JPH1038335A - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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Publication number
JPH1038335A
JPH1038335A JP18964196A JP18964196A JPH1038335A JP H1038335 A JPH1038335 A JP H1038335A JP 18964196 A JP18964196 A JP 18964196A JP 18964196 A JP18964196 A JP 18964196A JP H1038335 A JPH1038335 A JP H1038335A
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JP
Japan
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body frame
main body
mounting hole
plate
ventilation fan
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Application number
JP18964196A
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English (en)
Inventor
Tetsunori Okada
鉄則 岡田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の換気装置は強い外風により雨水が室内
に浸入することを防ぐために、室壁より突出したフード
部を備えていたが、壁面よりフード部が突出しているた
め、建物のエクステリア性が良くない。 【解決手段】 室壁21内に装着される本体枠23と、
本体枠23の室内側2を換気扇取付穴30を有して覆う
室内側側板25と、本体枠23の室外側3をガラリ取付
穴を有して覆う室外側側板27と、換気扇取付穴30に
装着される換気扇29とを備え、換気扇取付穴30とガ
ラリ取付穴とが互いに齟齬する関係となるよう構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は主に家屋や事務所
等の室壁に取付けられる換気装置に関するものであり、
特にパイプファンのような壁に換気扇を取付けるのに好
適な換気装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は例えば特開平5−203208
号公報に示された従来の換気装置を示す断面図である。
図において、1は建物の室壁、2は室壁1で仕切られた
室内側、3は同室外側、4は室壁1を貫通して形成され
た開口部、5は開口部4の室外側3に配設され、内周に
雌ネジ部を有した固定枠、6は開口部4に室内側2から
挿入し、フード枠の前部の内周に後端部を嵌合させて配
設され、前端部に開口部4の内径寸法より大きい外径寸
法のフランジ部を有した筒状のスリーブ、7はスリーブ
6に室内側2から挿入設置される換気扇、8は室外側3
に室壁1より突出して固定されたフード部である。
【0003】従来の換気装置は以上のように構成され、
換気扇7とフード部8とは開口部2内の両端に対向して
配設され、それぞれの通路は一直線状になるため、抵抗
の少ないスムーズな給・排気が行える。また、換気装置
の設置工事は、内壁工事完了後に室内側2から室壁1の
電源電線の位置する付近の任意の位置に換気装置を設置
する開口部4を設け、この開口部4の室外側3に固定枠
5を取り付け、この固定枠4の雌ネジ部にフード枠の雄
螺子部をフード部8とともに螺合してフード枠およびフ
ード部8を固定する。次に、開口部4から電源電線を室
内側2に引き出した後、スリーブ6を開口部4に挿入し
てフード枠の前部に嵌合固定する。そして、換気扇7に
電源電線を接続して導通させ、換気扇7をスリーブ6内
部に挿入設置する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の換気装置は以上
のように構成されているので、強い外風により雨水が室
内に浸入することを防ぐために、室壁より突出したフー
ド部を備えているが、壁面よりフード部が突出している
ため、建物のエクステリア性が良くないという問題点が
あった。また、強い外風による雨水の浸入を効果的に防
ごうとすればするほどフード部が大掛かりとなり、その
突出も大きくなるという問題点があった。この発明は上
記のような問題点を解消するためになされたもので、エ
クステリア性に優れ、雨水の浸入も防止できる換気装置
を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る換気装置
は、壁内に装着される本体枠と、この本体枠の室内側を
換気扇取付穴を有して覆う室内側側板と、前記本体枠の
室外側をガラリ取付穴を有して覆う室外側側板と、前記
換気扇取付穴に装着される換気扇とを備え、前記換気扇
取付穴と前記ガラリ取付穴とが互いに齟齬する関係とな
るよう構成したものである。
【0006】また、壁内に装着される本体枠と、この本
体枠の室内側を換気扇取付穴を有して覆う室内側側板
と、前記本体枠の室外側をガラリ取付穴を有して覆う室
外側側板と、前記換気扇取付穴に装着される換気扇とを
備え、前記換気扇取付穴と前記ガラリ取付穴とが非直線
的な風路にて連通するとともに前記ガラリ取付穴が前記
風路を形成する壁面と対向するものである。
【0007】また、前記換気扇の通過口と前記ガラリの
通過口との開口面積が同一で且つ異なる開口形状とした
ものである。
【0008】また、前記換気扇取付穴は完全に前記ガラ
