JP4341374B2 - 屋外フード - Google Patents

屋外フード Download PDF

Info

Publication number
JP4341374B2
JP4341374B2 JP2003375411A JP2003375411A JP4341374B2 JP 4341374 B2 JP4341374 B2 JP 4341374B2 JP 2003375411 A JP2003375411 A JP 2003375411A JP 2003375411 A JP2003375411 A JP 2003375411A JP 4341374 B2 JP4341374 B2 JP 4341374B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
hood
outdoor hood
outdoor
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003375411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005140363A (ja
Inventor
隆 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2003375411A priority Critical patent/JP4341374B2/ja
Publication of JP2005140363A publication Critical patent/JP2005140363A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4341374B2 publication Critical patent/JP4341374B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Description

本発明は、建物の換気を行うために通風路に取り付けられる屋外フードに関するものである。
従来、この種の屋外フードは室外からの外風の侵入防止のためにシャッターを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その屋外フードについて図13および図14を参照しながら説明する。
図に示すように、壁101に開口された壁体開口部102にダクト103が差し込まれ、円筒状の筒部104と、中央に開口部105と、フランジ面106とからなる本体107が固定され、本体107には、フード108が固定されている。また、フランジ面106にはシャッター軸109を保持し、そのシャッター軸109に軸支されたシャッター110が垂下状態からフード108内部で開状態となるよう回動自在に設られ、シャッター110の外周にシャッター110を内包するように遮蔽手段111を設けられてなる屋外フード112の構成とされていた。そして、屋外フード112を施工する際には、壁101内のダクト103に内接するように筒部104を挿入し、筒部104に固定された板バネ113により壁101に取着していた。
そして、室内側114の換気扇(図示せず)を運転すると、換気扇の風圧でシャッター110がシャッター軸109を中心として室外側115方向に回動し、シャッター110が開き、室内の空気の排気を行う。また、台風のような強風雨が発生したときは、外風雨の侵入防止のため、換気扇の運転を止める。換気扇を停止すると、換気扇の風圧がなくなるためシャッター110が垂下状態となり、通風経路116を閉鎖する。このとき、台風によって、風117がフード下部118から侵入したときは、シャッター110が風117によって煽られて開き、通風経路116を開放した状態となり、シャッター110が小刻みな開閉状態となり、シャッターのバタツキ音が発生してしまうため、シャッター110の外周に遮蔽手段111により、下からの風117による煽りを防いでいた。
特開2003−42527号公報
このような従来の屋外フードでは、遮蔽手段111は下からの風117に対してシャッター110の煽りを防ぎ、シャッター110のバタツキ音の発生を防止できるが、屋外フード112の通風経路116を大きく塞ぐ抵抗を用いることとなり、屋外フード112の圧力損失の抵抗を大きくしてしまい、換気性能を損なわせるという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためのものであり、外風による煽りを防止することによりシャッターのバタツキ音の発生を防止し、かつ圧力損失を少なくできる屋外フードを提供することを目的としている。
本発明の屋外フードは上記目的を達成するために、壁内に設けられ室内と室外を連通させるダクト内に挿入される筒部と、外壁側に設けられ略中央に開口部を有した本体と、この本体を覆うようにして設けられ下方を開口したフードと、前記筒部内にシャッター軸を有し、このシャッター軸に上部側が軸支され前後方向に回動自在に設けられたシャッターとを備えた屋外フードにおいて、前記シャッターの閉状態にはシャッターの全部が前記筒部内に納まり、前記シャッターの開状態にはその一部をフード内部となる位置に設けてなり、前記シャッターの閉鎖時自然垂下状態となった前記シャッターに、前記フード下方の開口から吹き上げてくる風が方向を変えてほぼ垂直方向に風圧がかかる構成としたものである。
この手段により、外風による煽りを防止することによりシャッターのバタツキ音の発生を防止し、かつ圧力損失を少なくできる屋外フードが得られる。
また、シャッターはその取り付け位置を本体の外壁取付部より室内側に5mm以上20mm以下の位置としたものである。
