JPH0116876Y2 - - Google Patents

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JPH0116876Y2
JPH0116876Y2 JP16096983U JP16096983U JPH0116876Y2 JP H0116876 Y2 JPH0116876 Y2 JP H0116876Y2 JP 16096983 U JP16096983 U JP 16096983U JP 16096983 U JP16096983 U JP 16096983U JP H0116876 Y2 JPH0116876 Y2 JP H0116876Y2
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JP16096983U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は窓下枠の排水装置に関するもので、窓
枠の下枠部分に溜る雨水を排水する分野で利用さ
れる。
(従来技術) 従来における窓下枠の排水構造は、下枠本体上
面のレールに排水口を貫設し、該排水口によつて
レール間に溜る雨水を外部に排水するようにして
いたが、強風を伴う激しい降雨時には逆に排水口
から内方へ風雨が吹き込んで、レール間に溜つた
雨水を吹き飛ばし、室内を漏らす欠点があり、そ
のため下枠本体の室内側端に突設される水返し壁
部を相当高くしなければならなかつた。上記欠点
を解消する排水装置として、下枠本体の下面側に
排水用中空枠部を形成すると共に、下枠本体には
水抜き孔を、また中空枠部に排水口をそれぞれ設
けて、下枠本体上面側に溜つた雨水を水抜き孔よ
り一旦中空枠部内に導入した後、排水口から外部
に排出するようにしたものがあり、これによれば
水返し壁部を然程高くしなくとも下枠本体上面側
における風雨の吹き込みによる雨水の飛散は防止
できるものとされていた。ところが、台風等の強
風下にあつては下枠の下方より吹き上げる風が上
記排水口より中空枠部内に吹き込み、該中空枠部
内に溜ろうとしている雨水を吹き上げて下枠本体
の水抜き孔を閉塞し、あるいは中空枠部内に吹き
込んだ風がこの水抜き孔から下枠本体上面側へ吹
き抜けようとし、このため下枠本体上面に溜つた
水が中空枠部内へ十分に導入され得ず、その結果
レール間に溜つた雨水が一時的に水かさを増して
室内に溢流するといつた事態が招来していた。
(考案の目的) 本考案は上記に鑑みてなされたもので、強風時
においても下枠本体上面に溜る雨水を水抜き孔よ
り下方の排水用中空枠部内へ確実に導入排水しえ
て室内への雨水の溢流、飛散を防止でき、それに
よつてまた下枠本体の水返し壁部の高さを低くで
きて障子等の室内側からの嵌込み、取外しを可能
とした排水装置を提供することを目的とする。
(考案の構成) 上記の目的に沿う本考案の排水装置の構成は、
窓下枠を構成する下枠本体に室内側から引違い障
子収容部、網戸収容部および雨戸収容部を一体形
成すると共に、雨戸収容部を除く下枠本体下面側
に排水用中空枠部を形成し且つ下枠本体の最室内
側上面に前記排水用中空枠部に連通する中空堰壁
部を形成して、該中空堰壁部に水抜き孔を開設
し、前記雨戸収容部側下枠本体の下側に、上記中
空枠部の室外側側壁と隣接して排水用中空部を形
成する枠部材を取付け、上記中空枠部の室外側側
壁には排水用中空部に通じる連通孔を、また枠部
材には排水孔を、これら連通孔と排水孔とが下枠
長手方向に互い違いに位置するようにそれぞれ穿
設してなることでる。
(実施例) 次に本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図、第2図は窓枠の下半分及び上半分をそ
れぞれ縦断面で示したもので、この窓枠はそれぞ
れ例えばアルミ押出し型材からなる下枠1、上枠
2及び左右側枠(図示省略)により構成されてお
り、第1図に示す下枠1に排水装置が仕組まれた
ものである。下枠1及び上枠2は下枠本体3及び
上枠本体をそれぞれ含み、これら下枠本体3及び
上枠本体4にはそれぞれ室内側から引違い障子収
容部A、網戸収容部B及び雨戸収容部Cが一体形
成されている。下枠本体3側の引違い障子収容部
Aは下枠本体3の支持壁部3a上面に障子レール
