JPH10196069A - 軒樋入隅構造及び入隅軒樋 - Google Patents
軒樋入隅構造及び入隅軒樋Info
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- JPH10196069A JPH10196069A JP674997A JP674997A JPH10196069A JP H10196069 A JPH10196069 A JP H10196069A JP 674997 A JP674997 A JP 674997A JP 674997 A JP674997 A JP 674997A JP H10196069 A JPH10196069 A JP H10196069A
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- eaves gutter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多量の降雨時であっても、軒樋から雨水をオ
ーバーフローさせることがなく、外壁や開口建具を汚す
おそれのない軒樋入隅構造を提供すること。 【解決手段】 谷状に隣接する一対の屋根面1,1と、
一対の該屋根面1,1の接合部に配される谷樋2と、一
対の上記屋根面1,1の軒先部にそれぞれ取り付けられ
る一対の軒樋3,3と、上記軒先部により形成される入
隅部に配され且つ一対の上記軒樋3,3を直角に接続さ
せる入隅軒樋4とを備え、上記入隅軒樋4の入隅側に、
拡張雨水受部41が形成されていることを特徴とする。
ーバーフローさせることがなく、外壁や開口建具を汚す
おそれのない軒樋入隅構造を提供すること。 【解決手段】 谷状に隣接する一対の屋根面1,1と、
一対の該屋根面1,1の接合部に配される谷樋2と、一
対の上記屋根面1,1の軒先部にそれぞれ取り付けられ
る一対の軒樋3,3と、上記軒先部により形成される入
隅部に配され且つ一対の上記軒樋3,3を直角に接続さ
せる入隅軒樋4とを備え、上記入隅軒樋4の入隅側に、
拡張雨水受部41が形成されていることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軒樋入隅構造及び入
隅軒樋、詳しくは、多量の降雨時であっても、軒樋から
雨水をオーバーフローさせることがなく、外壁や開口建
具を汚すおそれのない軒樋入隅構造及び入隅軒樋に関す
る。
隅軒樋、詳しくは、多量の降雨時であっても、軒樋から
雨水をオーバーフローさせることがなく、外壁や開口建
具を汚すおそれのない軒樋入隅構造及び入隅軒樋に関す
る。
【0002】
【従来の技術】切妻や寄棟等の傾斜した屋根の軒先部分
には、屋根面を伝って流下する雨水等を収集するための
軒樋が配設される。上記軒樋で雨水等を収集して、屋根
面を伝って流下する雨水等により外壁や開口建具を汚し
てしまったり、建物の壁体内部等に雨水が浸透してしま
うのを防止している。そして、傾斜した屋根面を有する
建物は、その形態によって谷状に隣接する一対の屋根面
を有することがある。このような場合は、図8に示され
るように、一対の屋根面1,1により形成される谷状の
部分に谷樋2を設置し、該谷樋2に沿って該雨樋2下方
の入隅軒樋4に雨水等を流下させるようになしてあるの
がごく一般的である。上記軒樋4に流下された雨水等
は、軒樋3,3に沿って流され、図示されない竪樋によ
り下方に排水される。
には、屋根面を伝って流下する雨水等を収集するための
軒樋が配設される。上記軒樋で雨水等を収集して、屋根
面を伝って流下する雨水等により外壁や開口建具を汚し
てしまったり、建物の壁体内部等に雨水が浸透してしま
うのを防止している。そして、傾斜した屋根面を有する
建物は、その形態によって谷状に隣接する一対の屋根面
を有することがある。このような場合は、図8に示され
るように、一対の屋根面1,1により形成される谷状の
部分に谷樋2を設置し、該谷樋2に沿って該雨樋2下方
の入隅軒樋4に雨水等を流下させるようになしてあるの
がごく一般的である。上記軒樋4に流下された雨水等
は、軒樋3,3に沿って流され、図示されない竪樋によ
り下方に排水される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの軒樋類は、屋
根の面積等を考慮して、収集した雨水等をオーバーフロ
ーさせないような幅及び深さを有するものが用いられ
る。しかし、上述したように、上記谷樋2からの雨水等
を上記入隅軒樋4で受けるような部分の場合、一旦上記
谷樋2で収集された雨水等が上記入隅軒樋4に集中して
