JP2003090572A - 屋外フード - Google Patents

屋外フード

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JP2003090572A JP2001393440A JP2001393440A JP2003090572A JP 2003090572 A JP2003090572 A JP 2003090572A JP 2001393440 A JP2001393440 A JP 2001393440A JP 2001393440 A JP2001393440 A JP 2001393440A JP 2003090572 A JP2003090572 A JP 2003090572A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅材の耐久性が損なわれるのを防止し、製
品および、製品設置時の建物全体のデザイン性を向上で
きる屋外フードを提供することを目的とする。 【解決手段】 室内1と室外2を連通するダクト3に挿
入される筒部4と、外壁5に取り付けられ、略中央に開
口部6を有したフランジ部7とからなる本体8と、本体
8に固定され、正面部9および天面部10を閉口し、下
部11および側部12を開口したフード13とからなる
屋外フード14を構成したことにより、風と共に雨滴2
7が室内1に侵入するのを低減して、住宅材の耐久性が
損なわれるのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の換気を行う
ために換気口の屋外側に取り付けられる屋外フードに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅に求められる要望として、住
宅の耐久性に関する要望が特に高まっている。その中
で、換気扇等の換気口においては、雨が換気口から室内
に侵入して、室内の住宅材の耐久性を害してしまうこと
および、換気口から屋外に排出される排出空気による外
壁の汚れが問題とされている。
【0003】従来、換気口の屋外側には雨の侵入を防止
するため、フードを有した屋外フードが施工されてお
り、この種の屋外フードは雨の侵入防止のため、左右方
向を閉口し、上方向を閉口、または上方向の一部を開口
したものが知られていた。
【0004】以下、その構成について、図34〜図37
を参照しながら説明する。
【0005】図34および図35に示すように、壁10
1に開口された開口部102にダクト103が差し込ま
れ、円筒状の筒部104と中央に開口部105とを有し
た本体107が固定され、本体107には、正面部10
8、天面部109およびフード側面部110を閉口と
し、フード下面部を開口としたフード112を固定して
屋外フード113を構成していた。そして屋外フード1
13を施工する際には、壁101内のダクト103に内
接するように筒部104を挿入し、筒部104に固定さ
れた板ばね114により壁101に取着していた。
【0006】また、別の屋外フードとして、図36およ
び図37に示すように、フード上面部115に壁101
よりフード111の正面部108の方向に対し、下方傾
斜となり、かつフード上面部115の一部を開口した長
さの天面カバー116を設けて屋外フード117を構成
していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の屋外
フードでは、前者においては、室外118で雨が降った
ときには、風が弱風状態であれば、雨滴119は上から
降ってくるのでフード112の天面部109とフード側
面部110の閉口によって開口部105から室内120
側に雨が侵入するのを防げるが、降雨時、強い風121
を伴うときには、風は壁101の室外118側に当た
り、下から吹き上げる風122が発生するので、フード
下面部111から風が入り込んでしまう。このとき、風
は雨滴119も同時に吸い込むため、フード内部123
に雨が入り込んでしまう。そしてフード内部123に入
り込んだ雨滴119を伴った風はその行き場が開口部1
05しかないため、開口部105を通り室内側120に
侵入し、住宅材を汚してしまい、住宅の耐久性が損なわ
れるという課題があった。
【0008】また、室内120の汚染された空気が室外
118に換気されるときには、換気扇(図示せず)によ
り換気される室内空気はダクト103を通り筒部104
の開口部105よりフード内部123に入り、フード下
面部111より室外118より排出される。このとき、
フード下面部111より室外118に排出される汚染空
気の一部が壁101に接触して壁101を汚染するとい
う課題があった。
【0009】また、後者における屋外フード117で
は、強風雨時、雨を伴った下から吹き上げる風122が
フード内部123を通り、一部分はフード上面部115
の開口部124から風が抜けるが、大部分の風はフード
上面部115の天面カバー116に当たり、下方にはね
返され、下方より吹き上げる風122と衝突するため、
風の行き場がなくなり、開口部105を通り、室内12
0側に流れ込んでしまう。これは風の流入する面積であ
るフード下面部111の開口面積と、風の排出するフー
ド上面部115の開口部124の面積の比率の関係で、
排出する面積の方が流入する面積よりも小さいため発生
してしまう現象である。そのため、開口部105に風雨
が流入してしまう結果となる。
【0010】また、上から降ってきた雨滴119は天面
カバー116に沿って下方に流れるが、天面カバー11
6の屋外側へ突出するひさしの長さが短いと天面カバー
116より滴れた雨滴119が開口部105に吸い込ま
れてしまうため、天面カバー116のひさしを長くしな
ければならず屋外フード117の壁面からの奥行寸法が
増大するため、製品が壁面に設置された状態の建物のデ
ザイン性を損なうという課題があった。
【0011】本発明は、上記課題を解決するもので、住
