JP2002221345A - 換気口構造 - Google Patents

換気口構造

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JP2002221345A
JP2002221345A JP2001017701A JP2001017701A JP2002221345A JP 2002221345 A JP2002221345 A JP 2002221345A JP 2001017701 A JP2001017701 A JP 2001017701A JP 2001017701 A JP2001017701 A JP 2001017701A JP 2002221345 A JP2002221345 A JP 2002221345A
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rainwater
ventilation
louver
catching
film
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JP2001017701A
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English (en)
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Takayuki Kanaji
孝行 金地
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Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自然換気による換気を可能なものにしつつ、
強風雨時であっても雨水の侵入を確実に防ぐことができ
る換気口構造を提供する。 【解決手段】 換気口の屋外側のルーバーの背後の通気
路に、防虫網よりも目が細かく、自然換気のための通気
性を妨げず、かつ、ルーバーを越えて侵入してきた雨水
を捕獲する花粉フィルターなどからなる雨水捕獲膜が備
えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の外壁に備え
られる換気口構造に関する。
【0002】
【従来の技術】外壁内や階間、小屋裏などを自然換気に
より換気する目的で、図4に示すように、建物の外壁5
0に換気口51が備え付けられている。この換気口51
は、外壁50にあけられた孔50aに嵌め込まれた短筒
状のボディ52と、ボディ52の屋外側の端部に備えら
れたルーバー54と、外壁50の面から外方に突出し、
斜め下方に開口するフード56とを備えている。そし
て、ルーバー54の背面側には防虫網55が備えられる
と共に、ボディ52は、その屋内側の端部の下半部57
を封鎖され、上半部58は開放されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造の換気口51では、強風雨時に、雨水がルー
バー54を越え、防虫網55を越えて、ボディ52の後
端開口部58を通じて、外壁内や階間、小屋裏内などに
入り込んでしまい、そこに備えられている断熱材59を
濡らしてしまうことがあり、建物の断熱性能の低下や結
露発生を招いて建物の寿命を短くしてしまう原因とな
る。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑み、自
然換気による換気を可能なものにしつつ、強風雨時であ
っても雨水の侵入を確実に防ぐことができる換気口構造
を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、建物の外
壁に備えられる換気口構造において、屋外側のルーバー
の背後の通気路に、防虫網よりも目が細かく、自然換気
のための通気性を妨げず、かつ、ルーバーを越えて侵入
してきた雨水を捕獲する雨水捕獲膜が備えられているこ
とを特徴とする換気口構造によって解決される。
【0006】この換気口構造では、ルーバーを越えて侵
入してきた雨水を捕獲する雨水捕獲膜が備えられ、この
雨水捕獲膜は防虫網よりも目が細かく形成されているか
ら、強風雨時等において雨水がルーバーを越えて入り込
んできても、この雨水捕獲膜がその雨水を捕獲し、その
ため、雨水の侵入を確実に防ぐことができる。
【0007】しかも、この雨水捕獲膜は、自然換気のた
めの通気性を妨げない通気性を備えたものからなるの
で、自然換気による換気が妨げられることもない。従っ
て、自然換気による給排気がなされるような場合には、
雨水捕獲膜に埃が付着するのを防いで、良好な自然換気
状態を長く維持することができる。
【0008】雨水捕獲膜がルーバーよりも後方に離れて
備えられ、防虫網がルーバーのすぐ背後に近接して備え
られている場合は、雨水捕獲膜への虫の付着を防虫網で
防ぐことができ、自然換気が雨水捕獲膜への虫の付着に
よって妨げられるのを防ぐことができる。
【0009】また、雨水捕獲膜がルーバーのすぐ背後に
近接して備えられている場合は、屋外からの空気を通過
抵抗低く取り入れることができて雨水捕獲膜による自然
換気性能の低下を低く抑えることができ、しかも、防虫
網を省略して雨水捕獲膜に防虫網を兼ねさせることがで
き、加えて、雨水に濡れた捕獲膜をすぐに乾かすことが
できる。
【0010】雨水捕獲膜が花粉フィルター又は花粉フィ
ルターと同等程度の通気性と雨水捕獲性とを有するもの
からなる場合には、自然換気による通気性を確保しつ
つ、花粉サイズ程度の雨水をも捕獲することができ、雨
水捕獲性能として充分な効果を発揮することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0012】図1及び図2に示す実施形態において、1
は換気フードであり、換気フード1は、内部を通気路3
とする短筒状のボディ2を備え、ボディ2の屋外側の端