流下されるため、局所的に雨水等の流下量が増えてしま
う。この結果、このような箇所においては多量の雨が降
った場合などに、部分的にオーバーフローを発生させて
しまうことがあり、外壁や開口建具を汚してしまう原因
となることがあった。
根の面積等を考慮して、収集した雨水等をオーバーフロ
ーさせないような幅及び深さを有するものが用いられ
る。しかし、上述したように、上記谷樋2からの雨水等
を上記入隅軒樋4で受けるような部分の場合、一旦上記
谷樋2で収集された雨水等が上記入隅軒樋4に集中して
流下されるため、局所的に雨水等の流下量が増えてしま
う。この結果、このような箇所においては多量の雨が降
った場合などに、部分的にオーバーフローを発生させて
しまうことがあり、外壁や開口建具を汚してしまう原因
となることがあった。
【0004】従って、本発明の目的は、多量の降雨時で
あっても、軒樋から雨水をオーバーフローさせることが
なく、外壁や開口建具を汚すおそれのない軒樋入隅構造
及び入隅軒樋を提供することにある。
あっても、軒樋から雨水をオーバーフローさせることが
なく、外壁や開口建具を汚すおそれのない軒樋入隅構造
及び入隅軒樋を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、谷状に隣接する一対の屋根面と、一対の該屋根面の
接合部に配される谷樋と、一対の上記屋根面の軒先部に
それぞれ取り付けられる一対の軒樋と、上記軒先部によ
り形成される入隅部に配され且つ一対の上記軒樋を直角
に接続させる入隅軒樋とを備え、上記入隅軒樋の入隅側
に、拡張雨水受部が形成されていることを特徴とする軒
樋入隅構造を提供することにより上記目的を達成したも
のである。
は、谷状に隣接する一対の屋根面と、一対の該屋根面の
接合部に配される谷樋と、一対の上記屋根面の軒先部に
それぞれ取り付けられる一対の軒樋と、上記軒先部によ
り形成される入隅部に配され且つ一対の上記軒樋を直角
に接続させる入隅軒樋とを備え、上記入隅軒樋の入隅側
に、拡張雨水受部が形成されていることを特徴とする軒
樋入隅構造を提供することにより上記目的を達成したも
のである。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記谷樋の下端部近傍が末広がり状に
形成されている、ことを特徴とする軒樋入隅構造を提供
するものである。
の発明において、上記谷樋の下端部近傍が末広がり状に
形成されている、ことを特徴とする軒樋入隅構造を提供
するものである。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、上記谷樋の下端部近傍の上面
に、該谷樋状を流れる水流を分散させる分水突起が形成
されている、ことを特徴とする軒樋入隅構造を提供する
ものである。
に記載の発明において、上記谷樋の下端部近傍の上面
に、該谷樋状を流れる水流を分散させる分水突起が形成
されている、ことを特徴とする軒樋入隅構造を提供する
ものである。
【0008】請求項4に記載の発明は、直交する一対の
直線状樋部を有し、入隅状の軒先部に取り付けられる入
隅軒樋において、一対の上記直線状樋部の入隅側に、拡
張雨水受部が形成されていることを特徴とする入隅軒樋
を提供することにより上記目的を達成したものである。
直線状樋部を有し、入隅状の軒先部に取り付けられる入
隅軒樋において、一対の上記直線状樋部の入隅側に、拡
張雨水受部が形成されていることを特徴とする入隅軒樋
を提供することにより上記目的を達成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の軒樋入隅構造及び
入隅軒樋の第1実施形態について図面を参照して説明す
る。図1は本実施形態の軒樋入隅構造の斜視図、図2は
同平面図、図3は本実施形態の軒樋入隅構造に用いられ
る谷樋の斜視図である。
入隅軒樋の第1実施形態について図面を参照して説明す
る。図1は本実施形態の軒樋入隅構造の斜視図、図2は
同平面図、図3は本実施形態の軒樋入隅構造に用いられ
る谷樋の斜視図である。
【0010】本実施形態の軒樋入隅構造は、図1及び2
に示されるように、谷状に隣接する一対の屋根面1,1
と、一対の該屋根面1,1の接合部に配される谷樋2
と、一対の上記屋根面1,1の軒先部にそれぞれ取り付
けられる一対の軒樋3,3と、上記軒先部により形成さ
れる入隅部に配され且つ一対の上記軒樋3,3を直角に
接続させる入隅軒樋4とを備え、上記入隅軒樋4の入隅
側に、拡張雨水受部41が形成されている。