宅材の耐久性が損なわれるのを防止し、製品および、製
品設置時の建物全体のデザイン性を向上でき、また、換
気流によって屋外側の壁面が汚染されるのを緩和できる
屋外フードを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の屋外フードにお
いては、外壁に取り付けられる略中央に開口部を有した
本体と、この本体に固定されて少なくとも正面部および
天面部を閉口したフードとを備え、前記フードの正面部
側方に空気の流通路となる開口を形成した構成としたも
のである。
【0013】この発明によれば、住宅材の耐久性が損な
われるのを防止し、製品および製品設置時の建物全体の
デザイン性を向上でき、また、換気流によって屋外側の
壁面が汚染されるのを緩和できる屋外フードを提供する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、外壁に取り付けられる略中央に開口部を有した本体
と、この本体に固定されて少なくとも正面部および天面
部を閉口したフードとを備え、前記フードの正面部側方
に空気の流通路となる開口を形成した構成としたことに
より、強風雨時、風が壁に当たり、下から吹き上げの風
が発生しても、フードの下部よりフードの内部に侵入し
た風は正面部側方の開口より風が抜けるため、開口部を
通り、風と共に雨水が室内に浸入するのを低減すること
により、住宅材の耐久性が損なわれるのを防止する。ま
た、フードの天面部の奥行寸法を薄くすることができる
ことにより、製品および、製品設置時の建物全体のデザ
イン性を向上できる。
【0015】また、室内の汚染された空気が換気される
ときには、本体に設けた開口部からフード内に送られた
天面部側方に設けた開口から、外壁面より遠ざかった方
向の室外に排出されることとなり、屋外の壁面が汚染さ
れるのを緩和することができる等の作用を有する。
【0016】以下、本発明の実施の形態について図1〜
図33を参照しながら説明する。
【0017】(実施の形態1)図1〜図4に示すよう
に、外壁5内に設けられ、室内1と室外2を連通するダ
クト3に挿入される筒部4と、外壁5に取り付けられ、
中央に開口部6を有したフランジ部7とからなる本体8
と、本体8に固定され、正面部9および天面部10を閉
口とし、下部11および側部12を開口としたフード1
3とを設け、屋外フード14を構成する。
【0018】そして、屋外フード14を外壁5に施工す
る際には、外壁5に開口された開口部15にダクト3が
差し込まれ、筒部4をダクト3に挿入する。このとき、
筒部4の円筒外周部16に設けられた板バネ17がダク
ト3の内壁に係止され、外壁5に屋外フード14が取着
される。
【0019】フランジ部7は、図5および図6に示すよ
うに、フランジ部7の略中央の開口部6に、筒部4の内
径寸法(D)より大きい内径寸法(C)の開口を設け、
その前面にはガラリ部18を形成し、外周にはフランジ
部7の平面部19よりフード13側に突出する筒壁20
を設けるとともに、筒壁20の下部に水抜穴21を設け
る。開口部6には、その正面に複数本の柱状のガラリ部
18を設ける。
【0020】フード13は、図7に示すように、フード
13の天面部10から正面部9にかけて下方傾斜となる
構成とする。筒部4には、筒部4の内周側で室内側下端
23に止水板24を設ける。
【0021】上記構成において、強風雨時には、風25
は建物の外壁5に当たり、当たった風25は外壁5の面
に沿って上方に吹き上げる風26が発生する。またその
吹き上げの風26は雨滴27を伴いフード13の下部1
1より侵入する。フード13の下部11より侵入した吹
き上げの風26は、フード13の正面部9とフランジ部
7との間であるフード13の内部28を通る。このと
き、フード13の右側および左側の側部12の両方の開
口面積の合計が、フード13の下部11の開口面積より
も面積が大となるため、つまり、風の流入面積に対して
排出面積の方が大となるため、吹き上げの風26がフー
ド13の下部11より侵入しても、フード13の天面部
10に衝突せず左右に分かれ、フード13の側部12の
上部から風が抜ける。これにより、雨滴27を伴った吹
き上げの風26はフード13の下部11より侵入しても
スムーズにフード13の側部12の上部より抜けるた
め、フランジ部7の開口部6から筒部4に侵入する外風
を減少することができる。そのため、フランジ部7の開
口部6から入る雨滴27の侵入を防止でき、室内1への
水の侵入を防止できることとなる。
【0022】また、上から雨が降ってきた場合でも、フ
ード13の天面部10に落ちた雨滴27はフード13の
正面部9をつたって流れるため、フード13の内部28
に水が回り込むことがなく、開口部6から室内1へ侵入
する雨滴27を防止できる。
【0023】また、下からの吹き上げの風26によって
フランジ部7の開口部6のガラリ部18に付着した雨滴
27は、ガラリ部18をつたって筒壁20の内周面に沿
って下側に流れ、筒壁20の下部の水抜穴21より排出
される。また、筒壁20の内周面に滴れた雨滴27は、
筒壁20の内径寸法(C)が筒部4の内径寸法(D)よ
り大であるため筒部4の内周面30にさかのぼって侵入
することはないため、雨水を室内1へ侵入するのを防止
できる。
【0024】また、雨滴27を伴った下からの吹き上げ
の風26によってガラリ部18に付着した雨滴27は、
柱状のガラリ部18に沿って下に流れ、筒壁20の内周
面に落ち、水抜穴21より排出される。このとき柱状の
ガラリ部18に付着した雨滴27は、その自重によりガ
ラリ部18の途中で止まることがないため、風が吹いて
も雨水が室内1へ侵入するのを防止できる。
【0025】また、上から雨が降ってきた場合、雨滴2
7はおもにフード13の天面部10に落ちる。そして、
フード13の天面部10に落ちた雨滴27は、天面部1
0から正面部9にかけて傾斜しているため、傾斜に沿っ
て鉛直に下方に滴下する。そのため天面部10に付着し