リ取付穴の通過方向外に位置するものである。
【0009】また、前記換気扇取付穴の中心を本体枠中
心より上方とし、前記ガラリ取付穴を本体枠底面側とし
たものである。
【0010】また、前記本体枠を壁内に室内側又は室外
側の少なくともいずれか一方から装着可能とし、前記本
体枠の装着側となる室内側側板又は室外側側板の少なく
とも一方を着脱可能にしたものである。
【0011】また、前記本体枠の装着側を室内側とし、
前記室内側側板を着脱可能としたものである。
【0012】また、前記本体枠内底面を室外側に向かっ
て下り勾配となるよう傾斜させるか、又は前記本体枠内
底部に室外側に向かって下り勾配となる仕切り板を設け
たものである。
【0013】また、前記下り勾配部分に雨水浸入防止板
を設けたものである。
【0014】また、前記雨水浸入防止板に室内側からの
ドレンが室外側へ流れることを可能にするドレン流出手
段を設けたものである。
【0015】また、前記雨水浸入防止板を前記下り勾配
部分の勾配方向に対して斜めに横断するよう配置し、前
記雨水浸入防止板の傾き下側となる側に室内側からのド
レンが室外側へ流れ出ることを可能にする隙間を形成し
たものである。
【0016】また、前記本体枠内底部に室外側に向かっ
て下り勾配となる仕切り板を設けるとともにこの仕切り
板と連続した換気扇取付用の取付板を設けたものであ
る。
【0017】また、前記本体枠内底部に室外側に向かっ
て下り勾配となる仕切り板を設けるとともにこの仕切り
板と連続した換気扇取付用の取付板を設け、前記室内側
側板と前記取付板およびこの取付板に連続する仕切り板
とを一体に構成したものである。
【0018】また、前記本体枠内にてコンセント又は速
結端子を取付け可能にするよう前記本体枠に外部からの
電源コード引込み口を設けたものである。
【0019】また、内部が一部連通部を残し分割板によ
って前記換気扇取付穴に通じる室とガラリ取付穴に通じ
る室とに分割された本体枠と、前記連通部を開閉するシ
ャッター機構とを備えたものである。
【0020】また、ガラリ取付穴に取付けられるガラリ
を備え、前記ガラリは通路が室外側に向かって上り勾配
になるよう形成したものである。
【0021】また、ガラリ取付穴に取付けられるガラリ
を備え、前記ガラリは通路が室内側に向かって前記換気
扇取付穴と反対方向の勾配になるよう形成したものであ
る。
【0022】また、前記本体枠内に防火ダンパー機構を
設けたものである。
【0023】また、前記ダンパーをスライド式としたも
のである。
【0024】また、壁内に装着される本体枠と、この本
体枠の室内側を換気扇取付穴を有して覆う室内側側板
と、前記本体枠の室外側をガラリ取付穴を有して覆う室
外側側板と、前記換気扇取付穴に装着される換気扇とを
備え、前記本体枠は前記室内側又は室外側のいずれか一
方から装着可能にするとともに前記装着側となる前記室
内側側板又は室外側側板を着脱可能としたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。図1はこの発明の実施の形態におけ
る換気装置の断面図で、図において、21は建物の室
壁、2は室壁21で仕切られた室内側、3は同室外側、
22は室壁21を貫通する開口部の周囲を形成する木
枠、23は木枠22内に嵌入された四角筒状の本体枠、
24は本体枠23を木枠22に固定する木ネジ、25は
本体枠23の室内側2を覆う本体枠23の開口面積より
若干大なる室内側側板、26は室内側側板25を本体枠
23に固定する取付ネジである。
【0026】27は本体枠23の室外側3を覆う本体枠
23の開口面積と横寸法が略等しく高さ寸法が小さい室
外側側板、28は室外側側板27を本体枠23に固定す
る取付ネジ、29は室内側側板25の上部に形成された
換気扇取付穴30に室内側2から装着される換気扇、3
1は本体枠23の底面、32は室外側側板27の下端と
底面31とで形成したガラリ取付穴に室外側3から着脱
可能なガラリで、図2の平面断面図で示すように複数の
縦方向に平行なルーバーにて鎧戸を形成している。33
はガラリ32を本体枠23に固定する取付ネジ、34は
本体枠23の底面31と木枠22にネジにより共締めさ
れ、底面31から室外側3に延出した壁面汚れ防止板で
ある。
【0027】35は塗布或は貼り付け等公知の技術によ
って室壁21の室外側表面を被覆する外壁材で、ガラリ
取付穴を残して室外側側板27の表面も被っている。3
6はガラリ取付穴と対向する位置に底面31から室内側
2に向かって徐々に上り勾配となる傾斜面を形成する仕
切り板、37は本体枠22内において一端が取付穴30
の下部に溶接により固定され、そこから水平に張り出し
たパイプ用ファンの取付板で、他端が仕切り板36の上
端部と連続している。即ち、仕切り板36と取付板37
とは一枚板を折曲して形成されたものである。
【0028】39は仕切り板36上から略直角に立上が
った雨水浸入防止板で、仕切り板36と同一幅でその立
上り先端はガラリ取付穴よりも上方になるような位置に
配置されている。図3は図1に示した雨水浸入防止板3
9の拡大図である。図において、40は雨水浸入防止板
39の仕切り板36寄に穿設されたドレン開口部、41
はドレン開口部40を室外側から覆い、上端が止め具で
あるリベット42にて雨水浸入防止板39に固定された
可動弁で、仕切り板36を流れ落ちドレン開口部を通過
するドレンによって室外側に可動してドレンを室外側へ
通過可能にしている。これらドレン開口部40、可動弁
41でドレン流出手段を構成している。
【0029】図1に戻り、43は室壁内に配設された電
源コード、44は本体枠23に穿設された電源コード4
3の引込み穴、45は電源コード43の先端であるコン
セントで、場合によっては速結端子に代用されることも