に示されるように、谷状に隣接する一対の屋根面1,1
と、一対の該屋根面1,1の接合部に配される谷樋2
と、一対の上記屋根面1,1の軒先部にそれぞれ取り付
けられる一対の軒樋3,3と、上記軒先部により形成さ
れる入隅部に配され且つ一対の上記軒樋3,3を直角に
接続させる入隅軒樋4とを備え、上記入隅軒樋4の入隅
側に、拡張雨水受部41が形成されている。
【0011】また、本実施形態の軒樋入隅構造において
は、上記谷樋2の下端部近傍が末広がり状に形成されて
おり、該谷樋2の下端部近傍の上面に、該谷樋2上を流
れる水流を分散させる分水突起21,21が形成されて
いる。更に、本実施形態の軒樋入隅構造に用いられる入
隅軒樋4は、直交する一対の上記直線状樋部42,42
の入隅側に上述した拡張雨水受部41が形成された形態
のものが用いられている。
は、上記谷樋2の下端部近傍が末広がり状に形成されて
おり、該谷樋2の下端部近傍の上面に、該谷樋2上を流
れる水流を分散させる分水突起21,21が形成されて
いる。更に、本実施形態の軒樋入隅構造に用いられる入
隅軒樋4は、直交する一対の上記直線状樋部42,42
の入隅側に上述した拡張雨水受部41が形成された形態
のものが用いられている。
【0012】本実施形態の軒樋入隅構造及び入隅軒樋を
更に詳しく説明する。一対の上記屋根面1,1は、切妻
や寄棟等の傾斜面を有する屋根面であり、本実施形態の
場合は、その表面には石綿スレート等のスレート板が葺
かれている。一対の上記屋根面1,1は、図1に示され
るように谷状に隣接されており、これらの接合部に上記
谷樋2が配設されている。上記谷樋2は、図2に示され
るように、その下端部近傍以外は一定幅とされている
が、その下端部近傍は末広がり状に幅が徐々に広げられ
ている。
更に詳しく説明する。一対の上記屋根面1,1は、切妻
や寄棟等の傾斜面を有する屋根面であり、本実施形態の
場合は、その表面には石綿スレート等のスレート板が葺
かれている。一対の上記屋根面1,1は、図1に示され
るように谷状に隣接されており、これらの接合部に上記
谷樋2が配設されている。上記谷樋2は、図2に示され
るように、その下端部近傍以外は一定幅とされている
が、その下端部近傍は末広がり状に幅が徐々に広げられ
ている。
【0013】上記谷樋2の上面、即ち、末広がり状に形
成された部分の上面に、一対の三角形状の分水突起2
1,21が形成されている。上記分水突起21,21
は、上記谷樋2上を流下してきた雨水等の流れを、横方
向に分散させるように形成されている。上記谷樋2は、
図3(該谷樋2の下端部近傍のみを示す)に示されるよ
うに、金属板が折り曲げられて形成されており、その両
側縁に屋根下地への取付用の取付部22,22・・が形
成されている。上記谷樋2は、一対の上記屋根面1,1
の傾斜に合わせて谷状に折り曲げられている。
成された部分の上面に、一対の三角形状の分水突起2
1,21が形成されている。上記分水突起21,21
は、上記谷樋2上を流下してきた雨水等の流れを、横方
向に分散させるように形成されている。上記谷樋2は、
図3(該谷樋2の下端部近傍のみを示す)に示されるよ
うに、金属板が折り曲げられて形成されており、その両
側縁に屋根下地への取付用の取付部22,22・・が形
成されている。上記谷樋2は、一対の上記屋根面1,1
の傾斜に合わせて谷状に折り曲げられている。
【0014】上記谷樋2は、長さ方向にいくつかの板材
が接続されて形成されており、取り付けられたときに上
方に位置するものが上側になるように順次重ねられ、重
ねられた部分にはコーキング等が施されて雨水等を染み
込ませないようになしてある。また、本実施形態の場
合、上記分水突起21,21は、上記谷樋2の裏側から
押し出されて形成されている。上記屋根面1,1を形成
する上記スレート材は、その端縁が上記谷樋2上に位置
するようにしてあり、ここでも屋根下地に雨水等を染み
込ませないようにしてある。
が接続されて形成されており、取り付けられたときに上
方に位置するものが上側になるように順次重ねられ、重
ねられた部分にはコーキング等が施されて雨水等を染み
込ませないようになしてある。また、本実施形態の場
合、上記分水突起21,21は、上記谷樋2の裏側から
押し出されて形成されている。上記屋根面1,1を形成
する上記スレート材は、その端縁が上記谷樋2上に位置
するようにしてあり、ここでも屋根下地に雨水等を染み
込ませないようにしてある。
【0015】上記屋根面1,1の軒先により形成された
上記谷樋2下方の入隅部分には、上記入隅軒樋4が取り
付けられており、該入隅軒樋4の両側に通常の軒樋3,
