JP6164825B2 - 開口部装置 - Google Patents

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本発明は、障子の振動を制御する支持部材を用いた開口部装置に関する。
例えば浴室の開口部に設けられるドア等の開口部装置には、換気のために内外を連通する通気口が備え付けられていることが多い。
このような通気口が備え付けられた開口部装置として、特許文献1には、枠体内に配置される戸体の下框に沿って、浴室内と浴室外とを連通する通気用ガラリを備える浴室用開口部装置が開示されている。また、特許文献2には、浴室の開口部に設けられた枠体の枠内に具備された戸体の少なくとも一方の縦框に沿って、浴室内と浴室外とを連通する通気用ガラリを備える構造が開示されている。この通気用ガラリは、縦框と協働して通気用の間隙を形成するガラリ部材を備え、これら縦框及びガラリ部材は、少なくとも一カ所が連結部材で連結され、この連結部材には通気用ガラリ内に浸入した水を浴室内に導く案内面を設けたことを特徴としている。
特許文献2に記載の技術によれば、縦框に通気用ガラリを設けることにより、特許文献1のように下框(横框)に通気用ガラリを設ける場合と比較して、よりシンプルな框体とすることができるため、意匠性を向上させることが可能となる。
また、縦框に通気用ガラリを設けると横框に通気用ガラリを設けた場合よりも、溝部分にゴミやちり等が溜まりにくいという利点がある。
特開平10−153057号公報 特開2006−226010号公報
一方、障子(戸体)の左右方向一端側を軸として揺動することにより障子が開閉するいわゆる開き戸の形式の開口部装置では、障子の閉鎖時であっても吊元側の縦枠と障子の吊元側端部との間に空気の流通路を形成することにより、これを通気用のガラリ(縦ガラリ)として機能させることができる。
しかしながら、このような縦ガラリを形成すると、障子の閉鎖時にも障子の揺動の軸となる支持部材(蝶番やヒンジ等)のみで支えられることになる。そのため、障子を閉めた時の衝撃により、支持されていない部分における吊元の框が振動し、障子の操作感が損なわれてしまう問題があった。このような振動は、障子のパネルにガラス等の重量が大きい部材を用いた場合にはより顕著なものとなり、開口部装置の操作上及び外観上の問題となっている。
そこで本発明は、縦ガラリが設けられても、障子を閉じる際に発生する振動を抑制することができ、操作性及び見栄えを向上させることできる開口部装置を提供する。
請求項1に記載の発明は、建物の開口部に設けられる枠体と、該枠体により枠組みされた枠内に配置される障子と、吊元側に設けられ、障子を吊元側を中心に揺動して開閉可能とする開閉軸部材と、を備え、枠体のうち吊元側に配置される縦枠である吊元側縦枠と障子との間には、該障子の閉鎖の姿勢で見込み方向に連通する通路が形成され、通路には、吊元側縦枠の両端部を除く一部に、障子の閉鎖の姿勢で吊元側縦枠及び障子に接触する支持部材を、具備し、支持部材は吊元側縦枠に固定された本体部と、該本体部から突出するように延び、吊元側縦枠の長手方向と同じ方向に長尺な接触部と、を有する、開口部装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の開口部装置において、支持部材は吊元側縦枠の長手方向中央となる位置に配置されている。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の開口部装置において、開閉軸部材がピボットヒンジである。
本発明によれば、縦ガラリが設けられても、障子を閉じる際に発生する振動を抑制することができ、開口部装置の操作性及び見栄えを向上させることできる。
1つの実施形態を説明する図で、開口部装置100の斜視図である。 図1の開口部装置100の浴室側正面視である。 図2のIII−III線に沿った断面図である 図2のIV−IV線に沿った断面図である。 支持部材13の斜視図である。 図2のVI−VI線に沿った断面図である。 図4のうち、吊元側に着目した図である。 図7と同一断面において、障子5を開放した姿勢の断面図である。 変形例を説明する図で、吊元側に着目した図である。
