JP2007225164A - 屋外フード - Google Patents

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Abstract

【課題】台風のような強い風を伴った雨でも、室内側に雨水の浸入するのを防止できる屋外フードを提供することを目的とする。
【解決手段】室内と室外を連通するダクト1内に嵌挿される筒部2を有したベース部3と、ベース部3の室内側に下方に開口部4を形成するように設けられるフード部5と、ベース部3の下方部にフード部5の横幅より広い形状で、外壁面から遠ざかる方向に傾斜した水切板8の上面9とフード部5の側面下端部10が近接する構成とすることにより、台風のような強い風を伴った雨でも、室内側に雨水の浸入するのを防止できる屋外フードを得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅等の室内空気を換気するときに、建物の外壁部分に設置される屋外フードに関する。
従来、この種の屋外フードの一例として水切板を設けた換気フードが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その換気フードについて図12および図13を参照にしながら説明する。
図に示すように、水切板101はフード102の横幅より大きくした水受け部103を有し、その下方先端は壁104から離れるように折り曲げられ、水切板101の幅はフード102の幅より片側で5mm大きくしている。また、水受け部103は雨水が水切板101先端へ流れるように上方へ向い折り曲げられた水切縁部105が設けられている。
特開平11−281112号公報([0014]図1、図2)
このような従来の換気フードでは、水切板101はフード102の下端部より離れて設けられていることにより、強風時には、フード102内に吹き込む風により、水切板101で受け止められていた雨水が水切板101上をフード102の中心方向に流れ、フード102内に移動し室内に浸入するという課題があり、強風時においても雨水が室内に浸入しないようにすることが要求されている。
本発明は、従来のこのような課題を解決するものであり、台風のような強い風を伴った雨でも室内側に雨水が浸入するのを防止できる屋外フードを提供することを目的としている。
本発明の屋外フードは上記目的を達成するために、室内と室外を連通するダクト内に嵌挿される筒部を有したベース部と、このベース部の室外側に、下方に開口部を形成するように設けられるフード部と、前記ベース部の下方部に、前記フード部の横幅より広い形状で、外壁面から遠ざかる方向に傾斜した水切板とを備え、前記水切板の上面と前記フード部の側面下端部が近接する構成としたものである。
この手段により、室内に雨水の浸入を防止できる屋外フードが得られる。
また、他の手段は、水切板の上面にフード部の側面部と平行となる水の流れを遮へいする凸部を形成したものである。
この手段により、室内への雨水の浸入を防止できる屋外フードが得られる。
また、他の手段は、水切板の上面にフード部の側面下端部が嵌入する凹溝を設けたものである。
この手段により、室内への雨水の浸入を防止できる屋外フードが得られる。
また、他の手段は、水切板の上面に弾性部材を貼付けたものである。
この手段により、室内への雨水の浸入を防止できる屋外フードが得られる。
また、他の手段は、水切板を軟質の樹脂材料で形成したものである。
この手段により、室内への雨水の浸入を防止できる屋外フードが得られる。
また、他の手段は、フード部の形状を、フード部の側面部下端部が外壁面側から正面部に向かい下方に傾斜する形状に設け、前記フード部の側面部と正面部とをつなぐ稜線をフード部の最下端位置とし、前記稜線は筒部の外径よりも外側に位置する構成としたものである。
この手段により、フード部下端から滴下する雨水が室内に浸入するのを低減することができる屋外フードが得られる。
また、他の手段は、フード部の側面部と正面部とをつなぐ領域を1面または複数面により形成したものである。