3が接続されている。本実施形態の場合、上記軒樋3,
3は、角形の流路断面を有しているが、半円形等の流路
断面であっても良いことは言うまでもない。
上記谷樋2下方の入隅部分には、上記入隅軒樋4が取り
付けられており、該入隅軒樋4の両側に通常の軒樋3,
3が接続されている。本実施形態の場合、上記軒樋3,
3は、角形の流路断面を有しているが、半円形等の流路
断面であっても良いことは言うまでもない。
【0016】上記入隅軒樋4は、図2に示されるよう
に、従来の入隅軒樋が有している直線状軒樋部42,4
2と、平面視において直角三角形状の上記拡張雨水受部
41(図2中ハッチングで示された部分)とを有してい
る。上記直線状軒樋部42,42は、従来の入隅軒樋と
同様にそれらの一端部同士が直角に結合されている。一
方、上記直線状軒樋部42,42の他端部はそれぞれ開
放されており、上記軒樋3,3が通常の公知の方法によ
り接合されて連続した流路を形成している。
に、従来の入隅軒樋が有している直線状軒樋部42,4
2と、平面視において直角三角形状の上記拡張雨水受部
41(図2中ハッチングで示された部分)とを有してい
る。上記直線状軒樋部42,42は、従来の入隅軒樋と
同様にそれらの一端部同士が直角に結合されている。一
方、上記直線状軒樋部42,42の他端部はそれぞれ開
放されており、上記軒樋3,3が通常の公知の方法によ
り接合されて連続した流路を形成している。
【0017】上記拡張雨水受部41は、上述したように
直線状軒樋部42,42の入隅側に形成されており、上
記谷樋2を流下してきた雨水等を受けることができるよ
うに広くされている。また、上記拡張水受部41が形成
されることにより、上記直線状軒樋部42,42により
形成される流路の有効幅も広くなる。
直線状軒樋部42,42の入隅側に形成されており、上
記谷樋2を流下してきた雨水等を受けることができるよ
うに広くされている。また、上記拡張水受部41が形成
されることにより、上記直線状軒樋部42,42により
形成される流路の有効幅も広くなる。
【0018】本実施形態の軒樋入隅構造及び入隅軒樋4
は上述のように構成されており、本実施形態の軒樋入隅
構造及び入隅軒樋4によれば、上記拡張雨水受部41を
有しているため、多量の降雨時であっても上記谷樋2か
ら流下する雨水等を該拡張雨水受部41で受けることが
でき、オーバーフローを防止することができる。
は上述のように構成されており、本実施形態の軒樋入隅
構造及び入隅軒樋4によれば、上記拡張雨水受部41を
有しているため、多量の降雨時であっても上記谷樋2か
ら流下する雨水等を該拡張雨水受部41で受けることが
でき、オーバーフローを防止することができる。
【0019】また、本実施形態の軒樋入隅構造によれ
ば、上記谷樋2の下端部が末広がり状に形成されている
ため、該谷樋2を流下してきた雨水等を上記入隅軒樋4
の両側に接続されている上記軒樋3,3に流れ易くし、
オーバーフローを更に防止することができる。
ば、上記谷樋2の下端部が末広がり状に形成されている
ため、該谷樋2を流下してきた雨水等を上記入隅軒樋4
の両側に接続されている上記軒樋3,3に流れ易くし、
オーバーフローを更に防止することができる。
【0020】また、上記谷樋2の下端部近傍の上面に上
記分水突起21,21が形成されており、該谷樋2を流
下してきた雨水等の流れを分散させて上記軒樋3,3に
流れ易くすることによっても、オーバーフローを更に防
止することができる。尚、上記分水突起21,21の高
さをあまり高くしすぎるとゴミなどを堰き止め、かえっ
て上記谷樋2上の雨水等の流れを阻害してしまうため注
意が必要である。
記分水突起21,21が形成されており、該谷樋2を流
下してきた雨水等の流れを分散させて上記軒樋3,3に
流れ易くすることによっても、オーバーフローを更に防
止することができる。尚、上記分水突起21,21の高
さをあまり高くしすぎるとゴミなどを堰き止め、かえっ
て上記谷樋2上の雨水等の流れを阻害してしまうため注
意が必要である。
【0021】次に、本発明の軒樋入隅構造及び入隅軒樋
の第2実施形態について説明する。図4は本実施形態に
おける図1相当図である。なお、本実施形態における軒
樋入隅構造及び入隅軒樋は、上述した第1実施形態のも
のに準じた構成とされており、以下には第1実施形態と
異なる部分について特に説明し、上述した第1実施形態
と同様の構成には同一の符号を付してその詳しい説明は
省略する。
の第2実施形態について説明する。図4は本実施形態に
おける図1相当図である。なお、本実施形態における軒