ある。46はコンセント45を本体枠23内の所定位置
に固定する取付金具、47は換気扇29からの電源コー
ドである。
【0030】次に動作について説明する。上記構成の換
気装置を組付けるには、室壁21に予め形成された室内
外を貫通する開口部に四角筒状の木枠22を室内側から
嵌入する。そこに本体枠23を嵌入し木ネジ24で木枠
22に締付けて固定する。室外側側板27は取付ネジ2
8によって本体枠23に着脱可能に構成されている。そ
こで、室壁21の開口部が室内外に対して完全な開口面
積だけ開口している場合には上述した本体枠23を木枠
22に固定した後、室外側側板27を取付ネジ28にて
本体枠23に固定することができる。
【0031】しかしながら、そもそも室外側側板27は
空気流の通過面ではないので、意匠的な理由でベント取
付穴を残して外壁材28で先に覆われてしまう場合もあ
る。また、換気扇取付穴30とガラリ取付穴とが直線上
にないから、通常の直線上にある場合に比し本体枠23
の高さ方向が大きくなり、結果的に室壁21の開口部面
積が大きくなってしまう。これを嫌って必要最小限な開
口面積を室外側に確保した場合にも、ベント取付穴を残
して室外側3が覆われてしまう。
【0032】このような場合には、先に室外側側板27
を本体枠23にネジ28にて固定してから室内側より挿
入すればよい。この場合、室外側の開口面積はベント取
付穴分だけあればよいから、外壁に切れ目等がなく、意
匠的に極めて優れたものとなる。また、本体枠23の挿
入作業も外壁材35等室外側の壁構成部材に当接するま
で挿入すればよいから、本体枠23の挿入方向の位置決
めが容易且つ正確に行うことができる。
【0033】本体枠23固定後、室内側側板25は取付
ネジ26で本体枠23に固定されるが、図1に示すよう
に室内側2から本体枠23に対し着脱可能になってい
る。また、一枚板を折曲して形成した仕切り板36およ
び取付板37は取付板37の室内側端部が室内側側板2
5に溶着されているので、室内側側板25を本体枠23
に固定することにより、仕切り板36の端部が本体枠2
3の底面31に当接し、所定の位置に配置されることに
なる。
【0034】室内側側板25固定後、換気扇29を室内
側側板25の換気扇取付穴30に挿入し、コンセント4
5に電源コード47を差し込んでから取付ネジ等で室内
側側板25に固定する。壁面汚れ防止板34は適宜の突
出部分を残して室外側から室外側側板27と底面31と
の間に形成されたガラリ取付穴を介して挿入され、底面
31とともに木枠22に木ネジにて共締めされる。壁面
汚れ防止板34は室外側3へ外壁材35より約30mm
以上突出して構成される。
【0035】そして、ガラリ取付穴にガラリ32が設け
られ、取付ネジ33にて本体枠23に固定される。本体
枠23に対応する位置に予め外壁材35がない場合に
は、最後に外壁材35を取付け、防水コーキングを施し
て完了する。尚、ガラリ32は図4に示すように外壁材
35面と面一になるよう構成することもできる。その場
合、外壁面がほぼ完全にフラットになるため、美観に優
れた換気装置とすることができる。また、室内側に向か
って上り傾斜とした横方向に平行な複数の桟54とすれ
ば、ガラリ32が外壁材35分だけ突出している分、上
下の外壁材35の厚さとから雨水の浸入がより効果的に
防止できる。
【0036】上記のようにして組付けた換気装置は、換
気扇29とガラリ32とが上下方向に齟齬するので、そ
れぞれの通過風は直線的に本体枠23内を通過すること
はできない。図1の換気装置は室内側2から室外側3へ
の排気用換気装置の場合を示しているが、排気運転時に
は、室内側2から換気扇29を通過した空気流は背後に
対向する室外側側板27と換気扇29背面側との間を下
方に進み、仕切り板36にて向きを変え、ガラリ32か
ら室外側3へと排出される。
【0037】また、換気運転停止時に室外側3から外風
が強く室壁21に吹き付けてきた場合、従来ガラリと換
気扇とが直線上にあったため、そのままでは室内側へ浸
水する可能性があることから、室壁からフードを突出さ
せ、このフードにて外風および雨水の浸入を効果的に防
止していた。本発明の構成によれば、換気扇29とガラ
リ32とが上下方向に齟齬し、本体枠23内で非直線的
な風路を形成することから、大掛かりなフードがなくて
もガラリ32に吹き付けてきた雨水が換気扇29に到達
せず、雨水の室内側2への浸入を防止することができ
る。
【0038】特に仕切り板36に雨水浸入防止板39を
設けたので、仕切り板36に沿って雨水が吹き上がろう
としても、雨水浸入防止板39がこれを阻止するので、
雨水はそれ以上室内側へは浸入しない。また、雨水浸入
防止板39は室外側に向かって立ち上がっているので、
雨水浸入防止板39に当たってはね上がった雨水も室外
側へと飛ばされる。また、雨水浸入防止板39の高さを
ガラリ32の高さよりも高くしておけば、仕切り板36
の上端、即ち取付板37の上面および換気扇29の下部
がガラリ32の高さより多少低くても、雨水の換気扇2
9への浸入を効果的に防止することができる。
【0039】勿論、図1に示すように取付板37の上面
および換気扇29の下部がガラリ32の高さより高く、
換気扇取付穴30がガラリ取付穴の通過方向上の完全に
外側に位置するようにすれば、ガラリ32から換気扇2
9へ直線的に通過することがないので、雨水浸入防止効
果はさらに高まる。即ち、本発明の換気装置によれば、
室壁21から全く突出部分をなくし、意匠的に優れ、且
つ雨水浸入を効果的に防止できるものである。
【0040】図1のように換気装置を組付けた後は、室
外側3からはガラリ取付穴しか開口していないため、室
外側3からのメンテナンス等の作業は容易ではない。そ
こで、本実施の形態に示すように本体枠23の室内側2
開口を覆う室内側側板25を本体枠に対し着脱可能に構
