JPS6113614Y2 - - Google Patents

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JPS6113614Y2
JPS6113614Y2 JP7806981U JP7806981U JPS6113614Y2 JP S6113614 Y2 JPS6113614 Y2 JP S6113614Y2 JP 7806981 U JP7806981 U JP 7806981U JP 7806981 U JP7806981 U JP 7806981U JP S6113614 Y2 JPS6113614 Y2 JP S6113614Y2
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JP
Japan
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roof
eaves gutter
board
eaves
snow
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JP7806981U
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JPS57187331U (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は屋根装置に関するものである。
従来の瓦棒付き金属板葺屋根は、第1図に示す
ように、野地板1上に棟から軒先へ延びるみぞ板
2と通し釣子3を交互に並列設置し、キヤツプ4
をこれらみぞ板2や通し釣子3の側片2a,3a
先端間に橋架しはぜ巻きにより接合して瓦棒5を
形成しているが、積雪地方においては第2図に示
すように屋根6上に積もつた雪7が軒先側で凍結
して氷堤8となるため、室内9の熱により融けた
融雪水10が上記氷堤8にせき止められて屋根6
上に滞留し、この融雪水10が瓦棒5のはぜ巻き
接合部11から侵入してみぞ板2と通し釣子3の
両側片2a,3a間を通り野地板1上に導かれて
天井板12(第2図)へ滴下するので(いわゆる
すがもれ現象)、野地板1や天井板12の腐食,
天井板12のしみ発生,室内9への融雪水10の
滴下など種々の問題を生じた。また、第2図に示
すように、氷堤8の屋根軒先前方へのせり出しや
巻き垂れにより軒樋13が破損することもあつ
た。また、従来、このようなすがもれの防止を図
つた屋根として、すのこ板を設けて2重構造とし
たものがある。しかし、多数枚のすのこ板を設置
しなければならないため、構造が複雑で施工に手
間がかかるという問題がある。
したがつて、この考案の目的は、すがもれの発
生と軒樋の破損を防止でき、かつ構造および施工
の簡単な屋根装置を提供することである。
この考案の一実施例を第3図および第4図を用
いて説明する。すなわち、この屋根装置は、第3
図および第4図に示すように、融雪板14を瓦棒
5,5間に取付金具15を介して橋架設置すると
ともに、融雪板14の軒先側に形成した軒樋被覆
部14aで軒樋13の上方から前方を被覆したも
のである。
取付金具15は、略逆U形片で、その両側片を
内方にくの字状に曲成してばね片とし、底片を融
雪板14の下面へリベツト止めする。
軒樋13は、鼻隠し16に固着した樋受具17
により、屋根仕上材(みぞ板2とキヤツプ4で構
成)軒先部の下方に設置する。
融雪板14は、平板状本体14bの軒先側端縁
に略くの字状に垂設する軒樋被覆部14aを連接
し、棟方向に延びる多数の水抜長孔14cを本体
14bから軒樋被覆部14aの上部にかけて縦列
形成する。そして、本体14b下面における水抜
長孔14cの各列間に取付金具15を固着し、こ
の取付金具15を瓦棒5へ上方から押し込むよう
にして弾性冠着することにより、本体14bを瓦
棒5,5間に橋架設置するとともに軒樋被覆部1
4aを軒樋13の上方から前方にかけて被覆設置
する。18は水切鉄板、19は広小舞、20は鼻
隠し化粧カバー、21は軒天井である。
このように構成した結果、雪22は融雪板14
上に積もるようになり、それが融解して生じた融
雪水23は、本体14b上においては水抜長孔1
4cからみぞ板2の底片2b上に滴下して速やか
に軒樋13へ流下し、また軒樋被覆部14aにお
いては水抜長孔14cから直接軒樋13へ滴下
し、言い換えれば融雪水23が屋根上に滞留しな
くなるので融雪水23の瓦棒5のはぜ巻き接合部
11(第1図)からの侵入によるすがもれの発生
を防止できる。
また、軒樋13の上方から前方にかけて軒樋被
覆部14aを配しているため、融雪板14上に堆
積した雪22の軒先せり出し部分22aの軒樋1
3への落下および巻き垂れによる軒樋13への接
