JPH0425851Y2 - - Google Patents

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JPH0425851Y2
JPH0425851Y2 JP1986146830U JP14683086U JPH0425851Y2 JP H0425851 Y2 JPH0425851 Y2 JP H0425851Y2 JP 1986146830 U JP1986146830 U JP 1986146830U JP 14683086 U JP14683086 U JP 14683086U JP H0425851 Y2 JPH0425851 Y2 JP H0425851Y2
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JP
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eaves
rain gutter
tile
filter tube
rain
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JP1986146830U
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JPS6351021U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は屋根に敷設する軒先瓦に関する。
(従来の技術) 従来、屋根に降つた雨水は、棟部より軒先部へ
と瓦の流水路を流下して、軒先瓦の先端軒先水切
部より、その軒先瓦先方に設けられた雨樋に流れ
落ちて排水が行なわれていた。
しかし、冬期間において、屋根上に積つた雪
は、雪の自重により下方つまり軒先側へと移動し
て、軒先部で雪の巻き込み現象を生じ、雪の荷重
で雨樋を破損したり、あるいは雨樋上に積つた雪
は融けて雨樋の裏面に回り込み、再氷結して氷柱
の発生原因になつていた。また、軒先瓦の先方に
雨樋を設けた場合、風等で舞上がつた落葉等のゴ
ミが屋根面に落ちていると、該ゴミが降雨時に雨
水と一緒に雨樋に入り込み、雨樋を詰まらせる原
因になつていた。
そこで前記雨樋の破損及び詰まりを防止するも
のとして、実開昭60−126622号公報に軒樋保護瓦
が提案されている。これは軒先瓦の先端部分に通
水孔を穿設し、この通水孔の上部にゴミ取り金網
を取り付け、前記先端部分が雨樋上部を覆うよう
にして前記軒先瓦を屋根に取り付けるものであ
り、軒先瓦先端で雨樋を覆うことにより、該雨樋
を雪から保護し、また雨水をゴミ取り金網を通し
て雨樋に流すことにより、該雨樋へのゴミの流入
を防止している。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来技術の軒樋保護瓦においては、前記通
水孔上部にゴミ取り金網を平らに取り付けたもの
であるため、平らな落葉等のゴミが平らな前記ゴ
ミ取り金網に密着状態で溜つてゆき目詰りを起し
易いという問題があつた。さらに、その目詰りし
たゴミ取り金網を掃除するには、該金網が軒先瓦
に固着されているため煩雑な作業を要し、特に前
記金網の裏面に付着したゴミは、雨樋と軒先瓦下
面との狭い間から取り除かなければならず掃除し
ずらいものであつた。
そこで本考案は前記問題点を解決して、雨樋に
流れ込む雨水からゴミを除去し、かつこのゴミの
掃除が容易で、さらに長期間安定して雨樋に雨水
を流すことのできる軒先瓦を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は雨樋の上方に配設されるとともに、流
水路の軒先水切部寄りに前記雨樋に対向して通水
孔を穿設した軒先瓦において、前記通水孔に多数
の排水孔を有する有底筒形の濾過筒を着脱自在に
貫挿し、前記濾過筒の底部に上方に突出した突部
を形成したものである。
(作用) 屋根のに降つた雨水は、通水孔の濾過筒により
ゴミが取り除かれて雨樋へと流れ込む。そして、
ゴミの溜つた濾過筒は軒先瓦から取り外して簡単
に掃除することができる。さらに濾過筒の底部の
突部に落葉等のゴミが付着しにくいため、ゴミが
溜つても濾過筒は目詰りしにくい。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳述す
る。
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示
し、1は先端部が垂下した軒先水切部2を有する
長方形軒先瓦であり、該軒先瓦1には中央部長手
方向に窪みが形成されて流水路3が形成されてい
る。該流水路3下流側に通水孔4を穿設し、該通
水孔4には、有底筒形の金属製籠で上部周縁に鍔
部5を有する濾過筒6を着脱可能に貫挿し、この
濾過筒6の網目により排水孔6Aを構成し、濾過
筒6の底部に上方に向つて突出した突部たる凸状
部7を形成する。8は野地板に軒先瓦1を釘止め
するために設けた釘穴、9は野地板に軒方向と平
行に設けた桟に銅線等を用いて軒先瓦を固定する
ために設けた透孔である。さらに、前記軒先水切
部2は雨樋10より側方に突出されるとともに、
前記通水孔4は雨樋10の真上に設けられてい
る。11は鼻隠し板、12は雨樋受金具、13は
野地板である。
しかして、本考案の軒先瓦を屋根面軒先部に葺
く場合、第2図に示すように、濾過筒6を鼻隠し
板11より突出させ、釘、銅線等を用いて野地板
13に軒先瓦1を固定させて順に葺いていく。次
に鼻隠し板11に雨樋受金具12を用いて雨樋1
0の上縁が濾過筒6の外側になるように雨樋10
を横設する。
従つて、降雨時には屋根面に落下していた落葉
等の雨樋10を詰まらせる原因となるゴミは、雨
水と一緒に屋根面棟部より軒先水切部2へと流水
