JPH0528241Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0528241Y2 JPH0528241Y2 JP1987113296U JP11329687U JPH0528241Y2 JP H0528241 Y2 JPH0528241 Y2 JP H0528241Y2 JP 1987113296 U JP1987113296 U JP 1987113296U JP 11329687 U JP11329687 U JP 11329687U JP H0528241 Y2 JPH0528241 Y2 JP H0528241Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water droplet
- inclined plate
- droplet trapping
- downward
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 27
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 15
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 13
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 241000238631 Hexapoda Species 0.000 description 2
- 241000287127 Passeridae Species 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 230000002940 repellent Effects 0.000 description 1
- 239000005871 repellent Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Air-Flow Control Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は建造物用の換気口に関するものであ
る。
る。
(従来の技術)
例えば屋根裏の換気口として矢切として通称さ
れるものが使用される。これは通常、実公昭53−
1229号公報のものに見られるように、前後方向に
或程度の幅をもつた板材を縦横又は横方向へ組ん
で形成され、雨雪の吹込みを防止して換気を得よ
うとしたものである。しかしこのような縦横の桟
のみでは強い降雨や、風雪に対しては有効でな
い。
れるものが使用される。これは通常、実公昭53−
1229号公報のものに見られるように、前後方向に
或程度の幅をもつた板材を縦横又は横方向へ組ん
で形成され、雨雪の吹込みを防止して換気を得よ
うとしたものである。しかしこのような縦横の桟
のみでは強い降雨や、風雪に対しては有効でな
い。
(技術的課題)
本考案の課題は前記の点を解決し、仮に強い雨
や雪が吹込むような状態でも、吹込みを遮断して
換気を維持することができるとともに、防虫乃至
雀等の進入を防止できるようにすることにある。
や雪が吹込むような状態でも、吹込みを遮断して
換気を維持することができるとともに、防虫乃至
雀等の進入を防止できるようにすることにある。
(技術的手段)
前記課題を解決するため本考案は枠状本体1の
正面開口2に前端が下向きの傾斜板3を複数枚上
下に並設し、水滴を捕捉して下方へ伝わせかつ通
気性を具備せしめる多数の条線4を有する、水滴
捕捉材5を全ての傾斜板3の後端部に接しさせて
上下に設置し、水滴捕捉材5の下端部は最下位の
傾斜板3の後端の支承部13に当接させ、最下位
の傾斜板3の前端に枠状本体1より前方かつ下方
へ突出した垂下部9を設けるという手段を講じた
ものである。
正面開口2に前端が下向きの傾斜板3を複数枚上
下に並設し、水滴を捕捉して下方へ伝わせかつ通
気性を具備せしめる多数の条線4を有する、水滴
捕捉材5を全ての傾斜板3の後端部に接しさせて
上下に設置し、水滴捕捉材5の下端部は最下位の
傾斜板3の後端の支承部13に当接させ、最下位
の傾斜板3の前端に枠状本体1より前方かつ下方
へ突出した垂下部9を設けるという手段を講じた
ものである。
前記の水滴捕捉材5は傾斜板3間を通過した雨
等を付着させて下へ伝い流すために設けられる。
実施例ではこの条線4は独立した線状の部材を縦
に並べた構成であるが、水を下方へ伝い流すこと
ができればその構造にとらわれない。
等を付着させて下へ伝い流すために設けられる。
実施例ではこの条線4は独立した線状の部材を縦
に並べた構成であるが、水を下方へ伝い流すこと
ができればその構造にとらわれない。
(実施例)
図示実施例により説明すると、枠状本体1は縦
長の長方形状に形成され、その正面開口2を閉じ
るように傾斜板3が多数前端3aを下向きにして
上下に並設されており、各傾斜板3,3間に通気
路6が形成される。最上位の傾斜板3の上端と枠
状本体1との接触部7及び最下位の傾斜板3の下
端と枠状本体との接触部8は密閉状態とするのが
良い。さらに最下位の傾斜板3は前端に垂下部9
を突出させている。9aは流下面を示す。
長の長方形状に形成され、その正面開口2を閉じ
るように傾斜板3が多数前端3aを下向きにして
上下に並設されており、各傾斜板3,3間に通気
路6が形成される。最上位の傾斜板3の上端と枠
状本体1との接触部7及び最下位の傾斜板3の下
端と枠状本体との接触部8は密閉状態とするのが
良い。さらに最下位の傾斜板3は前端に垂下部9
を突出させている。9aは流下面を示す。
実施例に於る水滴捕捉材5は細い丸棒状の条線
4を多数左右に並列した簀子状の外形を有し、各
条線4は垂直に所定の間隙10をもつて並んでい
る(第5図a)。間隙は特定しないが、条線4の
直径と同等以下が望ましい。この水滴捕捉材5は
例えば第5図bの如く、前面にのみ円弧面11を
有するものでも良い。条線4を細い棒状としたの
で表面張力により水滴が伝い落ち易く、通気の抵
抗も少ない。12は条線4を一体化する横条を示
す。
4を多数左右に並列した簀子状の外形を有し、各
条線4は垂直に所定の間隙10をもつて並んでい
る(第5図a)。間隙は特定しないが、条線4の
直径と同等以下が望ましい。この水滴捕捉材5は
例えば第5図bの如く、前面にのみ円弧面11を
有するものでも良い。条線4を細い棒状としたの
で表面張力により水滴が伝い落ち易く、通気の抵
抗も少ない。12は条線4を一体化する横条を示
す。
このような水滴捕捉材5は各傾斜板3の上端
