JP2009222269A - 外壁端末換気口 - Google Patents

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Abstract

【課題】通気抵抗など他の性能に支障をきたすことなく室内への雨水侵入を低減させ、かつ、施工性をも向上させることができる外壁端末換気口を提供することを目的とする。
【解決手段】室内と室外に連通するダクト1内に嵌挿される筒状部2と、この筒状部2の室外側に設けられるベース部3と、このベース部3の室外側に開口部4を形成したフード部5とを備え、前記筒状部2をベース部3と固定する固定面6と直交する水平面に対して筒状部2の中心線7を室内側に向けて上方向に傾斜させることにより、通気抵抗など他の性能に支障をきたすことなく室内への雨水侵入を低減させ、かつ、施工性をも向上させることができる外壁端末換気口を提供できる。
【選択図】図1

Description

室内に設けた換気装置と連通するダクトの端部に接続される形状で外壁に設けられる外壁端末換気口に関する。
従来、この種の外壁端末換気口の一例として屋外フードが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その屋外フードについて図15を参照にしながら説明する。
図に示すように、室内と室外を連通するダクト101内に嵌挿される筒部102を有したベース部103と、このベース部103の室外側に、下方に開口部104を形成するように設けられるフード部105と、前記ベース部103の下方部に、前記フード部105の横幅より広い形状で、外壁面107から遠ざかる方向に傾斜した水切板108とを備え、前記水切板108の上面109と前記フード部105の側面下端部110が近接するように構成している。
特開2007−225164号公報(図1)
このような従来の外壁端末換気口では、ベース部に対して垂直に筒部が構成されているため、強い風を伴ってフード部の開口部から侵入し筒部まで飛来した雨水は、筒部を通ってダクト内に移動し、ダクトを通って室内に侵入することがあった。
そこで、上記課題を解決するために、ダクトを室外側に向けて下るように下り勾配を設けて、屋外フードと室内側機器(図示せず)を連通させようとすると、作業において非常に手間がかかり、ダクトの勾配を維持させた状態で筒部への嵌挿や固定作業がしずらいという課題がある。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、通気抵抗など他の性能に支障をきたすことなく室内への雨水侵入を低減させ、かつ、施工性をも向上させることができる外壁端末換気口を提供することを目的とする。
本発明の外壁端末換気口は、上記目的を達成するために、室内と室外に連通するダクト内に嵌挿される筒状部と、この筒状部の室外側に設けられるベース部と、このベース部の室外側に開口部を形成したフード部とを備え、前記筒状部をベース部と固定する固定面と直交する水平面に対して筒状部の中心線を室内側に向けて上方向に傾斜させるものである。
また、他の手段は、筒状部の室内側の外側端部に、筒状部の開口部の一部を遮蔽する折返し部を設けたものである。
また、他の手段は、折返し部を、筒状部の底部に設けたものである。
また、他の手段は、折返し部の上部に、室外側に向けひさし部を設けたものである。
また、他の手段は、ベース部の固定面に、筒状部の中心線に対して直交するよう傾斜させる絞り部を設けたものである。
また、他の手段は、筒状部を、ベース部から一体成型で設けたものである。
また、他の手段は、筒状部の底部に、固定面と直交する水平面に対して室内側に向けて上方向に傾斜させた溝部を設けたものである。
また、他の手段は、筒状部の下部を、固定面と直交する水平面に対して室外側に向けて下方向に傾斜させたものである。
また、他の手段は、筒状部の上部に、下方に向けて突出させた側面略V字状の凸部を設けたものである。
また、他の手段は、凸部を、室外側に傾斜させたものである。
また、他の手段は、筒状部に、撥水性塗料を塗装したものである。
また、他の手段は、筒状部に、親水性塗料を塗装したものである。
また、他の手段は、筒状部に、防火ダンパーを組み込んだものである。