触をそれぞれ防止できるとともに、軒樋13への
直接の降雪を阻止して軒樋13への積雪を防止で
き、したがつて軒樋13の破損を防ぐことができ
る。さらに、軒樋13の軒樋被覆部14aによる
隠蔽により軒先の美感が向上するとともに、落葉
の軒樋13への落下侵入も防止できる。
さらに、融雪板14に水抜長孔14cを設けた
ものを用いているので、従来のすのこ板を用いた
ものと異なり、融雪板14の枚数が少なくてす
み、施工が簡単である。しかも、融雪板14に一
体に軒樋被覆部14aを形成しているので、部材
点数がより一層少なくなり、かつ軒樋被覆部14
aを独立して取付ける必要がなく、より一層構造
および施工が簡単である。また、取付合具15を
瓦棒5に押し込むだけで施工できるため、融雪板
14の取付け,取外し作業もさらに一層容易に行
なえ、しかも施工完了後の屋根上に融雪板14を
取付けることも可能となる。
以上のように、この考案の屋根装置は、野地板
と、この野地板上に屋根傾斜方向に延びるみぞ板
を一定間隔をあけて並列設置しそのみぞ板対向側
片先端間にキヤツプを橋架連結して瓦棒を形成し
た屋根仕上材と、この屋根仕上材の軒先端縁下方
に配設した軒樋と、自己の下面に固着した取付金
具により前記瓦棒間に橋架設置して自己の軒先端
縁に垂下形成した軒樋被覆部を前記軒樋の前方に
被覆配置するとともに前記軒樋および前記みぞ板
底片の上方対向位置に多数の水抜孔を形成した融
雪板とを備えたため、すがもれの発生と軒樋の破
損を防止できる。また、水抜孔を形成した融雪板
を瓦棒間に橋架して2重屋根構造としたものであ
るから、従来のようにすのこ板を用いたものと異
なり、部材点数が少なく構造が簡単であり、施工
が容易である。また、樋被覆部をを融雪板に垂下
形成しているため、独立して樋被覆板を設けたも
のと異なり、部材点数が少なく、また樋被覆部を
他の部材に取付ける必要がなく、より一層構造お
よび施工が簡単である。さらに、融雪板はその下
面に固着した取付金具で瓦棒に取付けるで、この
ことからも施工が簡単という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の軒先側からみた断面図、第2
図は妻側からみた概略断面図、第3図はこの考案
の一実施例の斜視図、第4図はその断面図であ
る。 1……野地板、2……みぞ板、2a……側片、
2b……底片、4……キヤツプ、5……瓦棒、1
3……軒樋、14……融雪板、14a……軒樋被
覆部、14c……水抜長孔、15……取付金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 野地板と、この野地板上に屋根傾斜方向に延び
    るみぞ板を一定間隔をあけて並列設置しそのみぞ
    板対向側片先端間にキヤツプを橋架連結して瓦棒
    を形成した屋根仕上材と、この屋根仕上材の軒先
    端縁下方に配設した軒樋と、自己の下面に固着し
    た取付金具により前記瓦棒間に橋架設置して自己
    の軒先端縁に垂下形成した軒樋被覆部を前記軒樋
    の前方に被覆配置するとともに前記軒樋および前
    記みぞ板底片の上方対向位置に多数の水抜孔を形
    成した融雪板とを備えた屋根装置。
JP7806981U 1981-05-23 1981-05-23 Expired JPS6113614Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7806981U JPS6113614Y2 (ja) 1981-05-23 1981-05-23

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JP7806981U JPS6113614Y2 (ja) 1981-05-23 1981-05-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57187331U JPS57187331U (ja) 1982-11-27
JPS6113614Y2 true JPS6113614Y2 (ja) 1986-04-26

Family

ID=29873707

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JP7806981U Expired JPS6113614Y2 (ja) 1981-05-23 1981-05-23

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JPS57187331U (ja) 1982-11-27

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