JP2019190161A - 飾り板 - Google Patents

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Abstract

【課題】雨水が下側から外部に漏れることを抑制できる飾り板を提供すること。【解決手段】飾り板1を、一方側軒樋60の端部と、他方側軒樋70において該端部の延在方向に対して傾斜する方向に延在する端部を接続する内曲継手80の外側上端部に取り付ける。飾り板1が、内曲継手80側から鉛直方向の上方側に延在する側壁を含む飾り板本体10と、飾り板本体10に取り付けられ、内曲継手80の内側面における隅部上部を覆う止水部材40を備えるようにする。【選択図】図1

Description

本開示は、異なる軒樋を接続する継手上部に取り付けられる飾り板に関する。
従来、飾り板としては、特許文献1に記載されているものがある。この飾り板は、建物の入隅に沿うように配置される内曲継手の外側上部に設置される。詳しくは、建物の入隅は、第1側壁部と、この第1側壁部に略直交する第2側壁部とで構成され、建物は、第1側壁部上側からその法線方向かつ鉛直方向下側に斜めに突出する部分を有する第1屋根と、第2側壁部上側からその法線方向かつ鉛直方向下側に斜めに突出する部分を有する第2屋根を含む。また、建物は、更に、第1屋根の軒先に沿うように配置される第1軒樋と、第2屋根の軒先に沿うように配置される第2軒樋を含む。第1軒樋と、第2軒樋は、略直交し、内曲継手は、互いに直交する第1軒樋と第2軒樋を接続する。内曲継手は、互いに直交する第1軒樋と第2軒樋を接続することに起因して略直交する角部を有する。
第1屋根と第2屋根は、互いに隣接し、第1屋根と第2屋根の連設位置には、入隅まで傾斜する谷部が設けられる。このため、雨水は、谷部に集められ、谷部に沿って入隅側に流下する。内曲継手の外側上部に設置される飾り板は、入隅側に流下する雨水が内曲継手を飛び越えて外側に飛散することを抑制するために設けられる。詳しくは、飾り板は、内曲継手の外側上部に設置され、内曲継手を飛び越えて外側に飛散しようとする雨水を内曲継手側に跳ね返す。その結果、跳ね返された雨水を内曲継手が画定する溝内に案内でき、雨水が内曲継手を飛び越えて外部に飛散することを抑制できる。
特開2007−32186号公報
飾り板は、谷部に沿って流下する雨水を跳ね返すために設けられるので、内曲継手の角部の外側上部に設置される必要があり、角部に設置されることに起因して互いに直交する2つの側壁を含む。このような背景において、互いに直交する2つの側壁の接続部を形成する際、2つの側壁の接続部下側に切欠き状の隙間が形成されることがあり、雨水がその隙間を介して外部に漏れることがある。
そこで、本開示の目的は、雨水が下側から外部に漏れることを抑制できる飾り板を提供することにある。
上記課題を解決するため、本開示に係る飾り板は、一方側軒樋の端部と、他方側軒樋において該端部の延在方向に対して傾斜する方向に延在する端部とを接続する屈曲継手の外側上端部に取り付けられる飾り板であって、屈曲継手側から鉛直方向の上方側に延在する側壁を含む飾り板本体と、飾り板本体に取り付けられ、屈曲継手の内側面における隅部上部を覆う止水部材と、を備える。
本開示に係る飾り板によれば、止水部材で飾り板本体の角部下側を覆うことができる。よって、雨水が下側から外部に漏れることを抑制できる。
内曲継手に設置された本開示の一実施形態に係る飾り板の取付部周辺の斜視図である。 上記飾り板の斜視図である。 建物の屋根を上側から見たときの平面図である。 上記建物において一角部を構成する第1及び第2屋根の隣接部周辺の斜視図である。 建物の入隅の周辺構造の一部を表す斜視図であり、図3において、その一部を、矢印Aで示す方向から見たときの斜視図である。 止水部材取付前の上記飾り板本体を、止水部材取付側の外方から見たときの斜視図である。
以下に、本開示に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて新たな実施形態を構築することは当初から想定されている。また、以下の実施例では、図面において同一構成に同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、複数の図面には、模式図が含まれ、異なる図間において、各部材における、縦、横、高さの寸法比は、必ずしも一致しない。また、以下の説明で、鉛直方向に関連する方向に関する文言、例えば、鉛直方向、水平方向、上側、下側、上方、下方等が用いられた場合、その方向は、飾り板1が、所定位置に位置する内曲継手80の所定位置に設置された状態での方向を示す。
