JP2012220049A - 換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置本体の上端部が室内側に露出して美感の低下を来たすことの無い換気装置を提供する。
【解決手段】装置本体2と化粧板5との間には、第1及び第2係合機構8A,8Bを設ける。第1及び第2係合機構8A,8Bは、化粧板5を所定の上位置まで移動させた後、図2に示す装着位置まで下方へ移動させると、いずれも係合解除状態から係合状態になる。これにより、化粧板5を装置本体2に着脱可能に取り付ける。化粧板5の上端部には、化粧板5から上方へ突出した装置本体2の内面21を覆う遮蔽部材9を設ける。
【選択図】図2

Description

この発明は、室内の美感を重要視するような窓や戸等に設置するのに好適な換気装置に関する。
一般に、換気装置は、下記特許文献1に記載されているように、装置本体を有している。装置本体の内部には、室外と室内とを連通させる換気孔が形成されとともに、開閉部材が閉位置と開位置との間を回動可能に設けられている。開閉部材を操作部材によって開位置に回動させると、換気孔が開かれる。この結果、室外と室内との間において換気が行われる。操作部材によって開閉部材を閉位置に回動させると、換気孔が開閉部材によって閉じられ、換気が停止される。
ところで、室内の美感を重要視するような箇所に設置される換気装置においては、装置本体に化粧板が着脱可能に設けられている。化粧板は、装置本体への装着時には、装置本体の室内に臨む内面を覆う。これにより、装置本体が室内から目視されないようにし、換気装置の美感を向上させている。
化粧板は、第1及び第2係合機構によって装置本体に着脱可能に取り付けられている。第1及び第2係合機構は、化粧板を装置本体に対し上方へ向かって所定の上位置まで移動させた後、下方へ向かって所定の装着位置まで移動させると、いずれも解除状態から係合状態になる。これにより、化粧板が装置本体に着脱可能に取り付けられている。
特開2004−170040号公報
上記のようにして化粧板が取り付けられた換気装置においては、化粧板の装置本体への装着時に、化粧板が上位置から装着位置まで下げられる。このため、化粧板の上端縁が装置本体の上端縁に対し少なくとも上位置と装着位置との間の距離の分だけ下側に位置することになり、化粧板より上側に位置する装置本体の上端部が室内に露出してしまう。この結果、室内の美感を低下させるという問題があった。
なお、仮に化粧板が装着位置に位置したときに化粧板の上端縁が装置本体の上端縁と一致するか、若干上側に位置するように化粧板を形成すれば、装置本体の上端部が室内に露出するという問題を回避することができる。しかしながら、換気装置は、例えばアルミサッシ戸の上端部に取り付けられており、装置本体の上側には、サッシ戸の上框が存在している。このため、化粧板が装着位置に位置したときに化粧板の上端縁が装置本体の上端縁と一致するか、若干上側に位置するように化粧板を形成すると、化粧板を上方へ移動させたときに、化粧板が上位置に達する前に上框に突き当たってしまい。化粧板を装置本体に取り付けることができない。よって、化粧板を上記のように形成することは、現実的に採用することができない。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、内部に室外と室内とを連通させる換気孔が形成された装置本体と、この装置本体に第1及び第2係合機構を介して着脱可能に設けられ、装着時には上記装置本体の室内に臨む内面を覆う化粧板とを備え、上記化粧板が上方へ向かって所定の上位置まで移動させられた後、下方へ向かって所定の装着位置まで移動させられると、上記第1及び第2係合機構がいずれも解除状態から係合状態になり、それによって上記化粧板が上記装置本体に着脱可能に取り付けられる換気装置において、上記化粧板に、その上端から上方へ突出し、かつ弾性変形可能な遮蔽部が設けられ、上記化粧板の上端からの上記遮蔽部の突出長さが、上記化粧板の上端と上記装置本体の上記内面の上端との間の距離と同等以上の長さに設定されていることを特徴としている。
この場合、上記遮蔽部が上記化粧板の上端面に一体に形成されていることが望ましい。
また、上記化粧板の室外側を向く面には、上記換気孔を通る空気中に含まれる塵埃を除去するためのフィルタが着脱可能に取り付けられていることが望ましい。