成すれば、その後のメンテナンス等を室内側2から容易
に行うことができる。しかも仕切り板36と連続する取
付板37は室内側側板25に溶着されているので、室内
側側板25を取り外せば本体枠23内が大空間となり、
作業が極めて容易に行える。
【0041】また、本実施の形態では、換気扇29の通
過口の開口面積とガラリ32の通過口の開口面積とが同
一で、且つ換気扇29は円形、ガラリ32は長方形の異
なる形状に形成されている。従って、室内側2および室
外側3それぞれの壁面において意匠的或は機能的に優れ
た形状を選択することができ、しかも充分な風路面積を
確保している。そして、小さな本体枠の開口面積で双方
が直線上に位置しない構成を達成することを可能にして
いる。
【0042】図3に示すように雨水浸入防止板39は仕
切り板36寄に穿設されたドレン開口部40と、ドレン
開口部40を室外側から覆い、上端がリベット42にて
雨水浸入防止板39に固定された可動弁41とにより、
換気扇29等からのドレンに対してはドレンの自重によ
り可動弁41を室外側へ移動してドレンが仕切り板36
を伝ってガラリ32から室外へと排出されることを許容
する。しかしながら、室外から吹き付ける外風に対して
は、ガラリ32を通過して本体枠23内に浸入し可動弁
41に当たっても、外風は可動弁41がドレン開口部4
0を閉塞する方向に作用することになるので、雨水がこ
れ以上浸入することはない。
【0043】尚、本実施の形態においては、仕切り板3
6およびこれに連続する取付板37を室内側側板25に
溶着し、一体化したが、室内側側板25と別体とし、本
体枠23に予めスポット溶接等により溶着した構成とし
てもよい。この場合、本体枠23内を横切る仕切り板3
6および取付板37が補強部材として作用することによ
って本体枠23が変形しにくくなり、強度が向上すると
いう効果が得られる。もっとも、この点は室内側側板2
5に溶着した場合でも室内側側板25が本体枠23に固
定されている間は得られる効果である。
【0044】発明の実施の形態2.図5は他の実施の形
態における換気装置を示す断面図、図6は図5の室内側
側板25を背面側(本体枠内側)から見た背面図であ
る。図において、発明の実施の形態1と同様或は相当す
る部分には同一符号を付してその説明を省略する。本実
施の形態においては、仕切り板36は底面31側端部が
水平方向に延設されるとともに傾斜面の上端が室内側に
水平方向に延設され、室内側端部が室内側側板25に溶
着されている。
【0045】37は換気扇が取付けられる取付板で、筒
状のパイプファンが嵌入されるよう筒状に形成されてい
る。即ち本実施の形態における換気扇はパイプファンで
ある。38は仕切り板36の底面31側から水平に延設
された先端が差し込み固定されるスプリングで、底面3
1に2箇所以上設けられ固着されている。さらに上記上
端から水平方向に延設された部分は筒状の取付板37の
外周面下端とスポット溶接にて溶着されている。その他
の構成は発明の実施の形態1と同様である。
【0046】次に動作について説明する。室内側側板2
5を本体枠23に固定するに際し、室内側側板25を室
内側2から水平方向に本体枠23方向へ移動する。仕切
り板36の底面31側から水平方向に延設された先端部
分はスプリング38に差し込まれて挟持され、室内側側
板25が本体枠23に当接したところで発明の実施の形
態1と同様に取付ネジ26によって室内側側板25を本
体枠23に固定する。固定作業の際、仕切り板36がス
プリング38に挟持されることにより室内側側板25が
仮固定されるから、取付ネジ26による締付け作業が容
易に行える。
【0047】上記の構成により、着脱可能な室内側側板
25を取り外せば同時に仕切り板36および取付板37
が一緒に外れるので、本体枠23内に大空間が発生し、
メンテナンス等が容易に行える。また、仕切り板36を
ネジ止め固定等固定作業を行うことなく、室内側側板2
5を組付けるだけで固定できることから、室内側2から
は見えにくい仕切り板36と底面31との固定が容易且
つ確実に行え、さらに仕切り板36と室内側側板25と
を一緒に組付けることができるから、作業性がよく、互
いの位置関係も良好に保たれる。
【0048】発明の実施の形態3.図7は他の実施の形
態における換気装置の仕切り板および雨水浸入防止板を
示す斜視図である。図において、発明の実施の形態1と
同様或は相当する部分には同一符号を付してその説明を
省略する。また、図示しない全体構成についても発明の
実施の形態1と同様であり省略する。本実施の形態にお
いては、雨水浸入防止板39が水平面に対し右に約10
°傾斜させて仕切り板36に固定している。
【0049】雨水浸入防止板39の幅は仕切り板36の
幅よりも若干小さく、雨水浸入防止板39の傾斜下端側
は仕切り板36の側端より後退しており、本体枠23の
内壁との間にドレン抜き用の隙間を形成している。その
他の構成は実施の形態1と同様である。上記構成によれ
ば可動弁等の複雑な構成とすることなく、ドレンを室外
側へ確実に排出することができる。また、雨水浸入防止
板39が傾斜しているので、室外側から吹き付ける風は
雨水浸入防止板39に当たって雨水浸入防止板39に沿
って傾斜上方向に向きを変えるから、ドレン抜き用の隙
間から雨水が浸入しにくく、雨水浸入を効果的に防止で
きる。
【0050】発明の実施の形態4.図8は他の実施の形
態における換気装置を示す断面図である。図において、
発明の実施の形態1と同様或は相当する部分には同一符
号を付してその説明を省略する。図8において、48は
本体枠23内を上下に区画する分割板で、分割された上
部空間には換気扇取付穴30が位置し、下部空間にはガ
ラリ取付穴が位置する。49は分割板の室外側3よりに
形成された開口部で、本体枠23内の上下の空間を連通
