JPH10197041A - 雨滴侵入防止羽板 - Google Patents
雨滴侵入防止羽板Info
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- JPH10197041A JPH10197041A JP9003030A JP303097A JPH10197041A JP H10197041 A JPH10197041 A JP H10197041A JP 9003030 A JP9003030 A JP 9003030A JP 303097 A JP303097 A JP 303097A JP H10197041 A JPH10197041 A JP H10197041A
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- rain drops
- grooves
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 雨滴返し部を大きくすることなく雨滴侵入防
止機能を更に向上させることが可能な雨滴侵入防止羽板
を提供する。 【解決手段】 換気用等の開口部分10に所定の間隔で
略垂直方向に沿って複数並べて配置される雨滴侵入防止
羽板1の外面に、垂直方向に略沿った溝16を設ける。
止機能を更に向上させることが可能な雨滴侵入防止羽板
を提供する。 【解決手段】 換気用等の開口部分10に所定の間隔で
略垂直方向に沿って複数並べて配置される雨滴侵入防止
羽板1の外面に、垂直方向に略沿った溝16を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋や工場などの
換気口や換気装置における換気外側(屋外)の開口部
分、その他屋外で使用する機械や装置の換気外側の開口
部分に適用して好適な雨滴侵入防止羽板に関する。
換気口や換気装置における換気外側(屋外)の開口部
分、その他屋外で使用する機械や装置の換気外側の開口
部分に適用して好適な雨滴侵入防止羽板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、家屋や工場の屋根等に設けら
れた換気口や換気装置の換気外側の開口部分には、雨な
どが内部に侵入するのを防止すべく複数の板状部材を並
べて成る雨滴侵入防止羽板が設けられている。この種の
雨滴侵入防止羽板は、建物以外にも、例えば、屋外で使
用する機械や装置の換気外側の開口部分にも各種用いら
れている。
れた換気口や換気装置の換気外側の開口部分には、雨な
どが内部に侵入するのを防止すべく複数の板状部材を並
べて成る雨滴侵入防止羽板が設けられている。この種の
雨滴侵入防止羽板は、建物以外にも、例えば、屋外で使
用する機械や装置の換気外側の開口部分にも各種用いら
れている。
【0003】例えば、図8に示すような工場等の換気装
置70においては、当然のことながら多くの場合、屋外
に連通する開口部が設けられている。そこで、この開口
部には、外部から雨滴が侵入するのを防止するため、複
数の雨滴侵入防止羽板7が前記換気装置70の換気外側
の開口部分を覆うように垂直に並べて配設されている。
前記雨滴侵入防止羽板7は、図9に示すように、例えば
その中央部が適宜湾曲成形され、更に、その略中心部に
雨滴返し部71が屋外側に先端部分を向けるようにして
設けられている。
置70においては、当然のことながら多くの場合、屋外
に連通する開口部が設けられている。そこで、この開口
部には、外部から雨滴が侵入するのを防止するため、複
数の雨滴侵入防止羽板7が前記換気装置70の換気外側
の開口部分を覆うように垂直に並べて配設されている。
前記雨滴侵入防止羽板7は、図9に示すように、例えば
その中央部が適宜湾曲成形され、更に、その略中心部に
雨滴返し部71が屋外側に先端部分を向けるようにして
設けられている。
【0004】そして、雨が降ったときには、この雨滴侵
入防止羽板7によって雨が換気装置70の内部に侵入す
ることを防止する。すなわち、雨は雨滴侵入防止羽板7
の表面に付着してから下方に落ちるものであり、たとえ
風がある場合でも、雨滴侵入防止羽板7の表面に沿って
雨滴返し部71まで侵入した雨滴は、この雨滴返し部7
1で集められて下方に落下するため、雨滴がそれより奥
に侵入するのは防止される。
入防止羽板7によって雨が換気装置70の内部に侵入す
ることを防止する。すなわち、雨は雨滴侵入防止羽板7
の表面に付着してから下方に落ちるものであり、たとえ
風がある場合でも、雨滴侵入防止羽板7の表面に沿って
雨滴返し部71まで侵入した雨滴は、この雨滴返し部7
1で集められて下方に落下するため、雨滴がそれより奥