た雨滴27は、フード13の反本体側の表面上を流れ、
フード13の正面部9に流れる。そして、フード13の
正面部9に流れた雨滴27は、フード13の下端29よ
りフード13から離れ、落下する。このように、雨が降
ったとき、フード13に落ちた雨滴27は、フード13
の反本体側の表面上のみを流れ、フード13の側部12
からフード13の内部28に水が回り込むことがなく、
フランジ部7の開口部6から室内1へ侵入する雨滴27
を防止できる。
【0026】また、吹き上げの風26によって筒部4に
まで侵入した雨滴27は、筒部4の内周面30に沿って
下方に滴れ、筒部4の内周面30の下端に溜まる。この
とき、筒部4の内部で室外2から室内1の方向へ向かう
風31が発生したとき、筒部4の内周面30の下端に溜
まった雨滴27は室内1の方向へ流される。雨滴27が
筒部4の室内側下端23に到達したとき、止水板24に
よって遮られ、さらに室内1方向に流されるのを防止す
る。
【0027】このように本発明の実施の形態1の屋外フ
ードによれば、室内1と室外2を連通するダクト3に挿
入される筒部4と、外壁5に取付けられ、中央に開口部
6を有したフランジ部7とからなる本体8と、本体8に
固定され、正面部9および天面部10を閉口とし、下部
11および側部12を開口したフード13とからなる屋
外フード14の構成としたので、雨滴27を伴った吹き
上げの風26はフードの下部11より侵入してもスムー
ズにフード13の側部12の上方より抜けるため、開口
部6を通り、風と共に雨水が室内1に侵入するのを低減
することにより、住宅材の耐久性が損なわれるのを防止
することができる。
【0028】また、上から雨が降ってきた場合でも、フ
ード13の天面部10に落ちた雨滴27はフード13の
内部28に水が回り込むことがないため、フード13の
天面部10の奥行寸法を薄くすることができることによ
り、製品の奥行寸法を薄くすることができ、製品およ
び、製品設置時の建物全体のデザイン性を向上できる。
【0029】また、下からの吹き上げの風26によっ
て、ガラリ部18に付着した雨滴27は、筒壁20の内
周面に沿って下側に流れ、筒壁20の下端の水抜穴21
より排出される。また、筒壁20の内周面に滴れた雨滴
27は、筒部4の内周面30にさかのぼって侵入するこ
とはないため、雨水が室内1に侵入するのを低減するこ
とにより、住宅材の耐久性が損なわれるのを防止するこ
とができる。
【0030】また、雨滴27を伴った下からの吹き上げ
の風26によってガラリ部18に付着した雨滴27は、
柱状のガラリ部18に沿って下に流れ、その自重により
途中で止まることがないため、風が吹いても雨水が室内
1へ侵入するのを防止でき、住宅材の耐久性が損なわれ
るのを防止することができる。
【0031】また、フード13の天面部10に落ちた雨
滴27は傾斜に沿って鉛直に下方に滴下するため、フー
ド13に落ちた雨滴27は、フード13の反本体側の表
面上のみを流れ、フード13の側部12からフード13
の内部28に水が回り込むことがなく、フランジ部7の
開口部6から室内1へ侵入する雨滴27を防止でき、住
宅材の耐久性が損なわれるのを防止することができる。
【0032】また、吹き上げの風26によって筒部4に
まで侵入した雨滴27は、室外2から室内1の方向へ向
かう風31が発生したとき、筒部4の内周面30の下端
に溜まった雨滴27は、室内1の方向へ流されるが、雨
滴27が筒部4の室内側下端23に到達したとき、止水
板24によって遮られ、さらに室内1の方向に流される
のを防止することができる。
【0033】(実施の形態2)図8および図9に示すよ
うに、フランジ部7の開口部6に有した筒壁20の下部
の水抜穴21の下方に、下端を開口した筒状の水抜穴ガ
イド32を設けた構成とする。
【0034】上記構成において、屋外フードが外壁5に
取着された状態で、下からの吹き上げの風26によって
ガラリ部18に付着した雨滴27はガラリ部18をつた
って筒壁20の内周面に沿って下側に流れ、筒壁20の
下部の水抜穴21より抜ける。水抜穴21より落ちた雨
滴27は、水抜穴ガイド32の中を通り水抜穴ガイド3
2の下端33より滴下し排出される。このとき、下から
の吹き上げの風26が吹いても水抜穴ガイド32の内部
を通っている雨滴27は吹き上げの風26と直接接触す
ることがないので、雨滴26が上方に押し戻されること
がない。
【0035】このように本発明の実施の形態2の屋外フ
ードによれば、筒壁20の内周面に溜まった雨滴27が
排出されるとき、下からの吹き上げの風26が吹いても
雨滴27は、水抜穴ガイド32を通り、直接下からの吹
き上げの風26に接触しないため、排出された雨滴27
が上方に押しもどされることがないので、雨水が室内1
へ侵入するのを防止でき、住宅材の耐久性が損なわれる
のを防止することができる。
【0036】(実施の形態3)図10および図11に示
すように、筒部4の内周側下面34に一端を位置させ、
他端を水抜穴21の上方に位置させるとともに、その幅
寸法(E)を筒壁20の水抜穴21の幅寸法(F)より
幅広に形成する逆流防止板35を設けた構成とする。
【0037】上記構成において、屋外フードが外壁5に
取着された状態で、下からの吹き上げの風26によって
ガラリ部18に付着した雨滴27は、ガラリ部18をつ
たって筒壁20の内周面に沿って下側に流れ、筒壁20
の下端の水抜穴21より抜ける。しかし、強風時におい
ては、水抜穴21より落ちた雨滴27は下からの吹き上
げの風26と接触し、上方へ押し戻されてしまう。この
とき、押し戻された雨滴27は逆流防止板35の下面に
あたり、それより上方に押し戻されないため、筒部4の
内部に雨滴27は侵入できないこととなる。
【0038】このように本発明の実施の形態3の屋外フ
ードによれば、強風時、筒壁20の下部の水抜穴21か
ら抜けた雨滴27が下からの吹き上げの風26により再
び水抜穴21を通るが、逆流防止板35によって筒部4
の内部へ押し戻されることがないので、雨水が室内1へ
