JP2607099Y2 - 室内換気用通風器 - Google Patents

室内換気用通風器

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JP2607099Y2
JP2607099Y2 JP1993077029U JP7702993U JP2607099Y2 JP 2607099 Y2 JP2607099 Y2 JP 2607099Y2 JP 1993077029 U JP1993077029 U JP 1993077029U JP 7702993 U JP7702993 U JP 7702993U JP 2607099 Y2 JP2607099 Y2 JP 2607099Y2
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紀興 佐藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、建物等の壁面に沿っ
て流れる風を、効果的に利用した通風器に関するもので
ある。
【0002】従来、建物等の壁面に設ける通風器には、
風向きの変更毎に外気と室内空気が出入りを繰り返すも
のがあった。また、その開口孔の手前側正面にあいだを
あけて板を設けて外気の吹き込みを防ぎ、そのあいだを
通る風を利用して室内空気を排出するものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来、開口孔に、外へ
張り出した羽根板を枠、又は格子状に並べ設けて室内空
気を排出させるものでは、流れる風の速度上昇に伴い、
排出される室内空気の量が増加し、この増加を抑える方
法のものがなく、室内空気の排出を必要以上に行うこと
があった。また、開口孔正面の手前側空間に板を設け
て、外気の室内吹き込みを防いだものは、開口孔と板と
の間隔を広くしている。本考案の室内換気用通風器で
は、強風のときでも一定量の範囲内で室内空気の排出が
続けられる構とすることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の室内換気用通風
器では、ガイド羽根板12、22先端辺から通気孔1前
面の手前側空間に送られる風の流れの範囲内に防風板6
を設けるにあたり、更に、この防風板6を通気孔1前面
に近づけて設け、該通気孔1前面と防風板6内面間を通
過する風のもつ引っ張る力の負荷を計り、そのガイド羽
根板12、22先端辺間の風下側において、風の一部が
空間14、24に流れ込む薄い風路を構成し、この薄い
風路内において風の引っ張る力の増加を停止させようと
している。
【0005】建物等の壁面開口部に設ける通風器で、通
気孔1を、後側面が壁面に接し、手前に向き、上下に並
べた仕切板11、21と、該仕切板11、21内面の
下間に、それぞれ、手前内側に向き、手前側先端のガイ
ド羽根板12、22を設け、このガイド羽根板12、2
2の後ろ側に形成する。このガイド羽根板12、22
は、仕切板11、21内面の後辺左右端の上下間から
手前内側に向けて設けられている。またガイド羽根板1
2、22の先端辺は、仕切板11、21の手前側面より
後ろ側に位置している。そして、ガイド羽根板12、2
内面左右端の側辺から、それぞれ、内側に向く返し板
13、23を設ける。このガイド羽根板12、22内面
と返し板13、23の内面間は、通気孔1内の左右に空
間14、24を形成する。
【0006】そして更に、通気孔1前面の手前側空間に
設ける防風板6は、防風板6内面に、壁面からに向
き、上下に並べた支持板部15、25の手前側面が接続
してコの字状の防風板6で、上記、仕切板11、21と
ガイド羽根板12、22とによって、その後ろ側に形成
した通気孔1を上下に覆う状態に設ける。この、防風板
6内面の左右端と、ガイド羽根板12、22前面の左右
端の各側辺により通風口16、26が両端に形成され
る。ガイド羽根板12、22は、ガイド部17、27
内側面に手前側に折れて接続する羽根板部18、28か
らなり、この羽根根板部18、28先端辺間である通気
孔1前面と防風板6内面間に外気の通り抜ける薄い風路
形成した特徴に構成された室内換気用通風器。
【0007】左右のガイド羽根板21、22の先端辺間
に、複数で先端を手前側にして揃えて並べた羽根板7
を、仕切板11、21の上下間に列設して通気孔1前面
を形成する。羽根板7は、先端辺から左右に短い斜面を
持ち、奥行きを浅くしている。
【0008】
【作用】風上側の通風口16、26から入り、手前内側
に向くガイド羽根板12、22前面に沿って流れて薄い
風路内に進んだ風は、この薄い風路内において、防風板
6内面側に偏って流れる。この風が通気孔1内の空気を
引っ張り、室内空気を風路内に排出させる。この室内空
気が風路内の風に合流すると、風路断面における風速分
布が風下側において平均化され、引っ張る力を弱めてい
る。また、強風時の薄い風路内では、防風板6内面から
離れて通気孔1前面側に偏る方向に風は流れ、この風の
一部がガイド羽根板12、22の羽根板部18、28内
に沿って返し板15、25の内面に向かい、返し板1
5、25内面とガイド部17、27内面間の空間14、
24端側において回転する。そして、この回転する風よ
り内側には、風上側の空間14、24に向かって反転す
