JPH083666Y2 - サッシの排水装置 - Google Patents

サッシの排水装置

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JPH083666Y2
JPH083666Y2 JP6007590U JP6007590U JPH083666Y2 JP H083666 Y2 JPH083666 Y2 JP H083666Y2 JP 6007590 U JP6007590 U JP 6007590U JP 6007590 U JP6007590 U JP 6007590U JP H083666 Y2 JPH083666 Y2 JP H083666Y2
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JP
Japan
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handle
lower frame
drainage
sash
handle receiver
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JP6007590U
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JPH0418195U (ja
Inventor
重人 小泉
昌毅 伊藤
正純 黒川
Original Assignee
三協アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【考案の目的】
(産業上の利用分野) この考案は、障子の開閉操作用ハンドルが係合するハ
ンドル受けを下枠に備えたサッシにおいて、結露水等の
屋内側の水を外部に排出するのに利用されるサッシの排
水装置に関するものである。 (従来の技術) ハンドル受けを下枠に備えたサッシとしては、例え
ば、第8図に示すような辷り出し窓がある。 この辷り出し窓は、上枠101、下枠102および左右の竪
枠103,103から成るサッシ枠内に、水平軸により上端が
枢着されたガラス障子104を備えている。前記ガラス障
子104を構成する下框105の屋内面には、突状の係合部10
6aを一体的に有する開閉操作用ハンドル106が設けてあ
る。他方、下枠102には、前記係合部106aが係合する凹
状のハンドル受け107が取付けてある。 上記の辷り出し窓は、ハンドル106の回動に伴って係
合部106aとハンドル受け107との係脱が成され、ガラス
障子104の下端を屋外側に押出す要領で開放される。 従来、このような辷り出し窓における排水装置として
は、下枠102の両端部寄りに、ドレンバルブ108,108を設
けたものがあった。前記ドレンバルブ108は、上端部の
流入口108aのほか、図示しない内部流路および下端の流
出口を有するものであって、下枠102に形成した取付孔1
02aに嵌合固定され、下枠102の上面に溜った結露水等の
屋内側の水を、外部に連通した下枠102の下部空間に流
すようになっている。 (考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のサッシの排水装置にあって
は、下枠102にドレンバルブ108の数だけ取付孔102aを形
成しなければならないほか、取付後のドレンバルブ108
が非常に目立つこととなり、これらの不具合を解決する
ことが課題になっていた。 (考案の目的) この考案は、このような課題に着目して成されたもの
で、障子の開閉操作用ハンドルが係合するハンドル受け
を下枠に備えたサッシにおいて、加工工数の削減や外観
性の向上を実現することができる排水装置を提供するこ
とを目的としている。
【考案の構成】
(課題を解決するための手段) この考案によるサッシの排水装置は、障子の開閉操作
用ハンドルが係合するハンドル受けを下枠に備えたサッ
シの前記ハンドル受けに、下枠の上面側から下方に通じ
る排水部を設けた構成としており、上記構成をもって課
題を解決するための手段としている。 (考案の作用) この考案によるサッシの排水装置は、下枠に取付けら
れるハンドル受けに排水部を設けたこととなり、ハンド
ル受けの取付けと同時に当該排水装置の取付けが成され
ることとなり、しかも当該排水装置を目立たない配置に
し得ることとなる。 (実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図〜第4図に基づい
て説明する。 第1図および第2図に示すサッシ1は、辷り出し窓で
あって、図示しない上枠、下枠2、および左右の竪枠3,
3から成るサッシ枠内に、水平軸により上端が枢着され
た障子4を備えている。前記障子4は、下框部分の屋内