この手段により、室内への雨水の浸入を低減することができる屋外フードが得られる。
また、他の手段は、フード部の最下端部の位置を水切板の最下端部の位置より下側に設けたものである。
この手段により、室内への雨水の浸入を低減することができる屋外フードが得られる。
また、他の手段は、水切板の最下端部の位置を外壁面から15mm〜30mmの範囲内に設けたものである。
この手段により、室内への雨水の浸入を防止できるとともに、外壁面の汚れを防止できる屋外フードが得られる。
また、他の手段は、水切板の両外側端部壁から離れる方向に立ち上がっている立ち上り部を形成したものである。
この手段により、雨水によって外壁面が汚れるのを防止できる屋外フードが得られる。
また、他の手段は、水切板表面およびフード部表面に光触媒塗装を施し、光触媒塗装膜を形成したものである。
この手段により、雨水によってフード部表面についた汚れを含んだ状態で外壁面に垂れる汚れを低減できるという屋外フードが得られる。
また、他の手段は、水切板表面およびフード部表面に撥水塗装を施し、撥水塗装膜を形成したものである。
この手段により、屋外フードがきれいな状態を保つことができるとともに、外壁面に垂れる汚れを低減できるという屋外フードが得られる。
本発明によれば、室内に雨水の浸入を防止できるという効果のある屋外フードを提供できる。
また、フード部下端から滴下する雨水が室内に浸入するのを低減することができるという効果のある屋外フードを提供できる。
また、室内への雨水の浸入を防止するとともに、外壁面の汚れを防止できるという効果のある屋外フードを提供できる。
また、フード部表面についた汚れを含んだ状態で外壁面に垂れる汚れを低減できるという効果のある屋外フードを提供できる。
また、屋外フードがきれいな状態を保つことができるとともに外壁面に垂れる汚れを低減できるという効果のある屋外フードを提供できる。
本発明の請求項1記載の屋外フードは、室内と室外を連通するダクト内に嵌挿される筒部を有したベース部と、このベース部の室外側に、下方に開口部を形成するように設けられるフード部と、前記ベース部の下方部に、前記フード部の横幅より広い形状で、外壁面から遠ざかる方向に傾斜した水切板とを備え、前記水切板の上面と前記フード部の側面下端部が近接する構成としたものであり、フード部の外周を伝って下降し、水切板上に流れた雨水は、強い風を受けても、水切板の上面がフード部の側面下端部に近接されていることにより、水切板上に流れた水は垂直に落下し、フード部内に浸入するのが防止され、フード部の中央部に雨水が浸入しないことにより、室内への雨水の浸入を防止できるという作用を有する。
また、請求項2記載の屋外フードは、水切板の上面にフード部の側面部と平行となる水の流れを遮へいする凸部を形成したものであり、フード部の外周を伝って下降し、水切板上に流れた雨水が強い風を受けてフード部側に流れようとしても水切板上に設けた水を遮へいする凸部により案内され雨水は垂直に落下し、フード内に浸入するのが防止され、フード部の中央部に雨水が浸入しないことにより、案内への雨水の浸入を防止できるという作用を有する。
また、請求項3記載の屋外フードは、水切板の上面にフード部の側面下端部が嵌入する凹溝を設けたものであり、フード部の外周を伝って下降し、水切板上に流れた雨水が、強い風を受けてフード部側に流れようとしても、水切板上面とフード部下端部との間の隙間がなくなり、水切板上に流れた雨水は水切板の端部から垂直に落下し、フード部内に浸入するのが防止され、フード部の中央部に雨水が浸入しないことにより、室内への雨水の浸入を防止できるという作用をする。
また、請求項4記載の屋外フードは、水切板の上面に弾性部材を貼付けたものであり、フード部の外周を伝って下降し、水切板上に流れた雨水が強い風を受けてフード部側に流れようとしても、水切板上に設けた弾性部材にフード部の下端部が当接されているので、水切板上面とフード部下端部との間の隙間がなくなり水切板に流れた雨水は水切板の端部より垂直に落下し、フード部内に浸入するのが防止され、フード部の中央部に雨水が浸入しないことにより、室内への雨水の浸入を防止できるという作用を有する。
