JP2017014775A - 換気框 - Google Patents

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豊 中村
俊輔 山口
Shunsuke Yamaguchi
俊輔 山口
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【課題】開口の閉塞状態を維持できるとともに断熱性を向上できる換気框を提供すること。
【解決手段】換気框5は、框体50と、アルミ製框部材51および樹脂製框部材55間に設置されるフィルター60とを備える。框体50のアルミ製框部材51は、室外側開口524が形成された見付け片部521と、一対の見込み片部532,522と、室内側開口538が形成された見付け片部533とを有して中空に形成される。樹脂製框部材55は、通気用開口561が形成された樹脂製見付け片部56を有する。樹脂製見付け片部56および見付け片部533間には隙間58が形成される。室内側開口538および通気用開口561は複数の長孔538A,561Aによってそれぞれ形成される。フィルター60は、見付け片部533および樹脂製見付け片部56間の隙間58に引出し可能に挿入される。
【選択図】図3

Description

本発明は、室内外を仕切る建具に設けられる換気框に関する。
従来、換気框として、上横板、下横板、室内側開口を有する室内側縦板および室外側開口を有する室外側縦板によって形成された框本体と、室内側縦板の室内側開口に沿って配置されるワイヤー入りのフィルターとによって構成したフィルター付き換気框が知られている(特許文献1参照)。
室内側縦板には、上下方向に離れて位置する上向凹溝および下向凹溝が形成され、上側凹溝および下側凹溝間に室内側開口が位置している。室内側縦板の長手方向における一端側には、切欠部が形成されている。フィルターは、室内側縦板の切欠部から上向凹溝および下向凹溝間に引き出し自在に挿入される。
特開平11−223078号公報
ところで、特許文献1に記載のフィルター付き換気框では、フィルターが上向凹溝および下向凹溝間に挿入されて室内側開口に沿って配置されているだけであるため、室内側開口を通る気流によってフィルターが室外側に撓んで集塵等の機能が低下するおそれや、振動等によってフィルターが室外側に外れてしまうおそれがある。
また、特許文献1に記載のフィルター付き換気框では、上横板、下横板を介して室外側縦板および室内側縦板間で熱伝達するため、室内外間における断熱性の向上を図ることが困難である。
本発明の目的は、開口の閉塞状態を維持できるとともに断熱性を向上できる換気框を提供することにある。
本発明の換気框は、金属製框部材および前記金属製框部材の室内側に係合する樹脂製框部材を備える框体と、前記金属製框部材および前記樹脂製框部材間に設置されるフィルターとを備え、前記金属製框部材は、室外側開口が形成された室外側見付け片部と、一対の見込み片部と、室内側開口が形成された室内側見付け片部とを有して中空に形成され、前記樹脂製框部材は、通気用開口が形成された樹脂製見付け片部を有し、前記樹脂製見付け片部および前記室内側見付け片部間には隙間が形成され、前記室内側開口および前記通気用開口は、框体の長手方向に沿って設けられた複数の孔によってそれぞれ形成され、前記フィルターは、前記室内側見付け片部および前記樹脂製見付け片部間の前記隙間に引出し可能に挿入されることを特徴とする。
本発明の換気框によれば、室内側見付け片部と樹脂製見付け片部との隙間にフィルターを挿入するため、フィルターの室外面は室内側見付け片部に受け止められ、フィルターの室内面は樹脂製見付け片部に受け止められる。これにより、室内側開口および通気用開口を通る気流によってフィルターが撓み変形することなく集塵等の機能を十分に発揮でき、また、前記隙間から外れることをなくすことができる。
また、換気框の室内側部分が樹脂製框部材によって構成され、金属製框部材が室内側に露出しないので、室内外間における断熱性を向上できる。