上記特徴構成を有するこの発明によれば、化粧板を上位置まで上方へ移動させた後、装着位置まで下方へ移動させることにより、化粧板を装置本体に取り付けることができる。ここで、化粧板を上位置から装着位置まで下方へ移動させると、化粧板の上端が装置本体の内面の上端より少なくとも上位置と装着位置との間の距離の分だけ下方に位置する結果、装置本体の内面の上端部が室内に露出する。しかし、当該上端部は、化粧板の上端部に設けられた遮蔽部によって覆われる。したがって、装置本体の前面の上端部が室内から目視されるような事態を確実に防止することができる。
また、装置本体の上に上框等が存在する場合には、化粧板を上位置まで移動させるときに遮蔽部が上框等に突き当たるが、遮蔽部が弾性を有しているので、遮蔽部が弾性変形することにより、化粧板を上位置まで移動させることができる。遮蔽部は、化粧板を上位置から装着位置まで下方へ移動させると、弾性的に復帰変形し、化粧板より上側に位置する内面の上端部を覆う。
図1は、この発明に係る換気装置の一実施の形態をアルミサッシ戸に取り付けた状態で示す、室内側から見た正面図である。 図2は、図1のX−X線に沿う断面図である。 図3は、同実施の形態の要部を示す拡大断面図である。 図4は、装置本体を上位置に位置させた状態で示す図3と同様の断面図である。 図5は、図1のY−Y線に沿う拡大断面図である。 図6は、この発明の第2実施の形態を示す図3と同様の断面図である。 図7は、この発明の第3実施の形態を示す図3と同様の断面図である。 図8は、この発明の第4実施の形態を示す図3と同様の断面図である。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図5は、この発明の第1実施の形態を示す。この実施の形態は、図1に示すように、この発明に係る換気装置1をアルミサッシ戸Aに取り付けたものである。そこで、まずアルミサッシ戸Aについて簡単に説明すると、アルミサッシ戸Aは、左右両側の縦框A1,A2、この縦框A1,A2の上端部間に設けられた上框A3と、縦框A1,A2の下端部間に設けられた下框(図示せず)とを有している。縦框A1,A2の上端部及び上框A3の間にこの発明に係る換気装置1が設けられている。なお、換気装置1、これより下側の縦框A1,A2及び下框間によって区画される空間には、板ガラスA4が設けられている。
次に、この発明に係る換気装置1について説明する。換気装置1は、装置本体2、開閉部材3、操作部材4及び化粧板5を主な構成要素としている。
装置本体2は、アルミニウム製の複数の型材を組み合わせてなるものであり、断面略長方形の角筒状に形成されている。そして、装置本体2は、その長手方向を左右方向に向けて配置されている。装置本体2の左右の両端部は、アルミサッシ戸Aの左右の縦框A1,A2に取り付けられている。装置本体2の上端部は、上框A3に取り付けられている。これにより、装置本体2ひいては換気装置1がアルミサッシ戸Aに取り付けられている。装置本体2は、室内Iに臨む内面21が上框A3の室内に臨む面A5に対し所定の距離だけ室外O側に離間するように配置されている。換言すれば、上框A3が装置本体2に対し室内I側に向かって所定の距離だけ突出しているのである。
内面21を有する装置本体2の室内側壁部2aは、鉛直な板状をなしており、そこには左右方向に延びる略長方形の取付孔22が形成されている。この取付孔22の左右方向の長さは、室内側壁部2aの左右方向の長さより短くなっている。したがって、取付孔22の左右の両端部は閉じられている。取付孔22は、室内側壁部2aの左右方向に横断するように形成してもよい。その場合、取付孔22は、孔というよりも切欠きの様相を呈する。室内側壁部2aに取付孔22が形成されることにより、室内側壁部2aのうちの、取付孔22の上端部に臨む部分が、下方に突出する第1係合部81になっており、取付孔22の下端部に臨む部分が上方に突出する第2係合部82になっている。第1係合部81及び第2係合部82については後述する。