図1は、内曲継手80に取り付けられた本開示の一実施形態に係る飾り板1の取付部周辺の斜視図であり、図2は、飾り板1の斜視図である。内曲継手80は、屈曲継手の一例である。また、図1において、参照番号7は、内曲継手80の建物側の内側壁部における建物側の外面を示す。また、参照番号8は、内曲継手80の建物側とは反対側の外側壁部における内面を示し、その内面は、内曲継手80が画定する溝85の一部を構成する。また、本実施例では、一方側軒樋60と、他方側軒樋70が、互いに略直交する方向に延在する場合について説明する。しかし、一方側軒樋と、他方側軒樋は、90°でない角度で互いに交差する方向に延在してもよい。
図1に示すように、内曲継手80は、直線状に延在する一方側軒樋60の端部と、一方側軒樋60に直交する方向に延在する他方側軒樋70の端部を接続し、飾り板1は、内曲継手80の角部上側に設置される。内曲継手は、多種多様存在し、内曲継手80は、それらのうちのいずれの内曲継手であってもよい。例えば、内曲継手80は、互いに異なる方向に延在する2つの樋を接続可能であればよく、例えば、内曲継手80は、内継手と外継手の両方を備えてもよく、内継手及び外継手のいずれか一方のみを備えてもよい。ここで、内継手は、一方側軒樋の内面に設置される内側第1部分と他方側軒樋の内面に設置される内側第2部分とを有して、一方側軒樋の内面と他方側軒樋の内面との間(継ぎ部)を内側から覆うように沿設されるものである。また、外継手は、一方側軒樋の外面に設置される外側第1部分と他方側軒樋の外面に設置される外側第2部分とを有して、一方側軒樋の外面と他方側軒樋の外面との間(継ぎ部)を外側から覆うように沿設されるものである。
内曲継手80は、次に説明する建物の特定箇所に配置される。図3は、建物90の屋根91を上側から見たときの平面図である。図3に示すように、建物90は、平面視において互いに相まって屋根91の角部を構成する第1屋根92と第2屋根93を含む。第1屋根92と、第2屋根93は、平面図において、角部の隅から略45°に傾斜する傾斜部を境に互いに隣接する。
図4は、建物90における第1及び第2屋根92,93の周辺部分の斜視図である。図4に示すように、第1屋根92は、建物90に入隅を形成する2つの壁部95,96のうちの一方の壁部95から突出するまで下側に傾斜して延び、第2屋根93は、他方の壁部96から突出するまで下側に傾斜して延びる。第1屋根92の隣接縁と、第2屋根93の隣接縁は、連設され、第1屋根92と、第2屋根93の連設位置には、入隅まで傾斜する谷部97が形成される。その結果、雨水の一部は、第1屋根92の上面を矢印aで示す鉛直方向下側に流れた後、谷部97に到達し、その後、矢印cで示すように谷部97の谷筋に沿うように入隅側に流下する。また、同様に、雨水の他の一部は、第2屋根93の上面を矢印bで示す鉛直方向下側に流れた後、谷部97に到達し、その後、矢印cで示すように谷部97の谷筋に沿うように入隅側に流下する。谷部97を谷筋に沿って流下する雨水は、第1屋根92を流れる雨水の一部と第2屋根93を流れる雨水の一部が合流して生成される雨水であるので、その水量は大きい。
図5は、建物90の入隅の周辺構造の一部を表す斜視図であり、図3において、その一部を、矢印Aで示す方向から見たときの斜視図である。なお、図5においては、内曲継手80を模式的に図示している。図5に示すように、一方側軒樋60は、第1屋根92の軒先に沿うように配置され、他方側軒樋70は、第2屋根93の軒先に沿うように配置される。また、内曲継手80は、一方側軒樋60の入隅(角部)側の端部と、他方側軒樋70の入隅側の端部とを接続するように入隅に配置される。図2に示す飾り板1は、図5に斜線で示す内曲継手80の外側上端部83に取り付けられる。図2に示すように、飾り板1は、高さ方向に延在する側壁15と、側壁15の建物側の面に取り付けられる止水部材40を備える。図1に示すように、飾り板1は、止水部材40の一部が、内曲継手80が画定する溝85内に配置されるように外側上端部83(図5参照)に取り付けられる。なお、詳述しないが、図5に示すように、谷部97には、谷樋99が設けられてもよい。