この手段により、外風による煽りを防止することによりシャッターのバタツキ音の発生を防止し、かつ圧力損失を少なくできる屋外フードが得られる。
また、上部側をシャッター軸に軸支されて回動自在に設られたシャッターが筒部の通風経路を閉鎖する位置に、前記シャッターに当接する下部ストッパーを設けるとともに、前記シャッターの閉鎖回動時にシャッターが前記下部ストッパーに当接する前に、前記シャッターの上端部に当接させる柔軟性を有した上部ストッパーを設けたものである。
この手段により、シャッターのバタツキ音や衝突音を低減できる屋外フードが得られる。
また、シャッターをアルミ、または樹脂で形成したものである。
この手段により、シャッターのバタツキ音や衝突音を低減できる屋外フードが得られる。
また、上部ストッパーを、円錐形状の緩衝ストッパーとしたものである。
この手段により、シャッターのバタツキ音や衝突音を低減できる屋外フードが得られる。
また、筒部内部に両端にシャッター軸を通す軸穴を有し、その上方に上部ストッパーを設け一体としたシャッター吊部材と、上部に前記シャッター軸を通すシャッター軸穴を有したシャッターとを、前記シャッター軸によって一体に形成したシャッターユニットを設けたものである。
この手段により、組み立て上のばらつきによるシャッター閉時の開閉不良を防止することができる屋外フードが得られる。
また、シャッターの外周部に屈曲部を形成したものである。
この手段により、シャッターのたわみによるシャッターの引っかかりによる開閉不良を防止できる屋外フードが得られる。
本発明によれば、圧力損失が小さく、かつ外風の侵入防止をはかり、さらに、バタツキ音などのシャッター騒音の発生防止ができる屋外フードを提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、壁内に設けられ室内と室外を連通させるダクト内に挿入される筒部と、外壁側に設けられ略中央に開口部を有した本体と、この本体を覆うようにして設けられ下方を開口したフードと、前記筒部内にシャッター軸を有し、このシャッター軸に上部側が軸支され前後方向に回動自在に設けられたシャッターとを備えた屋外フードにおいて、前記シャッターの閉状態にはシャッターの全部が前記筒部に納まり、前記シャッターの開状態にはその一部をフード内部となる位置に設けてなり、前記シャッターの閉鎖時自然垂下状態となった前記シャッターに、前記フード下方の開口から吹き上げてくる風が方向を変えてほぼ垂直方向に風圧がかかる構成としたものであり、外風による煽りを防止することによりシャッターのバタツキ音の発生を防止し、かつ圧力損失を少なくすることができるという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の屋外フードに、シャッターはその取り付け位置を本体の外壁取付部より室内側に5mm以上20mm以下の位置としたものであり、外風による煽りから起こるシャッターの開き量と、屋外フード内の圧力損失とを勘案して適切なシャッターの位置とすることで、シャッターのバタツキ音の発生を防止し、かつ圧力損失を少なくできるという作用を有する。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の屋外フードに、上部側をシャッター軸に軸支されて回動自在に設られたシャッターが筒部の通風経路を閉鎖する位置に、前記シャッターに当接する下部ストッパーを設けるとともに、前記シャッターの閉鎖回動時にシャッターが前記下部ストッパーに当接する前に、前記シャッターの上端部に当接させる柔軟性を有した上部ストッパーを設けたものであり、シャッターが下部ストッパーに当接する前に筒部内部の上部ストッパーに当接するので、シャッターの上端部が上部ストッパーに当接する際の衝突音は低減され、シャッター衝突音の騒音を低減できるという作用を有する。
また、請求項4記載の発明は、請求項1、2または3記載の屋外フードに、シャッターをアルミ、または樹脂で形成したものであり、シャッターの重量が軽くなるため、圧力損失を小さくでき、また換気扇停止時、シャッター衝突音の騒音を低減できるという作用を有する。
また、請求項5の発明は、上部ストッパーを、円錐形状の緩衝ストッパーとしたので、シャッターが閉じる際、シャッターの上端部が柔軟性を有した円錐形状の緩衝ストッパーに当接するため、当接の際、シャッターの上端部は緩衝ストッパーと点接触であるため、シャッターと接触する面積が微小であるため、衝突音は低減し、シャッター衝突音の騒音を低減できるという作用を有する。
また、請求項6の発明は、筒部内に両端にシャッター軸を通す軸穴を有し、その上方に上部ストッパーを設け一体としたシャッター吊部材と、上部に前記シャッター軸を通すシャッター軸穴を有したシャッターとを、前記シャッター軸によって一体に形成したシャッターユニットを設けたものであり、軸穴を介してシャッター軸と上部ストッパーとが一体に形成されているため、ミリ単位以下の精度を有することができるので、組み立て上のばらつきによるシャッター閉時の開閉不良を防止することができるという作用を有する。
また、請求項7記載の発明は、シャッターの外周部に屈曲部を形成したので、シャッターの強度が向上されるため、シャッターのたわみを防止でき、たわみによるシャッターの引っかかりによる開閉不良を防止できるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図4に示すように、本発明の屋外フードは、壁内1に設けられ、室内2と室外3を連通するダクト4に挿入される筒部5と、外壁6側に取り付けられ、略中央に開口部7を有した本体8と、この本体8を覆うようにして設けられるフード9と、筒部5内にシャッター軸10を有し、このシャッター軸10に軸支され回動自在に設けられたシャッター11とを備え、シャッター11の位置はシャッター11の閉状態にはシャッター11の全部が筒部5内に納まり、シャッター11の開状態にはその一部をフード9の内部となる位置に設けてなる屋外フード12の構成とする。