本発明の換気框では、前記樹脂製框部材は、前記室内側見付け片部および前記樹脂製見付け片部間の前記隙間に位置する第一規制部および第二規制部を有し、前記第一規制部は、前記室内側開口および前記通気用開口よりも前記樹脂製框部材の見付け方向外側に位置し、前記第二規制部は、前記室内側開口および前記通気用開口よりも前記樹脂製框部材の見付け方向内側に位置することが好ましい。
このような構成によれば、室内側見付け片部および樹脂製見付け片部間の隙間に挿入されるフィルターの樹脂製框部材の見付け方向外側への位置ズレを、第一規制部によって規制でき、前記フィルターの樹脂製框部材の見付け方向内側への位置ズレを、第二規制部によって規制できる。
また、第一規制部および第二規制部が樹脂製框部材に形成されるので、室内側見付け片部に前述した各規制部などを形成する必要がなく見付け面をフラットに形成でき、室内側見付け片部に室内側開口を構成する複数の孔を容易に加工できる。また、樹脂製框部材は、その樹脂製見付け片部の室外面に第一規制部および第二規制部を形成でき、かつ樹脂製見付け片部の室内面をフラットに形成できるので、樹脂製框部材に通気用開口を構成する複数の孔を容易に加工できる。
本発明の換気框では、前記金属製框部材は、前記室内側見付け片部および前記樹脂製見付け片部間の前記隙間に位置する第一規制部および第二規制部を有し、前記第一規制部は、前記室内側開口および前記通気用開口よりも前記金属製框部材の見付け方向外側に位置し、前記第二規制部は、前記室内側開口および前記通気用開口よりも前記金属製框部材の見付け方向内側に位置することが好ましい。
このような構成によれば、室内側見付け片部および樹脂製見付け片部間の隙間に挿入されるフィルターの金属製框部材の見付け方向外側への位置ズレを、第一規制部によって規制でき、前記フィルターの金金属製框部材の見付け方向内側への位置ズレを、第二規制部によって規制できる。
また、金属製框部材の室内側見付け片部に第一規制部および第二規制部を形成することで、例えば樹脂製框部材に第一規制部および第二規制部を形成した場合と比べ、室内側見付け片部および樹脂製見付け片部間の隙間幅の寸法精度を向上できる。
本発明の換気框では、前記金属製框部材には、当該金属製框部材内に位置して前記室内側開口を開閉する開閉部材と、前記開閉部材を開閉操作する操作摘みとが取り付けられ、前記樹脂製框部材には、前記操作摘みが配置される開口部が形成され、前記開口部のうち前記操作摘みと前記通気用開口との間の部分はフィルター挿入口として構成されることが好ましい。
このような構成によれば、換気框の長手方向における端部からフィルターを挿入し引出す必要がないので、換気框の端部に取り付けられる縦框などが框勝ちとされても、換気框の室内面からフィルターを簡単に挿入し、引出すことができる。
本発明の換気框では、前記樹脂製框部材には、前記フィルター挿入口を塞ぐ蓋部材が設けられることが好ましい。
このような構成によれば、蓋部材によってフィルター挿入口を塞ぐことで、室内側から見てフィルター挿入口を隠すことができ、内観意匠を向上できる。
本発明の換気框では、前記開閉部材は、前記金属製框部材の長手方向に沿って形成された溝部に回動可能に取り付けられることが好ましい。
このような構成によれば、開閉部材が上下移動するものである場合と比べ、開閉部材の上下移動領域を確保する必要がなく框体の見付け寸法を小さくできる。また、金属製框部材の中空部に上向凹溝や下向き凹溝を設け、当該上向凹溝および下向凹溝間にフィルターを配置する場合と比べ、フィルターが金属製框部材の中空部ではなく、室内側見付け片部および樹脂製見付け片部間の隙間に設置されるので、金属製框部材の見込み寸法を小さくでき、また、開閉部材にフィルターが干渉することをなくすことができる。
本発明の目的は、開口の閉塞状態を維持できるとともに断熱性を向上できる換気框を提供することにある。
本発明の実施形態に係る換気框を備える引き違い窓を示す内観姿図。 前記実施形態に係る換気框を示す斜視図。 前記実施形態に係る換気框を示す縦断面図。 前記実施形態に係る換気框を示す斜視図。 本発明の変形例に係る換気框を示す斜視図。 本発明の他の変形例に係る換気框を示す斜視図。
