JP4760486B2 - 屋外フード - Google Patents

屋外フード Download PDF

Info

Publication number
JP4760486B2
JP4760486B2 JP2006094023A JP2006094023A JP4760486B2 JP 4760486 B2 JP4760486 B2 JP 4760486B2 JP 2006094023 A JP2006094023 A JP 2006094023A JP 2006094023 A JP2006094023 A JP 2006094023A JP 4760486 B2 JP4760486 B2 JP 4760486B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter plate
shutter
shaft
outdoor
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006094023A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007271105A (ja
Inventor
和宏 藤原
隆 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2006094023A priority Critical patent/JP4760486B2/ja
Publication of JP2007271105A publication Critical patent/JP2007271105A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4760486B2 publication Critical patent/JP4760486B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Description

本発明は、住宅等の室内空気を換気するときに、建物の外壁部分に設置される屋外フードに関する。
従来、この種の屋外フードは、室外側開口端に嵌め装着される装着用筒部と、下方を除いて被覆するカバー部とを備え、前記装着用筒部の通風線上に、垂直面内で回動し同室外側開口部の実質的な開口面積を可変する開閉部材を自由垂下状態に設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その屋外フードについて図14および図15を参照しながら説明する。
図に示すように、室外側開口部101に嵌め装着される装着用筒部102と下方を除いて被覆するカバー部103とを備え、装着用筒部102の通風線に室外側開口部101の面積を変化させるシャッター板104が、筒体105に有した軸部106とシャッター板104の両側端部に設けられた軸保持穴107が、片持状態で回動自在に軸支されており、シャッター板104にかかる風圧により、室外開口部の面積を変化させるものである。
特開2003−42527号公報(図1、図2)
このような従来の屋外フードでは、台風のような強い風が吹いたとき、シャッター板が上方に煽られ、その際シャッター板はその風圧により中央を凸とする形状に変形されるとシャッター板両端の軸保持穴が中心方向に引き寄せられ、枠体の軸部から軸保持穴がはずれ、シャッター板自体が外れてしまうという現象が発生するおそれがあるという課題があり、強風が吹いてもはずれない構造であることが要求されている。
本発明は、従来のこのような課題を解決するものであり、台風などの強風が吹いたときでも、シャッター板がはずれない構造の屋外フードを提供することを目的としている。
本発明の屋外フードは上記目的を達成するために室内と室外を連通するダクト内に嵌挿される筒部を有し、略中央に開口部を有したベース部と、前記ベース部の室外側に下方に開口を形成するように設けられるフード部を有し、前記ベース部の室外側表面には、左右上部に軸穴を有した枠体が固定され、前記ベース部の略中央の開口部をシャッター板が遮蔽できる位置に配置され、前記シャッター板の上端には左右対称にL字状の溝を有し、前記L字状の溝に左右対称となる段差部を有した金属製のシャッター軸が係止され、シャッター軸の左右端部は前記枠体の軸穴に軸支され、シャッター板の面上にかかる風圧により、略中央の開口部を遮蔽および開放できることとしたものである。