に侵入するのは防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の雨滴侵
入防止羽板7は、例えば強風を伴った雨が降った場合、
雨滴が途中で落下する前に雨滴返し部71に侵入し、該
雨滴返し部71に雨滴が集中して許容水量以上になり、
雨滴返し部71を乗り越えて室内に侵入することがあっ
た。そのため、雨滴返し部71を大きくして許容水量を
多くしたものもあるが、この場合には成形が困難になっ
たり、組み立て時に雨滴返し部71が他の部分に引っか
かったり、さらには換気性能が低下するという問題があ
った。従って、本発明の目的は上記課題を解消すること
に係り、雨滴返し部を大きくすることなく雨滴侵入防止
機能を更に向上させることが可能な雨滴侵入防止羽板を
提供することにある。
入防止羽板7は、例えば強風を伴った雨が降った場合、
雨滴が途中で落下する前に雨滴返し部71に侵入し、該
雨滴返し部71に雨滴が集中して許容水量以上になり、
雨滴返し部71を乗り越えて室内に侵入することがあっ
た。そのため、雨滴返し部71を大きくして許容水量を
多くしたものもあるが、この場合には成形が困難になっ
たり、組み立て時に雨滴返し部71が他の部分に引っか
かったり、さらには換気性能が低下するという問題があ
った。従って、本発明の目的は上記課題を解消すること
に係り、雨滴返し部を大きくすることなく雨滴侵入防止
機能を更に向上させることが可能な雨滴侵入防止羽板を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、換
気用等の開口部分に所定の間隔で略垂直方向に沿って複
数並べて配置される雨滴侵入防止羽板において、前記羽
板の外面には、垂直方向に略沿った溝又は凸条が設けら
れていることを特徴とする雨滴侵入防止羽板により達成
される。
気用等の開口部分に所定の間隔で略垂直方向に沿って複
数並べて配置される雨滴侵入防止羽板において、前記羽
板の外面には、垂直方向に略沿った溝又は凸条が設けら
れていることを特徴とする雨滴侵入防止羽板により達成
される。
【0007】上記構成によれば、雨滴侵入防止羽板の表
面に沿って外部から内側に進行した雨滴が、溝又は凸条
によって集積されて大きくなり、その自重で溝又は凸条
に沿って落下する。尚、好ましくは前記溝又は凸条が複
数並べて設けられる。この場合は、雨滴が一個の溝又は
凸条を越えて内側に侵入しても、次の溝又は凸条によっ
て集積されて大きくなり、その自重で溝又は凸条に沿っ
て落下する。又、好ましくは前記雨滴侵入防止羽板が雨
滴返し部を有すると共に、前記溝又は凸条が前記雨滴返
し部よりも外寄りに設けられる。この場合は、溝又は凸
条を越えて内側に進行した雨滴が、雨滴返し部によって
室外側に返される。
面に沿って外部から内側に進行した雨滴が、溝又は凸条
によって集積されて大きくなり、その自重で溝又は凸条
に沿って落下する。尚、好ましくは前記溝又は凸条が複
数並べて設けられる。この場合は、雨滴が一個の溝又は
凸条を越えて内側に侵入しても、次の溝又は凸条によっ
て集積されて大きくなり、その自重で溝又は凸条に沿っ
て落下する。又、好ましくは前記雨滴侵入防止羽板が雨
滴返し部を有すると共に、前記溝又は凸条が前記雨滴返
し部よりも外寄りに設けられる。この場合は、溝又は凸
条を越えて内側に進行した雨滴が、雨滴返し部によって
室外側に返される。
【0008】又、好ましくは前記雨滴返し部に前記溝又
は凸条が設けられる。この場合は、雨滴が雨滴返し部で
室外側に返されると共に、その途中で溝又は凸条により
集積されて落下する。又、好ましくは前記溝又は凸条
が、下側に行くに従って外側に向かって延びている。こ
の場合は、雨滴が溝又は凸条に沿って外側に向かって落
下するので排水効果が高い。
は凸条が設けられる。この場合は、雨滴が雨滴返し部で
室外側に返されると共に、その途中で溝又は凸条により
集積されて落下する。又、好ましくは前記溝又は凸条
が、下側に行くに従って外側に向かって延びている。こ
の場合は、雨滴が溝又は凸条に沿って外側に向かって落
下するので排水効果が高い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態に係る雨滴侵入防止羽板を詳細に説明す
る。図1は本発明の第1実施形態に係る雨滴侵入防止羽
板を複数配置した状態における部分断面図であり、図2
は図1に示した矢印A方向から見た矢視図であり、図3
は本発明の第1実施形態に係る雨滴侵入防止羽板の作用
を説明するための模式図である。また、図4は本発明の
第2実施形態に係る雨滴侵入防止羽板の要部断面図であ