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、建具である引き違い窓1は、上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24を枠組みした窓枠2と、図1において左右方向にスライド可能に窓枠2内に配置された外障子3および内障子4とを備えている。
外障子3は、上框31、下框32、左右の縦框33および面材35を框組みして構成されている。上框31、下框32は、アルミ押出形材と樹脂押出形材とによってアルミ樹脂複合構造とされており、面材35は単層や複層のガラスパネルなどによって形成されている。この外障子3では縦框勝ちとされている。
内障子4は、上框、下框42、左右の縦框43および面材45を框組みして構成されている。上框、下框42は、アルミ押出形材と樹脂押出形材とによってアルミ樹脂複合構造とされており、面材45は単層や複層のガラスパネルなどによって形成されている。この内障子4では縦框勝ちとされている。
前述した内障子4の上框は、本実施形態に係る換気框5によって構成されている。
図2,3に示すように、換気框5は、アルミ製框部材51(金属製框部材)および樹脂製框部材55を備える框体50と、アルミ製框部材51および樹脂製框部材55間に設置されるフィルター60と、アルミ製框部材51に取り付けられる開閉部材71および操作摘み72とを備えている。
アルミ製框部材51は、図3に示すように、二つのアルミ押出形材52,53を係合して中空に形成されている。このため、アルミ押出形材52,53を分離した状態で、長孔538Aの孔加工や開閉部材71、操作摘み72、図示しない連動機構の取付け作業を簡単に行える。
アルミ押出形材52は、見付け片部521と、見込み片部522と、立上り片部523とを有し、上枠21のレール等に嵌合する嵌合溝を形成している。
見付け片部521のうち見込み片部522よりも下方に位置する部分には、室外側開口524が設けられている。室外側開口524は、框体50の長手方向に沿って設けられた複数の長孔524Aによって形成されている。各長孔524Aは上下方向に延びている。
アルミ押出形材53は、室外側の見付け片部531と、見込み片部532と、室内側の見付け片部533と、延出片部534とを有している。
見付け片部531の上縁は見込み片部532に室外縁に連続しており、この連続部分に見付け片部521と係合した係合溝部535が形成されている。
見込み片部532の室内縁は見付け片部533の下縁に連続しており、この連続部分に樹脂製框部材55が係合する係合溝部536が形成されている。また、この連続部分の内側には、開閉部材71に当接する気密材537が設けられている。
見付け片部533には、室内側開口538が設けられている。室内側開口538は、框体50の長手方向に沿って設けられた複数の長孔538Aによって形成されている。各長孔538Aは上下方向に延びている。複数の長孔538A間には、フィルター60の室外面を受ける受け部542が形成されている。室内側開口538は、框体50の見込み方向において立上り片部523に対して間隔を隔てて対向して位置している。
延出片部534は、見付け片部533の上縁から室外側に延出して形成されている。延出片部534の先端下部には、立上り片部523の先端と係合する係合溝部539が形成されている。延出片部534の先端上部には、樹脂製框部材55が係合する係合溝部540が形成されている。また、延出片部534と見付け片部533との連続部分には、開閉部材71が回動自在に取り付けられる溝部541が形成されている。溝部541は、アルミ製框部材51の長手方向に沿って形成されている。
このアルミ製框部材51では、見付け片部521,531によって室外側見付け片部が構成され、見込み片部522、立上り片部523および延出片部534によって上側の見込み片部が構成され、見込み片部532によって下側の見込み片部が構成され、そして、見付け片部533によって室内側見付け片部が構成されている。
アルミ製框部材51は、前述した室外側見付け片部、上側、下側の見込み片部(一対の見込み片部)および室内側見付け片部によって中空部54が形成されており、この中空部54に、室内側開口538および室外側開口524を通じて通気可能に構成されている。