している。
【0051】50は開口部49の下側にて開閉するシャ
ッターで、分割板48の下面に設けられた支え金51に
軸52がEリング等で外れないように固定されている。
そして、その軸52の中央部に閉鎖用スプリング53が
設けられ、シャッター50の閉方向に付勢している。ま
た、仕切り板36は室内側に上り傾斜を形成しながら室
内側端部が室内側側板25に溶着されている。そして、
これらシャッター50に始まる一連のもので風圧式のシ
ャッター機構を構成する。その他の構成および図示され
ない全体構成は発明の実施の形態1と同様である。尚、
分割板48は室内側端部が室内側側板25に溶着されて
いる。
【0052】次に動作について説明する。換気装置29
が運転されると排気運転がスタートし、図8中に実線矢
印で示した方向に空気流が発生する。空気流の作用によ
って風圧式のシャッター50はスプリング53の付勢力
に抗して軸52を中心に回動し、開口部49が開状態と
なり空気流はガラリから室外側3へと排出される。換気
装置29停止時には、空気流が発生しないので、スプリ
ング53の付勢力によってシャッター50は開口部49
を閉状態に維持する。
【0053】また、室外側3から外風が吹き付けてきた
場合、ガラリから浸入した外風はシャッター50を閉方
向に回動するよう作用するから、雨水が開口部49から
分割板48の上側へ浸入することはない。尚、換気扇2
9側で発生したドレンは、その自重によりシャッター5
0下方に回動させるため、仕切り板36上に滴下し、仕
切り板36の傾斜を伝って室外側3へ排出される。ま
た、メンテナンス時等には、室内側側板25を取り外せ
ば一緒に分割板48、シャッター50、仕切り板36が
外れるので、本体枠23内に大空間が発生するので作業
性がよい。
【0054】発明の実施の形態5.図9は他の実施の形
態における換気装置を示す断面図である。図において、
発明の実施の形態1と同様或は相当する部分には同一符
号を付してその説明を省略する。図9において、54は
ガラリ32の通気口となる部分に設けられた桟で、水平
方向に平行に複数が渡され、それぞれが換気扇取付穴3
0とは反対側の室外側に向かって約30°の上り傾斜と
なっている。その他の構成は発明の実施の形態1と同様
である。
【0055】上記のような構成によれば、ガラリ32を
通過する室外側3からの外風は桟54の傾斜により本体
枠23の底面31方向に浸入するので、上方へは行きに
くく、しかも浸入した風は底面31または仕切り板36
に当たるので、雨水等はここで除去される。従って雨水
が室内側2へ浸入しにくく、かつガラリ32が本体枠2
3の下部に位置することから本体枠23に浸入した雨水
は室外側3へ排出され易い構造となる。
【0056】発明の実施の形態6.図10は他の実施の
形態における換気装置を示す断面図である。図におい
て、発明の実施の形態1と同様或は相当する部分には同
一符号を付してその説明を省略する。図10において、
55は室外側側板27の内側に側板とほぼ平行に設けら
れたダンパーフランジで、下方部に開口部を形成してい
る。56は底面31側の本体枠23側面板にEリング等
で固定されたダンパー軸63を支軸としてダンパーフラ
ンジ55の開口部を開閉可能なダンパープレートであ
る。
【0057】61はダンパープレート56を開口部閉塞
方向に付勢するスプリング、57はダンパープレート5
6を開状態に保持するためのヒューズユニットを構成す
る温度ヒューズ、58は同ヒューズユニットを構成し、
温度ヒューズ57の一端をダンパーフランジ55側に掛
止するヒューズスプリング、59は同ヒューズユニット
を構成し、温度ヒューズ57の他端を仕切り板36のダ
ンパー取付板60にダンパープレート56を開状態に保
持しながら連結する取付ロットである。そして、これら
一連の構成で防火ダンパーを構成している。その他の構
成は発明の実施の形態1と同様である。
【0058】次に動作について説明する。図10の構成
によればガラリ取付穴は本体枠23内が仕切り板36と
対向するので風路はガラリ取付穴から直線的ではない。
従って、ダンパープレート56を風路方向と反対側を支
軸にして開閉する構成とすれば、ダンパープレート56
は風路抵抗とはならない。また、ダンパープレート56
は風路を閉鎖する性質のものであるから、図10のよう
に開状態では仕切り板36と平行になるように保持すれ
ば、雨水の浸入を防止する役割も果たす。
【0059】防火ダンパーとしての役割は従来と同様
で、本体枠23内の風路の温度が火災等の何等かの原因
で過度に高くなると温度ヒューズ57が高温により切断
され、スプリング61の付勢力によってダンパープレー
トはダンパー軸63を支軸として室外側へと回動し、開
口部を閉鎖する。温度ヒューズ57の交換は室内側2か
ら換気扇29を取り外し、換気扇取付穴30からの作業
にて行う。
【0060】発明の実施の形態7.図11は他の実施の
形態における換気装置を示す断面図である。図におい
て、発明の実施の形態6と同様或は相当する部分には同
一符号を付してその説明を省略する。図11において、
56はダンパーフランジ55の開口部を上下にスライド
することにより開閉するダンパープレート、58は温度
ヒューズ57の一端を底面31側に掛止するヒューズス
プリング、60は底面31に固着され、ヒューズスプリ
ング58を掛止する支持板である。
【0061】62は温度ヒューズ57の他端とダンパー
プレート56とを連結するワイヤーで、支え軸65を支
軸に開状態位置にあるダンパープレート56側と温度ヒ
ューズ57とに垂下して、ダンパープレート56を開状
態に保持している。64はダンパープレート56が上下
に開閉動作するのを案内する案内板である。上記構成に
より防火ダンパーを構成している。その他の構成は発明
