JPH1030382A - 排水弁 - Google Patents

排水弁

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JPH1030382A
JPH1030382A JP20520196A JP20520196A JPH1030382A JP H1030382 A JPH1030382 A JP H1030382A JP 20520196 A JP20520196 A JP 20520196A JP 20520196 A JP20520196 A JP 20520196A JP H1030382 A JPH1030382 A JP H1030382A
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JP
Japan
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valve
drain
valve body
discharge hole
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP20520196A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Kobayashi
芳久 小林
Tetsuya Ota
哲也 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
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Publication date
Application filed by Howa Machinery Ltd filed Critical Howa Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作が容易であり安価な排水弁を提供するこ
とである。 【解決手段】 サッシ1の下枠2に設けられ水を室外へ
排出する排水弁11の頭部19に水抜き孔20を設け、
この水抜き孔20と連通する排出孔23を弁本体16に
設け、排出孔開口端部25に弁体17の保持爪26を設
け、弁本体16の内周面から外周面へ向けて切り込み2
7を設けて、排出孔23と水抜き孔20の連通を開閉す
る弁体17を嵌め込むときや弁本体16成形の際に成形
型を抜くときに開口端部25が拡開方向に弾性的に広が
り易くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サッシの下枠に設
けられ、下枠上面に溜った水を室外へ排出すると共に、
水の室内側への逆流を防止する排水弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の排水弁として図6、図7に示すも
のがある。サッシ1の下枠2には、図6,図7に示すよ
うに下枠2の室内側凹部10に溜った水を排出すると共
に暴風雨による水の室内への逆流を防止可能な排水弁3
0,40が設けられており、室内への漏水を防止するよ
うになっている。排水弁30,40は筒状の弁本体3
1,41と弁体37,47から構成されている。図6
に示す排水弁30は弁本体31を貫通して排出孔32が
形成され、弁本体31の頭部33には排出孔32と連通
する導水部34が形成されている。排出孔32は大径孔
35と小径孔36からなり、下端側開口端部には弁体3
7の落下を防止し水を排出可能な有孔蓋部材38が取付
けられている。排出孔32内には球形状の弁体37が遊
動自在に挿入されている。この排水弁30はポリエチレ
ンから成形加工されている。
【0003】また、図7の排水弁40は弁本体41の
頭部42に水平方向に向かって開口する導水部(水抜き
孔)43が設けられており、この水抜き孔43と連通す
る排出孔44が弁本体41に設けられている。排出孔4
4は大径孔45と小径孔46からなり、この排出孔44
内には弁体47が遊動可能に嵌め込んである。この弁体
47は小径孔46の直径より大きく水抜き孔43内へ突
出する突出部48と大径孔45内部に位置する弁部49
から形成されており、排出孔44内に吊り下がってい
る。この排水弁40はポリアミドから成形されている。
【0004】図6、図7において、下枠2の凹部10に
水が溜ると、この水は夫々の排水弁30,40の導水部
34,43から排出孔32,44へ流入して排出孔3
2,44と弁体37,47との隙間を通って下枠2に設
けた排水孔13から室外へ排出され、また、室外から吹
き込む強風により水が逆流しようとすると弁体37,4
7が風により上方へ移動し、大径孔35,45と小径孔
36,46の段部39,50に弁体37,47が圧接し
て排出孔32,44を閉鎖して水の逆流を防止するよう
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】の排水弁では弁本体
に弁体を挿入後弁体の落下を防止するため、水を排出可
能な孔を設けた蓋部材を取付けており、組立に手間がか
かると共に部品点数が多い問題があった。また、ポリエ
チレン製なので紫外線や酸素等の自然環境下における耐
久性が低く劣化しやすい(耐候性が低い)問題があっ
た。一方の排水弁では耐候性を高くするためにポリア
ミドにより形成してあり、突出部を排出孔から突出させ
て弁本体に弁体を吊下して部品点数を減少している。し
かしながら、弁体の突出部を小径孔46を通して嵌め込
むとき、弁本体が硬いポリアミドであるために小径孔が
広がりにくく、弁本体に弁体を嵌め込みにくいという問
題があった。本願の課題は、耐候性を向上させるために
ポリアミド等の硬い(変形しにくい)材料を用いる場合
でも、組付け容易で、しかも、部品点数を少なくできる
排水弁を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決のため、
本願では、サッシの下枠に設けられる排水弁の頭部にサ
ッシの室内側に溜った水の導水部を設け、この導水部と
連通する排出孔を弁本体に設け、弁本体の排出孔開口端
部に弁体の保持部と切り込みを設け、排出孔内にこの排
出孔と導水部の連通を開閉させる遊動可能な弁体を嵌め
込むときに、1度で弁体と弁本体を一体にでき切り込み
により排出孔開口端部が弾性的に拡開方向へ広がりやす