装置本体2には、通気孔23が形成されている。この通気孔23は、装置本体2の図1における左側の略半分に配置されている。通気孔23の外側の端部は、装置本体2の室外側壁部2bの外面24に開口している。通気孔23の内側の端部は、装置本体2の中間壁部2cを貫通してその室内I側を向く面に開口している。中間壁部2cにおける通気孔23の開口部は、取付孔22と室内外方向に対向しており、通気孔23は取付孔22を介して室内Iに連通している。したがって、通気孔23及び取付孔22により、室外Oと室内Iとを連通させる換気孔が形成されている。換言すれば、通気孔23及び取付孔22は、換気孔の一部を構成している。室外Oの空気は、図2において矢印で示すように通気孔23の室外O側の開口部から装置本体2の内部に入り込み、中間壁部2cの開口部を通過した後、取付孔22を通って室内Iに流入する。室内Iの空気は、矢印と逆向きに流れて室外Oに流出する。
装置本体2の内部には、開閉部材3が設けられている。開閉部材3は、板状をなしており、その長手方向を左右方向に向け、かつ幅方向を上下方向に向けて配置されている。しかも、開閉部材3は、通気孔23のうちの中間壁部2cに形成された部分と対向するように配置されている。開閉部材3の上端部は、装置本体2に左右方向に延びる軸線を中心として回転可能に支持されている。開閉部材3の回転範囲は、図2において実線で示す閉位置と想像線で示す開位置との間である。開閉部材3が閉位置に位置すると、通気孔23が開閉部材3によって閉じられ、通気孔23内の空気の流通が遮断される。開閉部材3が開位置に位置すると、通気孔23が開かれ、室内外の空気が換気孔23及び取付孔22を通って流通する。
図1及び図5に示すように、中間壁部2cの図1における右端部には、中間壁部2cを貫通する操作窓孔25が設けられている。操作窓孔25は、略長方形の長孔として形成されており、その長手方向を左右方向に向けて配置されている。しかも、操作窓孔25は、取付孔22と室内外方向に対向しており、取付孔22を介して室内Iに露出させられている。
装置本体2の内部には、操作部材4が左右方向へ移動可能に設けられている。操作部材4は、その一部を操作窓孔25から室内I側に突出させている。したがって、取付孔22から装置本体2内に指を挿入して、操作部材4を指で操作して左右方向へ移動させることができる。操作部材4の左右方向への移動範囲は、図1に示す閉位置と、この閉位置から所定距離だけ右方へ離間した開位置との間である。操作部材4を閉位置から開位置まで移動させると、操作部材4と開閉部材3との間に設けられた連動機構(図示せず)により、開閉部材3が閉位置から開位置まで回動させられる。逆に、操作部材4を開位置から閉位置まで移動させると、開閉部材3が連動機構によって開位置から閉位置まで回動させられる。なお、連動機構は、上記特許文献1にもその一例が記載されているように各種のものが周知であり、この実施の形態でも周知の連動機構が採用されている。しかも、連動機構は、この発明との関連性が低い。そこで、連動機構についての詳細な説明は省略する。
装置本体2には、内面21を覆うための化粧板5が着脱可能に取り付けられている。化粧板5は、長方形状をなしており、その長手方向を左右方向に向けて配置されている。化粧板5の左右方向の長さは、装置本体2の内面22の左右方向の長さとほぼ同一であり、化粧板5の左右方向の両端部は、内面21の左右方向の両端部と同一位置に位置させられている。一方、化粧板5の上下方向の幅は、装置本体2の内面21の上下方向の幅より若干狭くなっている。しかも、化粧板5の下端部は内面21の下端部より若干下側に位置させられている。したがって、化粧板5は、左右方向には内面21をその全長にわたって覆うが、上下方向には内面21の上端部を室内Iに露出させ、それより下側の部分だけを覆っている。勿論、化粧板5は、取付孔22全体を覆っている。
図1及び図2に示すように、化粧板5の図1における左側の部分には、室内Iに臨む前面51から装置本体2の内面21と対向する背面52まで貫通する多数の貫通孔53が形成されている。各貫通孔53は、左右方向へ並んで配置されている。しかも、全ての貫通孔53は、通気孔23の中間壁部2cにおける開口部と対向し、かつ取付孔22の内側に位置するように配置されている。したがって、室内外の空気は、実際には取付孔22を通ることがなく、通気孔23及び貫通孔53を通って流通する。
化粧板5の背面部には、フィルタ6が着脱可能に取り付けられている。フィルタ6は、中間壁部2cの室内I側を向く面に押圧接触させられており、中間壁部2cにおける通気孔23の開口部全体を室内I側から覆っている。しかも、フィルタ6は、化粧板5の背面52に押圧接触され、貫通孔53を室外O側から覆っている。したがって、通気孔23と貫通孔53との間を流れる空気は、フィルタ6を通過する。これにより、外気に含まれる塵埃等が室内Iに流入することが防止されている。
