JP2005061668A - 建物用換気口 - Google Patents

Abstract

【課題】 従来例と較べ換気効率の良い建物用換気口を提供する。
【解決手段】 壁面に設けた開口部を閉塞する通気板３と該通気板３を被装するフード体１を備え、しかも、フード体１と前記通気板３との間に下端開口の仲介室４を設ける。そして、フード体１の、前記通気板３と相対する位置に、適宜数の細孔５，…を設けて屋内側の空気を排出するようにする。
【選択図】 図２

Description

本発明は建物用換気口に関するものである。

壁面に設けた開口部を閉塞する通気板と該通気板を被装するフード体で成り、フード体と前記通気板との間に下端開口の仲介室を設けた構造のものがある（例えば、特許文献１）。

実用新案登録第３０５７７３４号公報

前記従来構造のものは、通気板（通常ガラリを設け、ときには防虫用の網を張設してある）を通じての雨水の屋内の吹き込みを防ぐため、該通気板の前面、屋外側面の全域をフード体で被装しているため、通気板を通じての換気は、いわば間接的に行われるため、その分換気能力が低下する傾向にある。

本発明は、雨水の通気板を通じての吹き込みを防ぐ一方で、従来例と較べ換気効率の良い建物用換気口を抵抗すべく創案したものである。

壁面に設けた開口部を閉塞する通気板と該通気板を被装するフード体を備え、しかも、フード体と前記通気板との間に下端開口の仲介室を設けた建物用換気口において、前記フード体の、前記通気板と相対する位置に適宜数の細孔を設けて屋内側の空気を排出するようにした、構成としたものである。なお、細孔を横方向の下縁を内側に起こして形成して構成することにより、雨水（沫き）の細孔を通じて吹き込みが尚一層生じにくく、実用的である。

本発明によれば、通気板をフード体で被装するものであるから雨水の通気板を通じての吹き込みを可及的に防ぐと同時に、通気板に面した位置に設けた細孔により屋内側からの空気は直接的に屋外へ流すことができ、従って、換気効率を向上させた換気口を提供することができる。

図面は本発明に係る建物用換気口の一実施例を示し、図１は正面図、図２縦断面図、図３は一部拡大断面図である。

実施例の建物用換気口Ａは、フード体１と取付筒２を互いに組付け、これらの間に通気板３を介在させて構成したもので、建屋壁面に開口部に前記取付筒２を嵌挿して通気板３によって開口部を閉塞して用いるようにしたものである。

この換気口Ａを構成するフード体１は、水気密材を介して建屋壁面に止着する鍔部片１ａを備えた正面視逆Ｕ字形の曲面体で成り、前記通気板３の屋外側に設けた下端開口の仲介室４を構成するもので、前記通気板３と相対する位置には適宜数の細孔５，…を設けて、通気板３を通じての屋内側の空気が直接に屋外へ排出するようにしてある。

細孔５は、図３で示すように、フード体１の素材である金属板に横方向の切目を入れ、該切目の下縁に起こして形成したもの（細孔５は要する切り起こし形成してある）で、このように構成することにより雨水の細孔５，…を通じての侵入を尚一層可及的に防ぐことができる。

なお、通気板３はガラリを備え、必要に応じて防虫網を備えたものである。

また、細孔（通気孔）５の径の大きさによって沫きの吹込みがある場合は、屋内側から換気扇を稼動させることにより確実に防ぐことができるが、概し、ガラリ装置の存在により沫きの侵入は防止できる。

正面図。 縦断面図 一部拡大断面図。

符号の説明

１ フード体
３ 通気板
４ 仲介室
５ 細孔

Claims (1)

1. 壁面に設けた開口部を閉塞する通気板と該通気板を被装するフード体を備え、しかも、フード体と前記通気板との間に下端開口の仲介室を設けた建物用換気口において、前記フード体の、前記通気板と相対する位置に適宜数の細孔を設けて屋内側の空気を排出するようにした、建物用換気口。
   

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