JP4455016B2 - 雨樋 - Google Patents

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Description

この発明は、屋根の雨水を通過させ、横樋等の排水路に導く雨樋に関する。
従来、勾配を有する屋根が設けられた家屋は、軒先に設けられ断面が半円状の横樋で屋根表面を流れる雨水を受け、家屋の側方の縦樋に集めて排水する。特に、勾配を有する屋根が設けられた棟がL字形に形成されている家屋は、角部分に谷が形成され、この谷に沿って、谷樋が取り付けられている。谷樋は、屋根の中心側の尾根から屋根の先端の軒先にかけて取り付けられ、断面形状は屋根の谷に沿うV字形に形成されている。
特開平7−279329号公報
L字形に形成された棟は、谷樋に雨水が集中し、雨が激しくなると集まった雨水が横樋を通り越して外側に勢いよく流れ落ちることがあった。このとき、雨水が滝のように庭に落下し、庭土が流されたり、跳ね返る土や砂で家屋が汚れたり、また家屋の耐久性を損なう恐れもある。また、水が庭に落ちる騒音も大きかった。
この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で、谷樋に集まる雨水を確実に横樋に流して排水することができる雨樋を提供することを目的とする。
本発明は、屋根の軒先近傍に重ねられて設けられこの屋根を流れる雨水が流れる集水板と、上記集水板に設けられ雨水が流れ込んで通過する複数の窪みの底部に形成された透孔と、上記集水板の軒先側端部に設けられ上記屋根の軒先に設けられた横樋の内側に向かって折り曲げられたガイド板とを備え、上記窪みに形成された透孔は、上記窪みの外円に対して軒先側に位置し、上記集水板の上記窪みに流れ込んで上記透孔から落下した雨水が、上記集水板の下の通水路を通過し上記横樋に流れ落ちる雨樋である。
また、上記集水板は、屋根の瓦の表面に沿う形状に形成され、上記集水板が取り付けられた瓦の上端側に隣接した瓦の下端縁部が、上記集水板の上端側端部に載り上記集水板を係止している。
さらに、上記集水板の、屋根の尾根側端部には、瓦等に係止される係止板が所定角度で折り曲げられて設けられていても良く、上記集水板には、上記ガイド板に交差する側縁部に、ガイド板と同じ方向へ折り曲げられた側面部が設けられていても良い。
本発明の雨樋は、多量の雨水を確実に横樋に流し、縦樋から排水することができる。これにより雨水が横樋を通り越して庭へ落ちることを防ぎ、庭を保護し、雨水が溢れることによる騒音も防止する。
以下、この発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。図1、図2は、この発明の一実施形態を示すもので、この実施形態の雨樋10は、ほぼL字形に形成された建築物の交差する家屋の、第一棟12と第二棟14の境界部分に設けられている。第一棟12と第二棟14の屋根の境界部分は、尾根11より内側は谷となり、その谷を覆う谷樋16が、尾根11から軒先13にかけて取り付けられている。谷樋16の断面形状は、一対の屋根の谷に沿う広角のV字形に形成されている。第一棟12と第二棟14の軒先13には、雨樋10の横樋18がL字形に取り付けられている。谷樋16の軒先側端部16aは、横樋18の屋根側縁部18aに沿って横樋18内壁部に曲げられるガイド板17が設けられている。
谷樋16の軒先側端部16a付近には、雨樋10の集水板20が重ねられて向けられている。集水板20は、谷樋16に沿う広角のV字形であり、中央の折れ線22は、集水板20のほぼ中心で軒先側端部20aに近付くにつれて互いに離れる折線24,26に分岐されている。折線24,26の間は、三角形の集水面28となる。集水面28とその周辺には、雨水を集水板20の下に落とす透孔30が複数個設けられている。そして集水板20の軒先側端部20aは、谷樋16の軒先側端部16aよりも外側に位置している。集水板20の軒先側端部20aには、横樋18の底部18cに向かって折り曲げられたガイド板32が設けられている。ガイド板32は、谷樋16のガイド板17とは、所定間隔離れている。集水板20の、軒先側端部20aに対してほぼ直角な側縁部20b、20cには、屋根に取り付けるための取付部34が、集水板20の側方に突出して設けられている。取付部34の中心には、ネジ用穴36が形成されている。