面に、突状の係合部5aを一体的に有する開閉操作用ハン
ドル5を回動可能に備えており、下端を屋外側(第1図
では左側)に押出す要領で開放される。他方、下枠2に
は、前記ハンドル5の回動に伴って係合部5aが係脱させ
る凹状のハンドル受け6が取付けてある。 ここで、前記下枠2は、見込み方向にわたって屋外側
への下り勾配を有する傾斜壁2aを有すると共に、この傾
斜壁2aと、見込み方向のほぼ中央に位置する中央立上り
壁2bと、屋外側立上り壁2cと、両立上り壁2b,2cの上端
に連続する水平壁2dとで中空部2eを形成した構成になっ
ている。前記中央立上り壁2bは、下端に、中空部2eを屋
外に開放させる切欠き2fを有すると共に、上端に、障子
4の屋内面に圧接するタイト枠7の嵌着溝2gを有してい
る。また、前記水平壁2dの屋内端部には、当該水平壁2d
上に溜った水が屋内側へ流れるのを防ぐための段部2hが
形成してある。上記の下枠2は、第1図に示す連結具8
を介して、建物躯体に固定されている。 前記ハンドル受け6は、第3図および第4図に示すよ
うに、下枠2の長手方向に沿う細長い容器状を成してお
り、その両端および屋外側の開口縁部にフランジ6aを有
すると共に、前記フランジ6aの屋外端部に下向きの鉤部
6bを有している。そして、前記ハンドル受け6の下部両
端には、下枠2の上面側から下方に通じる排水部10,10
が一体的に設けてある。 前記排水部10は、ハンドル受け6の底壁6cに形成した
流入口11の下側に、上下方向の流路12を同軸状に備える
と共に、この流路12内に、水に対して浮揚性を有するボ
ール13を上下動自在に備えている。また、前記流路12の
内側には、ボール13を上下の軸線上に保持し且つ前記ボ
ール13の外周側に流通性を確保するための竪の突条14が
円周方向に所定間隔で形成してあり、各突条14の下端に
は、ボール落下防止用の爪部14aが形成してある。な
お、前記流入口11は、ボール13の直径よりも小さい内径
を有している。さらに、前記ハンドル受け6の内側に
は、流入口11の上側に張出す目被し部6dが一体成形して
あり、前記流入口11が直接上方に開放状態とならないよ
うにしてある。 上記の排水部10を備えたハンドル受け6は、下枠2の
水平壁2dに予め形成した取付孔2iに嵌合されると共に、
鉤部6bを嵌着溝2gの上側部分に係止し、フランジ6aにね
じ止め等を施すことにより下枠2に固定される。このと
き、ハンドル受け6は、屋内側の側壁の上端面が水平壁
2dの上面と面一の状態となり、ここから水の流入が可能
となる。 このようにして、ハンドル受け6に排水部10を設けた
構成である当該排水装置は、ハンドル受け6とともに取
付けが成されることとなる。したがって、下枠2に排水
装置用の取付孔を別に設けておく必要が無く、しかも排
水部10が外部から全く見えないので、サッシ1の外観体
裁が非常に良好なものになる。 また、水平壁2dの上面からハンドル受け6内に流れ込
んだ結露水等の水は、流入口11から排水部10の流路12内
を流下して下枠2の空間部2eに入り、さらに傾斜壁2a上
を流れながら切欠き2fから外部へ排出されることとな
る。さらに、前記排水部10では、下側の水位が上昇した
場合、これとともにボール13が浮き上がって流入口11を
閉塞し、水が逆流するのを防ぐことができ、万一流入口
11から上側にしぶきが出たとしても、ハンドル受け6内
の目被し部6dによってそれ以上の飛散を完全に阻止する
ことができる。 なお、上記実施例のようにハンドル受け6の下部両端
に排水部10を設けた場合、底壁6cの上面を凸面状にする
ことによって水の排出作用をより円滑にすることも良
い。 第5図はこの考案の他の実施例を説明する図である。 この実施例におけるハンドル受け16は、先の実施例と
同様のフランジ16aを有すると共に、底壁16cの両端に排
水部としてのドレンバルブ20が取付けてある。 前記ドレンバルブ20は、円筒部25に、先の実施例と同
様の流入口21、流路22、ボール23、および爪部24aを有
する突条24を備えている。また、前記円筒部25は、上面
に複数の駒26を介して目被し板27が設けてある。上記ド
レンバルブ20は、底壁16cに予め形成された取付孔に嵌
入され、駒26の端部を底壁16cの上面に当接させると共
に、円筒部25の外周に設けた抜け止め用突部25aを底壁1
6cの下面に係止させた状態で取付けられている。 このような構成によっても、先の実施例と同様の効果
を得ることができる。 第6図はこの考案のさらに他の実施例を説明する図で
ある。 この実施例におけるハンドル受け36は、先の各実施例
と同様にフランジ36aを有すると共に、底壁36cの肉厚が
大きく形成されており、前記底壁36cの中央に排水部40