る。図5は本発明の第3実施形態に係る雨滴侵入防止羽
板の要部拡大断面図、図6は本発明の第4実施形態に係
る雨滴侵入防止羽板の要部拡大断面図である。また、図
7は本発明の第5実施形態に係る雨滴侵入防止羽板及び
その作用を説明するための概略図である。
の一実施形態に係る雨滴侵入防止羽板を詳細に説明す
る。図1は本発明の第1実施形態に係る雨滴侵入防止羽
板を複数配置した状態における部分断面図であり、図2
は図1に示した矢印A方向から見た矢視図であり、図3
は本発明の第1実施形態に係る雨滴侵入防止羽板の作用
を説明するための模式図である。また、図4は本発明の
第2実施形態に係る雨滴侵入防止羽板の要部断面図であ
る。図5は本発明の第3実施形態に係る雨滴侵入防止羽
板の要部拡大断面図、図6は本発明の第4実施形態に係
る雨滴侵入防止羽板の要部拡大断面図である。また、図
7は本発明の第5実施形態に係る雨滴侵入防止羽板及び
その作用を説明するための概略図である。
【0010】図1に示すように、本発明の第1実施形態
に係る雨滴侵入防止羽板1は、換気用等の開口部分10
に所定の間隔で略垂直方向に沿って複数(便宜上、図示
では4個)並べて配置されている。この雨滴侵入防止羽
板1は、所定の大きさに構成された開口部分10の室外
側に所定長さの直線部11が設けられ、この直線部11
の室内側の端部から適宜な曲率半径で湾曲部12が設け
られている。更に、湾曲部12の室外側の端部から比較
的短い直線部13が設けられている。そして、室内側に
は、例えば図示しない換気用のファンその他の部材が適
宜設けられている。
に係る雨滴侵入防止羽板1は、換気用等の開口部分10
に所定の間隔で略垂直方向に沿って複数(便宜上、図示
では4個)並べて配置されている。この雨滴侵入防止羽
板1は、所定の大きさに構成された開口部分10の室外
側に所定長さの直線部11が設けられ、この直線部11
の室内側の端部から適宜な曲率半径で湾曲部12が設け
られている。更に、湾曲部12の室外側の端部から比較
的短い直線部13が設けられている。そして、室内側に
は、例えば図示しない換気用のファンその他の部材が適
宜設けられている。
【0011】前記湾曲部12の突出面の略中央には、所
定の角度で室外側に延びる雨滴返し部15が設けられて
いる。また、直線部11の片面と、湾曲部12の突出面
又は両面、本例では湾曲部12の両面に複数の溝16が
設けられている。湾曲部12の突出面の溝16は、雨滴
返し部15より外側、すなわち、室外側に設けられてい
る。これらの溝16は、図2に示すように雨滴防止羽板
1の垂直方向に略沿って形成されている。
定の角度で室外側に延びる雨滴返し部15が設けられて
いる。また、直線部11の片面と、湾曲部12の突出面
又は両面、本例では湾曲部12の両面に複数の溝16が
設けられている。湾曲部12の突出面の溝16は、雨滴
返し部15より外側、すなわち、室外側に設けられてい
る。これらの溝16は、図2に示すように雨滴防止羽板
1の垂直方向に略沿って形成されている。
【0012】この雨滴侵入防止羽板1においては、例え
ば、強風と同時に雨が降った際には、図3に示すように
開口部分10(図1参照)の室外側から雨滴侵入防止羽
板1の板面に付着して室内側に侵入した雨滴20が最初
の溝16に入る。そうすると、溝16内で雨滴20が集
積されて大きな水滴21となる。この水滴21は重量が
大きくなるので、その自重で溝16に沿って落下する。
したがって、溝16を越えて室内側に侵入する雨滴20
が減少する。最初の溝16を越えて室内側に侵入した雨
滴20は次の溝16に入り、その大部分が最初の溝16
と同様に水滴21となって落下する。
ば、強風と同時に雨が降った際には、図3に示すように
開口部分10(図1参照)の室外側から雨滴侵入防止羽
板1の板面に付着して室内側に侵入した雨滴20が最初
の溝16に入る。そうすると、溝16内で雨滴20が集
積されて大きな水滴21となる。この水滴21は重量が
大きくなるので、その自重で溝16に沿って落下する。
したがって、溝16を越えて室内側に侵入する雨滴20
が減少する。最初の溝16を越えて室内側に侵入した雨
滴20は次の溝16に入り、その大部分が最初の溝16
と同様に水滴21となって落下する。
【0013】このようにして、雨滴20が全ての溝16
を通過したときには、雨滴20の殆どが溝16に沿って
落下し、室内には殆ど侵入しなくなる。更に、この雨滴
侵入防止羽板1には、雨滴返し部15(図1)が設けら
れているので、この雨滴返し部15で雨滴20が室外側
に返されるので、雨滴侵入防止効果が更に高くなる。
を通過したときには、雨滴20の殆どが溝16に沿って