本発明の上記のような作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。ただし、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。
図1は、1つの実施形態に係る開口部装置100を説明する図であり、開口部装置100を浴室側から見た斜視図である。本実施形態では、開口部装置100は、浴室とこれに隣接する浴室外としての更衣室との間における建物開口部に備えられる例により説明する。
開口部装置100は、上枠1、下枠2、吊元側縦枠3、戸先側縦枠4、障子5、及び支持部材13(図2、4参照)を有している。本実施形態では、浴室と更衣室との間の開口部に上枠1、下枠2、吊元側縦枠3、戸先側縦枠4が四方枠組みされることにより、枠体が形成され、該枠体の枠内に障子5が設置されている。
障子5は、パネル6の外周縁部を上框7、下框8、吊元框9、戸先框10で囲むように配置することにより形成され、戸先框10には開閉操作手段11及び施錠手段12が備え付けられている。本実施形態では開閉軸部材として機能するピボットヒンジを軸として障子5を開閉するように構成されている。
また、後述するように、吊元側縦枠3と吊元框9との間に、浴室と浴室外とを連通する換気用のガラリ、すなわち縦ガラリ40が設けられている。縦ガラリ40は吊元側縦枠3及び吊元框9の延在方向の沿って形成され、該延在方向の略中央位置に、障子を閉鎖するときの振動を抑制する支持部材13が配置される。
以下各構成部材について詳しく説明する。図2は、図1の開口部装置100を浴室側正面から見た図である。図3は図2にIII−IIIで示した線に沿った鉛直方向断面図、図4は図2にIV−IVで示した線に沿った水平方向断面図である。
図3及び図4では断面図のうち、上枠1及び下枠2、並びに、吊元側縦枠3及び戸先側縦枠4が表れる両端部に注目して示し、その間の一部は省略している。また、図3は紙面左が浴室内側、紙面右が更衣室(浴室外)側、図4は紙面上が浴室内側、紙面下が更衣室(浴室外)側である。
ここで、各図では見易さのため、一部の部材を省略したり、部材の形状を誇張、変形して示す場合がある。
上枠1は枠体のうち上枠を形成する長尺の部材であり、図3に表れる断面を有して長手方向に延在する。上枠1は、該長手方向が開口部の上縁に沿って配置され、建物躯体に固定されている。上枠1の断面形状は特に限定されることなく、後述するように縦ガラリ40を形成することができるように構成されていればよい。本実施形態では、上記のようピボットヒンジで障子5を開閉可能とするため、上枠1のうち吊元側端部には軸受け1aが配置されている。
また、上枠1のうち更衣室側には見付け方向下方に向けて片1bが延びその先端に戸当たり1cが設けられている。
下枠2は枠体のうち下枠を形成する長尺の部材であり、図3に表れる断面を有して長手方向に延在する。下枠2は、該長手方向が開口部の下縁に沿って配置され、建物躯体に固定されている。下枠2の断面形状は特に限定されることなく、後述するように縦ガラリ40を形成することができるように構成されていればよい。本実施形態では、上記のようピボットヒンジで障子5を開閉可能とするため、下枠2のうち吊元側端部には下側ピボット軸2aが上方に向けて突出するように配置されている。
また、本形態では下枠2のうち更衣室側には戸当たり2bが立設するように設けられている。
吊元側縦枠3は枠体のうち吊元側となる縦枠を形成する長尺の部材であり、図4に表れる断面を有して長手方向に延在する。吊元側縦枠3は、該長手方向が開口部の縦縁に沿って配置され、上枠1の吊元側端部と下枠2の吊元側端部とを渡すようにして固定されるとともに建物躯体にも固定されている。吊元側縦枠3の断面形状は特に限定されることなく、後述するように縦ガラリ40を形成することができるように構成されていればよい。
本形態では吊元側縦枠3のうち浴室側及び更衣室側のそれぞれから戸先側縦枠4側に向けて見付け方向に延びる片3a、片3bが設けられている。片3aの先端は更衣室側に向けて折り曲げられている。