の実施の形態1および発明の実施の形態6と同様であ
る。
【0062】次に動作について説明する。図11の構成
によればガラリ取付穴は本体枠23内が仕切り板36と
対向するので風路はガラリ取付穴から直線的ではない。
従って、ダンパープレート56を風路方向側の壁面に沿
って移動することにより開口部を開状態とする構成にす
れば、ダンパープレート56は風路抵抗とはならず、無
駄なスペースや寸法の増大を招かない。
【0063】防火ダンパーとしての役割は従来と同様
で、本体枠23内の風路の温度が火災等の何等かの原因
で過度に高くなると温度ヒューズ57が高温により切断
され、ヒューズスプリング58を支持板60に掛止する
ことによりダンパープレート56を開位置に保持してい
た保持力が解除されることにより、ダンパープレート5
6はダンパーフランジ55と案内板64との間を落下
し、開口部を閉鎖する。温度ヒューズ57の交換は室内
側2から換気扇29を取り外し、換気扇取付穴30から
の作業にて行う。
【0064】本実施の形態の構成によれば、防火ダンパ
ーは一連の装置が仕切り板36と関らないから、室内側
側板25を取り外し、同時に室内側側板25と一体化さ
れた仕切り板36および取付板37を取り外しても何等
支障がない。それどころか本体枠23内に大空間ができ
るから、本体枠23内室外側にある防火ダンパーの温度
ヒューズ57の交換作業が容易に行え、作業性のよい換
気装置とすることができる。
【0065】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、壁内
に装着される本体枠と、この本体枠の室内側を換気扇取
付穴を有して覆う室内側側板と、前記本体枠の室外側を
ガラリ取付穴を有して覆う室外側側板と、前記換気扇取
付穴に装着される換気扇とを備え、前記換気扇取付穴と
前記ガラリ取付穴とが互いに齟齬する関係となるよう構
成したので、室外側にフードを突設しなくても外風の吹
き付けによる室内側への雨水の浸入を防止でき、美観に
優れた換気装置が得られる効果が得られる。
【0066】また、壁内に装着される本体枠と、この本
体枠の室内側を換気扇取付穴を有して覆う室内側側板
と、前記本体枠の室外側をガラリ取付穴を有して覆う室
外側側板と、前記換気扇取付穴に装着される換気扇とを
備え、前記換気扇取付穴と前記ガラリ取付穴とが非直線
的な風路にて連通するとともに前記ガラリ取付穴が前記
風路を形成する壁面と対向するので、室外側にフードを
突設しなくても外風の吹き付けによる室内側への雨水の
浸入を防止でき、美観に優れた換気装置が得られる効果
が得られる。
【0067】また、前記換気扇の通過口と前記ガラリの
通過口との開口面積が同一で且つ異なる開口形状とした
ので、それぞれの通過口が対面しなくても各通過口を適
宜の形状とすることにより空気流は円滑なままに装置全
体を小形化できる効果が得られる。
【0068】また、前記換気扇取付穴は完全に前記ガラ
リ取付穴の通過方向外に位置するので、室外側にフード
を突設しなくても外風の吹き付けによる室内側への直接
的な雨水の浸入を防止できるとともに、室外側から室内
側が覗けないから、プライバシーの保護ができるという
効果が得られる。
【0069】また、前記換気扇取付穴の中心を本体枠中
心より上方とし、前記ガラリ取付穴を本体枠底面側とし
たので、本体枠内に浸入した雨水が室内側に流れ込むこ
とを防止できるとともに内部にドレンを室外側に排出で
きる効果が得られる。
【0070】また、前記本体枠を壁内に室内側又は室外
側の少なくともいずれか一方から装着可能とし、前記本
体枠の装着側となる室内側側板又は室外側側板の少なく
とも一方を着脱可能にしたので、換気扇取付穴とガラリ
取付穴とが対面しないことから全体的に大きくなりがち
な本体枠に対し、室壁の室内側および室外側の双方に本
体枠に対応する大きさの開口を形成しなくても取り付け
やメンテナンスが行えるから、施工性、取付作業性、美
観に優れた換気装置にできるという効果が得られる。
【0071】また、前記本体枠の装着側を室内側とし、
前記室内側側板を着脱可能としたので、室壁の室外側に
はガラリの大きさ分だけの開口があれば足り、室外側側
板に対応する外壁材を継ぎ目がなく他の室壁と一体にす
ることができるから、施工性、取付作業性、美観に優れ
た換気装置にできるという効果が得られる。
【0072】また、前記本体枠内底面を室外側に向かっ
て下り勾配となるよう傾斜させるか、又は前記本体枠内
底部に室外側に向かって下り勾配となる仕切り板を設け
たので、本体枠内に浸入した雨水や本体枠内部に発生し
たドレンを自然に室外側に排出できる効果が得られる。
【0073】また、前記下り勾配部分に雨水浸入防止板
を設けたので、外風による勾配に沿った雨水の吹き上が
りを防止することができ、雨水の室内側への浸入を防止
できる効果が得られる。
【0074】また、前記雨水浸入防止板に室内側からの
ドレンが室外側へ流れることを可能にするドレン流出手
段を設けたので、ドレンを勾配に沿って流すことにより
室外側へ排出することが可能になる効果が得られる。
【0075】また、前記雨水浸入防止板を前記下り勾配
部分の勾配方向に傾斜させて配置し、前記雨水浸入防止
板の傾斜下側となる側に室内側からのドレンが室外側へ
流れ出ることを可能にする隙間を形成したので、簡単な
構成でドレンを勾配に沿って流すことにより室外側へ排
出することが可能になる効果が得られる。
【0076】また、前記本体枠内底部に室外側に向かっ
て下り勾配となる仕切り板を設けるとともにこの仕切り
板と連続した換気扇取付用の取付板を設けたので、換気
扇の装着が容易になるとともに換気扇と仕切り板とが一
体的になるから、ドレンや雨水の浸入を確実に防止でき
且つ室外へ排出できるという効果が得られる。
【0077】また、前記本体枠内底部に室外側に向かっ
