わる風圧の差によって打突部材が目詰まりの多い方に自動的に移動するので、フィルタの目詰まりの多い部分を集中的に埃を落とすことができるため、ドアの開閉回数が少ない場合でも効率的にフィルタの目詰まりを除去できる屋外フードが提供できる。
また、針状の突起がフィルタの各々の目に差し込まれフィルタに付着した埃を押し出すことができる屋外フードが提供できる。
また、部屋のドアの開閉によって、シャッターがフィルタ側にスライドして針状の突起を奥まで突き刺すことができるため、フィルタに付着した埃をより多く落とすことができる。
また、フィルタユニット部の方向を変えるだけで排気、給気のどちらの場合でも使用可能な屋外フードが提供できる。
本発明の請求項1に記載の屋外フードは、壁内に設けられ室内と室外を連通させるダクト内に挿入される筒部と、外壁に取り付けられ略中央に開口部を有した本体と、この本体を覆うようにして設けられ下方に開口を有したフードと、筒部内にフィルタおよびシャッターが設けられ、シャッターはフィルタに対して換気方向の風の風下側に位置され、また、シャッターは軸を中心に回動自在となる構造としてなり、シャッターのフィルタ側の面には、フィルタに打突する打突部材を設け、部屋のドアの開閉によって生じる筒部内の圧力変動差によってシャッターがほぼ閉状態となったとき、打突部材がフィルタを打突することによって、フィルタに衝撃を与え、フィルタの面に付着した埃を落とすことのできる屋外フードとしたものであり、ドアの開閉などで生じる圧力変動によって、シャッターに設けられた打突部材がフィルタに衝撃を与えるので、フィルタに付着した埃が自動的に落とされ、フィルタが目詰まりしない状態に自動的に保てることができるため、フィルタの定期的な掃除をするために人がメンテナンスをする手間がなくなり、フィルタのメンテフリーが実現できる屋外フードが提供できるという作用を有する。
また、打突部材を、フィルタとの接触が点接触または部分接触となる形状としたものであり、ドアの開閉などで生じる圧力変動によって、シャッターに設けられた打突部材がフィルタの一部分に集中的して衝撃を与え、フィルタに付着した埃が自動的に落とされるという作用を有する。
また、打突部材を、フィルタとの接触がほぼ線接触となる形状としたものであり、ドアの開閉などで生じる圧力変動によって、シャッターに設けられた打突部材がフィルタの中心線付近に衝撃を与え、フィルタに付着した埃が自動的に落とされるという作用を有する。
また、フィルタの目の構造は打突部材と接触するフィルタ面の被打突部を起点にして外周方向に向かう1本または複数の伝播線と、伝播線に交わるように設けられた1本または複数の交線によってなる構造で、フィルタの被打突部からの衝撃を外周方向に伝播できる目としているものであり、打突部材がフィルタの被打突部に与えた衝撃が伝播線に沿ってフィルタの外周に効果的に伝播することにより、フィルタの全面部が衝撃によって震わされる状態になるので、フィルタの全面の埃を落とすことができる。
また、交線を、伝播線により構成したものであり、打突部材がフィルタの被打突部に与えた衝撃が伝播線に沿ってフィルタの外周および外周方向の伝播線間の伝播線にも効果的に伝播することにより、容易にフィルタの全面部が衝撃によって震わされる状態になり、フィルタの全面の埃を落とすことができるという作用を有する。
また、被打突部を起点として外周方向に向かう複数の伝播線どうしが交わるようにして形成したものであり、打突部材がフィルタの被打突部に与えた衝撃が伝播線に沿ってフィルタの外周に効果的に伝播することにより、容易にフィルタの全面部が衝撃によって震わされる状態になり、フィルタの全面の埃を落とすことができるという作用を有する。
また、シャッターの面に左右方向に伸びた引掛部を設け、打突部材には引掛部に沿って左右方向に摺動可能な受け部を有して、打突部材がシャッターの面上で、引掛部に沿って動くことができる構成としたものであり、打突部材が左右方向にランダムに動くことにより、フィルタ面の広い範囲の埃を落とすことができる。