侵入するのを防止でき、住宅材の耐久性が損なわれるの
を防止することができる。
【0039】(実施の形態4)図12に示すように、フ
ード13aの側部12aの左右上端にサイドカバー36
を設けた構成とする。
【0040】上記構成において、降雨時、フード13a
の天面部10に落ちた雨滴27はフード13aの正面部
9および、サイドカバー36へつたって流れる。フード
13aの天面部10よりフード13aの正面部9につた
った雨滴27は、フード13aの下端29より下に落ち
る。フード13aの天面部10よりサイドカバー36に
つたった雨滴27はサイドカバー36の下端まで流れる
と、サイドカバー36の下縁37をつたって、フード1
3aの正面部9に流れる。そしてフード13aの正面部
9に流れた雨滴27はフード13aの下端29より下に
落ちる。
【0041】このとき、フード13aの天面部10に落
ちた雨滴27は必ずフード13aの正面部9に流れるの
で、フード13の内部28に流れることはなく、したが
って開口部6を通り室内1へ雨水が侵入することがな
い。
【0042】このように本発明の実施の形態4の屋外フ
ードによれば、フード13aの天面部10に落ちた雨滴
27はサイドカバー36の下縁37をつたってフード1
3aの正面部9に流れるので、フード13aの内部28
へ雨滴27が侵入することなく、したがって開口部6を
通り室内1へ雨水が侵入するのを防止でき、住宅材の耐
久性が損なわれるのを防止することができる。
【0043】(実施の形態5)図13に示すように、フ
ード13bの天面部10aの左右両端部38および、正
面部9aの左右両端部39に突出した突起40を設けた
構成とする。
【0044】上記構成において、フード13bの天面部
10aに落ちた雨滴27は正面部9aおよび天面10a
の左右両端部38の方へ流れる。フード13bの正面部
9aに流れた雨滴27はフード13bの正面部9aの任
意の下方向に流れるが、雨滴27がフード13bの正面
部9aの左右両端部39の方へ流れても突起40に当た
り、突起40に沿って下方へ流れ、フード13bの下端
29より落ちる。また、雨滴27がフード13bの天面
部10aから左右横端部39の方に流れても突起40に
当たり、突起40に沿って下方へ流れ、フード13bの
下端29より落ちる。
【0045】このとき、雨滴27は突起40に当たり、
フード13bの内部28の方へ乗り越えることがないの
で、開口部6を通り室内へ雨水が侵入することがない。
【0046】このように本発明の実施の形態5の屋外フ
ードによれば、フード13bの天面部10aに落ちた雨
滴27は、フード13bの天面部10aの左右両端部3
8およびフード13bの正面部9aの左右両端部39に
流れても突起40を乗り越えることなく下方へ沿って流
れるので、フード13bの内部28へ侵入することがな
いため、開口部6を通り室内1へ雨水が侵入するのを防
止でき、住宅材の耐久性が損なわれるのを防止すること
ができる。
【0047】(実施の形態6)図14および図15に示
すように、本体8aおよびフード13cの表面に微細な
凹凸41を設けた構成とする。
【0048】上記構成において、降雨時は、本体8aお
よびフード13cなどの表面に雨滴27が付着する。例
えば、本体8aのガラリ部18に付着した場合、その雨
滴27は微細な凹凸41によって、雨滴27と付着した
表面との接触角(G)が大きくなり、雨滴27が製品表
面と接触している面積が大きくなる。一般的に、雨が物
体の表面に付着した際には、雨滴27は雨自身の表面張
力の作用により物体の表面上で球状になる。表面に付着
した雨滴27は、表面との接触角が小さくなり、風が吹
いたときにはその接触角のすきまに風が入り込み、その
風が表面から雨をはじき飛ばしてしまう。本発明では、
微細な凹凸41に付着した雨滴27は、凹凸によって雨
滴27の表面張力が弱まり球状をなさず、ぬれた状態と
なる。このため、ガラリ部18などの表面に付着した雨
滴27に下からの吹き上げの風26が吹いても、雨滴2
7と表面との接触角が大きいため、雨滴27と表面との
間にすきまができず、そのすきまに風が入り込まないた
め、雨滴27が表面から離れるのを防止できるため、ガ
ラリ部18などに付着した雨滴27が下に落ちる前に風
によってガラリ部18から飛ばされ、筒部4を通り、室
内1へ雨水が侵入するのを防止できる。
【0049】このように本発明の実施の形態6の屋外フ
ードによれば、本体8aおよび、フード13cの表面の
微細な凹凸41により、表面と雨滴27との接触角を増
大させ、風によって表面から飛ばされるのを防止できる
ため、室内1へ雨水が侵入するのを防止できるため、住
宅材の耐久性が損なわれるのを防止することができる。
【0050】(実施の形態7)図16に示すように、本
体8bおよびフード13dの表面に微細な凹凸42を有
した表面処理を施した構成とする。
【0051】上記構成において、降雨時は、本体8bお
よびフード13dの表面に雨滴27が付着する。例え
ば、本体8bのガラリ部18に付着した場合、その雨滴
27は、ガラリ部18の表面に施された微細な凹凸42
によって雨滴27の表面張力が弱まり、雨滴27は微細
な凹凸42の表面でぬれた状態となる。ぬれた状態の雨
滴は下からの風26が吹いても、実施の形態6で説明し
たメカニズムと同様になり、ガラリ部18に付着した雨
滴27が風によってガラリ部18から飛ばされ、筒部4
を通り、室内1へ雨水が侵入するのを防止できるため、
住宅材の耐久性が損なわれるのを防止することができ
る。
【0052】このように本発明の実施の形態7の屋外フ
ードによれば、本体8bおよび、フード13dの表面に
微細な凹凸42を有した表面処理を施したことにより、
表面と雨滴27との接触角を増大させ、風によって表面
から飛ばされるのを防止できるため、室内1へ雨水が侵
入するのを防止できるため、住宅材の耐久性が損なわれ
るのを防止することができる。
【0053】(実施の形態8)図17および図18に示