次に、飾り板1の構造と、内曲継手80に対する飾り板の取付構造について詳細に説明する。図2に示すように、飾り板1は、一体に構成される飾り板本体10と、止水部材40を備える。飾り板本体10は、側壁15を有し、側壁15は、互いに直交する板状の第1壁部17と板状の第2壁部18を含む。第1及び第2壁部17,18の夫々は、溝側面(溝85側の面)17a,18aを有し、溝側面17a,18aは、角部を除いて略直角三角形の形状を有する。第1壁部17の高さ方向に延在する高さ方向延在縁17bは、第2壁部18の高さ方向に延在する高さ方向延在縁18bに一致する。換言すると、第1壁部17と第2壁部18は、同じ縁(以下、共有縁という)25を共有する。
飾り板本体10は、更に、第1載置部27、第2載置部28、第1水返し部37、第2水返し部38、複数の第1取付部47、及び複数の第2取付部48を含む。第1載置部27は、第1壁部17の下側に位置し、第1壁部17の下側縁部に沿うように延在する。第1載置部27は、第1壁部17の下側端部を起点として第1壁部17に対して略垂直に折り曲げられた部分であり、水平方向に延在する。また、同様に、第2載置部28は、第2壁部18の下側に位置し、第2壁部18の下側縁部に沿うように延在する。第2載置部28は、第2壁部18の下側端部を起点として第2壁部18に対して略垂直に折り曲げられた部分であり、水平方向に延在する。
第1水返し部37は、第1壁部17の上側に位置し、第1壁部17の上側縁部に沿うように延在する。第1水返し部37は、第1壁部17の上側端部を起点として第1壁部17に対して下側に略180°折り返された部分である。第1水返し部37は、第1壁部17の上側縁部に沿って延在する第1溝57を画定し、第1溝57は、下側に開口する。第1壁部17は、共有縁25から離れるにしたがって高さが徐々に低くなる。その結果、第1水返し部37も、共有縁25から離れるにしたがって形成箇所の高さが徐々に低くなる。
第2水返し部38は、第2壁部18の上側に位置し、第2壁部18の上側縁部に沿うように延在する。第2水返し部38は、第2壁部18の上側端部を起点として第2壁部18に対して下側に略180°折り返された部分である。第2水返し部38は、第2壁部18の上側縁部に沿って延在する第2溝58を画定し、第2溝58は下側に開口する。第2壁部18は、共有縁25から離れるにしたがって高さが徐々に低くなる。その結果、第2水返し部38も、共有縁25から離れるにしたがって形成箇所の高さが徐々に低くなる。雨が激しく降ると、雨が谷部97に沿って勢いよく流下する。そのような場合、雨水が、飾り板1の側壁15に勢いよく衝突することで上側に跳ね上がることがある。第1及び第2水返し部37,38は、跳ね上がった雨水を下側に跳ね返して、跳ね返した雨水を溝85内に案内するために設けられる。
複数の第1取付部47は、第1載置部27の延在方向に間隔をおいた状態で第1載置部27の下側に設けられる。第1取付部47は、第1載置部27の下面と相俟って断面略U字状の第1凹部45を画定し、第1凹部45は、第1載置部27の延在方向の両側が開口すると共に、第1壁部17の法線方向の外側(建物側とは反対側)が開口する。
複数の第2取付部48は、第2載置部28の延在方向に間隔をおいた状態で第2載置部28の下側に設けられる。第2取付部48は、第2載置部28の下面と相俟って断面略U字状の第2凹部を画定し、第2凹部は、第2載置部28の延在方向の両側が開口すると共に、第2壁部18の法線方向の外側が開口する。
次に、内曲継手80に対する飾り板1の取付構造について説明する。図2を参照して、先ず、板状の第1載置部27の下面32に接着剤を塗布すると共に、板状の第2載置部28の下面34に接着剤を塗布する。また、図5を参照して、斜線で示す外側上端部83の上面88における屋根側縁部の周辺領域にも接着剤を塗布する。続いて、図2及び図5を参照して、第1凹部45(図2参照)を、内曲継手80(図5参照)の外側上端部において他方側軒樋70の延在方向と同じ方向に延在している部分の内側に位置する内側突出部84に嵌め込む。また、上記第2凹部を、内曲継手80の外側上端部において一方側軒樋60の延在方向と同じ方向に延在している部分の内側に位置する内側突出部86に嵌め込む。これらの嵌め込みによって、第1及び第2取付部47,48が内側突出部84,86に固定されると共に、第1及び第2載置部27,28の下面が外側上端部83の上面88に接着剤で固定され、その結果、飾り板1が、内曲継手80に取り付けられる。飾り板1が内曲継手80に取り付けられた状態で、側壁15(図2参照)は、鉛直方向に延在する。
