JP6430846B2 - 窓枠用排水装置 - Google Patents
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Description
前記排水装置本体は、ガイド筒体と、1乃至複数のスイング弁とを備えている。
このうちのガイド筒体は、中空筒状で、その内側に上下方向に連通する排水路を有しており、前記横枠の一部を上下方向に貫通する状態で形成された貫通孔に挿入される。
前記スイング弁は、全体を略薄板状に構成されており、前記ガイド筒体の内側に配置され、このガイド筒体に回動可能に支持された枢支軸部を中心に上下方向にスイングする事で、前記排水路を開閉可能とする。
又、前記カバー部材は、前記排水装置本体とは別体に設けられており、前記ガイド筒体に対し、前記排水路の上端開口を上方から覆う状態で支持されている。
この様な請求項7に記載した発明を実施する場合には、例えば請求項8に記載した発明の様に、追加的に、前記スイング弁の中央部に、外縁部に比べて厚さ寸法が大きくなった厚肉部を設ける。そして、前記排水路を閉じた状態で、この厚肉部のうち、前記外縁部の上面よりも上方に突出する状態で設けられた進入部を、前記張出部の内側に下方から進入させる。
即ち、本発明の場合には、ガイド筒体の内側に設けられた排水路を開閉する為の排水弁として、このガイド筒体に回動可能に支持された枢支軸部を中心に上下方向にスイングする構成を採用していると共に、排水弁(スイング弁)全体を略薄板状に構成している。この為、前述した従来構造の場合の様に、排水弁全体を上下方向に移動させる場合に比べて、排水弁(スイング弁)を軽い力で上方に移動(スイング)させる事が可能になる為、スイング弁を大きくした場合にも、外気(風圧)により排水路を閉じる事が可能になる。従って、本発明によれば、この排水路の開口部を広く確保する事が可能になり、結露水等の水の排出量を確保し易くできる。又、排出量を確保する為に、上下方向寸法を大きくしなくて済む為、前記スイング弁の下端部(先端部)が雨水等に接触する事を防止できて、排水装置の機能低下を有効に防止できる。
又、本発明の場合には、カバー部材を、排水路の上端開口を上方から覆う状態で、前記ガイド筒体に対し支持している為、排水路に異物が詰まる事を有効に防止できる。又、前記カバー部材を、下枠に固定するのではなく、前記ガイド筒体に対し支持する構成を採用している為、カバー部材を下枠に固定した場合に生じる様な、固定部を通じた外気や雨水等の侵入を有効に防止できる。
更に、本発明の場合には、前述した従来構造の場合に比べて、スイング弁の形状を簡略化できる為、スイング弁の製造コストを低減できると共に、装置全体のコスト低減を図る事もできる。
又、請求項3に記載した発明によれば、前記排水路内に溜まった異物を取り除く作業を、前記ガイド筒体から前記カバー部材を取り外して行える。この為、異物の除去作業の作業性を向上させる事ができる。
図1〜8を参照しつつ、本発明の実施の形態の1例に就いて説明する。建造物の開口部に設置された窓装置14を構成する下枠4aに、本例の排水装置1aを取り付けている。この窓装置14は、サッシ窓枠15と、このサッシ窓枠15の内側に建て込まれたガラス窓(ガラス障子)16とから構成されている。このうちのサッシ窓枠15は、水平方向に配置されて下辺を構成する前記下枠4aと、同じく水平方向に配置されて上辺を構成する図示しない上枠と、鉛直方向に配置されて左右の縦枠を構成する図示しない1対の縦枠とから成り、矩形枠状に構成されている。尚、図示の構造は、前記窓装置14として、排煙窓を例に示しているが、引違い式窓、FIX窓、片引き窓、すべり出し窓等、従来から知られた各種構造の窓装置に適用する事ができる。
この様に、本例の排水装置1aの場合には、結露水等の水の排出機能だけでなく、外気(風圧や冷気)等の侵入防止機能を備えている。
即ち、本例の場合には、前記排水路29を開閉する為の排水弁として、前記ガイド筒体27に回動可能に支持された枢支軸部38を中心に上下方向にスイングする、スイング弁28を採用していると共に、このスイング弁28全体を略薄板状に構成している。この為、前述した従来構造の場合の様に、排水弁全体を上下方向に移動させる場合に比べて、前記スイング弁28を軽い力で上方にスイングさせる事が可能になる為、本例の様に、このスイング弁28を前記下枠4aの長手方向に大きくした(長矩形板状とした)場合にも、外気により前記排水路29を閉じる事が可能になる。従って、本例の構造によれば、この排水路29の開口部を広く確保する事が可能になり、結露水等の水の排出量を確保し易くできる。又、排出量を確保する為に、前記排水装置1aの上下方向寸法を大きくしなくて済む為、前記スイング弁28の下端部(先端部)が、前記下枠4aの中空部47内で雨水等に接触する事を防止できて、前記排水装置1aの機能低下を有効に防止できる。
