JPH06235228A - 埋込型ベントキャップ - Google Patents

埋込型ベントキャップ

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Publication number
JPH06235228A
JPH06235228A JP4595493A JP4595493A JPH06235228A JP H06235228 A JPH06235228 A JP H06235228A JP 4595493 A JP4595493 A JP 4595493A JP 4595493 A JP4595493 A JP 4595493A JP H06235228 A JPH06235228 A JP H06235228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
wall
vent cap
ventilation
center
Prior art date
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Pending
Application number
JP4595493A
Other languages
English (en)
Inventor
Junpei Nishida
純平 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP4595493A priority Critical patent/JPH06235228A/ja
Publication of JPH06235228A publication Critical patent/JPH06235228A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外壁からフード等を突出させることなく、降
雨時におけるベントキャップからの雨水の浸入を防止
し、建物外観の意匠性低下を防止する。 【構成】 外壁面に取り付けられる化粧板27を、換気
用開口に挿入されるダクト25に取り付ける。ダクト2
5の中心より下方部分を外部と連通させる通気口29
を、化粧板27の中央より下方に形成する。防虫網31
を通気口29に被せる。ダクト25の中心より下半分を
仕切る水返板33を、ダクト25の内部に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物の外部換気口に
取り付けられる埋込型ベントキャップに関し、詳しく
は、建物外観の意匠性低下を防止するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅構造の気密性向上、或いは室
内外の温度差による結露対策から、換気意識が向上さ
れ、そこには、換気機能そのものが持つ快適性もさるこ
とながら、インテリア性等の総合的な機能も要求され
る。ところで、換気には駆動源を用いた強制換気、又は
開口のみによる自然換気があるが、いずれにしても、外
壁における開口部では、雨仕舞いが問題となる。このた
め、開口部には、フード部を有した所謂ベントキャップ
が取り付けられることがしばしばある。図3は従来のベ
ントキャップの側面図である。外壁1に形成された開口
部3にはスリーブ管5が内設され、スリーブ管5内にダ
クト7が挿入され両者をシール材41でシールしてい
る。スリーブ管5の外壁側には凸曲面形状のフード9が
取り付けられ、フード9は外壁1から突出した状態で外
部に固定される。フード9の下方には換気口11が開口
され、換気口11はダクト7と連通する。つまり、下方
に開口した換気口11からは雨が直接ダクト7へ吹き込
まないようになっている。斯かるスリーブ管5、フード
9、換気口11により従来のベントキャップ13が構成
される。このように構成されたベントキャップ13によ
れば、降雨時においても、換気口11から雨の浸入が防
止でき、外気のみを室内に取り込めるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、雨の吹
き込み防止のためのフード9は、建物の外壁1に突出状
態となって露出するため、建物の外観である意匠性を損
ねる場合があり、特に複数個のベントキャップ13が取
り付けられた際には、著しく意匠性が低下することとな
った。本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、外壁
からフードを突出させることなく降雨時における雨の浸
入が防止できる埋込型ベントキャップを提供し、もっ
て、建物外観における意匠性の低下防止を図ることを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る埋込型ベントキャップの構成は、外壁に
形成された換気用開口にダクトの一端が挿入され、外壁
と同一平面状で取り付けられる化粧板がこのダクトの外
壁側に固着され、ダクトの中心より下方部分を外部と連
通させる通気口がこの化粧板の中央より下方に形成され
たもので、防虫網が通気口に被せられ、ダクトの中心よ
り下半分を仕切る状態に水返板がダクト内部に設けられ
たことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】換気用開口にダクトが挿入され、化粧板が外壁
に同一平面状で取り付けられると、外壁からの突出部分
がなくなり、外壁面と平行方向からは、ベントキャップ
が目視されなくなる。また、雨仕舞いにおいては、ダク
トの中央より下方に通気口が開口され、該ダクトの全面
が開口した場合に比べダクトへの雨の吹き込み量が低減
され、雨水が通気口を介してダクト内へ吹き込んだとき
には、水返板に雨水が当たり、直接室内側への雨水の浸
入がなくなる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る埋込型ベントキャップの
好適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は
本発明埋込型ベントキャップの断面図、図2は本発明埋
込型ベントキャップの正面図である。外壁21に形成さ
れた換気用の開口にはスリーブ管23が挿入され、該ス
リーブ管23は開口に合わせて円筒形又は角管形で形成
される。スリーブ管23には室内側からダクト25が接