本発明によれば、室内と室外に連通するダクト内に嵌挿される筒状部と、この筒状部の室外側に設けられるベース部と、このベース部の室外側に開口部を形成したフード部とを備え、前記筒状部をベース部と固定する固定面と直交する水平面に対して筒状部の中心線を室内側に向けて上方向に傾斜させることにより、通気抵抗など他の性能に支障をきたすことなく室内への雨水侵入を低減させ、かつ、施工性をも向上させることができるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、筒状部の室内側の外側端部に、筒状部の開口部の一部を遮蔽する折返し部を設けたことにより、室内への雨水の侵入量が、更に低減できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、折返し部を、筒状部の底部に設けたことにより、室内への雨水の侵入量が、更に低減できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、折返し部の上部に、室外側に向けひさし部を設けたことにより、折返し部でせき止められなかった雨水をせき止められるので、室内への雨水の侵入量が、更に低減できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、ベース部の固定面に、筒状部の中心線に対して直交するよう傾斜させる絞り部を設けたことにより、筒状部をダクトに嵌挿固定する際の確実な気密性と水密性の確保と施工作業性を向上でき、かつ、筒状部に傾斜を設ける必要が無いので、簡素な形状で構成可能となるため、製造コストが軽減できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、筒状部を、ベース部から一体成型で設けたことにより、ベース部と筒状部を個々に製作し組立するよりも、製造コストが軽減でき、かつ、部品精度や組立作業のバラツキから生じる部品間の隙間発生が無くなるので、気密性や水密性の向上と低圧損化が向上できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、筒状部の底部に、固定面と直交する水平面に対して室内側に向けて上方向に傾斜させた溝部を設けたことにより、溝部に水が流れやすくなり結果室外へ流れやすくなるため、室内への雨水の侵入量が更に低減できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、筒状部の下部を、固定面と直交する水平面に対して室外側に向けて下方向に傾斜させたことにより、筒状部の下部のみ傾斜を設けるといった必要最小限の変更により、室内への雨水の侵入量が低減できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、筒状部の上部に、下方に向けて突出させた側面略V字状の凸部を設けたことにより、圧損抵抗増を最小限に留めて、雨水の筒状部内滞留時間を短縮しつつ、室内への雨水の侵入量が低減できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、凸部を、室外側に傾斜させたことにより、確実に筒状部の上部に飛来した雨水を室外側に導くので、室内への雨水の侵入量が低減できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、筒状部に、撥水性塗料を塗装したことにより、雨水の筒状部内滞留時間を短縮しつつ、室内への雨水の侵入量が低減できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、筒状部に、親水性塗料を塗装したことにより、筒状部に付着した雨水を確実にスムーズに室外へ流せるので、室内への雨水の侵入量が低減できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、筒状部に、防火ダンパーを組み込んだことにより、防火を防ぎつつ、室内への雨水の侵入量が低減できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
本発明の請求項1記載の外壁端末換気口は、室内と室外に連通するダクト内に嵌挿される筒状部と、この筒状部の室外側に設けられるベース部と、このベース部の室外側に開口部を形成したフード部とを備え、前記筒状部をベース部と固定する固定面と直交する水平面に対して筒状部の中心線を室内側に向けて上方向に傾斜させることとしたものであり、強い外風を伴ってフード部に設けられた開口部から侵入し筒状部の内壁まで飛来した雨水が、筒状部の傾斜を下り侵入した逆の経路をたどって室外に流され、かつ、筒状部およびダクトの中心線の傾きのずれを最小限にすることが可能となり、ダクトに筒状部を嵌挿固定する作業性が良化できると同時に、筒状部とダクトで構成される風路が直線で形成され、流れがスムーズになるという作用を有する。
また、請求項2記載の外壁端末換気口は、筒状部の室内側の外側端部に、筒状部の開口部の一部を遮蔽する折返し部を設けたこととしたものであり、筒状部に侵入した雨水は、折返し部でせき止められ室外に流されるという作用を有する。
また、請求項3記載の外壁端末換気口は、折返し部を、筒状部の底部に設けたこととしたものであり、筒状部に侵入した雨水は、筒状部の室内側に向けて飛来する過程で自重により底部に集約されていくため、折返し部で効率良くせき止められて室外に流されるという作用を有する。
また、請求項4記載の外壁端末換気口は、折返し部の上部に、室外側に向けひさし部を設けたこととしたものであり、筒状部に侵入した雨水は、折返し部でせき止められ、更に上部に上がった雨水をひさし部でせき止めて室外に流されるという作用を有する。