そして、屋外フード12を外壁6に施工する際には、外壁6に開口された壁体開口部13にダクト4が差し込まれ、筒部5をダクト4内に挿入する。このとき、筒部5の円筒外周部に設けられた板バネ14がダクト4の内壁に係止され、外壁6に屋外フード12が取着されることとなる。
また、シャッター10はその取付位置範囲Aを本体8の外壁取付部より室内2側に5mm以上20mm以下の位置とした構成とする。
また、シャッター11はその素材をアルミ、または樹脂で形成する構成とする。
上記構成において、室内2側に設置された換気扇(図示せず)を運転すると、換気扇の風圧でシャッター11が軸10を中心として室外3側方向に回動しシャッター11が開く。このとき、シャッター11のシャッター下端部15は筒部5内から脱し、フード9内に位置する。このようにシャッター11が開くことになり、通風経路16を開放し、換気扇による排気を行う。このとき例えばシャッター11の位置が開状態となっても筒部5内に位置する構造であれば、換気の通風経路16を塞ぐ空間が大きいため、シャッター11による圧力損失が大きく換気の能力を著しく低下してしまう。しかしながら、このようにシャッター開状態で、シャッター下端部15がフード9内に位置することにより、シャッター11によって通風経路16を塞ぐ空間は少ないため、屋外フード12の圧力損失を小さくすることができる。
そして、台風のような強風雨が発生したときは、室外3からの風雨の侵入を防ぐため、換気扇の運転を停止する。換気扇を停止すると、シャッター11を開かせるための風圧がなくなるため、シャッター11は自然垂下状態となり、通風経路16を閉鎖する。このような強風雨時には、室外3で発生する風は外壁6に当たり、外壁6の面に沿って上方に吹き上げる風17となる。またその吹き上げの風17はフード9のフード下部18より侵入する。フード下部18より侵入した吹き上げの風17は筒部5内でその方向を変え風17aとなりシャッター11に風圧をかけ、シャッター11を閉方向すなわち室内2の方向に押し、シャッター下端部15が筒部5内の下部ストッパー19に当接し、通風経路16の封止状態を保ち、外風の侵入を防止する。このように、フード9内に吹き上げの風17が侵入しても、シャッター11は筒部5内に位置しているため、筒部5内には、室外3から室内2の方向へシャッター11とほぼ垂直に風圧がかかる風17aとなってシャッター11を押すので、吹上げの風17がフード9内に侵入しても、シャッター11が煽られ開くことがないため、シャッターが外風によって開閉し、それによって起こるシャッターのバタツキ音を防止できる。
また、図4はシャッター11を筒部5内の各位置に設定した条件において、換気扇を停止した状態で、人口的に下から吹き上げの風17を与えたときのシャッター11が煽られ開く量と、換気扇を運転した状態での屋外フードの圧力損失の大きさを示したグラフである。煽りによる開く量および、圧力損失はともに小さくなるほど良いを示す。図4に示すように、シャッター11の位置を外壁6よりフード9側に位置すると、煽りによってシャッター11が開き、風雨の侵入を許してしまい、バタツキ音の発生頻度を増大させてしまう。このとき、外壁6よりフード9側へ10mm以上の位置のときには圧力損失も著しく増大してしまうこととなる。逆にシャッター11の位置が外壁6に対し室内2側へ位置させると煽りによる開く量は少なくなるが、圧力損失は増加傾向となる。さらに、20mmを超えた位置のときには、煽りによってシャッター11が開く量は0であるが、換気運転時、シャッター開状態で筒部5の空間の通風経路16を塞ぐ空間が大きいため圧力損失を著しく増大してしまう。すなわち、シャッター11の位置が外壁6、すなわち本体8の外壁取付部に対し室内2側に5mmから20mmの位置であれば、煽りによるシャッターの開状態となる影響を受けなく、かつ圧力損失を損なわない屋外フードが提供できる。
また、シャッター11の素材がアルミ、または樹脂で形成されているため、換気扇運転の風圧によってシャッター11が開く際、シャッター11の重量が軽いため、シャッター11が開き易くなり、圧力損失を小さくでき、またシャッター11の重量が軽いため、換気扇停止時にシャッター11が下部ストッパー19に当接する際のシャッター衝突音の騒音を低減できる。
(実施の形態2)
図5〜図7に示すように、シャッター軸10を筒部5内に位置し、その上部側20を支持して回動自在として設けたシャッター11が筒部5の通風経路16を閉鎖する位置にシャッター11に当接する下部ストッパー19を設けるとともに、シャッター11の閉鎖回動時にシャッター11が下部ストッパー19に当接する前にシャッター上端部21に当接する柔軟性を有した上部ストッパー22を設けた構成とする。
また、図7に示すように、上部ストッパー22を、柔軟性を有し円錐形状としてなる緩衝ストッパー23とする。上部ストッパー22および緩衝ストッパー23は、弾性ゴム、エラストマー、または繊維などの材料からなるものである。
上記構成において、シャッター11が開く動作は実施の形態1と同じであるため説明を省略する。そして、シャッター11が閉じる時には、シャッター11がシャッター軸10を中心に鉛直垂下状態になるよう回動するが、シャッター11は下部ストッパー19に当接する前に筒部5内の上部ストッパー22に当接し、シャッター11を閉状態とする。室外で台風のような強い外風が発生したとき、吹き上げの風17は筒部5内でその方向を変え風17aとなり、シャッター11の面に室外3側から風圧がかかると、シャッター11はさらに、シャッター下端部15が下部ストッパー19に当接し、通風経路16を封止する。このとき、シャッター11は回転の軸がその上部側20を中心として回動するため、閉回動時、シャッター上端部21はシャッター下端部15より周速が遅く、シャッター上端部21が上部ストッパー22に当接する際の衝突音は小さい音となり、シャッター衝突音の騒音を低減できる。