(後端)に前面を接して設置され、特に最下位の
傾斜板3は水滴捕捉材5の下端を支承し、伝い落
る水滴を垂下部9へ導くようになつている。13
はその支承部を示す。第3図の例は各傾斜板3の
後面を整形して条線4との間に水滴が伝わり易い
連絡部14を設けたものである。
(後端)に前面を接して設置され、特に最下位の
傾斜板3は水滴捕捉材5の下端を支承し、伝い落
る水滴を垂下部9へ導くようになつている。13
はその支承部を示す。第3図の例は各傾斜板3の
後面を整形して条線4との間に水滴が伝わり易い
連絡部14を設けたものである。
(考案の作用)
上述の構成を有する本考案の換気口を構造物に
装着すると、内外の条件に応じ空気が通気路6及
び間隙10より流入、流出し換気が行なわれる。
強い雨などの場合、水滴は傾斜板3間の通気路6
よりさらに奥へ進入し得るが、進入しても水滴は
水滴捕捉材5の条線4に当つて捕捉され、それを
伝つて各傾斜板3より外へ落ちるため間隙10よ
り建造物の内部へ入るのは極く少なく例外的とな
り、垂下部9が最終の水切りをするので、排出が
壁を伝うこともない。
装着すると、内外の条件に応じ空気が通気路6及
び間隙10より流入、流出し換気が行なわれる。
強い雨などの場合、水滴は傾斜板3間の通気路6
よりさらに奥へ進入し得るが、進入しても水滴は
水滴捕捉材5の条線4に当つて捕捉され、それを
伝つて各傾斜板3より外へ落ちるため間隙10よ
り建造物の内部へ入るのは極く少なく例外的とな
り、垂下部9が最終の水切りをするので、排出が
壁を伝うこともない。
(考案の効果)
従つて本考案によれば、強い雨等に対して傾斜
板3が十分にこれを遮蔽し、さらに屋内へ進入し
ようとする水滴は水滴捕捉材5で捕捉すると同時
にそこを流下させて複数の傾斜板3により随時外
へ排出し、かつ最下位の傾斜板3には垂下部9を
突出させているため矢切りとして極めて好適な排
水効果を奏することができる。しかも多数の条線
4から成る水滴捕捉材5は多数の小間隙により通
気する構成のため防虫、防鳥の効果もあり、実用
上の効果が顕著である。
板3が十分にこれを遮蔽し、さらに屋内へ進入し
ようとする水滴は水滴捕捉材5で捕捉すると同時
にそこを流下させて複数の傾斜板3により随時外
へ排出し、かつ最下位の傾斜板3には垂下部9を
突出させているため矢切りとして極めて好適な排
水効果を奏することができる。しかも多数の条線
4から成る水滴捕捉材5は多数の小間隙により通
気する構成のため防虫、防鳥の効果もあり、実用
上の効果が顕著である。
図面は本考案に係る構造物用換気口の実施例を
示すもので第1図は斜視図、第2図、第3図は2
種の構造例で示す縦断面図、第4図は一部省略裏
面図、第5図a,bは2種の水滴捕捉材の横断面
図である。 1……枠状本体、2……正面開口、3……傾斜
板、4……条線、5……水滴捕捉材。
示すもので第1図は斜視図、第2図、第3図は2
種の構造例で示す縦断面図、第4図は一部省略裏
面図、第5図a,bは2種の水滴捕捉材の横断面
図である。 1……枠状本体、2……正面開口、3……傾斜
板、4……条線、5……水滴捕捉材。
Claims (1)
- 枠状本体1の正面開口2に前端が下向きの傾斜
板3を複数枚上下に並設し、水滴を補促して下方
へ伝わせかつ通気性を具備せしめる多数の条線4
を有する、水滴捕捉材5を全ての傾斜板3の後端
部に接しさせて上下に設置し、水滴捕捉材5の下
端部は最下位の傾斜板3の後端の支承部13に当
接させ、最下位の傾斜板3の前端に枠状本体1よ
り前方かつ下方へ突出した垂下部9を設けて成る
建造物用換気口。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987113296U JPH0528241Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987113296U JPH0528241Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6418209U JPS6418209U (ja) | 1989-01-30 |
JPH0528241Y2 true JPH0528241Y2 (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=31353004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987113296U Expired - Lifetime JPH0528241Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0528241Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56159449A (en) * | 1980-05-13 | 1981-12-08 | Isao Matsumoto | Wall inside ventilating type building |
JPS5833937B2 (ja) * | 1975-12-02 | 1983-07-23 | エツシヤ−・ウイス・アクチエンゲゼルシヤフト | ハイドロスタチツク支持装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5833937U (ja) * | 1981-08-29 | 1983-03-05 | アサヒ住宅株式会社 | ダンパ− |
JPH024354Y2 (ja) * | 1985-04-04 | 1990-02-01 |
-
1987
- 1987-07-23 JP JP1987113296U patent/JPH0528241Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5833937B2 (ja) * | 1975-12-02 | 1983-07-23 | エツシヤ−・ウイス・アクチエンゲゼルシヤフト | ハイドロスタチツク支持装置 |
JPS56159449A (en) * | 1980-05-13 | 1981-12-08 | Isao Matsumoto | Wall inside ventilating type building |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6418209U (ja) | 1989-01-30 |
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