また、打突部材の左右に傾斜または曲面の受風面を有していて、フィルタが目詰まりした際に起こる筒部内の風速の不均一から、左右の受風面に加わる風圧の差によって打突部材がフィルタの目詰まりしている方向に自動的に動く構成としたものであり、網の目詰まりが不均一となったとき、フィルタが中心に対して目詰まりが多い方の風速が小さくなる非対称の風速分布により、左右の受風面に加わる風圧の差によって打突部材が目詰まりの多い方に自動的に移動するので、フィルタの目詰まりの多い部分を集中的に埃を落とすことができるため、ドアの開閉回数が少ない場合でも効率的にフィルタの目詰まりを除去できる屋外フードが提供できる。
また、他の手段は、壁内に設けられ室内と室外を連通させるダクト内に挿入される筒部と、外壁に取り付けられ略中央に開口部を有した本体と、この本体を覆うようにして設けられ下方に開口を有したフードと、筒部内にフィルタおよびシャッターが設けられ、シャッターはフィルタに対して換気方向の風の風下側に位置され、また、シャッターは軸を中心に回動自在となる構造としてなり、シャッターのフィルタ側の面に、針状の突起がフィルタの各々の目に対応する位置に配置され、部屋のドアの開閉によって生じる筒部内の圧力変動差によってシャッターがほぼ閉状態となったとき、針状の突起がフィルタの各々の目に差し込まれ、フィルタに付着した埃を押し出すことにより、自動的にフィルタの埃除去ができる屋外フードとしたものであり、針状の突起がフィルタの各々の目に差し込まれフィルタに付着した埃を押し出すことができる。
また、軸が筒部に設けられた筒部と平行となる長手の軸穴に往復方向および回動自在となるように軸支され、部屋のドアの開閉によって生じる筒部内の圧力変動差が生じたときはシャッターがフィルタ方向にスライドし、シャッターに設けられた針状の突起がフィルタにさらに奥まで突き刺されるシャッターを有した屋外フードとするので、部屋のドアの開閉によって、シャッターがフィルタ側にスライドして針状の突起を奥まで突き刺すことができるため、フィルタに付着した埃をより多く落とすことができる。
また、筒部が本体固定用筒部と室外側接続筒部とで構成され、室内側接続筒部の内部にはシャッターおよびフィルタが配置され、室内側接続筒部とシャッターとフィルタとで形成される部分をフィルタユニット部とし、また、本体固定用筒部とフィルタユニットとは脱着できる構造であり、かつ、フィルタユニット部は本体固定用筒部との接続が、フィルタユニット部のフィルタ側筒端部またはシャッター側筒端部のどちらでも可能とした構造としたものであり、フィルタユニットの方向を変えるだけで排気、給気のどちらの場合でも使用可能とした構造であり、フィルタユニットの方向を変えるだけで排気、給気のどちらの場合でも使用可能な屋外フードが提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1から図5に示すように、壁内1に設けられ室内2と室外3を連通させるダクト4内に挿入される筒部5と、外壁6に取り付けられ略中央に開口部7を有した本体8と、この本体8を覆うようにして設けられ下方に開口を有したフード9と、筒部5内にフィルタ10およびシャッター11が設けられ、シャッター11はフィルタ10に対して換気方向の風の風下側に位置され、また、シャッター11は軸12を中心に回動自在となる構造としてなり、シャッター11のフィルタ10側の面13には、フィルタ10を打突する打突部材14を設け部屋のドアの開閉によって生じる筒部5内の圧力変動差によってシャッター11がほぼ閉状態となったとき、打突部材14がフィルタ10を打突することによって、フィルタ10に衝撃を与え、フィルタ10の面に付着した埃を落とすことのできる屋外フードとしたものである。
上記構成において、住宅に屋外フードが設置された後、屋外フードが設置されている部屋のドアを開閉すると室内2の圧力は瞬間的に変動する。室内2はダクト4に連通しているため、ダクト4内も瞬間的に圧力変動が発生する。