また、請求項5記載の外壁端末換気口は、ベース部の固定面に、筒状部の中心線に対して直交するよう傾斜させる絞り部を設けたこととしたものであり、ダクトの室外側端部にコーキング剤を塗布して筒状部またはベース部の室内側に嵌挿固定する際のコーキング剤の充填塗布量を下部のみ多くするなどの配慮をする必要が無く、また、筒状部に傾斜を設ける必要が無く、簡素な形状で構成可能となるという作用を有する。
また、請求項6記載の外壁端末換気口は、筒状部を、ベース部から一体成型で設けたこととしたものであり、一体成型により製造コストが軽減でき、かつ、部品精度や組立作業のばらつきから生じる部品間の隙間発生が無くなるという作用を有する。
また、請求項7記載の外壁端末換気口は、筒状部の底部に、固定面と直交する水平面に対して室内側に向けて上方向に傾斜させた溝部を設けたこととしたものであり、筒状部の内壁まで飛来した雨水が効率良く溝部に集約され、傾斜を下り室外に流れるという作用を有する。
また、請求項8記載の外壁端末換気口は、筒状部の下部を、固定面と直交する水平面に対して室外側に向けて下方向に傾斜させたこととしたものであり、筒状部の内壁まで飛来した雨水が効率良く下部に集約され、傾斜を下り室外に流れるという作用を有する。
また、請求項9記載の外壁端末換気口は、筒状部の上部に、下方に向けて突出させた側面略V字状の凸部を設けたこととしたものであり、凸部が風路に対して傾斜しているので、筒状部内の圧損抵抗増を最小限にできるとともに、上部に飛来した雨水が凸部に衝突、または、付近に付着した雨水が滞留時間を最小限にして凸部に集約され、大きな雨粒となって底部へと落下し、傾斜を下って室外に流れるという作用を有する。
また、請求項10記載の外壁端末換気口は、凸部を、室外側に傾斜させたこととしたものであり、筒状部の上部に飛来した雨水が凸部に衝突、または、付近に付着した雨水は室外側に向かって底部へと落下し、傾斜を下って室外に流れるという作用を有する。
また、請求項11記載の外壁端末換気口は、筒状部に、撥水性塗料を塗装したこととしたものであり、筒状部の内壁まで飛来した雨水が、弾かれて筒状部に設けられた傾斜を下って室外に流れるという作用を有する。
また、請求項12記載の外壁端末換気口は、筒状部に、親水性塗料を塗装したこととしたものであり、筒状部の内壁まで飛来した雨水が、筒状部の内壁に親水され、傾斜を下って室外に流れるという作用を有する。
また、請求項13記載の外壁端末換気口は、筒状部に、防火ダンパーを組み込んだこととしたものであり、筒状部の内部まで飛来した雨水の多くが、防火ダンパーに衝突し筒状部の底部へと流れ落ち、傾斜を下って室外に流れるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、室内と室外に連通するダクト1内に嵌挿される筒状部2と、この筒状部2の室外側に設けられるベース部3と、このベース部3の室外側に開口部4を形成したフード部5とを備え、前記筒状部2をベース部3と固定する固定面6と直交する水平面に対して筒状部2の中心線7を室内側に向けて上方向にX°傾斜させる構成とする。
上記構成により、室内に設けられた換気装置(図示せず)とダクト1を介して接続され給排気利用される外壁端末換気口において、強い外風を伴ってフード部5に設けられた開口部4から侵入し筒状部2の内壁8まで飛来した雨水9が、筒状部2の傾斜を下り侵入した逆の経路をたどって室外に流され、かつ、筒状部2およびダクト1の中心線7の傾きのズレを最小限にすることが可能となり、ダクト1に筒状部2を嵌挿固定する作業性が良化できると同時に、筒状部2とダクト1で構成される風路が直線で形成され、流れがスムーズになる。
このように本発明の実施の形態1の外壁端末換気口によれば、通気抵抗など他の性能に支障をきたすことなく室内への雨水侵入を低減させ、かつ、施工性をも向上させることができることとなる。
(実施の形態2)
図2において、実施の形態1と異なるところは、筒状部2Aの室内側の外側端部10に、筒状部2Aの開口部の一部を遮蔽する折返し部11を設けた点である。
上記構成により、筒状部2Aに侵入した雨水9は、折返し部11でせき止められ室外に流される。
このように本発明の実施の形態2の外壁端末換気口によれば、室内への雨水9Aの侵入量が、更に低減できることとなる。
(実施の形態3)
図3において、実施の形態1と異なるところは、折返し部11Aを、筒状部2Bの底部12に設けた点である。
上記構成により、筒状部2Bに侵入した雨水9は、筒状部2Bの室内側に向けて飛来する過程で自重により底部12に集約されていくため、折返し部11Aで効率良くせき止められて室外に流される。
このように本発明の実施の形態3の外壁端末換気口によれば、室内への雨水9の侵入量が、更に低減できることとなる。
(実施の形態4)
図4において、実施の形態2と異なるところは、折返し部11Bの上部に、室外側に向けひさし部13を設けた点である。