部位置にはルーバー4が備えられ、ルーバー4のすぐ背
後に近接して防虫網5が備えられ、ルーバー4は、その
屋外側において、半球状のフード6でカバーされ、フー
ド6には、斜め下方に開口する開口6aが備えられ、ル
ーバー4は屋外側に向けて斜め上方に傾斜して備えられ
ている。
【0013】ボディ2の屋内側の端部は、その下半部が
水受け7でカバーされ、上半部は開口され、この開口部
8をカバーするように雨水捕獲膜9がルーバー4から後
方に離れて備えられている。
【0014】雨水捕獲膜9は、本実施形態では、花粉フ
ィルターからなっている。花粉フィルターによる雨水捕
獲膜9は、自然換気による通気性を損なわせることな
く、花粉サイズ程度の雨水をも捕獲することができ、雨
水捕獲性能として充分な効果を発揮することができる。
【0015】そして、ボディ2は、その底壁側が屋外側
に向けて斜め下方への傾斜をつけられており、ボディ2
内の通気路3に入り込んだ雨水が屋外側に流れていくよ
うになされている。
【0016】この換気フード1は、図2に示すように、
そのボディ2が、外壁10にあけられた孔10aに、フ
ード6を屋外側に突出させるようにして嵌め込まれて設
置され、それにより換気口を形成している。11は、外
壁10の背面側に備えられたグラスウールなどによる繊
維系断熱材である。
【0017】この換気口構造では、図2に示すように、
強風雨時等において、雨水がルーバー4を越え、更に防
虫網5を越えてボディ2内の通気路3に入り込んできて
も、雨水捕獲膜9がその雨水を捕獲し、それ以上奥方へ
の雨水の侵入を防ぐ。従って、普通では見ることのでき
ない部分に設置されている断熱材11を濡らすこともな
く、建物の寿命を長くすることができる。
【0018】しかも、この雨水捕獲膜9は花粉フィルタ
ーからなっているので、図2に示すように、自然換気に
よる換気が妨げられることもない。特に、雨水捕獲膜9
への虫の付着を防虫網5で防ぐことができ、自然換気が
雨水捕獲膜9への虫の付着によって妨げられるのを防ぐ
ことができる。更に、自然換気による給排気がなされる
ような場合は、雨水捕獲膜9に埃が付着するのを防い
で、良好な自然換気状態を長く維持することができる。
【0019】以上に、本発明の実施形態を示したが、本
発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱し
ない範囲で、各種の変更が可能である。例えば、上記の
実施形態では、防虫網5を備えさせた例を示している
が、図3に示すように、防虫網を省略し、雨水捕獲膜9
をボディ2の屋外側の端部のルーバー4のすぐ背後に近
接状態に位置させて備えさせるようにするのもよい。こ
れにより、防虫網5の省略と、雨水捕獲膜9の近接配置
との両方の作用で、自然換気の給排気を通気抵抗低く行
わせることができ、雨水捕獲膜9による自然換気性能の
低下を低く抑えることができ、効果的に自然換気を行わ
せることができる。しかも、雨水に濡れた捕獲膜9をす
ぐに乾かすことができる。加えて、自然換気による排気
作用によって、付着した虫を除去することができる。ま
た、ボディ2内に虫の死骸がたまるのも防ぐことができ
る。
【0020】また、上記の実施形態では、雨水捕獲膜9
として花粉サイズの雨水を捕獲することのできる花粉フ
ィルターを用いているが、花粉フィルターと同等程度の
通気性と雨水捕獲性とを有するものからなる各種膜材が
用いられてよい。要は、通常用いられる防虫網よりも目
が細かく、自然換気のための通気性を妨げず、かつ、ル
ーバーを越えて侵入してきた雨水を捕獲するものであれ
ばよい。雨水捕獲膜の材質についても特に制限はなく、
ガラス等による繊維状のものであってもよいし、スポン
ジ状のものであってもよいし、紙状のものであってもよ
いし、いかなるものからなっていてもよいことはいうま
でもない。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上のとおりのものであるか
ら、自然換気による換気を可能なものにしつつ、強風雨
時であっても雨水の侵入を確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示すもので、図(イ)は換気フード
の正面図、図(ロ)は図(イ)のI−I線断面図、図
(ハ)はボディの背面部の図である。
【図2】換気フードを設置して外壁に換気口を形成した
状態を示す断面側面図である。
【図3】他の実施形態を示すもので、換気フードを設置
して外壁に換気口を形成した状態を示す断面側面図であ
る。
【図4】従来の換気口の構造を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1…換気フード 2…ボディ 3…通気路 4…ルーバー 9…花粉フィルター(雨水捕獲膜) 10…外壁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外壁に備えられる換気口構造にお
    いて、 屋外側のルーバーの背後の通気路に、防虫網よりも目が
    細かく、自然換気のための通気性を妨げず、かつ、ルー
    バーを越えて侵入してきた雨水を捕獲する雨水捕獲膜が
    備えられていることを特徴とする換気口構造。
  2. 【請求項2】 前記雨水捕獲膜がルーバーのすぐ背後に
    近接して備えられている請求項1に記載の換気口構造。
  3. 【請求項3】 前記雨水捕獲膜がルーバーよりも後方に
    離れて備えられ、防虫網がルーバーのすぐ背後に近接し
    て備えられている請求項1に記載の換気口構造。
  4. 【請求項4】 前記雨水捕獲膜が花粉フィルター又は花
    粉フィルターと同等程度の通気性と雨水捕獲性とを有す
    るものからなる請求項1乃至3のいずれか一に記載の換
    気口構造。
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