例えば、屋外フードを排気用で設置する場合には図1のように外壁に屋外フードが設置される。そして例えば、ドアが部屋内方向に開閉するドアであった場合、ドアを開けると部屋の圧力は瞬間的に上昇する。逆にドアが部屋外方向に開閉するドアであった場合、ドアを閉めると部屋の圧力が瞬間的に上昇する。部屋の圧力が瞬間的に上昇すると、瞬間的にダクト4の内部で、室内2側から室外3側に向かう圧力波が発生し、筒部5内部のシャッター11は軸12を中心として勢いよくフィルタ10側に回動させることとなる。
このとき、シャッター11の面13には打突部材14が設けられており、シャッター11がフィルタ10側に回動すると、打突部材14がフィルタ10を勢いよく叩くためフィルタ10に付着した埃がその衝撃によって落とされることとなる。このようにフィルタ10に付着した埃はドアの開閉によって自動的に除去されることとなる。
一方、屋外フードを給気用で設置する場合には図4のように、外壁に屋外フードが設置され、この場合には、例えばドアが部屋内方向に開閉するドアであった場合、ドアを閉めると部屋の圧力は瞬間的に低下する。逆にドアが部屋外方向に開閉するドアであった場合、ドアを開けると部屋の圧力が瞬間的に低下する。部屋の圧力が瞬間的に低下すると、瞬間的にダクト4の内部で室外3から室内2側に向かう圧力波が発生する。この場合も同じようにシャッター11軸12を中心として勢いよくフィルタ10側に回動する。シャッター11の面13には打突部材14を有しており、打突部材14が勢いよくフィルタ10を叩くため、フィルタ10に付着した埃はその衝撃で落とされることとなる。このようにフィルタ10に付着した埃はドアの開閉によって自動的に除去されることとなる。
また、打突部材14はフィルタ10に当たる打突部14が図3のようなほぼ点接触または、部分接触となるような形状でも、図5のような、シャッター11が閉じた状態においてフィルタ10に対しほぼ線接触となるようにシャッター11から突出させて設けた打突部14aのような形状としてもフィルタ10に打突してフィルタ10に衝撃を加えることができれば、その形状は特に任意の形状でもかまわないが、打突部材を、フィルタ10との接触が点接触または部分接触となる形状としたものである場合は、ドアの開閉などで生じる圧力変動によって、シャッター11に設けられた打突部材14がフィルタ10の一部分に集中的して衝撃を与え、フィルタ10に付着した埃を強力に落とすことができる、また、打突部材の打突部14aを、フィルタ10との接触がほぼ線接触となる形状としたものである場合は、ドアの開閉などで生じる圧力変動によって、シャッター11に設けられた打突部14aがフィルタ10の中心線付近に衝撃を与え、フィルタ10全面に付着した埃を効率よく落とすことができることとなる。
このように本発明の実施の形態1の屋外フードによれば、ドアの開閉などで生じる圧力変動によって、シャッターに設けられた打突部材がフィルタに衝撃を与えるので、フィルタ10に付着した埃が自動的に落とされ、フィルタ10が目詰まりしない状態に自動的に保てることができるため、フィルタ10の定期的な掃除をするために人がメンテナンスをする手間がなくなり、フィルタのメンテフリーが実現できる屋外フードが提供できる。
(実施の形態2)
図6に示すように、フィルタ10aの目15の構造は打突部材14と接触するフィルタ10a面の被打突部16を起点にして外周17方向に向かう1本または複数の伝播線18と、伝播線18に交わるように設けられた1本または複数の交線19によってなる構造、または、被打突部16を起点にして外周17方向に向かう1本または複数の伝播線18どうしが交わってなる構造で、フィルタ10aの被打突部16からの衝撃を外周17方向に伝播できる目15の構造としている。