上記構成により、筒状部2Cに侵入した雨水9は、折返し部11Bでせき止められ、更に上部に上がった雨水9をひさし部13でせき止めて室外に流される。
このように本発明の実施の形態4の外壁端末換気口によれば、折返し部11Bでせき止められなかった雨水9をせき止められるので、室内への雨水9の侵入量が、更に低減できることとなる。
(実施の形態5)
図5において、実施の形態3と異なるところは、ベース部3Aの固定面6Aに、筒状部2Dの中心線7Aに対して直交するよう傾斜させる絞り部14を設けた点である。
上記構成により、ダクト1の室外側端部15にコーキング剤16を塗布して筒状部2Dまたはベース部3Aの室内側に嵌挿固定する際のコーキング剤16の充填塗布量を下部のみ多くするなどの配慮をする必要が無く、また、筒状部2Dに傾斜を設ける必要が無く、簡素な形状で構成可能となる。
このように本発明の実施の形態5の外壁端末換気口によれば、筒状部2Dをダクト1に嵌挿固定する際の確実な気密性と水密性の確保と施工作業性を向上でき、かつ、筒状部2Dに傾斜を設ける必要が無いので、簡素な形状で構成可能となるため、製造コストが軽減できることとなる。
(実施の形態6)
図6において、実施の形態5と異なるところは、筒状部2Eを、ベース部3Bから一体成型で設けた点である。
上記構成により、一体成型により製造コストが軽減でき、かつ、部品精度や組立作業のばらつきから生じる部品間の隙間発生が無くなる。
このように本発明の実施の形態6の外壁端末換気口によれば、ベース部3Bと筒状部2Eを個々に製作し組立するよりも、製造コストが軽減でき、かつ、部品精度や組立作業のばらつきから生じる部品間の隙間発生が無くなるので、気密性や水密性の向上と低圧損化が向上できることとなる。
(実施の形態7)
図7および図8において、実施の形態5と異なるところは、筒状部2Fの底部12Aに、固定面6と直交する水平面に対して室内側に向けて上方向に傾斜させた溝部17を設けた点である。
上記構成により、筒状部2Fの内壁8Aまで飛来した雨水9が効率良く溝部17に集約され、傾斜を下り室外に滴下する。
このように本発明の実施の形態7の外壁端末換気口によれば、溝部17に水が流れやすくなり結果室外へ流れやすくなるため、室内への雨水9の侵入量が更に低減できることとなる。
(実施の形態8)
図9において、実施の形態7と異なるところは、筒状部2Gの下部18を、固定面6と直交する水平面に対して室内側に向けて下方向に傾斜させた点である。
上記構成により、筒状部2Gの内壁8Bまで飛来した雨水9が効率良く下部18に集約され、傾斜を下り室外に滴下する。
このように本発明の実施の形態8の外壁端末換気口によれば、筒状部2Gの下部18のみ傾斜を設けるといった必要最小限の変更により、室内への雨水9の侵入量が更に低減できることとなる。
(実施の形態9)
図10において、実施の形態6と異なるところは、筒状部2Hの上部に、下方に向けて突出させた側面略V字状の凸部19を設けた点である。
上記構成により、凸部19が風路に対して傾斜しているので、筒状部2H内の圧損抵抗増を最小限にできるとともに、上部に飛来した雨水9が凸部19に衝突、または、付近に付着した雨水9が滞留時間を最小限にして凸部19に集約され大きな雨粒となって底部12へと落下し傾斜を下って室外に流れる。
このように本発明の実施の形態9の外壁端末換気口によれば、圧損抵抗増を最小限に留めて、雨水9の筒状部2H内滞留時間を短縮しつつ、室内への雨水9の侵入量が低減できることとなる。
(実施の形態10)
図11において、実施の形態6、9と異なるところは、凸部19Aを、室外側に傾斜させた点である。
上記構成により、筒状部2Iの上部に飛来した雨水9が凸部19Aに衝突、または、付近に付着した雨水9は室外側に向かって底部12へと落下し、傾斜を下って室外に流れる。
このように本発明の実施の形態10の外壁端末換気口によれば、確実に筒状部2Iの上部に飛来した雨水9を室外側に導くので、室内への雨水9の侵入量が低減できることとなる。
(実施の形態11)
図12において、実施の形態1と異なるところは、筒状部2Jに、撥水性塗料20を塗装した点である。
上記構成により、筒状部2Jの内壁8Cまで飛来した雨水9が、弾かれて筒状部2Jに設けられた傾斜を下って室外に流れる。
このように本発明の実施の形態11の外壁端末換気口によれば、雨水9の筒状部2J内滞留時間を短縮しつつ、室内への雨水9の侵入量が低減できることとなる。
(実施の形態12)
図13において、実施の形態1と異なるところは、筒状部2Kに、親水性塗料21を塗装した構成とする。
上記構成により、筒状部2Kの内壁8Dまで飛来した雨水9が、筒状部2Kの内壁8Dに親水され、傾斜を下って室外に流れる。
このように本発明の実施の形態12の外壁端末換気口によれば、筒状部2Kに付着した雨水9を確実にスムーズに室外へ流せるので、室内への雨水9の侵入量が低減できることとなる。
(実施の形態13)
図14において、実施の形態1と異なるところは、筒状部2Lに、防火ダンパー22を組み込んだ点である。