くすることで弁体の嵌め込みを容易にした。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、サッシの下枠に設けら
れ水を室外へ排出する排水弁であって、頭部に導水部を
設けた弁本体に導水部と連通する排出孔を設け、この排
出孔に導水部と排出孔との連通を開閉させるように弁体
を遊動可能に嵌め込んである排水弁において、弁体が球
形状をしており、弁本体の排出孔開口内側に弁体を保持
する保持部が設けてあり、排出孔開口端部に切り込みを
設けた。前記保持部は、排出孔開口内側へ突出した保持
爪である。この切り込みを設けたことで弁体を弁本体の
排出孔に嵌め込むときに排出孔開口端部が弾性的に広が
り、弁体の嵌め込みが容易になり、安価に製造できる。
また、球形状をした弁体を保持部に嵌め込むだけなの
で、きわめて簡単に弁体を嵌め込めて手間が減ると共に
部品点数が減る。また、弁本体を樹脂材料により型成形
する時に、切り込みを同時に成形すると前記切り込みに
より弁本体形成時に排出孔を形成するための成形型を抜
くとき、弁本体排出孔に保持爪を設けてあっても開口端
部が弾性的に広がり易いために成形型が抜き易く、保持
爪がつぶれることが無く好適である。
【0008】
【実施例】次に本願の排水弁の実施例について図1〜図
5により説明する。図1に示すように1は左右の竪枠と
上枠と下枠2とのガラス嵌入溝3にガラス4をガスケッ
ト5を介して嵌殺し状態に装着した周知構造の嵌殺しサ
ッシである。下枠2上面のガラス嵌入溝3を構成する上
壁6より一段低い上壁7の室内側には水返し片8が立設
してあり、ガラス嵌入溝3の室内側側壁9と上壁7と水
返し片8とにより下枠2長手方向全長に亘って凹部10
が形成されている。この凹部10を形成する下枠2の上
壁7の長手方向両端側には下枠2上面に結露等により溜
った水を室外へ排水する排水弁11が設けられている。
また、下枠2の室外側側壁12には排水弁11から排出
された下枠2上の水を更に室外へ排出する排水孔13が
穿設され、また、下枠2のガラス嵌入溝下壁14にはガ
ラス嵌入溝3内に侵入した水を室外へ排出する排水孔1
5が穿設されている。
【0009】図1から図5に示すように排水弁11は、
弁本体16と球形の弁体17とから構成されており、弁
本体16と弁体17は夫々ポリアミドとポリエチレンに
より形成されている。弁本体16は略筒形状をしてお
り、下方に向かって連続的に僅かに外径が小さくなる筒
部18とこの筒部18上方を覆う頭部19から形成され
ている。頭部19には弁本体16外周方向に開口する水
抜き孔(導水部)20が等間隔に4ヵ所設けられてい
る。筒部18外周面には頭部19の下面21とで下枠2
の上壁7を挾んで排水弁11を固定する楔状の固定爪2
2が4ヵ所一体に形成されている。また、筒部18には
図4に示すように水抜き孔20と連通する排出孔23が
設けられており、水抜き孔20側の排出孔23開口の上
方は頭部19の上壁19aにより覆われて直接排出孔2
3にゴミ等が入らないようになっている。また、排出孔
23の水抜き孔20側内周面24は水抜き孔20に向か
って孔の径が徐々に小さくなるようにすり鉢状になって
おり、排出孔23の開口端部(下端部)25内側には弁
体17を保持する保持爪(保持部)26が内側に向かっ
て4ヵ所設けられている。また、開口端部25には図
3、図4に示すように中心から半径方向外側へ向けて開
口端部25を2つに分ける切り込み27が設けられてい
る。切り込み27は開口端部25を3つ以上に分けるよ
うにその数を変更しても良い。排出孔23は弁本体16
を成形するときに弁本体16に排出孔23を形成するた
めの成形型を抜いて形成されるが、このとき排出孔23
内に保持爪26が設けられていてもむりやり成形型を抜
き取るときに切り込み27により開口端部25が弾性に
より容易に拡がり、保持爪26をつぶすこと無くスムー
ズに成形型を抜け、その後開口端部25は弾性により元
の寸法になる。
【0010】弁体17は弁本体16の開口端部25から
嵌め込まれ、弁体17嵌め込み時には弁体17は開口端
部25を拡開方向(図3の矢印方)に切り込み27を境
にして弾性的に押し広げ、排出孔23内に遊動自在に嵌
め込まれる。図1に示すように排水弁11は下枠2の凹
部10上面から頭部19が突出して水抜き孔20の一部
分が上面より僅かに下に位置するように頭部19の下面
21と固定爪22とにより上壁7を挾んで嵌着されてお
り、弁体17は通常排出孔開口端部25で保持爪26に
より保持されている。下枠2の凹部10上面に結露等に
より水が溜ると、水は水抜き孔20へ流れ込み排出孔2
3を通って開口端部25の弁体17と排出孔23との隙
間から自然落下により排出され、この水は下枠2の排水
孔13から室外に排水される。台風等により暴風雨がサ
ッシ1に吹き付けると、下枠2の排水孔13から侵入し
た雨水や排水弁11から排水される水が強風により排水
弁11から凹部10上面へ逆流しようとするが、弁体1
7が風により上昇して図4に示すように位置Aから位置
Bに移動し、排出孔23の内周面24に圧接して排出孔
23と水抜き孔20との連通を閉鎖し水の逆流を防止
し、室内への漏水を防止する。尚、弁本体は耐候性が良
い材料であれば良く、また、弁体は風により排出孔を遊
動可能な軽い材質のものであれば良い。
【0011】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、排水弁
の弁本体の排出孔開口端部に切り込みを設けたので、切
り込みにより弁本体に弁体を嵌め込むときにも開口端部
が広がり、弁体の嵌め込み作業が容易であり、排出孔内
に保持部を設けて弁体を保持しているので蓋部材が不要
になり、安価に製作できる。また、弁本体成形時に排出
孔を形成する成形型を抜くときも開口端部が拡開方向に
弾性的に広がり、抜きやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】嵌殺しサッシの縦断面図である。
【図2】排水弁の正面図である。
【図3】図2のIII視図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図2のV−V線断面図である。
【図6】従来の排水弁である。
【図7】従来の排水弁である。
【符号の説明】
2 下枠 11 排水弁 16 弁本体 17 弁体
19 頭部 20 水抜き孔(導水部) 23 排出孔 26 保持
爪(保持部) 27 切り込み