また、シャッター11が閉じる際、シャッター上端部21が柔軟性を有し円錐形状の緩衝ストッパー23に当接し、当接の際、シャッター上端部21は緩衝ストッパー23と点接触であるため、当接の際にシャッター11と接触する面積が微小であり、衝突音は小さい音となり、シャッター衝突音の騒音を低減できる。
(実施の形態3)
図8〜図10に示すように、筒部5内に、両端にシャッター軸10を通す軸穴24を有し、その上方に上部ストッパー25を設け一体としたシャッター吊部材26と、上部両端にシャッター軸10を通すシャッター軸穴27を有したシャッター11とを、シャッター軸10によって軸穴24および、シャッター軸穴27とを連通するように挿入してユニット化したシャッターユニット28を設けた構成とする。
上記構成において、シャッターユニット28を組み立てる工程は、シャッター吊部材26とシャッター11とを、軸穴24とシャッター軸穴27とが同軸上になるように配置させ、シャッター軸10を挿入しシャッターユニット28を組み立てる。このシャッターユニット28を筒部5内部に固定させ、屋外フード12を形成する。
屋外フード12を外壁6に施工した後、換気扇を運転した際の動作は実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。換気扇を運転した状態から換気扇を停止させると、シャッター11は換気扇の風圧がなくなり、自然鉛直垂下状態となるがシャッター11のシャッター上端部21は上部ストッパー25に当接し、シャッター11が閉状態となる。このとき、シャッター11を保持する位置をきめる部分である軸穴24と、シャッターを閉状態にさせる位置を決める上部ストッパー25とがシャッター吊部材26で一体形成されているので、筒部5内にシャッターユニット28を収めるときの組み立て精度が良くなる。たとえば、組み立てのばらつきによって、上部ストッパー25の位置がシャッター11の位置に対し、正規位置より反フード9側に位置する場合にはシャッター11が鉛直垂下状態とならない位置でシャッター上端部21が上部ストッパー25にあたり、シャッター11が半開状態となり、シャッター11により通風経路16を閉鎖することができなくなる。逆に上部ストッパー25がフード9側に位置する場合には、シャッターが閉まる際、シャッター上端部21が上部ストッパー25に当接するより先に、シャッター下端部15が下部ストッパー19に当接するため、シャッター11が上部ストッパー25に当接し減速することなしに下部ストッパー19に当たるため、大きな衝突音が発生し、シャッター閉時に騒音を発生させるという2つの不具合が発生してしまう。また、このシャッター11の保持位置と上部ストッパー25の位置ずれによって発生する不良は数ミリ以下の僅かなずれによって発生するため、このように、軸穴24を介してシャッター軸と上部ストッパー25が金型で一体形成されているため、ミリ単位以下の精度を有することができるので、組み立て上のばらつきによるシャッター閉時の開閉不良を防止することができる。
(実施の形態4)
図11および図12に示すように、シャッター11部の外周部に屈曲部29を形成し、シャッター11を略L字形状とする。
上記構成において、台風などの強風発生時は風17aによって、シャッター11の面30には強く風圧がかかるため、シャッター11が室内2側に凸状にたわむような力が加わるが、このとき、シャッター11に屈曲部29を形成しているため、シャッター面30に垂直方向に働く外力に対する強度が向上され、強風によってシャッター11の面30に風圧がかかっても、シャッター11のたわみを防止できるので、たわみによって上部ストッパー25または下部ストッパー19などにシャッター11が引っかかりシャッター11が動かないといったシャッターの開閉不良を防止することができる。
本発明は、外気または室内空気の通風路を有し、外風による煽りを防止することによりシャッターのバタツキ音の発生を防止し、かつ圧力損失を少なくする機能が求められる屋外端末器等の用途として有用である。
本発明の実施の形態1の屋外フードの構成を示す断面図 同屋外フードのシャッター開状態を示す断面図 同屋外フードの通風経路を封止する状態を示す断面図 同屋外フードのシャッターの各位置に対する性能を示すグラフ 本発明の実施の形態2の屋外フードの構成を示す断面図 同屋外フードの通風経路を封止する状態を示す断面図 同屋外フードの緩衝ストッパーを示す断面図 本発明の実施の形態3の屋外フードのシャッターユニットを分解した構成を示す斜視図 同屋外フードのシャッターユニットの構成を示す斜視図 同屋外フードの通風経路を封止する状態を示す断面図 本発明の実施の形態4の屋外フードの構成を示す斜視図 同屋外フードの風の侵入経路を示す断面図 従来の屋外フードのシャッター開状態を示す断面図 同屋外フードの風の侵入経路を示す断面図
符号の説明
1 壁内
2 室内
3 室外
4 ダクト
5 筒部
6 外壁
7 開口部
8 本体
9 フード
10 シャッター軸
11 シャッター
12 屋外フード
16 通風経路
17 風
17a 吹き上げの風
19 下部ストッパー
22 上部ストッパー
23 緩衝ストッパー
24 軸穴
25 上部ストッパー
26 シャッター吊部材
27 シャッター軸穴
28 シャッターユニット
29 屈曲部

