JP3702173B2 - ガラリ用羽板並びにガラリ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラリ用羽板に関し、詳細には枠の中に多くの羽板を横に等間隔に並べて取付けてなるガラリに用いる、前記羽板の形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建家の換気や通風を行うために壁あるいはダクトなどの開口部にガラリが取付けられている。このガラリの基本形態は、図5に示すように、小幅の薄板からなる羽板31の多数を枠32の中に横に並べ取付けて構成したもので、羽板31は、主として通気を行うことを目的として等間隔に設けられるとともに、雨水が室内あるいはダクト内に入らないようにするため内側が高くなるように傾斜を設けて取付けられている。
【0003】
また、より雨水が室内あるいはダクト内に入らないようにするため、図6に示すような断面形状の羽板33を用いたものもある。この羽板33は、アルミニウム(プラスチックでも可)の押し出しにより製造されたもので、屋外側から屋内側に向かって高くなる傾斜面(羽板本体)34を有し、その傾斜面34の上部に上フランジ部(水切り)35、下部に下フランジ部(前垂れ)36を設けるとともに、上フランジ部35の上端を更に外向きに屈曲させた曲げ部37に、また下フランジ部36の下端を内向きに屈曲させた曲げ部38にそれぞれ形成した形状のものである。また更に上フランジ部35の曲げ部37の先端には下向きの突起部39が形成されている。なお、αは傾斜面34と下フランジ部36とのなす角度であって通常135度程度に形成される。Pは羽板33の取付けピッチである。また、符号40は羽板33をガラリの枠32に取付けるための孔である。
【0004】
上記の断面形状の羽板33を用いたガラリは、通常、下フランジ部36を枠32の面と平行になるように取付けられており、そのガラリでは、風が矢印Aで示すような軌跡で外から内に入るので、風と共に雨が吹き込んでも、重たい雨は上フランジ部35の外側面41及び曲げ部37の下面42更には曲げ部37の先端の下向きの突起部39によって戻され、屋内あるいはダクト内への侵入が防止されるようになっている。
【0005】
しかしながら、上記の断面形状の羽板33であっても、雨風が強い時には通気を確保しつつ雨水の侵入を防ぐことは難しい。すなわち、雨風が強い時には風と共に吹き込んだ雨が傾斜面34に当たって飛沫となり、その飛沫が風に煽られて侵入する。そこで、これを改善するために傾斜面34と下フランジ部36とのなす角度αを135度より小さく形成し、雨が傾斜面34に当たるのを弱くすることも考えられるが、羽板33の取付けピッチPが同じままで角度αを小さく形成すると、取付けピッチPに対する上下羽板33,33間の最小隙間Lが大きくなるため、また風と共に吹き込んだ雨が上フランジ部35の外側面41に当たって飛沫となるため、却って雨やその飛沫が侵入し易くなる。一方、傾斜面34と下フランジ部36とのなす角度αを逆に135度より大きくすることも考えられるが、羽板33の取付けピッチPが同じままで角度αを大きく形成すると、取付けピッチPに対する上下羽板33,33間の最小隙間Lが小さくなり、平常時の通気性が損なわれることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者は、上記の問題点を改善するために調査、研究を鋭意行ない、先に、平常時の通気性はもとより雨風が強い時であっても通気性を損なうことなく雨水の侵入を防ぐことのできるガラリ用羽板を開発し提案した(特開2000−204857号公報参照)。
【0007】
しかしながら、その後の調査、研究において、上記提案のガラリ用羽板であっても更に強い風を吹き付けると風向きにもよるが室内に雨水の侵入が認められ、改善の余地のあることが判明した。そこで、本発明の目的は雨風が強い時であっても、より通気性を損なうことなく雨水の侵入を防ぐことのできるガラリ用羽板及びガラリを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明に係るガラリ用羽板の(請求項1)は、外側から内側に向けて高くなる傾斜面3A,3Bを有し、その傾斜面3Aの上部に、上端に前記傾斜面3A,3Bと同方向に傾斜し且つ内側に延在する傾斜部6を備えた上フランジ部7を有し、また傾斜面3Bの下部に下フランジ部9を有するガラリ用羽板において、内側傾斜面3Aの下部に形成されている上下二段の外向きの突出部11,12によって覆われて、かつ、外側傾斜面3B上部に段状の凹部4が形成されるとともに、前記傾斜面3A,3Bが横断面において前記段状の凹部4によって内側傾斜面3Aと外側傾斜面3Bとに形成され、また段状の凹部4の段板側背面コーナー部14とともに、内側傾斜面3Aの背面上部コーナー部20に下向きに拡がった台形状の切欠部15,21が形成されてなる外、更に、前記下フランジ部9が外側に勾配面を有する下細りの断面形状に形成され且つ下部に外向きの突出部17が形成され、また上フランジ部7と下フランジ部9との各上側側面部が平行に形成されるとともに、その間に形成される外側傾斜面3B、内側傾斜面3A及び上フランジ部7の上側の傾斜部6と前記下フランジ部9の上側側面部とのなす角度αが130°±5°の範囲に形成されてなるものである。