5,6を突設して構成され、また網戸収容部Bは
支持壁部3a上面に網戸レール7を突設してな
り、更に雨戸収容部Cは支持壁部3aの室外側壁
に溝形に連設された内側垂壁部3b、底壁部3c
及び外側垂壁部3dで構成されている。また上枠
本体4側にあつては収容部Aは支持壁部4a下面
に障子レール8,9を突設してなり、収容部Bは
支持壁部4a下面に網戸レール10を突設してな
り、収容部Cは内外垂壁部4b,4dと上壁部4
cとで構成されている。しかして上下の引違い障
子収容部A,Aに障子11,12が引違い式に嵌
装され、網戸収容部B,Bに網戸13が、また雨
戸収容部C,Cが雨戸14がそれぞれ嵌装され
る。
下枠本体3にはその下方を包囲するように底枠
15が一体連設されて、収容部A,Bの位置する
下枠本体3部分(すなわち支持壁部3a)の下面
側に排水用中空枠部16が形成されると共に、下
枠本体3の最室内側上面に上記中空枠部16内に
連通する水返し壁部としての中空堰壁部17が形
成され、この中空堰壁部17の内側には水抜き孔
18が開設されている。また、雨戸収容部Cの位
置する下枠本体3部分の下面側には排水用中空枠
部16の室外側側壁16aと隣接して排水用中空
部19を形成する枠部材20が外側から取付けら
れており、上記排水用中空枠部16の室外側側壁
16aには排水用中空部19に通じる連通孔21
が、また枠部材20の室外側側壁20aには排水
孔22が、これら連通孔21と排水孔22とが下
枠1長手方向に互い違いに位置するようそれぞれ
穿設されている。上記枠部材20は例えば断面略
コ字状のアルミ押出し型材からなるもので、その
上端縁部20b及び下端縁部20cが排水用中空
枠部16の室外側側壁16aに設けられた凹条部
16b及び16cにそれぞれ掛嵌されることによ
つて該中空枠部16に対し外嵌め式に取着されて
いる。上記連通孔21及び排水孔22はそれぞれ
複数個ずつ設けられており、そして各連通孔21
の室外側には、通常時排水孔22を外側から閉鎖
して中空枠部16内部への風、雨水等の吹き込
み、逆流を阻止するためのゴムシートよりなる逆
止弁23aが固定用テープ23bによつて取付け
てある。水抜き孔18も複数個設けてあり、そし
てこの水抜き孔18と連通孔21とは上述したよ
うな排水孔22と連通孔21との関係と同様に下
枠1長手方向に互い違いの位置で配設されてい
る。
尚、第1図、第2図において24は窓台、25
はまぐさ、26は建物の外壁部を示す。
上記のような構成を有する排水装置によれば、
強風を伴う降雨時に下枠本体3上面の特レール5
と堰壁部17の間に溜まる雨水は水抜き孔18か
ら排水用中空枠部16内に導入され、ここに溜つ
た雨水は連通孔21を通じて枠部材20内部すな
わち排水用中空部19内に流入し、そして排水孔
22から外部に排出されることになる。この場合
において下枠1の下方より吹き上げる風が排水孔
22より排水用中空部19内に吹き込むと、この
排水孔22の対向位置には連通孔21がないため
排水孔22から吹き込んだ風は排水用中空枠部1
6の室外側側壁16aにぶつかつて勢いを弱めら
れ、そして中空部19内に吹き込んだ風が連通孔
22に向かおうとしても逆止弁23aの存在によ
つて中空枠部16内への侵入は阻止される。この
逆止弁23aを設けていない場合においても、排
水孔22から吹き込んだ風は中空部19内である
程度弱められるため、連通孔21から中空枠部1
6内に吹き込んでもその風は直接水抜き孔18か
ら抜けることはなく、中空枠部16の上壁部及び
奥壁部にぶつかつて更に勢いが弱まつてしまい、
堰壁部17の水抜き孔18から中空枠部16内へ
排出されている雨水を吹き上げたり水抜き孔18
から上方へ吹き抜けたりする余力がほとんどなく
なり、そのため上枠本体4上面に溜る雨水は水抜
き孔18より確実に中空枠部16内へと導入され
る。
(考案の効果) 本考案の排水装置は、下枠本体に室内側から引
違い障子収容部、網戸収容部および雨戸収容部を
一体形成すると共に、雨戸収容部を除く下枠本体
下面側に排水用中空枠部を形成し且つ下枠本体の
最室内側上面に前記排水用中空枠部に連通する中
空堰壁部を突設して、該中空堰壁部に水抜き孔を
開設し、前記雨戸収容部側下枠本体の下側に、上
記中空枠部の室外側側壁と隣接して排水用中空枠