上記構成において、フィルタの目15の構造は、打突部材14が接触する部分である被打突部16から外周17方向に複数の伝播線18有しており、その伝播線18と交わるように交線19よって目15が構成されている。フィルタ10aは目15より大きい虫が室内2に侵入するのを防止できる。また、長期に換気扇を運転した際には、このフィルタ10aの目15に埃が付着することになる。そして打突部材14がフィルタ10aの被打突部16に当たると、その衝撃は被打突部16から複数の伝播線18に沿ってフィルタ10aの外周17方向に衝撃が伝播し、打突部材14からの衝撃がフィルタ10aの全体に広がる。このように、フィルタ10aの全面部にこの衝撃が広がるため、フィルタ10aの全面部についた埃をも落とすことができる。
また、図7に示すように、フィルタ10bは被打突部16を起点とし、中心から渦巻き状のように外周17に向かう曲線で構成された伝播線18aと、被打突部16を起点として外周17方向に向かう伝播線18とが交わるようにして目15aを構成としたものであり、打突部材がフィルタ10bの被打突部16に与えた衝撃が伝播線18aに沿ってフィルタ10bの外周および外周方向の伝播線18間の伝播線18にも効果的に伝播することにより、容易にフィルタ10bの全面部が衝撃によって震わされる状態になり、フィルタ10bの全面の埃を落とすことができる。
また、図8に示すように、打突部材が線形状で、被打突部16aが線状態となる場合には、フィルタ10cの目15cは被打突部16aを起点として外周17方向に向かう複数の伝播線18bと、伝播線18cとが交わるようにして形成としたものであり、打突部材がフィルタ10cの被打突部16aに与えた衝撃が伝播線18b、18cに沿ってフィルタ10cの外周に効果的に伝播することにより、容易にフィルタ10cの全面部が衝撃によって震わされる状態になり、フィルタ10cの全面の埃を落とすことができる。
フィルタの目は、図7および図8に示すような形状であっても、打突部材がフィルタの被打突部に衝撃を与え、被打突部で受けた衝撃は伝播線に沿ってフィルタの外周方向に衝撃が伝播しフィルタの全体に広げることができるという効果に差異はない。
このように本発明の実施の形態2の屋外フードによれば、打突部材14がフィルタ10の被打突部16に与えた衝撃が伝播線18に沿ってフィルタ10の外周17に効果的に伝播することにより、フィルタ10の全面部が衝撃によって震わされる状態になるので、フィルタ10の全面の埃を落とすことができる。
(実施の形態3)
図9に示すように、シャッター11aの面13aに左右方向に伸びた引掛部20を設け、打突部材14bには引掛部20に沿って左右方向に摺動可能な受け部21を有して、打突部材14bがシャッター11aの面13a上で、引掛部20に沿って動くことができる構成となっている。
上記構成において、シャッター11aの面13aに左右方向に伸びた引掛部20は打突部14bの受け部21とで摺動可能な状態として嵌まるように組立てられ、ドアの開閉による圧力変動で打突部材14bがフィルタ10に当たった際には、打突部材14bは衝撃の反力が加わり、打突部材14bはフィルタ10との衝突の際、左もしくは右の方向にランダムに動くこととなる。打突部材14bはフィルタ10との衝突によって、フィルタ10に対しランダムな位置に打突されるので、フィルタ10の特定な位置だけ衝撃が加わることなく、フィルタ10の面の広い範囲で衝撃が加わるため、フィルタ10面の広い範囲の埃を落とすことができる。
このように本発明の実施の形態3の屋外フードによれば、打突部材14bが左右方向にランダムに動くことにより、フィルタ10面の広い範囲の埃を落とすことができる。
(実施の形態4)
図10に示すように、打突部材14cの左右に傾斜または曲面の受風面22を有していて、フィルタ10が目詰まりした際に起こる筒部5内の風速の不均一から、左右の受風面22に加わる風圧の差によって打突部材14cがフィルタ10の目詰まりしている方向に自動的に動く構成とする。
上記構成において、フィルタ10が目詰まりの状態が発生したとき、フィルタ10は換気扇の流路形状によって、フィルタ10の中心に対して、非対称に目詰まりが起こる。