樋入隅構造及び入隅軒樋は、上述した第1実施形態のも
のに準じた構成とされており、以下には第1実施形態と
異なる部分について特に説明し、上述した第1実施形態
と同様の構成には同一の符号を付してその詳しい説明は
省略する。
【0022】本実施形態においては、上記谷樋2が、そ
の全長に亘って同一幅に形成されており、その上面に分
水突起も形成されていない。一対の上記屋根面の形態に
よっては上記谷樋2に流れ込む水量がさほど多くならな
い場合もあり、このような場合は、本実施形態のような
形態でも対応が可能である。
の全長に亘って同一幅に形成されており、その上面に分
水突起も形成されていない。一対の上記屋根面の形態に
よっては上記谷樋2に流れ込む水量がさほど多くならな
い場合もあり、このような場合は、本実施形態のような
形態でも対応が可能である。
【0023】本実施形態の軒樋入隅構造及び入隅軒樋4
は上述のように構成されており、本実施形態の軒樋入隅
構造及び入隅軒樋4によっても、上記拡張雨水受部41
が形成されているため、多量の降雨時であっても上記谷
樋2から流下する雨水等を該拡張雨水受部41で受ける
ことができ、オーバーフローを防止することができる。
は上述のように構成されており、本実施形態の軒樋入隅
構造及び入隅軒樋4によっても、上記拡張雨水受部41
が形成されているため、多量の降雨時であっても上記谷
樋2から流下する雨水等を該拡張雨水受部41で受ける
ことができ、オーバーフローを防止することができる。
【0024】次に、本発明の軒樋入隅構造及び入隅軒樋
の第3実施形態について説明する。図5は本実施形態に
おける図1相当図である。なお、本実施形態における軒
樋入隅構造及び入隅軒樋は、上述した第1実施形態のも
のに準じた構成とされており、以下には第1実施形態と
異なる部分について特に説明し、上述した第1実施形態
と同様の構成には同一の符号を付してその詳しい説明は
省略する。
の第3実施形態について説明する。図5は本実施形態に
おける図1相当図である。なお、本実施形態における軒
樋入隅構造及び入隅軒樋は、上述した第1実施形態のも
のに準じた構成とされており、以下には第1実施形態と
異なる部分について特に説明し、上述した第1実施形態
と同様の構成には同一の符号を付してその詳しい説明は
省略する。
【0025】本実施形態においては、上述した第2実施
形態の軒樋入隅構造及び上記入隅軒樋4において、該入
隅軒樋4の上記谷樋2の下端部に対向する側面の高さを
高くして落水防止板部43を形成させたものである。ま
た、上記落水防止板部43は、外観上の見栄えを考慮し
て意匠が施されている。
形態の軒樋入隅構造及び上記入隅軒樋4において、該入
隅軒樋4の上記谷樋2の下端部に対向する側面の高さを
高くして落水防止板部43を形成させたものである。ま
た、上記落水防止板部43は、外観上の見栄えを考慮し
て意匠が施されている。
【0026】本実施形態の軒樋入隅構造及び入隅軒樋は
上述のように構成されており、本実施形態の軒樋入隅構
造及び入隅軒樋によれば、上述した第2実施形態による
効果に加えて、上記谷樋2から流下する雨水等の勢いが
強い場合であっても、上記落水防止板部43によって水
流を堰き止めることにより、オーバーフローを更に防止
することができる。
上述のように構成されており、本実施形態の軒樋入隅構
造及び入隅軒樋によれば、上述した第2実施形態による
効果に加えて、上記谷樋2から流下する雨水等の勢いが
強い場合であっても、上記落水防止板部43によって水
流を堰き止めることにより、オーバーフローを更に防止
することができる。
【0027】次に、本発明の軒樋入隅構造及び入隅軒樋
の第4及び第5実施形態について説明する。図6は第4
実施形態における図2相当図であり、図7は第5実施形
態における図2相当図である。なお、本実施形態におけ
る軒樋入隅構造及び入隅軒樋は、上述した第1実施形態
のものに準じた構成とされており、以下には第1実施形
態と異なる部分について特に説明し、上述した第1実施
形態と同様の構成には同一の符号を付してその詳しい説
明は省略する。
の第4及び第5実施形態について説明する。図6は第4
実施形態における図2相当図であり、図7は第5実施形
態における図2相当図である。なお、本実施形態におけ
る軒樋入隅構造及び入隅軒樋は、上述した第1実施形態
のものに準じた構成とされており、以下には第1実施形
態と異なる部分について特に説明し、上述した第1実施
形態と同様の構成には同一の符号を付してその詳しい説
明は省略する。
【0028】本実施形態においては、上述した第2実施