すように、筒部4aの内径寸法(J)が室内1側から室
外2側にかけて拡大する筒部4aと、筒部4aの内周面
30に室内1側とフード13の正面部9の方向、および
筒部4aの円周方向44を開口としたドーム状の水ガイ
ド45とを設けた構成とする。
【0054】上記構成において、開口部6から侵入した
雨滴27が筒部4a内に付着した場合、筒部4aの内周
面30Aに沿って下方に流れ、ドーム状の水ガイド45
の下を潜る。そして、雨滴27は筒部4aの内径寸法
(J)が室外2側に向かうにつれて拡大しているため、
下面の傾斜に沿って室外2側に流れ、ドーム状の水ガイ
ド45の室外側開口部46より排出される。このとき、
筒部4aの内部で室外2から室内1の方向へ向かう風3
3が発生したときでもドーム状の水ガイド45の中を潜
った雨滴27は、水ガイド45によって防護され風33
と直接接触することがないため、筒部4aの傾斜に沿っ
て室外2の方向へ流れ、逆流することはない。
【0055】このように本発明の実施の形態8の屋外フ
ードによれば、強風雨時、筒部4a内に付着した雨滴2
7は、筒部4aの傾斜に沿いながらドーム状の水ガイド
45の中を潜って排出され、室外2から室内1に向かう
風33が発生しても、直接に接することがないため、雨
滴27が室内1の方向に流されるのを防止できるため、
室内1へ雨水が侵入するのを防止でき、住宅材の耐久性
が損なわれるのを防止することができる。
【0056】(実施の形態9)図19および図20に示
すように、本体8cの開口部の両横47に本体8cから
フード13の正面部9の方向に向けて外方へ拡張する整
流板48を設けた構成とする。
【0057】上記構成において、屋外フードが外壁5に
取着され、室内1側に換気扇49が設置された場合で
は、換気扇49を運転すると、室内1の空気は筒部4を
通り開口部6より排出され、フード13の正面部9の内
側に衝突する。フード13の正面部9の内側に衝突した
空気は反射され整流板48に当たり、整流板48に当た
った空気は整流板48に沿って室外2へ流れ、フード1
3の側部12から室外2に排出される。この時、フード
13の側部12から排出された空気は外壁5に対し整流
板48の角度に相当する角度で室外へ排出されるので、
フード13の側部12から出た空気は外壁5の方向に向
かって流れることはない。
【0058】このとき、室内1の空気が汚れているとき
には、その空気が接触した部分に空気の汚れが付着し、
汚れてしまう。そのため、室内1の汚れた空気は、筒部
4を通ってフード13の正面部9の内側に当たるが、フ
ード13の正面部9より反射された空気は整流板48に
沿って室外2へ流される。この流れにおいて、汚れた空
気が接触した部分、筒部4およびフード13の正面部9
の内側および整流板48は汚れた空気の汚れが付着す
る。しかし、フード13の側部12から室外2の方向に
排出された汚れた空気は、整流板48に沿って流れ、外
壁5の方向に向かって流れることがないので、フード1
3の側部12より外方の外壁5の表面に汚れを付着させ
ることはない。外壁を屋外フードの正面から見た場合で
も、室内1の汚れた空気によって汚される部分は屋外フ
ードの内部のみでフード13の正面部9および、外壁5
は汚れていないので、建物を正面から見たとき、建物自
体の美観を損なうことがない。
【0059】また、強風雨時、フード13の側部12か
ら雨滴27が入りこんでも整流板48によって雨滴27
の侵入が防げるので、フード13の側部12から侵入す
る雨滴27が直接、開口部6に水が侵入するのを防止で
きる。
【0060】また、図21に示すように、整流板48a
を本体と一体に形成してもその効果に差異はない。
【0061】このように本発明の実施の形態9の屋外フ
ードによれば、室内1の汚れた空気がフード13に当た
り反射されても、整流板48に沿って、室外2方向に流
れるので、汚れた空気が外壁5に付着し壁面を汚すのを
防止でき、建物の美観を損なうことを防止できる。ま
た、強風雨時、フード13の側部12から雨滴27が入
りこんでも整流板48によって侵入を防げるので、フー
ド13の側部12から侵入する雨滴27が直接、開口部
6に侵入し、室内1へ雨水が侵入するのを防止でき、住
宅材の耐久性が損なわれるのを防止することができる。
【0062】(実施の形態10)図22および図23に
示すように、フード13eの正面部9bの室内1側に本
体8の方向に突出し、空気の流れを案内する凸部51を
設け、室内空気が平面52にそって室外2へ排出される
構成とする。
【0063】上記構成において、屋外フードが外壁5に
取着され、室内1に換気扇49が設置された場合では、
換気扇49を運転すると、室内1の空気は筒部4を通り
開口部6より排出され、フード13eの正面部9bの内
側に衝突する。正面部9bの内側に衝突した空気は平面
52に沿って室外2の方向へ整流され、フード13eの
側部12から室外2へ排出される。またこの時、室内1
の空気が汚れているときには、その汚れた空気は筒部4
を通って正面部9bの内側に当たるが、平面52に沿っ
て室外2の方向に流れるので、汚れた空気であっても、
その汚れが外壁5に付着することがない。
【0064】このように本発明の実施の形態10の屋外
フードによれば、室内1の汚れた空気がフード13eの
内側に当たり平面52に沿って室外2の方向に流れるの
で、汚れた空気が外壁5に付着し壁面を汚すのを防止で
き、建物の美観を損なうことを防止できる。
【0065】(実施の形態11)図24および図25に
示すように、フード13fの正面部9cの室内1側に空
気の流れを案内する球面状の凸部51aを有する構成と
する。
【0066】上記構成において、屋外フードが外壁5に
取着され、室内側1に換気扇49が設置された場合で
は、換気扇49を運転すると、室内1の空気は筒部4を
通り開口部6より排出され、フード13fの正面部9c
の内側に衝突する。フード13fの正面部9cの内側に
衝突した空気は凸部51aの球面に沿って室外2の方向