て下り勾配となる仕切り板を設けるとともにこの仕切り
板と連続した換気扇取付用の取付板を設け、前記室内側
側板と前記取付板およびこの取付板に連続する仕切り板
とを一体に構成したので、室内側側板と一体に仕切り板
および取付板が着脱され、取り外し状態では本体枠内に
大空間ができるから、施工性が向上するという効果が得
られる。
【0078】また、前記本体枠内にてコンセント又は速
結端子を取付け可能にするよう前記本体枠に外部からの
電源コード引込み口を設けたので、室内外のインテリア
性を高められる効果が得られる。
【0079】また、内部が一部連通部を残し分割板によ
って前記換気扇取付穴に通じる室とガラリ取付穴に通じ
る室とに分割された本体枠と、前記連通部を開閉するシ
ャッター機構とを備えたので、室外側からの外風の吹き
付けによる雨水等の本体枠内部への浸入を防止でき、特
に換気運転停止時には確実に防止でき、換気運転時には
円滑な換気が行える効果が得られる。
【0080】また、ガラリ取付穴に取付けられるガラリ
を備え、前記ガラリは通路が室外側に向かって上り勾配
になるよう形成したので、室外側からの外風の吹き付け
に対し、雨水が本体枠内の奥まで浸入することがなく、
浸入度合を減少させられる効果が得られる。
【0081】また、ガラリ取付穴に取付けられるガラリ
を備え、前記ガラリは通路が室内側に向かって前記換気
扇取付穴と反対方向の勾配になるよう形成したので、室
外側からの外風の吹き付けに対し、雨水が本体枠内の室
内側へと通じる風路方向と反対側へ浸入するので、雨水
が本体枠内の奥まで浸入することがなく、浸入度合を減
少させられる効果が得られる。
【0082】また、前記本体枠内に防火ダンパー機構を
設けたので、防火ダンパーは室壁内に収まり、熱を室壁
を境に遮断できる。換気扇取付穴とガラリ取付穴とは対
面しないから、風路方向と異なる方向に防火ダンパーを
設ければ、防火ダンパーを風路抵抗としないで取付ける
ことが可能になる効果が得られる。また、着脱式可能な
室内側側板又は室外側側板を取り外して本体枠内の防火
ダンパーを作業できるものでは、作業空間が広く作業性
が向上するという効果が得られる。特に室内側側板を着
脱式とするものでは、室壁の室外側の開口面積をガラリ
の大きさだけとしても防火ダンパーの作業には支障がな
いから、防火ダンパーを備えていても外観上すっきりと
したものとでき、美観も向上するという効果が得られ
る。
【0083】また、前記ダンパーをスライド式としたの
で、ガラリ取付穴と換気扇取付穴とが対面しないから、
本体枠を大きくすることなくダンパーのスライド方向が
確保できという効果が得られる。
【0084】また、壁内に装着される本体枠と、この本
体枠の室内側を換気扇取付穴を有して覆う室内側側板
と、前記本体枠の室外側をガラリ取付穴を有して覆う室
外側側板と、前記換気扇取付穴に装着される換気扇とを
備え、前記本体枠は前記室内側又は室外側のいずれか一
方から装着可能にするとともに前記装着側となる前記室
内側側板又は室外側側板を着脱可能としたので、装着側
とならない室内側側板又は室外側側板の開口面積を風路
面積だけ確保すれば本体枠分だけ確保しなくてもよく、
施工性および美観に優れた換気装置とすることができる
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における換気装置を
示す側面断面図である。
【図2】 図1におけるガラリの平面断面図である。
【図3】 図1における雨水浸入防止板の側断面拡大図
である。
【図4】 この発明の実施の形態1における換気装置の
他のガラリの形態を示す側面断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2における換気装置を
示す側面断面図である。
【図6】 図5の室内側側板を背面側から見た背面図で
ある。
【図7】 この発明の実施の形態3における換気装置の
仕切り板および雨水浸入防止板を示す斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態4における換気装置を
示す側面断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態5における換気装置を
示す側面断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態6における換気装置
を示す側面断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態7における換気装置
を示す側面断面図である。
【図12】 従来の換気装置を示す側面断面図である。
【符号の説明】
21 室壁、 22 木枠、 23 本体枠、 25
室内側側板、 27室外側側板、 29 換気扇、 3
0 換気扇取付穴、 31 底面、 32ガラリ、 3
6 仕切り板、 37 取付板、 38 スプリング、
39 雨水浸入防止板、 40 ドレン開口部、 4
1 可動弁、 48 分割板、 49 開口部、 50
シャッター、 54 桟。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁内に装着される本体枠と、この本体枠
    の室内側を換気扇取付穴を有して覆う室内側側板と、前
    記本体枠の室外側をガラリ取付穴を有して覆う室外側側
    板と、前記換気扇取付穴に装着される換気扇とを備え、
    前記換気扇取付穴と前記ガラリ取付穴とが互いに齟齬す
    る関係となるよう構成したことを特徴とする換気装置。
  2. 【請求項2】 壁内に装着される本体枠と、この本体枠
    の室内側を換気扇取付穴を有して覆う室内側側板と、前
    記本体枠の室外側をガラリ取付穴を有して覆う室外側側