形態の軒樋入隅構造及び上記入隅軒樋4における上記拡
張雨水受部41の形態を変えたものである。第4実施形
態においては、図6に示されるように、上記拡張雨水受
部41を平面視において四分の一円状になるように形成
し、第5実施形態においては、図7に示されるように、
上記拡張雨水受部41を平面視においてへの字状になる
ように形成してある。本実施形態の軒樋入隅構造及び入
隅軒樋は上述のように構成されており、本実施形態の軒
樋入隅構造及び入隅軒樋は、上述した第2実施形態によ
る効果と同様な効果を有している。
形態の軒樋入隅構造及び上記入隅軒樋4における上記拡
張雨水受部41の形態を変えたものである。第4実施形
態においては、図6に示されるように、上記拡張雨水受
部41を平面視において四分の一円状になるように形成
し、第5実施形態においては、図7に示されるように、
上記拡張雨水受部41を平面視においてへの字状になる
ように形成してある。本実施形態の軒樋入隅構造及び入
隅軒樋は上述のように構成されており、本実施形態の軒
樋入隅構造及び入隅軒樋は、上述した第2実施形態によ
る効果と同様な効果を有している。
【0029】また、第4実施形態においては、上記谷樋
2から流下する雨水等を受ける面積が第2実施形態に比
して広くすることができるため、オーバーフローを更に
防止することができ、第5実施形態においては、上記拡
張雨水受部41の入隅側の側面により、上記谷樋2から
流下する雨水等が案内されて上記軒樋3,3に流れ易く
なり、オーバーフローを更に防止することができる。
2から流下する雨水等を受ける面積が第2実施形態に比
して広くすることができるため、オーバーフローを更に
防止することができ、第5実施形態においては、上記拡
張雨水受部41の入隅側の側面により、上記谷樋2から
流下する雨水等が案内されて上記軒樋3,3に流れ易く
なり、オーバーフローを更に防止することができる。
【0030】本発明の軒樋入隅構造は、上記実施形態に
制限されることはない。例えば、上記実施形態におい
て、上記拡張雨水受部41は、平面視において直角三角
形状や四分の一円状等に形成されたが、従来の入隅軒樋
が有している上記直線状軒樋42,42の入隅側に上記
谷樋2からの雨水等を受けるように拡張して形成されて
いればどのような形態に形成されていても良い。また、
上記実施形態においては、上記分水突起21,21が、
三角形状のものが2つ一対にして形成されたが、上記谷
樋2上を流下する雨水等の流れを横方向に分散させるこ
とができるような突起であれば、その形状や数は上記実
施形態に制限されない。その他の点に関しても、本発明
の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
制限されることはない。例えば、上記実施形態におい
て、上記拡張雨水受部41は、平面視において直角三角
形状や四分の一円状等に形成されたが、従来の入隅軒樋
が有している上記直線状軒樋42,42の入隅側に上記
谷樋2からの雨水等を受けるように拡張して形成されて
いればどのような形態に形成されていても良い。また、
上記実施形態においては、上記分水突起21,21が、
三角形状のものが2つ一対にして形成されたが、上記谷
樋2上を流下する雨水等の流れを横方向に分散させるこ
とができるような突起であれば、その形状や数は上記実
施形態に制限されない。その他の点に関しても、本発明
の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明の軒樋入隅構造によれば、多量の
降雨時であっても、軒樋から雨水をオーバーフローさせ
ることがなく、外壁や開口建具を汚すおそれがない。
降雨時であっても、軒樋から雨水をオーバーフローさせ
ることがなく、外壁や開口建具を汚すおそれがない。
【図1】本発明の軒樋入隅構造の第1実施形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】本発明の軒樋入隅構造の第1実施形態を示す平
面図である。
面図である。
【図3】本発明の軒樋入隅構造の第1実施形態に用いら
れる谷樋下端部の単品斜視図である。
れる谷樋下端部の単品斜視図である。
【図4】本発明の軒樋入隅構造の第2実施形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図5】本発明の軒樋入隅構造の第3実施形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図6】本発明の軒樋入隅構造の第4実施形態を示す平
面図である。