例えば、フィルタ10がその中心に対して、右側が左側に比べて目詰まりが多い場合は、フィルタ10の右側部分を通過する風速が小さく風圧が小さい、左側部分を通過する風速はフィルタ10の目詰まりが少ないため風速は右側より早く、風圧は大きい。
この風圧はシャッター11に有した打突部材14cの左右に設けられた受風面22にかかるが、受風面22に当たる風圧は、この場合、右側が小さく、左側は大きい風圧がかかるため、左右の受風面22のかかる風圧の大小により、打突部材14cは風圧の小さい面側(目詰まりの多い方側)に移動されることとなる。そしてこのとき、ドアの開閉がなされると、打突部材14cは目詰まりの多い方に集中して衝撃を与えることによりフィルタ10に付着した埃を効率よく自動的に除去することができる。そして目詰まりの多い方側の埃が除去されると、逆にこの側の風速は大きくなるため、打突部材14cは受風面22にかかる風圧の大小により、反対側に移動され反対側の目詰まりを除去されることとになる。
このように本発明の実施の形態4によれば、フィルタ10に目詰まりの不均一が起こると、打突部材14cの左右の受風面22に加わる風圧の差によって打突部材14cが目詰まりの多いに自動的に移動するので、フィルタの目詰まりの多い部分を集中的に埃を落とすことができるため、ドアの開閉回数が少ない場合でも効率的にフィルタの目詰まりを除去できる屋外フードが提供できる。
(実施の形態5)
図11および図12に示すように、壁内1に設けられ室内2と室外3を連通させるダクト4内に挿入される筒部5と、外壁6に取り付けられ略中央に開口部7を有した本体8と、この本体8を覆うようにして設けられ下方に開口を有したフード9と、筒部5内にフィルタ10およびシャッター11が設けられ、シャッター11はフィルタ10に対して換気方向の風の風下側に位置され、また、シャッター11は軸12を中心に回動自在となる構造としてなりシャッター11のフィルタ10側の面13bに針状の突起23がフィルタ10の各々の目に対応する位置に配置され部屋のドアの開閉によって生じる筒部5内の圧力変動差によってシャッター11がほぼ閉状態となったとき、針状の突起23がフィルタ10の各々の目に差し込まれ、フィルタ10に付着した埃を押し出すことにより、自動的にフィルタの除去ができる屋外フードとしたものである。
上記構成において、屋外フードを外壁に設置されたあと、部屋のドアの開閉がなされると、筒部5内の圧力変動によって、シャッター11はフィルタ10側に回動する。このとき、シャッター11の面13bには針状の突起23が埃によって目詰まりしたフィルタ10の目の穴に入りこみ、埃を突き刺して押し落とす。ところで、埃は水分や油分を含むとフィルタ10の目に固着する場合がある。屋外フードが水分や油分が多い通風箇所であるときには、固着してしまった埃はフィルタへの衝撃だけで落ちにくい。このようにフィルタ10の目に固着してしまった埃は、部屋のドアの開閉によって針状の突起23で突き刺されて落とすことができる。
このように、本発明の実施の形態5の屋外フードによれば、部屋のドアの開閉によってフィルタ10に付着した埃を針状の突起23で突き刺して落とすので、固着した埃でも落とすことができる。
(実施の形態6)
図13に示すように、軸12aが筒部5aに設けられた筒部5aと平行となる長手の軸穴24に往復方向および回動自在となるように軸支され、部屋のドアの開閉によって生じる筒部5a内の圧力変動差が生じたときはシャッター11がフィルタ10方向にスライドし、シャッター11に設けられた針状の突起23がフィルタ10に対してさらに奥まで突き刺されるシャッターを有したものである。
上記構成において、部屋のドアの開閉によってシャッター11側からフィルタ10側へ向かう圧力波が発生したときにはシャッタ−11の面に圧力波が加わり、軸12aは軸穴24のフィルタ10側まで移動し、シャッター11はフィルタ10側にスライドして動く。シャッタ−11は軸穴24の端まで可動されるため、フィルタ10に設けられた針状の突起23がフィルタ10にさらに奥まで差し込まれることとなる。針状の突起23が奥まで差し込まれるため、フィルタ10に付着した埃をより多く落とすことができる。
