JPH0315756Y2 - - Google Patents

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JPH0315756Y2
JPH0315756Y2 JP1984170388U JP17038884U JPH0315756Y2 JP H0315756 Y2 JPH0315756 Y2 JP H0315756Y2 JP 1984170388 U JP1984170388 U JP 1984170388U JP 17038884 U JP17038884 U JP 17038884U JP H0315756 Y2 JPH0315756 Y2 JP H0315756Y2
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JP
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water
wall
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edge
projecting edge
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JP1984170388U
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は窓サツシの屋内側に生ずる結露水を、
屋外に流出排除するための結露水排出装置の改良
に関するものであつて、特に屋外からの強風圧に
よつて、水の逆流を生じても、水が屋内に飛散す
ることのない結露水排出装置を提供することを目
的とするものである。
ロ 従来の技術 窓ガラスの屋内側面に結露した水を受入れて、
これを屋外の流出せしめるように、サツシ下枠に
樋状受板並びに排水口を設けることは従来普通に
行われていることであり、該排水口部に通水性多
孔質体を介在せしめて外気、雨水の侵入を防止す
るようにしたものも、実開昭58−73894号公報に
示されるように従来公知である。
ハ 考案が解決しようとする問題点 前記公知の結露水排出装置においては、屋外側
からの強い風圧を受けた場合に、逆流する水が屋
内側に飛散流入することを防止する作用が不充分
であつた。
すなわち、前記公開公報に記載された水抜具
は、その結露水の流入口が窓ガラス板側に開放さ
れているため、強い風圧によつて通水性多孔質体
を通して流入した空気流にともなつて逆流飛散し
た水が窓ガラス面に衝突反発して屋内側に吹き飛
ばされ屋内に侵入することは避けられなかつた。
ニ 問題点を解決するための手段 本考案は上記の問題点を生じない結露水排出装
置であつて、下枠の底板の室内側に立設した縦側
壁の上端縁を屋外方向に屈曲した突縁、該突縁の
下部に屋外方向に延びる支壁をそれぞれ形成し、
該支壁と底板との間の空間が屋外に連通している
とともに支壁に排水口が穿設され、該排水口を塞
ぐため、内部に通水性多孔質体を充填した導水筐
を設けてなる窓サツシの結露水排出装置におい
て、前記導水筐は底面並びに突縁側の一側面に開
放されており、該導水筐が排水口を覆つて支壁の
上面に設けられ、その開放側面の上縁が前記突縁
端に当接して開放側面が突縁を介して側縁壁の内
面に対向していることを特徴とする窓サツシの結
露水排出装置である。
ホ 作用 本考案の結露水排出装置は上記の構造を有して
いるので、窓ガラス面に生じた結露水は支壁面に
流下し、突縁に案内されて、導水筐の開放側面か
ら、通水性多孔質体を通して排水口に流れ出し、
支壁と底板との間の空間から屋外に排出される。
そして屋外から強い風圧を受けた場合に、前記通
水性多孔質体を通して屋内側に吹き込まれる空気
流は、導水筐の開放側面から縦側壁と突縁によつ
て区画された空間に案内されて、ガラス板面と平
行する左右方向に分流される結果、水はこれに伴
つて主として左右に吹き飛ばされ、一部はガラス
板方向に飛散し、再び支壁面に流入保持されるの
で、屋内側に飛散侵入することがない。
ヘ 実施例 図面ははめ殺し窓サツシに本考案を適用した場
合の縦断側面図、第2図は要部の一部を切欠した
斜視図である。
図においてSはサツシの下枠であつて、ガラス
板Gの下縁を押縁10によつて挟持している。
1はサツシ下枠Sの底板、2は屋内側に立設し
た縦側壁、3は縦側壁2の上端縁を屋外側に屈曲
した突縁、4は突縁3の下部に設けられた屋外方
向に延びる支壁であつて、これらは一体の押出し
成型材によつて構成される。支壁4と底板1との
間には屋外に連通する空間5が設けられている。
6は支壁4の適所に穿設した通水口である。
7は下面並びに一側面が開放された導水筐であ
つて、その内部にフエルト、連通気孔性合成樹脂
スポンジなどの通水性多孔質体8が充填される。
そして該導水筐7は通水口6を覆うように且つそ
の開口側面上縁9が前記突縁3端に当接するよう
にして、支壁4面に接着あるいはビスによつて固
定され、従つて導水筐7の開放側面は突縁3を介
して縦側壁2の内面に対向した状態となる。