この手段により、シャッター板が凸状に変形するのを防止でき、またシャッター軸の左右方向の動きを防止しているため、強風が吹いてもシャッター板が外れない屋外フードが得られる。
また、他の手段は、シャッター板の上部に2つの穴を有し、穴の上部には外側に向かう切り込みを有したものである。
この手段により、シャッター板が凸状に変形するのを防止でき、またシャッター軸の左右方向の動きを防止しているため、強風が吹いてもシャッター板が外れない屋外フードが得られる。
また、他の手段は、シャッター板の下方が、室内側に屈曲している屈曲部を有したものである。
この手段により、強風時、フード部下方から外風が吹いたとき、シャッター板が煽られるのを防止できる屋外フードが得られる。
また、他の手段は、枠体の上部前方に、折り返し部を設けたものである。
この手段により、枠体とシャッター板とのすき間を通る風の経路を長くすることにより、外風の侵入を低減できる屋外フードが得られる。
また、他の手段は、枠体の下端が、筒部の下端より下側に位置したものである。
この手段により、ダクト内に溜まった結露水を排出する際、結露水が壁に付着しないため、結露水の排出によって壁を汚すのを防止できる屋外フードが得られる。
また、他の手段は、枠体の下端中央部に、凹形状の溝を設けたものである。
この手段により、ダクト内に溜まった結露水を排出する際、シャッター板に結露水が付着しないため、シャッター板重量が変化することがないのでシャッター板の耐久性を向上させることができる。
また、他の手段は、枠体に、塗装を施したものである。
この手段により、シャッター軸と枠体の軸穴との擦動性を向上させ、シャッター板の引っかかりをなくすことができる屋外フードが得られる。
また、他の手段は、枠体の内周面に、緩衝部材を貼り付けたものである。
この手段により、シャッター板の閉鎖音を小さくすることができる屋外フードが得られる。
本発明によれば、強風が吹いてもシャッター板が外れない屋外フードを提供できる。
また、強風時、フード下方から外風が吹いたとき、シャッター板が煽られるのを防止できる屋外フードを提供できる。
また、枠体とシャッター板とのすき間を通る風の経路を長くすることにより、外風の侵入を低減できる屋外フードを提供できる。
また、ダクト内に溜まった結露水を排出する際、結露水が壁に付着しないため、結露水の排出によって壁を汚すのを防止できる屋外フードを提供できる。
また、ダクト内に溜まった結露水を排出する際、シャッター板に結露水が付着しないため、シャッター板重量が変化することがないのでシャッター板の耐久性を向上させることができる屋外フードを提供できる。
また、シャッター軸と枠体の軸穴との擦動性を向上させ、シャッター板の引っかかりをなくすことができる屋外フードを提供できる。
また、シャッター板の閉鎖音を小さくすることができる屋外フードを提供できる。
本発明の請求項1記載の屋外フードは、室内と室外を連通するダクト内に嵌挿される筒部を有し、略中央に開口部を有したベース部と、前記ベース部の室外側に下方に開口を形成するように設けられるフード部を有し、前記ベース部の室外側表面には、左右上部に軸穴を有した枠体が固定され、前記ベース部の略中央の開口部をシャッター板が遮蔽できる位置に配置され、前記シャッター板の上端には左右対称にL字状の溝を有し、前記L字状の溝に左右対称となる段差部を有した金属製のシャッター軸が係止され、シャッター軸の左右端部は前記枠体の軸穴に軸支され、シャッター板の面上にかかる風圧により、略中央の開口部を遮蔽および開放できるものであり、シャッター軸はシャッター板を凸状に弾性変形させた状態でシャッター軸の段差部をシャッター板のL字状の溝に嵌め込み、シャッター板を平板状に戻すと、シャッター軸とシャッター板とが係止され、そして、シャッター軸は枠体に有した軸穴に内側から挿入し軸支されシャッターユニットを形成し、そして枠体はベース部の室外側表面側に固定され、この屋外フードが外壁に設置され、台風のような強い風が発生した際には、シャッター板が外風によって上方に回動し、煽られが、その際シャッター板には風圧によって凸状に変形される力がかかり、シャッター板の両側端部は中央に引き寄せられるようにシャッター軸のシャッター板の背面部の方向に曲がろうとするが、シャッター軸が金属製で強い剛性を有しているため、シャッター板はシャッター軸の背面部より曲がることがなく、よってシャッター板が凸状に変形するのを防止でき、これによりシャッター板とシャッター軸が外れることがなく、また、シャッター軸の段差部がシャッター板のL字状の溝に係止されているため、シャッター軸はシャッター板に対し左右方向の動きを防止しているため、シャッター軸は枠体から外れることがなく、このように強風が吹いてもシャッター板が外れないという作用を有する。