図1及び図5に示すように、化粧板5の図1における右側の部分には、その前面51から背面52まで貫通する装着孔54が形成されている。この装着孔54は、略長方形状をなしており、その長手方向を左右方向に向けて配置されている。しかも、装着孔54は、操作窓孔24より大きい寸法を有しており、室内I側から見たとき、装着孔54の略中央部に操作窓孔24が位置するように配置されている。
化粧板5には、化粧枠7が取り付けられている。化粧枠7は、環状をなしており、装着孔54の内周面及びその近傍に位置する化粧板5の前面51を覆っている。しかも、化粧枠7は、操作部材4が閉位置と開位置とのいずれに位置している場合であって操作部材4を室内I側に露出させることができるだけの大きさを有している。したがって、化粧枠7内に指を挿入することによって操作部材4を左右方向へ移動操作することができる。
化粧板5は、図2に示すように、それと装置本体1との間に設けられた第1及び第2係合機構8A,8Bによって装置本体1に着脱可能に取り付けられている。すなわち、装置本体2には、上記のように室内側壁部2aに取付孔22が形成されることにより、下方に突出する第1係合部81及び上方に突出する第2係合部82が形成されている。
一方、化粧板5の背面52の上端部には、左右方向に延びる断面略L字状の第1係合片83が設けられている。この第1係合片83が設けられることにより、化粧板5の背面52の上端部には、上方に向かって開放された第1係合凹部84が形成されている。この第1係合凹部84には、第1係合部81が上下方向へ挿脱可能に入り込んでいる。これにより、化粧板5の上端部が、装置本体2に,前後方向へはほぼ移動不能に、下方へは移動可能に、上方へは第1係合片83の上端部が装置本体2の上壁部に突き当たるか、第1係合部81の下端部が第1係合凹部84の底面に突き当たるまで移動可能に係合されている。以下、第1係合部83が図2に示す位置において第1係合凹部84と係合しているときの化粧板5の位置(図2に示す位置)を装着位置と称し、第1係合部81の下端と第1係合凹部84の上端開放部(第1係合片83の上端)とが上下方向において同一位置に位置しているときの化粧板5の位置を初期位置と称し、第1係合片83の上端部が装置本体2の上壁部に突き当たるか、第1係合部81の下端部が第1係合凹部84の底面に突き当たったときの化粧板5の位置を上位置と称する。第1係合部81と第1係合凹部84とによって第1係合機構8Aが形成されている。
化粧板5の背面52の上下方向の中間部には、左右方向に延びる断面L字状の第2係合片85が設けられている。第2係合片85が設けられることにより、化粧板5の背面52の上下方向における中間部には、下方に向かって開放された第2係合凹部86が形成されている。この第2係合凹部86には、第2係合部82が上下方向へ挿脱可能に入り込んでいる。第2係合部82の上端部は、第2係合凹部86の上底面に突き当たっている。この結果、化粧板5の中間部が、装置本体2に、前後方向へはほぼ移動不能に、下方へは移動不能に、上方へは移動可能に取り付けられている。第2係合部82と第2係合凹部86とによって第2係合機構8Bが構成されている。
第2係合部82が第2係合凹部86の底面に突き当たったときの化粧板5の位置が装着位置である。しがたって、化粧板5が装着位置に位置しているときには、第1及び第2係合機構8A,8Bがいずれも係合状態になっている。これにより、化粧板5が装置本体2に着脱可能に取り付けられている。
第1及び第2係合機構8A,8Bは、次の条件を満たすように構成されている。すなわち、第1係合片83の上端と第2係合片85の下端との間の距離は、第1係合部81の下端と第2係合部82の上端との間の距離より長い。したがって、化粧板5を初期位置に位置させると、第2係合片83の少なくとも下端部が、第2係合部82の上端より下方に位置する。また、化粧板5を上位置に位置させると、第2係合片83の下端が第2係合部82の上端より上側に位置する。したがって、化粧板5を上位置に位置させると、第2係合片85が室内I側から取付孔22に挿入可能になる。そして、第2係合片85を取付孔22に挿入することにより、第2係合凹部86を第2係合部82に対し上下に対向させることができる。第2係合凹部86の深さは、第1係合凹部84の深さより浅くなっており、化粧板5を装着位置に位置させると、第2係合部82の上端部が第2係合凹部86の上底面に接触する。