上記構成により、筒状部2Lの内部まで飛来した雨水9の多くが、防火ダンパー22に衝突し筒状部2Lの底部12へと流れ落ち、傾斜を下って室外に流れる。
このように本発明の実施の形態13の外壁端末換気口によれば、防火を防ぎつつ、室内への雨水9の侵入量が低減できることとなる。
本発明に係る外壁端末換気口における筒状部の構成は、通気抵抗など他の性能に支障をきたすことなく室内への雨水侵入を低減させ、かつ、施工性をも向上させることができるという効果のある構成によって、換気装置、送風機、空気調和機、熱交換気扇等に取付けられるフードにも適用できる。
本発明の実施の形態1の外壁端末換気口の設置状態を示す断面図 本発明の実施の形態2の外壁端末換気口の設置状態を示す断面図 本発明の実施の形態3の外壁端末換気口の設置状態を示す断面図 本発明の実施の形態4の外壁端末換気口の設置状態を示す断面図 本発明の実施の形態5の外壁端末換気口の設置状態を示す断面図 本発明の実施の形態6の外壁端末換気口の設置状態を示す断面図 本発明の実施の形態7の外壁端末換気口の設置状態を示す断面図 同外壁端末換気口の筒状部の斜視図 本発明の実施の形態8の外壁端末換気口の設置状態を示す断面図 本発明の実施の形態9の外壁端末換気口の設置状態を示す断面図 本発明の実施の形態10の外壁端末換気口の設置状態を示す断面図 本発明の実施の形態11の外壁端末換気口の設置状態を示す断面図 本発明の実施の形態12の外壁端末換気口の設置状態を示す断面図 本発明の実施の形態13の外壁端末換気口の設置状態を示す断面図 従来の屋外フードの設置状態を示す断面図
符号の説明
1 ダクト
2 筒状部
2A 筒状部
2B 筒状部
2C 筒状部
2D 筒状部
2E 筒状部
2F 筒状部
2G 筒状部
2H 筒状部
2I 筒状部
2J 筒状部
2K 筒状部
2L 筒状部
3 ベース部
3A ベース部
3B ベース部
4 開口部
5 フード部
6 固定面
6A 固定面
7 中心線
7A 中心線
10 外側端部
11 折返し部
11A 折返し部
11B 折返し部
12 底部
12A 底部
13 ひさし部
14 絞り部
17 溝部
18 下部
19 凸部
19A 凸部
20 撥水性塗料
21 親水性塗料
22 防火ダンパー

Claims (13)

  1. 室内と室外に連通するダクト内に嵌挿される筒状部と、この筒状部の室外側に設けられるベース部と、このベース部の室外側に開口部を形成したフード部とを備え、前記筒状部をベース部と固定する固定面と直交する水平面に対して筒状部の中心線を室内側に向けて上方向に傾斜させることを特徴とした外壁端末換気口。
  2. 筒状部の室内側の外側端部に、筒状部の開口部の一部を遮蔽する折返し部を設けたことを特徴とする請求項1記載の外壁端末換気口。
  3. 折返し部を、筒状部の底部に設けたことを特徴とする請求項2記載の外壁端末換気口。
  4. 折返し部の上部に、室外側に向けひさし部を設けたことを特徴とする請求項3記載の外壁端末換気口。
  5. ベース部の固定面に、筒状部の中心線に対して直交するよう傾斜させる絞り部を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の外壁端末換気口。
  6. 筒状部を、ベース部から一体成型で設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の外壁端末換気口。
  7. 筒状部の底部に、固定面と直交する水平面に対して室内側に向けて上方向に傾斜させた溝部を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の外壁端末換気口。
  8. 筒状部の下部を、固定面と直交する水平面に対して室外側に向けて下方向に傾斜させたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の外壁端末換気口。
  9. 筒状部の上部に、下方に向けて突出させた側面略V字状の凸部を設けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の外壁端末換気口。
  10. 凸部を、室外側に傾斜させたことを特徴とする請求項9記載の外壁端末換気口。
  11. 筒状部に、撥水性塗料を塗装したことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の外壁端末換気口。
  12. 筒状部に、親水性塗料を塗装したことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の外壁端末換気口。
  13. 筒状部に、防火ダンパーを組み込んだことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の外壁端末換気口。
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