また、請求項2記載の屋外フードは、室内と室外を連通するダクト内に嵌挿される筒部を有し、略中央に開口部を有したベース部と、前記ベース部の室外側に下方に開口を形成するように設けられるフード部を有し、前記ベース部の室外側表面には、左右上部に軸穴を有した枠体が固定され、前記ベース部の略中央の開口部をシャッター板が遮蔽できる位置に配置され、前記シャッター板の上部に2つの穴を有し、穴の上部には外側に向かう切り込みを有し、この切り込みは、前記穴を起点として前記シャッター板の外周端部まで設けられ外周端部にてシャッター板の外部に開放されたものであって、前記2つの穴に左右対称となる段差部を有した金属製のシャッター軸が係止され、シャッター軸の左右端部は前記枠体の軸穴に軸支され、シャッター板の面上にかかる風圧により、略中央の開口部を遮蔽および開放できるものであり、シャッター軸はシャッター板を凸状に弾性変形させた状態でシャッター軸の段差部をシャッター板の切り込みに嵌めこみ、シャッター板を平板状に戻すと、シャッター軸とシャッター板とが係止され、そして、シャッター軸は枠体に有した軸穴に内側から挿入し軸支されシャッターユニットを形成し、そして枠体はベース部の室外側表面側に固定され、この屋外フードが外壁に設置され、台風のような強い風が発生した際には、シャッター板が外風によって上方に回動し、煽られ、その際シャッター板には風圧によって凸状に変形される力がかかり、シャッター板の両側端部は中央に引き寄せられるようにシャッター軸のシャッター板の背面部の方向に曲がろうとするが、シャッター軸が金属製で強い剛性を有しているため、シャッター板はシャッター軸の背面部より曲がることがなく、よってシャッター板が凸状に変形するのを防止でき、これによりシャッター板とシャッター軸が外れることがなく、また、シャッター軸の段差部がシャッター板の穴に係止されているため、シャッター軸はシャッター板に対し左右方向の動きを防止しているため、シャッター軸は枠体から外れることがない。このように強風が吹いてもシャッターが外れないという作用を有する。
また、請求項3記載の屋外フードは、シャッター板の下方が、室内側に屈曲している屈曲部を有したものであり、強風時、フード下方から外風が吹いたとき、シャッター板は軸穴を中心として上方に回動されるように煽られる力が発生するが、シャッター板は下方が室内側に屈曲している屈曲部を有しているため、フード下方からの風がシャッター板に加わっても、シャッター板の屈曲部は風に対してほぼ垂直に当たるため、シャッター板はベース部の室外側表面に当接する方向に力が働き、シャッター板が煽られることを防止できるという作用を有する。
また、請求項4記載の屋外フードは、枠体の上部前方に、折り返し部を設けたものであり、シャッター板の上部は回動する構造のため枠体の上端部内側面とにすき間を設ける必要があり、このすき間から外風が侵入してしまうが、枠体上部前方に折り返し部を設けたことにより、外風が室内側に通る距離が長くなることにより、外風の侵入量を低減することができるという作用を有する。
また、請求項5記載の屋外フードは、枠体の下端が、筒部の下端より下側に位置したものであり、屋外フードが浴室など湿気のある場所に設置された際には、筒部内に結露水が溜まる場合がある。この結露水は筒部内を室外側に流れ、ベース表面まで到達すると、枠体が筒部の下端より下側に位置されているため、結露水は枠体の下端に流れ、枠体の下端の室外側端面より滴下する。このとき滴下位置は外壁面から離れているため、結露水が外壁に付着することなく滴下するため、外壁を汚すことがなく効果的に結露水を室外に排出できるという作用を有する。
また、請求項6記載の屋外フードは、枠体の下端中央部に、凹形状の溝を設けた構成としたものであり、屋外フードが浴室など湿気のある場所に設置された際、筒部内に溜まった結露水は筒部内を室外側に流れ、ベース部表面まで到達すると、枠体の下端中央部の凹形状の溝に流れ、凹形状の溝の室外側端面より滴下し、この際、結露水は枠体の下端部のさらに下がった位置である凹形状の溝内を流れるため、結露水排出の際、結露水がシャッター板に接触することがない。このとき、汚れを含んだ結露水がシャッター板の下端に接触すると、結露水に含んだ汚れがシャッター板に付着してしまい。長い間の使用においてシャッター板の下方に汚れが付着し、汚れによってシャッター板重量が重くなり、シャッター板の開閉に支障をきたすことがあるが、結露水は凹形状の溝上を流れるため、シャッター板に付着しないため、長時間の使用においてもシャッター板の重量が変化せず、シャッター板の耐久性を向上できるという作用を有する。