部を形成する枠部材を取付け、上記中空枠部の室
外側側壁には排水用中空枠部に通じる連通孔を、
また枠部材には排水孔を、これら連通孔と排水孔
とが下枠長手方向に互い違いに位置するようにそ
れぞれ穿設してなるものであるから、強風下にお
いて下枠下方から吹き上げる風が排水孔より排水
用中空部内に吹き込んだ場合この風は直接連通孔
に流入することはなく一旦排水用中空枠部の室外
側側壁外面にぶつかつて勢いが弱められ、そして
連通孔より排水用中空枠部内に吹き込んでいつて
もこの風は堰壁部にある吹き抜き孔に直接吹き抜
けず該中空枠部内の上壁部及び奥壁部にぶつかつ
て更に勢いを弱められるに至り、このため下枠本
体上面に溜る雨水の水抜き孔からの導出が、排出
孔から吹き込んでくる風によつてはほとんど阻害
されず、それにより下枠上面側の雨水は確実に排
水され、室内へ溢流したり飛散することがなくな
る。またこのことから水返し壁部(堰壁部)の高
さを低くできて室内側からの障子等の出し入れが
可能となる。また、排水用中空部を形成する枠部
材を外部より取付けるようにしているので、連通
孔の穴あけ作業が確実に且つ容易に行える。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
窓枠の下枠部分を示す縦断面図、第2図は上枠部
分を示す縦断面図である。 1……下枠、3……下枠本体、A……引違い障
子収容部、B……網戸収容部、C……雨戸収容
部、16……排水用中空枠部、17……堰壁部、
18……水抜き孔、19……排水用中空部、20
……枠部材、21……連通孔、22……排水孔、
23a……逆止弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 窓下枠を構成する下枠本体に室内側から引違
    い障子収容部、網戸収容部および雨戸収容部を
    一体形成すると共に、雨戸収容部を除く下枠本
    体下面側に排水用中空枠部を形成し且つ下枠本
    体の最室内側上面に前記排水用中空枠部に連通
    する中空堰壁部を突設して、該中空堰壁部に水
    抜き孔を開設し、前記雨戸収容部側下枠本体の
    下側に、上記中空枠部の室外側側壁と隣接して
    排水用中空部を形成する枠部材を取付け、上記
    中空枠部の室外側側壁には排水用中空部に通じ
    る連通孔を、また枠部材には排水孔を、これら
    連通孔と排水孔とが下枠長手方向に互い違いに
    位置するようにそれぞれ穿設してなる窓下枠の
    排水装置。 2 上記連通孔の室外側に逆止弁を設けてなる実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の窓下枠の排
    水装置。
JP16096983U 1983-10-17 1983-10-17 窓下枠の排水装置 Granted JPS6068291U (ja)

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JP16096983U JPS6068291U (ja) 1983-10-17 1983-10-17 窓下枠の排水装置

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JP16096983U JPS6068291U (ja) 1983-10-17 1983-10-17 窓下枠の排水装置

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JPS6068291U JPS6068291U (ja) 1985-05-15
JPH0116876Y2 true JPH0116876Y2 (ja) 1989-05-17

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JP2021001480A (ja) * 2019-06-21 2021-01-07 株式会社Lixil 下枠構造及び建具
JP7270479B2 (ja) * 2019-06-21 2023-05-10 株式会社Lixil 下枠構造及び建具

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