落下し、室内には殆ど侵入しなくなる。更に、この雨滴
侵入防止羽板1には、雨滴返し部15(図1)が設けら
れているので、この雨滴返し部15で雨滴20が室外側
に返されるので、雨滴侵入防止効果が更に高くなる。
【0014】このように、この雨滴侵入防止羽板1は、
複数の溝16によって雨滴20が室内に侵入するのを効
果的に防止することができるので、雨滴返し部15を大
きくする必要がなく、これによって成形が容易になると
共に、組み立て時に雨滴返し部15が他の部分に引っか
かるようなことがなくなるので、組み立てが容易にな
る。更に、前記雨滴侵入防止羽板1は、例えばアルミ合
金等の押出し加工により形成されるが、ダイスの断面形
状を変更するだけで前記溝16を外面に形成することが
でき、成形も容易である。尚、前記溝16は、例えば深
さが0.5mm、幅が1mm程度に形成される。
複数の溝16によって雨滴20が室内に侵入するのを効
果的に防止することができるので、雨滴返し部15を大
きくする必要がなく、これによって成形が容易になると
共に、組み立て時に雨滴返し部15が他の部分に引っか
かるようなことがなくなるので、組み立てが容易にな
る。更に、前記雨滴侵入防止羽板1は、例えばアルミ合
金等の押出し加工により形成されるが、ダイスの断面形
状を変更するだけで前記溝16を外面に形成することが
でき、成形も容易である。尚、前記溝16は、例えば深
さが0.5mm、幅が1mm程度に形成される。
【0015】また、上述の第1実施形態では、雨滴侵入
防止羽板1の表面に溝16を設けた場合について説明し
たが、図4に示す第2実施形態に係る雨滴侵入防止羽板
3のように、該雨滴侵入防止羽板3の表裏面に複数の凸
条31を設けることもできる。この場合も、上述の雨滴
侵入防止羽板1と同様に、凸条31,31の間の溝32
で雨滴20が集積されて大きな水滴21となり、この水
滴21が溝32に沿って落下するので、雨滴20が室内
に侵入するのを防止することができる。
防止羽板1の表面に溝16を設けた場合について説明し
たが、図4に示す第2実施形態に係る雨滴侵入防止羽板
3のように、該雨滴侵入防止羽板3の表裏面に複数の凸
条31を設けることもできる。この場合も、上述の雨滴
侵入防止羽板1と同様に、凸条31,31の間の溝32
で雨滴20が集積されて大きな水滴21となり、この水
滴21が溝32に沿って落下するので、雨滴20が室内
に侵入するのを防止することができる。
【0016】また、上述の第1及び第2実施形態では,
溝16又は凸条31が直線部11及び湾曲部12の表面
に設けられた構成としたが、本発明は図5及び図6に示
すように構成することもできる。図5に示す第3実施形
態においては、雨滴侵入防止羽板4は、雨滴返し部41
の傾斜して張り出した内側(内面)に複数の溝42が設
けられた構造である。この場合において、吹き込んでき
た雨滴を、雨滴返し部41が遮る効果を高めることがで
きる。
溝16又は凸条31が直線部11及び湾曲部12の表面
に設けられた構成としたが、本発明は図5及び図6に示
すように構成することもできる。図5に示す第3実施形
態においては、雨滴侵入防止羽板4は、雨滴返し部41
の傾斜して張り出した内側(内面)に複数の溝42が設
けられた構造である。この場合において、吹き込んでき
た雨滴を、雨滴返し部41が遮る効果を高めることがで
きる。
【0017】一方、図5に示した第3実施形態の変形例
を図6に示す。図6に示す第4実施形態の雨滴侵入防止
羽板5は、雨滴返し部51の内面に複数の凸条52が形
成された構造である。これらの雨滴侵入防止羽板4,5
では、雨滴20が雨滴返し部41,51で室外側に返さ
れると共に、その途中で溝42又は凸条52に沿って落
下するので、上述のごとく、雨滴20が雨滴返し部4
1,51を越えて室内側に侵入するのを確実に防止する
ことができる。
を図6に示す。図6に示す第4実施形態の雨滴侵入防止
羽板5は、雨滴返し部51の内面に複数の凸条52が形
成された構造である。これらの雨滴侵入防止羽板4,5
では、雨滴20が雨滴返し部41,51で室外側に返さ
れると共に、その途中で溝42又は凸条52に沿って落
下するので、上述のごとく、雨滴20が雨滴返し部4
1,51を越えて室内側に侵入するのを確実に防止する
ことができる。
【0018】更に、上述の第1及び第2実施形態では、
溝16又は凸条31を直線的に形成したが、図7に示す
第5実施形態の雨滴侵入防止羽板6のように、溝61又
は凸条62を下側に行くに従って外側に向かって延びる
ように形成しても良い。但し、この場合は雨滴侵入防止
羽板6を押出し加工することができないので、ダイキャ
スト等により成形される。