【0009】
上記の構成では、下フランジ部が外側に勾配面を有する下細りの断面形状に形成され且つ下部に外向きの突出部が形成されているので、先に提案したもののように外側面が平坦でなく逆くの字状に形成され特に下部側に窪みを有する形状になることから、推測ではあるが、下から上に向かう勾配面に沿う風の流れが弱められ流下する雨水が四方に散り難く窪みに集水し比較的大きな水滴になって外向きの突出部の先端より落ちるので、水滴が風で飛散し難くなり、羽板間への飛散侵入を少なくできる。また、傾斜面が横断面において段状の凹部によって内側傾斜面と外側傾斜面とに形成されるとともに、内側傾斜面の下部に前記凹部を覆うようにして外向きの突出部を形成しているので、推測ではあるが、外側傾斜面に沿う風の流れは、段状の凹部とこの凹部を覆うようにして外向きに形成した突出部とによる空間部が緩衝空間となって風力が弱められるとともに、飛沫した雨水等は慣性で当該空間部内壁に衝突して滞留し、奥への侵入が大きく抑制される。そして更に、段状の凹部の段板側背面コーナー部に台形状の切欠部を形成しているので、推測ではあるが、この段板側背面コーナー部の台形状の切欠部によって空間部を経て上側の羽板の外側傾斜面の背面に沿う風の流れが緩衝され、これにより、内側傾斜面の背面に付着し流下する雨水があれば、その雨水は段板側背面コーナー部へと流下しその先端より比較的大きな水滴になって落ちることになるので、水滴が風で飛散し難く下側の羽板表面に落下して外側へと流下するので室内内側への飛散侵入が抑制できる。
【0010】
そして、上記作用効果をより効果的に得るためには、下フランジ部の内側面の下端部に複数の小溝を形成し、また内側傾斜面の背面上部コーナー部に台形状の切欠部を形成すると良い。推測ではあるが、このように小溝を形成することで、下フランジ部の内側面を風に煽られて雨水が上昇し難くなり、確実に比較的大きな水滴に形成して落下させることができ、水滴が風で飛散し難く下側の羽板表面に落下して外側へと流下するので室内内側への飛散侵入が抑制できる。また、内側傾斜面の背面上部コーナー部に台形状の切欠部を形成することで、上記段板側背面コーナー部に形成した台形状の切欠部と同様の作用効果が期待され、より確実に雨水の室内内側への飛散侵入が抑制できる。
【0011】
また、上記本発明のガラリ用羽板においては、上フランジ部7と下フランジ部9との各上側側面部が平行に形成されるとともに、その間に形成される外側傾斜面3B、内側傾斜面3A及び上フランジ部7の上側の傾斜部6と前記下フランジ部9の上側側面部とのなす角度αが130°±5°の範囲に形成されてあってもよい。
【0012】
上記の目的を達成するための本発明に係るガラリ(請求項2)は、請求項1に記載のガラリ用羽板を組付けたガラリであって、左右の枠の一方又は両方の前面にガラリ用羽板の端部を覆うように樋が設けられてなるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るガラリ用羽板の斜視図、図2は、本発明に係るガラリ用羽板をガラリ枠に取付けた状態の縦断面図、図3は、図2のX部拡大断面図である。
【0014】
図において、1はガラリ用羽板、2はガラリ枠であって、共にアルミニウムの押出加工によって製造されたものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、プラスチックの押出加工等によって製造されたものであってもよい。
【0015】
ガラリ用羽板1は、本例では傾斜面3が横断面において段状の凹部4によって内側傾斜面3Aと外側傾斜面3B(ガラリに構成したとき屋外側を外としている)とに形成され、内側傾斜面3Aの上部5に、上端に前記傾斜面3と同方向に傾斜し且つ内側に延在する傾斜部6を備えた上フランジ部7を有し、また外側傾斜面3Bの下部8に下フランジ部9を有する。また、内側傾斜面3Aの下部10には、前記凹部4を覆うようにして外向きの突出部11、12が二段に形成され、また段状の凹部4の段板13側背面コーナー部14には、台形状の切欠部15が形成されている。また、前記下フランジ部9は外側に勾配面16を有する下細りの断面形状に形成され且つ下部に外向きの突出部17が形成されている。