戸先側縦枠4は枠体のうち戸先側となる縦枠を形成する長尺の部材であり、図4に表れる断面を有して長手方向に延在する。戸先側縦枠4は、該長手方向が開口部の縦縁に沿って配置され、上枠1の戸先側端部と下枠2の戸先側端部とを渡すようにして固定されるとともに建物躯体にも固定されている。戸先側縦枠4の断面形状は特に限定されることなく通常の縦枠を用いることができる。
本形態では戸先側縦枠4のうち更衣室側から吊元側縦枠3側に向けて見付け方向に延びる片4aが設けられ、その先端に戸当たり4bが配置されている。
また、図4に表れているように、戸先側縦枠4のうち開閉操作手段11が配置された位置に対応して、開閉操作手段11から突出するラッチボルト11aを係止可能なストライク11bが設けられている。また、図1、図2に表れた施錠手段12に対応する位置には錠受け(不図示)が配置されている。
以上のような上枠1、下枠2、吊元側縦枠3、戸先側縦枠4が四方枠組みされて枠体とされ、開口部の縁に沿って建物躯体に固定されている。
障子5は上記ように、パネル6、上框7、下框8、吊元框9、戸先框10を有しており、それぞれ次のような構成を備えている。
パネル6は、矩形板状の面材であり、公知のものを用いることができる。これには例えばガラス板やポリスチレン樹脂等による樹脂板を挙げることができる。
上框7は、上横框を形成する長尺の部材であり、図3に表れる断面を有して長手方向に延在する。上框7の断面形状は特に限定されることなく、後述するように縦ガラリ40を形成することができるように構成されていればよい。
また、上框7のうち下框8側端部には、該下框8側に延びる2つの片が設けられ、その間にグレージングチャンネル7aが配置されている。
下框8は、下横框を形成する長尺の部材であり、図3に表れる断面を有して長手方向に延在する。下框8の断面形状は特に限定されることなく、後述するように縦ガラリ40を形成することができるように構成されていればよい。
また、上框8のうち上框7側端部には、該上框7側に延びる2つの片が設けられ、その間にグレージングチャンネル8aが配置されている。
吊元框9は、吊元側の縦框を形成する長尺の部材であり、図4に表れる断面を有して長手方向に延在する。吊元框9の断面形状は特に限定されることなく、後述するように縦ガラリ40を形成することができるように構成されていればよい。
また、吊元框9のうち戸先框10側端部には、浴室側及び更衣室側のそれぞれに片が設けられ、その間にグレージングチャンネル9aが配置されている。
さらに吊元框9の上端には、図3に表れているようにピボットヒンジで障子5を開閉可能とするため、上側ピボット軸7cが上方に向けて突出するように配置されている。
一方、吊元框9の下端には、下枠2に具備された下側ピボット軸2a(図3参照)を挿入して受ける軸受けが設けられている(不図示)。
また、吊元框9のうち見付け方向外側(戸先框10とは反対側)には、見付け方向外側に突出するように配置された水返し手段25が設けられている。水返し手段25は縦ガラリ40による間隙により浴室から更衣室へ水が通過することを防止するための手段である。そのため、水返し手段25は、障子5を閉鎖した姿勢で、見付け方向外側に向かうにつれて浴室側に向かうように湾曲した返し片25aを備えている。
戸先框10は、戸先側の縦框を形成する長尺の部材であり、図4に表れる断面を有して長手方向に延在する。戸先框10の断面形状は特に限定されることなく通常の形状を適用することができる。
本形態では、戸先框10のうち吊元框9側端部には、浴室側及び更衣室側のそれぞれに片が設けられ、その間にグレージングチャンネル10aが配置されている。
また、戸先框10の中央位置には、図1、図2、図4からわかるように、開閉操作手段11が設けられている。開閉操作手段11としては、操作部11c及びこれに連動するラッチボルト11aを備えるなど、通常のものを適宜採用することができる。
以上のような各構成要素を備える障子5は、パネル6の外周端部がグレージングチャンネル7a、8a、9a、10aを介して上框7、下框8、吊元框9、戸先框10に挿入され、障子5とされる。上框7、下框8、吊元框9、及び戸先框10はパネル6の外周に沿って枠組みされ、互いに連結される。