路3を落下するが、軒先瓦1の通水孔4に設けら
れた濾過筒6でゴミは取り除かれ、雨水のみが濾
過筒6の排水孔6Aを通つて雨樋10に排出され
るのでゴミによる雨樋10の詰まりが解消でき
る。又、雨樋10は軒先瓦1の先端部に完全に覆
われているので、冬期において、屋根に積つた雪
が次第に軒先側へと移動してきても、雨樋10を
軒先瓦1の先方に突出させていないので自然落雪
を妨げることなく、容易に落雪するとともに、雨
樋10に自然落雪が妨げられ軒先部に雪の巻き込
み現象を生じ、大きな雪だまりが生じて雨樋10
に過大な荷重がかかり雨樋10が破損するのを防
止できる。また、外気の上昇に伴い、屋根面の雪
が融け、雨水となつて雨樋10の裏面に回つて氷
柱が発生することを防止できる。
また、濾過筒6を通水孔4に着脱自在に設ける
ことにより、ゴミを濾過筒6ごと軒先瓦1から取
り外して濾過筒6内のゴミを捨てて簡単に掃除を
することができる。さらにまた、濾過筒6の底部
に上方に突出した凸状部7を形成したことによ
り、従来の平らなゴミ取り金網に比べて凸状部7
にはゴミが密着状態で付着しずらいものとなるた
め、濾過筒6は目詰まりしにくく長期に渡つて雨
水を雨樋に流すことができる。
第4図は本考案の第2実施例を示しており、前
記第1実施例と同一部分には同一符号を付し、そ
の詳細な説明を省略する。
この例では軒先瓦1の流水路3に設けられた通
水孔4に着脱可能に貫挿する濾過筒6Bは、逆ハ
ツト状に形成されるとともに多数の排水孔6Cを
有する有底筒形であつて、上部周縁に折返し枠5
Aを有し、また第4図に示されるように前記濾過
筒6Bの底部には上方に突出した突部たる凸状部
7Aが形成されている。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、要旨の範囲内において種々の変形実施が可
能である。例えば実施例では、胴部は断面が円状
の筒体のものを示したが、断面が楕円形・多角形
等任意の中空体でもよい。さらに軒先瓦の軒先水
切部をやや上向きとして、水の流れを多少抑止し
てもよい。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案は雨樋の上方に配
置されるとともに、流水路の軒先水切部寄りに前
記雨樋に対向して通水孔を穿設した軒先瓦におい
て、前記通水孔に多数の排水孔を有する有底筒形
の濾過筒を着脱自在に貫挿し、前記濾過筒の底部
に上方に突出した突部を形成したものであり、雨
樋に流れ込む雨水からゴミを除去し、かつこのゴ
ミの掃除が容易で、さらに長期間安定して雨樋に
雨水を流すことのできる軒先瓦を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は分解斜視図、第2図は使用状態を示
す断面図、第3図は濾過筒を示す拡大斜視図、第
4図は第2実施例を示す濾過筒の拡大断面図であ
る。 1……軒先瓦、2……軒先水切部、3……流水
路、4……通水孔、6,6B……濾過筒、6A,
6C……排水孔、7,7A……凸状部(突部)、
10……雨樋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 雨樋の上方に配設されるとともに、流水路の軒
    先水切部寄りに前記雨樋に対向して通水孔を穿設
    した軒先瓦において、前記通水孔に多数の排水孔
    を有する有底筒形の濾過筒を着脱自在に貫挿し、
    前記濾過筒の底部に上方に突出した突部を形成し
    たことを特徴とする軒先瓦。
JP1986146830U 1986-09-24 1986-09-24 Expired JPH0425851Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986146830U JPH0425851Y2 (ja) 1986-09-24 1986-09-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986146830U JPH0425851Y2 (ja) 1986-09-24 1986-09-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6351021U JPS6351021U (ja) 1988-04-06
JPH0425851Y2 true JPH0425851Y2 (ja) 1992-06-22

Family

ID=31059649

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JP1986146830U Expired JPH0425851Y2 (ja) 1986-09-24 1986-09-24

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH033895U (ja) * 1989-05-31 1991-01-16

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60126622U (ja) * 1984-02-04 1985-08-26 山崎 達男 軒樋保護瓦

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH033895U (ja) * 1989-05-31 1991-01-16

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Publication number Publication date
JPS6351021U (ja) 1988-04-06

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