風があり、この風は排出さ れる室内空気に合流して
び薄い風路に排出され、引っ張る力の増加を停止させて
いる。
【0009】
【実施例】図1は、本考案の実施例1を示す斜視図であ
る。図2は、本考案の実施例1のA−A’断面図であ
る。実施例1のものでは、仕切板11、21の上下間
に、ガイド羽根板12、22を設ける。そして、ガイド
羽根板12、22内面左右端の側辺から、内側に向けた
返し板13、23を設ける。防風板6内面の上下端に
前に向けた上下の支持板部15、25を接続したコの字
状の防風板6を、上下の仕切板11、21とガイド羽根
板12、22の後ろ側に形成した通気孔1を上下に覆う
状態に設ける。
【0010】図3は、本考案の実施例2を示す斜視図で
ある。図4は本考案の実施例2のA−A’断面図であ
る。実施例2のものでは、左右のガイト羽根板12、2
2先端辺間に、複数で先端を手前側にして並べた羽根板
7を、仕切板11、21の上下間に列設して通気孔1前
面を形成する。そして、このようにした通気孔1を上下
に覆う状態に、コの字状の防風板6を設ける。
【0011】図5は、本考案の実施例3を示す斜視図で
ある。実施例3のものでは、上下の仕切板11、21の
手前側面を左右のガイド羽根板12、22上下の後側辺
と同じ形にする。そして、上下の仕切板11、21手前
側面にガイド羽根板12、22内面の上下端を接続して
設ける。そして、この仕切板11、21とガイド羽根板
12、22の後ろ側に形成した通気孔1を上下に覆う状
態に、コの字状の防風板6を設ける。
【0012】図6は、本考案の実施例4を示す斜視図で
ある。実施例4のものでは、防風板6に風路方向の溝孔
8を複数設ける。
【0013】
【考案の効果】通気孔1前面と防風板6間に薄い風路が
形成されており、この薄い風路では一定量の室内空気の
合流により室内空気の排出量増加が停止し.取り付け壁
面の状態によって異なる一定量の範囲内で室内空気の排
出が続けられるものとなった。また、風の一部が手前側
に流れ出る溝孔8を防風板6に設けたことで、室内空気
の排出力を損なわずに風路を薄くすることができた。
【0014】通気孔1前面に複数の羽根板7を並べたも
のでは、薄い風路の風により各羽根板7間から室内空気
が抜け出る。この室内空気は防風板6内面に向かう方向
のもので、風の空間14、24への流れ込みを抑える作
用を行い、従って、薄い風路における排出力の低下を防
いでいる。
【0015】本考案の室内換気用通風器は、他に適当な
開口があって室内空気の流れの方向が定まり、効果的な
換気がなされる。また建物等の内外は遮断せずに通気
し、換気扇との併用がよい。また、通気孔内では、風の
衝突がなく、強風時にも変わらず作用し、車両等の移動
するものに取り付けて使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1を示す斜視図である。
【図2】本考案の実施例1のA−A’断面図である。
【図3】本考案の実施例2を示す斜視図である。
【図4】本考案の実施例2のA−A’断面図である。
【図5】本考案の実施例3を示す斜視図である。
【図6】本考案の実施例4を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、通気孔 6、防風板 7、羽根板 8、溝孔 11、21 仕切板 12、22 ガイド羽根板 13、23 返し板 14,24 空間 15、25 支持板部 16、26 通風口 17、27 ガイド部 18、28 羽根板部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物等の壁面開口部に設ける通風器で、
    通気孔(1)を、下の仕切板(11)、(21)と、
    該仕切板(11)、(21)の上下間に、手前内側に向
    き、手前側先端のガイド羽根板(12)、(22)を設
    け、このガイド羽根板(12)、(22)の後ろ側に
    成し、このガイド羽根板(12)、(22)内面左右端
    の側辺から内側に向く返し板(13)、(23)を設
    け、通気孔(1)内の左右に空間(14)、(24)を
    形成し、更に、防風板(6)内面に支持板部(15)、
    (25)の手前側面を接続したコの字状の防風板(6)
    は、上記、通気孔(1)を上下に覆う状態に設け、この
    防風板(6)とガイド羽根板(12)、(22)の各左
    右端の側辺により通風口(16)、(26)が両端に形
    成され、ガイド羽根板(12)、(22)は、手前内側
    に向くガイド部(17)、(27)に手前側に折れて接
    続した羽根板部(8)、(28)からなり、この羽根
    板部(18)、(28)先端辺間である通気孔(1)前
    面と防風板(6)の内面間に、外気の通り抜ける薄い風
    路を形成した特徴に構成された室内換気用通風器。
  2. 【請求項2】 左右ガイド羽根板(12)、(22)
    の先端間に、複数で先端を手前側にして揃えて並べた
    羽根板(7)を、仕切板(11)、(21)の上下間に
    列設した特徴である通気孔(1)前面の請求項1記載の
    室内換気用通風器。
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