    板と、前記換気扇取付穴に装着される換気扇とを備え、
    前記換気扇取付穴と前記ガラリ取付穴とが非直線的な風
    路にて連通するとともに前記ガラリ取付穴が前記風路を
    形成する壁面と対向することを特徴とする換気装置。
  3. 【請求項3】 前記換気扇の通過口と前記ガラリの通過
    口との開口面積が同一で且つ異なる開口形状としたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の換気装置。
  4. 【請求項4】 前記換気扇取付穴は完全に前記ガラリ取
    付穴の通過方向外に位置することを特徴とする請求項1
    又は2記載の換気装置。
  5. 【請求項5】 前記換気扇取付穴の中心を本体枠中心よ
    り上方とし、前記ガラリ取付穴を本体枠底面側としたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の換気装置。
  6. 【請求項6】 前記本体枠を壁内に室内側又は室外側の
    少なくともいずれか一方から装着可能とし、前記本体枠
    の装着側となる室内側側板又は室外側側板の少なくとも
    一方を着脱可能にしたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の換気装置。
  7. 【請求項7】 前記本体枠の装着側を室内側とし、前記
    室内側側板を着脱可能としたことを特徴とする請求項6
    記載の換気装置。
  8. 【請求項8】 前記本体枠内底面を室外側に向かって下
    り勾配となるよう傾斜させるか、又は前記本体枠内底部
    に室外側に向かって下り勾配となる仕切り板を設けたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の換気装置。
  9. 【請求項9】 前記下り勾配部分に雨水浸入防止板を設
    けたことを特徴とする請求項8記載の換気装置。
  10. 【請求項10】 前記雨水浸入防止板に室内側からのド
    レンが室外側へ流れることを可能にするドレン流出手段
    を設けたことを特徴とする請求項9記載の換気装置。
  11. 【請求項11】 前記雨水浸入防止板を前記下り勾配部
    分の勾配方向に対して斜めに横断するよう配置し、前記
    雨水浸入防止板の傾き下側となる側に室内側からのドレ
    ンが室外側へ流れ出ることを可能にする隙間を形成した
    ことを特徴とする請求項9記載の換気装置。
  12. 【請求項12】 前記本体枠内底部に室外側に向かって
    下り勾配となる仕切り板を設けるとともにこの仕切り板
    と連続した換気扇取付用の取付板を設けたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の換気装置。
  13. 【請求項13】 前記本体枠内底部に室外側に向かって
    下り勾配となる仕切り板を設けるとともにこの仕切り板
    と連続した換気扇取付用の取付板を設け、前記室内側側
    板と前記取付板およびこの取付板に連続する仕切り板と
    を一体に構成したことを特徴とする請求項7記載の換気
    装置。
  14. 【請求項14】 前記本体枠内にてコンセント又は速結
    端子を取付け可能にするよう前記本体枠に外部からの電
    源コード引込み口を設けたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の換気装置。
  15. 【請求項15】 内部が一部連通部を残し分割板によっ
    て前記換気扇取付穴に通じる室とガラリ取付穴に通じる
    室とに分割された本体枠と、前記連通部を開閉するシャ
    ッター機構とを備えたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の換気装置。
  16. 【請求項16】 ガラリ取付穴に取付けられるガラリを
    備え、前記ガラリは通路が室外側に向かって上り勾配に
    なるよう形成したことを特徴とする請求項1又は2記載
    の換気装置。
  17. 【請求項17】 ガラリ取付穴に取付けられるガラリを
    備え、前記ガラリは通路が室内側に向かって前記換気扇
    取付穴と反対方向の勾配になるよう形成したことを特徴
    とする請求項1又は2記載の換気装置。
  18. 【請求項18】 前記本体枠内に防火ダンパー機構を設
    けたことを特徴とする請求項1、2、6又は7のいずれ
    か1項に記載の換気装置。
  19. 【請求項19】 前記ダンパーをスライド式としたこと
    を特徴とする請求項18記載の換気装置。
  20. 【請求項20】 壁内に装着される本体枠と、この本体
    枠の室内側を換気扇取付穴を有して覆う室内側側板と、
    前記本体枠の室外側をガラリ取付穴を有して覆う室外側
    側板と、前記換気扇取付穴に装着される換気扇とを備
    え、前記本体枠は前記室内側又は室外側のいずれか一方
    から装着可能にするとともに前記装着側となる前記室内
    側側板又は室外側側板を着脱可能としたことを特徴とす
    る換気装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007225164A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 屋外フード
JP2010145039A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Max Co Ltd 設備機器

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