へ整流され、フード13fの側部12から室外2へ排出
される。またこの時、室内1の空気が汚れているときに
は、その汚れた空気は筒部4を通って正面部9cの内側
に当たるが、球面に沿って室外2の方向に流れるので、
汚れた空気であっても、その汚れが外壁5に付着するこ
とがない。
【0067】このように本発明の実施の形態11の屋外
フードによれば、室内1の汚れた空気がフード13fに
当たり凸部51aの球面に沿って室外2の方向に流れる
ので、汚れた空気が外壁5に付着し壁面を汚すのを防止
でき、建物の美観を損なうことを防止できる。
【0068】(実施の形態12)図26に示すように、
フード13gの正面部9の室内1側に外方に向けて傾斜
する受水部54と、先端に正面部9と略平行の返し部5
5とを形成した水捕集板56を設けた構成とする。
【0069】上記構成において、強風時、雨滴27がフ
ード13gの側部12から侵入した場合、雨滴27はお
もに水捕集板56の受水部54に当たる。受水部54に
当たった雨滴27は受水部54の表面に付着し、その自
重により下方に滴れる。このとき、フード13gの側部
12から外壁5に向かう風57が吹いても受水部54に
付着した雨滴27は、返し部55を越えて水捕集板56
から飛ばされることなく下方に落ちる。
【0070】このように本発明の実施の形態12の屋外
フードによれば、雨滴27がフード13gの側部12か
ら侵入した場合でも、雨滴27は水捕集板56によって
捕集され、またフード13gの側部12から風が吹いて
も水捕集板56から雨滴27が飛ばされることがないの
で、室内1へ雨水が侵入するのを防止でき、住宅材の耐
久性が損なわれるのを防止することができる。
【0071】(実施の形態13)図27に示すように、
フード13hの天面部10bにその中央部分が上方向に
凸となる曲面58を形成した構成とする。
【0072】上記構成において、雨が降ったとき、雨滴
27は主にフード13hの天面部10bに当たる。フー
ド13hの天面部10bに当たった雨滴27は通常、フ
ードの天面部が平板の状態であれば、その部分の剛性が
弱いため、雨滴27がフードの天面に当たると衝突音と
してポコポコと音が発生し、室内1側に反響してしまう
が、フード13hの天面部10bの中央部分が上方向に
凸となる曲面58であるため、フード13hの天面部1
0bの剛性が強くなり、雨滴27が天面部に当たっても
ポコポコ音を発生することがない。
【0073】このように本発明の実施の形態13の屋外
フードによれば、天面部10bの剛性が強いため、雨滴
27の衝突によるポコポコ音を発生することがないの
で、室内1で雨によって生ずる不快な音を発生するのを
防止できる。
【0074】(実施の形態14)図28に示すように、
本体8dのガラリ部18の外周に、軸59を設け、軸5
9に軸支された押え板60を設け、ガラリ部18の前面
と押え板60によって網61が挟持される構成とする。
【0075】上記構成において、換気扇(図示せず)の
運転等により網61が目詰まりした際には、押え板60
が網61から外れるように軸59を中心に回転させ、網
61を本体8dより外し、網61を掃除する。また、網
61を取り付けるときには、開口したフードの側部また
はフードの下部より網61を挿入し、ガラリ部18の前
面にかぶせ、押え板60を網61の外周のフランジ部6
2の上に乗るように回転させて、網61を本体8dに固
定する。
【0076】このように本発明の実施の形態14の屋外
フードによれば、押え板59の回転により網61が着脱
自在となるので、換気扇の給気運転時等で網に埃が付き
目詰まりが起こっても、容易に網が着脱できる。
【0077】(実施の形態15)図29および図30に
示すように、外壁5に取り付けられる略中央に開口部6
を有した本体8eに固定され、正面部9d、および天面
部10cと側壁部63により形成される側部12bを閉
口し、下部11を開口したフード13iを設け、フード
13iの正面部9dと側部12bを形成する側壁部63
との間に両者を連結する形状の傾斜面64に空気の流通
する開口65を設けた構成とする。
【0078】上記構成において、屋外フードが外壁5に
取着され室内1側に換気扇49が設置された状態で換気
扇49を運転すると、室内1の空気は筒部4を通り開口
部6よりフード13i内に排出され、フード13iの正
面部9dの内側に衝突し、フード13iの正面部9dの
内側に衝突した空気は広がり、正面部9dの側方に設け
た開口65より室外2に排出される。このとき、開口6
5は側壁部63により外壁5より遠ざかった位置の正面
部9dの側方に設けられているため、室外2に排出され
る排出空気は外壁5より離れた方向に排出されることと
なる。
【0079】また、強風時にフード13iの下部11の
開口からフード13i内に浸入した風雨は開口65より
放出され、本体8eの開口部6より室内1側に雨滴が浸
入することがなくなる。
【0080】このように本発明の実施の形態15の屋外
フードによれば外壁5に取り付けられる略中央に開口部
6を有した本体8eに固定されて少なくとも正面部9d
および天面部10cを開口したフード13iを設け、フ
ード13iの正面部9d側方に空気の流通路となる開口
65を形成したので、雨水が住宅内に浸入するのが防止
でき、住宅材の耐久性が損なわれるのを防止でき、ま
た、製品の薄型化が図られデザイン性が向上でき、ま
た、換気流によって外壁5が汚染されるのを緩和するこ
とができる。
【0081】また、正面部9dおよび天面部10cと側
部12bを閉口して形成フード13iと、このフード1
3iの正面部9dと側部12bに設けられる側壁部63
との間の傾斜面64に空気の流通する開口65を形成し
たので、汚染された換気流は側壁部63により外壁5面
に放出されることがなくなり、開口65からは外壁5か
ら遠ざかる方向に排出されるので、外壁5の汚染される
ことが防止できる。
【0082】(実施の形態16)図31に示すように、