また、請求項7記載の屋外フードは、枠体に、塗装を施したものであり、枠体の軸穴は、たとえば枠体が金属製であると、軸穴の加工の際、軸穴部に微小な突起(バリ)が発生することがあり、シャッター板が風圧により開閉を繰り返すときにシャッター軸と軸穴が摺動するため、軸穴部に微小な突起(バリ)があるとシャッター軸が傷つき、シャッター板が引っかかり正常に動かなくなることがあり、上記のように枠体には塗装を施しているので、軸穴には塗膜面が形成され、微小な突起(バリ)がなくなり、シャッター軸と軸穴とが摺動しても、シャッター板が傷つくことがなく、シャッター板の耐久性を向上できるという作用を有する。
また、請求項8記載の屋外フードは、枠体の内周面に、緩衝部材を貼り付けた構成としたものであり、シャッター板が開放状態から閉鎖状態になるときにはシャッター板は枠体の内周面に貼り付けた弾性を有した緩衝部材に当接するため、閉鎖したときの音を小さくすることができるという効果を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図3に示すように、室内と室外を連通するダクト1内に嵌挿される筒部2を有し、略中央に開口部3を有したベース部4と、ベース部4の室外側に下方に開口を形成するように設けられるフード部5を有し、ベース部4の室外側表面6には、左右上部に軸穴7を有した枠体8が固定され、ベース部4の略中央の開口部3をシャッター板9が遮蔽できる位置に配置され、シャッター板9の上端には左右対称にL字状の溝10を有し、L字状の溝10には左右対称となる段差部11を有した金属製のシャッター軸12が係止され、シャッター軸12の左右端部13は枠体8の軸穴7に軸支され、シャッター板9の面上にかかる風圧により、略中央の開口部3を遮蔽および開放できる屋外フード14の構成としている。
上記構成において、シャッター軸12はシャッター板9を凸状に弾性変形させた状態でL字状の溝10に嵌め込み、シャッター板9を平板状に戻すと、シャッター軸12とシャッター板9とが係止される。そして、シャッター軸12は枠体8に有した軸穴7に内側から挿入し軸支されシャッターユニット15を形成する。そして、枠体8はベース部4の室外側表面6側に固定される。この屋外フード14が外壁16に設置され、台風のような強い風が発生した際には、シャッター板9が外風によって上方に回動し、煽られる。その際シャッター板9には風圧によって凸状に変形される力がかかり、シャッター板9の両側端部17は中央に引き寄せられるようにシャッター軸12のシャッター板9の背面部18の方向に曲がろうとするが、シャッター軸12が金属製で強い剛性を有しているため、シャッター板9はシャッター軸12の背面部18より曲がることがない。よって、シャッター板9が凸状に変形するのを防止できる。これによりシャッター板9とシャッター軸12が外れることがない、また、シャッター軸12の段差部11がシャッター板9のL字状の溝10に係止されているため、シャッター軸12はシャッター板9に対し左右方向の動きを防止しているため、シャッター軸12は枠体8から外れることがない。このように強風が吹いてもシャッター板9が外れないものとなっている。
(実施の形態2)
図4〜図6に示すように、シャッター板9Aの上部に2つの穴19を有し、穴19の上
部には外側に向かう切り込み20を有し、この切り込み20は、前記穴19を起点として前記シャッター板9Aの外周端部まで設けられ外周端部にてシャッター板9Aの外部に開放されたものであって、前記2つの穴19に左右対称となる段差部11Aを有した金属製のシャッター軸12Aが係止され、シャッター軸12Aの左右端部は前記枠体8Aの軸穴7Aに軸支され、シャッター板9Aの面上にかかる風圧により、略中央の開口部を遮蔽および開放できる構成としている。