面図である。
【図7】本発明の軒樋入隅構造の第5実施形態を示す平
面図である。
面図である。
【図8】従来の軒樋入隅構造を示す斜視図である。
1 屋根面 2 谷樋 21 分水突起 3 軒樋 4 入隅軒樋 41 拡張雨水受部 42 直線状樋部
Claims (4)
- 【請求項1】 谷状に隣接する一対の屋根面と、一対の
該屋根面の接合部に配される谷樋と、一対の上記屋根面
の軒先部にそれぞれ取り付けられる一対の軒樋と、上記
軒先部により形成される入隅部に配され且つ一対の上記
軒樋を直角に接続させる入隅軒樋とを備え、上記入隅軒
樋の入隅側に、拡張雨水受部が形成されていることを特
徴とする軒樋入隅構造。 - 【請求項2】 上記谷樋の下端部近傍が末広がり状に形
成されている、請求項1に記載の軒樋入隅構造。 - 【請求項3】 上記谷樋の下端部近傍の上面に、該谷樋
上を流れる水流を分散させる分水突起が形成されてい
る、請求項1又は2に記載の軒樋入隅構造。 - 【請求項4】 直交する一対の直線状樋部を有し、入隅
状の軒先部に取り付けられる入隅軒樋において、一対の
上記直線状樋部の入隅側に、拡張雨水受部が形成されて
いることを特徴とする入隅軒樋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP674997A JPH10196069A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 軒樋入隅構造及び入隅軒樋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP674997A JPH10196069A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 軒樋入隅構造及び入隅軒樋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10196069A true JPH10196069A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11646851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP674997A Pending JPH10196069A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 軒樋入隅構造及び入隅軒樋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10196069A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU719760B2 (en) * | 1996-07-04 | 2000-05-18 | Richard Max Rosolen | Valley sheet assemblies for roofs |
JP2013160000A (ja) * | 2012-02-07 | 2013-08-19 | Sekisui Chem Co Ltd | 屋根間の防水構造 |
JP2014194156A (ja) * | 2014-05-23 | 2014-10-09 | Sekisui Chem Co Ltd | 屋根の構造 |
JP2021032059A (ja) * | 2019-08-29 | 2021-03-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 内曲がり継手および軒樋構造 |
-
1997
- 1997-01-17 JP JP674997A patent/JPH10196069A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU719760B2 (en) * | 1996-07-04 | 2000-05-18 | Richard Max Rosolen | Valley sheet assemblies for roofs |
JP2013160000A (ja) * | 2012-02-07 | 2013-08-19 | Sekisui Chem Co Ltd | 屋根間の防水構造 |
JP2014194156A (ja) * | 2014-05-23 | 2014-10-09 | Sekisui Chem Co Ltd | 屋根の構造 |
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