このように構成された第1及び第2係合機構8A,8Bによって化粧板5を装置本体2に着脱可能に取り付ける場合には、まず化粧板5を初期位置か、それより若干下側に位置させ、第1係合片83を取付孔22の上端(第1係合部81の下端)と同一位置か、それより若干下側に位置させる。そして、第1係合片83を取付孔22から装置本体2の内部に挿入し、第1係合凹部84を第1係合部81と上下に対向させる。このとき、第2係合片85の少なくとも下端部が取付孔22の下端部より下側に位置しているので、化粧板5は、その上端部だけが取付孔22に挿入され、下端部が室内Iに位置するように傾斜させられている。その後、化粧板5を上位置まで平行移動させる。すると、第2係合片85が取付孔22の下端(第2係合部82の上端)より若干上側に位置し、取付孔22に挿入可能になる。そこで、化粧板5の下端部を室外O側に向かって移動させ、第2係合片85を取付孔22に挿入する。そして、第2係合凹部86を第2係合部82と上下に対向させる。その後、化粧板5を装着位置まで下方へ移動させる。すると、第2係合部82が第2係合凹部86内に入り込み、第2係合機構8Bが係合状態になる。このとき、第1係合部1が第1係合凹部84に入り込んだ状態を維持しており、第1係合機構8Aも係合状態になっている。しかも、第2係合凹部86の上底面が第2係合部82の上端部に載置され、それによって化粧板5が装置本体2に支持される。このようにして、化粧板5が装置本体2に着脱可能に取り付けられる。
なお、上記と逆の手順を採用することにより、化粧板5を装置本体2から取り外すことができる。
図1〜図3に示すように、化粧板5の上端部には、遮蔽部材(遮蔽部)9の下端部が接着等の手段によって固着されている。遮蔽部材9は、例えば合成ゴム、軟質塩化ビニル等の弾性を有する樹脂からなるものであり、化粧板5の全長にわたって設けられている。しかも、遮蔽部材9の先端部は、化粧板5の上端から上方に突出している。遮蔽部材9の化粧板5からの突出量は、特に遮蔽部材9が弾性変形していない自然状態での突出量は、図3において想像線で示すように、装着位置に位置しているときの化粧板5の上端から装置本体2の内面の上端縁(上框A3の下面)までの距離より若干長くなっている。したがって、遮蔽部材9の上端部は、遮蔽部材9自体の弾性力によって上框A3の下面に押し付けられている。遮蔽部材9の自然状態での突出量は、その上端部が上框3の下面に単に接触するよう、装着位置に位置しているときの化粧板5と上框A3との間の距離と同一に設定してもよい。
遮蔽部材9の少なくとも室内Iに臨む部分は、化粧板5と同一の色彩が施されている。これにより、美感の向上が図られている。遮蔽部材9の色彩は、必ずしも化粧板5と同一する必要はなく、デザイン的な点から他の色にしてもよい。
上記の構成の換気装置1においては、化粧板5が装置本体2に取り付けられているとき、つまり化粧板5が装着位置に位置しているときには、装置本体2の内面21の上端部が化粧板5より上側に位置するが、内面21の当該上端部は遮蔽部材9によって覆われ、室内Iから目視されることがない。したがって、室内Iの美感を向上させることができる。また、化粧板5を装着位置より上側へ移動させると、遮蔽部材9が上框A3の下面に突き当たるが、図4に示すように、遮蔽部材9が弾性変形するので、化粧板5を無理なく上位置まで移動させることができる。したがって、化粧板5を装置本体2に無理なく取り付けることができる。
また、装置本体2の内面21が化粧板5及び遮蔽部材9によって覆われているので、内面21に結露が発生することを防止ないしは軽減することができる。仮に、内面2に結露が発生したとしても、内面21が化粧板5及び遮蔽部材9によって覆われているので、結露が室内Iから目視されることがない。さらに、遮蔽部材9がその弾性力によって化粧板5を下方へ付勢し、第2係合凹部86の上底面を第1係合部82の上端面に押し付けているので、装置本体2がサッシ戸の開閉や地震等によって振動した場合には、化粧板5が装置本体2の振動に追従して移動することになり、化粧板5が装置本体2に対して移動することがない。したがって、装置本体2が振動したとしても第1及び第2係合機構8A,8Bが係合状態を維持する。よって、サッシ戸の開閉時や地震の発生時等に化粧板5が装置本体2から脱落するような事故を防止することができる。