樹脂製框部材55は、樹脂押出形材によって形成されており、図3に示すように、樹脂製見付け片部56と、樹脂製見込み片部57とを有している。
樹脂製見付け片部56には、通気用開口561が形成されており、通気用開口561よりも上側部分(樹脂製框部材55の見付け方向外側の部分)と下側部分(樹脂製框部材55の見付け方向内側の部分)には室外側に突出した第一規制部562および第二規制部563が形成されている。第一規制部562は、後述するフィルター挿入口566の上縁に沿って形成され、第二規制部563は、フィルター挿入口566の下縁に沿って形成されている。通気用開口561は、框体50の長手方向に沿って設けられた複数の長孔561Aによって形成されている(図2参照)。各長孔561Aは上下方向に延びている。複数の長孔561A間には、フィルター60の室外面を受ける受け部569が形成されている。樹脂製見付け片部56には、係合溝部536に係合している鉤状の係合突部564が形成されている。
また、樹脂製見付け片部56には、図2に示すように、操作摘み72が配置される開口部565が設けられており、開口部565にはカバー材565Aが設けられている。開口部565のうち框体50の長手方向において操作摘み72および通気用開口561間に位置する部分にフィルター挿入口566が形成されており、フィルター挿入口566には、当該フィルター挿入口566を回動によって開閉可能にカバー材565Aに連結された蓋部材567が設けられている。
樹脂製見込み片部57は、樹脂製見付け片部56の上縁から室外側に延出して形成されており、その先端に係合溝部540に係合している鉤状の係合突部571を有している。
この樹脂製框部材55は、係合突部564,571が係合溝部536,540に係合した状態で、樹脂製見付け片部56が見付け片部533に沿って配置され、框体50の見込み方向において見付け片部533に対して隙間58を隔てて位置する。これにより、樹脂製見付け片部56は、見付け片部533を覆って位置する。
通気用開口561は、框体50見込み方向において室内側開口538に対して隙間58を隔てて対向して位置する。第一規制部562および第二規制部563は隙間58に位置する。
樹脂製見付け片部56の下部は、框体50の見込み方向において見付け片部531と間隔を隔てて対向して位置する。当該下部と見付け片部531との間には面材45が配置される。
なお、樹脂製見付け片部56の見付け寸法は、アルミ製框部材51の室外側見付け片部の見付け寸法と同じである。
フィルター60は、図2,3に示すように、換気框5を通る気流中の塵埃等を捕集するためのものであり、不織布、フェルト、綿などをシート状に形成され、框体50に沿って延びている。
このフィルター60は、図4に示すように、蓋部材567によって開けられたフィルター挿入口566から隙間58(図3参照)に挿入され、蓋部材567によってフィルター挿入口566が閉められることによって室内側開口538および通気用開口561間に配置される。
また、交換時などには、蓋部材567によって開けられたフィルター挿入口566からフィルター60を引出し、新たなフィルター60を前述したように挿入する。
なお、フィルター60にはその長手方向に延びたワイヤーなどが設けられているが、当該ワイヤーなどが設けられていないものも使用可能である。
開閉部材71は、図3に示すように、アルミ製框部材51の中空部54に配置されており、溝部541に嵌合する断面円形状の嵌合部711が上縁に形成されており、嵌合部711の軸心を中心として回動可能に構成されている。
操作摘み72は、アルミ製框部材51の見付け片部533に取り付けられ、樹脂製框部材55の長手方向においてフィルター挿入口566および通気用開口561と並んで配置されており、図2に示すA方向(左右方向)にスライド操作可能である。操作摘み72は、図示しない連動機構によって開閉部材71に連結されている。