続され、ダクト25は室内に連通されている。スリーブ
管23とダクト25との間にはロックウール材42をは
さんだ状態でシール材41,41が充填される。上記ス
リーブ管23の外壁側には四角形の化粧板27が固着さ
れ、化粧板27はスリーブ管23の外径より大きい所謂
フランジ状となっている。従って、化粧板27が外壁2
1に取り付けられることで、外壁21に形成された換気
用の開口は化粧板27に覆われるのである。なお、化粧
板27は建物の意匠に応じ、四角形以外の多角形又は円
形に形成されるものであってもよい。
【0007】化粧板27の中央より下方には下部側が弧
となる半円状の通気口29が形成され、通気口29はス
リーブ管23(ダクト25)の中心より下方部分を外部
と連通させている。通気口29の形状は、半円状に限定
されるものではないが、例えばダクト25が円筒形であ
った場合には、ダクト25の中心より下方部分におい
て、最大限の開口面積が確保される。通気口29には防
虫網31が被せられ、防虫網31は通気口29からの鳥
虫の浸入を防止する。スリーブ管23(ダクト25)の
内部にはスリーブ管23(ダクト25)の中心より下半
分を仕切る水返板33が設けられ、水返板33は通気口
29から吹き込んだ雨水をダクト25内へ浸入させない
ようになっている。また、通気口29最下部の外壁面側
には水切35が設けられ、水切35は水返板33により
戻されたベントキャップ37内の雨水が外壁21に伝っ
て流れるのを防止している。化粧板27、通気口29、
防虫網31、水返板33を主な部材として埋込型ベント
キャップ37が構成されている。
【0008】このように構成される埋込型ベントキャッ
プ37において、換気用の開口にダクト25が挿入され
て、化粧板27が外壁21に略同一平面状で取り付けら
れると、フード等の外壁21からの突出部分がなくな
る。従って、外壁面と平行な方向から見た場合には、埋
込型ベントキャップ37は、全く目視されないものとな
る。さらに、化粧板27、防虫網31を建物の外壁21
と同色とすれば、正面から見た場合においても、違和感
が生じない程度に目立たないものとなる。また、雨仕舞
いにおいては、ダクト25の中央より下方に通気口29
が開口され、ダクト25の全面が開口した場合に比べダ
クト25内への雨の吹き込み量が低減されるとともに、
この場合において、なおも雨水が通気口29から吹き込
んだときには、水返板33に雨水が当たり、ダクト25
内への雨水の浸入がなくなるのである。
【0009】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る埋込型ベントキャップによれば、通気口を有した化粧
板が外壁に同一平面状で取り付けられるので、外壁から
フード等を突出させることなく雨水の浸入が防止でき、
ベントキャップを取り付けた際の意匠性低下を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明埋込型ベントキャップの断面図である。
【図2】本発明埋込型ベントキャップの正面図である。
【図3】従来のベントキャップの側面図である。
【符号の説明】
21 外壁 23 スリーブ管 25 ダクト 27 化粧板 29 通気口 31 防虫網 33 水返板 37 埋込型ベントキャップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁に形成された換気用開口にダクトの
    一端が挿入され、前記外壁と同一平面状で取り付けられ
    る化粧板が該ダクトの外壁側に固着され、前記ダクトの
    中心より下方部分を外部と連通させる通気口が該化粧板
    の中央より下方に形成されたものであって、防虫網が前
    記通気口に被せられ、前記ダクトの中心より下半分を仕
    切る状態に水返板が前記ダクトの内部に設けられたこと
    を特徴とする埋込型ベントキャップ。
JP4595493A 1993-02-09 1993-02-09 埋込型ベントキャップ Pending JPH06235228A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4595493A JPH06235228A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 埋込型ベントキャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4595493A JPH06235228A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 埋込型ベントキャップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06235228A true JPH06235228A (ja) 1994-08-23

Family

ID=12733675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4595493A Pending JPH06235228A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 埋込型ベントキャップ

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JP (1) JPH06235228A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6223902B2 (ja) * 1980-10-09 1987-05-26 Nippon Electric Co
JP4095195B2 (ja) * 1999-02-15 2008-06-04 キヤノン株式会社 電子線発生装置および画像形成装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6223902B2 (ja) * 1980-10-09 1987-05-26 Nippon Electric Co
JP4095195B2 (ja) * 1999-02-15 2008-06-04 キヤノン株式会社 電子線発生装置および画像形成装置

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