次に、この発明の他の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態については、上記実施の形態と異なる構成部分だけを説明することとし、上記実施の形態と同様な構成部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図6は、この発明の第2実施の形態を示す。この実施の形態においては、遮蔽部材9に代えて遮蔽部材9Aが用いられている。この遮蔽部材9Aは、連続気泡タイプのスポンジによって構成されている。また、遮蔽部材9Aは、断面長方形状をなし、その下面が化粧板5の水平な上面に接着等の手段によって固着され、その上面が上框A3の下面に面接触させられている。
図7は、この発明の第3実施の形態を示す。この実施の形態においては、化粧板5の前面51に取付凹部55が設けられている。一方、遮蔽部材9の下端部には、取付凹部55に対応した形状の取付凸部91が形成されている。この取付凸部91が取付凹部55に挿入固定されることにより、遮蔽部材9が化粧板5に取り付けられている。
図8は、この発明の第4実施の形態を示す。この実施の形態においては、化粧板5の背面52の上端部に高さの低い凸部56が形成されている。一方、遮蔽部材9の下端部には、装着凹部92が形成されている。この装着凹部92に凸部56を含む化粧板5の上端部が挿入されることにより、遮蔽部材9が化粧板5に取り付けられている。
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において各種の変形例を採用することができる。
例えば、上記の実施の形態は、この発明に係る換気装置1をアルミサッシ戸Aに設けたものであるが、この発明に係る換気装置は、木製の戸やその他の戸に設けてもよく、あるいは建物の開口部に直接取り付けてもよい。
また、上記の実施の形態においては、遮蔽部たる遮蔽部材9,9Aが化粧板5と別体に形成されているが、遮蔽部は化粧板5と一体に形成してもよい。
さらに、上記の実施の形態においては、フィルタ6が化粧板5に着脱可能に取り付けられているが、フィルタ6は、装置本体2に着脱可能に取り付けてもよい。例えば、装置本体2の中間壁部2cの室内I側を向く面に両面ファスナを設け、この両面ファスナによってフィルタ6を中間壁部2cに着脱可能に取り付けてもよい。その場合にも、化粧板5を装置本体2に取り付けた場合には、フィルタ6が化粧板5の背面52に押圧接触させることが望ましい。
この発明に係る換気装置は、特に室内の美感を重要視するようなアルミサッシ戸その他の戸、あるいは壁の開口部に取り付けて用いることができる。
I 室内
O 室外
1 換気装置
2 装置本体
5 化粧板
6 フィルタ
8A 第1係合機構
8B 第2係合機構
9 遮蔽部材(遮蔽部)
9A 遮蔽部材(遮蔽部)
21 内面
22 取付孔(換気孔)
23 通気孔(換気孔)

Claims (3)

  1. 内部に室外と室内とを連通させる換気孔が形成された装置本体と、この装置本体に第1及び第2係合機構を介して着脱可能に設けられ、装着時には上記装置本体の室内に臨む内面を覆う化粧板とを備え、上記化粧板が上方へ向かって所定の上位置まで移動させられた後、下方へ向かって所定の装着位置まで移動させられると、上記第1及び第2係合機構がいずれも解除状態から係合状態になり、それによって上記化粧板が上記装置本体に着脱可能に取り付けられる換気装置において、
    上記化粧板に、その上端から上方へ突出し、かつ弾性変形可能な遮蔽部が設けられ、上記化粧板の上端からの上記遮蔽部の突出長さが、上記化粧板の上端と上記装置本体の上記内面の上端との間の距離と同等以上の長さに設定されていることを特徴とする換気装置。
  2. 上記遮蔽部が上記化粧板の上端面に一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  3. 上記化粧板の室外側を向く面には、上記換気孔を通る空気中に含まれる塵埃を除去するためのフィルタが着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の換気装置。
JP2011083514A 2011-04-05 2011-04-05 換気装置 Active JP5713767B2 (ja)

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