この実施形態の雨樋10の作用について説明する。まず雨が降ると、屋根の谷樋16付近に降った雨は、谷樋16に集まり、流れる雨水の大部分が、集水板20表面側に流れる。そして集水面28に流れるとき、透孔30から、雨水が下の谷樋16に落ちる。谷樋16と集水板20の間は雨水の通水路となり、雨水は軒先13に向かって流れ、ガイド板17に沿って横樋18に落ちる。雨が多く、勢いよく谷樋16を流れても集水板20のガイド板32の内壁に当たって下に落ちるため、横樋18の外に飛び出すことがない。そして、横樋18に落ちた雨水は図示しない縦樋を通って地面や排水溝に、排水される。
この実施形態の雨樋10によれば、簡単な構造で、谷樋16に集まる雨水を、横樋18に流し、排水することができる。これにより、雨が激しく降るときも雨水が横樋18を飛び越すことを防ぎ、庭に雨水が滝のように流れることがなく、庭を保護し、また庭の砂がはねることによる建物の汚れを防止する。水が落ちる音が発生せず、静かである。また、雨水の全部が集水板20の透孔30から下に落ちなくても、集水板20の上を流れる雨水が減速し、少量になるので、雨水が走らず横樋18を飛び越えることはないので、目的は達成される。また、落ち葉やゴミは集水板20表面を滑り落ち、雨水だけ透孔30を通って横樋18にながれるため、横樋18と図示しない縦樋の故障を防ぎ、保守、清掃作業を軽減することができる。
なおこの発明の雨樋は、上記雨樋10以外に、図3、図4に示す雨樋38のように、谷樋が谷樋本体54と谷樋先端部材55に分割され、谷樋本体54と谷樋先端部材55の間に、設けられても良い。雨樋38の集水板40は、中央の折れ線42が、集水板40の中心付近で軒先側端部40aに近付くにつれて互いに離れる折れ線44,46に分岐されている。そして折れ線44,46は所定位置で曲がり、そこから先端は互いに平行となり軒先側端部40aに達している。折れ線44,46の間には、互いに交差する角度を有する部分が三角形の第一集水面48がとなり、互いに平行な部分の間は、四角形の第二集水面50となる。第一集水面48と第二集水面50には、雨水が落下する透孔52が複数個設けられている。集水板40の軒先側端部40aには、ガイド板51が設けられている。
集水板40の尾根側端部40bには、谷樋本体54が重ねられて取り付けられている。集水板40の下には、谷樋先端部55が設けられている。
この雨樋38によれば、谷樋本体54に集められた雨水がすべて集水板40に流れるため、横樋18に確実に落下させ、効率よく排水することができる。
上記実施形態の雨樋10の透孔30,52は、図5に示すように、集水面28に外円56による窪みが形成され、外円56の中心に透孔58が形成されたものである。外縁56の内側は、透孔58に向かうテーパ面59が形成されている。さらに、図6のように、外円58に対して透孔58が軒先側に形成されていると良い。
また、雨樋10の集水面28は、図7のようにメッシュ60で設けられても良い。メッシュ60は、隙間が大きいため、効率よく雨水を落下させることができる。
また、図8のように、家屋の第一棟12の、屋根の幅が第二棟14よりも小さく、谷樋16が第二棟14の屋根の途中で切れている場合は、谷樋16の延長線上の軒先に雨樋10を取り付けると良い。