Claims (7)

  1. 壁内に設けられ室内と室外を連通させるダクト内に挿入される筒部と、外壁側に設けられ略中央に開口部を有した本体と、この本体を覆うようにして設けられ下方を開口したフードと、前記筒部内にシャッター軸を有し、このシャッター軸に上部側が軸支され前後方向に回動自在に設けられたシャッターとを備えた屋外フードにおいて、前記シャッターの閉状態にはシャッターの全部が前記筒部内に納まり、前記シャッターの開状態にはその一部をフード内部となる位置に設けてなり、前記シャッターの閉鎖時自然垂下状態となった前記シャッターに、前記フード下方の開口から吹き上げてくる風が方向を変えてほぼ垂直方向に風圧がかかる構成とした屋外フード。
  2. シャッターはその取り付け位置を本体の外壁取付部より室内側に5mm以上20mm以下の位置とした請求項1記載の屋外フード。
  3. 上部側をシャッター軸に軸支されて回動自在に設られたシャッターが筒部の通風経路を閉鎖する位置に前記シャッターに当接する下部ストッパーを設けるとともに、前記シャッターの閉鎖回動時に前記シャッターが前記下部ストッパーに当接する前に前記シャッターの上端部を当接させる柔軟性を有した上部ストッパーを設けた請求項1または2記載の屋外フード。
  4. シャッターをアルミ、または樹脂で形成した請求項1、2、または3記載の屋外フード。
  5. 上部ストッパーを円錐形状の緩衝ストッパーとした請求項3記載の屋外フード。
  6. 筒部内に両端にシャッター軸を通す軸穴を有し、その上方に上部ストッパーを設け一体としたシャッター吊部材と、上部に前記シャッター軸を通すシャッター軸穴を有したシャッターとを、前記シャッター軸によって一体に形成したシャッターユニットを設けた請求項1記載の屋外フード。
  7. シャッターの外周部に屈曲部を形成した請求項1、2、3、4、5、または6記載の屋外フード。
JP2003375411A 2003-11-05 2003-11-05 屋外フード Expired - Lifetime JP4341374B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003375411A JP4341374B2 (ja) 2003-11-05 2003-11-05 屋外フード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003375411A JP4341374B2 (ja) 2003-11-05 2003-11-05 屋外フード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005140363A JP2005140363A (ja) 2005-06-02
JP4341374B2 true JP4341374B2 (ja) 2009-10-07