空気の流通する開口65aを形成する側壁部63aおよ
び正面部9eをR面またはC面形状に形成し、側壁部6
3aの開口65a側端部より正面部9cの両端部が内側
になるように設け、正面部9eの外面に沿い換気流が流
れやすいようにフード13jを形成し構成する。
【0083】上記構成において、換気扇49が運転され
ると、室内1の空気は筒部4を通り開口部6よりフード
13j内に排出され、フード13jを形成する側壁部6
3aおよび正面部9eのR面またはC面形状に案内さ
れ、開口65aより正面部9eのR面またはC面形状に
案内されて開口65aより正面部9eの外面の中央部に
向かい室外2に排出される。
【0084】このように本発明の実施の形態16の屋外
フードによれば、空気の流通する開口65aを形成する
側壁部63aおよび正面部9eをR面またはC面形状に
形成したので、汚染された換気流は側壁部63aおよび
正面部9eのR面またはC面に沿い開口65aに送ら
れ、開口65aより正面部9eの外面に沿うように正面
部9eの中央に向かい排出されて外壁5の汚染されるこ
とが防止できる。
【0085】(実施の形態17)図32および図33に
示すように、空気の流通する開口65bを形成する側壁
部63bおよび正面部9fにおける側壁部63bの端部
に正面部9fの中央部に向かう突片66および正面部9
fの側方部に突片66により正面部9fに向かい誘導さ
れる空気流をスムーズに正面部9fの中央部に向かい案
内する傾斜面を有したガイド板67を設け、フード13
kを構成する。
【0086】上記構成において、換気扇49が運転され
ると、室内1の空気は筒部4を通り開口部6よりフード
13k内に排出され、フード13kを形成する側壁部6
3bの突片66により正面部9fの中央部に向かい流動
し、流動する空気は正面部9fの側方に設けたガイド板
67により案内されて強制的に正面部9fの中央部に向
かい室外2に排出される。
【0087】このように本発明の実施の形態17の屋外
フードによれば、空気の流通する開口65bに、排出空
気を正面部9fの中央部側に案内するガイド板67を設
けたので、排出空気は強制的に正面部9fの中央側に向
かい排出され、外壁5が汚染されることが防止できる。
【0088】なお、実施の形態17では、ガイド板67
を正面部9fと一体的に設けたがガイド板は別部材で形
成しても良いことはいうまでもない。
【0089】
【発明の効果】以上のように、請求項1および2に記載
の発明によれば、住宅材の耐久性が損なわれるのを防止
でき、また、製品の薄型化によるデザイン性の向上を図
ることができ、また、外壁の汚染されるのを緩和するこ
とができる。
【0090】また、請求項3に記載の発明によれば、住
宅材の耐久性が損なわれるのを防止し、製品および製品
設置時の建物全体のデザイン性を向上することができ
る。
【0091】また、請求項4〜6に記載の発明によれ
ば、住宅材の耐久性が損なわれるのを防止することがで
きる。
【0092】また、請求項7に記載の発明によれば、筒
部にまで浸入してきた雨滴が室内方向に流されるのを防
止することができる。
【0093】また、請求項8〜15に記載の発明によれ
ば、雨水が室内へ浸入するのを防止でき、住宅材の耐久
性が損なわれるのを防止することができる。
【0094】また、請求項16および17に記載の発明
によれば、壁面を汚すのを防止でき、建物の美観が損な
われることを防止できる。
【0095】また、請求項18に記載の発明によれば、
室内へ雨水が浸入するのを防止でき、住宅材の耐久性が
損なわれるのを防止することができる。
【0096】また、請求項19に記載の発明によれば、
雨によって生ずる不快な音を発生するのを防止できる。
【0097】また、請求項20に記載の発明によれば、
容易に網が着脱できる。
【0098】また、請求項21および22に記載の発明
によれば、換気流による外壁の汚染を緩和することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の屋外フードの構成を示
す斜視図
【図2】同屋外フードの施工状態を示す斜視図
【図3】同屋外フードに吹きつける風および雨の流れを
示す断面図
【図4】同屋外フードに吹きつける風の流れを示す斜視
【図5】同屋外フードの筒壁および水抜穴を示す断面図
【図6】同屋外フードの筒壁、水抜穴、およびガラリ部
を示す斜視図
【図7】同屋外フードの止水板の構成を示す斜視図
【図8】本発明の実施の形態2の屋外フードの構成を示
す斜視図
【図9】同屋外フードに吹きつける風および雨の流れを
示す断面図
【図10】本発明の実施の形態3の屋外フードの構成を
示す斜視図
【図11】同屋外フードに吹きつける風および雨の流れ
を示す断面図
【図12】本発明の実施の形態4の屋外フードの構成を
示す斜視図
【図13】本発明の実施の形態5の屋外フードの構成を
示す斜視図
【図14】本発明の実施の形態6の屋外フードの構成を
示す断面図
【図15】同屋外フードのガラリ部の雨滴の状態を示す
部分拡大断面図
【図16】本発明の実施の形態7の屋外フードの構成を
示す断面図
【図17】本発明の実施の形態8の屋外フードの構成を
示す断面図
【図18】同屋外フードの構成を示す斜視図
【図19】本発明の実施の形態9の屋外フードの構成を
示す斜視図
【図20】同屋外フードの風の流れを示す断面図
【図21】同屋外フードの構成を示す斜視図
【図22】本発明の実施の形態10の屋外フードの構成
を示す斜視図
【図23】同屋外フードの風の流れを示す断面図
【図24】本発明の実施の形態11の屋外フードの構成
を示す斜視図
【図25】同屋外フードの風の流れを示す断面図
【図26】本発明の実施の形態12の屋外フードの構成
を示す断面図
【図27】本発明の実施の形態13の屋外フードの構成
を示す斜視図
【図28】本発明の実施の形態14の屋外フードの本体
の構成を示す正面図
【図29】本発明の実施の形態15の屋外フードの風の
流れを示す断面図
【図30】同屋外フードの斜視図