上記の構造によつて、ガラス板G面に生じた結
露水は支壁4と突縁3によつて形成された樋状部
分に入流し、導水筐7内の通水性多孔質体8、排
水口6を介して空間5を通して屋外に排出される
とともに外気の流入は制限される。
そして、屋外から強い風圧を受けた場合に、排
水口6、通水性多孔質体8を通して屋内側に吹き
込まれる空気流は、導水筐7の開放側面から縦側
壁2と突縁3、支壁4に囲まれた空間に案内され
て、、ガラス板Gと平行する左右方向に分流され、
これに伴つて逆流する水は主として左右に吹き飛
ばされ、一部はガラス板G方向に飛散するが、吹
き込み気流は前記の流動経路の規制により流動エ
ネルギーが減殺され、室内側への再飛散を生ずる
ことなく再び支壁4面に流入保持されて順次排出
される。
なお前記の導水筐7の開放側面上縁9の部分
を、ゴム、プラスチツクなどの弾性材料によつて
構成すれば、突縁3端との密接を図ることがで
き、上方への水の噴出が防止できるので好まし
い。
ト 効果 上述したとおり、本考案によれば窓サツシ下枠
に設けられた結露水排出装置において、屋外から
の強い風圧を受けた場合に生ずる逆流水の屋内へ
の飛散侵入が有効に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
窓サツシの下枠部分の縦断側面図、第2図は要部
の一部を切欠した斜視図である。 S……下枠、1……底板、2……縦側壁、3…
…突縁、4……支壁、5……空間、6……排水
口、7……導水筐、8……通水性多孔質体、9…
…開放側面上縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下枠Sの底板1の室内側に立設した縦側壁2の
    上端縁を屋外方向に屈曲した突縁3、該突縁3の
    下部に屋外方向に延びる支壁4をそれぞれ形成
    し、該支壁4と底板1との間の空間5が屋外に連
    通しているとともに、支壁4に排水口6が穿設さ
    れ、該排水口6を塞ぐため、内部に通水性多孔質
    体8を充填した導水筐7を設けてなる窓サツシの
    結露水排出装置において、前記導水筐7は底面並
    びに突縁3側の一側面が開放されており、該導水
    筐7が排水口6を覆つて支壁4の上面に設けら
    れ、その開放側面の上縁9が前記突縁3端に当接
    して開放側面が突縁3を介して縦側壁2の内面に
    対向していることを特徴とする窓サツシの結露水
    排出装置。
JP1984170388U 1984-11-12 1984-11-12 Expired JPH0315756Y2 (ja)

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JP1984170388U JPH0315756Y2 (ja) 1984-11-12 1984-11-12

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JP1984170388U JPH0315756Y2 (ja) 1984-11-12 1984-11-12

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Publication Number Publication Date
JPS6185689U JPS6185689U (ja) 1986-06-05
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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5290843B2 (ja) * 2009-04-10 2013-09-18 Ykk Ap株式会社 下枠の排水構造および建具
JP2018003252A (ja) * 2016-06-27 2018-01-11 Ykk Ap株式会社 建具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5026175U (ja) * 1973-07-04 1975-03-26

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JPS5535426Y2 (ja) * 1977-09-21 1980-08-21
JPS5873894U (ja) * 1981-11-13 1983-05-19 三協アルミニウム工業株式会社 結露水排出装置

Patent Citations (1)

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JPS5026175U (ja) * 1973-07-04 1975-03-26

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JPS6185689U (ja) 1986-06-05

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