開閉部材71は、操作摘み72の操作によって図3に実線で示す閉鎖位置から図3に二点鎖線で示す開放位置まで開閉移動する。閉鎖位置では、開閉部材71は、先端が気密材537に当接して室内側開口538を閉塞した状態となる。また、開放位置では、開閉部材71は、先端が気密材537から離間して室外側に位置して室内側開口538を開放した状態となる。この開閉部材71による室内側開口538の開閉によって、換気框5の換気状態と非換気状態とが切り替えられる。
開閉部材71の開閉範囲は見付け片部533から立上り片部523までの見込み幅に制約される。従って、例えば室内側開口538に沿って中空部54にフィルター60を設置するような構成では、開閉部材71の開閉範囲は中空部54におけるフィルター60およびフィルター60が取り付けられるための構成部分から立上り片部523までの見込み幅に制約されることとなり、アルミ製框部材51の見込み寸法を大きくしないまま、開閉部材71の開閉範囲を大きく確保することが困難である。これに対し、本実施形態では、フィルター60が、中空部54ではなく見付け片部533および樹脂製見付け片部56間の隙間58に配置されるので、当該フィルター60等によって開閉部材71の開閉範囲が制約されることがない。
[本実施形態の効果]
(1)本実施形態では、換気框5は、アルミ製框部材51およびアルミ製框部材51の室内側に係合する樹脂製框部材55を備える框体50と、アルミ製框部材51および樹脂製框部材55間に設置されるフィルター60とを備え、アルミ製框部材51は、室外側開口524が形成された室外側見付け片部(見付け片部521,531によって構成される)と、一対の見込み片部(下側の見込み片部532および見込み片部522、立上り片部523および延出片部534によって構成される上側の見込み片部)と、室内側開口538が形成された室内側見付け片部(見付け片部533によって構成される)とを有して中空に形成され、樹脂製框部材55は、通気用開口561が形成された樹脂製見付け片部56を有し、樹脂製見付け片部56および見付け片部533間には隙間58が形成され、室内側開口538および通気用開口561は、框体50の長手方向に沿って設けられた複数の長孔538A,561A(孔)によってそれぞれ形成され、フィルター60は、見付け片部533および樹脂製見付け片部56間の隙間58に引出し可能に挿入されることを特徴とする。
上記構成を有するため、隙間58にフィルター60を挿入することで、フィルター60の室外面は見付け片部533に受け止められ、フィルター60の室内面は樹脂製見付け片部56に受け止められる。これにより、室内側開口538および通気用開口561を通る気流によってフィルター60が撓み変形することなく集塵等の機能を十分に発揮でき、また、隙間58から外れることをなくすことができる。
また、換気框5の室内側部分が樹脂製框部材55によって構成され、アルミ製框部材51が室内側に露出しないので、室内外間における断熱性を向上でき、さらに、樹脂製見付け片部56によってフィルター60をガイドできる。
さらに、本実施形態では、以下の各効果を発揮できる。
(2)樹脂製框部材55は、アルミ製框部材51の見付け片部533および樹脂製見付け片部56間の隙間58に位置する第一規制部562および第二規制部563を有し、第一規制部562は、室内側開口538および通気用開口561よりも上方(樹脂製框部材55の見付け方向外側)に位置し、第二規制部563は、室内側開口538および通気用開口561よりも下方(樹脂製框部材55の見付け方向内側)に位置する。このため、隙間58に挿入されるフィルター60の上方への位置ズレを、第一規制部562によって規制でき、フィルター60の下方への位置ズレを、第二規制部563によって規制できる。
また、第一規制部562および第二規制部563は、樹脂製框部材55に形成されるので、アルミ製框部材51の見付け片部533に前述した第一規制部562および第二規制部563を形成する必要がなく見付け面をフラットにでき、見付け片部533に室内側開口538を構成する複数の長孔538Aを容易に加工できる。また、樹脂製框部材55は、その樹脂製見付け片部56の室外面に第一規制部562および第二規制部563を形成でき、樹脂製見付け片部56の室内面をフラットに形成できるので、樹脂製框部材55に通気用開口561を構成する複数の孔561Aを容易に加工できる。