このように、本発明の実施の形態6の屋外フードによれば、部屋のドアの開閉によって、シャッター11がフィルタ10側にスライドして針状の突起23を奥まで突き刺すことができるため、フィルタ10に付着した埃をより多く落とすことができる。
(実施の形態7)
図14および図15に示すように、筒部5bが本体固定筒部25と室内側接続筒部26とで構成され、室内側接続筒部26の内部にはシャッター11およびフィルタ10が配置され、室内側接続筒部26とシャッター11とフィルタ10とで形成される部分をフィルタユニット27とし、また、本体固定筒部25とフィルタユニット27とは脱着できる構造であり、かつ、フィルタユニット27は本体固定筒部25との接続方向が、フィルタユニット27のフィルタ側筒端部28またはシャッター側筒端部29のどちらでも接続可能とした構造としたものであり、フィルタユニット27の方向を変えるだけで排気、給気のどちらの場合でも使用可能とすることができる。
上記構成において、屋外フードを排気用として使用する場合には、フィルタユニット27と本体固定筒部25との接続状態を、フィルタユニット27の内部のシャッター11が室外3側に位置するような向きにし、本体固定筒部25の端部とフィルタユニット27のシャッター側筒端部29とを合せて固定され排気用の屋外フードとして壁に設置される。
また、屋外フードを給気用として使用する場合には、フィルタユニット27と本体固定筒部25との接続状態を、フィルタユニット27の内部のフィルタ10が室外3側に位置するような向きにし、本体固定筒部25の端部とフィルタユニット27のシャッター側筒端部29とを合せて固定され給気用の屋外フードとして壁に設置される。
屋外フードは排気用または、給気用のどちらにも場合も使用されることがあるため、施工者は換気扇が排気用でも給気用でもどちらの場合でも、施工時に容易に本屋外フードのフィルタユニット27の方向を変えるだけで、排気、給気どちらの場合でも使用可能な屋外フードが提供できる。
このように本発明の実施の形態7の屋外フードによれば、フィルタユニット27の方向を変えるだけで排気、給気のどちらの場合でも使用可能な屋外フードが提供できる。
本発明にかかる屋外フードは、虫の侵入を防ぐことのできるフィルタを有した排気装置、空気調和装置等にも適用できる。
本発明の実施の形態1の屋外フードの構成を示す断面図 同屋外フードの動作を示す断面図 同屋外フードの部品の構成を示す斜視図 同屋外フードの動作を示す断面図 同屋外フードの部品の構成を示す斜視図 本発明の実施の形態2の屋外フードのフィルタを示す正面図 同屋外フードのフィルタを示す正面図 同屋外フードのフィルタを示す正面図 本発明の実施の形態3の屋外フードの部品の構成を示す斜視図 本発明の実施の形態4の屋外フードの部品の構成を示す斜視図 本発明の実施の形態5の屋外フードの構成を示す断面図 同屋外フードの部品の構成を示す斜視図 本発明の実施の形態6の屋外フードの構成を示す断面図 本発明の実施の形態7の屋外フードの構成を示す断面図 同屋外フードの屋外フードの構成を示す断面図 従来の屋外フードを示す斜視図
符号の説明
1 壁内
2 室内
3 室外
4 ダクト
5 筒部
5a 筒部
5b 筒部
6 外壁
7 開口部
8 本体
9 フード
10 フィルタ
10a フィルタ
11 シャッター
11a シャッター
12 軸
12a 軸
13 面
13a 面
13b 面
14 打突部材
14c 打突部材
15 目
16 被打突部
17 外周
18 伝播線
19 交線
20 引掛部
21 受け部
22 受風面
23 突起
24 軸穴
25 本体固定筒部
26 室内側接続筒部
27 フィルタユニット
28 フィルタ側筒端部