溝16又は凸条31を直線的に形成したが、図7に示す
第5実施形態の雨滴侵入防止羽板6のように、溝61又
は凸条62を下側に行くに従って外側に向かって延びる
ように形成しても良い。但し、この場合は雨滴侵入防止
羽板6を押出し加工することができないので、ダイキャ
スト等により成形される。
【0019】前記雨滴侵入防止羽板6は、雨滴20が溝
61又は凸条62の間の溝内で集積されて水滴21とな
り、この水滴21が自重で溝61又は凸条62に沿って
外側に向かって落下するので、排水効果が高くなる。上
述した雨滴侵入防止羽板1,3,4,5,6は、家屋や
工場などの換気口や換気装置における換気外側の開口部
分に限らず、その他屋外で使用する機械や装置の換気外
側の部分にも適用することができる。
61又は凸条62の間の溝内で集積されて水滴21とな
り、この水滴21が自重で溝61又は凸条62に沿って
外側に向かって落下するので、排水効果が高くなる。上
述した雨滴侵入防止羽板1,3,4,5,6は、家屋や
工場などの換気口や換気装置における換気外側の開口部
分に限らず、その他屋外で使用する機械や装置の換気外
側の部分にも適用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の雨滴侵入
防止羽板によれば、羽板の外面に垂直方向に略沿った溝
又は凸条が設けられているので、雨滴侵入防止羽板に沿
って外部から内側に侵入した雨滴が溝又は凸条で集積さ
れて落下するので、雨滴が室内に侵入するのを確実に防
止することができる。したがって、雨滴返し部を大きく
する必要がなくなり、成形及び組み立てが容易になる。
また、溝又は凸条を複数並べて設けた場合は、雨滴が一
個の溝又は凸条を越えて内側に侵入しても、次の溝又は
凸条で下方に向きを変えられて落下するので、雨滴の侵
入防止効果をより一層確実にすることができる。
防止羽板によれば、羽板の外面に垂直方向に略沿った溝
又は凸条が設けられているので、雨滴侵入防止羽板に沿
って外部から内側に侵入した雨滴が溝又は凸条で集積さ
れて落下するので、雨滴が室内に侵入するのを確実に防
止することができる。したがって、雨滴返し部を大きく
する必要がなくなり、成形及び組み立てが容易になる。
また、溝又は凸条を複数並べて設けた場合は、雨滴が一
個の溝又は凸条を越えて内側に侵入しても、次の溝又は
凸条で下方に向きを変えられて落下するので、雨滴の侵
入防止効果をより一層確実にすることができる。
【0021】さらに又、雨滴侵入防止羽板に雨滴返し部
を設けると共に、溝又は凸条を雨滴返し部よりも外寄り
に設けた場合は、雨滴が溝又は凸条を越えて内側に侵入
しても、雨滴返し部によって室外側に返されるので、雨
滴が室内に侵入するのを確実に防止できる。また、雨滴
返し部に溝又は凸条を設けた場合は、雨滴が雨滴返し部
で前方に返されると共に、その途中で溝又は凸条で下方
に導かれて落下するので、雨滴侵入防止機能が更に向上
する。また、溝又は凸条を下側に行くに従って外側に向
かって延びるように形成した場合は、雨滴が溝又は凸条
に沿って外側に向かって落下するので、落下した雨滴を
集めることが容易なるため、排水効果が高まるという効
果がある。
を設けると共に、溝又は凸条を雨滴返し部よりも外寄り
に設けた場合は、雨滴が溝又は凸条を越えて内側に侵入
しても、雨滴返し部によって室外側に返されるので、雨
滴が室内に侵入するのを確実に防止できる。また、雨滴
返し部に溝又は凸条を設けた場合は、雨滴が雨滴返し部
で前方に返されると共に、その途中で溝又は凸条で下方
に導かれて落下するので、雨滴侵入防止機能が更に向上
する。また、溝又は凸条を下側に行くに従って外側に向
かって延びるように形成した場合は、雨滴が溝又は凸条
に沿って外側に向かって落下するので、落下した雨滴を
集めることが容易なるため、排水効果が高まるという効
果がある。
【図1】本発明の第1実施形態に係る雨滴侵入防止羽板
の部分断面図である。
の部分断面図である。
【図2】図1の矢印A方向から見た矢視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る雨滴侵入防止羽板
の作用を説明するための模式図である。
の作用を説明するための模式図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る雨滴侵入防止羽板
の要部断面図である。
の要部断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る雨滴侵入防止羽板
の要部拡大断面図である。
の要部拡大断面図である。
【図6】本発明の第4実施形態に係る雨滴侵入防止羽板