次に支持部材13について説明する。図5には支持部材13の斜視図を表した。支持部材の断面形状は図4に表れている。図4、図5からわかるように、支持部材13は本体13aを有し、該本体13aから突出するように延びる接触部13bを具備している。さらに、本体13aのうち接触部13bが突出する部位とは異なる部位から取付部13cが突出するように設けられている。
支持部材13は後述するように吊元側縦枠3と吊元框9とに接触して振動を抑制する部材であることから、所定の弾性を有していることが好ましく樹脂やゴムにより形成されていることが好ましい。
また、支持部材13の長手方向の大きさ(図5の紙面上下方向長さ)は特に限定されることはないが、長すぎると縦ガラリ40による空気の流通に影響を与えてしまい、短すぎると振動を抑制するための抵抗として効果が弱まってしまうという観点から、40〜50mm程度であることが好ましい。
以上のような各構成部材が次のように組み合わされて開口部装置100とされている。すなわち、上枠1、下枠2、吊元側縦枠3、及び戸先側縦枠4により形成された枠体内に、障子5を配置する。その際には下枠2に設けられた下側ピボット軸2a(図3参照)を障子5の吊元側框9の下端に具備された軸受けに挿入する。一方、吊元側框9の上端に設けられた上側ピボット軸7cを上枠1に設けられた軸受け1aに挿入する(図3参照)。これにより障子5をピボットヒンジを中心に揺動させることで開閉することが可能となる。なお、このときに吊元側縦枠3と吊元側框9との間には所定の間隙が設けれ、縦ガラリ40が形成されている。図6に縦ガラリ40を説明する図を示した。
図6は図2にVI−VIで示した線に沿った水平方向の断面図で、支持部材13が配置されていない部位における吊元側縦枠3及び吊元框9との関係を表した図である。図6にAで示した円は障子5の揺動の軸中心である。
図6からわかるように、障子5の閉鎖の姿勢でも吊元側縦枠3と吊元框9との間に間隙を有しており、これが縦ガラリ40として機能する。すなわち、図6に矢印Bで示したように、片3aと吊元框9との間、及び片3bと吊元框9との間を開口としてこの間を連通する通路が形成されている。
このとき、水返し手段25により当該通路が見込み方向に一直線となることが回避され、浴室側から通路に侵入した水が水返し手段25の片25aに当たり、下方へ落下するように構成されている。これにより更衣室側への水の侵入を防止している。また、片25aは浴室側からみて凹状に湾曲しているので、浴室側から侵入した水を効率よく片25aに当てて下方に導くことが可能である。
なお、縦ガラリ40ではこのように浴室側から更衣室側への水の侵入を防止しているが、特に障子5の下端部では縦ガラリ40への水の侵入の頻度及び水量が多いことを考慮して、当該障子5の下端部については、障子5の閉鎖時に通路を遮断するシール部材が配置されてもよい。
支持部材13は、図2、図4からわかるように吊元側縦枠3に取り付けられる。より詳しくは次の通りである。
支持部材13は吊元側縦枠3の長手方向、すなわち上下方向のうち概ね中央に配置されることが好ましい。これは、上下のピボット軸2a、7cを拘束点として障子(吊元側框9)に振動が生じることから、当該中央で振動の振れ幅が最も大きいことによる。ただし、必ずしも当該中央である必要はなく、障子の形態等を考慮して適宜変更することもできる。
一方、支持部材13は、吊元側縦枠9のうち、図4からわかるように更衣室側に設けられた片3bのうち、浴室側の面(見付け面)に配置される。これにより支持部材13が吊元框9に対向して配置できる。ここで、図4にも表れているように、障子5の閉鎖の姿勢で支持部材13の接触部13bが吊元框9に接触するように配置する。支持部材13の吊元側縦枠3への固定は特に限定されることはないが、本形態では取付部13cが吊元側縦枠3に設けられた穴(不図示)に挿入されて固定される。この他より強固に固定するため、接着剤やネジ等の固定部材を用いてもよいし、これらを取付部13cとともに併用してもよい。
以上説明した開口部装置100は次のように作用する。縦ガラリ40による浴室内外の通気については上記した通りなのでここでは説明を省略する。ここでは支持部材13による障子5の振動の抑制について説明する。図7に説明のための図を示した。図7は、図4のうち、吊元側縦枠3及び吊元框9の部位に注目した図である。図7にAで示した円は障子5の揺動の軸中心である。