が一体的に設けてある。この排水部40は、底壁36cの上
面に開口する流入口41、その下側の流路42、ボール43、
および爪部44aを有する突条44で構成してある。 なお、この実施例の場合、底壁36cの上面を凹面状に
することによって水の排出作用をより円滑にすることも
良い。 第7図はこの考案のさらに他の実施例を説明する図で
ある。 この実施例におけるハンドル受け56は、肉厚を大きく
した両端部分に排水部60,60が一体的に設けてある。前
記排水部60は、下枠の上面とほぼ同じ高さで開口する流
入口61、流路62,ボール63、および爪部64aを有する突条
64を備えている。さらに、当該ハンドル受け56には、前
記流入口61の上側に張出す目被し部56dが一体的に設け
てある。なお、左右の目被し部56dは、屋内側から見た
ときの外観体裁が良好なるように、互いに反対向きで開
放してある。
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案のサッシの排水装
置によれば、障子の開閉操作用ハンドルが係合するハン
ドル受けを下枠に備えたサッシの前記ハンドル受けに、
下枠の上面側から下方に通じる排水部を設けたため、ハ
ンドル受けとともに当該排水装置の取付けが成されるの
で、排水装置用の取付孔などが不要となって加工工数を
削減することができ、且つ取付作業性を大幅に向上させ
ることができると共に、排水部が目立たない状態となる
ことから、サッシの良好な外観を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を説明するサッシの下枠部
分の垂直断面図、第2図はサッシの水平断面図、第3図
はハンドル受けを説明する断面図、第4図は第3図中の
A−A線に基づく断面図、第5図、第6図および第7図
はこの考案の他の実施例によるそれぞれのハンドル受け
を説明する各々断面図、第8図は従来の排水装置を備え
た辷り出し窓を説明する斜視図である。 1……サッシ、2……下枠、4……障子、5……ハンド
ル、6,16,36,56……ハンドル受け、10,40,60……排水
部、20……ドレンバルブ(排水部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】障子の開閉操作用ハンドルが係合するハン
    ドル受けを下枠に備えたサッシの前記ハンドル受けに、
    下枠の上面側から下方に通じる排水部を設けたことを特
    徴とするサッシの排水装置。
JP6007590U 1990-06-06 1990-06-06 サッシの排水装置 Expired - Lifetime JPH083666Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6007590U JPH083666Y2 (ja) 1990-06-06 1990-06-06 サッシの排水装置

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JP6007590U JPH083666Y2 (ja) 1990-06-06 1990-06-06 サッシの排水装置

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Publication Number Publication Date
JPH0418195U JPH0418195U (ja) 1992-02-14
JPH083666Y2 true JPH083666Y2 (ja) 1996-01-31

Family

ID=31587121

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JP6007590U Expired - Lifetime JPH083666Y2 (ja) 1990-06-06 1990-06-06 サッシの排水装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53111451A (en) * 1977-03-09 1978-09-29 Mitsubishi Electric Corp Ratio differential relay for transformer protection
JP2018044351A (ja) * 2016-09-14 2018-03-22 Ykk Ap株式会社 建具

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JPH0418195U (ja) 1992-02-14

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