また、図9、図10に示すように、瓦屋根用の雨樋61に応用しても良い。雨樋61の集水板62は、瓦64表面に沿う湾曲した形状であり、中央のくぼみ部分には透孔65が形成されている。集水板62の軒先側端部62aに近い部分には、軒先側端部62aに平行な折れ線66が設けられ、折れ線66と軒先側端部62aの間は、平面68が形成されている。そして、軒先側端部62aには、ガイド板70が設けられている。尾根側端部62bには、ガイド部70とほぼ同じ方向に折り曲げられた係止板72が設けられている。
集水板62の取付方法は、集水板62を屋根の軒先13に位置する瓦64aの上に取り付け、集水板62の係止板72は、瓦64aの尾根側の端面に当接して係止されている。集水板62の尾根側端部62bの上には、軒先13の二番目の列の瓦64b、つまり瓦64aの尾根側に隣接する瓦64bを載せて、集水板62を係止する。
この瓦屋根用の雨樋61によれば、瓦屋根にも違和感なく取り付けられ、雨水を確実に排水することができる。
また、図11のように金属板平葺屋根用の雨樋74でもよい。雨樋74の集水板76は平面で形成され、集水板76の軒先側端部76aに近い部分には、軒先側端部76aに平行な折れ線78が設けられ、折れ線78と軒先側端部76aの間は、集水板76に対して所定角度で連続する平坦な集水面79が形成されている。集水板76と集水面79には透孔80が形成されている。集水板76の軒先側端部76aには、集水面79に隣接してガイド板82が設けられている。集水板76と集水面79の、軒先側端部76aに対してほぼ直角な側縁部には、側面板84が設けられている。集水面76の尾根側端部76bには、ガイド板82の突出方向と反対側に折り曲げられ集水板76に所定角度で折り返す係止板84が設けられている。
この瓦屋根用の雨樋74によれば、金属板平葺屋根にも違和感なく取り付けられ、雨水を確実に排水することができる。
なお、瓦屋根用の雨樋62や金属板平葺屋根用の雨樋73にも、透孔64,80のかわりにメッシュを用いても良い。また、各雨樋は谷樋以外のところに設けても良い。各雨樋は、集水板のガイド部を、横樋の屋根から離れた側縁部にコーキング等で接着させて、落ち葉やゴミの進入を防いでも良い。また、各雨樋は材質を問わず、板金やプラスチックなど自由に設定可能である。である。
この発明の一実施形態の雨樋の平面図である。 この実施形態の雨樋の分解斜視図である。 この実施形態の雨樋の変形例を示す分解斜視図である。 図3に示す雨樋の縦断面図である。 この実施形態の雨樋の透孔を示す平面図(a)と縦断面図(b)である。 この実施形態の雨樋の透孔を示す平面図(a)と縦断面図(b)である。 この実施形態の雨樋の変形例を示す分解斜視図である。 この実施形態の雨樋の変形例を示す平面図である。 この実施形態の瓦屋根用の雨樋を示す斜視図である。 図9に示す瓦屋根用の雨樋を示す縦断面図である。 この実施形態の金属板平葺屋根用の雨樋を示す斜視図である。
10 雨樋
11 尾根
12 第一棟
13 軒先
14 第二棟
16 谷樋
18 横樋
20 集水板
22,24,26 折れ線
28 集水面
30 透孔
32 ガイド板
34 取付部

Claims (2)

  1. 屋根の軒先近傍に重ねられて設けられこの屋根を流れる雨水が流れる集水板と、上記集水板に設けられ雨水が流れ込んで通過する複数の窪みの底部に形成された透孔と、上記集水板の軒先側端部に設けられ上記屋根の軒先に設けられた横樋の内側に向かって折り曲げられたガイド板とを備え、上記窪みに形成された透孔は、上記窪みの外円に対して軒先側に位置し、上記集水板の上記窪みに流れ込んで上記透孔から落下した雨水が、上記集水板の下の通水路を通過し上記横樋に流れ落ちることを特徴とする雨樋。
  2. 上記集水板は、屋根の瓦の表面に沿う形状に形成され、上記集水板が取り付けられた瓦の上端側に隣接した瓦の下端縁部が、上記集水板の上端側端部に載り上記集水板を係止する請求項1記載の雨樋。
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