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サッシの下枠に設けられ水を室外へ排出
    する排水弁であって、頭部に導水部を設けた弁本体に導
    水部と連通する排出孔を設け、この排出孔に導水部と排
    出孔との連通を開閉させるように弁体を遊動可能に嵌め
    込んである排水弁において、弁体が球形状をしており、
    弁本体の排出孔開口内側に弁体を保持する保持部が設け
    てあり、排出孔開口端部に切り込みを設けたことを特徴
    とする排水弁。
  2. 【請求項2】 保持部は排出孔開口内側へ突出した保持
    爪であることを特徴とする請求項1記載の排水弁。
JP20520196A 1996-07-15 1996-07-15 排水弁 Pending JPH1030382A (ja)

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JP20520196A JPH1030382A (ja) 1996-07-15 1996-07-15 排水弁

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127325A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Ykk Ap株式会社 排水部品および建具
WO2016127750A1 (zh) * 2015-02-13 2016-08-18 广东坚美铝型材厂(集团)有限公司 一种推拉装置的排水装置
CN107217956A (zh) * 2017-05-15 2017-09-29 广东贝克洛幕墙门窗系统有限公司 一种推拉门窗下框及其单向排水器
JP2017180040A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社Lixil 複合下枠
JP2017180057A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社Lixil 複合枠及び建具

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