上記構成において、シャッター軸12Aはシャッター板9Aを凸状に弾性変形させた状態でシャッター軸12Aの段差部11Aをシャッター板9Aの切り込み20に嵌めこみ、シャッター板9Aを平板状に戻すと、シャッター軸12Aとシャッター板9Aとが係止される。そして、シャッター軸12Aは、枠体8Aに有した軸穴7Aに内側から挿入し軸支され、シャッターユニット15Aを形成する。そして、枠体8Aは、ベース部4Aの室外側表面6A側に固定される。この屋外フード14Aが外壁16Aに設置され、台風のような強い風が発生した際には、シャッター板9Aが外風によって上方に回動し、煽られる。その際シャッター板9Aには風圧によって凸状に変形される力がかかり、シャッター板9Aの両側端部17Aは中央に引き寄せられるようにシャッター軸12Aのシャッター板9Aの背面部18Aの方向に曲がろうとするが、シャッター軸12Aが金属製で強い剛性を有しているため、シャッター板9Aはシャッター軸12Aの背面部18Aより曲がることがない。よって、シャッター板9Aが凸状に変形するのを防止できる。これによりシャッター板9Aとシャッター軸12Aが外れることがない、また、シャッター軸12Aの段差部11Aがシャッター板9Aの穴19に係止されているため、シャッター軸12Aはシャッター板9Aに対し左右方向の動きを防止しているため、シャッター軸12Aは枠体から外れることがない。
このように、強風が吹いてもシャッター板9Aが外れないものとなっている。
(実施の形態3)
図7に示すように、シャッター板9Bの下方が室内側に屈曲している屈曲部21を有した構成とする。
上記構成において、強風時、フード5Bの下方から外風が吹いたとき、シャッター板9Bは軸穴7Bを中心として上方に回動されるように煽られる力が発生するが、シャッター板9Bは下方が室内側に屈曲している屈曲部21を有しているため、フード5Bの下方からの風がシャッター板9Bに加わっても、シャッター板9Bの屈曲部21は風に対してほぼ垂直に当たるため、シャッター板9Bはベース部4Bの室外側表面6Bに当接する方向に力が働き、シャッター板9Bが煽られることを防止できる。
(実施の形態4)
図8に示すように、枠体8Cの上部前方に折り返し部22を設けた構成とする。
上記構成において、シャッター板9Cはその上部が回動する構造のため、枠体8Cの上端部内側面23とシャッター9Cの上部24にすき間を設ける必要があり、このすき間より外風の侵入してしまうが、枠体8Cの上部前方に折り返し部22を設けたことにより、外風が室内側に通る距離が長くなることにより、外風の侵入量を低減することができる。
(実施の形態5)
図9および図10に示すように、枠体8Dの下端部25が筒部2Aの下端26より下側に位置し、また枠体8Dの下端部25の中央に凹形状の溝27を設けた構成とする。
上記構成において、屋外フードが浴室など湿気のある場所に設置された際には、筒部2A内に結露水が溜まる場合がある。筒部2A内に溜まった結露水はベース部4Cに到達し、枠体8Dの下端部25に落下し、下端部25の室外側端部28から滴下する。このとき結露水が滴下する場所は外壁16Bから離れた場所であるため、結露水が滴下する際に外壁16Bに付着することがない。また、この結露水は筒部2A内の汚れを含んでいるので汚れた水であり、壁に結露水が付着すると壁が汚れるが、結露水が壁から離れて落ちるため壁を汚すのを防止できる。
また、枠体8Dの下端部25の中央に凹形状の溝27を設けているので、筒部2A内に溜まった結露水はベース4C部を経由し、枠体8Dの下端部25の中央の凹形状の溝27に落ちる。そして、室外側端部28から滴下する。この際、結露水は枠体8Dの下端部25のさらに下がった位置である凹形状の溝27内を流れるため、結露水排出の際、結露水がシャッター板9Dに接触することがない。このとき、汚れを含んだ結露水がシャッター板9Dの下端に接触すると、結露水に含んだ汚れがシャッター板9Dに付着してしまい、長い間の使用においてシャッター板9Dの下方に汚れが付着し、汚れによってシャッター板9D重量が重くなり、シャッター板9Dの開閉に支障をきたすことがあるが、結露水は凹形状の溝27上を流れるため、シャッター板9Dに付着しないため、長時間の使用においてもシャッター板9Dの重量が変化せず、シャッター板9Dの耐久性を向上できる。
(実施の形態6)
図11に示すように、枠体8Eに塗装29を施した構成としたものである。
上記構成において、たとえば枠体8Eが金属製であると、軸穴7Bの加工の際、軸穴7Bに微小な突起(バリ)が発生することがある。シャッター板9Eが風圧により開閉を繰り返すときにシャッター軸12Bと軸穴7Bが摺動するため、軸穴7B部に微小な突起(バリ)があるとシャッター軸12Bが傷つき、シャッター板9Eが引っかかり正常に動かなくなることがある。上記のように枠体8Eには塗装29を施しているので、軸穴7Bには塗膜面が形成され、微小な突起(バリ)がなくなり、シャッター軸12Bと軸穴7Bとが摺動しても、シャッター板9Eが傷つくことがなく、シャッター板9Eの引っかかりを防止できるのでシャッター板9Eの耐久性を向上できる。