【0016】
そして、本例では好ましい例として、上記傾斜部6は、その内側端に上端フランジ部18が形成されている。この上端フランジ部18に到達するまでに雨水の飛沫等は付着除去されているが、残りが有れば付着除去される。また、上記下フランジ部9は、その内側面の下端部に複数の小溝19が形成され、また上記内側傾斜面3Aは、その背面上部コーナー部20に台形状の切欠部21が形成されている。前記小溝19を形成することで背面に付着し流下する雨水が風に煽られて背面を上昇することが無くなり、また前記台形状切欠部21を形成することで背面に付着し流下する雨水が風に煽られてコーナー部20の背面で広がることが無くなり、何れも背面に付着し流下する雨水を飛沫させることなく比較的大きな水滴にして尖端より落下させることができる。また、上記外側傾斜面3Bと下フランジ部9とのなす角度αは、本例では130度に形成され、上フランジ部7の上端の傾斜部6及び内側傾斜面3Aは、この角度αとほぼ等しい角度に形成されている。なお、本発明としては、この角度αは125度〜135度の範囲で形成されることが好ましい。なお、図において、符号22,23はガラリ用羽板1をガラリの左右枠2に取付けるための孔である。
【0017】
上記構成のガラリ用羽板1は、図2に示すようにその複数枚を、下フランジ部9がガラリ面(上下左右のガラリ枠2によって囲われた面)と平行になるように、且つ上下方向に所定ピッチPで横に並べガラリ枠2内に取付ることでガラリに製作される。
【0018】
上記構成のガラリ用羽板1では、雨風が強い時の雨と風の流れは図3に示す流れになると推測される。すなわち、風は上下のガラリ用羽板1と1の間の空間を通過し内部(室内又はダクト内)に流入する。一方、重い雨は、上下のガラリ用羽板1と1の間を通過した後、下側のガラリ用羽板1の外側傾斜面3Bの上面に当たり、一部上方に流れ込んでも凹部4を覆う外向きの突出部11、12遮られ凹部4内に溜まる一方で溜まった一部が外側傾斜面3Bの上面を流下する。また雨の一部が風に煽られて舞い上がってもその流れは内側傾斜面3Aの上部の上フランジ部7及び傾斜部6の背面に遮られて内側傾斜面3Aや上フランジ部7の表面及び傾斜部6の背面に付着し内側傾斜面3Aの上面から突出部12の上面を経て外側傾斜面3Bの上面へと流下する。また一方、風に煽られて生じる雨の飛沫は、凹部4を覆う外向きの突出部11と12、上側のガラリ用羽板1の外側傾斜面3Bの背面、下側のガラリ用羽板1の内側傾斜面3Aの上面、更に上側のガラリ用羽板1の内側傾斜面3Aの背面と言った部分にほぼこの順に当たり、その当たった部分に付着し雨水となって流下する。そして、主として凹部4とその凹部4を覆う外向きの突出部11、12の部分で、更には内側傾斜面3Aの上部の上フランジ部7と傾斜部6の背面の部分で、それらの表面に雨水の水滴や飛沫が慣性力で付着し除去される。このようにして雨の内部への流入が防止される。
【0019】
そして更に、上記構成のガラリ用羽板1では、先に提案したガラリ用羽板(特開2000−204857号公報参照)と異なり、下フランジ部9が外側に勾配面16を有する下細りの断面形状に形成され且つ下部に外向きの突出部17が形成されているので、外側面が平坦でなく逆くの字状に形成され特に下部側に窪み24があることから、下から上に向かう勾配面16に沿う風の流れが弱められ外側面を流下する雨水が四方に散り難く窪み24に集水し比較的大きな水滴になって先端より落ちるので、水滴が風で飛散し難くなり、羽板1,1間への飛散侵入が少なくできる。
【0020】
上記のような雨と風の流れであるため、本発明に係るガラリ用羽板1では外側傾斜面3Bと下フランジ部9とのなす角度αを従来のように135度より小さくしても雨の流入を防ぐと同時に通気性を確保できるもので、このような作用効果をより効果的に得るためには角度αを125度〜135度の範囲で形成することが好ましく、このように角度αを形成することで、上下ガラリ用羽板1,1の取付けピッチPに対する上下ガラリ用羽板1,1の間の最小隙間Lを大きく確保して雨の流入を防止したガラリとすることができる。
【0021】
因みに、上記本発明に係るガラリ用羽板1を用いたガラリをダクトに取付け、ガラリ面に一定の水量を散水しながらブロアの風を段階的に風量を変えて吹付け、水滴がダクト後部から出るか否かを目視確認し、その時の風量を調査したところ、本発明のガラリ用羽板1では45m/sの吹付け風量でも水が確認できなかったのに対して、先に提案したガラリ用羽板(特開2000−204857号公報参照)を用いたガラリでは22m/sの吹付け風量で水が確認され、上記本発明に係るガラリ用羽板1を用いたガラリは、雨風が相当に強い時でも雨が屋内やダクト内に吹込みにくいことが分かった。