一方、支持部材13が配置されている部位においては、支持部材13の接触部13bが吊元框9に接触しており、縦ガラリ40の更衣室側は支持部材13によって塞がれている。すなわち、障子5を閉鎖した姿勢では、支持部材13を配置した部位では、支持部材13が吊元側縦枠3及び吊元框9に接触しており、支持部材13を介して吊元側縦枠3と吊元框9とが接触している。
図8は図7と同一の断面において障子5を開放した姿勢の断面図である。図8からわかるように、障子5を開放したときには吊元框9はピボット軸を軸(A)として浴室内側に揺動する。すなわち障子を開放したときには、支持部材13は吊元框9や水返し手段25に接触することはなく、障子5は滑らかに回転する。
そして、図8に示した障子5の開放の姿勢から障子を閉鎖して図7の姿勢としたときには、支持部材13の接触部13bが吊元框9に接触するので、障子5の閉鎖時の衝撃により、振動が発生した場合であっても、吊元框9、すなわち障子5の振動を抑制することが可能となる。
図9には変形例を示した。図9(a)は1つの変形例、図9(b)は他の変形例である。いずれの変形例も上記1つの実施形態に対して支持部材が変形したものであり、他の部位は同じであることからここで、支持部材についてのみ説明し、他については同じ符号を付して説明を省略する。
図9(a)に示した支持部材29は、図9(a)に示した断面を有している。支持部材29の長手方向、及び配置位置については支持部材13と同様である。支持部材29は、吊元框9側に取り付けられ、障子5の閉鎖時に支持部材13の更衣室側の面が吊元側縦枠3の片3bに接触するように構成されている。また支持部材13の更衣室側の面は障子5の開放の際に吊元側縦枠3に接触しないように湾曲して形成されている。
このような支持部材29によっても支持部材13と同様の効果を奏する。
図9(b)に示した支持部材30は、支持部材29の更衣室側の面に突出部30aが設けられた例である。当該突出部30aは障子5の閉鎖の姿勢で片3bの端面に接触し、片3bを見付け方向(紙面右方)に押圧する。これによりさらに障子5の振動を抑制することが可能となる。
ここでは、障子を開閉軸部材としてのピボットヒンジで開閉する例について説明した。ピボットヒンジでは障子を上下端部で保持するため、縦ガラリを形成したときに振動が生じやすい形態であることから、本発明によりその効果は顕著に表れる。ただし、蝶番等のようなピボットヒンジでない開閉軸部材による開口部装置であっても、縦ガラリを設けることにより振動を生じることがあるので、本発明は他の形態の開閉軸部材を用いた開口部装置にも適用することができる。
1 上枠
2 下枠
3 吊元側縦枠
4 戸先側縦枠
5 障子
6 パネル
7 上框
8 下框
9 吊元框
10 戸先框
13 支持部材
25 水返し手段
29 支持部材
30 支持部材
40 縦ガラリ
100 開口部装置

Claims (3)

  1. 建物の開口部に設けられる枠体と、
    該枠体により枠組みされた枠内に配置される障子と、
    吊元側に設けられ、前記障子を前記吊元側を中心に揺動して開閉可能とする開閉軸部材と、を備え、
    前記枠体のうち前記吊元側に配置される縦枠である吊元側縦枠と前記障子との間には、該障子の閉鎖の姿勢で見込み方向に連通する通路が形成され、
    前記通路には、前記吊元側縦枠の両端部を除く一部に、前記障子の閉鎖の姿勢で前記吊元側縦枠及び前記障子に接触する支持部材を、具備し、
    前記支持部材は前記吊元側縦枠に固定された本体部と、該本体部から突出するように延び、前記吊元側縦枠の長手方向と同じ方向に長尺な接触部と、を有する、開口部装置。
  2. 前記支持部材は前記吊元側縦枠の長手方向中央となる位置に配置されている、請求項1に記載の開口部装置。
  3. 前記開閉軸部材がピボットヒンジである、請求項1又は2に記載の開口部装置。
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