【図31】本発明の実施の形態16の屋外フードの風の
流れを示す断面図
【図32】本発明の実施の形態17の屋外フードの風の
流れを示す断面図
【図33】同屋外フードの斜視図
【図34】従来の屋外フードの構成を示す斜視図
【図35】同屋外フードの風および雨の流れを示す断面
【図36】従来の他の屋外フードの構成を示す斜視図
【図37】同屋外フードの風および雨の流れを示す断面
【符号の説明】
1 室内 2 室外 3 ダクト 4 筒部 4a 筒部 5 外壁 6 開口部 7 フランジ部 8 本体 8a 本体 8b 本体 8c 本体 8d 本体 8e 本体 9 正面部 9a 正面部 9b 正面部 9c 正面部 9d 正面部 9e 正面部 9f 正面部 10 天面部 10a 天面部 10b 天面部 10c 天面部 11 下部 12 側部 12a 側部 12b 側部 13 フード 13a フード 13b フード 13c フード 13d フード 13e フード 13f フード 13g フード 13h フード 13i フード 13j フード 13k フード 14 屋外フード 18 ガラリ部 20 筒壁 21 水抜穴 23 室内側下端 24 止水板 32 水抜穴ガイド 34 内周面下端 35 逆流防止板 36 サイドカバー 38 左右両端部 39 左右両端部 40 突起 41 微細な凹凸 42 微細な凹凸 44 円周方向 45 水ガイド 47 開口部の両横 48 整流板 48a 整流板 51 凸部 51a 凸部 54 受水部 55 返し部 56 水捕集板 58 曲面 61 網 65 開口 65a 開口 65b 開口 67 ガイド板 C 内径寸法 D 内径寸法 E 幅寸法 F 幅寸法 J 内径寸法

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁に取り付けられる略中央に開口部を
    有した本体と、この本体に固定されて少なくとも正面部
    および天面部を閉口したフードとを備え、前記フードの
    正面部側方に空気の流通路となる開口を形成した屋外フ
    ード。
  2. 【請求項2】 正面部および天面部と側部を閉口して形
    成したフードと、このフードの正面部と前記側部に設け
    られる側壁部との間に空気の流通する開口を形成した請
    求項1記載の屋外フード。
  3. 【請求項3】 壁内に設けられ、室内と室外を連通する
    ダクトに挿入される筒部と、外壁に取り付けられ、略中
    央に開口部を有したフランジ部とからなる本体と、この
    本体に固定され、正面部および天面部を閉口し、下部お
    よび側部を開口し、空気の流通路を形成した請求項1記
    載の屋外フード。
  4. 【請求項4】 フランジ部の開口部を、筒部の内径寸法
    より大きい内径寸法の開口とし、この開口の外周にはフ
    ード側に突出する筒壁を形成するとともに、前記筒壁の
    下部に水抜穴を設けた請求項3記載の屋外フード。
  5. 【請求項5】 本体の開口部に複数本の柱状のガラリ部
    を設けた請求項3記載の屋外フード。
  6. 【請求項6】 フードの天面部から正面部にかけて下方
    に傾斜する形状とした請求項3記載の屋外フード。
  7. 【請求項7】 筒部の内周側で室内側下端に止水板を設
    けた請求項3記載の屋外フード。
  8. 【請求項8】 水抜穴の下方に、下端を開口した筒状の
    水抜穴ガイドを設けた請求項4記載の屋外フード。
  9. 【請求項9】 一端を筒部の内周側下面に、他端を水抜
    穴の上方に位置させるとともに、その幅寸法を水抜穴の
    幅寸法より長く形成した逆流防止板を設けた請求項4記
    載の屋外フード。
  10. 【請求項10】 フードの側部の左右上端にサイドカバ
    ーを設けた請求項3記載の屋外フード。
  11. 【請求項11】 フードの天面部および正面部の左右両
    端部に突起を設けた請求項3記載の屋外フード。
  12. 【請求項12】 フードおよび本体の表面に微細な凹凸
    を設けた請求項3記載の屋外フード。
  13. 【請求項13】 フードおよび本体の表面に微細な凹凸
    を有した表面処理を施した請求項3記載の屋外フード。
  14. 【請求項14】 内径が室内側から室外側にかけて拡大
    となる筒部と、前記筒部の内周面に、前記室内側、フー
    ド側、および前記筒部の円周方向を開口したドーム状の
    水ガイドとを設け構成した請求項3記載の屋外フード。
  15. 【請求項15】 本体の開口部の両横に、前記本体から
    フードの正面部方向に向けて外方へ延びる整流板を設け
    た請求項3および4記載の屋外フード。
  16. 【請求項16】 フードの正面部の室内側に空気の流れ
    を案内する凸部を形成した請求項3記載の屋外フード。
  17. 【請求項17】 フードの正面部の室内側に空気の流れ
    を案内する球面状の凸部を形成した請求項3記載の屋外
    フード。
  18. 【請求項18】 フードの正面部の室内側に、外方へ向
    け傾斜する受水部と、先端に前記正面部と略平行の返し
    部とを形成した水捕集板を設けた請求項3記載の屋外フ
    ード。
  19. 【請求項19】 フードの天面部をその中央部分が上方
    に突出する曲面で形成した請求項3記載の屋外フード。
  20. 【請求項20】 本体の開口部に着脱自在な網を設けた
    請求項3記載の屋外フード。
  21. 【請求項21】 空気の流通する開口を形成する側壁部
    および正面部をR面またはC面形状に形成した請求項2
    記載の屋外フード。
  22. 【請求項22】 空気の流通する開口に、排出空気を正
    面部の中央側に案内するガイド板を設けた請求項2記載
    の屋外フード。
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