再度、図2を参照して、止水部材40は、第1壁取付部41、第2壁取付部42、水平方向延在部43、及び切欠被覆部46を含む。水平方向延在部43は、板状部であり、水平方向に広がる。水平方向延在部43は、第1載置部27の上面に載置される部分と、第2載置部28の上面に載置される部分を含む。水平方向延在部43は、2つの平面部が略直交する形状の端面を有する直交縁部59を有する。
第1壁取付部41は、板状部であり、直交縁部59の一方側平面部の上側から鉛直方向上側に延在する。また、第2壁取付部42は、板状部であり、直交縁部59の他方側平面部の上側から鉛直方向上側に延在する。止水部材40は、例えば、水漏れ防止用のゲル状のシリコン(図示せず)と、リベット55を用いて飾り板本体10に取り付けられる。詳しくは、第1壁取付部41と第1壁部17の間、第2壁取付部42と第2壁部18の間、及び水平方向延在部43の下面と第1及び第2載置部27,28の上面の間に、水漏れ防止用のゲル状のシリコンを充填する。そして、この状態で、第1壁取付部41を第1壁部17にリベット55で固定すると共に、第2壁取付部42を第2壁部18にリベット55で固定すると、止水部材40が飾り板本体10に固定される。
切欠被覆部46は、板状部であり、水平方向延在部43の内側縁部(建物側の縁部)から鉛直方向下方側に延在する。図1を参照して、本実施例では、止水部材40が飾り板本体10に固定された状態で、第1及び第2壁取付部41,42と、切欠被覆部46は、鉛直方向に延在する。切欠被覆部46は、屋根の角部側から見たとき、略二等辺三角形の形状を有する。切欠被覆部46は、内曲継手80が画定する溝85内に配置されると共に略平板形状を有する溝挿入部79を含む。溝挿入部79は、切欠被覆部46の下側の大部分で構成される。溝挿入部79は、溝85の深さ方向の底側に行くにしたがって水平方向の幅が狭くなる先細り形状を有する。
図6は、止水部材40の取付前の飾り板本体10を、止水部材取付側の外方から見たときの斜視図である。図6に示すように、飾り板本体10は、一枚の板金を曲げ加工して形成される。上述のように、飾り板本体10では、第1載置部27が互いに直交する2つの第1及び第2壁部17,18のうちの一方の第1壁部17の下側端部に第1壁部17に直交するように接続され、第2載置部28が他方の第2壁部18の下側端部に第2壁部18に直交するように接続される。よって、飾り板本体10は、一枚の板金を曲げ加工して形成されるので、切欠き61が、第1載置部27と第2載置部28の間に必ず生じる。図2及び図6を参照して、切欠被覆部46は、切欠き61を内側から覆う位置に配置され、切欠き61は、飾り板1を止水部材40側の正面から見たとき切欠被覆部46によって視認不可能になる。図2に示すように、本実施例では、飾り板1は、共有縁25と、切欠被覆部46の先端を含む平面に対して略面対称になっている。しかし、飾り板は、それを略面対称にできる平面が存在しない構造であってもよい。
以上、飾り板1は、一方側軒樋60の端部と、他方側軒樋70において該端部の延在方向に対して傾斜する方向に延在する端部とを接続する内曲継手80の外側上端部に取り付けられる。また、飾り板1は、内曲継手80側から鉛直方向の上方側に延在する側壁15を含む飾り板本体10と、飾り板本体10に取り付けられ、内曲継手80の内側面における隅部上部を覆う止水部材40を備える。
したがって、飾り板本体10の角部下側に生じる切欠き61の屋根側の開口を止水部材40で覆うことができるので、谷部97に沿って流下した雨水が、その開口を経由して外部に漏れることを略防止できる。よって、雨水を樋に効率的に収容でき、竪樋を介して排水管等に効率的に排水できる。
更には、飾り板本体10の角部下側に形成された切欠き61が止水部材40で覆われるので、切欠き61が視認しにくくなる。よって、飾り板1を美観に優れるものにできる。
また、飾り板本体10は、1枚の板金を折り曲げて形成されてもよい。
上記構成によれば、飾り板本体10が、1枚の板金を折り曲げて形成されるので、飾り板本体10を簡単安価に形成できる。