29 シャッター側筒端部

Claims (11)

  1. 壁内に設けられ室内と室外を連通させるダクト内に挿入される筒部と、外壁に取り付けられ略中央に開口部を有した本体と、この本体を覆うようにして設けられ下方に開口を有したフードと、筒部内にフィルタおよびシャッターが設けられ、シャッターはフィルタに対して換気方向の風の風下側に位置され、また、シャッターは軸を中心に回動自在となる構造としてなり、シャッターのフィルタ側の面には、フィルタを打突する打突部材を設け、部屋のドアの開閉によって生じる筒部内の圧力変動差によってシャッターがほぼ閉状態となったとき、打突部材がフィルタを打突することによって、フィルタに衝撃を与え、フィルタの面に付着した埃を落とすことのできる屋外フード。
  2. 打突部材を、フィルタとの接触が点接触または部分接触となる形状とした請求項1記載の屋外フード。
  3. 打突部材を、フィルタとの接触がほぼ線接触となる形状とした請求項1記載の屋外フード。
  4. フィルタの目の構造は打突部材と接触するフィルタ面の被打突部を起点にして外周方向に向かう1本または複数の伝播線と、伝播線に交わるように設けられた1本または複数の交線によってなる構造で、フィルタの被打突部からの衝撃を外周方向に伝播できる目としている請求項1または2記載の屋外フード。
  5. 交線を、伝播線により構成した請求項4記載の屋外フード。
  6. 被打突部を起点として外周方向に向かう複数の伝播線どうしが交わるようにして形成した請求項1、3、5のいずれかに記載の屋外フード。
  7. シャッターの面に左右方向に伸びた引掛部を設け、打突部材には引掛部に沿って左右方向に摺動可能な受け部を有して、打突部材がシャッターの面上で、引掛部に沿って動くことができる構成とした請求項1記載の屋外フード。
  8. 打突部材の左右に傾斜または曲面の受風面を有していて、フィルタが目詰まりした際に起こる筒部内の風速の不均一から、左右の受風面に加わる風圧の差によって打突部材がフィルタの目詰まりしている方向に自動的に動く構成とした請求項1〜7のいずれかに記載の屋外フード。
  9. 壁内に設けられ室内と室外を連通させるダクト内に挿入される筒部と、外壁に取り付けられ略中央に開口部を有した本体と、この本体を覆うようにして設けられ下方に開口を有したフードと、筒部内にフィルタおよびシャッターが設けられ、シャッターはフィルタに対して換気方向の風の風下側に位置され、また、シャッターは軸を中心に回動自在となる構造としてなり、シャッターのフィルタ側の面に、針状の突起がフィルタの各々の目に対応する位置に配置され、部屋のドアの開閉によって生じる筒部内の圧力変動差によってシャッターがほぼ閉状態となったとき、針状の突起がフィルタの各々の目に差し込まれ、フィルタに付着した埃を押し出すことにより、自動的にフィルタの埃除去ができる屋外フード。
  10. 軸が筒部に設けられた筒部と平行となる長手の軸穴に往復方向および回動自在となるように軸支され、部屋のドアの開閉によって生じる筒部内の圧力変動差が生じたときはシャッターがフィルタ方向にスライドし、シャッターに設けられた針状の突起がフィルタにさらに奥まで突き刺されるシャッターを有した請求項9記載の屋外フード。
  11. 筒部が本体固定用筒部と室外側接続筒部とで構成され、室内側接続筒部の内部にはシャッターおよびフィルタが配置され、室内側接続筒部とシャッターとフィルタとで形成される部分をフィルタユニット部とし、また、本体固定用筒部とフィルタユニットとは脱着できる構造であり、かつ、フィルタユニット部は本体固定用筒部との接続が、フィルタユニット部のフィルタ側筒端部またはシャッター側筒端部のどちらでも可能とした構造としたものであり、フィルタユニット部の方向を変えるだけで排気、給気のどちらの場合でも使用可能とした構造とした請求項1記載の屋外フード。
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