2 ガイド筒体
3 排水弁
4 下枠
5 貫通孔
6 排水路
7 張出部
8 受面
9 支持板部
10 案内筒部
11 弁本体
12 軸部
13 排水口
14 窓装置
15 サッシ窓枠
16 ガラス窓
17 上板部
18 屋内側壁部
19 屋外側壁部
20 下板部
21 貫通孔
22 水返し片
23 係止溝
24 排水口
25 排水装置本体
26 カバー部材
27 ガイド筒体
28 スイング弁
29 排水路
30 フランジ部
31 張出部
32 案内斜面
33 導水凹部
34 支持孔
35 支持腕部
36 係合凸部
37 弁本体
38 枢支軸部
39 ストッパ片
40 厚肉部
41 突き当て部
42 天板部
43a、43b 側板部
44 係合受部
45 凹部
46a、46b 導水口
47 中空部
48 進入部
Claims (11)
- サッシ窓枠を構成する横枠に取り付けられ、水を外部に排出する為の窓枠用排水装置であって、
排水装置本体と、カバー部材とを備えており、
このうちの排水装置本体が、前記横枠の一部を上下方向に貫通する状態で形成された貫通孔に挿入され、その内側に上下方向に連通する排水路を有する中空筒状のガイド筒体と、このガイド筒体の内側に配置され、このガイド筒体に回動可能に支持された枢支軸部を中心に上下方向にスイングする事で前記排水路を開閉可能とする、全体を略薄板状としたスイング弁とを有しており、
前記カバー部材が、前記排水装置本体とは別体に設けられ、前記ガイド筒体に対し、前記排水路の上端開口を上方から覆う状態で支持されている、
事を特徴とする窓枠用排水装置。 - 前記ガイド筒体が、前記横枠の長手方向に沿って長い、長円筒形状又は長矩形筒状に構成されていると共に、前記スイング弁が、前記横枠の長手方向に沿って長い長板状に構成されており、前記枢支軸部がこの横枠の幅方向に配設されている、請求項1に記載した窓枠用排水装置。
- 前記カバー部材が、前記ガイド筒体に対し、着脱可能に取り付けられている、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載した窓枠用排水装置。
- 前記ガイド筒体の上端部外面に、水平方向に延出したフランジ部が設けられており、このフランジ部の下面を、前記横枠の上面に当接させて、前記ガイド筒体の上下方向に関する位置決めを図っている、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載した窓枠用排水装置。
- 前記ガイド筒体の上端部内周面に、内側に向けて張り出した張出部が全周に亙り設けられており、この張出部により前記排水路の上端開口縁部が構成されている、請求項1〜4のうちの何れか1項に記載した窓枠用排水装置。
- 前記張出部の上面のうちの内周縁部に、前記排水路の中心に近づく程、下方に向かう方向に傾斜した案内斜面が設けられている、請求項5に記載した窓枠用排水装置。
- 前記排水路を閉じた状態で、前記スイング弁の上面のうちの外縁部が、前記張出部の下面に当接する、請求項5〜6のうちの何れか1項に記載した窓枠用排水装置。
- 前記スイング弁の中央部に、外縁部に比べて厚さ寸法が大きくなった厚肉部が設けられており、前記排水路を閉じた状態で、この厚肉部のうち、前記外縁部の上面よりも上方に突出する状態で設けられた進入部が前記張出部の内側に下方から進入する、請求項7に記載した窓枠用排水装置。
- 前記スイング弁の一部に、前記張出部の下面と係合する事で、このスイング弁の開度がそれ以上大きくなる事を防止する為のストッパ片が設けられている、請求項5〜8のうちの何れか1項に記載した窓枠用排水装置。
- 前記カバー部材が、前記ガイド筒体から上方に向けて延出する状態で設けられた1乃至複数の支持腕部に対し支持されている、請求項1〜9のうちの何れか1項に記載した窓枠用排水装置。
- 前記カバー部材が、前記排水路の上端開口を覆う天板部と、この天板部から下方に向けて垂下した側板部とを備えており、この側板部に、前記排水路に水を導く為の導水口が設けられている、請求項1〜10のうちの何れか1項に記載した窓枠用排水装置。
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