また、請求項5記載の屋外フードは、水切板を軟質の樹脂材料で形成したものであり、フード部の外周を伝って下降し、水切板上に流れた雨水が強い風を受けてフード部に流れようとしても、水切板を軟質の樹脂材料で形成しているのでフード部の側面側の下端部が水切板の表面上に当接したとき、水切板の表面がめり込むようになり、フード部と水切板との間の隙間がなくなり、水切板に流れた雨水は水切板の端部より垂直に落下し、フード部内に浸入するのが防止され、フード部の中央部に雨水が浸入しないことにより室内への雨水の浸入を防止できるという作用を有する。
また、請求項6記載の屋外フードは、フード部の形状を、フード部の側面部下端部が外壁面側から正面部に向かい下方に傾斜する形状に設け、前記フード部の側面部と正面部とをつなぐ稜線をフード部の最下端位置とし、前記稜線は筒部の外径よりも外側に位置する構成としたものであり、フード部の側面を伝った雨水は、強い風を伴った雨が発生したとき、フード部の下部周辺の下方部で発生する室内側に向かう風は、筒部の外径の幅領域が強く、いわゆるフード部下端部で下からあおられるような風となり、フード部下端より滴下する雨水が室内に浸入するのを低減することができるという作用を有する。
また、請求項7記載の屋外フードは、フード部の側面部と正面部とをつなぐ領域を1面または複数面により形成したものであり、フード部の側面部と正面部をつなぐ領域が複数面に分割されているので、フード部から滴下する雨水の滴下位置が分散されることとなり、正面部の1箇所から多く滴下させる場合のように室内へ入る量が多くなるのが緩和され、室内への水の浸入を低減することができるという作用を有する。
また、請求項8記載の屋外フードは、フード部の最下端部の位置を水切板の最下端部の位置より下側に設けたものであり、フードの内側に位置する部分の水切板の最下端部の位置から滴下する雨水は、その滴下位置がフード部の内部に位置するため、室内側へ向かう風速が弱いため外風の影響を受けることが低減されることとなり、室内への水の浸入を低減することができるという作用を有する。
また、請求項9記載の屋外フードは、水切板の最下端部の位置を外壁面から15mm〜30mmの範囲内に設けたものであり、水切板の下端から滴下する雨水は外壁面から30mm以下に離れた位置となるため、滴下する雨水がフード部の下部周辺で室内側に向かう外風にあおられて室内に浸入するのを防止することができ、また、フード部の周辺に付着した汚れを含んでいる汚い水は、外壁面から15mm以上離れた水切板の下端部の位置から滴下することとなり、外壁面を汚染するのを防止できるという作用を有する。
また、請求項10記載の屋外フードは、水切板の両外側端部壁から離れる方向に立ち上がっている立ち上り部を形成したものであり、水切板上を流れる雨水が水切板からさらに外側に漏れることが立ち上り部により阻止されてなくなり、水切板上を流れ、水切板の下端から落下することにより、外壁面から離れた位置に落下させることができ、雨水によって外壁面が汚れるのを防止できるという作用を有する。
また、請求項11記載の屋外フードは、水切板表面およびフード部表面に光触媒塗装を施し、光触媒塗装膜を形成したものであり、フード部および水切板に付いたほこりや汚れは、光触媒塗装によって自然に汚れが分解するので、雨水によってフード部および水切板表面についた汚れを含んだ水が外壁面に垂れ外壁面を汚染するのを低減することができるという作用を有する。