(実施の形態7)
図12および図13に示すように、枠体8Fの内周面30に緩衝部材31を貼り付けた構成とする。
上記構成において、シャッター板9Fが開放状態から閉鎖状態になるときにはシャッター板9Eは枠体の内周面30に貼り付けた弾性を有した緩衝部材31に当接するため、閉鎖したときの音を小さくすることができる。
本発明にかかる屋外フードのシャッター板の取付構造は、台風などの強風が吹いたときでもシャッター板が外れない構造によって、空調機、送風機等に設けられているシャッターの取付構造にも適用できる。
本発明の実施の形態1の屋外フードの断面図 同屋外フードのシャッターユニットの組み立て状態を示す斜視図 同屋外フードのシャッター板にシャッター軸を取り付ける状態を示す斜視図 本発明の実施の形態2の屋外フードのシャッター板を示す正面図 同屋外フードのシャッターユニットの組み立て状態を示す斜視図 同屋外フードの断面図 本発明の実施の形態3の屋外フードの断面図 本発明の実施の形態4の屋外フードの断面図 本発明の実施の形態5の屋外フードの断面図 同屋外フードのシャッターユニット組み立て状態を示す斜視図 本発明の実施の形態6のシャッターユニットの組み立て状態を示す斜視図 本発明の実施の形態7の屋外フードの断面図 同換気フードのシャッターユニットの組み立て状態を示す斜視図 従来の屋外フードの断面図 同屋外フードの正面図
符号の説明
1 ダクト
2 筒部
2A 筒部
3 開口部
4 ベース部
5 フード部
7 軸穴
8 枠体
8C 枠体
8D 枠体
8E 枠体
8F 枠体
9 シャッター板
9A シャッター板
9B シャッター板
10 L字状の溝
11 段差部
12 シャッター軸
14 屋外フード
19 穴
20 切り込み
21 屈曲部
22 折り返し部
24 上部
25 下端部
26 下端
27 凹形状の溝
29 塗装
30 内周面
31 緩衝部材

Claims (8)

  1. 室内と室外を連通するダクト内に嵌挿される筒部を有し、略中央に開口部を有したベース部と、前記ベース部の室外側に下方に開口を形成するように設けられるフード部を有し、前記ベース部の室外側表面には、左右上部に軸穴を有した枠体が固定され、前記ベース部の略中央の開口部をシャッター板が遮蔽できる位置に配置され、前記シャッター板の上端には左右対称にL字状の溝を有し、前記L字状の溝に左右対称となる段差部を有した金属製のシャッター軸が係止され、シャッター軸の左右端部は前記枠体の軸穴に軸支され、シャッター板の面上にかかる風圧により、略中央の開口部を遮蔽および開放できることを特徴とした屋外フード。
  2. 室内と室外を連通するダクト内に嵌挿される筒部を有し、略中央に開口部を有したベース部と、前記ベース部の室外側に下方に開口を形成するように設けられるフード部を有し、前記ベース部の室外側表面には、左右上部に軸穴を有した枠体が固定され、前記ベース部の略中央の開口部をシャッター板が遮蔽できる位置に配置され、前記シャッター板の上部に2つの穴を有し、穴の上部には外側に向かう切り込みを有し、この切り込みは、前記穴を起点として前記シャッター板の外周端部まで設けられ外周端部にてシャッター板の外部に開放されたものであって、前記2つの穴に左右対称となる段差部を有した金属製のシャッター軸が係止され、シャッター軸の左右端部は前記枠体の軸穴に軸支され、シャッター板の面上にかかる風圧により、略中央の開口部を遮蔽および開放できることを特徴とした屋外フード。
  3. シャッター板の下方が、室内側に屈曲している屈曲部を有したことを特徴とした請求項1または2記載の屋外フード。
  4. 枠体の上部前方に、折り返し部を設けたことを特徴とした請求項1記載の屋外フード。
  5. 枠体の下端が、筒部の下端より下側に位置する構成としたことを特徴とした請求項1または4記載の屋外フード。
  6. 枠体の下端中央部に、凹形状の溝を設けたことを特徴とした請求項1、4、5のいずれかに記載の屋外フード。
  7. 枠体に、塗装を施したことを特徴とした請求項1、4、5、6のいずれかに記載の屋外フード。
  8. 枠体の内周面に、緩衝部材を貼り付けたことを特徴とした請求項1、4、5、6、7のいずれかに記載の屋外フード。