(3)アルミ製框部材51には、当該アルミ製框部材51内に位置して室内側開口538を開閉する開閉部材71と、開閉部材71を開閉操作する操作摘み72とが取り付けられ、樹脂製框部材55には、操作摘み72が配置される開口部565が形成され、開口部565のうち操作摘み72と通気用開口561との間の部分はフィルター挿入口566として構成される。このため、換気框5の長手方向における端部からフィルター60を挿入したり、引出したりする必要がないので、上框である換気框5に対して縦框勝ちとされても、換気框5の室内面からフィルター60を簡単に挿入し、引出すことができる。
(4)樹脂製框部材55には、フィルター挿入口566を塞ぐ蓋部材567が設けられる。このため、蓋部材567によってフィルター挿入口566を塞ぐことで、室内側から見てフィルター挿入口566を隠すことができ、内観意匠を向上できる。
(5)開閉部材71は、アルミ製框部材51の長手方向に沿って形成された溝部541に回動可能に取り付けられる。このため、例えば開閉部材71が上下移動するものである場合と比べ、開閉部材71の上下移動領域を確保する必要がなく框体50の見付け寸法を小さくできる。また、アルミ製框部材51の中空部54に上向凹溝や下向き凹溝を設け、当該上向凹溝および下向凹溝間にフィルター60を配置する場合と比べ、フィルター60がアルミ製框部材51の中空部54ではなく、見付け片部533および樹脂製見付け片部56間の隙間58に設置されるので、アルミ製框部材51の見込み寸法を小さくでき、また、開閉部材71にフィルター60が干渉することをなくすことができる。
(6)必要とされる集塵機能に応じた厚さ寸法が異なるフィルター60に対応して、アルミ製框部材51に係合する樹脂製框部材55を代えることができ、見付け片部533および樹脂製見付け片部56間の隙間58の見込み幅を簡単に調整できる。
また、フィルター60は、框体50の見込み方向において見付け片部533および樹脂製見付け片部56間に位置し、上下方向において第一規制部562および第二規制部563間に位置するので、フィルター60が振動や衝撃で外れることを抑制できる。さらに、第一規制部562および第二規制部563によってフィルター60が傾かないようにガイドでき、フィルター60の挿入を簡単に行い得る。
[変形例]
本発明は、以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、隙間58に第一規制部562および第二規制部563が設けられているが、これらの構成を省略してもよく、また、第一規制部562および第二規制部563のうちの一方だけを有していてもよい。
また、第一規制部562、第二規制部563は、樹脂製框部材55に形成されているが、これに限らず、見付け片部533に形成されていてもよい。この場合には、樹脂製框部材55に第一規制部562および第二規制部563を形成した場合と比べ、見付け片部533および樹脂製見付け片部56間の隙間幅の寸法精度を向上できる。
さらに、第一規制部562および第二規制部563のうちの一方が見付け片部533に形成され、他方が樹脂製見付け片部56に形成されてもよい。
前記実施形態では、樹脂製框部材55には、操作摘み72および通気用開口561間に位置する部分にフィルター挿入口566が形成されているが、例えば、各縦框43に対して換気框5が框勝ちとされている場合には、換気框5の長手方向における端部にフィルター挿入口566が形成されてもよい。
前記実施形態では、フィルター挿入口566を回動によって開閉可能にカバー材565Aに連結された蓋部材567が設けられているが、この構成を省略してもよく、また例えば図5に示すように、フィルター挿入口566に対して嵌め込み式の蓋部材568を備えていてもよく、さらに、図6に示すように、開口部565に配置されるカバー材565Aがフィルター挿入口566をも塞ぐ構成とされてもよい。
前記実施形態では、開閉部材71はアルミ製框部材51に回動可能に取り付けられているが、これに限らず、例えば、アルミ製框部材51に上下スライド可能に取り付けられていてもよい。