また、請求項12記載の屋外フードは、水切板表面およびフード部表面に撥水塗装を施し、撥水塗装膜を形成したものであり、フード部および水切板に付着した汚れがフード部および水切板に固着するのを防止することにより、降雨時、フード部や水切板の表面についた汚れを雨で速やかに流れ落とすことができ、屋外フードをきれいな状態で保持することができ、また、フード表面についた汚れを含んだ水が外壁面から垂れるという外壁面の汚れるのを防止できるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1および図2に示すように、室内と室外を連通するダクト1内に嵌挿される筒部2を有したベース部3と、ベース部3の室外側に下方に開口部4を形成するように設けられるフード部5と、ベース部3の下方部にフード部5の横幅より広い形状で壁部6の外壁面7から遠ざかる方向に傾斜した水切板8とを備え、水切板8の上面9とフード部5の側面下端部10が近接する構成とする。なお近接とは当接して密接状態になるのが性能上望ましいが、製造上のバラツキにより0mmから3mm程度の範囲のものをいう。
上記構成において、雨降りにフード部5の外周を伝って下降し、水切板8の上面9に流れた雨水は、強い風を受けても水切板8の上面9がフード部5の側面下端部10に近接されていることにより、水切板8の先端部より垂直に落下し、フード部5内に浸入するのが防止されフード部5の中央部側に雨水が浸入しないことにより室内への雨水の浸入を防止できることとなる。
(実施の形態2)
図3に示すように、水切板8Aの上面9Aにフード部5Aの側面部11と平行となる水の流れを遮へいする凸部12を形成し構成する。
上記構成において、雨降りにフード部5Aの外周を伝って下降し、水切板8Aの上面9Aに流れた雨水が強い風を受けてフード部5A側に流れようとしても、水切板8Aの上面9Aに設けた水の流れを遮へいする凸部12により、水切板8Aの下端部に案内され雨水は垂直に落下し、フード部5A内に浸入するのが防止されフード部5Aの中央部側に雨水が浸入しないことにより、室内への雨水の浸入を防止できることとなる。
(実施の形態3)
図4に示すように、水切板8Bの上面9Bにフード部5Bの側面下端部10Aが嵌入する凹溝13を設け構成する。
上記構成において、雨降りにフード部5Bの外周を伝って下降し、水切板8Bの上面9B上に流れた雨水が強い風を受けてフード部5B内に流れようとしても、水切板8Bの上面9Bとフード部5Bの側面下端部10Aとの間に隙間がないので水切板8Bの上面9B上に流れた雨水は水切板8Bの下端部から垂直に落下し、フード部5B内に浸入するのが防止され、フード部5B内の中央部側に雨水が浸入しないことにより、室内への雨水の浸入が防止されることとなる。
(実施の形態4)
図5に示すように、水切板8Cの上面9Cに弾性部材14を貼り付け構成する。
上記構成において、雨降りにフード部5Cの外周を伝って下降し、水切板8C上に流れた雨水が強い風を受けてフード部5C内に流れようとしても、水切板8Cの上面9Cに設けた弾性部材14により、フード部5Cの側面下端部10Bとの間に隙間がなくなり、水切板8Cに流れた雨水は水切板8Cの下端部より垂直に落下し、フード部5C内に浸入するのが防止され、フード部5Cの中央部側に雨水が浸入しないことにより、室内への雨水の浸入を防止できることとなる。
(実施の形態5)
図6に示すように、水切板8Dを軟質の樹脂材料で形成し構成する。
上記構成において、雨降りに、フード部5Dの外周を伝って下降し、水切板8Dの上面9Dに流れた雨水が強い風を受けてフード部5D内に流れようとしても、水切板8Dを軟質の樹脂材料で形成しているので、フード部5Dの側面下端部10Cが水切板8Dの上面9Dに当接したときに、水切板8Dの上面9Dが凹みフード部5Dの側面下端部10Cがめり込むようになり、フード部5Dと水切板8Dとの間に隙間がなくなり、水切板8Dの上面9Dに流れた雨水は、水切板8Dの下端部より垂直に落下し、フード部5D内に浸入するのが防止され、フード部5D中央部側に雨水が浸入しないことにより、室内への雨水の浸入を防止できることとなる。
(実施の形態6)