【0022】
次に、本発明の別の実施形態を図面に基づいて説明する。図4は、本発明に係るガラリの一部を拡大して示す斜視図である。
【0023】
ガラリ25は、上記実施形態に示すガラリ用羽板1を用いたガラリ26を基本構造としたものであって、その左右のガラリ枠2(図4では一方のガラリ枠2のみ示す)の前面にガラリ用羽板1の端部27を覆うように樋28が設けられて構成されている。
【0024】
本発明者が、上記したガラリ面に散水しながら吸引風量を段階的に変えた実験をしている過程でガラリ用羽板1の表面の水の流れを観察していたところ、吸引だけの場合には、水はガラリ用羽板1の表面を概ね上から下に向かって流れ落ちるが、外から風を吹きつけた場合、その流れは風向きによって左右両方向あるいは左右の何れか一方の方向に吹き寄せられ大きな流れとなること、及びこの流れが風で吹き上がって内部に吹き込まれていくことが予想される。そこで、本発明に係るガラリ25では、左右のガラリ枠2の前面にガラリ用羽板1の端部27を覆うように樋28を設けたもので、風によってガラリ用羽板1の端部27に吹き寄せられた雨水は樋28内を風の影響を殆ど受けることなく流れ落ちるので、ガラリ用羽板1の形状と相まって、雨風が相当に強い時でも雨が屋内やダクト内に吹込まれるのを、より効果的に防止することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るガラリ用羽板(請求項1乃至3)によれば、これをガラリに構成したとき、平常時の通気性はもとより、雨風が相当に強い時であっても通気性を損なうことなく雨水の侵入を防ぐことができる。
【0026】
また、本発明に係るガラリ(請求項4)によれば、請求項1乃至3に記載のガラリ用羽板と相まって雨風が相当に強い時でも雨が屋内やダクト内に吹込まれるのを、より効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガラリ用羽板の斜視図である。
【図2】本発明に係るガラリ用羽板をガラリ枠に取付けた状態の縦断面図である。
【図3】図2のX部拡大断面図である。
【図4】本発明に係るガラリの一部を拡大して示す斜視図である。
【図5】従来のガラリ用羽板の説明図である。
【図6】従来の別のガラリ用羽板の説明図である。
【符号の説明】
1:ガラリ用羽板 2:ガラリ枠 3:傾斜面
3A:内側傾斜面 3B:外側傾斜面 4:段状の凹部
5:内側傾斜面の上部 6:傾斜部 7:上フランジ部
8:外側傾斜面の下部 9:下フランジ部 10:内側傾斜面の下部
11,12:外向きの突出部 13:凹部の段板
14:背面コーナー部 15:台形状の切欠部 16:勾配面
17:外向きの突出部 18:上端フランジ部 19:小溝
20:背面コーナー部 21:台形状の切欠部 22,23:取付け孔
24:窪み 25,26:ガラリ
27:ガラリ用羽板の端部 28:樋
α:傾斜面と下フランジ部とのなす角度
L:上下ガラリ用羽板間の最小隙間
P:ガラリ用羽板の取付けピッチ
Claims (2)
- 外側から内側に向けて高くなる傾斜面3A,3Bを有し、その傾斜面3Aの上部に、上端に前記傾斜面3A,3Bと同方向に傾斜し且つ内側に延在する傾斜部6を備えた上フランジ部7を有し、また傾斜面3Bの下部に下フランジ部9を有するガラリ用羽板において、内側傾斜面3Aの下部に形成されている上下二段の外向きの突出部11,12によって覆われて、かつ、外側傾斜面3B上部に段状の凹部4が形成されるとともに、前記傾斜面3A,3Bが横断面において前記段状の凹部4によって内側傾斜面3Aと外側傾斜面3Bとに形成され、また段状の凹部4の段板側背面コーナー部14とともに、内側傾斜面3Aの背面上部コーナー部20に下向きに拡がった台形状の切欠部15,21が形成されてなる外、更に、前記下フランジ部9が外側に勾配面を有する下細りの断面形状に形成され且つ下部に外向きの突出部17が形成され、また上フランジ部7と下フランジ部9との各上側側面部が平行に形成されるとともに、その間に形成される外側傾斜面3B、内側傾斜面3A及び上フランジ部7の上側の傾斜部6と前記下フランジ部9の上側側面部とのなす角度αが130°±5°の範囲に形成されてなることを特徴とするガラリ用羽板。
- 請求項1に記載のガラリ用羽板を組付けたガラリであって、左右の枠の一方又は両方の前面にガラリ用羽板の端部を覆うように樋が設けられてなることを特徴とするガラリ。
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