前記実施形態では、換気框5は上框として構成されるが、このほかにも、下框、縦框(召合せ框を含む)として構成されてもよい。
1…引き違い窓(建具)、2…窓枠、21…上枠、22…下枠、23…縦枠、24…縦枠、3…外障子、31…上框、32,42…下框、33,43…縦框、35,45…面材、4…内障子、5…換気框、50…框体、51…アルミ製框部材(金属製框部材)、52,53…アルミ押出形材、521,531,533…見付け片部、522,532…見込み片部、523…立上り片部、524…室外側開口、524A,538A,561A…長孔、534…延出片部、535,536,539,540…係合溝部、537…気密材、538…室内側開口、54…中空部、541…溝部、542,569…受け部、55…樹脂製框部材、56…樹脂製見付け片部、561…通気用開口、562…第一規制部、563…第二規制部、564,571…係合突部、565…開口部、565A…カバー材、566…フィルター挿入口、567,568…蓋部材、57…樹脂製見込み片部、58…隙間、60…フィルター、71…開閉部材、711…嵌合部、72…操作摘み。

Claims (6)

  1. 金属製框部材および前記金属製框部材の室内側に係合する樹脂製框部材を備える框体と、前記金属製框部材および前記樹脂製框部材間に設置されるフィルターとを備え、
    前記金属製框部材は、室外側開口が形成された室外側見付け片部と、一対の見込み片部と、室内側開口が形成された室内側見付け片部とを有して中空に形成され、
    前記樹脂製框部材は、通気用開口が形成された樹脂製見付け片部を有し、
    前記樹脂製見付け片部および前記室内側見付け片部間には隙間が形成され、
    前記室内側開口および前記通気用開口は、框体の長手方向に沿って設けられた複数の孔によってそれぞれ形成され、
    前記フィルターは、前記室内側見付け片部および前記樹脂製見付け片部間の前記隙間に引出し可能に挿入される
    ことを特徴とする換気框。
  2. 請求項1に記載の換気框において、
    前記樹脂製框部材は、前記室内側見付け片部および前記樹脂製見付け片部間の前記隙間に位置する第一規制部および第二規制部を有し、
    前記第一規制部は、前記室内側開口および前記通気用開口よりも前記樹脂製框部材の見付け方向外側に位置し、
    前記第二規制部は、前記室内側開口および前記通気用開口よりも前記樹脂製框部材の見付け方向内側に位置する
    ことを特徴とする換気框。
  3. 請求項1に記載の換気框において、
    前記金属製框部材は、前記室内側見付け片部および前記樹脂製見付け片部間の前記隙間に位置する第一規制部および第二規制部を有し、
    前記第一規制部は、前記室内側開口および前記通気用開口よりも前記金属製框部材の見付け方向外側に位置し、
    前記第二規制部は、前記室内側開口および前記通気用開口よりも前記金属製框部材の見付け方向内側に位置する
    ことを特徴とする換気框。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の換気框において、
    前記金属製框部材には、当該金属製框部材内に位置して前記室内側開口を開閉する開閉部材と、前記開閉部材を開閉操作する操作摘みとが取り付けられ、
    前記樹脂製框部材には、前記操作摘みが配置される開口部が形成され、
    前記開口部のうち前記操作摘みと前記通気用開口との間の部分はフィルター挿入口として構成される
    ことを特徴とする換気框。
  5. 請求項4に記載の換気框において、
    前記樹脂製框部材には、前記フィルター挿入口を塞ぐ蓋部材が設けられる
    ことを特徴とする換気框。
  6. 請求項4または請求項5に記載の換気框において、
    前記開閉部材は、前記金属製框部材の長手方向に沿って形成された溝部に回動可能に取り付けられる
    ことを特徴とする換気框。
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