図7および図8に示すように、フード部5Eの形状を、フード部5Eの側面部11Aの下端部15を外壁面7A側から正面部16に向かい下方に傾斜する形状に設け、フード部5Eの側面部11Aと正面部16とをつなぐ稜線17をフード部5Eの最下端位置とし、稜線17は筒部2の外径より外側に位置するように設け、フード部5Eの側面部11Aと正面部16とをつなぐ領域を1面または複数面により形成し、フード部5Eの最下端に設けたフード部の最下端部18の位置を水切板の最下端部19より下側に設け、水切板の最下端部19の位置を、外壁面7Aからの寸法(A)を15mm〜30mmの範囲に設け構成する。
上記構成においては、フード部5Eの形状をフード部5Eの側面部11Aの下端が外壁面7A側から正面部16に向かい下方に形状に設け、フード部5Eの側面部11Aと正面部16とをつなぐ稜線17をフード部5Eの最下端位置とし、稜線17は筒部2の外径より外側に位置するように設けているので、フード部5Eの側面から伝った雨水は、フード部5Eの下端部15が前方に行くに従って下方に傾斜していて、雨水はそのフード部の最下端部18で滴下することとなるが、その位置(稜線17の下端位置)が筒部2の外径より外側に位置することとなる。ところで、強い風を伴った台風のようなときは、フード部5Eの下部周辺にフード部5Eの内部に流れる風が発生する。この風は筒部2の外径より内側の領域が最も強く、外側の領域は弱い風となるため、フード5Eの側面から伝って筒部2の外径より外側に位置するフード部の最下端部18から滴下する雨水はフード部5E内にあおられて流れることがないので室内側に雨水の浸入するのを防ぐことができることとなる。
また、フード部5Eの側面部11Aと正面部16とをつなぐ領域を1面または複数面により形成しているので、フード部5Eから滴下する雨水の滴下位置が分散されることとなり、正面部16の1箇所から多く滴下した場合のように室内へ入る雨水の量が多くなるのを緩和することができ、室内への雨水の浸入を低減することができることとなる。
また、フード部の最下端部18の位置を、水切板8Eの設けた水切板の最下端部19の位置より下側に設けたので、フード5Eの内側に位置する部分の水切板の最下端部19から雨水が滴下する際、強い風を伴った台風のようなときには、フード部5Eの下部周辺で、ダクト開口部20に向かう風が発生するが、この風はフード部5Eの正面部16の下端から、下端より下側の付近が一番強く、フード5Eの下端より上端すなわちフード5E内部側はやや弱くなる。また、外壁面7A側近傍では弱い。そして、水切板8E上の雨水は水切板の最下端部19から滴下するが、その滴下位置がダクト開口部20に向かう風がやや弱い領域で滴下するため、フード部の最下端部18の周辺のフード部5Eへの吹き込みによって、水滴がフード部5Eにあおられることがないので、室内への雨水の浸入を低減することができることとなる。
また、水切板の最下端部19の位置を外壁面7Aから15mm〜30mmの寸法(A)の範囲内に設けたので、滴下する雨水がフード部5Eの下部周辺であおられる風によって室内への浸入を低減できるとともに、フード部5Eの周辺に付着した汚れを含んでいる雨水は、外壁面7Aから15mm以上離れた水切板の最下端部19の位置から滴下することとなり、外壁面7Aを汚染するのが防止できることとなる。
(実施の形態7)
図9に示すように、水切板8Fの両外側端部を壁から離れる方向に立ち上り部21を形成して構成する。
上記構成においては、フード部5Fの外周および水切板8Fが汚れている場合でも、降雨時にフード部5Fの外周および水切板8Fの表面を伝って流れる雨水は、立ち上り部21により水切板8Fの横方向に漏れることなく、外壁面(図示せず)から離れて落ちることとなり、外壁面を汚さないようにできることとなる。
(実施の形態8)
図10に示すように、水切板8Gの表面およびフード部5Gの表面に光触媒塗装を施し光触媒塗装膜22を形成し構成する。
上記構成においては、水切板8Gおよびフード部5G表面に光触媒がコーティングされ光触媒塗装膜22が形成されていることにより、自然光によって自然にフード部5Gおよび水切板8G表面の汚れが分解され、降雨時に雨水が汚れを吸収し汚れた水となって外壁面7Bを伝って外壁面7Bを汚すのを防止できることとなる。