更には、飾り板本体10を、1枚の板金を折り曲げて形成する場合、上述のように、飾り板本体10の屈曲部の下側に意図的に切欠き61を設けなければ、内曲継手80の外側上端部83の上面88に載置される第1及び第2載置部27,28を形成できなくなる。したがって、切欠き61のサイズが大きくなり易い。しかしながら、本構成によれば、止水部材40で切欠き61を塞ぐことができる。よって、水漏れ抑制の効果が顕著なものとなる。
また、止水部材40は、内曲継手80が画定する溝85内に配置されると共に略平板形状を有する溝挿入部79を有してもよい。そして、溝挿入部79は、溝85の深さ方向の底側に行くにしたがって水平方向の幅が狭くなる先細り形状を有してもよい。
上記構成によれば、溝挿入部79に関して、切欠き61が存在する溝85の深さ方向の上側領域の側面の面積を大きくできる。したがって、止水部材40で切欠き61を確実に塞ぐことができる。更には、溝挿入部79に関して、切欠き61が存在する溝85の深さ方向の底側の領域の体積を、上側とは逆に小さくできる。よって、溝85において雨水が流れる領域を大きくでき、溝85内を移動する雨水の流れを円滑なものにできる。
なお、本開示は、上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等な範囲において種々の改良や変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、飾り板本体10が、水返し部37,38と、取付部47,48を有する場合について説明したが、飾り板本体は、水返し部と、取付部のうちの少なくとも一方を有さなくてもよい。また、第1及び第2壁部17,18が、共有縁25から離れるにしたがって高さが低くなる場合について説明したが、第1及び第2壁部は、共有縁から離れるにしたがって高さが低くならなくてもよい。また、飾り板本体10が、一枚の板金を折り曲げ加工することで形成される場合について説明したが、飾り板本体は、一枚の板金を折り曲げ加工することで形成されなくてもよく、例えば、2つの金属部分を溶接等で接合することで形成されてもよい。
また、第1及び第2壁部17,18が、飾り板1が所定箇所に取り付けられた状態で鉛直方向に延在する場合について説明したが、第1及び第2壁部は、飾り板が所定箇所に取り付けられた状態で鉛直方向に傾斜する方向に延在してもよい。また、止水部材40の溝挿入部79が、飾り板1が所定箇所に取り付けられた状態で鉛直方向に延在する場合について説明したが、止水部材の溝挿入部は、飾り板が所定箇所に取り付けられた状態で鉛直方向に傾斜する方向に延在してもよい。
また、止水部材40の溝挿入部79が、略三角形の形状の内側面を有する場合について説明したが、止水部材の溝挿入部は、如何なる形状の内側面を有してもよく、例えば、台形の形状や矩形状の内側面を有してもよい。また、水漏れ防止のシリコンとリベット55を用いて止水部材40を飾り板本体10に固定する場合について説明したが、水漏れ防止のシリコンを接合部の間に充填しなくてもよい。また、リベット締めでなくて、溶接や接着剤等で構成される他の固定手段で止水部材を飾り板本体に固定してもよい。
1 飾り板、 10 飾り板本体、 15 側壁、 40 止水部材、 60 一方側軒樋、 70 他方側軒樋、 79 溝挿入部、 80 内曲継手、 85 内曲継手が画定する溝。

Claims (3)

  1. 一方側軒樋の端部と、他方側軒樋において前記端部の延在方向に対して傾斜する方向に延在する端部とを接続する屈曲継手の外側上端部に取り付けられる飾り板であって、
    屈曲継手側から鉛直方向の上方側に延在する側壁を含む飾り板本体と、
    前記飾り板本体に取り付けられ、前記屈曲継手の内側面における隅部上部を覆う止水部材と、
    を備える、飾り板。
  2. 前記飾り板本体は、1枚の板金を折り曲げて形成されている、請求項1に記載の飾り板。
  3. 前記止水部材は、前記屈曲継手が画定する溝内に配置されると共に略平板形状を有する溝挿入部を有し、
    前記溝挿入部は、前記溝の深さ方向の底側に行くにしたがって水平方向の幅が狭くなる先細り形状を有する、請求項1又は2に記載の飾り板。
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