JP2006094023A 2006-03-30 2006-03-30 屋外フード Active JP4760486B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006094023A JP4760486B2 (ja) 2006-03-30 2006-03-30 屋外フード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006094023A JP4760486B2 (ja) 2006-03-30 2006-03-30 屋外フード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007271105A JP2007271105A (ja) 2007-10-18
JP4760486B2 true JP4760486B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=38674101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006094023A Active JP4760486B2 (ja) 2006-03-30 2006-03-30 屋外フード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4760486B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7411992B2 (ja) 2020-02-04 2024-01-12 満久 清水 換気装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5249556U (ja) * 1975-10-07 1977-04-08
JPH0134034Y2 (ja) * 1981-03-30 1989-10-17
JPS6236332U (ja) * 1985-08-19 1987-03-04
JPH02124435U (ja) * 1989-03-17 1990-10-12
JP2553191B2 (ja) * 1989-03-17 1996-11-13 株式会社東芝 排気ダクト用シャッタ装置
JP3266482B2 (ja) * 1995-11-14 2002-03-18 東芝キヤリア株式会社 通風口のシャッタ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007271105A (ja) 2007-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102243611B1 (ko) 창문형 에어컨 조립체 및 창문형 에어컨 조립체용 유입수 차단부재
JP4935653B2 (ja) 換気用ベントキャップ
JP4760486B2 (ja) 屋外フード
JP4930352B2 (ja) 換気用ベントキャップ
JP3983538B2 (ja) 屋外フード
JP2010121274A (ja) 防雨ルーバー
WO2011096186A1 (ja) 外壁端末換気口
JP7425838B2 (ja) 開口部建材
JP6470504B2 (ja)
JP6430846B2 (ja) 窓枠用排水装置
JP4771341B2 (ja) ドア用下枠フラットサッシ構造
JP4888907B2 (ja) 建具用弁装置及び建具
JP4788395B2 (ja) 外壁端末換気口
JP2018159209A (ja) 換気装置及び建具
JP4926020B2 (ja) 屋外端末部品、及び屋外端末部品の装着方法
JP4926022B2 (ja) 屋外端末部品
JP5713767B2 (ja) 換気装置
JP5515801B2 (ja) 外壁端末換気口
JP6164825B2 (ja) 開口部装置
JPH06221633A (ja) 換気口のカバー装置
JP2012180984A (ja) シャッター装置
JP4926021B2 (ja) 屋外端末部品
JP4930351B2 (ja) 換気用ベントキャップ
JP4341374B2 (ja) 屋外フード
JP2019002622A (ja) ウェザーカバー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080313

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110523

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4760486

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3