JP2010229675A - 軒樋用内飾り板構造 - Google Patents

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Yoshiharu Tsuchida
嘉治 土田
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Abstract


【課題】入隅の屋根から軒樋に流れ込む雨水が跳ね返って飛散しても鼻板を濡らすことがなく、長期に亘って鼻板の品質保持ができる軒樋用内飾り板構造を提供することを目的とする。
【解決手段】建物の入隅部の軒先21に一対の軒樋22が配置され、一対の軒樋22が連結される入隅の領域で軒樋22に内飾り板23が形成される。 内飾り板23は一対の前壁22aの上端部22dの突起22eに沿って垂設される一対の内飾り板本体24から成り、この一対の内飾り板本体24に水返し部25が突設される。水返し部25は一対の内飾り板本体24に沿って設けられる一対の水平板26と、この一対の水平板26の先端部26aから内飾り板本体24と平行に上方へ突出する一対の垂直板27とで溝状に形成される。一対の水平板26と一対の垂直板27と一対の内飾り板本体24は対称面G上で垂直リブ28を介して互いに連結される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建築物の軒先の入隅に配置される軒樋用内飾り板の構造に関し、詳しくは、軒樋に落下する雨水が跳ね返っても鼻板を濡らすことがない軒樋用内飾り板構造に関する。
従来、入隅の屋根から軒樋に落下する雨水が跳ね返って鼻板を濡らすことにより鼻板が汚れて見栄えが悪く品質が損なわれるという問題があった。
この問題を解決する方法が特許文献1に開示されている。図6に示すように、特許文献1の軒樋1は入隅において平面視略L字状に継手1bを介して配置され、入隅用飾り板3も合成樹脂等にて平面視略L字状に形成され必要に応じて適宜模様等が設けられる。この入隅用飾り板3は水平片12と垂直差し込み片13を備え、垂直差し込み片13を介して軒樋1の前壁の上部に取付けられる。そして、この入隅用飾り板3の略直角に屈曲したコーナー部の内面に水返し部4を平面視略L字状に設ける。水返し部4は水平面4aと垂直面4bを備えて平面視略L字状に形成され、水平面4aは水平片12の上方で水平片12と平行であり、垂直面4bは差し込み片13より内側で差し込み片13と平行である。
このように、入隅用飾り板3の直角に屈曲するコーナー部の内面側では軒樋1のコーナー部の内面側が水返し部4にて覆われる。このため、屋根5の谷部6の谷樋6aから流れ込む雨水が水返し部4に当たって左右にスムーズに分けられるので、入隅用飾り板3の上端縁を越える程度には飛散することが無いので入隅用飾り板3から外側に雨水がこぼれない。
特開平11−93348号公報
ところが、強雨や雨量が多い場合に入隅の屋根からの雨水Yが入隅用飾り板3で跳ね返った雨水Y1が水返し部4の水平面4aで跳ね返り、その雨水Y2で鼻板が濡れるのため、経年変化によって鼻板が汚れてその品質性が損なわれるという問題があった。なお、雨量が少ない場合でも水平片12に跳ね返って鼻板が汚れるという問題があった。
そこで、本発明はかかる従来技術の問題に鑑みなされたものであって、入り隅の屋根から軒樋に流れ込んだ雨水が跳ね返って飛散しても鼻板を濡らすことがなく、長期に亘って鼻板の品質保持ができる軒樋用内飾り板構造を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、軒先の入隅に配置される前壁と後壁と底壁から成る断面凹形状の一対の軒樋用内飾り板構造であって、前記内飾り板は一対の前記前壁の上端部に沿って垂設される一対の内飾り板本体から成り、この一対の内飾り板本体に突設される水返し部が、前記一対の内飾り板本体の下端部から軒先に向かって設けられる一対の水平板と、この一対の水平板の先端部から上方へ突出する一対の垂直板とで形成されることを特徴としている。
請求項2の発明は、前記一対の水平板と前記一対の垂直板と前記一対の内飾り板本体は垂直リブを介して互いが連結されることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、一対の内飾り板本体に突設される水返し部が、前記一対の内飾り板本体の下端部から軒先に向かって設けられる一対の水平板と、この一対の水平板の先端部から上方へ突出する一対の垂直板とで形成されるので、軒先から軒樋に流れ込んだ雨水が内飾り板本体に衝突して跳ね返えった場合に、雨水が大量の場合や風等の影響で乱流の状態でも雨水が垂直リブによって跳ね返されるので、軒先や鼻板を濡らすことがないので長期に亘って鼻板の品質保持することができる。同様に、雨量が少ない場合でも垂直リブによって跳ね返されるので長期に亘って鼻板の品質保持することができる。
請求項2の発明によれば、前記一対の水平板と前記一対の垂直板と前記一対の内飾り板本体は垂直リブを介して互いが連結される。このため、前記水返し部が前記垂直リブによって水平に二分割されるので、軒先から軒樋に流れ込む雨水の状態が風等の影響で水平方向にずれて流れたときでも、雨水が二分割された前記水返し部の一方に集中的に流入するのを防止できるので、雨水が分散されてその流勢が緩和できるため請求項1に記載の効果と同様の効果がさらに確実に得られる。