Family

ID=34686791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003375411A Expired - Lifetime JP4341374B2 (ja) 2003-11-05 2003-11-05 屋外フード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4341374B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005140363A (ja) 2005-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5914669Y2 (ja) ベンチレ−シヨングリル
CN112627699B (zh) 排水装置及门窗
WO2014188557A1 (ja) 制御箱
JP4341374B2 (ja) 屋外フード
AU2018271249B2 (en) Ventilation apparatus
JP4748894B2 (ja) 換気系の室外端末器
JP2007138663A (ja) スライド・スイング式ドア
JP4888907B2 (ja) 建具用弁装置及び建具
JP2000304345A (ja) 給気ダンパ
JP2015224433A (ja)
JP2006194455A (ja) 換気装置
JP2005043003A (ja) 換気フードの風路開閉装置
JP3519606B2 (ja) 風除け室用ドア
JP4485777B2 (ja) 振動吸収機能付きシャッター及びシャッター付き換気装置
JP6352139B2 (ja) 換気装置
JP3649295B2 (ja) 換気構造
JP4760486B2 (ja) 屋外フード
JP6333695B2 (ja) 換気装置
JP6164825B2 (ja) 開口部装置
JPH0245417Y2 (ja)
JP3147338U (ja) 正面カバー型通気口装置
KR20070101678A (ko) 환풍기
JPH04323438A (ja) 換気口構造
JPH0241270Y2 (ja)
KR20240064335A (ko) 루버용 후드캡의 실내 설치 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050801

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080909

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090616

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090629

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4341374

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130717

Year of fee payment: 4

EXPY Cancellation because of completion of term