の要部拡大断面図である。
の要部拡大断面図である。
【図7】本発明の第5実施形態に係る雨滴侵入防止羽板
及びその作用を説明するための概略図である。
及びその作用を説明するための概略図である。
【図8】従来例に係る換気装置の外観図である。
【図9】図8に示した雨滴侵入防止羽板の断面図であ
る。
る。
1 雨滴侵入防止羽板 10 開口部分 11 直線部 12 湾曲部 13 直線部 15 雨滴返し部 16 溝 20 雨滴
Claims (5)
- 【請求項1】 換気用等の開口部分に所定の間隔で略垂
直方向に沿って複数並べて配置される雨滴侵入防止羽板
において、 前記羽板の外面には、垂直方向に略沿った溝又は凸条が
設けられていることを特徴とする雨滴侵入防止羽板。 - 【請求項2】 前記溝又は凸条が、複数並べて設けられ
ていることを特徴とする請求項1に記載の雨滴侵入防止
羽板。 - 【請求項3】 前記雨滴侵入防止羽板が雨滴返し部を有
すると共に、前記溝又は凸条が前記雨滴返し部よりも外
寄りに設けられていることを特徴とする請求項1又は2
に記載の雨滴侵入防止羽板。 - 【請求項4】 前記雨滴返し部に前記溝又は凸条が設け
られていることを特徴とする請求項3に記載の雨滴侵入
防止羽板。 - 【請求項5】 前記溝又は凸条が、下側に行くに従って
外側に向かって延びていることを特徴とする請求項1〜
3のいずれか1項に記載の雨滴侵入防止羽板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9003030A JPH10197041A (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | 雨滴侵入防止羽板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9003030A JPH10197041A (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | 雨滴侵入防止羽板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10197041A true JPH10197041A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=11545927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9003030A Pending JPH10197041A (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | 雨滴侵入防止羽板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10197041A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6644061B1 (en) | 2002-08-02 | 2003-11-11 | Joseph W. Woolfson | Sound muffling device for an air conditioning unit |
JP2009192196A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Sankyo Tateyama Aluminium Inc | 換気方立 |
CN109882053A (zh) * | 2019-02-25 | 2019-06-14 | 湖南福德电气有限公司 | 防溅落通风窗 |
-
1997
- 1997-01-10 JP JP9003030A patent/JPH10197041A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6644061B1 (en) | 2002-08-02 | 2003-11-11 | Joseph W. Woolfson | Sound muffling device for an air conditioning unit |
JP2009192196A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Sankyo Tateyama Aluminium Inc | 換気方立 |
CN109882053A (zh) * | 2019-02-25 | 2019-06-14 | 湖南福德电气有限公司 | 防溅落通风窗 |
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