本発明の実施形態における、建物の入隅部の軒先21の一対の軒樋22に形成された軒樋22の内飾り板23に設ける水返し部25の状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態における、図1のA矢視図である。 本発明の実施形態における、内飾り板23の詳細斜視図である。 本発明の実施形態における、図1のB−B矢視図である。 本発明の実施形態における、図2のC−C矢視図である。 従来の軒樋1に設けた水返し部4の状態を示す斜視図である。
<軒樋の内飾り板構造の構成>
以下に、本発明の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1、図2、図3に示すように、建物の入隅部における屋根20の軒先21に一対の軒樋22が配置され、この一対の軒樋22が連結される入隅の領域に内飾り板23が形成される。
軒樋22は前壁22aと後壁22bと底壁22cで断面凹形状に形成され、前壁22aの上端部22dに軒樋22の内部側に折れ曲がる前耳としての突起22eを備える。同様に、後壁22bの上端部22fに軒樋22の内部側に突出する後耳としての突起22gを備える。軒樋22は突起22e、22gを図示しない吊金具で吊下げることで建物の軒先21の図示しない鼻板に取付けられる。
一対の軒樋22に設けられる内飾り板23は一対の前壁22aの上端部22dの突起22eに沿って垂設される一対の内飾り板本体24から成り、この一対の内飾り板本体24に水返し部25が突設される。
水返し部25は一対の内飾り板本体24に沿って設けられる一対の水平板26と、この一対の水平板26の先端部から内飾り板本体24と平行で上方に突出する一対の垂直板27とで平面視略L字状で溝状に形成される。なお、水平板26は内飾り板本体24における下端24aの水平部24bの長さの略半分の領域に形成される。
一対の水平板26と一対の垂直板27と一対の内飾り板本体24は中心線(対称面)Gに沿って配置される垂直リブ28を介して互いに連結される。
ここで、軒先21の入隅における開度は平面視θ=略90度で、入隅の両側の屋根20は向い合って傾斜しているので、入隅の中心線Pの近傍には両側の屋根20から集まって流れ落ちる雨水W1を受けるための溝部30が形成され、この溝部30に集まる雨水W2が内飾り板本体24に向かって落水する。なお、中心線Gと中心線Pは同一垂直面上に位置する。
軒樋22、内飾り板23、水返し部25の材質は、ステンレスや亜鉛メッキをした金属、あるいは軽量化や耐腐食性を考慮して例えば硬質塩化ビニール樹脂等の合成樹脂材料で形成される。
<軒樋の内飾り板構造の作用>
図4に示すように、屋根からの雨水W2は内飾り板本体24で跳ね返って雨水W3となり、雨水W3は水返し部25に向かって水平板26で跳ね返って雨水W4となり、さらに跳ね返って垂直板27に当たった後に水平板26に落下して流出する。このように、屋根20の溝部30に集まって流れる雨水W2が内飾り板本体24に向かって落水しても水返し部25の垂直板27に当たって軒樋22側に跳ね返されるので、雨水W4が鼻板50を濡らすことなく、雨量が多い場合や少ない場合でも長期に亘って鼻板の品質保持することができる。
同様に、図5に示すように、屋根20の溝部30に集まった雨水W2が風によって中心線Gからずれて一方(図における右側)の内飾り板本体24側に向かって流れた場合に、雨水W2は垂直リブ28によって分流される。このため、一部の雨水W2は一方の内飾り板本体24側にそのまま流れるが、残りの雨水W2は他方(図における左側)の水平板26で跳ね返って雨水W5となり、雨水W5は中心線G上に設けられた垂直リブ28に雨水W6として跳ね返える。このように、垂直リブ28によって屋根20の溝部30からの雨水W2を一対の内飾り板本体24側に分散することができるので流勢が分散できるため鼻板50の濡れを防ぐことができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて説明したが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、水返し部25の水平板26は内飾り板本体24の水平部24bを利用して形成しても良い。水平板26は水平部24bと同じ全領域に形成しても構わない。水返し部25の水平板26の幅と垂直板27の高さ、及び垂直リブ28の高さは現場の状況に合わせて適宜決定される。
21 軒先
22 軒樋
22a 前壁
22d 上端部
22e 突起
23 内飾り板
24 内飾り板本体
25 水返し部
26 水平板
26a 先端部
27 垂直板
28 垂直リブ

Claims (2)

  1. 軒先の入隅に配置される前壁と後壁と底壁から成る断面凹形状の一対の軒樋用内飾り板構造であって、
    前記内飾り板は一対の前記前壁の上端部に沿って垂設される一対の内飾り板本体から成り、この一対の内飾り板本体に突設される水返し部が前記一対の内飾り板本体の下端部から軒先に向かって設けられる一対の水平板と、この一対の水平板の先端部から上方へ突出する一対の垂直板とで形成されることを特徴とする軒樋用内飾り板構造。
  2. 前記一対の水平板と前記一対の垂直板と前記一対の内飾り板本体は垂直リブを介して互いが連結されることを特徴とする請求項1に記載の軒樋用内飾り板構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019190152A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 飾り板
JP2019190161A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 飾り板

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