(実施の形態9)
図11に示すように水切板8Hの表面およびフード部5Hの表面に撥水塗装を施し、撥水塗装膜23を形成し構成する。
上記構成においては、降雨時、フード部5Hおよび水切板8Hの表面上の汚れが雨水で流されることとなり、屋外フード5Hをきれいな状態で維持することができることとなる。
本発明にかかる屋外フードの水切板の構造は、室内側に雨水が浸入するのを防止できる構造によって、換気装置、送風機等に取り付けられるフードにも適用できる。
本発明の実施の形態1の屋外フードの設置状態を示す断面図 同屋外フードの斜視図 本発明の実施の形態2の屋外フードの水切板部分を示す部分斜視図 本発明の実施の形態3の屋外フードの水切板部分を示す部分斜視図 本発明の実施の形態4の屋外フードの水切板部分を示す部分斜視図 本発明の実施の形態5の屋外フードの斜視図 本発明の実施の形態6の屋外フードの正面図 同屋外フードの設置状態を示す断面図 本発明の実施の形態7の屋外フードの水切板部分を示す部分斜視図 本発明の実施の形態8の屋外フードの斜視図 本発明の実施の形態9の屋外フードの斜視図 従来の換気フードの設置状態を示す断面図 同換気フードの正面図
符号の説明
1 ダクト
2 筒部
3 ベース部
4 開口部
5 フード部
5A フード部
5B フード部
5E フード部
5G フード部
5H フード部
7 外壁面
7A 外壁面
8 水切板
8A 水切板
8B 水切板
8C 水切板
8D 水切板
8F 水切板
8G 水切板
8H 水切板
9 上面
9A 上面
9B 上面
9C 上面
10 側面下端部
10A 側面下端部
11 側面部
11A 側面部
12 凸部
13 凹溝
14 弾性部材
15 下端部
16 正面部
17 稜線
18 フード部の最下端部
19 水切板の最下端部
21 立ち上り部
22 光触媒塗装膜
23 撥水塗装膜

Claims (12)

  1. 室内と室外を連通するダクト内に嵌挿される筒部を有したベース部と、このベース部の室外側に、下方に開口部を形成するように設けられるフード部と、前記ベース部の下方部に、前記フード部の横幅より広い形状で、外壁面から遠ざかる方向に傾斜した水切板とを備え、前記水切板の上面と前記フード部の側面下端部が近接する構成とした屋外フード。
  2. 水切板の上面にフード部の側面部と平行となる水の流れを遮へいする凸部を形成した請求項1記載の屋外フード。
  3. 水切板の上面にフード部の側面下端部が嵌入する凹溝を設けた請求項1記載の屋外フード。
  4. 水切板の上面に弾性部材を貼付けた請求項1記載の屋外フード。
  5. 水切板を軟質の樹脂材料で形成した請求項1記載の屋外フード。
  6. フード部の形状を、フード部の側面部下端部が外壁面側から正面部に向かい下方に傾斜する形状に設け、前記フード部の側面部と正面部とをつなぐ稜線をフード部の最下端位置とし、前記稜線は筒部の外径よりも外側に位置する構成とした請求項1〜5のいずれかに記載の屋外フード。
  7. フード部の側面部と正面部とをつなぐ領域を1面または複数面により形成した請求項1〜5のいずれかに記載の屋外フード。
  8. フード部の最下端部の位置を水切板の最下端部の位置より下側に設けた請求項1〜7のいずれかに記載の屋外フード。
  9. 水切板の最下端部の位置を外壁面から15mm〜30mmの範囲内に設けた請求項1〜8のいずれかに記載の屋外フード。
  10. 水切板の両外側端部壁から離れる方向に立ち上がっている立ち上がり部を形成した請求項1〜9のいずれかに記載の屋外フード。
  11. 水切板表面およびフード部表面に光触媒塗装を施し、光触媒塗装膜を形成した請求項1〜10のいずれかに記載の屋外フード。
  12. 水切板表面およびフード部表面に撥水塗装を施し、撥水塗装膜を形成した請求項1〜10のいずれかに記載の屋外フード。
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